JPH04248594A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH04248594A
JPH04248594A JP3035592A JP3559291A JPH04248594A JP H04248594 A JPH04248594 A JP H04248594A JP 3035592 A JP3035592 A JP 3035592A JP 3559291 A JP3559291 A JP 3559291A JP H04248594 A JPH04248594 A JP H04248594A
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JP3035592A
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English (en)
Inventor
Tsunehisa Nogimura
恒久 野木村
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏操作子に対するタ
ッチの強弱に応じて楽音特性を変化させ得る電子楽器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器においては演奏操作子の
操作速度や操作圧力をタッチデータとして検出し、該タ
ッチデータに応じて、発生する楽音の特性、例えば音量
や音色等を変化させる、所謂タッチレスポンス機能を有
するものが提案されるに至っている(特開平1−170
994号公報参照)。前記タッチデータを検出するため
の手段としては、押鍵されてからオンとなるまでの時間
が異なる2個のスイッチが各演奏操作子毎に設けられて
おり、該2個のスイッチは各々前記演奏操作子側に配置
された可動接点と楽器本体側に配置された固定接点とで
構成されている。前記可動接点と固定接点とは、共にゴ
ム製のベース部材上に設けられており、該ゴム製のベー
ス部材により両接点が当接してオンとなる際の緩衝がな
されるようになっている。
【0003】そして、演奏操作子を操作すると2個のス
イッチの両接点が当接してオンとなった時間差がカウン
トされ、このカウントされた値をタッチデータとして用
い、該タッチデータにより前記楽音の特性を制御する。 よって、演奏者が演奏操作子に対する操作状態を変化さ
せると、つまり該演奏操作子を強く叩いたり、早く叩い
たりすると、これに応じて前記2個のスイッチがオンと
なる時間差が変化することから、該時間差をタッチデー
タとして用いて発生される楽音の特性を制御することに
より、演奏操作子に対する操作状態に応じて楽音の特性
を変化させることができ、これにより表現豊かに曲を演
奏することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタッチデータに応じて楽音の特性を変化し得る電子
楽器において、鍵盤楽器のように演奏操作子としての鍵
が多数配設される楽器にあっては、タッチデータを検出
する前記2個のスイッチを、複数の各鍵に対して同一の
精度をもって取り付けることは極めて困難であり、不可
避的に取り付け誤差が生じてしまう。このため、一定の
速度や圧力で押鍵を行っても、前記取り付け誤差に起因
してタッチデータに誤差が生じ、楽音特性が無意味に変
動する不都合が生ずる。
【0005】また、前記可動接点と固定接点とは、前述
のように当接してオンとなった際の衝撃を緩和すべく共
にゴム製のベース部材上に設けられていることから、経
年変化によって該ゴム製のベース部材に所謂へたりが生
ずる。よって、例え2個のスイッチを各鍵に対して同一
の精度をもって取り付けたとしても、前記経年変化に起
因するへたりによって、前記取り付け誤差がある場合と
同様にタッチデータに誤差が生じ、楽音特性が無意味に
変動する不都合が生ずるものであった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、タッチデータを検出する手段の検
出誤差に起因する楽音特性の無用な変動を抑制した電子
楽器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる電子楽器にあっては、楽音の音高を指
定するために操作される複数個の演奏操作子と、該演奏
操作子が操作された際のタッチデータを各演奏操作子毎
に検出するタッチデータ検出手段と、該タッチデータ検
出手段により検出された前記タッチデータと前記演奏操
作子の操作により指定された音高とに基づき楽音信号を
発生する楽音信号発生手段と、を有する電子楽器におい
て、前記各演奏操作子毎のタッチデータの平均値を演算
して、対応する記憶領域に記憶する演算記憶手段と、該
演算記憶手段の前記記憶領域から操作された演奏操作子
及びこれに近接する演奏操作子のタッチデータの平均値
を読み出す読み出し手段と、該読み出し手段により読み
出された複数のタッチデータの平均値の平均値を演算す
る第1の演算手段と、該第1の演算手段により演算され
た前記平均値と前記読み出し手段により読み出される前
記操作された演奏操作子の前記平均値とにより、当該操
作された操作子のタッチデータの補正データを演算する
第2の演算手段と、該第2の演算手段にて演算された前
記補正データに基づき、前記タッチデータ検出手段によ
って検出されたタッチデータを補正して前記楽音信号発
生手段に供給する補正手段とを備えている。
【0008】また、前記第2の演算手段は、前記演算し
た補正データを、対応する演奏操作子毎に記憶する補正
データ記憶手段を有することが好ましく、また、前記演
算記憶手段は、前記タッチデータ検出手段により検出さ
れたタッチデータを各演奏操作子毎に累算して記憶する
累算値記憶手段と、前記演奏操作子の操作回数を各演奏
操作子毎に記憶する操作回数記憶手段と、該操作回数記
憶手段に記憶された操作回数が所定値になった演奏操作
子におけるタッチデータの累算値を前記累算値記憶手段
から読み出すとともに、該累算値と前記所定値とにより
タッチデータの平均値を演算する平均値演算手段と、該
平均値演算手段により演算された前記タッチデータの平
均値を各演奏操作子に対応する記憶領域に記憶する平均
値記憶手段とを有している。さらに、前記平均値記憶手
段において、前記操作回数が前記所定値に到達していな
い演奏操作子に対応する記憶領域には、前記タッチデー
タの平均値の不存在を示す値が記憶され、前記読み出し
手段は、この不存在を示す値が記憶された記憶領域を除
く他の記憶領域から前記タッチデータの平均値を読み出
すように構成されている。
【0009】
【作用】前記構成において、演奏操作子を操作するとこ
の操作された演奏操作子とこれに近接する演奏操作子の
タッチデータの平均値が読み出し手段により読み出され
る。すると、第1の演算手段はこの読み出された複数の
タッチデータの平均値から、該タッチデータの平均値の
平均値を演算する。引き続き第2の演算手段は、前記第
1の手段により演算された前記平均値(タッチデータの
平均値の平均値)と、操作された演奏操作子のタッチデ
ータの平均値とから、当該操作された演奏操作子の補正
データを演算する。そして、補正手段はこの演算された
補正データに基づき、タッチデータ検出手段により検出
されたタッチデータを補正して楽音信号発生手段に供給
する。よって、該楽音信号発生手段に供給されて楽音信
号の発生に用いられるタッチデータは、当該操作された
演奏操作子のタッチデータの平均値に依存するのみなら
ず、操作された演奏操作子に近接する他の演奏操作子の
タッチデータの平均値にも依存して補正される。
【0010】また、第2の演算手段は、前記演算した補
正データを、対応する演奏操作子毎に記憶していること
から、補正を行う度に補正データを演算する必要はなく
、記憶してある補正データによって、タッチデータの補
正が可能となる。
【0011】また、前記演算記憶手段が、前記累算値記
憶手段、前記操作回数記憶手段、前記平均値演算手段、
及び前記平均値記憶手段等からなる構成にあっては、前
記平均値演算手段により、演奏操作子に対する操作回数
が所定値となる毎に各演奏操作子のタッチデータの平均
値が演算され、この演算されたタッチデータの平均値が
平均値記憶手段により記憶される。よって、長期に亙っ
て当該電子楽器を使用した場合には、演奏操作子に対す
る操作が、所定値となる度に新たなタッチデータの平均
値が記憶されることから、該新たなタッチデータの平均
値を用いて前述のように補正データが演算されれば、前
記タッチデータ検出手段の経年変化に応じた補正データ
を得ることが可能となる。
【0012】また、前記操作回数が所定値に達していな
い演奏操作子に対応する記憶領域には、前記タッチデー
タの不存在を示す値、例えば“0”が記憶され、前記読
み出し手段は、この“0”が記憶された記憶領域を除く
他の記憶領域からタッチデータの平均値を読み出す。し
たがって、前記読み出し手段によって読み出されたタッ
チデータの平均値により、前記第2の演算手段が補正デ
ータを演算する際、前記操作回数が所定値に達していな
い演奏操作子のタッチデータの平均値は除かれ、所定値
に達している演奏操作子のタッチデータの平均値のみを
用いて前記補正データが演算されることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面にした
がって説明する。すなわち、図1は、本実施例にかかる
電子楽器の全体的な構成を示すものであり、CPU1は
ROM2に予め記憶されたプログラム等及びRAM3に
一時記憶されるデータ等に基づき、この電子楽器におい
て必要となる全ての処理を実行する。前記RAM3の一
部には、図2に示したように、K1をオフセットアドレ
スとし、K1+1〜K1+nまでのアドレスによって示
される複数の記憶領域からなる補正データ記憶エリア4
と、K2をオフセットアドレスとし、K2+1〜K2+
nまでのアドレスによって示される複数の記憶領域から
なる累算値記憶エリア5が設けられている。さらに、前
記RAM3の一部には、図3に示したように、K3をオ
フセットアドレスとし、K3+1〜K3+nまでのアド
レスによって示される複数の記憶領域からなる押鍵回数
記憶エリア6と、K4をオフセットアドレスとし、K4
+1〜K4+nまでのアドレスによって示される複数の
記憶領域からなる平均値記憶エリア7とが設けられてい
る。
【0014】各記憶エリア4,5,6,7のアドレスに
おいて、“n”は、鍵盤8に設けられている演奏操作子
としての鍵の数に相当する値(鍵盤8が76鍵であれば
n=76)である。したがって、前記各記憶エリア4,
5,6,7には、1〜nまでの鍵盤8の鍵数に相当する
記憶領域が設けられており、前記各アドレスK1+1〜
K1+n、K2+1〜K2+n、K3+1〜K3+n、
K4+1〜K4+nは、各々前記鍵の音高順に付された
1〜nまでのキーナンバーに対応している。
【0015】そして、前記補正データ記憶エリア4には
、各鍵のキーナンバー1〜nに対応する前記アドレスK
1+1〜K1+nの記憶領域毎に補正データが記憶され
、前記累算値記憶エリア5には、各鍵のキーナンバー1
〜nに対応する前記アドレスK2+1〜K2+nの記憶
領域毎に、各鍵のタッチデータの累算値が記憶される。 また、前記押鍵回数記憶エリア6には、各鍵のキーナン
バー1〜nに対応する前記アドレスK3+1〜K3+n
の記憶領域毎に各鍵の押鍵回数が記憶され、前記平均値
記憶エリア7には、各鍵のキーナンバー1〜nに対応す
る前記アドレスK1+1〜K1+nの記憶領域毎に、各
鍵のタッチデータの平均値が記憶される。  なお、前
記平均値記憶エリア7において、当該キーナンバーの鍵
にタッチデータの平均値が存在しない状態においては、
該タッチデータの平均値が不存在であることを示す“0
”が記憶されているとともに、前記補正データ記憶エリ
ア4の各記憶領域に記憶される値において、“1.00
”は基準値であって、補正なしを示す値である。
【0016】一方、前記鍵盤8の各鍵には、押鍵されて
からオンとなるまでの時間が異なる2個のスイッチが各
鍵毎に設けられており(図示せず)、該2個のスイッチ
は公知のように各々前記鍵側に配置された可動接点と楽
器本体側に配置された固定接点とで構成されている。前
記可動接点と固定接点とは、共にゴム製のベース部材上
に設けられており、該ゴム製のベース部材により両接点
が当接してオンとなる際の緩衝がなされるようになって
いる。前記各スイッチのオンオフ情報、つまり押鍵情報
はバス9を介してCPU1に与えられるとともに、タッ
チ検出回路10に与えられる。該タッチ検出回路10は
、前記2個のスイッチがオンとなった際の時間差をタッ
チデータとして検出し、該タッチデータはバス9を介し
てCPU1に入力される。
【0017】また、前記CPU1には、バス9を介して
音源11が接続されており、該音源11はCPU1の指
示にしたがって楽音信号を生成し、該楽音信号は図示し
ないアンプ及びスピーカとを有する発音回路12により
再生されて放音される。
【0018】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を、図4〜図7までに示したCPU1が実行するフロー
チャートに基づいて説明する。なお、図4,5に示した
一連のフローチャートは、本実施例のメインルーチンで
あって、このメインルーチンにおいては、下記に示した
レジスタが用いられている。
【0019】 TD:タッチデータを格納するレジスタ、KN:キーナ
ンバーを格納するレジスタ、X:アドレスの値を格納す
るレジスタ、HD:補正データを格納するレジスタ、A
TD:タッチデータの累算値を格納するレジスタ、OK
:押鍵回数を格納するレジスタ、 HTD:タッチデータの平均値を格納するレジスタ。
【0020】また、このフローチャートにおいて、Xを
()でくくって示した場合、つまり(X)は、アドレス
Xの記憶領域に記憶されているデータそれ自体の値を示
している。
【0021】すなわち、このメインルーチンは、本実施
例にかかる電子楽器に設けられている電源(図示せず)
をオンにすることにより開始され、先ず、前記鍵盤8に
設けられている複数の鍵が順次走査され(ステップA1
)、引き続き、いずれかの鍵がオン、つまり押鍵されて
いるか否かが判別される(ステップA2)。この判別が
NOであって、押鍵がなければ待機状態となる一方、前
記判別がYESであって、押鍵があった場合には、前記
タッチ検出回路10により検出されたタッチデータがレ
ジスタTDに格納される(ステップA3)。さらに、押
鍵された鍵のキーナンバーがレジスタKNに格納されと
ともに(ステップA4)、前記オフセットアドレスK1
と、レジスタKNに格納された値、つまりキーナンバー
とからなるアドレスK1+KNがレジスタXに格納され
る(ステップA5)。
【0022】ここで、KNの値つまりキーナンバーは、
前述したように1〜nまでの値であることから、K1+
KNは図2に示した補正データ記憶エリア4において、
キーナンバーKNに対応する記憶領域を示すアドレスの
値であり、ステップA5ではこのアドレスの値がレジス
タXに格納される。次に、前記補正データ記憶エリア4
において、前記レジスタXに格納された値のアドレス、
つまりアドレスXによって示される記憶領域から、該記
憶領域に格納されているデータ(X)が読み出され、レ
ジスタHDに格納される(ステップA6)。したがって
、この読み出されたデータ(X)は、押鍵された鍵のキ
ーナンバーKNに対応するアドレスに記憶されている補
正データであって、このキーナンバーKNに対応する補
正データがレジスタHDに格納されるのである。
【0023】前記ステップA6に続くステップA7では
、前記オフセットアドレスK2と、レジスタKNに格納
された値、つまりキーナンバーとからなるアドレスK2
+KNがレジスタXに格納される。ここで、KNの値つ
まりキーナンバーは、前述したように1〜nまでの値で
あることから、K2+KNは図2に示した累算値記憶エ
リア5において、キーナンバーKNに対応する記憶領域
を示すアドレスの値であり、ステップA7ではこのアド
レスの値がレジスタXに格納される。次に、前記累算値
記憶エリア5において、前記レジスタXに格納された値
のアドレス、つまりアドレスXによって示される記憶領
域から、該記憶領域に格納されているデータ(X)が読
み出され、レジスタATDに格納される(ステップA8
)。したがって、この読み出されたデータ(X)は、押
鍵された鍵のキーナンバーKNに対応するアドレスに記
憶されているタッチデータの累算値であって、このキー
ナンバーKNに対応するタッチデータの累算値がレジス
タATDに格納されるのである。
【0024】引き続き、このレジスタATDの値に前述
したステップA3で格納されたタッチデータの値TDが
加算され、このATDとTDとの加算値“ATD+TD
”が新たにレジスタATDの値として格納される(ステ
ップA9)。したがって、このレジスタATDの値は、
今回押鍵された鍵のタッチデータが、従前までの当該鍵
のタッチデータの累算値に加算された値となる。そして
、次のステップA10において、この加算されたレジス
タATDの値が累算値(X)として、累算値記憶エリア
5に格納され、これにより該累算値記憶エリア5には、
各々キーナンバーに対応するアドレスに毎に、キーナン
バーに対応する鍵のタッチデータの累算値が順次更新さ
れて記憶されることとなる。
【0025】次に、TDの値にHDの値を乗算し、つま
りタッチデータに補正データを乗算し、この乗算した値
をレジスタTDに格納する(ステップA11)。このと
き、補正データの値(HDの値)が前述のように基準値
“1.00”であれば、レジスタTDには今回の押鍵に
よるタッチデータの値は補正されることなくそのまま格
納されることとなり、また補正データの値が基準値“1
.00”以外の他の値、例えば“1.01”であれば、
今回の押鍵によりタッチデータは補正されてレジスタT
Dに格納されることとなる。
【0026】そして、ステップA11に続くステップA
12においては、レジスタTD、KNに格納された値が
音源11へ供給され、該音源11においては、レジスタ
TDに格納されていたタッチデータと、レジスタKNに
格納されていたキーナンバーに対応する音高とに基づき
楽音信号が生成される。該楽音信号は、次のステップA
13における発音処理において、前記発音回路12によ
り再生されて放音され、よって該発音回路12からは、
前記キーナンバーに対応する音高であって、かつ、前記
補正データにより補正されたタッチデータに応じた特性
の楽音が放音される。
【0027】引き続きステップA14においては、前記
オフセットアドレスK3と、レジスタKNに格納された
値、つまりキーナンバーとからなるアドレスK3+KN
がレジスタXに格納される。ここで、KNの値つまりキ
ーナンバーは、前述したように1〜nまでの値であるこ
とから、K3+KNは図3に示した押鍵回数記憶エリア
6において、キーナンバーKNに対応する記憶領域を示
すアドレスの値であり、ステップA14ではこのアドレ
スの値がレジスタXに格納される。次に、前記押鍵回数
記憶エリア6において、前記レジスタXに格納された値
のアドレス、つまりアドレスXによって示される記憶領
域から、該記憶領域に格納されているデータ(X)が読
み出され、レジスタOKに格納される(ステップA16
)。したがって、この読み出されたデータ(X)は、押
鍵された鍵のキーナンバーKNに対応するアドレスに記
憶されている押鍵回数であって、前記キーナンバーの鍵
における今までの押鍵回数がレジスタOKに格納される
のである。
【0028】そして、図5に示した次のステップA16
においては、レジスタOKに格納されていた前記押鍵回
数がインクリメントされた後、このインクリメントされ
た押鍵回数が(X)として、前記アドレスXで示される
押鍵回数記憶エリア6の記憶領域に書き込まれ(ステッ
プA17)、これにより該押鍵回数記憶エリア6には、
各々キーナンバーに対応するアドレスに毎に、キーナン
バーに対応する鍵の押鍵回数が順次更新されて記憶され
ることとなる。さらに、次のステップA18においては
、インクリメントされたレジスタOKの値が所定値K5
(例えば10,000回)となったか否かが判別され、
この判別がNOであって、OKの値がK5未満であれば
、ステップA19〜A26の処理を実行することなく、
このメインルーチンを抜ける。
【0029】一方、ステップA18の判別がYESであ
って、当該キーナンバーの鍵の押鍵回数が10,000
回となり、OK=K5となった場合には、演算「ATD
/OK」を実行し、つまり、10,000回までのタッ
チデータの累算値ATDをOKの値である10,000
で除し、その値をレジスタHTDに格納する(ステップ
A19)。これにより、該レジスタHTDには、押鍵さ
れたキーナンバーの鍵において、10,000回目まで
のタッチデータの1回当たりの平均値が格納されること
となる。
【0030】さらに、前記オフセットアドレスK4と、
レジスタKNに格納された値、つまりキーナンバーとか
らなるアドレスK4+KNがレジスタXに格納される(
ステップA20)。ここで、KNの値つまりキーナンバ
ーは、前述したように1〜nまでの値であることから、
K4+KNは図3に示した平均値記憶エリア7において
、キーナンバーKNに対応する記憶領域を示すアドレス
の値であり、ステップA20ではこのアドレスの値がレ
ジスタXに格納される。次に、前記平均値記憶エリア7
において、前記レジスタXに格納された値のアドレスに
よって示される記憶領域にデータ(X)として、HTD
の値つまり前記タッチデータの平均値が書き込まれる(
ステップA21)。
【0031】また、ステップA21に続くステップA2
2では、前記オフセットアドレスK2と、レジスタKN
に格納された値、つまりキーナンバーとからなるアドレ
スK2+KNがレジスタXに格納され、ここで、K2+
KNは前述したように、累算値記憶エリア5においてキ
ーナンバーKNに対応する記憶領域を示すアドレスの値
であり、ステップA7ではこのアドレスの値がレジスタ
Xに格納される。次に、前記累算値記憶エリア5におい
て、前記レジスタXに格納された値のアドレス、つまり
アドレスXによって示される記憶領域の値が0リセット
されるとともに、レジスタATDが0リセットされる(
ステップA23)。
【0032】さらに、ステップA23に続くステップA
24では、前記オフセットアドレスK3と、レジスタK
Nに格納された値、つまりキーナンバーとからなるアド
レスK3+KNがレジスタXに格納され、ここで、K3
+KNは前述したように、押鍵回数記憶エリア6におい
てキーナンバーKNに対応する記憶領域を示すアドレス
の値であり、ステップA24では該アドレスの値がレジ
スタXに格納される。次に、前記押鍵回数記憶エリア6
において、前記レジスタXに格納された値のアドレスに
よって示される記憶領域の値が0リセットされるととも
に、レジスタOKが0リセットされる(ステップA25
)。
【0033】つまり、ステップA22〜A25の処理に
より、押鍵回数が所定回数である10,000回となっ
た時点で、この押鍵回数が10,000回となった鍵の
タッチデータの累算値と、押鍵回数とが0リセットされ
るとともに、前記タッチデータの累算値および押鍵回数
を格納するための各レジスタATD,OKも予め0リセ
ットされるのである。
【0034】そして、ステップA25に続くステップA
26においては、補正データ作成処理が実行され、該補
正データ作成処理は図6,7に示した一連のフローチャ
ートによって実現される。なお、このフローチャートに
おいては、前述したメインルーチンで用いたレジスタと
同様のレジスタ以外に、タッチデータの平均値を格納す
るレジスタAHD、及び各カウンタC,D,Eが用いら
れている。
【0035】すなわち、先ず、前記オフセットアドレス
K4と、レジスタKNに格納された値、つまりキーナン
バーとからなるアドレスK4+KNがレジスタXに格納
され(ステップB1)、ここで、K4+KNは前述した
ように、平均値記憶エリア7においてキーナンバーKN
に対応する記憶領域を示すアドレスの値であり、ステッ
プB1では該アドレスの値がレジスタXに格納される。 次に、前記平均値記憶エリア7において、前記レジスタ
Xに格納された値をアドレスとして示される記憶領域か
ら、該記憶領域に格納されているデータ(X)が読み出
され、レジスタHTDに格納される(ステップB2)。 したがって、この読み出されたデータ(X)は、押鍵さ
れた鍵のキーナンバーKNに対応するアドレスに記憶さ
れていたタッチデータの平均値であって、前記キーナン
バーKNに対応するタッチデータの平均値がレジスタH
TDに格納されるのである。
【0036】引き続き、レジスタXの値から“3”減算
され(ステップB3)、カウンタEに“2”がセットさ
れ(ステップB4)、レジスタAHD及びカウンタDが
0リセットされるとともに(ステップB5)、カウンタ
Cに“3”がセットされる(ステップB6)。次に、前
記ステップB3にてレジスタXの値によって示されるア
ドレスに記憶されているデータ(X)、つまりタッチデ
ータの平均値が“0”であるか否かが判別される。
【0037】ここで、前記平均値記憶エリア7において
は、前述したメインルーチンのステップA18の判別が
YESとなって、押鍵回数が所定値である10,000
回となった場合においてのみ、当該鍵のタッチデータの
平均値が記憶され、1度も10,000回に達していな
い場合には、データの不存在を示す“0”が格納されて
いることから、該データが不存在である場合には、ステ
ップB7の判別はYESとなる。そして、この判別がY
ESである場合には、ステップB8,B9の処理を実行
することなく、ステップB10に進み、カウンタCの値
をデクリメントするとともに(ステップB10)、レジ
スタXの値をインクリメントする(ステップB11)。 さらに、レジスタCの値が“0”となったか否かを判別
し(ステップB12)、この判別がNOであって、C=
0となっていなければ、ステップB7に戻り、該ステッ
プB7からの判別処理を繰り返す。
【0038】該ステップB7の判別がNOである場合、
つまり平均値記憶エリア7においてレジスタXの値によ
って示されるアドレスに格納されているデータ(X)で
あるタッチデータの平均値が“0”以外の値である場合
には、データ(X)の値にこの時点でレジスタAHDに
格納されている値を加算して、レジスタAHDに格納す
る(ステップB8)。さらに、カウンタDの値をインク
リメントし(ステップB9)、前述したステップB10
,B11,B12の判別処理を実行する。
【0039】そして、C=0となって、ステップB12
の判別がYESとなると、カウンタEの値をデクリメン
トした後(ステップB13)、該カウンタEの値が“0
”となったか否かを判別し(ステップB14)、この判
別がNOである場合にはステップB6からの判別を繰り
返す一方、カウンタEの値が“0”となり、ステップB
14の判別がNOとなった時点で、ステップB15に進
む。
【0040】すなわち、以上のステップB1〜B14の
判別処理について、図8を用いてより具体的に再述する
ならば、前記ステップB1においてレジスタXの値が“
K4+26”であったとすると、平均値記憶エリア7の
アドレス“K4+26”からそのデータ“HTD26”
が読み出されてレジスタHTDにセットされる(ステッ
プB2)。次に、“X−3”に対応する値“K4+23
”がレジスタXにセットされ(ステップB3)、前述の
ようにカウンタEに“2”がセットされ(ステップB4
)、レジスタAHD及びカウンタDが0リセットされる
とともに(ステップB5)、カウンタCに“3”がセッ
トされる(ステップB6)。
【0041】次に、前記ステップB3にてレジスタXの
値X−3によって示されるアドレスK4+23に記憶さ
れているデータ(X)、つまりHTD23が“0”であ
るか否かが判別される(ステップB7)。本例では、こ
の判別はNOであることからステップB8に進み、該ス
テップB8の処理において、この時点まではAHDは“
0”であることから、(X)+AHD=0+HTD23
となり、レジスタAHDには、値“HTD23”が格納
される。引き続き、この時点まで“0”であったカウン
タDはインクリメントされて“1”となり(ステップB
9)、またこの時点まで“3”であったカウンタCはデ
クリメントされて“2”となる(ステップB10)。 さらに、この時点までX−3であったレジスタXは、イ
ンクリメントされて“X−2”の値である“K+24”
となる(ステップB11)。次に、C=0か否かの判別
を行うと(ステップB12)、この時点ではC=2であ
ってこの判別はNOとなり、ステップB7からの判別処
理が再度実行される。
【0042】したがって、前記ステップB12の判別が
YESとなるまでに、ステップB7〜B12までループ
が3回実行されることとなり、これにより、X−3であ
るアドレスK4+23のデータHTD23、X−2であ
るアドレスK4+24のデータHTD24、X−1であ
るアドレスK4+25のデータ“0”、が順次読み出さ
れることとなる。
【0043】しかし、アドレスK4+25のデータは“
0”であることから、ステップB7の判別はYESとな
り、このアドレスK4+25のデータに関しては、ステ
ップB8,B9の処理は実行されないこととなる。よっ
て、ステップB12の判別がYESとなって、前記ルー
プが3回繰り返された時点において、レジスタAHDに
は、“HTD23+HTD24”が格納されているとと
もに、カウンタDの値は“2”となっている。
【0044】そして、ステップB12からステップB1
3に進むと、この時点まで“2”であったカウンタEの
値がデクリメントされて“1”となり、E≠0であるか
らステップB14の判別はNOとなって、ステップB6
からの判別処理が繰り返される。このとき、予めステッ
プB3の処理によりX−3にセットされていたレジスタ
Xの値は、前記ループが3回繰り返されたことにより値
“X”となっている。
【0045】よって、ステップB6において、再度レジ
スタCに“3”がセットされ、C=0となってステップ
B12の判別がYESとなるまでに、前述と同様にステ
ップB7〜B12までの判別処理が3回繰り返されると
、これにより、XであるアドレスK4+26のデータH
TD26、X+1であるアドレスK4+27のデータH
TD27、X+2であるアドレスK4+28のデータH
TD28、が順次読み出されることとなる。
【0046】そして、アドレスK4+26、K4+27
、K4+28には全てデータが存在することから、ステ
ップB12の判別がYESとなって、2回目に前記ルー
プが3回繰り返された時点、つまり計6回前記ループが
繰り返された時点において、レジスタAHDには、“H
TD23+HTD24+HTD26+HTD27+HT
D28”が格納されているとともに、カウンタDの値は
“5”となっている。
【0047】そして、ステップB12からステップB1
3に進むと、この時点まで“1”であったカウンタEの
値がデクリメントされて“0”となり、E=0であるか
らステップB14の判別はYESとなって、ステップB
14から図7のステップB15に進む。該ステップB1
5においては、D=0か否かが判別されるが、前述した
例においては、D=5となっていることから、この判別
はNOとなり、“AHD/D”が演算される。該AHD
の値は、前述した例において“HTD23+HTD24
+HTD26+HTD27+HTD28”であることか
ら、この値を5で除することにより、K4+25を除く
K4+23〜K4+28までに記憶されているタッチデ
ータの平均値の平均値が求められ、このタッチデータの
平均値の平均値がレジスタAHDに格納される。
【0048】そして、次のステップB17においては、
AHD/HTD、つまり前記ステップB2にてレジスタ
HTD格納されたデータ(X)、前記例においては“H
TD26”と、前記タッチデータの平均値の平均値AH
Dとの比率が求められ、この比率がレジスタHDに格納
される。さらに、前記オフセットアドレスK1とキーナ
ンバーKNとからなるアドレスK1+KNがレジスタX
に格納される(ステップB18)。ここで、KNの値つ
まりキーナンバーは、前述したように1〜nまでの値で
あることから、K1+KNは図2に示したように、補正
データ記憶エリア4において、押鍵された鍵のキーナン
バーKNに対応する記憶領域を示すアドレスの値であり
、ステップB18ではこのアドレスの値がレジスタXに
格納される。次に、前記補正データ記憶エリア4におい
て、前記レジスタXに格納された値のアドレスによって
示される記憶領域に、データ(X)として、HDの値つ
まり前記比率が補正データとして書き込まれる(ステッ
プB19)。
【0049】したがって、この補正データHDが前述し
たメインルーチンのステップA11においてタッチデー
タTDに乗算されて、該タッチデータTDの補正値とし
て用いられることにより、図9に示したように、押鍵さ
れた鍵KNのタッチデータは、当該鍵のタッチデータの
平均値のみならず、この押鍵された鍵KNより低音側の
鍵KN−1,KN−2,KN−3と高音側の鍵KN+1
,KN+2の鍵のタッチデータの平均値にも依存して補
正されることとなる。よって、押鍵された鍵KNに設け
られているタッチデータを検出するための2個のスイッ
チに取り付け誤差や経年変化による誤差が存在したとし
ても、該誤差が前記鍵KNのタッチデータの平均値と、
前記鍵KNに近接する他の低音側の鍵KN−1,KN−
2,KN−3と高音側の鍵KN+1,KN+2のタッチ
データの平均値により補正され、楽音特性が無意味に変
動する不都合を解消することができる。
【0050】しかも、前記補正データを作成するに際し
ては、図8をもって説明したように、アドレスK4+2
5のように操作回数が10,000回に到達していない
演奏操作子のタッチデータの平均値は除かれ、操作回数
が10,000回に達している演奏操作子のタッチデー
タの平均値のみを用いて前記補正データが演算されるこ
とから、補正データを精度よくタッチデータの平均値に
応じたものにすることが可能となるのである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、操作され
た演奏操作子及びこれに近接する演奏操作子のタッチデ
ータの平均値により、当該操作された操作子のタッチデ
ータの補正データを演算し、この演算された前記補正デ
ータに基づき、タッチデータ検出手段によって検出され
たタッチデータを補正して楽音信号発生手段に供給する
ようにした。よって、該楽音信号発生手段に供給されて
楽音信号の発生に用いられるタッチデータは、当該操作
された演奏操作子のタッチデータの平均値に依存するの
みならず、操作された演奏操作子に近接する他の演奏操
作子のタッチデータの平均値にも依存して補正される。 したがって、当該操作された演奏操作子に設けられてい
るタッチデータ検出手段に、取り付け誤差や経年変化に
よる検出誤差があったとしても、他の演奏操作子に設け
られているタッチデータ検出手段のタッチデータの平均
値により前記誤差が補正され、楽音特性が無意味に変動
する不都合を解消することができる。
【0052】また、前記演算した補正データを、対応す
る演奏操作子毎に記憶するようにしたことから、タッチ
データの補正を行う度に補正データを演算する必要はな
く、記憶してある補正データによって、タッチデータの
補正が可能となり、よって、補正処理が迅速に可能とな
る。
【0053】また、操作回数が所定値になった演奏操作
子におけるタッチデータの累算値と前記所定値とにより
各演奏操作子毎のタッチデータの平均値を演算し、この
演算された前記タッチデータの平均値を各演奏操作子に
対応する記憶領域に記憶するようにした。よって、演奏
操作子に対する操作回数が所定値となる毎に各演奏操作
子のタッチデータの平均値が演算され、この演算された
タッチデータの平均値が記憶される。このため、長期に
亙って当該電子楽器を使用した場合には、演奏操作子に
対する操作が、所定値となる度に新たなタッチデータの
平均値が記憶されることから、該新たなタッチデータの
平均値を用いて補正データが演算されれば、前記タッチ
データ検出手段の経年変化に応じた補正データを得るこ
とが可能となり、これにより、タッチデータ検出手段の
経年変化による誤差を適正に補正することが可能となる
【0054】また、操作回数が前記所定値に達していな
い演奏操作子に対応する記憶領域を除く他の記憶領域か
ら前記タッチデータの平均値を読み出して、前記補正デ
ータを演算するようにした。よって、操作回数が所定値
に達している演奏操作子のタッチデータの平均値のみを
用いて前記補正データを演算することができ、これによ
り、補正データを適正に複数のタッチデータの平均値に
依存した値にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】同実施例において用いられる補正データ記憶エ
リアと累算値記憶エリアとを示す概念図である。
【図3】同実施例において用いられる押鍵回数記憶エリ
アと平均値記憶エリアとを示す概念図である。
【図4】同実施例において実行されるメインルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】同実施例の補正データ作成処理の内容を示すフ
ローチャートである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図6,7のフローチャートにおいて平均値記憶
エリアから読み出されるデータを示す説明図である。
【図9】同実施例の補正データと鍵との関係を示す説明
図である。
【符号の説明】
1    CPU 2    ROM 3    RAM 4    補正データ記憶エリア 5    累算値記憶エリア 6    押鍵回数記憶エリア 7    平均値記憶エリア 8    鍵盤 11  音源 12  発音回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  楽音の音高を指定するために操作され
    る複数個の演奏操作子と、該演奏操作子が操作された際
    のタッチデータを各演奏操作子毎に検出するタッチデー
    タ検出手段と、該タッチデータ検出手段により検出され
    た前記タッチデータと前記演奏操作子の操作により指定
    された音高とに基づき楽音信号を発生する楽音信号発生
    手段と、を有する電子楽器において、前記各演奏操作子
    毎のタッチデータの平均値を演算して、対応する記憶領
    域に記憶する演算記憶手段と、該演算記憶手段の前記記
    憶領域から操作された演奏操作子及びこれに近接する演
    奏操作子のタッチデータの平均値を読み出す読み出し手
    段と、該読み出し手段により読み出された複数のタッチ
    データの平均値の平均値を演算する第1の演算手段と、
    該第1の演算手段により演算された前記平均値と前記読
    み出し手段により読み出される前記操作された演奏操作
    子の前記平均値とにより、当該操作された操作子のタッ
    チデータの補正データを演算する第2の演算手段と、該
    第2の演算手段にて演算された前記補正データに基づき
    、前記タッチデータ検出手段によって検出されたタッチ
    データを補正して前記楽音信号発生手段に供給する補正
    手段と、を備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】  前記第2の演算手段は、前記演算した
    補正データを、対応する演奏操作子毎に記憶する補正デ
    ータ記憶手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    電子楽器。
  3. 【請求項3】  前記演算記憶手段は、前記タッチデー
    タ検出手段により検出されたタッチデータを各演奏操作
    子毎に累算して記憶する累算値記憶手段と、前記演奏操
    作子の操作回数を各演奏操作子毎に記憶する操作回数記
    憶手段と、該操作回数記憶手段に記憶された操作回数が
    所定値になった演奏操作子におけるタッチデータの累算
    値を前記累算値記憶手段から読み出すとともに、該累算
    値と前記所定値とによりタッチデータの平均値を演算す
    る平均値演算手段と、該平均値演算手段により演算され
    た前記タッチデータの平均値を各演奏操作子に対応する
    記憶領域に記憶する平均値記憶手段と、からなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】  前記平均値記憶手段において、前記操
    作回数が前記所定値に達していない演奏操作子に対応す
    る記憶領域には、前記タッチデータの平均値の不存在を
    示す値が記憶され、前記読み出し手段は、この不存在を
    示す値が記憶された記憶領域を除く他の記憶領域から前
    記タッチデータの平均値を読み出すことを特徴とする請
    求項3記載の電子楽器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188030A (ja) * 2005-12-14 2007-07-26 Yamaha Corp 電子楽器の鍵盤装置
JP2008268362A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器及びその処理方法
JP2013041296A (ja) * 2012-10-22 2013-02-28 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器

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JP2008268362A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子鍵盤楽器及びその処理方法
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