JPH02152239A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH02152239A JPH02152239A JP30592588A JP30592588A JPH02152239A JP H02152239 A JPH02152239 A JP H02152239A JP 30592588 A JP30592588 A JP 30592588A JP 30592588 A JP30592588 A JP 30592588A JP H02152239 A JPH02152239 A JP H02152239A
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Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、pn接合やペテロ接合を有する半導体装置の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
例えば、バイポーラトランジスタを高速化する一つの方
法として、不純物濃度の高いベースを薄く形成すること
が挙げられる。
法として、不純物濃度の高いベースを薄く形成すること
が挙げられる。
例えば、シリコンバイポーラトランジスタにおいては、
シリコン(Si)より広い禁止布幅を持つ材料をエミッ
タ材料として用いるワイドギャップエミッタ、あるいは
Siより狭い禁止帯幅を持つ材料をベース材料として用
いるナローギャップベースによって、エミッタ注入効率
の増加をもたらし、ベース層の不純物濃度が高い場合に
おいても高い電流増幅率hFEを期待することができる
。
シリコン(Si)より広い禁止布幅を持つ材料をエミッ
タ材料として用いるワイドギャップエミッタ、あるいは
Siより狭い禁止帯幅を持つ材料をベース材料として用
いるナローギャップベースによって、エミッタ注入効率
の増加をもたらし、ベース層の不純物濃度が高い場合に
おいても高い電流増幅率hFEを期待することができる
。
ベース層の不純物濃度が高い場合は、パンチスルーが起
こる心配がないと共に、ベース抵抗を増大させることな
く、ベース層幅を狭くすることができるので、キャリア
のベース走行時間を短くすることができ、バイポーラト
ランジスタの高速化が期待できる。
こる心配がないと共に、ベース抵抗を増大させることな
く、ベース層幅を狭くすることができるので、キャリア
のベース走行時間を短くすることができ、バイポーラト
ランジスタの高速化が期待できる。
しかし、ベース濃度を高くしていくと、エミッタ・ベー
ス接合における空乏層はエミッタ側に広がる。従来の多
結晶Siトランジスタのようにエミッタ・ベース接合を
、単結晶側に形成している場合においても、多結晶Si
と単結晶Siの接合界面にまで、空乏層が広がり、そこ
で電子・正孔が再結合して、界面再結合電流が多くなり
、高いhFEを期待することはできない。
ス接合における空乏層はエミッタ側に広がる。従来の多
結晶Siトランジスタのようにエミッタ・ベース接合を
、単結晶側に形成している場合においても、多結晶Si
と単結晶Siの接合界面にまで、空乏層が広がり、そこ
で電子・正孔が再結合して、界面再結合電流が多くなり
、高いhFEを期待することはできない。
Siとのワイドギャップエミッタ材料に要求される主な
条件として、Siより禁止帯幅が広いことの他に、低抵
抗率であることなどが挙げられるが、中でも重要な条件
はへテロ接合界面における界面準位密度が低いことであ
る。
条件として、Siより禁止帯幅が広いことの他に、低抵
抗率であることなどが挙げられるが、中でも重要な条件
はへテロ接合界面における界面準位密度が低いことであ
る。
Siとのワイドギャップエミッタを形成する材料として
、GaAs、GaP、単結晶あるいは多結晶SiCなど
も試みられているが、結晶性材料(単結晶あるいは多結
晶)では格子定数が決まっているため、結晶Si上に形
成する場合、結晶Siの格子定数との不整合に由来する
界面準位が多くなり、そのため界面再結合電流が多くな
って高いhFEを期待することができない。また、酸素
ドープ多結晶Si (SIPO8)、微結晶Si、非晶
質SiCなどは、結晶Siとの間の界面準位密度が比較
的低い材料であるが、それでも界面準位密度は無視でき
ず、これがhFEの低下を招いている。プラズマCVD
法等で形成した微結晶Siや非晶質SiCなどは、堆積
時に水素を含有しているため、界面準位密度が低く初期
特性は良好であるが、電極形成工程等における400℃
以上の熱処理工程により、水素の脱離が生じ、界面準位
密度が高くなり、特性劣化を起こす。
、GaAs、GaP、単結晶あるいは多結晶SiCなど
も試みられているが、結晶性材料(単結晶あるいは多結
晶)では格子定数が決まっているため、結晶Si上に形
成する場合、結晶Siの格子定数との不整合に由来する
界面準位が多くなり、そのため界面再結合電流が多くな
って高いhFEを期待することができない。また、酸素
ドープ多結晶Si (SIPO8)、微結晶Si、非晶
質SiCなどは、結晶Siとの間の界面準位密度が比較
的低い材料であるが、それでも界面準位密度は無視でき
ず、これがhFEの低下を招いている。プラズマCVD
法等で形成した微結晶Siや非晶質SiCなどは、堆積
時に水素を含有しているため、界面準位密度が低く初期
特性は良好であるが、電極形成工程等における400℃
以上の熱処理工程により、水素の脱離が生じ、界面準位
密度が高くなり、特性劣化を起こす。
一方、ナローギャップベース構造においても、ペテロ接
合界面の界面準位密度が大きな問題である。現在、ナロ
ーギャップベース材料として、結晶Si(□−x)Ge
xが有力な材料として検討されている。ここでも、結晶
Siと結晶5i(L−X) G e yでは格子定数が
異なっているため、単結晶Si上に形成する場合、ある
いは、結晶5i(i−x) G e xに結晶性Siを
形成する場合、格子定数不整合に由来する界面準位密度
が高くなり、そのため界面再結合電流が多くなって、高
いhFEを期待することができない。
合界面の界面準位密度が大きな問題である。現在、ナロ
ーギャップベース材料として、結晶Si(□−x)Ge
xが有力な材料として検討されている。ここでも、結晶
Siと結晶5i(L−X) G e yでは格子定数が
異なっているため、単結晶Si上に形成する場合、ある
いは、結晶5i(i−x) G e xに結晶性Siを
形成する場合、格子定数不整合に由来する界面準位密度
が高くなり、そのため界面再結合電流が多くなって、高
いhFEを期待することができない。
さらに、化合物半導体においても、ヘテロバイポーラト
ランジスタ(HBT)は超高速デバイスとして、有望視
されている。例えば、GaAs、A Q G a A
s接合を用いたHBTが検討されている。−船釣に、上
記したような化合物半導体においては、ペテロ接合の界
面準位密度が低いと言われているが、やはり再結合によ
るhFEの低下は避けられない。
ランジスタ(HBT)は超高速デバイスとして、有望視
されている。例えば、GaAs、A Q G a A
s接合を用いたHBTが検討されている。−船釣に、上
記したような化合物半導体においては、ペテロ接合の界
面準位密度が低いと言われているが、やはり再結合によ
るhFEの低下は避けられない。
本発明の目的は、上記問題点を解決する手段として、結
晶性半導体材料からなる第1の層と、結晶性あるいは非
結晶性の少なくとも一方の半導体材料からなる第2の層
とによって形成される接合を有する半導体装置の界面準
位密度を低下させるための製造方法を提供することにあ
る。
晶性半導体材料からなる第1の層と、結晶性あるいは非
結晶性の少なくとも一方の半導体材料からなる第2の層
とによって形成される接合を有する半導体装置の界面準
位密度を低下させるための製造方法を提供することにあ
る。
上記の課題を解決するために、本発明の半導体装置の製
造方法は、結晶性半導体材料からなる第1の層と、結晶
性半導体材料あるいは非結晶性半導体材料の少なくとも
一方からなる第2のM(すなわち、単結晶、多結晶、微
結晶の結晶性材料。
造方法は、結晶性半導体材料からなる第1の層と、結晶
性半導体材料あるいは非結晶性半導体材料の少なくとも
一方からなる第2のM(すなわち、単結晶、多結晶、微
結晶の結晶性材料。
あるいは非結晶性、またはこれらの混合も含む)とによ
って形成される接合を有する半導体装置を形成した後あ
るいは形成途中において、水素を含むプラズマ中にさら
すことにより、少なくとも上記接合部の界面を含む上記
半導体装置の材料中に水素を含ませることを特徴とする
。
って形成される接合を有する半導体装置を形成した後あ
るいは形成途中において、水素を含むプラズマ中にさら
すことにより、少なくとも上記接合部の界面を含む上記
半導体装置の材料中に水素を含ませることを特徴とする
。
従来の半導体装置の製造方法では、結晶性半導体材料と
結晶性あるいは非結晶性半導体材料とによる接合部にお
いて界面準位密度が高くなり、界面再結合電流が多くな
って特性劣化を起こしていた。また、半導体膜堆積時に
水素が含有されるプラズマCVD法を用いる場合も、そ
の後の熱処理工程を経ることにより水素脱離が生じ、同
様に特性劣化が生じていた。
結晶性あるいは非結晶性半導体材料とによる接合部にお
いて界面準位密度が高くなり、界面再結合電流が多くな
って特性劣化を起こしていた。また、半導体膜堆積時に
水素が含有されるプラズマCVD法を用いる場合も、そ
の後の熱処理工程を経ることにより水素脱離が生じ、同
様に特性劣化が生じていた。
本発明の製造方法では、電極形成工程等の熱処理工程終
了後、半導体装置を水素を含むプラズマ中にさらすこと
により、上記接合界面に水素を含有させることができる
ので、接合界面準位密度を低下させることができ、界面
再結合電流を減少させることができ、特性を向上させる
ことができる。
了後、半導体装置を水素を含むプラズマ中にさらすこと
により、上記接合界面に水素を含有させることができる
ので、接合界面準位密度を低下させることができ、界面
再結合電流を減少させることができ、特性を向上させる
ことができる。
本発明では、プラズマによる活性水素を用いることを特
徴としており、接合界面に取り込まれる水素置が多いた
め、特性を向上させることができる。
徴としており、接合界面に取り込まれる水素置が多いた
め、特性を向上させることができる。
さらに1本発明を1例えば、バイポーラトランジスタの
製造工程に適用した場合、高濃度に不純物添加を行なっ
た薄いベース層を用いて、高いhFEを持つ高速度のバ
イポーラトランジスタを提供できる。
製造工程に適用した場合、高濃度に不純物添加を行なっ
た薄いベース層を用いて、高いhFEを持つ高速度のバ
イポーラトランジスタを提供できる。
実施例 1
第1図は1本発明の製造工程をSiバイポーラトランジ
スタに適用した実施例を示す。第1図の構造を実現する
ための製造工程を説明する。まず、高濃度n型Si基板
1上にn型エピタキシャル暦2と、高濃度p型ベースコ
ンタクト拡散層3と。
スタに適用した実施例を示す。第1図の構造を実現する
ための製造工程を説明する。まず、高濃度n型Si基板
1上にn型エピタキシャル暦2と、高濃度p型ベースコ
ンタクト拡散層3と。
p型ベース層4と、M縁膜(酸化膜)5とを順次形成す
る。ただし、p型ベース層は、通常のバイポーラトラン
ジスタの不純物濃度より高濃度とし、2.5 X 10
”atom/ cm”のB(ボロン)をエネルギーが1
0keVのイオン打ち込みにより添加した。このときベ
ース層厚は1100nであった。ベースのピーク不純物
濃度は2.5 X 10” / cm3である。
る。ただし、p型ベース層は、通常のバイポーラトラン
ジスタの不純物濃度より高濃度とし、2.5 X 10
”atom/ cm”のB(ボロン)をエネルギーが1
0keVのイオン打ち込みにより添加した。このときベ
ース層厚は1100nであった。ベースのピーク不純物
濃度は2.5 X 10” / cm3である。
このコレクタ、ベース層を形成した単結晶の下地基板を
高真空中において、プラズマ処理、あるいは加熱等によ
り清浄化した後、この下地基板上にn型多結晶Si層6
を堆積する。この堆積時の雰囲気ガスにA s H3も
しくはPH,ガスを供給することによって、膜堆積と同
時にn型不純物を添加する。次に、該堆積膜の不要部分
をCF、−02系プラズマを用いたドライエツチング法
により除去する。以下、lI8縁膜5にベース・エミッ
タ接合ホールの穴あけを行ない、エミッタ、ベース、コ
レクタのアルミニウム電極7を公知の方法で形成して、
トランジスタを得る。以上は多結晶S1をエミッタとす
る従来のトランジスタの形成方法である。上記トランジ
スタを形成した後、本発明によるプラズマ水素中に該半
導体装置をさらす処理工程を所定の温度で行なった。具
体的には、作製したトランジスタを、真空室に入れ1例
えば、基板温度を250℃、水素ガスを圧力0.3To
rrで導入し、RFあるいはDCffi源によってプラ
ズマを励起する。本実施例では、60分間の処理を行な
った。
高真空中において、プラズマ処理、あるいは加熱等によ
り清浄化した後、この下地基板上にn型多結晶Si層6
を堆積する。この堆積時の雰囲気ガスにA s H3も
しくはPH,ガスを供給することによって、膜堆積と同
時にn型不純物を添加する。次に、該堆積膜の不要部分
をCF、−02系プラズマを用いたドライエツチング法
により除去する。以下、lI8縁膜5にベース・エミッ
タ接合ホールの穴あけを行ない、エミッタ、ベース、コ
レクタのアルミニウム電極7を公知の方法で形成して、
トランジスタを得る。以上は多結晶S1をエミッタとす
る従来のトランジスタの形成方法である。上記トランジ
スタを形成した後、本発明によるプラズマ水素中に該半
導体装置をさらす処理工程を所定の温度で行なった。具
体的には、作製したトランジスタを、真空室に入れ1例
えば、基板温度を250℃、水素ガスを圧力0.3To
rrで導入し、RFあるいはDCffi源によってプラ
ズマを励起する。本実施例では、60分間の処理を行な
った。
第1図の構造を有するバイポーラトランジスタ(これを
1〜ランジスタAとする)を製作し、特性を評価した。
1〜ランジスタAとする)を製作し、特性を評価した。
この場合、多結晶Siの膜厚は2000人とした。プラ
ズマ水素中における。熱処理工程を行なう前では、高ベ
ース濃度(2,5X 10” / Cm’ )に対して
、トランジスタAのhFEは5という値が得られた。本
発明のプラズマ水素中での熱処理工程を行なうと、トラ
ンジスタAのhFEは50になり、10倍に向上した。
ズマ水素中における。熱処理工程を行なう前では、高ベ
ース濃度(2,5X 10” / Cm’ )に対して
、トランジスタAのhFEは5という値が得られた。本
発明のプラズマ水素中での熱処理工程を行なうと、トラ
ンジスタAのhFEは50になり、10倍に向上した。
これは、プラズマ水素中での熱処理工程によって、多結
晶Siと単結晶Siの接合界面に存在する界面準位密度
が低下したためである。
晶Siと単結晶Siの接合界面に存在する界面準位密度
が低下したためである。
実施例 2
第2図は、Siより禁止帯幅の広い
S i <、−x> Cx層をエミッタ材料としだへテ
ロ構造を有するバイポーラトランジスタに適用した実施
例を示す。コレクタ、ベース層を形成する工程は従来工
程と何ら変わりはない。次に、エミツタ層の形成を行な
った。エミッタに用いた S l (z−x) Cx層8はプラズマCvD法によ
ッテ形成した。まず、下地Si基板の表面を清浄化する
。
ロ構造を有するバイポーラトランジスタに適用した実施
例を示す。コレクタ、ベース層を形成する工程は従来工
程と何ら変わりはない。次に、エミツタ層の形成を行な
った。エミッタに用いた S l (z−x) Cx層8はプラズマCvD法によ
ッテ形成した。まず、下地Si基板の表面を清浄化する
。
続いて、CH4ガス、SiH4ガス、H2ガスを例えば
0.3Torrで導入して、プラズマCVDを行なう。
0.3Torrで導入して、プラズマCVDを行なう。
ガスとしてはCH,の替わりにC,H,を用いても良い
し、その他分解して炭素を供給できるガスを用いること
も可能である。また、SiH4の替わりにSi、H,な
どSiを供給できるガスを用いてもよい。このときドー
ピングガスとしてPH,ガスを導入し、リンを0.5原
子%程度添加し、さらにキャリアガスとして、H2を用
いた。
し、その他分解して炭素を供給できるガスを用いること
も可能である。また、SiH4の替わりにSi、H,な
どSiを供給できるガスを用いてもよい。このときドー
ピングガスとしてPH,ガスを導入し、リンを0.5原
子%程度添加し、さらにキャリアガスとして、H2を用
いた。
上記のように、ヘテロバイポーラトランジスタを形成し
た後、実施例1と同様に、プラズマ水素中で熱処理を行
なった6 以上のように形成した第2図の構造を有するヘテロバイ
ポーラトランジスタ(これをトランジスタBとする)の
特性を評価した。プラズマ水素中での熱処理工程前にお
いては、高ベース濃度(2,5X 10” / am’
)に対して、トランジスタBのhpEは20という値
が得られた。本発明のプラズマ水素中での熱処理工程を
行なうと、トランジスタAのhFEは100になり、5
倍に向上した。
た後、実施例1と同様に、プラズマ水素中で熱処理を行
なった6 以上のように形成した第2図の構造を有するヘテロバイ
ポーラトランジスタ(これをトランジスタBとする)の
特性を評価した。プラズマ水素中での熱処理工程前にお
いては、高ベース濃度(2,5X 10” / am’
)に対して、トランジスタBのhpEは20という値
が得られた。本発明のプラズマ水素中での熱処理工程を
行なうと、トランジスタAのhFEは100になり、5
倍に向上した。
また、本実施例では、ヘテロバイポーラトランジスタの
エミツタ層としてS i (、−x) Cxを用いたが
、Siより広い禁止帯幅を有する他の材料、例えば単結
晶5iC1OXSEF等をエミッタとするヘテロバイポ
ーラトランジスタにも適用できる。
エミツタ層としてS i (、−x) Cxを用いたが
、Siより広い禁止帯幅を有する他の材料、例えば単結
晶5iC1OXSEF等をエミッタとするヘテロバイポ
ーラトランジスタにも適用できる。
実施例 3
第3図は、Siより禁止帯幅の狭い
S i (z−x) a e X/IFをベース材料と
したへテロ構造およびナローギャップベース構造を有す
るバイポーラトランジスタに適用した実施例を示す。
したへテロ構造およびナローギャップベース構造を有す
るバイポーラトランジスタに適用した実施例を示す。
第3図の構造を実現するための製造工程を説明する。ま
ず、高濃度n型Si基板1上にn型エピタキシャル層2
を形成する。次に、p型ナローギャップベースN9を所
定の部分に形成する。本実施例では、Si(、−X)G
ex/Wを熱CVD法を用いて形成した。
ず、高濃度n型Si基板1上にn型エピタキシャル層2
を形成する。次に、p型ナローギャップベースN9を所
定の部分に形成する。本実施例では、Si(、−X)G
ex/Wを熱CVD法を用いて形成した。
具体的には、まず、下地Si基板の表面を清浄化し、続
いてGeH4ガス、SiH4ガス、H2ガスを導入し、
goo℃の熱CVDを行なった。ガスとしてはGeH
,の替わりに、分解してGeを供給できるガスを用いる
ことも可能である。また、SiH4の替わりに5i2H
,などSiを供給できるガスを用いてもよい。このとき
ドーピングガスとしてB2H,ガスを導入し、B(ボロ
ン)を5 X 10”am−’程度添加し、さらにキャ
リアガスとしてH2を用いた。このときベース層厚は5
0nmとした。ベース層を堆積した後、酸化膜形成、ベ
ースコンタクト拡散層形成、ベース・エミッタ接合ホー
ルの穴あけを順次行なった。本実施例では、ベース層の
形成方法として、熱CVD法を用いたが、MBE法等を
用いても、何らさしつかえない。
いてGeH4ガス、SiH4ガス、H2ガスを導入し、
goo℃の熱CVDを行なった。ガスとしてはGeH
,の替わりに、分解してGeを供給できるガスを用いる
ことも可能である。また、SiH4の替わりに5i2H
,などSiを供給できるガスを用いてもよい。このとき
ドーピングガスとしてB2H,ガスを導入し、B(ボロ
ン)を5 X 10”am−’程度添加し、さらにキャ
リアガスとしてH2を用いた。このときベース層厚は5
0nmとした。ベース層を堆積した後、酸化膜形成、ベ
ースコンタクト拡散層形成、ベース・エミッタ接合ホー
ルの穴あけを順次行なった。本実施例では、ベース層の
形成方法として、熱CVD法を用いたが、MBE法等を
用いても、何らさしつかえない。
さらに、このコレクタ、ベース層を形成した下地基板を
高真空中に置いて表面清浄化を行なった後、エミッタで
あるn型結晶性S i 96を堆積した。このとき同時
にA s H,もしくはPH,ガスを供給することによ
って、堆積時にn型不純物を添加する。次に、不要部分
をCF4−0.系プラズマを用いたドライエツチング法
により除去する。以下、エミッタ、ベース、コレクタの
アルミニウム電極7を公知の方法で形成して、トランジ
スタを得る3以上のように、第3図の構造を有するバイ
ポーラトランジスタ(これをトランジスタCとする)を
製作し、特性を評価した。プラズマ水素中での熱処理工
程前では、高ベース濃度(5X10”/cab’)に対
して、トランジスタCのhFEは10という値が得られ
た6測定後、実施例1と同様に、プラズマ水素中で熱処
理を行なった。その結果、トランジスタAのhFEは1
00になり、10倍に向上したにれは、プラズマ水素中
での熱処理工程によって、結晶あるいは多結晶Siと単
結晶S l (x−x) G e xの界面に存在する
準位が減少したためである。
高真空中に置いて表面清浄化を行なった後、エミッタで
あるn型結晶性S i 96を堆積した。このとき同時
にA s H,もしくはPH,ガスを供給することによ
って、堆積時にn型不純物を添加する。次に、不要部分
をCF4−0.系プラズマを用いたドライエツチング法
により除去する。以下、エミッタ、ベース、コレクタの
アルミニウム電極7を公知の方法で形成して、トランジ
スタを得る3以上のように、第3図の構造を有するバイ
ポーラトランジスタ(これをトランジスタCとする)を
製作し、特性を評価した。プラズマ水素中での熱処理工
程前では、高ベース濃度(5X10”/cab’)に対
して、トランジスタCのhFEは10という値が得られ
た6測定後、実施例1と同様に、プラズマ水素中で熱処
理を行なった。その結果、トランジスタAのhFEは1
00になり、10倍に向上したにれは、プラズマ水素中
での熱処理工程によって、結晶あるいは多結晶Siと単
結晶S l (x−x) G e xの界面に存在する
準位が減少したためである。
本発明では、実施例として、Si(□−x)Gexを用
いたが、他のSiより狭い禁止帯幅を有する材料をベー
スとするヘテロバイポーラトランジスタにも適用できる
。
いたが、他のSiより狭い禁止帯幅を有する材料をベー
スとするヘテロバイポーラトランジスタにも適用できる
。
実施例 4
第4図は、化合物半導体バイポーラトランジスタに適用
した実施例を示す。基板としてGaAsを用い、G a
A sより禁止帯幅の広いAQGaAs層をエミッタ
材料としたへテロ構造を有するバイポーラトランジスタ
に適用した実施例である。コレクタ、ベース、エミツタ
層を形成する工程は、従来用いられている工程と何ら変
わりはない。本実施例では、コレクタであるG a A
s層11および、ベースであるG a A s M1
2、エミッタであるAl2GaAs層13は全てMBE
法を用いて形成した。デバイスの形成方法としては、C
VD法等を用いても何らさしつかえない。まず、下地G
aAs基板の表面を清浄化する。続いて、超高真空中で
G a A s、AQGaAsの堆積を行なった。この
ときのドーピング材料としては、n型領域には3j−、
p型頭域にはBeを導入した。ベース不純物濃度として
は、5 X 10”cm−’程度添加した。エミッタ、
ベース、コレクタの加工、絶縁膜14の堆積および穴あ
け、電極配線工程を順次行なった。
した実施例を示す。基板としてGaAsを用い、G a
A sより禁止帯幅の広いAQGaAs層をエミッタ
材料としたへテロ構造を有するバイポーラトランジスタ
に適用した実施例である。コレクタ、ベース、エミツタ
層を形成する工程は、従来用いられている工程と何ら変
わりはない。本実施例では、コレクタであるG a A
s層11および、ベースであるG a A s M1
2、エミッタであるAl2GaAs層13は全てMBE
法を用いて形成した。デバイスの形成方法としては、C
VD法等を用いても何らさしつかえない。まず、下地G
aAs基板の表面を清浄化する。続いて、超高真空中で
G a A s、AQGaAsの堆積を行なった。この
ときのドーピング材料としては、n型領域には3j−、
p型頭域にはBeを導入した。ベース不純物濃度として
は、5 X 10”cm−’程度添加した。エミッタ、
ベース、コレクタの加工、絶縁膜14の堆積および穴あ
け、電極配線工程を順次行なった。
このようにして形成した第4図の構造を有するヘテロバ
イポーラトランジスタ(これをトランジスタDとする)
の特性を評価した。プラズマ水素中での熱処理工程前で
は、ベース不純物濃度(5X 10” /am3)に対
して、トランジスタDのhFEは30という値が得られ
た。次に、実施例1と同様に、プラズマ水素中で熱処理
を行なったところ、トランジスタDのhFEは60とな
り、2倍に向上した。
イポーラトランジスタ(これをトランジスタDとする)
の特性を評価した。プラズマ水素中での熱処理工程前で
は、ベース不純物濃度(5X 10” /am3)に対
して、トランジスタDのhFEは30という値が得られ
た。次に、実施例1と同様に、プラズマ水素中で熱処理
を行なったところ、トランジスタDのhFEは60とな
り、2倍に向上した。
また、本実施例では、GaAs系のへテロバイポーラト
ランジスタに適用した例を挙げたが、他のm−v族化合
物やII−VI族化合物半導体のへテロバイポーラトラ
ンジスタにも適用できる。
ランジスタに適用した例を挙げたが、他のm−v族化合
物やII−VI族化合物半導体のへテロバイポーラトラ
ンジスタにも適用できる。
実施例 5
第5図は、Siより禁止帯幅の広い微結晶Si層をエミ
ッタ材料としたへテロバイポーラトランジスタに適用し
た実施例を示す、コレクタ、ベース層を形成した単結晶
の下地基板を形成する工程は実施例1と同じである。エ
ミッタである微結晶Si層15はプラズマCVD法を用
いて形成した。
ッタ材料としたへテロバイポーラトランジスタに適用し
た実施例を示す、コレクタ、ベース層を形成した単結晶
の下地基板を形成する工程は実施例1と同じである。エ
ミッタである微結晶Si層15はプラズマCVD法を用
いて形成した。
まず、下地Si基板の表面を清浄化する。続いて。
SiH4ガス、H2ガスを例えば0.3Torrで導入
しプラズマCVDを行なう。また、SiH4の替わりに
5i2HGなどSiを供給できるガスを用いてもよい。
しプラズマCVDを行なう。また、SiH4の替わりに
5i2HGなどSiを供給できるガスを用いてもよい。
このときドーピングガスとしてPH,ガスを導入し、リ
ンを27X子%程度添加し、さらにキャリアガスとして
、H2を150SCCM流した。
ンを27X子%程度添加し、さらにキャリアガスとして
、H2を150SCCM流した。
このように、エミッタを形成した後、電極配線工程の前
にhFEを測定すると100であった。次に。
にhFEを測定すると100であった。次に。
電極配線工程において、400℃の熱処理を通した後で
は、hFEは25に低下していた。これは、電極配線工
程における熱処理によって、水素の脱離が生じたためで
ある。さらに1本発明のプラズマ水素中での熱処理工程
を行なうことによって、トランジスタのhFEは130
に回復し、熱処理後のhFEの約5倍に向上した。
は、hFEは25に低下していた。これは、電極配線工
程における熱処理によって、水素の脱離が生じたためで
ある。さらに1本発明のプラズマ水素中での熱処理工程
を行なうことによって、トランジスタのhFEは130
に回復し、熱処理後のhFEの約5倍に向上した。
以上の各実施例に対して、従来MOSデバイス等で行な
われている水素ガス中での熱処理を行なったが、全く効
果がなかった。本発明では、プラズマによる活性水素を
用いていることを特徴としているので、界面における水
素の取り込まれ量が多いため、特性向上に有効である。
われている水素ガス中での熱処理を行なったが、全く効
果がなかった。本発明では、プラズマによる活性水素を
用いていることを特徴としているので、界面における水
素の取り込まれ量が多いため、特性向上に有効である。
本発明による水素を含むプラズマ処理工程は、接合が形
成された後、どの段階で行なっても良いが、水素が脱離
する温度における熱処理工程の終了後、あるいは半導体
装置の製造工程終了後、実施することが有効である。上
記各実施例では、すべて、電極配線を形成した後、プラ
ズマ水素中での熱処理を行なった。また、上記各実施例
では、pn接合を有するバイポーラトランジスタに適用
した例のみを示したが、pn接合あるいは他の接合を有
する他の半導体装置に適用しても特性向上の効果がある
ことは言うまでもない。
成された後、どの段階で行なっても良いが、水素が脱離
する温度における熱処理工程の終了後、あるいは半導体
装置の製造工程終了後、実施することが有効である。上
記各実施例では、すべて、電極配線を形成した後、プラ
ズマ水素中での熱処理を行なった。また、上記各実施例
では、pn接合を有するバイポーラトランジスタに適用
した例のみを示したが、pn接合あるいは他の接合を有
する他の半導体装置に適用しても特性向上の効果がある
ことは言うまでもない。
以上説明したように、本発明の半導体装置の製造方法は
、結晶性半導体材料と結晶性あるいは非結晶性半導体材
料の接合を有する半導体装置において、接合界面準位密
度が低下でき、特性を向上させることができる。特に、
本発明をバイポーラトランジスタの製造工程に適用すれ
ば、接合界面準位密度が低下でき、接合界面における再
結合電流を低減することができる結果、バイポーラトラ
ンジスタにおいて高い電流増幅率を維持したまま。
、結晶性半導体材料と結晶性あるいは非結晶性半導体材
料の接合を有する半導体装置において、接合界面準位密
度が低下でき、特性を向上させることができる。特に、
本発明をバイポーラトランジスタの製造工程に適用すれ
ば、接合界面準位密度が低下でき、接合界面における再
結合電流を低減することができる結果、バイポーラトラ
ンジスタにおいて高い電流増幅率を維持したまま。
ベース層の不純物濃度を高め、かつ、ベース層を薄くで
きるため、トランジスタの高速化を図ることができる。
きるため、トランジスタの高速化を図ることができる。
第1図は、多結晶5ipl/単結晶Si層からなる接合
を有するバイポーラトランジスタに適用した実施例を示
す断面図、第2図は、Si(□−x)Cx層(エミツタ
層)/単結晶Si層からなるヘテロ接合を有するバイポ
ーラトランジスタに適用した実施例を示す断面図、第3
図は、Si(□−x)Ge、。 層(ベース層)/単結晶Si層を用いたヘテロ接合を有
するバイポーラトランジスタに適用した実施例を示す断
面図、第4図は、AQGaAs層(エミツタ層)/単結
晶GaAs層からなるヘテロ接合を有するヘテロ接合バ
イポーラトランジスタに適用した実施例を示す断面図、
第5図は、微結晶Si層(エミツタ層)/単結晶Si層
からなるヘテロ接合を有するバイポーラトランジスタに
適用した実施例を示す断面図である。 1・・・単結晶Si基板 2・・・Siエピタキシャル層 3・・・Siベースコンタクト拡散層 4・・・Siベース層 5・・・絶縁膜 6・・・多結晶Siミニミッタ 7・・・金属電極 8・・・Si(□−x)Cxエミッタ層9−−−5i(
、−x)Gexベース層11・・・GaAsコレクタ層 12・・・GaAsベース層 13・・・AQGaAsエミッタ層 14・・・絶縁膜 15・・・微結晶Si層 特許出願人 日本電信電話株式会社
を有するバイポーラトランジスタに適用した実施例を示
す断面図、第2図は、Si(□−x)Cx層(エミツタ
層)/単結晶Si層からなるヘテロ接合を有するバイポ
ーラトランジスタに適用した実施例を示す断面図、第3
図は、Si(□−x)Ge、。 層(ベース層)/単結晶Si層を用いたヘテロ接合を有
するバイポーラトランジスタに適用した実施例を示す断
面図、第4図は、AQGaAs層(エミツタ層)/単結
晶GaAs層からなるヘテロ接合を有するヘテロ接合バ
イポーラトランジスタに適用した実施例を示す断面図、
第5図は、微結晶Si層(エミツタ層)/単結晶Si層
からなるヘテロ接合を有するバイポーラトランジスタに
適用した実施例を示す断面図である。 1・・・単結晶Si基板 2・・・Siエピタキシャル層 3・・・Siベースコンタクト拡散層 4・・・Siベース層 5・・・絶縁膜 6・・・多結晶Siミニミッタ 7・・・金属電極 8・・・Si(□−x)Cxエミッタ層9−−−5i(
、−x)Gexベース層11・・・GaAsコレクタ層 12・・・GaAsベース層 13・・・AQGaAsエミッタ層 14・・・絶縁膜 15・・・微結晶Si層 特許出願人 日本電信電話株式会社
Claims (1)
- 結晶性半導体材料からなる第1の層と、結晶性半導体材
料あるいは非結晶性半導体材料の少なくとも一方からな
る第2の層とによって形成される接合を有する半導体装
置を形成した後あるいは形成途中において、水素を含む
プラズマ中にさらすことにより、少なくとも上記接合部
の界面を含む上記半導体装置の材料中に水素を含ませる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30592588A JPH02152239A (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30592588A JPH02152239A (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02152239A true JPH02152239A (ja) | 1990-06-12 |
Family
ID=17950951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30592588A Pending JPH02152239A (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02152239A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0430534A (ja) * | 1990-05-28 | 1992-02-03 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2007306025A (ja) * | 2000-08-03 | 2007-11-22 | Agere Systems Guardian Corp | エミッタ−ベーススペーサ領域中に低k材料を有するバイポーラトランジスタの作製方法 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP30592588A patent/JPH02152239A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0430534A (ja) * | 1990-05-28 | 1992-02-03 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2007306025A (ja) * | 2000-08-03 | 2007-11-22 | Agere Systems Guardian Corp | エミッタ−ベーススペーサ領域中に低k材料を有するバイポーラトランジスタの作製方法 |
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