JPH0424971A - 多孔質圧電セラミックスの製造方法 - Google Patents

多孔質圧電セラミックスの製造方法

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JPH0424971A
JPH0424971A JP2124134A JP12413490A JPH0424971A JP H0424971 A JPH0424971 A JP H0424971A JP 2124134 A JP2124134 A JP 2124134A JP 12413490 A JP12413490 A JP 12413490A JP H0424971 A JPH0424971 A JP H0424971A
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JP
Japan
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pzt
calcined
particles
purity
mixture
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Pending
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JP2124134A
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English (en)
Inventor
Toru Arai
徹 荒井
Kazutoshi Ayusawa
鮎沢 一年
Toyosaku Sato
佐藤 豊作
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハイドロホン(水中音波用マイクロホン)等
の水中における受渡器あるいは送波器に用いて好適な多
孔質圧電セラミックスの製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来より、上記ハイドロホンのような水中音響センサー
の送受波器などの材料として、Pb(Zr−TI)03
  (チタン酸ジルコン酸鉛)系(PZT系と通称され
ているもの)セラミックスをはじめとする種々の圧電材
料が使用されているが、センサー感度の向上を計るため
、圧電特性、特に圧電出力定数の良い材料か要望されて
いる。圧電出力定数を向上させるための一つの方法とし
て、例えば圧電セラミックスの場合、その誘電率を小さ
くすることが試みられている。その方法として、特開昭
64−81374号公報(文献1)、特開平1−208
880号公報(文献2)に開示されたものがある。これ
らの文献に示される方法によれば、圧電ラセミックスの
原料仮焼物粉末と、空孔(空気孔)を形成する材料とし
て用いるプラスチック粒子(文献2)又はカーボンバル
ーンと呼ばれるカーボン粒子(文献1)とを混合した混
合物を成形したのち焼成することによって圧電セラミッ
クス中に空孔を分布させて誘電率を小さくするものであ
る。この場合、いずれもプラスチック粒子又はカーボン
粒子が焼成時の熱により焼成又は分解して焼失し、その
焼失部分が空孔として形成される方法によって、多孔質
圧電セラミックスを形成する製造方法がとられている。
[発明が解決しようとする課題〕 上記のような従来の多孔質圧電セラミックスの製造方法
では、空孔形成剤として用いたプラスチック粒子あるい
はカーボン粒子は焼成時に燃焼して分解し気化するため
、燃焼ガスの発生量が多く、その上燃焼が急激に起こり
、焼成時に焼成体にクラックが生じやすくなるという課
題を残していた。
そして、この燃焼反応をゆるやかにするためには焼成時
間を長くしてやる必要があって、経済性に弱い問題があ
った。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、
空孔形成用の粒子の材質を変えて焼成時のクラック発生
の少ない多孔質圧電セラミックスを簡易に製造する方法
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る多孔質圧電セラミックスの製造方法は、圧
電セラミックスの原料仮焼粉末とパラフィン粒子との混
合物を成形し、この成形物を焼成することによりパラフ
ィン粒子を融解・分解により除去して空孔を形成し、こ
の空孔を焼成された圧電セラミックスの中に均質分布さ
せるものである。ここで、空孔形成剤として用いたパラ
フィン粒子は融点が45℃〜65℃の低融点パラフィン
(パラフィンろうともいわれる)の粒状体である。なお
、このようなパラフィンは炭素数20〜40のパラフィ
ン系炭化水素の混合物からなるものである。
[作用コ 本発明においては、焼成時における空孔形成剤としてパ
ラフィン粒子を用いるので、適宜の昇温速度で混合成形
物の焼成を行うと、パラフィン粒子はその融点近傍でま
ず融解し、この融解パラフィンが圧電セラミックス仮焼
粉の間にも滲透するようになる。さらに昇温した状態で
は蒸発の段階を経たのち燃焼乃至熱分解を起こし、全体
としてゆるやかにパラフィンが気化する。このようにし
て圧電セラミックスの焼成完了時にはパラフィンは完全
に焼失し、はじめにパラフィン粒子が分布していた領域
空間に空孔が形成され、クラックのない多孔質圧電セラ
ミックスが得られる。
[実施例コ 以下、圧電セラミックスとしてPZT系の場合を例にと
り、本発明の詳細な説明する。第1図は本発明の多孔質
圧電セラミックスの製造方法の一実施例を模式断面図に
より示した要部製造工程図である。第1図の(a)は焼
成前の成形体の状態を示す断面図、第1図の(b)は焼
成後の多孔質圧電セラミックスの状態を示す断面図であ
る。
まず、高純度の一酸化鉛(PbO1純度99.9%)、
二酸化チタン(TiO2、純度同)、酸化ジルコニウム
(ZrO□、純度同)及びその他の添加剤をそれぞれ所
定量秤量し、ポットミルを用いて純水とともに約20時
間混合した。その混合物を脱水・乾燥し、800℃〜9
00℃で2〜10時間仮焼し、PZTの仮焼物を得た。
この仮焼物に純水を加えて粉砕したのち、脱水、乾燥し
てPZT仮焼粉11を作製した。
次に、PZT仮焼粉11の100(重量比)に対して球
径的900 umのパラフィン粒子(球状パラフィン)
12を空孔形成剤として20(重量比)加えて混合した
。この混合物を金型に入れ、圧力を加えて成形を行い、
第1図の(a)に示すような30mmφX20m+++
の成形体を作製した。
さらに、この成形体を空気中において昇温速度100℃
/時間で昇温し、1200℃〜1300℃の温度で2時
間焼成し、第1図の(b)に示す多孔質圧電セラミック
スを形成した。第1図の(b)において、21は焼成さ
れたPZTセラミックスであり、22はパラフィン粒子
12が焼成時に焼失した場所に形成された空孔である。
以上の作製方法によって平均空孔径が約700−で、空
孔率か40%の多孔質圧電セラミックスが得られた。な
お、上記の実施例においては、空孔形成剤として、90
0−の球径のパラフィン粒子12を用いたが、最小約2
0四から最大的2■の球径を有するパラフィン粒子12
を用いて、空孔率の異なる多孔質圧電セラミックスを調
整することが可能である。
上記のようにして形成した空孔率約40%の多孔質圧電
セラミックスを12關X 3mmX 1++us (試
料1)、及び6 mmφX15mmの試料2の形状に加
工した2つの試料1.2を形成した。試料1の12mm
x3mmの面、試料2の6■φの面にそれぞれ銀を焼き
付けて電極を作製し、100 ℃〜130 ”Cのシリ
コンオイル中で2〜3 kV/mmの電圧を印加し、そ
れぞれの試料について分極を行い、圧電特性試験用の試
料を作製した。試料1.試料2の各共振周波数及び反共
振周波数から、それぞれ圧電出力定数g31’  g3
3を求め、gh = g33” 2g(1から作製した
多孔質圧電セラミックス(第1図の(b)参照:のgh
を求めた。その結果、圧電出力定数gh−30X 11
0−3V/Nが得られ、PZTのみの圧電セラミックス
(g h−2〜3 X 110−3V/N)に比べて1
0倍以上の特性向上が認められた。
また、比較用としてプラスチック粒子あるいはカーボン
粒子を本実施例のパラフィン粒子の場合と同量加えた場
合ては、昇温速度100 ’C/hrs、で焼成した時
、全ての焼成物にクラックか発生したが、本実施例のよ
うにパラフィン粒子12を使用した場合では、5%の試
料においてのみクラックが発生した。したがって、パラ
フィン粒子を使用することによって焼成時のクラックを
減少させることができた。
なお、上記実施例の圧電セラミックスはPZT系の場合
を示したが、チタン酸バリウム等の他の圧電セラミック
スを多孔質とする場合にも、本発明の製造方法が適用で
きることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、多孔質圧電セラミックス
の空孔形成剤(材料)にパラフィン粒子を用いるように
したので、焼成時パラフィンの融点が低いために融解・
蒸発・分解が容易、かつなめらかに進行するので、焼成
物にクラックが入ることが少なくなり焼成時間の短縮が
可能となるとともに、歩留り向上が達成される効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多孔質圧電セラミックスの製造方法の
一実施例を示す要部工程断面図である。 図において、11はPZT仮焼粉、12はパラフィン粒
子、21はPZTセラミックス、22は空孔(空気孔)
である。 uE1月の々Jし質万己電でラミックスの埃丈C驚工J
里比1面図第1因

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 圧電セラミックス中に空気孔が均質分布する多孔質圧電
    セラミックスの製造方法において、上記圧電セラミック
    スの原料仮焼粉とパラフィン粒子との混合物を成形し、 形成した成形物を焼成してこの成形物中のパラフィン粒
    子を融解・分解して除去することにより上記空気孔を形
    成する ことを特徴とする多孔質圧電セラミックスの製造方法。
JP2124134A 1990-05-16 1990-05-16 多孔質圧電セラミックスの製造方法 Pending JPH0424971A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011009755A (ja) * 2010-07-12 2011-01-13 Kyocera Corp アクチュエータ用圧電部材
CN105552212A (zh) * 2015-12-16 2016-05-04 中北大学 一种3-3型压电陶瓷/水泥压电复合材料及其制备方法
RU2623693C2 (ru) * 2015-12-03 2017-06-28 Общество с ограниченной ответственностью "Пироэлемент" Способ получения композиционного пьезоматериала
RU2673444C1 (ru) * 2017-12-19 2018-11-26 Акционерное общество "Научно-исследовательский институт "Элпа" с опытным производством" Способ получения пористой пьезокерамики с анизотропией диэлектрической проницаемости и ряда других параметров
RU2713835C1 (ru) * 2019-05-22 2020-02-07 Мария Андреевна Луговая Способ получения композиционного пьезоматериала

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