JPH0424706Y2 - - Google Patents

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JPH0424706Y2
JPH0424706Y2 JP1982176904U JP17690482U JPH0424706Y2 JP H0424706 Y2 JPH0424706 Y2 JP H0424706Y2 JP 1982176904 U JP1982176904 U JP 1982176904U JP 17690482 U JP17690482 U JP 17690482U JP H0424706 Y2 JPH0424706 Y2 JP H0424706Y2
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JP
Japan
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outer shell
microphone
battery
hook portion
hook
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JP1982176904U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は筒状のケースを有するマイクロホン
の電池交換の際の開閉部の改良に関するものであ
る。
従来この種のマイクロホンとしては、実開昭56
−33836号に開示されたワイヤレスマイクロホン
がある。
これは第1図及び第2図に示すように、マイク
ロホン素子2と、ワイヤレスマイクロホン回路を
構成するプリント基板4と、電池収容部6を有す
る合成樹脂製のフレーム8と、電池収容部6を包
囲する円筒状の第1外殻10と、フレーム8の電
池収容部6以外の部分を包囲した状態でフレーム
8に固定され、第1外殻10が着脱自在に結合さ
れる第2外殻12等から構成されており、第1外
殻10を第2外殻12から外して電池交換を行な
う際に、フレーム8に固定された金属製のばね部
材14の先端に設けた鉤16が第2図に示すよう
に第1外殻10内面に設けた環状凸部18に引掛
り、第1外殻10がフレーム8から外れ落ちない
ように構成されている。
しかしこのようなワイヤレスマイクロホンは、
金属製のばね部材14の先端を加工して鉤16を
作成した後、フレーム8に取付けなければなら
ず、部品点数、加工工程数が多くなりコストの上
昇を招いていた。また電池交換の際にばね部材1
4は露出しているので、誤つてばね部材14を押
すことがあり、これによつて鉤16と環状凸部1
8との係合が外れ、第1外殻10が脱落して、損
傷したり紛失するおそれがあつた。
またワイヤレスマイクロホン回路基板4の保
守、点検作業の際は、第2外殻12とフレーム8
を結合させているねじ20を取外さねばならず、
保守、点検作業が煩雑になり、またねじ20を紛
失するおそれもあつた。このほかに、実開昭52−
95420号公報に開示されたマイクロフオングリツ
プの抜け止め構造がある。これは、円筒状のマイ
クロフオン本体にカバーを兼用する円筒状グリツ
プを取付けたマイクロフオンにおいて、本体の電
池収納部より後部側に、外方に湾曲された爪を有
するリングを嵌合すると共に、グリツプの内周面
にグリツプが電池収納部より後部側にずらされた
ときに上記爪が係合する凹部を設けた構造であ
る。この構成においては内部点検等のためにグリ
ツプを本体から取外す場合に、グリツプに特別に
設けた工具挿入孔に工具を挿入して爪をリングの
半径方向内側へ押圧して弾性変形により変位させ
ることにより凹部に対する係合を外すようになつ
ている。このために、先に爪と孔の位置合せをす
る必要があるが爪が見え難いので難しく、さらに
工具を孔から挿入して押圧状態のままに維持して
おかなければ、爪が弾性により元に戻り凹部に係
合してクリツプを取外せなくなるので、これも作
業が困難であり、これらの作用がわずらわしい問
題がある。また、爪付きのリングは別の部品とし
て形成されるから、コスト面で不利である。さら
に、爪を凹部から外すために工具挿入孔をグリツ
プの内外面を貫通して穿設する必要のあることか
ら、その孔から電子回路に不利なごみ、ほこり、
気体等が内側に入り易く、そして孔の存在で美観
が損われる等の問題もあつた。
この考案は電池交換を行なう際の分解では、外
殻内からプリント基板が露出せず、逆にプリント
基板の保守、点検を行なう際にはプリント基板部
を覆つている外殻を簡単に取外すことができ製造
コストの低いマイクロホンを提供しようとするも
のである。
以下この考案を、図示の一実施例に基づいて説
明する。
第3図乃至第4図において30はヘツドケース
で、このヘツドケース30の内部にはマイクロホ
ン素子32が収納されており、ヘツドケース30
の後端には連結部34の前端部が螺合されてい
る。
連結部34の後端部内周面にはめねじ(図示せ
ず)が削設されており、このめねじに電池ケース
36及び基板支持部38からなるフレーム40の
電池ケース36側が螺合されている。
電池ケース36は2枚の円板42,44を3本
の支柱46で接続したもので、その内部に3本の
電池48が収容される。
また基板支持部38は、環状の前板50と、ス
イツチ52及びアンテナブツシング54が引出さ
れる開口を有する後板56と、これら前板50と
後板56の間を連結する樋状接続部材58と、鉤
部60と、ばね部材62とから構成されており、
合成樹脂等で一体に形成されている。
樋状接続部材58の上縁にはワイヤレスマイク
ロホン回路が構成されたプリント基板64が載置
されており、このプリント基板64は、回路部品
66と同時に半田付けされる基板止金具68をね
じ70によつて樋状接続部材58内面に固定する
ことにより、樋状接続部材58に固定される。
ばね部材62は、第4図及び第5図に示すよう
に樋状接続部材58の下面中心付近から電池ケー
ス36側へ向つて伸延されており、その周囲の樋
状接続部材58がコの字状に切欠かれている。こ
のばね部材62は、自由な状態では先端に設けた
鉤部60が樋状接続部材58の下面より突出する
ようにやや外側に向つて伸延している。
鉤部60は、その形状が四角錐台状に形成され
ており、電池ケース36側の側面72は基板支持
部の軸線に対してほぼ直角とされている。
また鉤部60の中央には、側面72の最下端か
ら斜め外方へ向つて削設された傾斜溝74が設け
てあり、この傾斜溝74の幅は後述するピン金具
76の直径よりもやや大きくされている。さらに
傾斜溝74の前方の樋状接続部材58及び前板5
0の縁部には、ピン金具76を導くための導入溝
78が設けられている。なお、前板50のない構
成のものにあつては導入溝78を設ける必要はな
い。
また80は円筒形の外殻で、この外殻80の前
端内周面には連結部34の後端部外周面上のおね
じ82に螺合されるめねじ84及び、環状凹部8
6が設けられ、この環状凹部86のめねじ84側
周縁は、内周面に対して直角とされている。
このように構成されたワイヤレスマイクロホン
は電池交換に際して、外殻80を回転させておね
じ82とめねじ84との螺合を解き、フレーム4
0を外殻80内から引出してゆくと、途中で鉤部
60と環状凹部86とが係合して第6図に示すよ
うに止まる。
この状態では、電池ケース36は完全に外殻8
0外に引出されており、逆にプリント基板64は
外殻80内に位置しているので、電池48の出入
れがたやすく行なえ、また電池交換の際に誤まつ
てプリント基板64上の回路に手がふれて、回路
の調子を狂わせたり、故障させたりすることがな
い。
また、ばね部材62及び鉤部60は外殻80外
に露出していないので、誤まつて鉤部60と環状
凹部80の係合が外れ、外殻80がフレーム40
から外れ落ちることもない。
さらにこの状態から、L字形に折曲げたピン金
具76を第6図に示すように導入溝78から差込
むと、ピン金具76の先端が傾斜溝74内に入
り、さらにピン金具76を差込んでゆくと、ピン
金具76の先端の当接する傾斜溝74の溝底、つ
まり傾斜部に作用する力の分力により鉤部60が
外殻80の中心側へ変位して鉤部60と環状凹部
86との係合が外れ、ピン金具76の先端が傾斜
溝74、つまり鉤部60を越えた位置に達すると
ピン金具76を押す手を放してもその係合が外れ
た状態が維持され、簡単に外殻80を取外すこと
ができ、プリント基板64上の回路の保守、点検
作業が行なえる。
またばね部材58及び鉤部60は基板支持部3
8と一体形成され、後加工が不用なので、製造コ
ストが低くおさえられる。
以上説明したようにこの考案によれば、電池交
換の際に、外殻80が外れ落ちたり、微妙な調整
を必要とするプリント基板64に手がふれたりす
ることがなく、またプリント基板64上の回路の
保守、点検作業の際は、ピン金具76を差込むだ
けで簡単に外殻80を取り外すことができ、製造
コスト、加工コストの低いワイヤレスマイクロホ
ンが実現できる。そして、従来のこの種のマイク
ロホンの外殻あるいはグリツプの抜け止め構造と
比べると、保守、点検のための抜け止め解除操作
がきわめて容易であり、さらに工具挿入孔を外殻
に穿設しない構造であることから、この抜け止め
解除構造によつて外殻あるいはグリツプの内部電
子回路保護機能に全く支障を与えることがなく、
美観も損なわない利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のワイヤレスマイクロホンの縦断
面図、第2図は従来例の電池交換時の状態を示す
部分拡大断面図、第3図はこの考案に基づくワイ
ヤレスマイクロホンの分解斜視図、第4図は同実
施例の縦断側面図、第5図は同実施例中で使用す
る基板支持部の斜視図、第6図は同実施例の電池
交換時の状態を示す部分拡大断面図である。 30……ヘツドケース、32……マイクロホン
素子、36……電池ケース、38……基板支持
部、40……フレーム、60……鉤部、62……
ばね部材、64……プリント基板、74……傾斜
溝、80……外殻、86……環状凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の外殻と、内部にマイクロホン素子を収
    納し後部が上記外殻の端部へ着脱自在に結合され
    るマイクロホン頭部と、上記外殻内に収納され上
    記マイクロホン頭部に結合された電池収容部と、
    この電池収容部につらなつて設けられたマイクロ
    ホン素子出力処理回路基板を支持する基板支持部
    とからなるマイクロホンにおいて、上記基板支持
    部から上記電池収容部側へ伸延しその先端に鉤部
    を有するばね部材がその鉤部を上記外殻内面に加
    圧接触するように基板支持部と一体成形されてお
    り、電池を出し入れするに必要な寸法だけ上記電
    池収容部を上記外殻内から引出した状態において
    上記鉤部と係合する位置関係で係合部を上記外殻
    内周面に環状凹部として設け、上記電池収容部を
    引出した状態でピン状の工具を上記マイクロホン
    頭部の側から上記外殻の内面に沿つて挿入した際
    に上記工具の先端によつて上記鉤部が上記係合部
    から押し離されるように傾斜溝を上記鉤部に設け
    てあり、その傾斜溝は上記ピン状工具の挿入の案
    内となるように上記ピン状工具の外径に対応する
    幅を有することを特徴とするマイクロホン。
JP17690482U 1982-11-22 1982-11-22 マイクロホン Granted JPS5981135U (ja)

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JP17690482U JPS5981135U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 マイクロホン

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JP17690482U JPS5981135U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 マイクロホン

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Publication Number Publication Date
JPS5981135U JPS5981135U (ja) 1984-06-01
JPH0424706Y2 true JPH0424706Y2 (ja) 1992-06-11

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4562032B2 (ja) * 2005-01-19 2010-10-13 株式会社オーディオテクニカ コンデンサーマイクロホン
JP5457277B2 (ja) * 2010-06-04 2014-04-02 株式会社オーディオテクニカ 筒型ワイヤレスマイクロホン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548311B2 (ja) * 1974-04-18 1979-04-14

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623982Y2 (ja) * 1976-01-14 1981-06-05
JPS5740598Y2 (ja) * 1977-06-20 1982-09-06

Patent Citations (1)

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JPS548311B2 (ja) * 1974-04-18 1979-04-14

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JPS5981135U (ja) 1984-06-01

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