JP2763529B2 - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は鍵盤を備えた電子楽器に関するものである。
従来の技術
従来の鍵盤を備えた電子楽器は第6図に示すようなも
のであった。すなわち、1は例えば88鍵の白鍵及び黒鍵
よりなる鍵盤、2は88鍵の各鍵に設けられたスイッチを
有し、鍵盤1を押鍵した際、どの鍵が押鍵されたかを検
出するとともに、押鍵された鍵の動きに連動するスイッ
チの第1の可動接点及び第2の可動接点が固定接点に接
触する時間差が大小により押鍵速度を検出するキータッ
チ検出回路、3は鍵盤1の鍵のうちどの鍵が押鍵された
かの情報及び押鍵速度情報を押鍵情報として格納すべき
メモリを割当てるキーアサイナ、4は生ピアノ,電子ピ
アノあるいはハープシコード等の音色をつけるための音
色指定回路、5はキーアサイナ3及び音色指定回路4の
出力により音源6を制御する音源制御回路、7は音源6
からの出力を増幅してスピーカ8を駆動する増幅器であ
る。 以下、上記のように構成された従来の電子楽器の動作
について説明する。 まず、鍵盤1の鍵が押鍵されると、キータッチ検出回
路2がどの鍵がどの位の速度で押鍵されたかを検出し、
押鍵情報としてキーアサイナ3に出力する。キーアサイ
ナ3はこの押鍵情報をうけ、それを格納すべきメモリを
割当てる。音源制御回路5はメモリ内の押鍵情報及び音
色指定回路4によって指定された音色情報に基づき音源
6を制御し、音源6から出力された信号は増幅器7を介
してスピーカ8から発音される。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来例では88鍵の全鍵に設けられ
たキータッチ検出回路2のスイッチのバラツキをなくす
ため極めて多くの労力が払われていた。すなわち、同じ
速度で押鍵された2以上の複数の鍵は各鍵のスイッチに
おいて第1の可動接点及び第2の可動接点が固定接点に
接触する時間差が等しく検出されなければならず、検出
される時間差が等しくなるよう各鍵のスイッチにバラツ
キがないように第1,第2の可動接点と固定接点の間の距
離を88鍵全鍵について調整しなければならないという問
題点があった。 本発明はこのような従来の問題を解決するためになさ
れたもので、各鍵に設けたスイッチの接点間のバラツキ
を調整することなしに各鍵のキータッチのバラツキを補
正し、製造し易い電子楽器を提供するとともに、楽器と
しての完成度を高めることを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明の電子楽器は上記目的を達成するために、複数
の鍵を有する鍵盤と、前記鍵盤の各鍵に対応して設けら
れた複数の接点を有するスイッチと、前記スイッチの接
点の接触時間差により押鍵速度情報を得るキータッチ検
出回路と、前記スイッチの各鍵毎の接点間の距離の差で
生ずる時間差のバラツキをバラツキデータとして記憶さ
せるバラツキデータメモリと、前記キータッチ検出回路
で得た押鍵速度情報を前記バラツキデータメモリからの
バラツキデータにより補正するキータッチ補正回路とを
備えたものである。 作用 上記手段による本発明の作用は次のようになる。即
ち、各鍵に対応して設けられたスイッチの機械的なバラ
ツキをバラツキデータメモリに記憶させておき、このバ
ラツキデータによって押鍵の都度押鍵速度情報を補正
し、正しい押鍵速度情報を得るようにしたものである。 実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。 第1図は本実施例の電子楽器の構成を示すブロック図
であり、11は例えば88鍵の白鍵及び黒鍵よりなる鍵盤、
12は88鍵の各鍵に設けられたスイッチを有し、鍵盤11を
押鍵した際、どの鍵が押鍵されたかを検出するととも
に、押鍵された鍵の動きに連動する前記スイッチの第1
の可動接点及び第2の可動接点が固定接点に接触する時
間差の大小により押鍵速度を検出するキータッチ検出回
路、13は各鍵に対して設けられたキータッチ検出回路の
バラツキをランク分けしバラツキランクデータとして記
憶するバラツキデータメモリ、14はキータッチ検出回路
12で検出された押下鍵の第1の可動接点及び第2の可動
接点が固定接点に接触する時間差のタッチ情報を対応す
る鍵のバラツキランクデータを基に修正し、正しい押鍵
速度を表わす「標準化されたタッチ情報」を求めるキー
タッチ補正回路、15は鍵盤1の鍵のうちどの鍵が押鍵さ
れたかの情報及び押鍵速度情報を押鍵情報として格納す
べきメモリを割当てるキーアサイナ、16は生ピアノ,電
子ピアノあるいはハーブシコード等の音色をつけるため
の音色指定回路、17はキーアサイナ15及び音色指定回路
4の出力により音源18を制御する音源制御回路、19は音
源18からの出力を増幅してスピーカ20を駆動する増幅器
である。 次にキータッチ検出回路12の接点の構成について説明
する。第2図において11aは鍵盤11のうちの1つの鍵を
示し、この1つの鍵に対応してスイッチ12aが設けられ
ている。12bはスイッチ12aの第1の可動接点、12cは第
2の可動接点で、これら第1,第2の可動接点12b,12cは
ゴム等の可撓性を有する材料より構成された略つり金状
の接点カバー12d内に接点カバー12dの最下部からの高さ
が異なるように取付けてある。12eは接点カバー12dの下
部に取付けた固定接点である。このような構成において
鍵11aを押下すると接点カバー12dの頂部に鍵11aの下部
が当接し、接点カバー12dが撓む。次いで第1の可動接
点12bが固定接点12eに接触し、さらに鍵11aを押下する
と第2の可動接点12cが固定接点12eに接触する。ところ
が接点カバー12dはゴム等より構成されており、従っ
て、第1の可動接点と第2の可動接点との間の距離は各
鍵に設けられたスイッチ毎にバラツキがある。この各ス
イッチ接点間のバラツキを±25%の範囲で5つに区切
り、0〜4までのバラツキランクに分けた。これを第3
図(a),(b)に示す。第3図(c)は各鍵の接点間
をバラツキ±25%即ちバラツキランク0に補正するため
の係数を示したもの、第3図(d)は各鍵の接点間のバ
ラツキがキータッチ検出回路で検出される押鍵速度に与
える影響を示したもので、バラツキランクが大きいもの
程、実際の押鍵速度よりも遅く検出され、従ってキータ
ッチも弱く検出されることを示している。第4図はバラ
ツキデータメモリ13の内部構成を示すもので、鍵盤11の
各鍵に対応して3ビットのデータ容量を持たせてある。 以上のように構成された本実施例の電子楽器の動作に
ついて第5図に示したフローチャートに基づき説明す
る。 まず使用者が鍵盤11の鍵を押下すると、その鍵に対応
するスイッチが操作され、第1の可動接点が固定接点に
接し、キータッチ検出回路12によって鍵盤11の88鍵のう
ちどの鍵が押されたかが判断され「鍵No.情報」が作成
される。次いで第2の可動接点が固定接点に接すると、
キータッチ検出回路12によって第1の可動接点が固定接
点が接した時間と第2の可動接点が固定接点に接した時
間との時間差の生データが検出され、押鍵速度を表わす
「タッチ情報」が得られる(ステップ1)。この時得ら
れる「タッチ情報」は前述したように各鍵に設けられた
スイッチ毎にバラツキを有するものであり、次のキータ
ッチ補正回路14にて第4図に示した鍵No.に対応したバ
ラツキランクデータを参照し(ステップ2)、このバラ
ツキランクデータを基に第3図に示した補正係数を求め
る(ステップ3)。ここで、補正係数とバラツキランク
は一対一に対応しているので、この関係を記憶させてお
けばバラツキランクに対する補正係数は即座に求められ
る。次に、求めた補正係数をステップ1で得た「タッチ
情報」に掛け算して「標準化されたタッチ情報」を得る
(ステップ4)。 このようにして得られた「標準化されたタッチ情報」
は正しい押鍵速度を表わす情報として「鍵No.情報」と
一緒にキーアサイナ15に出力される。以後の動作は従来
のものと同じなので、詳しい接触は省略する。 以上のように本実施例によれば、鍵盤11の各鍵に対応
して設けたスイッチの接点間のバラツキをバラツキラン
クデータとしてバラツキデータメモリ13に記憶してお
き、鍵が操作された際キータッチ検出回路12によって得
られる「タッチ情報」をバラツキランクデータを基にキ
ータッチ補正回路14にて補正し、「標準化されたタッチ
情報」を得るようにしたものであるので、各鍵に設けた
スイッチの接点間のバラツキを調整する必要がない。ま
た、キータッチ補正回路14は接点間のバラツキランクに
対応して補正係数を記憶させておけば、即座に補正係数
を求めることができ、これを「タッチ情報」に掛け算す
るだけで極めて簡単に「標準化されたタッチ情報」を得
ることができる。 発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明は、複数の鍵
を有する鍵盤と、前記複数の鍵の各鍵に対応して設けら
れたスイッチを有し、このスイッチの接続状態により押
鍵速度情報を得るキータッチ検出回路と、前記スイッチ
のそれぞれのバラツキを表わすデータを記憶するバラツ
キデータメモリと、前記キータッチ検出回路で得た押鍵
速度情報を対応する鍵の前記バラツキデータメモリに記
憶したバラツキデータを基に補正するキータッチ補正回
路とを備えており、押鍵の都度押鍵速度情報をバラツキ
データメモリ内のバラツキデータによって補正するもの
であるので、各鍵に対応して設けられた多数のスイッチ
について機械的なバラツキを調整する必要なしに各鍵の
キータッチのバラツキを補正することができ、製造し易
い電子楽器を提供することができるとともに、楽器とし
ての完成度を高めることができる。
のであった。すなわち、1は例えば88鍵の白鍵及び黒鍵
よりなる鍵盤、2は88鍵の各鍵に設けられたスイッチを
有し、鍵盤1を押鍵した際、どの鍵が押鍵されたかを検
出するとともに、押鍵された鍵の動きに連動するスイッ
チの第1の可動接点及び第2の可動接点が固定接点に接
触する時間差が大小により押鍵速度を検出するキータッ
チ検出回路、3は鍵盤1の鍵のうちどの鍵が押鍵された
かの情報及び押鍵速度情報を押鍵情報として格納すべき
メモリを割当てるキーアサイナ、4は生ピアノ,電子ピ
アノあるいはハープシコード等の音色をつけるための音
色指定回路、5はキーアサイナ3及び音色指定回路4の
出力により音源6を制御する音源制御回路、7は音源6
からの出力を増幅してスピーカ8を駆動する増幅器であ
る。 以下、上記のように構成された従来の電子楽器の動作
について説明する。 まず、鍵盤1の鍵が押鍵されると、キータッチ検出回
路2がどの鍵がどの位の速度で押鍵されたかを検出し、
押鍵情報としてキーアサイナ3に出力する。キーアサイ
ナ3はこの押鍵情報をうけ、それを格納すべきメモリを
割当てる。音源制御回路5はメモリ内の押鍵情報及び音
色指定回路4によって指定された音色情報に基づき音源
6を制御し、音源6から出力された信号は増幅器7を介
してスピーカ8から発音される。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来例では88鍵の全鍵に設けられ
たキータッチ検出回路2のスイッチのバラツキをなくす
ため極めて多くの労力が払われていた。すなわち、同じ
速度で押鍵された2以上の複数の鍵は各鍵のスイッチに
おいて第1の可動接点及び第2の可動接点が固定接点に
接触する時間差が等しく検出されなければならず、検出
される時間差が等しくなるよう各鍵のスイッチにバラツ
キがないように第1,第2の可動接点と固定接点の間の距
離を88鍵全鍵について調整しなければならないという問
題点があった。 本発明はこのような従来の問題を解決するためになさ
れたもので、各鍵に設けたスイッチの接点間のバラツキ
を調整することなしに各鍵のキータッチのバラツキを補
正し、製造し易い電子楽器を提供するとともに、楽器と
しての完成度を高めることを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明の電子楽器は上記目的を達成するために、複数
の鍵を有する鍵盤と、前記鍵盤の各鍵に対応して設けら
れた複数の接点を有するスイッチと、前記スイッチの接
点の接触時間差により押鍵速度情報を得るキータッチ検
出回路と、前記スイッチの各鍵毎の接点間の距離の差で
生ずる時間差のバラツキをバラツキデータとして記憶さ
せるバラツキデータメモリと、前記キータッチ検出回路
で得た押鍵速度情報を前記バラツキデータメモリからの
バラツキデータにより補正するキータッチ補正回路とを
備えたものである。 作用 上記手段による本発明の作用は次のようになる。即
ち、各鍵に対応して設けられたスイッチの機械的なバラ
ツキをバラツキデータメモリに記憶させておき、このバ
ラツキデータによって押鍵の都度押鍵速度情報を補正
し、正しい押鍵速度情報を得るようにしたものである。 実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。 第1図は本実施例の電子楽器の構成を示すブロック図
であり、11は例えば88鍵の白鍵及び黒鍵よりなる鍵盤、
12は88鍵の各鍵に設けられたスイッチを有し、鍵盤11を
押鍵した際、どの鍵が押鍵されたかを検出するととも
に、押鍵された鍵の動きに連動する前記スイッチの第1
の可動接点及び第2の可動接点が固定接点に接触する時
間差の大小により押鍵速度を検出するキータッチ検出回
路、13は各鍵に対して設けられたキータッチ検出回路の
バラツキをランク分けしバラツキランクデータとして記
憶するバラツキデータメモリ、14はキータッチ検出回路
12で検出された押下鍵の第1の可動接点及び第2の可動
接点が固定接点に接触する時間差のタッチ情報を対応す
る鍵のバラツキランクデータを基に修正し、正しい押鍵
速度を表わす「標準化されたタッチ情報」を求めるキー
タッチ補正回路、15は鍵盤1の鍵のうちどの鍵が押鍵さ
れたかの情報及び押鍵速度情報を押鍵情報として格納す
べきメモリを割当てるキーアサイナ、16は生ピアノ,電
子ピアノあるいはハーブシコード等の音色をつけるため
の音色指定回路、17はキーアサイナ15及び音色指定回路
4の出力により音源18を制御する音源制御回路、19は音
源18からの出力を増幅してスピーカ20を駆動する増幅器
である。 次にキータッチ検出回路12の接点の構成について説明
する。第2図において11aは鍵盤11のうちの1つの鍵を
示し、この1つの鍵に対応してスイッチ12aが設けられ
ている。12bはスイッチ12aの第1の可動接点、12cは第
2の可動接点で、これら第1,第2の可動接点12b,12cは
ゴム等の可撓性を有する材料より構成された略つり金状
の接点カバー12d内に接点カバー12dの最下部からの高さ
が異なるように取付けてある。12eは接点カバー12dの下
部に取付けた固定接点である。このような構成において
鍵11aを押下すると接点カバー12dの頂部に鍵11aの下部
が当接し、接点カバー12dが撓む。次いで第1の可動接
点12bが固定接点12eに接触し、さらに鍵11aを押下する
と第2の可動接点12cが固定接点12eに接触する。ところ
が接点カバー12dはゴム等より構成されており、従っ
て、第1の可動接点と第2の可動接点との間の距離は各
鍵に設けられたスイッチ毎にバラツキがある。この各ス
イッチ接点間のバラツキを±25%の範囲で5つに区切
り、0〜4までのバラツキランクに分けた。これを第3
図(a),(b)に示す。第3図(c)は各鍵の接点間
をバラツキ±25%即ちバラツキランク0に補正するため
の係数を示したもの、第3図(d)は各鍵の接点間のバ
ラツキがキータッチ検出回路で検出される押鍵速度に与
える影響を示したもので、バラツキランクが大きいもの
程、実際の押鍵速度よりも遅く検出され、従ってキータ
ッチも弱く検出されることを示している。第4図はバラ
ツキデータメモリ13の内部構成を示すもので、鍵盤11の
各鍵に対応して3ビットのデータ容量を持たせてある。 以上のように構成された本実施例の電子楽器の動作に
ついて第5図に示したフローチャートに基づき説明す
る。 まず使用者が鍵盤11の鍵を押下すると、その鍵に対応
するスイッチが操作され、第1の可動接点が固定接点に
接し、キータッチ検出回路12によって鍵盤11の88鍵のう
ちどの鍵が押されたかが判断され「鍵No.情報」が作成
される。次いで第2の可動接点が固定接点に接すると、
キータッチ検出回路12によって第1の可動接点が固定接
点が接した時間と第2の可動接点が固定接点に接した時
間との時間差の生データが検出され、押鍵速度を表わす
「タッチ情報」が得られる(ステップ1)。この時得ら
れる「タッチ情報」は前述したように各鍵に設けられた
スイッチ毎にバラツキを有するものであり、次のキータ
ッチ補正回路14にて第4図に示した鍵No.に対応したバ
ラツキランクデータを参照し(ステップ2)、このバラ
ツキランクデータを基に第3図に示した補正係数を求め
る(ステップ3)。ここで、補正係数とバラツキランク
は一対一に対応しているので、この関係を記憶させてお
けばバラツキランクに対する補正係数は即座に求められ
る。次に、求めた補正係数をステップ1で得た「タッチ
情報」に掛け算して「標準化されたタッチ情報」を得る
(ステップ4)。 このようにして得られた「標準化されたタッチ情報」
は正しい押鍵速度を表わす情報として「鍵No.情報」と
一緒にキーアサイナ15に出力される。以後の動作は従来
のものと同じなので、詳しい接触は省略する。 以上のように本実施例によれば、鍵盤11の各鍵に対応
して設けたスイッチの接点間のバラツキをバラツキラン
クデータとしてバラツキデータメモリ13に記憶してお
き、鍵が操作された際キータッチ検出回路12によって得
られる「タッチ情報」をバラツキランクデータを基にキ
ータッチ補正回路14にて補正し、「標準化されたタッチ
情報」を得るようにしたものであるので、各鍵に設けた
スイッチの接点間のバラツキを調整する必要がない。ま
た、キータッチ補正回路14は接点間のバラツキランクに
対応して補正係数を記憶させておけば、即座に補正係数
を求めることができ、これを「タッチ情報」に掛け算す
るだけで極めて簡単に「標準化されたタッチ情報」を得
ることができる。 発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明は、複数の鍵
を有する鍵盤と、前記複数の鍵の各鍵に対応して設けら
れたスイッチを有し、このスイッチの接続状態により押
鍵速度情報を得るキータッチ検出回路と、前記スイッチ
のそれぞれのバラツキを表わすデータを記憶するバラツ
キデータメモリと、前記キータッチ検出回路で得た押鍵
速度情報を対応する鍵の前記バラツキデータメモリに記
憶したバラツキデータを基に補正するキータッチ補正回
路とを備えており、押鍵の都度押鍵速度情報をバラツキ
データメモリ内のバラツキデータによって補正するもの
であるので、各鍵に対応して設けられた多数のスイッチ
について機械的なバラツキを調整する必要なしに各鍵の
キータッチのバラツキを補正することができ、製造し易
い電子楽器を提供することができるとともに、楽器とし
ての完成度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の電子楽器のブロック図、第2
図は同スイッチの断面図、第3図は同スイッチの接点間
のバラツキを示すグラフ、第4図は同バラツキデータメ
モリの構成を示す模式図、第5図は同電子楽器のタッチ
情報補正処理を示すフローチャート、第6図は従来例の
ブロック図である。 11……鍵盤、11a……鍵、12……キータッチ検出回路、1
2a……スイッチ、13……バラツキデータメモリ、14……
キータッチ補正回路。
図は同スイッチの断面図、第3図は同スイッチの接点間
のバラツキを示すグラフ、第4図は同バラツキデータメ
モリの構成を示す模式図、第5図は同電子楽器のタッチ
情報補正処理を示すフローチャート、第6図は従来例の
ブロック図である。 11……鍵盤、11a……鍵、12……キータッチ検出回路、1
2a……スイッチ、13……バラツキデータメモリ、14……
キータッチ補正回路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭59−27599(JP,U)
実開 昭55−35519(JP,U)
特公 昭59−838(JP,B2)
実公 昭57−55669(JP,Y2)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数の鍵を有する鍵盤と、前記鍵盤の各鍵に対応し
て設けられた複数の接点を有するスイッチと、前記スイ
ッチの接点の接触時間差により押鍵速度情報を得るキー
タッチ検出回路と、前記スイッチの各鍵毎の接点間の距
離の差で生ずる時間差のバラツキをバラツキデータとし
て記憶させるバラツキデータメモリと、前記キータッチ
検出回路で得た押鍵速度情報を前記バラツキデータメモ
リからのバラツキデータにより補正するキータッチ補正
回路とを備えた電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61206354A JP2763529B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61206354A JP2763529B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6361293A JPS6361293A (ja) | 1988-03-17 |
JP2763529B2 true JP2763529B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16521925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61206354A Expired - Lifetime JP2763529B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763529B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3724088B2 (ja) * | 1996-12-10 | 2005-12-07 | 松下電器産業株式会社 | 電子楽器の鍵盤装置 |
HUE037025T2 (hu) | 2010-08-05 | 2018-08-28 | Nestec Sa | Fõzési segédeszköz |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5535519U (ja) * | 1978-08-30 | 1980-03-07 | ||
JPS5755669U (ja) * | 1980-09-18 | 1982-04-01 | ||
JPS59838A (ja) * | 1982-06-26 | 1984-01-06 | Toshiba Corp | フオ−カスイオンビ−ム装置 |
JPS5927599U (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-21 | ロ−ランド株式会社 | 電子楽器におけるタツチコントロ−ル装置 |
-
1986
- 1986-09-02 JP JP61206354A patent/JP2763529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6361293A (ja) | 1988-03-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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