JPH04250630A - パワートランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

パワートランジスタおよびその製造方法

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JPH04250630A
JPH04250630A JP787591A JP787591A JPH04250630A JP H04250630 A JPH04250630 A JP H04250630A JP 787591 A JP787591 A JP 787591A JP 787591 A JP787591 A JP 787591A JP H04250630 A JPH04250630 A JP H04250630A
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JP
Japan
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silicon
film
single crystal
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Application number
JP787591A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamamoto
山本 義宏
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流利得が高くなる構
造で、電流損失を低くすることが可能なバイポーラ型パ
ワートランジスタとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、大電流のスイッチングを行な
うバイポーラ型パワートランジスタは、Si単結晶を用
いて、これに熱拡散技術、イオンインプランテーション
技術、又は、エピタキシャル成長技術等の半導体製造技
術を用いて、エミッタ,ベース及びコレクタが全て同一
半導体の結晶で作製されていた。
【0003】以上のように、バイポーラ型パワートラン
ジスタをSiなどの同一半導体の単結晶で作製したのは
、電気伝導度・熱伝導度がよく、また、その動作特性を
揃えやすいということからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明した従来の
方法によってバイポーラトランジスタを作製すると、通
常は、後の工程で形成する層ほど不純物の添加濃度を高
くし、薄い層におけるシート抵抗を低くする必要がある
【0005】しかし、単結晶シリコンに於ても不純物元
素の添加量を増加して行くと、実効的エネルギーバンド
ギャップが狭くなってくる。従って、以上で述べたよう
な従来のように順次高濃度の不純物を添加して作製した
バイポーラトランジスタでは、電流利得が小さくなると
いう欠点がある。
【0006】以上のように、不純物添加により、エネル
ギーバンドギャップが狭くなるのを避るには、全体の不
純物濃度を低くすればよいが、不純物濃度を低くすると
、そのトランジスタのオン抵抗が大きくなり、電流損失
が大きくなるという欠点がある。
【0007】以上のような理由から、同一半導体におけ
るバイポーラトランジスタの最適動作を得る不純物濃度
は決まってしまうので、その特性の上限を向上させるこ
とができなかった。
【0008】本発明は、以上のような従来のバイポーラ
トランジスタの問題を解消するものであり、不純物の高
濃度添加により、トランジスタの特性低下をさせること
なく、電流利得が高く、かつ、大電流のスイッチングに
適した構造のパワートランジスタの構成と、その製造方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上で説明した本発明の
目的を達成する方法は、単結晶シリコン基板上に順次形
成されたコレクタとベース層上に、結晶シリコンでなく
微結晶混合質水素化シリコン膜のエミッタ層を形成する
ものである。
【0010】本発明は、結晶化シリコンに較べエネルギ
ーバンドギャップが広い微結晶混合質水素化シリコン膜
でエミッタ層を形成するものであるが、このエミッタ層
の形成における結晶シリコンの表面状態、又は、該膜を
成長させる条件などにより、その結晶との界面近傍に部
分的にでも結晶シリコンのエミッタ層が成長することが
あるときは、その界面に、前記微結晶混合質水素化シリ
コン膜以外の水素化アモルファスシリコン膜、又は、水
素化アモルファスシリコン・カーボン膜の薄層を介在さ
せることで防止できる。
【0011】微細結晶混合質水素化シリコン膜は、水素
化アモルファスシリコン膜作成と同じような製造方法に
おいて、微細なシリコン結晶が分散して成長する成膜条
件にするものである。
【0012】以上の、微結晶混合質水素化シリコン膜、
水素化アモルファスシリコン膜又はアモルファスシリコ
ン・カーボン膜は、プラズマ化学気相成長法(プラズマ
CVD法)、光化学気相成長法(光CVD法)等の成膜
法を用いたそれぞれの成膜条件設定によって形成するこ
とができる。
【0013】
【作用】上記のエミッタ層形成に用いた微結晶混合質水
素化シリコン膜のエネルギーバンドギャップは、シリコ
ン単結晶の1.1eVに較べ遥かに広い1.5eV以上
になるもので、かつ、シリコン結晶のベース層とヘテロ
接合を形成させることができる。
【0014】従って、上記微結晶混合質水素化シリコン
膜に高濃度の不純物を添加してもエミツタ層のエネルギ
ーバンドギャップをベース層などより広くでき、これで
作製したバイポーラトランジスタで電流利得の低下は起
こらない。
【0015】以上のように高濃度の不純物添加によるエ
ミッタ層のエネルギーバンドの狭小化を考慮する必要が
なくなるので、ベース層及びバルクのコレクタ層にも高
濃度の不純物添加が可能になって各層の電気抵抗を低く
できるので、バイポーラ型パワートランジスタの電流利
得を低下させることなく、その電流損失も低くすること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に示したのは、本実施例のn型シリコン基板
を用いたnpn型のパワートランジスタの一部を拡大し
た斜視断面図である。
【0017】この図1において、コレクタ1は、n型の
バルク基板で形成されている。このコレクタ1への金属
膜によるコレクタ電極3は、従来と同様に、コレクタ1
との接続部に形成したn型の高不純物濃度層であるn+
型層2を介して接続されている。
【0018】コレクタ1の一方の面はp型層4のベース
層が形成され、コレクタ1とpn接合を形成しているが
、このベース層のなかでメッシュ状に形成したベース電
極6と接続する部分は、p型の高不純物濃度層であるp
+型層5を形成している。
【0019】本実施例のベース層であるp型層4とp+
型層5は、イオンインプランテーション法を用いた不純
物添加で形成したが、これらは熱拡散法を用いても形成
することができる。
【0020】ベース電極6は、多結晶シリコン膜にp型
不純物を高濃度にすることで電気抵抗を低くしたp++
型層で形成されている。又、このベース電極6はメッシ
ュ状に形成されていて、ベース電極6を形成していない
ベース層4にn型層のエミツタ層8が接続される構成で
ある。
【0021】なお、図1に示したベース電極6はメッシ
ュ状にしたが、ベース電極6はメッシュ状に限定される
ことなく、くし形状等の形状にした電気抵抗の低いベー
ス電極で、薄いベース層4へ均一にキャリア注入ができ
る構成であればよい。
【0022】ベース電極6及びそれを接続したp+型層
5の表面は酸化シリコン膜7などの絶縁膜で被覆し、続
いて形成するエミッタ層8と電気的に分離した。この実
施例では、酸化シリコン膜7は、熱化学気相成長法によ
り堆積した酸化シリコン膜をホトリソグラフ法でパター
ニングしたが、この絶縁膜は酸化シリコン膜や、本実施
例の製造方法に限定されるものではない。
【0023】続いて、以上のように形成したベース層4
の上に、次のような方法によって微結晶混合質水素化シ
リコン膜、又は、該膜と水素化アモルファスシリコン膜
、又は、水素化アモルファスシリコン・カーボン膜との
積層膜からなるエミッタ層8を形成した。
【0024】本実施例でのエミッタ層8は、水素化アモ
ルファスシリコン・カーボン膜を約30Å堆積した上に
、微結晶混合質水素化シリコン膜を約3000Å堆積し
た積層膜である。なお、上記のエミッタ層の水素化アモ
ルファスシリコン・カーボン膜の作製には、容量結合型
プラズマCVD装置を用いて、原料ガスには、モノシラ
ンガス(SiH4)、メタンガス(CH4)及び水素ガ
ス(H2)の容量比を1:1:6で混合したガスを用い
た。
【0025】以上の水素化アモルファスシリコン・カー
ボン膜作製の原料ガスにn型の不純物を添加する目的で
、該原料ガスのモノシランガスとメタンガスの和に対し
、0〜1%の間でホスフィン(PH3)ガスを添加して
みたが、作製したパワートランジスタの特性に変化は見
られなかった。
【0026】上記の水素化アモルファスシリコン・カー
ボン膜を、同じ膜厚の水素化アモルファスシリコン膜に
換えてみたが、作製したトランジスタの特性に有意な差
は見られなかった。
【0027】以上のような結果になったのは作製したア
モルファス膜の膜厚が極めて薄いことによると考えられ
る。
【0028】続いて形成した微結晶混合質水素化シリコ
ン膜も、上記のアモルファス膜の形成に用いた容量結合
型プラズマCVD装置を用い、原料ガスにはモノシラン
ガスと水素ガスを1:20の比で混合したガスに不純物
源となるホスフィンガスを前記モノシランガスに対して
0.02〜2%添加したものを用いた。
【0029】以上で形成したエミッタ層8の上に、エミ
ッタ電極9を形成している。本実施例においてはエミッ
タ電極9を真空蒸着法によるアルミニウム膜で作製した
【0030】以上のように作製したバイポーラ・パワー
トランジスタは、エミッタ層8に高濃度の不純物を添加
したときも、そのエネルギーバンドギャップをシリコン
単結晶のベース層4、コレクタ層1より広くしておくこ
とができるので、電流利得の低下がなく、良好な特性に
することができた。
【0031】なお、本発明は実施例によって限定される
ものでなく、例えば、微結晶混合質水素化シリコン膜、
水素化アモルファスシリコン膜又は水素化アモルファス
シリコン・カーボン膜の作製にも、実施例の製膜法以外
の通常のプラズマCVD法、電子サイクロトロン共鳴プ
ラズマCVD法(ECRプラズマCVD法)、又は、光
CVD法等を用いても良く、更に、使用する原料ガスに
も、モノシランでなく他のフッ化シラン系ガス(SiH
nF4−n)等を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によるエミッタ層に、エネルギー
バンドギャップが広い微結晶混合質水素化シリコン膜を
用いることで、シリコン単結晶のコレクタ層及びベース
層に高濃度の不純物を添加して電流損失を小さくし、か
つ、電流利得を低下させないバイポーラトランジスタを
形成することができる。
【0033】また、本発明のバイポーラトランジスタは
、通常の半導体製造工程によって作製することができる
ので広く特性の良いパワートランジスタとして利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バイポーラ型パワートランジスタの構成を示し
た斜視断面図である。
【符号の説明】
1  n型Si結晶基板のコレクタ層 2  n+型コレクタ電極接続層 3  コレクタ電極 4  p型ベース層 5  p+型ベース電極接続層 6  ベース電極 7  酸化シリコン膜 8  微結晶混合質水素化シリコンのエミッタ層9  
エミッタ電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  p−n−p又は、n−p−n層を順次
    積層した接合構成のバイポーラトランジスタにおいて、
    コレクタ層とベース層がシリコン(Si)単結晶層から
    なり、エミッタ層が微結晶混合質水素化シリコン膜から
    なることを特徴とするパワートランジスタ。
  2. 【請求項2】  p−n−p又はn−p−n層を順次積
    層した接合構成のバイポーラトランジスタにおいて、コ
    レクタ層とベース層がSi単結晶層からなり、エミッタ
    層が微結晶混合質水素化シリコン膜及び水素化アモルフ
    ァスシリコン膜又は水素化アモルファスシリコン・カー
    ボン膜の積層構成であることを特徴とするパワートラン
    ジスタ。
  3. 【請求項3】  電極接続層を高濃度にしたー導電型の
    不純物を添加したコレクタ層になるSi単結晶基板を形
    成する工程と、該Si単結晶表面に分散させた電極接続
    部を高濃度にしたコレクタ層と反対導電型のSi単結晶
    のベース層を形成する工程と、該ベース層の表面に少く
    とも微結晶混合質水素化シリコン膜を含む前記Si単結
    晶基板と同一導電型のエミッタ層を形成することを特徴
    とするパワートランジスタの製造方法。
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