JPH04247931A - 立体樹脂モデルの製造方法及びその装置 - Google Patents
立体樹脂モデルの製造方法及びその装置Info
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- JPH04247931A JPH04247931A JP3007470A JP747091A JPH04247931A JP H04247931 A JPH04247931 A JP H04247931A JP 3007470 A JP3007470 A JP 3007470A JP 747091 A JP747091 A JP 747091A JP H04247931 A JPH04247931 A JP H04247931A
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims abstract description 46
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 239000007787 solid Substances 0.000 title abstract 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 52
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims abstract description 46
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims abstract 2
- 238000000016 photochemical curing Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
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- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/49—Nc machine tool, till multiple
- G05B2219/49013—Deposit layers, cured by scanning laser, stereo lithography SLA, prototyping
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光硬化による立体樹脂モ
デルの製造方法及びその装置に関するものである。
デルの製造方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光硬化による立体樹脂モデルの製
造方法を図4に示す。
造方法を図4に示す。
【0003】まず(イ)のように、3次元CAD上にデ
ザインされたモデルaを幾層もの薄い断面体にスライス
して等高線状の断面デ−タを作成し、これらデ−タを制
御装置のコンピュ−タ上に保持しておく。
ザインされたモデルaを幾層もの薄い断面体にスライス
して等高線状の断面デ−タを作成し、これらデ−タを制
御装置のコンピュ−タ上に保持しておく。
【0004】次に(ロ)に示すように、光硬化樹脂液3
を満たした液槽1において、最初に、Z方向(上下方向
)に移動可能なワ−クテ−ブル4をその上面を樹脂液3
が覆い隠すように液面3a近くに止め、その液面3aに
、紫外線レ−ザ光線16を、図示のガルバノミラ−17
又は図示していないXYプロッタから成る光スキャナ1
8により、X−Y方向に走査しながら照射する。すなわ
ち上記等高線状の断面デ−タに基き光スキャナ18を制
御することにより、上記立体モデルaの第1層目のスラ
イス断面形状に沿って液面3aをレ−ザ光線16で走査
する。レ−ザ光が照射された箇所の樹脂液は硬化し、ワ
−クテ−ブル4上に第1層目のスライス断面形状が固着
形成される。
を満たした液槽1において、最初に、Z方向(上下方向
)に移動可能なワ−クテ−ブル4をその上面を樹脂液3
が覆い隠すように液面3a近くに止め、その液面3aに
、紫外線レ−ザ光線16を、図示のガルバノミラ−17
又は図示していないXYプロッタから成る光スキャナ1
8により、X−Y方向に走査しながら照射する。すなわ
ち上記等高線状の断面デ−タに基き光スキャナ18を制
御することにより、上記立体モデルaの第1層目のスラ
イス断面形状に沿って液面3aをレ−ザ光線16で走査
する。レ−ザ光が照射された箇所の樹脂液は硬化し、ワ
−クテ−ブル4上に第1層目のスライス断面形状が固着
形成される。
【0005】次に、ワ−クテ−ブル4を少し下げると、
樹脂液が回り込んで来て第1層目の硬化した樹脂の上に
薄い液状の樹脂層ができる。これにまたレ−ザ光線16
を照射し且つ走査して第2層目のスライス断面形状を硬
化させる。
樹脂液が回り込んで来て第1層目の硬化した樹脂の上に
薄い液状の樹脂層ができる。これにまたレ−ザ光線16
を照射し且つ走査して第2層目のスライス断面形状を硬
化させる。
【0006】この操作を繰り返すと、(ハ),(ニ)に
示すように薄い層が徐々に積層されて立体モデルの積層
ワ−ク部b,cが形成されていく。所望の積層ワ−ク部
cが出来上がったところで、(ホ)に示すようにワ−ク
テ−ブル4を樹脂液3中から引上げ、完成した積層ワ−
ク(立体樹脂モデル)dを得る。
示すように薄い層が徐々に積層されて立体モデルの積層
ワ−ク部b,cが形成されていく。所望の積層ワ−ク部
cが出来上がったところで、(ホ)に示すようにワ−ク
テ−ブル4を樹脂液3中から引上げ、完成した積層ワ−
ク(立体樹脂モデル)dを得る。
【0007】このような積層加工による立体樹脂モデル
の光造型方法は、金型加工のような特殊な技術を必要と
せずに、ある一定精度の範囲内であればCADデ−タか
ら直接立体樹脂モデルが作成できる。したがって、複数
の立体樹脂モデルを作成し最適な形状を確認した上で量
産用などの金型を起こすといったことが可能であり、重
要な技術として確立されつつある。
の光造型方法は、金型加工のような特殊な技術を必要と
せずに、ある一定精度の範囲内であればCADデ−タか
ら直接立体樹脂モデルが作成できる。したがって、複数
の立体樹脂モデルを作成し最適な形状を確認した上で量
産用などの金型を起こすといったことが可能であり、重
要な技術として確立されつつある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の製
造方法は、立体モデルの1断面を構成する樹脂を硬化さ
せるのに、その硬化すべき断面形状の全面積をスポット
状のレ−ザ光で走査しなければならないためかなりの時
間を要していた。
造方法は、立体モデルの1断面を構成する樹脂を硬化さ
せるのに、その硬化すべき断面形状の全面積をスポット
状のレ−ザ光で走査しなければならないためかなりの時
間を要していた。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解決し、立体
樹脂モデルの製造に要する時間を短縮化し得る製造方法
及び装置を提供することにある。
樹脂モデルの製造に要する時間を短縮化し得る製造方法
及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る製造方法においては、光硬化樹脂液の液面
の上方に設けた液晶パネルに透明部及び反透明部からな
る立体モデルのスライス断面形状パタ−ンを表示させ、
その液晶パネルをマスクにして上記液面に光を照射する
ようにしたものである。
本発明に係る製造方法においては、光硬化樹脂液の液面
の上方に設けた液晶パネルに透明部及び反透明部からな
る立体モデルのスライス断面形状パタ−ンを表示させ、
その液晶パネルをマスクにして上記液面に光を照射する
ようにしたものである。
【0011】次に、本発明に係る製造装置にあっては、
光硬化樹脂を満たした液槽と、この液槽の液中に浸した
ワ−クテ−ブルを昇降させるテ−ブル駆動装置と、上記
液槽の上方に設けられ透明部及び反透明部からなるパタ
−ンを表示する液晶パネルと、その液晶パネルの上方か
ら上記液槽の液面に光を照射する光源と、3次元デザイ
ンのモデルを幾層もの薄い断面体にスライスした断面デ
−タを保持し、その断面デ−タに基いて上記液晶パネル
の制御及び各層切替え時の上記駆動装置の制御を行う制
御装置とを備えているものである。
光硬化樹脂を満たした液槽と、この液槽の液中に浸した
ワ−クテ−ブルを昇降させるテ−ブル駆動装置と、上記
液槽の上方に設けられ透明部及び反透明部からなるパタ
−ンを表示する液晶パネルと、その液晶パネルの上方か
ら上記液槽の液面に光を照射する光源と、3次元デザイ
ンのモデルを幾層もの薄い断面体にスライスした断面デ
−タを保持し、その断面デ−タに基いて上記液晶パネル
の制御及び各層切替え時の上記駆動装置の制御を行う制
御装置とを備えているものである。
【0012】
【作用】液晶パネルの透明箇所に照射された光はそのま
ま透過し、反透明箇所に照射された光は遮断される。そ
こで、硬化させるべき断面形状のパタ−ンを液晶パネル
上に液晶の透明部で表示しておき、これをマスクにして
所定パタ−ンの光を液面に一括して照射する。光照射に
よって一層分樹脂液が硬化する度にワ−クテ−ブルを少
し下降させ、硬化層上に樹脂液が回り込むのを待って次
の層の光照射を行う。各層毎に液晶パネルの表示パタ−
ンを変化させることにより、薄い層が徐々に積層されて
立体モデルの積層ワ−クが形成されていく。液晶パネル
上に表示させるパタ−ンは通常の液晶ディスプレイ(例
えば液晶テレビの画面、電卓の表示部等)と同様電気的
に瞬時にして変更することができる。
ま透過し、反透明箇所に照射された光は遮断される。そ
こで、硬化させるべき断面形状のパタ−ンを液晶パネル
上に液晶の透明部で表示しておき、これをマスクにして
所定パタ−ンの光を液面に一括して照射する。光照射に
よって一層分樹脂液が硬化する度にワ−クテ−ブルを少
し下降させ、硬化層上に樹脂液が回り込むのを待って次
の層の光照射を行う。各層毎に液晶パネルの表示パタ−
ンを変化させることにより、薄い層が徐々に積層されて
立体モデルの積層ワ−クが形成されていく。液晶パネル
上に表示させるパタ−ンは通常の液晶ディスプレイ(例
えば液晶テレビの画面、電卓の表示部等)と同様電気的
に瞬時にして変更することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明を具体的実施例により説明する。
【0014】図1に、立体樹脂モデルの高速製造装置を
示す。
示す。
【0015】1は立体樹脂モデル2を製造するための液
槽であり、液槽1は紫外線を照射すると硬化する光硬化
樹脂液3で満たされている。この光硬化樹脂液3中には
ワ−クテ−ブル4が配置されている。ワ−クテ−ブル4
はテ−ブル駆動装置5により昇降可能に支持されている
。液槽1の光硬化樹脂液液面3aの上方にはワ−クテ−
ブル4とほぼ同じ大きさの液晶パネル6が水平に設けら
れている。液晶パネル6は上記テ−ブル駆動装置5と共
に後述する制御装置11に接続されている。液晶パネル
6の上方にはコリメ−トレンズ10が設けられ、さらに
その上方には紫外線光源7が設けられている。
槽であり、液槽1は紫外線を照射すると硬化する光硬化
樹脂液3で満たされている。この光硬化樹脂液3中には
ワ−クテ−ブル4が配置されている。ワ−クテ−ブル4
はテ−ブル駆動装置5により昇降可能に支持されている
。液槽1の光硬化樹脂液液面3aの上方にはワ−クテ−
ブル4とほぼ同じ大きさの液晶パネル6が水平に設けら
れている。液晶パネル6は上記テ−ブル駆動装置5と共
に後述する制御装置11に接続されている。液晶パネル
6の上方にはコリメ−トレンズ10が設けられ、さらに
その上方には紫外線光源7が設けられている。
【0016】コリメ−トレンズ10は紫外線光源7から
出射された紫外光を平行光9にして液晶パネル6上に垂
直に照射する。
出射された紫外光を平行光9にして液晶パネル6上に垂
直に照射する。
【0017】液晶パネル6は略全面が液晶表示部で構成
されており、その表示部上に液晶の透明部及び反透明部
からなる任意の断面形状パタ−ンを表示することができ
る。液晶表示部の両面は透明薄板のカバ−(図示せず)
で覆われており、表示部の透明箇所に照射された光はそ
のまま透過し、反透明箇所に照射された光は遮断される
。すなわち液晶パネル6は、硬化させる断面形状のパタ
−ンのみを透明に表示しておくことによりマスクとして
の機能を発揮する。
されており、その表示部上に液晶の透明部及び反透明部
からなる任意の断面形状パタ−ンを表示することができ
る。液晶表示部の両面は透明薄板のカバ−(図示せず)
で覆われており、表示部の透明箇所に照射された光はそ
のまま透過し、反透明箇所に照射された光は遮断される
。すなわち液晶パネル6は、硬化させる断面形状のパタ
−ンのみを透明に表示しておくことによりマスクとして
の機能を発揮する。
【0018】液晶パネル6の制御及び上記テ−ブル駆動
装置5の制御はコンピュ−タを主体とする制御装置11
によって行われる。制御装置11は予め用意されたデ−
タに基き、或いはキ−ボ−ド等からの任意の入力により
、液晶パネル6上に立体モデルの所定の断面形状パタ−
ンを表示させる。そしてワ−クテ−ブル4を移動させて
各層の切替えを行うと共に、各層毎に液晶パネル6の表
示パタ−ンを変化させる。
装置5の制御はコンピュ−タを主体とする制御装置11
によって行われる。制御装置11は予め用意されたデ−
タに基き、或いはキ−ボ−ド等からの任意の入力により
、液晶パネル6上に立体モデルの所定の断面形状パタ−
ンを表示させる。そしてワ−クテ−ブル4を移動させて
各層の切替えを行うと共に、各層毎に液晶パネル6の表
示パタ−ンを変化させる。
【0019】上述の製造装置による立体樹脂モデルの製
造方法を図2に示す。
造方法を図2に示す。
【0020】図2(A)は立体樹脂モデルの製造工程図
、図2(B)は(A)の各工程における液晶パネルの表
示パタ−ンを示す図である。尚、図2(B)において黒
塗りの箇所は液晶の反透明部を、白抜きの箇所は透明部
を示す。
、図2(B)は(A)の各工程における液晶パネルの表
示パタ−ンを示す図である。尚、図2(B)において黒
塗りの箇所は液晶の反透明部を、白抜きの箇所は透明部
を示す。
【0021】まず、図2(A)−(イ)に示すように3
次元CAD上にデザインされたモデルaを幾層もの薄い
断面体にスライスして等高線状の断面デ−タを作成し、
制御装置11のコンピュ−タ上に確保しておく。このと
き、図2(B)−(a)に示すように液晶パネル6には
何も表示されていない(表示部全体が反透明の状態)。
次元CAD上にデザインされたモデルaを幾層もの薄い
断面体にスライスして等高線状の断面デ−タを作成し、
制御装置11のコンピュ−タ上に確保しておく。このと
き、図2(B)−(a)に示すように液晶パネル6には
何も表示されていない(表示部全体が反透明の状態)。
【0022】次に、図2(A)−(ロ)に示すようにワ
−クテ−ブル4を樹脂液3が薄く覆い隠すように液面3
a近くに止め、その液面3aに液晶パネル6の上方から
平行光9を照射する。このとき液晶パネル6には、第1
層目の断面デ−タに基き、図2(B)−(b)に示すよ
うに表示部中央に大口径の円形の断面形状パタ−ンが表
示されている。これにより、表示された断面形状パタ−
ンの平行光9が液面3aに垂直に照射され、ワ−クテ−
ブル4上に大きな円形断面を有する第1層目が硬化する
。
−クテ−ブル4を樹脂液3が薄く覆い隠すように液面3
a近くに止め、その液面3aに液晶パネル6の上方から
平行光9を照射する。このとき液晶パネル6には、第1
層目の断面デ−タに基き、図2(B)−(b)に示すよ
うに表示部中央に大口径の円形の断面形状パタ−ンが表
示されている。これにより、表示された断面形状パタ−
ンの平行光9が液面3aに垂直に照射され、ワ−クテ−
ブル4上に大きな円形断面を有する第1層目が硬化する
。
【0023】第1層目硬化後、ワ−クテ−ブル4を少し
下げ、樹脂液3が硬化層の上に回り込むのを待って、第
2層目の断面デ−タにより液晶パネル6に断面形状パタ
−ン表示させ、第1層目と同様にして光照射を行って樹
脂を硬化させる。
下げ、樹脂液3が硬化層の上に回り込むのを待って、第
2層目の断面デ−タにより液晶パネル6に断面形状パタ
−ン表示させ、第1層目と同様にして光照射を行って樹
脂を硬化させる。
【0024】第3層目以降も同様の操作を繰り返す。図
2(B)−(c),(d)に示すように各層毎に液晶パ
ネル6の表示パタ−ンを変化させることにより、図2(
A)−(ハ),(ニ)に示すように薄い層が徐々に積層
されて立体モデルの積層ワ−クb,cが形成されていく
。所望の積層ワ−クcが出来上がったところで、図2(
A)−(ホ)に示すようにワ−クテ−ブル4を樹脂液3
中から引上げ、完成した積層ワ−クdを得る。
2(B)−(c),(d)に示すように各層毎に液晶パ
ネル6の表示パタ−ンを変化させることにより、図2(
A)−(ハ),(ニ)に示すように薄い層が徐々に積層
されて立体モデルの積層ワ−クb,cが形成されていく
。所望の積層ワ−クcが出来上がったところで、図2(
A)−(ホ)に示すようにワ−クテ−ブル4を樹脂液3
中から引上げ、完成した積層ワ−クdを得る。
【0025】既に明らかなように、上記製造方法は、レ
−ザ光線を用いず、液晶パネル6をマスクにして所望の
パタ−ンの平行光線9を液面3aに照射する点で従来と
異なっている。これは、立体モデルの1断面を構成する
樹脂を硬化させる際、従来行っていたスポット状レ−ザ
光による断面形状の走査は必要なく、断面形状の全面積
に一括して光照射が行えることを意味する。したがって
、従来と比較して極めて短時間で立体樹脂モデルを製造
することが可能となる。
−ザ光線を用いず、液晶パネル6をマスクにして所望の
パタ−ンの平行光線9を液面3aに照射する点で従来と
異なっている。これは、立体モデルの1断面を構成する
樹脂を硬化させる際、従来行っていたスポット状レ−ザ
光による断面形状の走査は必要なく、断面形状の全面積
に一括して光照射が行えることを意味する。したがって
、従来と比較して極めて短時間で立体樹脂モデルを製造
することが可能となる。
【0026】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
る。
【0027】先に示した製造装置は、液晶パネル6の大
きさが有限であり且つこれが固定されているため、液面
3aに照射可能な平行光線9のパタ−ンが必然的に液晶
パネル6の大きさに制約されることになる。そのため、
大型の立体樹脂モデルの製造にはさほど適していない。 この問題は、図3に示すように液槽12及びワ−ク
テ−ブル13を大型化すると共に、液晶パネル6を含む
光学系15自体を水平方向に移動可能とすることにより
解消することができる。本実施例においては、光学系1
5は液晶パネル6と共に移動する反射鏡14を有して構
成され、水平方向から照射される平行光9を反射鏡14
で反射させて液晶パネル6上に垂直に照射できるように
なっている。平行光9を形成するためのコリメ−トレン
ズ10を含む光源側は固定されている。
きさが有限であり且つこれが固定されているため、液面
3aに照射可能な平行光線9のパタ−ンが必然的に液晶
パネル6の大きさに制約されることになる。そのため、
大型の立体樹脂モデルの製造にはさほど適していない。 この問題は、図3に示すように液槽12及びワ−ク
テ−ブル13を大型化すると共に、液晶パネル6を含む
光学系15自体を水平方向に移動可能とすることにより
解消することができる。本実施例においては、光学系1
5は液晶パネル6と共に移動する反射鏡14を有して構
成され、水平方向から照射される平行光9を反射鏡14
で反射させて液晶パネル6上に垂直に照射できるように
なっている。平行光9を形成するためのコリメ−トレン
ズ10を含む光源側は固定されている。
【0028】この場合、制御装置のコンピュ−タ上には
、立体モデルのスライス断面デ−タの他に、各断面を複
数に分割して得られる分割断面デ−タを確保しておく。 液晶パネル6上には、分割断面デ−タに基いて、一つの
断面を複数に分割して得られる個々の分割パタ−ンを表
示させる。そして、光学系15を所定時間おきに水平移
動させると共に、その位置に対応する分割パタ−ンを液
晶パネル6に表示させて液面3aに光照射する。これを
全ての分割パタ−ンに対して行うことにより大きな硬化
層を得る。したがって、液晶パネル6の大きさに制約さ
れることなく大型の立体樹脂モデルを製造することがで
きる。
、立体モデルのスライス断面デ−タの他に、各断面を複
数に分割して得られる分割断面デ−タを確保しておく。 液晶パネル6上には、分割断面デ−タに基いて、一つの
断面を複数に分割して得られる個々の分割パタ−ンを表
示させる。そして、光学系15を所定時間おきに水平移
動させると共に、その位置に対応する分割パタ−ンを液
晶パネル6に表示させて液面3aに光照射する。これを
全ての分割パタ−ンに対して行うことにより大きな硬化
層を得る。したがって、液晶パネル6の大きさに制約さ
れることなく大型の立体樹脂モデルを製造することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、光硬化さ
せるべき所望の断面形状の全面積に一括して光照射する
ことができるので、極めて短時間で立体樹脂モデルを製
造することができる。
せるべき所望の断面形状の全面積に一括して光照射する
ことができるので、極めて短時間で立体樹脂モデルを製
造することができる。
【図1】本発明に係る製造装置の一実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】本発明に係る製造方法を示す図であり、(A)
は立体樹脂モデルの製造工程図、(B)は(A)の各工
程における液晶パネルの表示パタ−ンを示す図である。
は立体樹脂モデルの製造工程図、(B)は(A)の各工
程における液晶パネルの表示パタ−ンを示す図である。
【図3】本発明に係る製造装置の他の実施例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図4】従来の製造方法を示す図である。
1 液槽
2 立体樹脂モデル
3 光硬化樹脂液
3a 液面
4 ワ−クテ−ブル
5 テ−ブル駆動装置
6 液晶パネル
7 光源
Claims (2)
- 【請求項1】 光硬化樹脂液の液面の上方に設けた液
晶パネルに透明部及び反透明部からなる立体モデルのス
ライス断面形状パタ−ンを表示させ、該液晶パネルをマ
スクにして上記液面に光を照射するようにしたことを特
徴とする立体樹脂モデルの製造方法。 - 【請求項2】 光硬化樹脂を満たした液槽と、この液
槽の液中に浸したワ−クテ−ブルを昇降させるテ−ブル
駆動装置と、上記液槽の上方に設けられ透明部及び反透
明部からなるパタ−ンを表示する液晶パネルと、該液晶
パネルの上方から上記液槽の液面に光を照射する光源と
、3次元デザインのモデルを幾層もの薄い断面体にスラ
イスした断面デ−タを保持し、該断面デ−タに基いて上
記液晶パネルの制御及び各層切替え時の上記駆動装置の
制御を行う制御装置とを備えていることを特徴とする立
体樹脂モデルの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3007470A JPH04247931A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 立体樹脂モデルの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3007470A JPH04247931A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 立体樹脂モデルの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04247931A true JPH04247931A (ja) | 1992-09-03 |
Family
ID=11666684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3007470A Pending JPH04247931A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 立体樹脂モデルの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04247931A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06198747A (ja) * | 1992-12-28 | 1994-07-19 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 光造形技術による3次元物体形成装置 |
JP2001239591A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-09-04 | Teijin Seiki Co Ltd | 光造形装置および光造形方法 |
JP2016540665A (ja) * | 2013-11-14 | 2016-12-28 | ストラクト ピーティーイー.エルティーディーStructo Pte. Ltd | 付加製造装置及び方法 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP3007470A patent/JPH04247931A/ja active Pending
Cited By (7)
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