JPH06305682A - ワイヤ巻き取りドラム - Google Patents
ワイヤ巻き取りドラムInfo
- Publication number
- JPH06305682A JPH06305682A JP9985293A JP9985293A JPH06305682A JP H06305682 A JPH06305682 A JP H06305682A JP 9985293 A JP9985293 A JP 9985293A JP 9985293 A JP9985293 A JP 9985293A JP H06305682 A JPH06305682 A JP H06305682A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- drum
- wound
- arms
- wire rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クレーン等で用いている太い鋼鉄製の古いワ
イヤを、クレーンドラム等から繰り出して所定の径に束
ねる作業を容易に行うことができるようにすることを目
的とする。 【構成】 作動軸８の周囲に放射状に上下方向に回動可
能にアーム３、４を取り付け、この各アーム３、４の端
部に割子２を上下方向に回動可能に取り付けて作動軸８
の上下動によって各割子２間の間隔が変わるようにして
可変径としたことを特徴とする。
イヤを、クレーンドラム等から繰り出して所定の径に束
ねる作業を容易に行うことができるようにすることを目
的とする。 【構成】 作動軸８の周囲に放射状に上下方向に回動可
能にアーム３、４を取り付け、この各アーム３、４の端
部に割子２を上下方向に回動可能に取り付けて作動軸８
の上下動によって各割子２間の間隔が変わるようにして
可変径としたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンのワイヤを新
しいワイヤに交換する際に用いるワイヤ巻き取りドラム
に関する。
しいワイヤに交換する際に用いるワイヤ巻き取りドラム
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、クレーンのワイヤを新しいワイヤ
に交換するには、まず、ワイヤを巻いてあるクレーンド
ラムをフリーの状態か繰り出し状態にして既設のワイヤ
を繰り出し、繰り出されるワイヤをオペレータが順次適
当な径のループ状に巻き、最後に番線等で束ねて処分し
ていた。
に交換するには、まず、ワイヤを巻いてあるクレーンド
ラムをフリーの状態か繰り出し状態にして既設のワイヤ
を繰り出し、繰り出されるワイヤをオペレータが順次適
当な径のループ状に巻き、最後に番線等で束ねて処分し
ていた。
【０００３】その後、ドラムに巻かれている新しいワイ
ヤの先端をクレーンドラムに取り付け、クレーンドラム
を巻き取り状態にしてドラムに巻かれている新しいワイ
ヤを巻き取ってワイヤの交換が完了する。
ヤの先端をクレーンドラムに取り付け、クレーンドラム
を巻き取り状態にしてドラムに巻かれている新しいワイ
ヤを巻き取ってワイヤの交換が完了する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来技術によると、繰り出される既設の古いワイヤをオ
ペレータが順次適当な径のループ状に巻いているが、ワ
イヤは太い鋼鉄製であるために、そのループを形成する
作業は大変困難な作業であり、しかも、鋼線の摩耗や切
断によって細いささくれが沢山発生しているために作業
に危険が伴うという問題がある。
従来技術によると、繰り出される既設の古いワイヤをオ
ペレータが順次適当な径のループ状に巻いているが、ワ
イヤは太い鋼鉄製であるために、そのループを形成する
作業は大変困難な作業であり、しかも、鋼線の摩耗や切
断によって細いささくれが沢山発生しているために作業
に危険が伴うという問題がある。
【０００５】また、クレーンの大型化に伴いワイヤの太
さが太くなり、ループを形成する作業は人力では容易な
作業ではないものとなってきている。
さが太くなり、ループを形成する作業は人力では容易な
作業ではないものとなってきている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、作動軸
の周囲に放射状に上下方向に回動可能にアームを取り付
け、この各アームの端部に割子を上下方向に回動可能に
取り付けて作動軸の上下動によって各割子間の間隔が変
わるようにして可変径としたことを特徴とする。
の周囲に放射状に上下方向に回動可能にアームを取り付
け、この各アームの端部に割子を上下方向に回動可能に
取り付けて作動軸の上下動によって各割子間の間隔が変
わるようにして可変径としたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】以上の構成によると、作動軸を下げて割子間を
開けた状態でワイヤを巻き取ることができ、その巻き取
ったワイヤを作動軸を上げて割子間を閉じることによ
り、容易に束ねたワイヤを取り出すことができる。
開けた状態でワイヤを巻き取ることができ、その巻き取
ったワイヤを作動軸を上げて割子間を閉じることによ
り、容易に束ねたワイヤを取り出すことができる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図１は斜視図、図２はワイヤを巻いた状態の斜視
図、図３は開いた状態の側面図、図４は同平面図、図５
は閉じた状態の側面図、図６は同平面図であり、図にお
いて、１は回転盤、２はドラムを形成する割子であり、
円の中心方向に向けて対向させてある。なお、本実施例
では四個の割子となっているがその数は任意である。こ
の各割子２の内側上下には、アーム３、４の一端が上下
方向に回動可能に取り付けてあり、しかも各割子２は放
射方向に回転盤１上を移動可能となっており、この移動
を安定させるためと上記回転盤１の回転をドラムを形成
する各割子２に伝えるために図示する如くレール（溝で
も可）５に各割子２の下端に形成した係止凹部（係止突
起）６を嵌合することによって案内されるようにしてあ
る。
する。図１は斜視図、図２はワイヤを巻いた状態の斜視
図、図３は開いた状態の側面図、図４は同平面図、図５
は閉じた状態の側面図、図６は同平面図であり、図にお
いて、１は回転盤、２はドラムを形成する割子であり、
円の中心方向に向けて対向させてある。なお、本実施例
では四個の割子となっているがその数は任意である。こ
の各割子２の内側上下には、アーム３、４の一端が上下
方向に回動可能に取り付けてあり、しかも各割子２は放
射方向に回転盤１上を移動可能となっており、この移動
を安定させるためと上記回転盤１の回転をドラムを形成
する各割子２に伝えるために図示する如くレール（溝で
も可）５に各割子２の下端に形成した係止凹部（係止突
起）６を嵌合することによって案内されるようにしてあ
る。
【０００９】また、各割子２の上端には外れ防止のフラ
ンジ７を突設させてある。８は筒状の作動軸であり、回
転盤１に立てたシャフト９に上下動可能に嵌合しており
上記各割子２の中心に位置し、周囲上下に上記アーム
３、４の他端が上下方向に回動可能に取り付けてあり、
この作動軸８が上下動することにより、上記各割子２は
回転盤１上で放射方向に移動することになり、作動軸８
の下端が回転盤１上面に当接したときに、アーム３、４
が水平になって各割子２間の距離が一番開いた状態にな
るようにしてある。その状態を保つために作動軸８の上
部には円板状（多角板状）の抑え板１０を取り付け、こ
の抑え板１０を各アーム３、４が一番開いた状態のとき
にアーム３上面に当接させて各割子２に外力がかかって
もアーム３が上方に動かないようにしてある。
ンジ７を突設させてある。８は筒状の作動軸であり、回
転盤１に立てたシャフト９に上下動可能に嵌合しており
上記各割子２の中心に位置し、周囲上下に上記アーム
３、４の他端が上下方向に回動可能に取り付けてあり、
この作動軸８が上下動することにより、上記各割子２は
回転盤１上で放射方向に移動することになり、作動軸８
の下端が回転盤１上面に当接したときに、アーム３、４
が水平になって各割子２間の距離が一番開いた状態にな
るようにしてある。その状態を保つために作動軸８の上
部には円板状（多角板状）の抑え板１０を取り付け、こ
の抑え板１０を各アーム３、４が一番開いた状態のとき
にアーム３上面に当接させて各割子２に外力がかかって
もアーム３が上方に動かないようにしてある。
【００１０】１１は作動軸８に取り付けたアーム３のス
トッパであり、作動軸８が持ち上げられてアーム３が閉
じたときの移動限度となるように設けてある。なお、上
記構成において、ドラムに回転を伝える構造は上記構造
に限るものではなく、例えば、図示しないが、上記シャ
イフトをスプライン軸として回転源に連結し、作動軸を
このスプライン軸の回転は受けて上下動可能となるよう
に嵌合させたような構成でもよく、この場合には回転盤
の回転はなくてもよい。
トッパであり、作動軸８が持ち上げられてアーム３が閉
じたときの移動限度となるように設けてある。なお、上
記構成において、ドラムに回転を伝える構造は上記構造
に限るものではなく、例えば、図示しないが、上記シャ
イフトをスプライン軸として回転源に連結し、作動軸を
このスプライン軸の回転は受けて上下動可能となるよう
に嵌合させたような構成でもよく、この場合には回転盤
の回転はなくてもよい。
【００１１】以上の構成によると、クレーンのワイヤを
新しいワイヤに交換する際に、まず、作動軸８を下げて
図１に示す如く、アーム３、４を水平状態に拡げて割子
２が一番開いた状態になってドラム１２を形成する。そ
こで、クレーンドラムに付けてある古いワイヤの先端を
一つの割子２に引っ掛け、ワイヤを巻いてあるクレーン
ドラムをフリーの状態か繰り出し状態にし、回転盤１を
回転させることによりドラム１２は回転することにな
る。
新しいワイヤに交換する際に、まず、作動軸８を下げて
図１に示す如く、アーム３、４を水平状態に拡げて割子
２が一番開いた状態になってドラム１２を形成する。そ
こで、クレーンドラムに付けてある古いワイヤの先端を
一つの割子２に引っ掛け、ワイヤを巻いてあるクレーン
ドラムをフリーの状態か繰り出し状態にし、回転盤１を
回転させることによりドラム１２は回転することにな
る。
【００１２】これによってワイヤは繰り出されて順次ド
ラム１２に巻き取られることになる。巻き取りが終了す
ると、回転盤１の回転を停止し、割子２間の間隙から番
線を通して束ねることにより完了する。そこで、作動軸
８を上げて図５、６に示す如く、アーム３、４を閉じる
ことにより、各割子２の間隔は狭まくなり、その結果ド
ラム１２の径が小さくなってドラム１２に巻かれていた
ワイヤはドラム１２から外れて回転盤１上に円形の束と
なって置かれることになり、クレーン等によってそこか
ら排除される。
ラム１２に巻き取られることになる。巻き取りが終了す
ると、回転盤１の回転を停止し、割子２間の間隙から番
線を通して束ねることにより完了する。そこで、作動軸
８を上げて図５、６に示す如く、アーム３、４を閉じる
ことにより、各割子２の間隔は狭まくなり、その結果ド
ラム１２の径が小さくなってドラム１２に巻かれていた
ワイヤはドラム１２から外れて回転盤１上に円形の束と
なって置かれることになり、クレーン等によってそこか
ら排除される。
【００１３】その後、新しいワイヤの先端をクレーンド
ラムに取り付け、クレーンドラムを巻き取り状態にして
新しいワイヤを巻き取ってワイヤの交換が完了する。
ラムに取り付け、クレーンドラムを巻き取り状態にして
新しいワイヤを巻き取ってワイヤの交換が完了する。
【００１４】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、作
動軸に放射状に回動可能に取り付けたアームの端部に割
子を回動可能に取り付けて作動軸の上下動によって各割
子間の間隔が変わるようにしてドラムを構成したことに
より、割子間を開けた状態でワイヤを巻き取ることによ
り、太い鋼鉄製のワイヤを容易にかつ安全に巻き取るこ
とができる効果を有し、しかもその巻き取ったワイヤを
割子間を閉じることにより、束ねたワイヤをドラムから
容易に取り出すことができる効果を有する。
動軸に放射状に回動可能に取り付けたアームの端部に割
子を回動可能に取り付けて作動軸の上下動によって各割
子間の間隔が変わるようにしてドラムを構成したことに
より、割子間を開けた状態でワイヤを巻き取ることによ
り、太い鋼鉄製のワイヤを容易にかつ安全に巻き取るこ
とができる効果を有し、しかもその巻き取ったワイヤを
割子間を閉じることにより、束ねたワイヤをドラムから
容易に取り出すことができる効果を有する。
【図１】実施例を示す斜視図である。
【図２】ワイヤを巻いた状態の斜視図である。
【図３】開いた状態の側面図である。
【図４】開いた状態の平面図である。
【図５】閉じた状態の側面図である。
【図６】閉じた状態の平面図である。
１ 回転盤 ２ 割子 ３、４ アーム ５ レール（溝） ６ 係止凹部（係止突起） ８ 作動軸 １２ ドラム
Claims (1)
- 【請求項１】 作動軸の周囲に放射状に上下方向に回動
可能にアームを取り付け、この各アームの端部に割子を
上下方向に回動可能に取り付けて作動軸の上下動によっ
て各割子間の間隔が変わるようにして可変径としたこと
を特徴とするワイヤ巻き取りドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9985293A JPH06305682A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ワイヤ巻き取りドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9985293A JPH06305682A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ワイヤ巻き取りドラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305682A true JPH06305682A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14258338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9985293A Pending JPH06305682A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ワイヤ巻き取りドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305682A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102745549A (zh) * | 2012-07-04 | 2012-10-24 | 昆山市达功电子厂 | 一种绕线机 |
| WO2012158426A1 (en) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | Corning Cable Systems Llc | Transformable cable reels and related assemblies and methods |
| KR101362001B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2014-02-12 | 해양환경관리공단 | 오일 붐 인양장치 |
| JP2014197947A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 古河電気工業株式会社 | 線材支持具 |
| KR101506013B1 (ko) * | 2013-09-04 | 2015-03-27 | 박재성 | 인출용 전선유지장치 |
| US9042701B2 (en) | 2010-10-19 | 2015-05-26 | Corning Cable Systems Llc | Collapsible cable reel |
| US9329352B2 (en) | 2012-01-12 | 2016-05-03 | Corning Cable Systems Llc | Slack cable storage apparatus |
| CN109573742A (zh) * | 2016-04-15 | 2019-04-05 | 陈键 | 一种野外电力施工收线盘 |
| WO2022102436A1 (ja) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | 東洋紡株式会社 | 巻取装置および巻取方法 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP9985293A patent/JPH06305682A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9042701B2 (en) | 2010-10-19 | 2015-05-26 | Corning Cable Systems Llc | Collapsible cable reel |
| WO2012158426A1 (en) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | Corning Cable Systems Llc | Transformable cable reels and related assemblies and methods |
| US9309086B2 (en) | 2011-05-13 | 2016-04-12 | Corning Cable Systems Llc | Transformable cable reels and related assemblies and methods |
| US10266367B2 (en) | 2011-05-13 | 2019-04-23 | Corning Optical Communications LLC | Transformable cable reels and related assemblies and methods |
| KR101362001B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2014-02-12 | 해양환경관리공단 | 오일 붐 인양장치 |
| US9329352B2 (en) | 2012-01-12 | 2016-05-03 | Corning Cable Systems Llc | Slack cable storage apparatus |
| CN102745549A (zh) * | 2012-07-04 | 2012-10-24 | 昆山市达功电子厂 | 一种绕线机 |
| JP2014197947A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 古河電気工業株式会社 | 線材支持具 |
| KR101506013B1 (ko) * | 2013-09-04 | 2015-03-27 | 박재성 | 인출용 전선유지장치 |
| CN109573742A (zh) * | 2016-04-15 | 2019-04-05 | 陈键 | 一种野外电力施工收线盘 |
| CN109573742B (zh) * | 2016-04-15 | 2020-10-30 | 安徽安固网络科技有限公司 | 一种野外电力施工收线盘 |
| WO2022102436A1 (ja) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | 東洋紡株式会社 | 巻取装置および巻取方法 |
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