JP2707641B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関し、特に半導体基板表面の絶
縁膜の開孔部に選択的にエピタキシャル層を形成し、こ
のエピタキシャル層内に半導体素子を形成した半導体装
置の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の選択エピタキシャル成長層(以下SEG
層という)を用いた半導体装置としては、第6図に示す
ように、分離絶縁膜としてシリコン基板1の表面に熱酸
化法で形成した厚さ1.5μmのシリコン酸化膜(以下熱
酸化膜という)2の開孔部にSEG層4を形成し、このSEG
層4内にトランジスタ等の半導体素子を作り込んだ構造
となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の半導体装置の構造で
は、拡散やイオン注入法で不純物を導入するときのマス
ク材、あるいはSEG層4と金属配線の絶縁材としてのSEG
層上にシリコン酸化膜5を900℃から1000℃のスチーム
や酸素雰囲気での熱酸化法によって約2000Åから5000Å
の厚さに形成していたが、このシリコン酸化膜5を形成
することにより、SEG層4内に転位10等の結晶欠陥が発
生し、半導体装置の歩留り及び信頼性を低下させるとい
う欠点があった。
この現象を詳しく調べてみると、SEG層4の表面を熱
酸化し、シリコン酸化膜5を形成すると、SEG層4内の
シリコン結晶に圧縮の応力が働らくこと、さらにこの応
力は第7図に示すように、シリコン酸化膜5の膜厚とと
もに増加することがわかった。
この応力測定結果と透過電子顕微鏡を用いたSEG層内
の結晶欠陥観察から、SEG層表面のシリコン酸化膜5が1
000Å以下、すなわちSEG層表面の応力が1.6×109dyn/cm
2以下であれば転位10が発生しないことがわかった。し
かしながらSEG層内にMOSトランジスタやバイポーラトラ
ンジスタを作り込むとき、熱酸化によるシリコン酸化膜
の膜厚を制限することは製造プロセスを決める上で自由
度が減るため好ましくない。
ところで本来シリコン結晶は1.0〜4.0×109dyn/cm2
力では転位は発生しない。第7図をよく見ると、転位が
発生するSEG層と熱酸化膜である分離酸化膜との界面で
分離酸化膜の下の領域の−1.6×109dyn/cm2という引張
り応力からSEG層領域内の1.6〜2.0×109dyn/cm2という
圧縮の応力に急激に変化している。このように変化量の
大きいことが転位発生の原因と考えられる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置は、半導体基板上に形成された分
離絶縁膜と該分離絶縁膜の開孔部内に選択的に形成され
たエピタキシャル層と該エピタキシャル層に形成された
半導体素子とを有する半導体装置において、前記分離絶
縁膜は熱酸化法による酸化膜と堆積法による絶縁膜とか
ら構成されているものである。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の断面図である。
シリコン基板1を熱酸化し、厚さ1000Åの熱酸化膜2
を形成し、その上に化学気相成長法(CVD法)によりシ
ラン(SiH4)と酸素(O2)から厚さ1.4μmのシリコン
酸化膜3を堆積する。次にフォトリソグラフィー技術と
反応性イオンエッチング技術を用いて酸化膜に開孔部を
形成した後、この開孔部に選択エピタキシャル法により
SEG層4を形成する。
このSEG層4は反応ガスとしてジクロルシラン(SiH2C
l2)と塩酸(HCl)、N型のドーピングガスとしてフォ
スフィン(PH3)、キャリアガスとして水素(H2)を用
い、成長温度900℃、圧力40Torrで成長した。この条件
は、シリコン酸化膜3の表面にシリコン粒が形成される
ことなく、またSEG層4内に成長中に結晶欠陥が発生し
ないように設定されている。
本第1の実施例では、SEG層4を形成した後、その上
に熱酸化法により2000Åのシリコン酸化膜5を形成し
た。第2図にこのときの応力分布を示す。
第2図に示すように、分離酸化膜を厚さ1000Åの熱酸
化膜5と厚さ1.4μmのCVD法によるシリコン酸化膜3で
形成することにより、実線20で示すように分離酸化膜の
下のシリコン結晶に働く応力を−1.6×109dyn/cm2から
−2.0×108dyn/cm2に減らすことができた。またSEG領域
内のシリコン結晶に働らく応力も、シリコン酸化膜5の
膜厚が従来と同じであるのにもかかわらず、半減するこ
とがわかった。応力の変化量は3.6×109dyn/cm2から1.2
×109dyn/cm2に減少するためSEG層内に転位が発生する
ことはない。
ここで重要なのは熱酸化膜2の膜厚であるが、応力低
減に対して十分な効果を期待するには2000Å以下にする
ことが必要である。
このように第1の実施例によれば、SEG層4上のシリ
コン酸化膜5の厚さを制限することなく、熱酸化膜2と
CVD法によるシリコン酸化膜3とから構成された分離酸
化膜と、SEG層4との界面における応力の変化量を小さ
くできるので、従来SEG層に発生していた転位をなくす
ことができる。
第3図はこのようにして形成したSEG層4内にバイポ
ーラトランジスタを形成した場合の断面図である。第3
図において1はP型のシリコン基板、4はN型のSEG
層、6は高濃度ヒ素(As)押込層、7はN型コレクタ、
8はP型ベース、9はN型エミッタである。
第4図は第3図に示したNPNトランジスタのコレクタ
・ベース接合の逆方向特性を示したものであるが、従来
例の構造の場合はSEG層内に転位が発生している為、逆
方向電流は破線31で示されるように逆方向電圧とともに
増加する。一方、本実施例の構造による、熱酸化膜とCV
D法によるシリコン酸化膜からなる分離酸化膜を有するN
PNトランジスタのコレクタ・ベース接合の逆方向特性は
実線30で示されるように正常な特性を示す。
第5図は本発明の第2の実施例の断面図である。
この第2の実施例においてはシリコン基板1上に形成
する分離絶縁膜を、熱酸化膜2とCVD法による酸化膜3
とCVD法によるシリコン窒化膜11とで構成してある。
このようにシリコン酸化膜3上にCVD法によるシリコ
ン窒化膜11を形成することにより、SEG層5を少ないHCl
流量で選択性よく形成できるという利点を有している。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、半導体基板上に形成す
る分離絶縁膜を、熱酸化膜による酸化膜と化学気相成長
法やスパッタリング法などの堆積法で形成した絶縁膜と
で構成することにより、SEG層内に転位などの結晶欠陥
が発生するのを抑制できるため所望する特性のバイポー
ラトランジスタやMOSトランジスタを作り込むことがで
き、半導体装置の製造歩留り及び信頼性を向上させるこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1の実施例の断面図及び
第1の実施例におけるSEG領域近傍の応力分布図、第3
図及び第4図は第1の実施例におけるSEG層内にバイポ
ーラトランジスタを形成した場合の断面図及びその電流
電圧特性を示す図、第5図は本発明の第2の実施例の断
面図、第6図は従来の半導体装置の一例の断面図、第7
図はSEG領域近傍の応力のSEG層上の酸化膜の膜厚依存性
を示す図である。 1……シリコン基板、2……熱酸化膜、3……CVD法に
よるシリコン酸化膜、4……SEG層、5……シリコン酸
化膜、6……高濃度ヒ素埋込層、7……N型コレクタ、
8……P型ベース、9……N型エミッタ、10……転位、
11……シリコン窒化膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成された分離絶縁膜と該
    分離絶縁膜の開孔部内に選択的に形成されたエピタキシ
    ャル層と該エピタキシャル層に形成された半導体素子と
    を有する半導体装置において、前記分離絶縁膜は熱酸化
    法による酸化膜と堆積法による絶縁膜とから構成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
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