JPH0424730Y2 - - Google Patents

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JPH0424730Y2
JPH0424730Y2 JP2050686U JP2050686U JPH0424730Y2 JP H0424730 Y2 JPH0424730 Y2 JP H0424730Y2 JP 2050686 U JP2050686 U JP 2050686U JP 2050686 U JP2050686 U JP 2050686U JP H0424730 Y2 JPH0424730 Y2 JP H0424730Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は電線の延線に係るものであり、特に
光フアイバー複合架空地線(以下OPGWと表す)
の延線に適した延線用の搬器について成されたも
のである。
(従来の技術) 従来OPGWの延線においては本出願人が実願
昭60−172861号実開昭62−81412号にて示すよう
に放射状の嵌入溝を有する2枚の回転板間に両端
にローラーを有するガイド体を2ケ遊回動自在に
挾持し、両回転板の中心を連結ロープ保持用の連
結体で囲み共に軸止めして構成した搬器を使用す
るものであつた。ところがこの搬器は両回転板と
それに挾持された2つのガイド体で構成する2つ
の線保持空間が閉鎖されており、線への挿通は線
端でなければ不可能となるものであつた。又、両
回転板の間隔が一定でなければ、回転板の摺動回
転が円滑に行なわれなく、作業に支障を来すもの
であつた。
よつて、両回転板のうち片方を軸上でスライド
させ、線保持空間を開放して、線を嵌入後、再ぶ
回転板を閉じる構成が用いられるようになつた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが両回転板のうち片方を軸上でスライド
させ主索及びOPGWを各々の線保持空間へ嵌め
入れ、両ガイド体のローラーに乗せる作業におい
て、線保持空間の開放は問題なく行なわれるので
あるが、両線を嵌入後の閉鎖については作業状況
等によつては的確に行なわれない事も考えられ、
両回転板とガイド体との滑動が滑らかに行なわれ
ない場合を考慮する必要があつた。よつて本願考
案では両回転板間の間隔を一定に保つ手段として
各搬器を連結する連結ロープを利用するものであ
る。つまり各搬器を連結する連結ロープの搬器内
通過部に蓋を設け、該蓋を閉じなければ連結ロー
プの位置固定が出来なくし、又該蓋を閉じること
によつてスライドした回転板が元の位置へ戻るよ
うに構成することによつて作業中は必ず蓋を閉じ
て連結ロープを固定しなくては搬器が連結されず
次の作業に移れない為、両回転板の位置は確実に
保たれ両回転板及び両ガイド体の滑動は問題なく
行なわれるものである。
(実施例) 型成形により円形の中心付近より円周に向つて
放射状に開放した所定数の嵌入溝1を設け、該嵌
入溝1で挾まれた辺2上の縁端部に同心円状に摺
動保持部5を設けて2枚の回転板3,4を構成す
る。又長さ方向両端のローラ−溝63内にローラ
ー61を軸止し、両側下部には前記回転板3,4
の隣接する辺2の3つの摺動保持部5に同時に係
合する長さの円弧状の摺動ツバ62を設けたガイ
ド体6を2ケ用意する。両ガイド体6に円弧状に
両外側に向つて突設した摺動ツバ62は一側はガ
イド体6の側壁64に対し直角に突起を設けた形
状であり、他側は前記突起に更に下方向へ直角曲
を施したものとする。このL字状の断面を持つ摺
動ツバ62は下向きの突起、つまり係合する回転
板の中心方向への係合を更に付加したものであ
り、回転板に施した摺動保持部5の形状もそれに
対応して一枚は直線状の嵌合溝41を持つ形状で
あり、他の一枚の嵌合溝31は回転板の中心方向
へ向つてL字状となるものである。直線状の嵌合
溝41を有する回転板はスライド回転板4であ
り、他方のL字状嵌合溝31を有する回転板は固
定回転板3である。両回転板3,4の摺動保持部
5に2つのガイド体6,6のそれぞれ対応する摺
動ツバ62を摺動自在に嵌合させ、各回転板3,
4の中心を貫く軸7によつて固定して2つのガイ
ド体6を遊回動自在に挟着保持するのであるが、
両回転板3,4とそれに挟持された2つのガイド
体6と軸で構成する2つの線保持空間11,11
を開放可能とする為スライド回転板4を設けてそ
の軸7上をスライドさせることにより線保持空間
11,11を開放可能としたものである。2つの
ガイド体6を挟着した両回転板3,4の中心を軸
受を介して貫通した軸7のうち固定回転板3側に
突出した部分に固定軸枠8を挿通しナツト止めす
る。スライド回転板4側は第6図にその断面を示
すように軸7にカラー71を介して回転板4とス
ライド軸枠9を一体的に挿通する。両外側方向へ
向つて開放したコ字形状の断面を持つ両軸枠8,
9の両端に回動枠82,92を上下回動自在に軸
着するのであるが、その回動はコ字形の上下辺に
当接することによりほぼ30°に制御されるもので
ある。回動枠82,92は全て断面コ字形状の開
放部を外側方向に向けた構成であり、スライド回
転板4側のスライド回動枠92は回転板4に平行
した直線状であり、左右のスライド回動枠92共
先端にスライド軸93を固定する。固定回転板3
側の固定回動枠82は固定回転板3に平行に伸
び、その先端部近辺よりスライド回転板4先端近
辺迄屈曲し、両回転板3,4間相当部分の長さ程
度の表側部分に重合溝84を設けて薄肉とし。該
重合溝84で分断された基端側にスライド軸受部
83を穿設し、先端側にはスライド軸挿通孔88
を貫設する。よつてスライド軸枠9、スライド回
動枠92、固定軸枠8固定回動枠82で枠体10
を構成し、両固定回動枠82,82先端に当接し
たスライド回動枠92,92先端に突設したスラ
イド軸93の基端を固定回動枠82のスライド軸
挿通孔88で受け、先端はスライド軸受部83内
に挿入した状態が前記した両線保持空間11,1
1を閉鎖した状態である。スライド軸93がこの
位置を保つ状態で前記重合溝84に嵌まる形状の
回動蓋85の基端をスライド軸93に回動自在に
固定し、その先端部には固定ピン86を設けて該
回動蓋85と固定回動枠82との係着手段とす
る。
以上の構成の本願考案搬器を使用してOPGW
の延線を行うのであるが、ここではその一例とし
て旧地線をOPGWに張り替える工法を述べる。
延線予定鉄塔間の既設地線を支持線Kとして使用
するのであるが、まず各鉄塔Tの支持線支持点を
第7,8図に示す支持金具HGで支持すると共
に、その下位置に牽引ロープKWを金車Cにより
支持して延線する。延線開始鉄塔Tに引き留めた
支持線Kを支持した支持金具HGより地上に向つ
て斜に引き降ろした導入部を設け、又最終端側も
同様に地上迄引き降ろし、支持線Kの下位置に同
様に金車によつて延線した牽引ロープKWの延線
開始鉄塔側端には導入部の地上に設置したドラム
より引き出したOPGWを接続し、導入部の地上
引留地点で本願考案の搬器Bを支持線Kに乗架す
るものである。先ず回動蓋85先端の固定ピン8
6を内蔵したバネに抗して引き、回動蓋85と固
定回動枠82との係着を解き、スライド軸93を
中心に該蓋85を上方に回動させ、固定回動枠8
2の重合溝84の側壁87との係合を解除するこ
とによつてスライド軸93はスライド軸受部83
からの抜脱が可能となる。次にスライド回動枠9
2を外側に向つて引き出すことにより、スライド
軸枠9と一体的に連結されたスライド回転板4、
両スライド軸93,93は引き出され、両線保持
空間11,11の開放が行なわれるものである。
この際ガイド体6は固定回転板3の摺動保持部5
と嵌合したまま固定回転板3側に残つており、前
記開放及び後に述べる閉鎖が可能となるものであ
る。
開放した両線保持空間11,11には支持線K
及びOPGWを入れ、各ガイド体6,6のローラ
ー61上に乗せた後閉鎖するのであるが、先ず搬
器間を所定間隔で連結する連結ロープRを固定軸
枠8内の連結ロープ固定枠81間にその押圧スト
ツパーR2を挿入し、断面〓型の溝内に嵌めて沿
わし、両端の重合溝84部より両側へ引き出し、
スライド軸枠9、両スライド回動枠92を押し込
んでスライド軸93をスライド軸受部83に挿入
する。次に回動蓋85を重合溝84に嵌着し、固
定ピン86を嵌入すれば両線保持空間11,11
の閉鎖は終了し、以下同様に各搬器Bをセツトす
ることによりOPGWを抱持し、支持線Kに乗架
し各々所定間隔に連結された搬器群が支持線の導
入部に待機するわけである。
連結ロープRは第10図に示すように組紐式ロ
ープを使用し、該ロープ内の所定間隔毎に位置決
め球R1を挿入し、その上より螺合式の押圧スト
ツパーR2を被嵌したものであり、その先端を
OPGWの牽引ロープ接続位置で同様に接続し、
必要数の搬器を先記した方法で連結するものであ
る。OPGWと連結ロープRを接続した牽引ロー
プKWを終端側鉄塔下より巻き取つて行くに従つ
て連続した搬器群は導入部を昇り、延線開始鉄塔
に至るが、この際牽引ロープKWを支持する金車
Cを塔上の作業員が取り除いて、尚も牽引ロープ
KWを巻き取ることにより、最先の搬器が
OPGWを抱持して支持金具HG内を通過するもの
である。
搬器Bの支持金具HGの通過はまず回転板3,
4の嵌入溝1内に支持金具HGのU金具HG1を
受け止め、搬器Bが更に引かれることにより上下
のガイド体6とは別動して回転板3,4は自ずと
回転し、U金具HG1を両回転板3,4の嵌入溝
1内より押し出す形で支持金具HGを通過するも
のである。
以下各鉄塔Tの支持線支持点である支持金具
HGにおいても同様の通過をし、延線終端鉄塔に
最先の搬器Bが至れば、上位置である旧地線の支
持線Kの緊張を緩め、下位置のOPGWの張力を
増すことによつて両線の反転を行い、OPGWを
上位置に、又支持線Kを下位置に仮固定して搬器
BをOPGWに乗架して支持線Kを抱持した状態
で支持線K及び連結ロープRの巻取りを延線終端
側鉄塔下より行なえばOPGWと地線の張り替え
は終了するものである。
(考案の効果) 以上の本願考案搬器を使用してOPGW延線を
行うことにより、搬器の両回転板3,4間の距離
が一定に保たれ、それにより両回転板3,4と2
つのガイド体6の摺動が円滑となり、スムーズな
延線が行なわれるものである。つまり線保持空間
11,11を開放する為のスライド軸93のスラ
イド軸受部83への嵌入が不十分であれば、回動
蓋85の閉鎖が不可能である為、スライド軸93
の嵌入具合を確認する必要はなく、又搬器自体は
単独では用い得ず必ず連結ロープRで連結して使
用するものであり、該ロープRを搬器の前後の中
央部位置より出す為には回動蓋85で該ロープR
を押える必要があり、よつて連結ロープRで搬器
を連結するという作業が成されれば、自ずとスラ
イド軸93の嵌入は正常に行なわれており、ガイ
ド体6,6は両回転板3,4間に正常に挾持され
ているわけである。
以上のように正常に搬器がセツトされたか否か
を確認するのに新しい作業を必要とせず、次の作
業が可能であればその前の作業が正常に行なわれ
ている、というシンプルな作業形態を持つ本願考
案によつてより能率の良い延線作業が可能となる
ものであります。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の正面図、第2図は本案の平面
図、第3図は本案の右側面図、第4図は本案のス
ライドしたところの平面図、第5図は本案のスラ
イドしたところの右側面図、第6図は本案の回転
板の一部切欠した断面図、第7図は本案の搬器が
支持金具を通過しているところの正面図、第8図
は本案の搬器が支持金具を通過しているところの
右側面図、第9図は本案の使用状態図、第10図
は本案に使用する連結ロープの押圧ストツパー部
の斜視図、第11図は本案を使用した工法手順
図。 図中の符号、1……嵌入溝、82……固定回動
枠、2……辺、83……スライド軸受部、3……
固定回転板、84……重合溝、4……スライド回
転板、85……回動蓋、5……摺動保持部、86
……固定ピン、6……ガイド体、87……側壁、
61……ローラー、9……スライド軸枠、62…
…摺動ツバ、91……貫通孔、7……軸、92…
…スライド回動枠、8……固定軸枠、93……ス
ライド軸、81……連結ロープ固定枠、KW……
牽引ロープ、B……搬器、OPGW……光フアイ
バ−複合架空地線、C……金車、R……連結ロー
プ、HG……支持金具、T……鉄塔、K……支持
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形の中心付近より円周に向つて放射状に開放
    して所定数の嵌入溝1を設け、該嵌入溝1で挾ま
    れた各辺2上の縁端部に同心円状に断面逆L字溝
    状等の摺動保持部5を設けて固定回転板3とし、
    断面直線状溝の摺動保持部5を設けてスライド回
    転板4として、各回転板3,4の摺動保持部5を
    対向させ、両端にローラー61を軸止し、両側に
    各摺動保持部5に対応する断面形状を持ち、円弧
    状で回転板3,4の辺2の3本と同時に係合する
    長さの摺動ツバ62を設けたガイド体6を2ケそ
    の摺動ツバ62を対応する摺動保持部5へ嵌装し
    て両回転板3,4の中心を軸止7し、両ガイド体
    6を回転板3,4の回動に関係なく遊回動自在と
    した延線用搬器において、固定回転板3側に突出
    した軸7に固定し連結ロープ固定枠81を有する
    固定軸枠8と、その両端より上下回動自在に軸止
    し、固定回転板3に平行に伸び、その先端部近辺
    よりスライド回転板4先端近辺迄屈曲して設けた
    固定回動枠82と、軸7の他端を貫通し、スライ
    ド回転板4と一体的に設けたスライド軸枠9両端
    に、上下回動自在に軸止し、その先端部に先記固
    定回動枠82に設けたスライド軸受部83に嵌装
    するスライド軸93を突設したスライド回動枠9
    2,92とで枠体10を形成し、固定回動枠82
    のほぼ両回転板3,4間相当部の表側に重合溝8
    4を設けて薄肉とし、該重合溝84にスライド軸
    93にその基部を挿通して位置固定した回動蓋8
    5をスライド軸93を回動させて嵌入し、回動蓋
    85先端にバネにより該蓋85を固定回動枠82
    に重合冠着状態とする固定ピン86を設け、重合
    溝84の両側壁87,87と回動蓋85が当接し
    て、スライド回動枠92に固定してなるスライド
    軸93の抜脱方向への移動が不可能に構成するこ
    とを特徴とする延線用搬器。
JP2050686U 1986-02-15 1986-02-15 Expired JPH0424730Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2050686U JPH0424730Y2 (ja) 1986-02-15 1986-02-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2050686U JPH0424730Y2 (ja) 1986-02-15 1986-02-15

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Publication Number Publication Date
JPS62132616U JPS62132616U (ja) 1987-08-21
JPH0424730Y2 true JPH0424730Y2 (ja) 1992-06-11

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ID=30816082

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JP2050686U Expired JPH0424730Y2 (ja) 1986-02-15 1986-02-15

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721055Y2 (ja) * 1988-12-01 1995-05-15 九州電気建設工事株式会社 搬器回収用制動装置
JPH0649051Y2 (ja) * 1989-05-10 1994-12-12 株式会社安田製作所 電線搬器

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JPS62132616U (ja) 1987-08-21

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