JP2001239591A - 光造形装置および光造形方法 - Google Patents

光造形装置および光造形方法

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JP2001239591A JP2000173965A JP2000173965A JP2001239591A JP 2001239591 A JP2001239591 A JP 2001239591A JP 2000173965 A JP2000173965 A JP 2000173965A JP 2000173965 A JP2000173965 A JP 2000173965A JP 2001239591 A JP2001239591 A JP 2001239591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリッド等を使用することなく、簡単な構成
で面露光を行うことができる光造形装置および光造形方
法を提供する。 【解決課題】 光造形に関する1層分のデータに従って
光透過性部材31にマスクを作成し、このマスク越しに
光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、この露光操作を
繰り返して光造形する光造形装置において、光透過性部
材31と未硬化樹脂層96とを所定距離離間配置し、マ
スク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層96を投影露光
させる光学系90を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクを作成し、
マスクパターンに従って光硬化性樹脂を面露光して、光
造形を行う光造形装置および光造形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光造形に関するデータを出力す
る三次元CAD等の制御手段を備え、この制御手段から
のデータに従って、光硬化性樹脂を半導体レーザ等のレ
ーザ光で露光して、光造形を行う光造形装置が知られて
いる。
【0003】この種のものは、一層分の樹脂の露光及び
硬化に要する時間が長くなるため、近年、高速造形を目
的としてマスクを作成し、このマスクパターンに従って
UVランプにより光硬化性樹脂を面露光するものが提案
されている。
【0004】この面露光装置は、光透過性部材に静電ト
ナーを用いてマスクを形成し、これを未硬化樹脂層の上
に重ねて、マスク越しに紫外光を照射して光硬化性樹脂
を一度に面露光するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、マスクを未硬化樹脂層の上に重ねて、マスク
越しに紫外光を照射するので、その光は平行光としなけ
ればならない。
【0006】この平行光をつくりだすため、従来、グリ
ッドの使用が提案されているが、このグリッドを使用し
た場合、光量が10%程度ダウンするため、硬化時間が
10倍程度に長くなるという問題がある。
【0007】また、光源の出力を大きくすれば、硬化時
間を短くできるが、この場合、使用電力が増し、ランニ
ングコストが増すという問題がある。
【0008】この光源には、水銀ランプ、メタルハライ
ドランプ、或いは紫外線蛍光灯等が一般的に使用される
が、この光源を用いた場合、光源は常時点灯し、シャッ
ターを用いて露光、遮光制御することが行われる。
【0009】しかしながら、上記光源の発熱量は大き
く、本装置の周囲温度を著しく上昇させるため、冷却装
置が必要になると共に、特にこの熱により上記シャッタ
ーが変形して、その動作不良が発生する等の問題があ
る。
【0010】さらに、従来の構成では、光硬化性樹脂を
一括面露光する場合、この光硬化性樹脂の硬化収縮によ
る歪みが発生し、レーザ光でいわば線状露光するものに
比べて、造形精度が低下するという問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、従来技術が有す
る課題を解消し、グリッド等を使用することなく、簡単
な構成で面露光を行うことができ、光源の発熱量を抑制
することができ、しかも造形精度が低下することのない
光造形装置および光造形方法を提供することにある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、光造形に関する1層分のデータに従って光透過性部
材にマスクを作成し、このマスク越しに光硬化性樹脂の
未硬化樹脂層を露光し、この露光操作を繰り返して光造
形する光造形装置において、光透過性部材と未硬化樹脂
層とを所定距離離間配置し、マスク越しに光硬化性樹脂
の未硬化樹脂層を投影露光させる光学系を備えたことを
特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の発明は、光造形に関する1
層分のデータに従って光透過性部材にマスクを作成し、
このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光
し、この露光操作を繰り返して光造形する光造形装置に
おいて、照明器具、フレネルレンズ、上記光透過性部
材、プロジェクションレンズおよび上記未硬化樹脂層の
順に配置して光学系を形成し、この光学系を用いてマス
ク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光することを
特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、光造形に関する1
層分のデータに従って光透過性部材にマスクを作成し、
このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光
し、この露光操作を繰り返して光造形する光造形装置に
おいて、照明器具、平行光形成用レンズ、上記光透過性
部材、および上記未硬化樹脂層の順に配置して光学系を
形成し、この光学系を用いてマスク越しに光硬化性樹脂
の未硬化樹脂層を露光することを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項4記載の発明は、光造形に関するデ
ータを出力する制御手段と、1層分のデータに従って光
透過性部材にマスクを作成するマスク作成手段と、この
マスク作成手段から所定距離離して配置され、1層分の
光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を形成する樹脂層形成手段
と、上記マスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露
光する照明器具と、樹脂層形成手段とマスク作成手段と
の間に配置され、露光時にマスク越しの光の焦点を合わ
せる焦点合わせ手段とを備え、上記露光操作を繰り返し
て光造形することを特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか1記載のものにおいて、マスクが静電トナー
マスクであることを特徴とするものである。
【0017】請求項6記載の発明は、光造形に関する1
層分のデータに従って面露光に供されるマスクを作成
し、このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面
露光し、この面露光操作を繰り返すことにより光造形す
る光造形装置において、上記マスクと未硬化樹脂層とを
所定距離離間配置し、マスク越しに光硬化性樹脂の未硬
化樹脂層を投影露光させる光学系を備え、上記マスクが
複数のマスクパターンを含み、複数のマスクパターンを
用いて複数回に分けて上記1層分のデータに従う面露光
を実行することを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の発明は、光造形に関する1
層分のデータに従って面露光に供されるマスクを作成
し、このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面
露光し、この面露光操作を繰り返すことにより光造形す
る光造形装置において、照明器具、フレネルレンズ、上
記マスク、プロジェクションレンズおよび上記未硬化樹
脂層の順に配置して光学系を形成し、この光学系を用い
てマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、
上記マスクが複数のマスクパターンを含み、複数のマス
クパターンを用いて複数回に分けて上記1層分のデータ
に従う面露光を実行することを特徴とするものである。
【0019】請求項8記載の発明は、光造形に関する1
層分のデータに従って面露光に供されるマスクを作成
し、このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面
露光し、この面露光操作を繰り返すことにより光造形す
る光造形装置において、照明器具、平行光形成用部材、
上記マスク、および上記未硬化樹脂層の順に配置して光
学系を形成し、この光学系を用いてマスク越しに光硬化
性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、上記マスクが複数のマ
スクパターンを含み、複数のマスクパターンを用いて複
数回に分けて上記1層分のデータに従う面露光を実行す
ることを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項6ないし8
のいずれか1項記載のものにおいて、上記マスクが液晶
素子で構成され、この液晶素子を制御することによっ
て、上記複数のマスクパターンを順次作成することを特
徴とする。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
9のいずれか1項記載のものにおいて、上記露光用光源
がストロボであることを特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明は、光造形に関する
1層分のデータに従って光透過性部材にマスクを作成
し、このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露
光し、この露光操作を繰り返して光造形する方法におい
て、光透過性部材と未硬化樹脂層とを所定距離離間配置
し、マスク越しに投影露光させる光学系を用いて当該マ
スク越しに未硬化樹脂層を露光することを特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明は、光造形に関する
1層分のデータに従って面露光に供されるマスクを作成
し、このマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面
露光し、この面露光操作を繰り返すことにより光造形す
る光造形方法であって、上記マスクと未硬化樹脂層とを
所定距離離間配置し、マスク越しに光硬化性樹脂の未硬
化樹脂層を投影露光させる光学系を備え、上記マスクが
複数のマスクパターンを含み、複数のマスクパターンを
用いて複数回に分けて上記1層分のデータに従う面露光
を実行することを特徴とする。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項12記載
のものにおいて、上記マスクが液晶素子で構成され、こ
の液晶素子を制御することによって、上記複数のマスク
パターンを順次作成することを特徴とする。
【0025】請求項14記載の発明は、請求項11ない
し13のいずれか1項記載のものにおいて、上記露光用
光源がストロボであることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】図1において、1は光造形装置を示してい
る。この光造形装置1は装置の下段に配置された造形ス
テージAと、装置の上段に配置されたマスク作成ステー
ジBと、造形ステージAの図中左方に配置された光硬化
性樹脂の供給ステージCとを備えて構成されている。
【0028】この光造形装置1は、三次元CAD等から
なる制御手段(図示せず)を備えている。装置上段のマ
スク作成ステージBでは、この制御手段からの光造形に
関する1層分のデータに従って、光透過性部材(ガラ
ス)にマスクを作成する。また、供給ステージCでは、
樹脂供給用のユニットDを備え、このユニットDは造形
ステージAに移動して、そこに位置する造形物上に1層
分の光硬化性樹脂を塗布し、そこに未硬化樹脂層を形成
する。
【0029】この造形ステージAとマスク作成ステージ
B(後述する露光ステージF)との間は所定距離離れて
おり、後述するプロジェクタの光学系を用いてマスク越
しに装置下段の未硬化樹脂層を面露光して、光造形が行
われる。
【0030】上記の造形ステージAは、図2に示すよう
に、造形テーブル3を備えている。この造形テーブル3
は、略X字状の2つの伸縮リンク4を重ねて基礎5上に
連結され、この伸縮リンク4にはサーボモータ6の出力
軸が連結されている。そして、サーボモータ6の駆動に
よって伸縮リンク4を収縮させて、造形テーブル3を一
層分毎に降下・制御自在に構成されている。
【0031】上記の造形テーブル3の上面には、ステン
レス板が貼られ、後述する一層目の未硬化樹脂層はこの
上面に直接塗布される。
【0032】この造形テーブル3上には造形物が光造形
される。この光造形の手順として、まず、供給ステージ
Cに位置するユニットDを駆動して、造形テーブル3
(或いは造形物)の上に一層分の未硬化樹脂層が形成さ
れる。
【0033】このユニットDは、タイミングベルト7に
連結されている。このタイミングベルト7は一対のスプ
ロケット8,9間に掛け渡されており、一方のスプロケ
ット9には、ほかのタイミングベルト10が掛けられ、
このタイミングベルト10は駆動モータ11のスプロケ
ット12に掛け渡されている。
【0034】従って、駆動モータ11を正逆回転させる
ことにより、ユニットDが、タイミングベルト7に沿っ
て図中を左右に移送される。
【0035】ユニットDには、光硬化性樹脂を貯留し
て、層形成時に樹脂を供給するための樹脂供給ディッパ
14、塗布した樹脂の液面を平坦にならすためのコーテ
ィングブレード15、及び光透過性を有するポリエステ
ル・フィルム17を樹脂層から剥がしたり、樹脂層に張
り付けたりするための剥がし・張付ローラ16が設けら
れている。上記のポリエステル・フィルム17は、造形
テーブル3を挟んでその一端3aから他端3bに向けて
張設されている。造形テーブル3の一端3aの外側には
トルクリミッタ付きのローラ19が設置され、フィルム
17の一端17aは、このローラ19に巻回されてい
る。このフィルム17の他端17bは、ローラ21、剥
がし張付ローラ16、さらにローラ22を経た後、フィ
ルム張替モータ23のローラ23aに巻回されている。
24はテンションローラであり、このテンションローラ
24は、エアーシリンダ25のロッドに連結され、フィ
ルム17にテンションを掛ける方向に付勢されている。
【0036】つぎに、ユニットDの動作を説明する。
【0037】図2中で右上の駆動モータ11が正回転駆
動されると、タイミングベルト7に沿って、ユニットD
が、図2から図3の位置に向けて移送される。
【0038】この移送の過程では、まず、剥がし・張付
ローラ16でフィルム17を押さえながら、当該フィル
ム17が樹脂層から剥がされる。このようにフィルム1
7を剥がし・張付ローラ16で抑えながら剥がすので、
フィルム17に張り付いた樹脂層が造形テーブル3から
一緒に剥がされることがない。このフィルム17が剥が
された場合、このフィルム17の下面に若干の樹脂が張
り付くことがある。この樹脂はユニットDに設けられた
ブレード20によって除去される。
【0039】フィルム17が剥がされると同時に、造形
物の上に、樹脂供給ディッパ14から新しい樹脂が供給
され、新しい未硬化樹脂層が形成される。
【0040】ユニットDが、タイミングベルト7で移送
されて、図中で右端に達すると、造形テーブル3が樹脂
一層の厚さ分だけ下げられる。
【0041】ついで、駆動モータ11が逆回転駆動さ
れ、ユニットDが、タイミングベルト7に沿って、図3
から図2の位置に向けて戻される。この逆移送の過程で
は、まず、コーティングブレード15が余分な樹脂を取
り除いて、樹脂液面の高さを均一に平坦化して、その上
に、剥がし・張付ローラ16で押さえながら、フィルム
17が張り付けられる。これによれば、樹脂液面は所定
高さに保持され、フィルム17が張り付けられた後、樹
脂は、その位置に保持される。
【0042】要するに、このフィルム17は、樹脂を保
持するために張られる。従って、その機能を維持するも
のであれば、フィルム17に限定されるものではなく、
例えば、光透過性を有するシート状のものであってもよ
い。
【0043】上記の過程で、フィルム17は損傷する。
例えば、造形テーブル3上における樹脂形成層の厚さが
薄いときに、フィルム17が造形テーブル3の隅部に接
触して、それによって損傷する。そこで、フィルム17
が損傷した場合、図2の左端に位置する張り替えモータ
23が駆動されて、トルクリミッタ付きのローラ19に
巻かれているフィルム17が繰り出され、これによって
当該フィルム17の使用領域が変更される。
【0044】ユニットDの移動範囲においては、樹脂供
給ディッパ14から供給される樹脂が垂れる可能性があ
る。
【0045】この樹脂を回収するため、ユニットDの移
動範囲の下方略全域をカバーするように、タンク27,
28,29が設置され、これらタンク27,28,29
で回収された樹脂はリターンタンク30に回収される。
このリターンタンク30には樹脂が貯留され、この樹脂
は、必要に応じて、図示を省略した供給系を通じて、樹
脂供給ディッパ14に供給される。
【0046】この造形ステージAでは、未硬化樹脂層の
上にフィルム17が張られると、その上に、押し付けガ
ラス108(図1)が密着・配置される。
【0047】上記のマスク作成ステージBでは、図1に
示すように、マスク作成手段41を備え、このマスク作
成手段41を用いて、光透過性部材(ガラス)31にト
ナーを用いたマスクが作成される。
【0048】このマスク作成手段41は、消磁ヘッド4
2、トナースクレーパ43、帯電ヘッド44及び現像器
45を備え、この帯電ヘッド44は、図示を省略した制
御手段から出力される1層分のデータに従って制御され
る。このマスク作成手段41は架台46に載置され、こ
の架台46はピン46aで装置の固定部にヒンジ結合さ
れ、このマスク作成手段41は、ピン46aを支点にし
て、架台46毎昇降自在である。トナースクレーパ43
はカバー47で覆われ、このカバー47にはトナー吸引
ホース48が接続されている。
【0049】ここでのトナーにはUV吸収材料として、
酸化珪素、酸化アルミ、酸化チタン等を混入することが
望ましい。UV吸収率は、10%以上、好ましくは30
%以上、さらに好ましくは50%以上である。
【0050】マスク作成ステージBの測方には、光透過
性部材待機ステージEが設けられ、上記のガラス31
は、光透過性部材待機ステージE、マスク作成ステージ
B及び露光テーブルF間をその順に往復動する。
【0051】すなわち、光透過性部材待機ステージE、
マスク作成ステージB及び露光テーブルF間には、回転
駆動される一対のベルト33が2列に亘って延在する。
このベルト33はプーリ34,35間に掛け渡され、一
方のプーリ35にはベルト36を介して駆動モータ37
のプーリ37aが連結されている。
【0052】上記のベルト33には、ガラス31の下面
の突起(図示せず)が引っ掛けられ、従って、駆動モー
タ37を正逆回転させると、ベルト33が正逆方向に移
動し、これによってガラス31が各ステージ間を往復動
する。
【0053】上記の各ステージE、B、F間に跨って、
一本の作動バー38が設置されている。この作動バー3
8の両端部には、ストッパ39,40が固定されてい
る。上記のガラス31が、光透過性部材待機ステージE
に入って、ストッパ40に当接した時(図1における図
示の状態)、ガラス31に押されて作動バー38が図中
右方に移動する。そうすると、この作動バー38の途中
に固定されたカム部材51が、作動バー38と一体に図
中右方に移動し、このカム部材51の傾斜したカム面5
1aによって、上記のマスク作成手段41が、ピン46
aを支点にして、矢印Xの方向に架台46毎跳ね上げら
れる。
【0054】一方、上記のガラス31が、露光ステージ
Fに入って、ストッパ39に当接した時、ガラス31に
押されて作動バー38が図中左方(矢印Z方向)に移動
する。そうすると、この作動バー38の途中に固定され
たカム部材51が、作動バー38と一体に図中左方に移
動し、このカム部材51の傾斜したカム面51aに沿っ
て、上記のマスク作成手段41が、ピン46aを支点に
して矢印Yの方向にマスク作成位置まで架台46毎降下
する。
【0055】つぎに、ガラス31へのマスク作成の動作
を説明する。
【0056】このマスクは、ガラス31が、露光ステー
ジFから光透過性部材待機ステージE側に送られる過程
で作成される。この場合、上述したように、マスク作成
手段41はマスク作成位置に降下している。
【0057】このガラス31が、マスク作成ステージB
に入ると、まず、ガラス31の表面が消磁ヘッド42で
消磁され、トナースクレーパ43で前回分のトナーが除
去される。ついで、帯電ヘッド44が、図示を省略した
制御手段から出力される1層分のデータに従って制御さ
れ、ガラス31の表面が、その1層分のデータに従って
帯電される。そして、現像器45でトナーがのせられ、
ガラス表面にマスクが作成された後、光透過性部材待機
ステージEに送られる。
【0058】ガラス31が、光透過性部材待機ステージ
Eに送られると、上述のようにマスク作成手段41が跳
ね上げられてその下に隙間ができる。このマスクの作成
されたガラス31が、透過性部材待機ステージEから露
光ステージFに送られる場合、上記の隙間を通って送ら
れる。そして、ガラス31が、露光ステージFに送られ
て、ストッパ39に当接すると、上述のように、マスク
作成手段41がマスク作成位置に降下し、そこに待機す
る。
【0059】この露光ステージFの上方には、図1に示
すように、ガラス31のマスク越しに光硬化性樹脂を面
露光する露光装置(照明器具)53が設けられている。
この露光装置53は、例えば、水銀ランプ、メタルハラ
イドランプ、或いは紫外線蛍光灯等からなる光源を収容
している。
【0060】この露光装置53からの光は、ガラス31
を透過し、露光ステージFの下方に延びる固定の覆い部
材54の内部を進行し、シャッター99および後述する
プロジェクトレンズ101、および固定フード伸縮自在
なフード55の内部を経て、押し付けガラス108を透
過して光硬化性樹脂を面露光する。
【0061】このフード55は、図4に示すように、ワ
イヤ56で吊り下げられ、このワイヤ56は固定の滑車
57を経て、巻き上げプーリ58に連結されている。こ
の巻き上げプーリ58には、ベルト59が掛けられ、こ
のベルト59はモータ60の出力軸に固定されたプーリ
61に掛けられている。
【0062】この実施形態では、上記モータ60を正逆
回転させることによって、図4および図5に示すよう
に、フード55を昇降させることができる。
【0063】このフード55が降下して、図5に示すよ
うに、フード55が押し付けガラス108および樹脂を
覆った時、造形ステージAでは、後述するように、フー
ド55と押し付けガラス108とが位置決めされる。な
お、図4〜図5において、符号63はガイドポストであ
る。
【0064】図4を参照して、造形テーブル3の下には
一対のシリンダ71,72が配置されている。各シリン
ダ71,72のロッドには水平バー73が連結され、こ
の水平バー73の両端には、鉛直上方に延びる一対の操
作ロッド74,75が軸線廻りを回転自在に連結されて
いる。各操作ロッド74,75の外周にはスリーブ76
が固定され、このスリーブ76の外周にはリード溝76
aが形成されている。このリード溝76aは螺旋状に延
び、このリード溝76aには、固定部材78に固定され
たピン77が嵌合されている。
【0065】押し付けガラス108は、案内レール67
に保持されて、図4に示す矢印Xの方向から造形テーブ
ル3上に搬入される。この押し付けガラス108がフィ
ルム17の上に重ねられると、造形テーブル3が一層分
だけ下降制御され、ついで図5に示すように、フード5
5が降下される。
【0066】このフード55の下端55aが押し付けガ
ラス108に当接すると、図5に示すように、シリンダ
71,72のロッドが伸張し、水平バー73が押し下げ
られ、一対の操作ロッド74,75が一体的に降下す
る。
【0067】この降下の過程では、リード溝76aの形
状に沿って、操作ロッド74,75が軸廻りに回転し、
操作ロッド74,75の上端の固定子74a,75a
が、図4から図5に示す位置に向きを変え、固定子74
a,75aの突起103が、フード55の下端55bを
押し下げて固定する。
【0068】造形ステージAでの一層分の光造形が終了
すると、ガラス31は、上述したように、マスク作成ス
テージBに送られる。
【0069】この実施形態では、図6に示すように、光
透過性部材31と未硬化樹脂層96とが所定距離L1離
間して配置され、マスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹
脂層96を投影露光させる光学系90が設けられる。こ
の光学系90が、反射鏡91と、メタルハライドランプ
(照明器具)92と、このメタルハライドランプ92か
らの光をガラス31の全域に広げるためのレンズ93
と、フレネルレンズ94と、ガラス31と、シャッター
99と、プロジェクションレンズ101と、未硬化樹脂
層96の順に配置して構成される。この未硬化樹脂層9
6は、上述したように、造形テーブル3の上に順次形成
される光硬化性樹脂からなる樹脂層である。なお、フレ
ネルレンズ94は省略が可能である。
【0070】この装置による光造形の手順を説明する
と、まず、図1を参照して、3次元CADによる制御手
段(図示せず)からのデータに従ってガラス31にトナ
ーマスクが形成され、このガラス31が露光ステージF
に搬入されると共に、造形テーブル3の上に未硬化樹脂
層96が形成される。
【0071】また、図6を参照して、メタルハライドラ
ンプ92は常時点灯である。このメタルハライドランプ
92からの光はレンズ93に入り、このレンズ93によ
ってフレネルレンズ94及びガラス31の全域に広げら
れる。このフレネルレンズ94は集光効率を向上させて
いる。
【0072】ついで、シャッター99が開かれると、メ
タルハライドランプ92からの光がプロジェクションレ
ンズ(焦点合わせ手段)101に入り、このプロジェク
ションレンズ101を介して焦点合わせが行われ、この
焦点が合った状態で、マスク以外の部分を透過した光に
よって未硬化樹脂層96が露光される。上記露光操作が
繰り返されて光造形が実行される。
【0073】この実施形態では、従来の構成と異なって
平行光をつくりだすためのグリッドが不要になるので、
未硬化樹脂層96に到達する光量が減少することはな
く、硬化時間の短縮化が図られる。
【0074】図7は、光学系の別の実施形態を示す。
【0075】この実施形態では、光透過性部材31と未
硬化樹脂層96とが所定距離L2離間して配置され、マ
スク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層96を投影露光
させる光学系80が設けられる。この光学系80が、反
射鏡81と、メタルハライドランプ(照明器具)82
と、このメタルハライドランプ82からの光を広げるた
めのレンズ83と、シャッター89と、フレネルレンズ
84と、ガラス31と、未硬化樹脂層96の順に配置し
て構成される。
【0076】この未硬化樹脂層96は、上述したよう
に、造形テーブル3の上に順次形成される光硬化性樹脂
からなる樹脂層である。
【0077】メタルハライドランプ82は常時点灯であ
る。このメタルハライドランプ82からの光はシャッタ
ー89が開かれるとレンズ83に入り、このレンズ83
によってフレネルレンズ84の全域に広げられる。この
フレネルレンズ84は平行光を形成し、このフレネルレ
ンズ84を経た平行光は、ガラス31のマスク越しに未
硬化樹脂層96を面露光する。
【0078】これらのレンズ83、84は平行光形成用
部材を構成するが、この構成に限定されるものではな
く、例えばミラー等の組み合わせによって、平行光を形
成してもよいことは明らかである。
【0079】この実施形態では、従来の構成と異なって
平行光をつくりだすためのグリッドが不要になるので、
未硬化樹脂層96に到達する光量が減少することはな
く、硬化時間の短縮化が図られる。
【0080】つぎに、マスクの作成時に行われるデータ
補正について説明する。
【0081】上記光学系を用いて投影露光する場合、図
8aに示すように、例えば正規の四角形を得たいとし
て、そのデータのまま投影露光すると、図8bに示すよ
うに、歪曲収差が生じ、特に四辺部周辺形状に歪みがで
る。
【0082】そこで、マスクの作成時に用いられるデー
タを、図8cに示すように、四辺部凸湾曲させてあらか
じめ補正しておけば、補正後のデータに基づいて投影露
光することにより、図8dに示すように、未硬化樹脂層
96上に、本来の正規の四角形状が得られる。
【0083】これを図9の処理フローに従い説明する
と、まず、図8aに相当する輪郭形状データを求め(S
1)、このデータから座標(X1,Y1)(X2,Y
2)の割り出しを行う(S2)。この割り出した座標
に、あらかじめ補正位置データベースに記憶させておい
た、図8bに示す補正値(X1’,Y1’)(X2’,
Y2’)を割り付け(S3)、図8cに示す補正形状デ
ータ(X1”,Y1”)(X2”,Y2”)を求める
(S4)。
【0084】ついで、別のデータがあるか否かを見て
(S5)、それがある限りS1〜S4を繰り返して行
い、別のデータがなくなったならば、この輪郭で囲まれ
た部分の塗りつぶしを行う(S6)。このようにして得
た補正後のデータに基づいて投影露光することにより、
図8dに示すように、未硬化樹脂層96上に、本来の正
規の四角形状が得られる。
【0085】図10は別の実施形態による処理フローを
示す。図9に示す処理が、輪郭形状を求めて、これらで
囲まれた枠内を塗りつぶしてデータを得ていたのに対
し、本実施形態では、ビットマップで処理が行われる。
図8aに相当する形状データを点群データで求め(S1
1)、このデータから座標(X1,Y1)(X2,Y
2)の割り出しを行う(S12)。この割り出した座標
に、あらかじめ補正位置データベースに記憶させておい
た、図8bに示す補正値(X1’,Y1’)(X2’,
Y2’)を割り付け(S13)、図8cに示す補正形状
データ(X1”,Y1”)(X2”,Y2”)を求める
(S14)。
【0086】ついで、別のデータがあるか否かを見て
(S15)、それがなくなるまで、S11〜S14が繰
り返して行われる。
【0087】これによれば、S11〜S14のステップ
を、点群で行う分だけ処理時間がかかるものの、上記実
施形態と同様に、このようにして得た補正後のデータに
基づいて投影露光することにより、図8dに示すよう
に、未硬化樹脂層96上に、正規の四角形状を得ること
ができる。
【0088】図11は、別の実施形態を示す。
【0089】この実施形態では、図6に示した装置と比
較した場合、まず第一に、光源192がストロボで構成
される点で相違する。第二に、光透過性部材からなるマ
スクが液晶マスク131で構成される点で相違する。た
だし、この液晶マスク131を使用した場合、図1に示
したものとは異なり、このマスク131が上記露光テー
ブルF上に固定されることになる。
【0090】図11では、マスク131と未硬化樹脂層
96とが所定距離L1離間して配置され、マスク越しに
光硬化性樹脂の未硬化樹脂層96を投影露光させる光学
系90を備える。この光学系90が、反射鏡91と、ス
トロボ光源(照明器具)92と、このストロボ光源92
からの光をガラス31の全域に広げるためのレンズ93
と、フレネルレンズ94と、マスク131と、プロジェ
クションレンズ101と、未硬化樹脂層96の順に配置
して構成される。
【0091】この場合、図6で使用したシャッターが不
要になる。192Aは充放電装置、123は液晶マスク
を制御する制御装置である。上記未硬化樹脂層96は、
造形テーブル3の上に順次形成される光硬化性樹脂から
なる樹脂層である。なお、フレネルレンズ94は省略が
可能である。
【0092】本実施形態では、ストロボ光源192が使
用されるため、シャッターが不要になると共に、この光
源192の発熱量が抑制される。従って、それほど大き
な冷却装置が必要なくなると共に、当然に、シャッター
が変形してその動作不良が発生する等の問題が解消され
る。また、光源192の発熱量が小さくなるため、未硬
化樹脂層96に与える熱影響が解消される。
【0093】なお、図示は省略したが、図7に相当する
装置に対しても、上記ストロボ光源及び液晶マスクを採
用可能なことはいうまでもない。
【0094】本実施形態では、図11に示すように、液
晶マスク131に接続された制御装置123を有する。
この制御装置123は三次元CAD等を含み、造形すべ
き立体モデルを例えば水平方向に薄くスライスした1層
分の断面データを出力すると共に、この出力データに基
づいてマスクを作成する。
【0095】この制御装置123が動作すると、マスク
131を構成する液晶素子に対し1層分のデータに従う
所定の電圧が印加される。
【0096】このマスク131を構成する液晶素子は、
図12において、例えば、X方向およびY方向に延びる
図示を省略した複数の電極を有し、光を透過遮断制御す
る画素部が、このX、Y電極の交点で形成される。
【0097】本実施形態では、上記1層分のデータが、
図12において、縦L1、横L2の矩形を表す断面デー
タである場合、図12a、図12bに示す2種類のマス
クパターンに従って、2回に分けて面露光することによ
り、当該矩形を表す断面データに従う樹脂の硬化が実行
される。図12では、斜線が、光を遮蔽する部分100
を示し、白抜きが、光を透過する部分200を示す。
【0098】すなわち、制御装置123が動作し、複数
の電極へ印加される電圧が制御されて、まず、図12a
に示すように、中央部分に光を透過する部分200が形
成され、その周囲に光を遮蔽する部分100が形成され
る。
【0099】この状態で、ストロボ光源192が点灯さ
れる。すると、光を透過する部分200を通じて、中央
部分の未硬化樹脂層96に光が到達して、この部分20
0に相当する未硬化樹脂層96が硬化する。
【0100】ついで、制御装置123が動作し、図12
bに示すように、中央部分に光を遮蔽する部分100が
形成され、その周囲に光を透過する部分200が形成さ
れる。この状態で、ストロボ光源192が点灯される。
すると、光を透過する部分200を通じて、周辺部分の
未硬化樹脂層96に光が到達して、この部分200に相
当する未硬化樹脂層96が硬化する。
【0101】図12a、図12bに示す光透過部分20
0を重ね合わせると、縦L1、横L2の矩形を表す断面
データに従う露光範囲と一致する。
【0102】上記構成では、縦L1、横L2の矩形を表
す断面データに従って、未硬化樹脂層96を硬化する場
合、図12a、図12bに示す2種類のマスクパターン
に従って、2回に分けて面露光するため、縦L1、横L
2の矩形を表す断面データに従う未硬化樹脂層96を一
度に面露光する場合に比べて、光硬化性樹脂の硬化収縮
による歪みの発生が抑制される。
【0103】従って、例えば、レーザ光で露光する従来
のものとほぼ同程度に、造形精度を維持することができ
る。
【0104】上記マスクパターンには種々のものが提案
される。例えば、図13a、図13bに示すように、縦
L1、横L2の矩形を表す断面データに従う露光範囲が
設定される場合、上記マスクパターンは、光を遮蔽する
部分100と、光を透過する部分200とが市松模様状
に形成される。図14a、図14bに示すマスクパター
ンは、光を遮蔽する部分100と、光を透過する部分2
00とが短冊模様状に形成される。これらの場合も、各
図に示す光透過部分200を重ね合わせると、当該矩形
を表す断面データに従う露光範囲と一致する。
【0105】図15a〜図15cに示すマスクパターン
を用いた場合には、3回に分けて面露光する。図15a
では、まず、十文字状の光透過部分200を用いて露光
し、図15bでは、残りの部分の内、4隅を除いた形状
の光透過部分200を用いて露光し、図15cでは、上
記4隅の光透過部分200を用いて露光する。
【0106】図16a〜図16dに示すマスクパターン
を用いた場合には、4回に分けて面露光する。この場
合、図16aでは、まず、中央の四角形状の光透過部分
200を用いて露光し、図16b以降では、既に露光し
た部分を除いて、四角形状を徐々に広げた光透過部分2
00を用いて露光する。また、図17a〜図17dに示
すマスクパターンを用いた場合、4回に分けて面露光
し、図18a〜図18hに示すパターンを用いた場合、
8回に分けて面露光し、図19a〜図19cに示すパタ
ーンを用いた場合、3回に分けて面露光する。
【0107】いずれの場合も、各図に示す光透過部分2
00を重ね合わせると、当該矩形を表す断面データに従
う露光範囲と一致する。
【0108】図20a〜図20dに示すマスクパターン
を用いた場合、4回に分けて面露光する。この場合、図
20a、図20bに示す光透過部分200を重ね合わせ
ると、当該矩形を表す断面データに従う露光範囲と一致
し、図20c、図20dに示す光透過部分200を重ね
合わせると、当該矩形を表す断面データに従う露光範囲
と一致する。これによれば、本来の露光範囲を2回に亘
って露光することになるため、1回の露光時間が半分の
露光時間とされる。
【0109】図12〜図19において、例えば、各マス
クパターンを用いた露光時間が3〜5秒に設定されれ
ば、図20においては、各マスクパターンを用いた露光
時間が1.5〜2.5秒に設定される。
【0110】いずれの実施形態においても、縦L1、横
L2の矩形を表す断面データに従って、未硬化樹脂層9
6を硬化する場合、複数種類のマスクパターンに従っ
て、複数回に分けて、部分的或いは段階的に面露光する
ため、縦L1、横L2の矩形を表す断面データに従う未
硬化樹脂層96を一度に面露光する場合に比べ、光硬化
性樹脂の硬化収縮による歪みの発生が抑制される。
【0111】従って、上述したように、レーザ光で露光
する従来のものとほぼ同程度に、造形精度を維持するこ
とができる。
【0112】図21は、上記マスクパターンの作成フロ
ーを示す。
【0113】S1〜S3は、上記1層分の断面データの
作成手順である。三次元CAD等からのデータを読み込
み(S1)、このデータをスライスして上記断面データ
を作成する(S2)。そして、この断面データにサポー
ト(造形中に造形物を支持する部材)に関するデータを
付与する(S3)。
【0114】ついで、造形物(モデル)の積層数が終了
したか否かを判断し(S4)、終了していない場合、モ
デル及びサポートの塗りつぶしデータ(上記1層分の断
面データ)を計算し、記憶する(S5)。つぎに、一つ
目の上記マスクパターン(例えば、図12a)を用いた
場合の、塗りつぶしパターンを計算し、記憶し(S
6)、モデル及びサポートとマスクパターンの論理積を
算出し、マスク作成をおこない(S7)、そして、露光
する(S8)。
【0115】さらに、マスクパターンが終了したか否か
を判断し(S9)、終了していない場合、S6に移行
し、二つ目の上記マスクパターン(例えば、図12b)
を用いた場合の、塗りつぶしパターンを計算し、これに
基づいてマスク作成をおこない、そして、露光する(S
8)。
【0116】上記S9で、マスクパターンが終了した場
合、S4に移行して、次の層のマスクを作成し、露光を
実行する。
【0117】これらの処理が進み、上記S4で、モデル
の積層数が終了した場合、S10に移行して、光造形を
終了する。
【0118】本実施形態によれば、複数回に分けて、部
分的或いは段階的に面露光するため、従来のように、一
度に面露光する場合に比べて、光硬化性樹脂の硬化収縮
による歪みの発生を抑制することができる。
【0119】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
【0120】例えば、上記実施形態では、造形物を上下
に積層・造形する光造形について説明したが、造形物が
大型化した場合には、上下に積層せずに、横方向に積層
して光造形することが可能である。この場合、光学系も
同様に横向きに配置されることはいうまでもない。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂露光面に対して効
率よく、精度よく、しかも安価に光エネルギを到達させ
ることができる。また、光源の発熱量を抑制でき、且つ
造形精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光造形装置の一実施形態を示す正
面図である。
【図2】造形ステージを示す正面図である。
【図3】ユニットの移動を示す正面図である。
【図4】造形ステージでの位置決めを示す正面図であ
る。
【図5】照明装置のフードを降下させた正面図である。
【図6】光学系を示す斜視図である。
【図7】光学系の別の実施形態を示す斜視図である。
【図8】データ補正を説明する図である。
【図9】一実施形態のフローチャートである。
【図10】別の実施形態のフローチャートである。
【図11】別の実施形態を示す図6相当図である。
【図12】a、bはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図13】a、bはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図14】a、bはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図15】a〜cはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図16】a〜dはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図17】a〜dはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図18】a〜hはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図19】a〜cはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図20】a〜dはそれぞれマスクパターンを示す図で
ある。
【図21】マスク作成手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 光造形装置 3 造形テーブル 14 樹脂供給ディッパ 31 ガラス 41 マスク作成手段 53 露光装置 80,90 光学系 81,91 反射鏡 82,92 メタルハライドランプ(照明器具) 84,94 フレネルレンズ 96 未硬化樹脂層 89,99 シャッター 101 プロジェクションレンズ 131 液晶マスク 123 制御装置 192 ストロボ光源 192A 充放電装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光造形に関する1層分のデータに従って
    光透過性部材にマスクを作成し、このマスク越しに光硬
    化性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、この露光操作を繰り
    返して光造形する光造形装置において、 光透過性部材と未硬化樹脂層とを所定距離離間配置し、 マスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を投影露光さ
    せる光学系を備えたことを特徴とする光造形装置。
  2. 【請求項2】 光造形に関する1層分のデータに従って
    光透過性部材にマスクを作成し、このマスク越しに光硬
    化性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、この露光操作を繰り
    返して光造形する光造形装置において、 照明器具、フレネルレンズ、上記光透過性部材、プロジ
    ェクションレンズおよび上記未硬化樹脂層の順に配置し
    て光学系を形成し、 この光学系を用いてマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化
    樹脂層を露光することを特徴とする光造形装置。
  3. 【請求項3】 光造形に関する1層分のデータに従って
    光透過性部材にマスクを作成し、このマスク越しに光硬
    化性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、この露光操作を繰り
    返して光造形する光造形装置において、 照明器具、平行光形成用部材、上記光透過性部材、およ
    び上記未硬化樹脂層の順に配置して光学系を形成し、 この光学系を用いてマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化
    樹脂層を露光することを特徴とする光造形装置。
  4. 【請求項4】 光造形に関するデータを出力する制御手
    段と、1層分のデータに従って光透過性部材にマスクを
    作成するマスク作成手段と、このマスク作成手段から所
    定距離離して配置され、1層分の光硬化性樹脂の未硬化
    樹脂層を形成する樹脂層形成手段と、上記マスク越しに
    光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光する照明器具と、樹
    脂層形成手段とマスク作成手段との間に配置され、露光
    時にマスク越しの光の焦点を合わせる焦点合わせ手段と
    を備え、上記露光操作を繰り返して光造形することを特
    徴とする光造形装置。
  5. 【請求項5】 上記マスクが静電トナーマスクであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の光
    造形装置。
  6. 【請求項6】 光造形に関する1層分のデータに従って
    面露光に供されるマスクを作成し、このマスク越しに光
    硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面露光し、この面露光操作
    を繰り返すことにより光造形する光造形装置において、 上記マスクと未硬化樹脂層とを所定距離離間配置し、 マスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を投影露光さ
    せる光学系を備え、 上記マスクが複数のマスクパターンを含み、複数のマス
    クパターンを用いて複数回に分けて上記1層分のデータ
    に従う面露光を実行することを特徴とする光造形装置。
  7. 【請求項7】 光造形に関する1層分のデータに従って
    面露光に供されるマスクを作成し、このマスク越しに光
    硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面露光し、この面露光操作
    を繰り返すことにより光造形する光造形装置において、 照明器具、フレネルレンズ、上記マスク、プロジェクシ
    ョンレンズおよび上記未硬化樹脂層の順に配置して光学
    系を形成し、 この光学系を用いてマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化
    樹脂層を露光し、 上記マスクが複数のマスクパターンを含み、複数のマス
    クパターンを用いて複数回に分けて上記1層分のデータ
    に従う面露光を実行することを特徴とする光造形装置。
  8. 【請求項8】 光造形に関する1層分のデータに従って
    面露光に供されるマスクを作成し、このマスク越しに光
    硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面露光し、この面露光操作
    を繰り返すことにより光造形する光造形装置において、 照明器具、平行光形成用部材、上記マスク、および上記
    未硬化樹脂層の順に配置して光学系を形成し、 この光学系を用いてマスク越しに光硬化性樹脂の未硬化
    樹脂層を露光し、 上記マスクが複数のマスクパターンを含み、複数のマス
    クパターンを用いて複数回に分けて上記1層分のデータ
    に従う面露光を実行することを特徴とする光造形装置。
  9. 【請求項9】 上記マスクが液晶素子で構成され、この
    液晶素子を制御することによって、上記複数のマスクパ
    ターンを順次作成することを特徴とする請求項6ないし
    8のいずれか1項記載の光造形装置。
  10. 【請求項10】 上記露光用光源がストロボであること
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の光
    造形装置。
  11. 【請求項11】 光造形に関する1層分のデータに従っ
    て光透過性部材にマスクを作成し、このマスク越しに光
    硬化性樹脂の未硬化樹脂層を露光し、この露光操作を繰
    り返して光造形する方法において、 光透過性部材と未硬化樹脂層とを所定距離離間配置し、 マスク越しに投影露光させる光学系を用いて当該マスク
    越しに未硬化樹脂層を露光することを特徴とする光造形
    方法。
  12. 【請求項12】 光造形に関する1層分のデータに従っ
    て面露光に供されるマスクを作成し、このマスク越しに
    光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を面露光し、この面露光操
    作を繰り返すことにより光造形する光造形方法であっ
    て、 上記マスクと未硬化樹脂層とを所定距離離間配置し、 マスク越しに光硬化性樹脂の未硬化樹脂層を投影露光さ
    せる光学系を備え、 上記マスクが複数のマスクパターンを含み、 複数のマスクパターンを用いて複数回に分けて上記1層
    分のデータに従う面露光を実行することを特徴とする光
    造形方法。
  13. 【請求項13】 上記マスクが液晶素子で構成され、こ
    の液晶素子を制御することによって、上記複数のマスク
    パターンを順次作成することを特徴とする請求項12記
    載の光造形方法。
  14. 【請求項14】 上記露光用光源がストロボであること
    を特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項記載
    の光造形装置。
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