JPH04245931A - 調整ドローフレームおよび繊維量の検出評価方法 - Google Patents

調整ドローフレームおよび繊維量の検出評価方法

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JPH04245931A
JPH04245931A JP3247249A JP24724991A JPH04245931A JP H04245931 A JPH04245931 A JP H04245931A JP 3247249 A JP3247249 A JP 3247249A JP 24724991 A JP24724991 A JP 24724991A JP H04245931 A JPH04245931 A JP H04245931A
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JP
Japan
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measuring device
draw frame
signal
fiber
amount
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JP3247249A
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English (en)
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Erich Jornot
エーリッヒ ヨルノート
Urs Keller
ウルス ケラー
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Maschinenfabrik Rieter AG
Original Assignee
Maschinenfabrik Rieter AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/32Regulating or varying draft
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/32Regulating or varying draft
    • D01H5/38Regulating or varying draft in response to irregularities in material ; Measuring irregularities

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬出測定装置、少なく
とも1つのドラフトゾーン、駆動装置、ならびに該駆動
装置のための制御部ないし調整部を備えた、繊維スライ
バのための調整ドローフレームであって、フィード繊維
スライバにおける質量の変動が補正されるように駆動装
置を介して前記ドラフトゾーンにおけるドラフトを変化
させるために、前記制御部ないし調整部が搬出測定装置
から供給される測定信号に応動する形式の調整ドローフ
レームに関する。
【0002】このように本発明は調整ドローフレームに
関する。つまりドラフトされたスライバにおける質量の
変動を均等にする目的で、ドラフトを制御ないし調整し
て変化させることのできるドローフレームに関する。こ
の種のドローフレームは、短繊維紡績工場におけるいわ
ゆる調整ドローフレームにおいて用いられることが多い
が、短繊維紡績工場におけるカード、コーマおよびコー
ミング前処理機においても用いることができる。もちろ
ん同じ原理は、ロングステープル紡績工場における使用
にも適している。
【0003】
【従来の技術】制御ないし調整技術の原理は、調整ドロ
ーフレームにおいて数10年来使用されている。これに
より、(単位長さごとの質量(マス)の均等性だけによ
り品質というものを決めているかぎりは)処理される繊
維スライバの品質を連続的に改善することができるよう
になった。
【0004】同じ期間にわたって、繊維スライバの均等
性に関連して”品質”という概念を明確に定めるための
徹底的な努力が払われていきた。この努力によって、適
切な検査装置の徹底した供給をともないながら一般的に
受け入れられる検査方法が導き出された。
【0005】良品質を提供する紡績工場の組織づくりと
ともにこれまで使用されてきた技術を用いて、今日では
あらゆる紡績工場の運転に対して、ほとんどの(比較的
大きな)エラーを回避ないし修正し、良好な平均的な品
質のスライバを製造することができる。
【0006】絶えず高まる品質への要求のために、この
ような良好な品質レベルをさらに引き上げることが必要
である。しかしこの場合には、制御技術ないし調整技術
の基本原理あるいは紡績工場における統計的な品質管理
の基本原理の使用を、もはや十分には使用できない技術
的な領域へ立ち入ることになる。さらに別の本質的な品
質改善を達成するためには、使用される測定原理、制御
ないし調整原理、駆動システム、ドラフト力、ならびに
原料特性のいっそう密な相互作用について詳細に立ち入
る必要がある。さらにこの場合、すでに規格により決定
されているスライバに対する均質性の検査を、常に留意
する必要がある。
【0007】紡績工場における品質管理は、今日、研究
室で(”オフ−ラインで”)広範囲にわたって行なわれ
ている。この目的で、処理ラインから無作為にサンプル
が抽出され、研究室へ運ばれて検査される。この検査結
果によって、機械の設定調整に対する推定、ないしは処
理されるべき原料の、所望の最終製品に対する要求への
適合調整に関する推定が可能となる。
【0008】研究室においては(オフ−ライン方式では
)、種々異なる情報を分析し、異なる結果に対する適切
な解釈を行ない、さらに相応の結論をくだす時間がある
。この種の方式を、たった今検出された測定値に基づき
補正してプロセスに対して補正制御すべき通常の作動時
に”オンラインで”利用するように試みた場合、エラー
ないし誤った推定による大きな危険が生じてもこれは決
して意外なことではない。制御ないし調整システムは、
検出された測定データを誤って”解釈し”、相応にプロ
セスに対して誤った制御作用を及ぼす。
【0009】このような問題を克服するための最初の試
みは、ヨーロッパ特許第176661号(アメリカ合衆
国特許第4653153号)に示されている。この提案
によれば、搬入されるスライバの短期間の質量(マス)
変動は、ドラフトにより定められる制御により補償調整
される。この場合、2つの制御パラメータつまり増幅率
および時間のずれを制御して適合調整可能である。制御
されたドラフト変化の結果は、ドローフレームの搬出側
での監視により検出されるので、上記の2つの制御パラ
メータを、この結果の監視に基づいて最適化することが
できる。制御ないし調整技術の視点からみれば、この提
案に異論はない。しかし品質の所望の改善のためにはこ
れは十分ではない。何故ならばこの提案は、測定技術的
な問題も処理技術的および工業技術的な問題も考慮して
いないからである。しかもこの提案は、瞬時に得られた
測定値の評価とプロセスへの介入制御に基づくものであ
って、この介入制御は即座にあるいは単純な遅延時間の
後に行なわれる。この方式の”履歴”は考慮されないま
まである。これと類似の着想は、スイス連邦特許第67
2928号(アメリカ合衆国特許第4819301号)
に示されている。
【0010】プロセスを”より深く”監視するための別
の提案が、ヨーロッパ特許第340756号によりなさ
れている。この提案の第1の変形実施例によれば、搬出
測定装置により供給される信号に対する限界値が設定さ
れており、その際この限界値を越えると警報をトリガす
ることができるか、あるいは機械を停止することができ
る。この場合、製品(供給された繊維スライバ)は操作
員によって検査される。この検査結果に依存して、測定
エラーないし調整技術的なエラーを推定する。
【0011】同じ提案の第2の変形実施例では、ドラフ
トを決定する調整信号のための限界値が設定が行なわれ
、その際同様に限界値を越えると、警報のトリガないし
機械の停止が行なわれる。この場合、繊維スライバは操
作員によって検査され、その際、この検査結果に依存し
て搬入測定システムにおけるエラーあるいは供給原料の
製造時のエラー(つまりこのドローフレームよりも前の
処理機械におけるエラー)を推定する。
【0012】搬出測定システムの測定信号の監視によっ
ては、エラー動作に関する所定の情報を得ることができ
る。しかしこの構成だけでは、本質的な品質改善を達成
するためには疑いなく不十分である。ヨーロッパ特許第
340756号において提案された調整信号の監視を警
報ないし機械の停止と組み合わせても利点はほとんども
とらされない。操作員による検査を行なうよりもはるか
前に、すでに障害のある繊維スライバがドローフレーム
により処理され(補正され)てしまうので、エラーに関
する重要な情報はもはや得られない。短期間の(おそら
くまれな)”暴走”にのみ応動するように監視部が設定
調整されているので、操作員により検査されるべき繊維
スライバのまとまりは相応の”結果”をもはや含んでお
らず、したがってここでも誤った結論を行なう危険が生
じる。
【0013】1989年8月11日の本出願人自身のス
イス連邦特許出願第2955/89号には、いっそう進
歩したシステムが記載されている。このシステムによれ
ば、例えば(搬入側における)質量変動による高周波成
分を検出する際の測定技術的な問題をいっそう良好に考
慮することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、当該機能にとって規定的な相互作用を、上記のス
イス連邦特許出願よりも良好に考慮できるように、調整
ドローフレームを改善することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題は、作動条件に
より生じる測定結果への作用を補償調整するために、搬
出測定装置の測定信号を当該作動条件に依存して適合調
整するようにしたことによって解決される。
【0016】この種の作動条件は、測定信号を発生させ
る繊維スライバ塊に対して行なわれるドラフト量である
。さらに別のこの種の作動条件は供給速度である。
【0017】次に図面に基づき本発明による方法および
装置の実施例を詳細に説明する。なお、本出願人により
なされた特許出願によるシステムは出力側をベースとし
て記載されている。
【0018】
【実施例】図1には、ドローフレームの実施例が示され
ている。複数個のスライバ15.1〜15.6−この実
施例の場合には6つ−が並列に複数個のローラ装置1〜
6を通ってへ導かれる。繊維原料の搬送方向へのローラ
の周速度が2つの段階で増加ことにより、繊維原料は第
1の段階では予備的にドラフトされ(予備ドラフト)、
さらに第2段階において所望の断面積になるまでさらに
ドラフトされる(メインドラフト)。ドローフレームか
ら搬出される不織布18は、供給されたスライバ15.
1〜15.6よりも細くかつ相応に長い。ドラフト工程
を供給されるスライバの断面積に依存して調整可能であ
ることにより、スライバないし不織布は、それらがドロ
ーフレームを通り抜ける間に均等にされる。つまり搬出
される不織布の断面積は、供給される不織布ないしスラ
イバの断面積よりも均等になる。この実施例のドローフ
レームは、予備ドラフトゾーン11とメインドラフトゾ
ーン12とを有する。もちろんドローフレームに関して
いえば本発明では、ただ1つのドラフトゾーンあるいは
2つよりも多くのドラフトゾーンを類似のようにして組
み入れることもできる。
【0019】スライバ15.1〜15.6は、搬送ロー
ラから成る2つの装置1および2をとおってドローフレ
ームへ供給される。第1の装置は、例えば2つのローラ
1.1および1.2から成り、これら2つのローラの間
を、粗い不織布にまとめられる供給されたスライバ15
.1〜15.6が搬送される。スライバの搬送方向には
ローラ装置2が続いており、この場合この装置は、1つ
の能動的な搬送ローラ2.1と2つの受動的な搬送ロー
ラ2.2、2.3により構成されている。これらのロー
ラ装置1および2によって供給される間に、供給された
スライバ15.1〜15.6は1つの束16になるよう
に並列にいっしょに導かれる。供給用の両方のローラ装
置1および2のすべてのローラの周速度V1 およびV
2 (=Vin)はほぼ同じ速さであるので、不織布1
6の厚さは、供給されるスライバ15.1〜15.6の
厚さに実質的に相応する。
【0020】不織布16の搬送方向において両方の供給
用ローラ装置1および2のつぎには予備ドラフトローラ
2.1および3.2から成る第3の装置3が設けられて
おり、不織布はこれらの予備ドラフトローラの間を引き
続き搬送される。予備ドラフトローラの周速度V3 は
、搬入ローラの周速度V2よりも速いので、搬入ローラ
2と予備ドラフトローラ3の間の予備ドラフトゾーン1
1において不織布16がドラフトされ、その際にその断
面積が低減される。同時に、供給されたスライバの粗い
不織布16から、予備ドラフトされた不織布17が生じ
る。不織布をさらに搬送する目的で予備ドラフトローラ
3のつぎには、例えば1つの能動的な搬送ローラ4.1
と2つ受動的な搬送ローラ4.2、4.3とから成るさ
らに別の装置4が設けられている。さらに搬送するため
の搬送ローラ4の周速度V4 は予備ドラフトローラ3
の周速度V3と等しい。
【0021】不織布17の搬送方向においてさらに搬送
するためのローラ装置4のつぎには、メインドラフトロ
ーラ5.1および5.2から成る第5のローラ装置5が
設けられている。これらのメインドラフトローラは、上
記の搬送ローラ4よりもさらに速い表面速度V5 を有
しているので、予備ドラフトされた不織布17は、搬送
ローラ4とメインドラフトローラ5との間のメインドラ
フトゾーン12において完全にドラフトされた不織布1
8になるようにさらにドラフトされる。その際、不織布
18はファンネルTにより1つのスライバにまとめられ
る。
【0022】一対の搬出ローラ6.1、6.2−これら
のローラの周速度V6 (Vout )は前述のメイン
ドラフトローラの周速度(V5 )とほぼ等しい−の間
をとおって、完全にドラフトされたスライバ18がドロ
ーフレームから搬出されて、例えば回転するケンス13
の中に収納される。
【0023】ローラ装置1、2、4はギア装置を介して
、ないしは有利には歯形ベルトを介して、第1のモータ
7.1により駆動される。予備ドラフトローラ3はロー
ラ装置4と機械的に結合されており、その際、ローラ装
置1および2に対する変速比を設定可能であるか、ない
しは目標値を設定可能である。(図示されていない)ギ
ア装置により、搬入ローラの周速度(Vin)と予備ド
ラフトローラ3.1、3.2の周速度V3の比が、即ち
予備ドラフト比が決定される。搬入ローラ1.1、1.
2も同様に第1のモータ7.1により駆動することがで
きるし、あるいは独立したモータ7.3により駆動する
こともできる。
【0024】ローラ装置5および6の方は第2のモータ
7.2により駆動される。本発明によればこれら両方の
モータ7.1および7.2には、本発明によればそれぞ
れ固有の調整装置8.1ないし8.2を用いることがで
きる。この調整は、それぞれ1つの閉ループ調整回路8
a、8b、ないし8c、8dを介して行なわれる。さら
に一方のモータの実際値を他方のモータへ、制御接続線
路8.eを介して一方向であるいは双方向で伝送するこ
とができ、これによって他方のモータの目標値からの偏
差に対して各モータを相応に応動させることができる。
【0025】ドローフレームの搬入側において、供給さ
れるスライバ15.1〜15.6の総断面積が搬入測定
装置9.1により測定される。さらにドローフレームの
搬出側では、搬出されるスライバ18の断面積が搬出測
定装置9.2により測定される。
【0026】中央計算機ユニット10は第1の駆動部7
.1のための目標値の初期設定値を、10aを介して第
1の調整装置8.1へ伝送する。両方の測定装置9.1
、9.2の測定値は接続線路9aおよび9bを介して、
ドローフレーム工程の間、持続的に中央計算機ユニット
へ伝送される。この測定結果および搬出されたスライバ
18の断面積のための目標値から、中央計算機ユニット
および必要に応じて設けられる別の素子において、本発
明による方法を用いることにより第2の駆動部7.2の
ための目標値が決定される。この目標値は10bを介し
て第2の制御装置8.2へ絶えず伝送される。この調整
システムを用いることにより、供給されるスライバ15
.1〜15.6の断面積における変動を、メインドラフ
ト工程を相応に調整することによって補償することがで
き、つまりスライバの均等性を達成することができる。
【0027】調整装置として補助調整部の領域内に位置
調整装置(回転数制御装置ではない)が組み込まれてい
る。何故ならばこれらの位置調整装置によりモータが停
止状態にある場合でも上記の調整が保証されるからであ
る。相応の調整装置8.1、8.2(または場合によっ
ては変形実施例の枠内で設けられるそのほかの調整装置
)は、それぞれ別個の計算ユニット(例えばディジタル
計算素子備えた計算ユニット;マイクロプロセッサ)を
有することができるし、あるいはそれらを中央計算機ユ
ニット10のモジュールとして構成することもできる。
【0028】次に測定原理を詳細に説明する。
【0029】調整されるドローフレームの図示された実
施例の場合、ー定の予備ドラフトを行う。したがって実
質的にメインドラフトゾーン12におけるドラフトを変
化させることにより、スライバ断面積の調整ないしその
均等性の調整が行なわれる。搬入測定装置9.1は、供
給されるスライバ15.1〜15.6の断面積に関する
情報を有する搬入側の測定信号を供給する。
【0030】所望の搬入測定信号を得ることは、周知の
ように測定技術上困難である。原料を損傷させることな
くしかも高いダイナミックで断面積を測定することは、
従来のやり方でほとんど実施不可能である。したがって
測定変換器を用いた間接的な測定方式を実施する必要が
ある。種々の従来の変換器では、所望の目的に対して不
十分な結果しか得られない。それ故本発明と関連して、
図2による測定コンデンサ21が用いられ、この測定コ
ンデンサをとおって、供給されるスライバ15.1〜1
5.6が走行する。この場合、スライバ通過時に揺動す
るようなコンデンサプレートの間でスライバの繊維塊が
誘導体の変化として作用する、ということを利用してい
る。
【0031】それらのスライバがコンデンサ21の間を
通過した場合、交流電流Uが印加されていれば、例えば
コンデンサを介した電圧Uを測定することにより、誘電
体を推定することができる。しかし、スライバの湿度お
よびそのほかの障害により測定能力が著しく損なわれる
可能性のあることを考慮しなければならない。この湿度
に関していえば、水の誘電率εw は、例えば約4であ
る綿の誘電率εb に対して81である。換言すれば上
記の難しさは、所定の時点にコンデンサ内に存在する繊
維塊に関する所望の信号を直接、測定変換器により受け
取るようにする、という点にある。
【0032】電圧Uはコンデンサを介して測定され、受
信された信号は実数部Rx と虚数部Cxとに分けられ
る。それらの信号Rx とCx は、以下で述べるよう
に、当該の調整の枠内で評価され、その際、搬出測定信
号が援用される。搬入側において測定するのが困難であ
ることも、測定エラーが適応形の調整の枠内で補償され
るように調整部が構成されている1つの理由である。
【0033】搬出測定装置9.2は従来の測定機器であ
ってもよく、この装置は搬出されるスライバ18の断面
積に関する情報を有する信号Aout を搬出する。さ
らにこの信号はひきつづき調整のためにこれ以降で用い
られる。必要とされる測定を搬入部と搬出部とで直接測
定可能であることだけにとどまらず、(調整技術上の意
味で)調整区間の前と後に、つまりここではメインドラ
フトゾーン12に1つの測定装置を配置することを考慮
しなければならない。調整の有利な時間依存性を考慮し
て、例えばメインドラフトゾーン12の直前に搬入側の
測定装置を配置するのも有利である。
【0034】この場合、最適な調整のために高い周波数
の変化も低い周波数の変化も補正すべきであることを、
つまりスライバの不均等性を補正すべきであることを前
提としている。この調整によってスライバの平均値をで
きるかぎりー定に維持すべきであるし(第1の優先順位
)、不均等性も調整すべきである。調整量の該当する偏
差により、この調整の枠内で、測定された調整量の高い
周波数成分も低い周波数成分も捕捉検出することができ
る。測定および調整技術上、この調整量に関する情報を
得る問題ならびにそれを所望の調整量に変える問題が生
じる。例えば高い周波数の変化が生じた場合、測定装置
と調整装置との間の走行時間を考慮する必要がある。 搬入側では、つまり搬入測定装置9.1においては、高
い周波数の信号成分を得ることができる。搬出側の測定
の不動作時間のために、搬出測定装置9.2に依存する
調整では、この調整の枠内では信号における低い周波数
成分しか補償することができない。したがって本発明に
よれば、測定技術に起因する問題および障害は、この調
整の枠内でいっしょに考慮され、その際、搬入側におけ
る測定誤差あるいはその他の偏差に対して調整動作を適
合させるために、搬出測定装置9.2の測定信号が考慮
される。本発明によれば、この目的で有利には経験的に
算出され作動中に継続的に適合調整される特性フィール
ドRが設けられている。
【0035】図3には調整原理および本発明による方法
が、主調整を概略的に表わすことにより示されている。 ドローフレームは、スライバの通過方向を示す矢印なら
びに予備ドラフト11およびメインドラフト12のため
の2つのブロックにより示されている。搬入側における
スライバの実際の断面積mE は、値me により表わ
されており、完全にドラフトされたスライバの実際の断
面積mA は値ma により表わされている。搬入側に
おいてスライバは速度Vinで供給され、仕上げられた
スライバは搬出側において速度Vout で搬出される
。予備ドラフトK1の値は、プリセット装置19により
設定調整することができる。この場合、(調整技術的な
意味で)調整区間は、メインドラフトゾーン12により
形成されている。搬入測定装置9.1とメインドラフト
ゾーン12の間の遅延時間は、t1で示されており、メ
インドラフトゾーン12と搬出測定装置9.2の間の遅
延時間はT2で示されている。測定装置9.1、9.2
の測定値Aout 、RxおよびCx は調整装置への
入力値を表わしている。この調整装置は中央計算機ユニ
ット10を有しており、このユニットには測定値Cx 
、Rx 温度IT が導かれ、さらに場合によっては空
気の湿度、空気の圧力等のようなそのほかの情報I1−
n が導かれる。基準値として値Asollがプリセッ
トされる。
【0036】明瞭にする目的で、この調整システムは図
面において複数個の経路1〜4に分けられている。第1
の経路1には、入/出力導線を備えた中央計算機ユニッ
ト10と、複数個の時限素子Z1.1〜Z3が含まれて
おり、本発明にしたがって測定データを処理するために
用いられる。第2の経路2は遅延時間t1の最適化のた
めに用いられる。第3の経路3は、スライバ平均値をー
定に保持し、長期間にわたる障害を補正するために用い
られる。さらに第4の経路4が設けられており、この経
路は長期間にわたる障害の最適化された補正を行なう。 有利には本発明の枠内で、ディジタル調整が用いられる
ことを予め言及しておく。これにより調整システムのあ
らゆる素子を1つの計算機において実現することができ
る。調整原理を示すために、図3には本発明の説明に必
要な基本的な素子が図式的に分類されている。
【0037】経路3(平均値のー定維持)から始めると
、比較器35が設けられており、この比較器は搬出信号
Aout と目標値Asollの差をとる。このように
して算出された偏差dAはI素子38を介して加算部3
6へ導かれる。I素子38において平均値偏差を積分す
ることにより信号△mが形成される。加算部36におい
てこの信号△m は1を加算することにより補完される
。第2の加算部37において、それらの偏差と短期間に
わたる障害に起因する偏差△h −この偏差は経路1お
よび4において後述の説明にしたがって求められる−と
が加算され、さらに乗算部39において係数1+△m 
+△h がメインドラフの所定の公称値K3と乗算され
る。相応の乗算により、メインドラフを調整するために
必要な設定調整量yが生じる。
【0038】さらに搬出測定信号Aout は経路2の
高域通過フィルタ素子47へ導かれる。乗算部40にお
いて濾波された信号が2乗され、それにより信号△Hが
得られる。この信号は平均値変動の高周波成分を表わす
。この経路に対しては高周波成分が考慮されており、こ
の高周波成分はこの実施例では約300Hzである。信
号△Hは、この△Hを最小化する伝達関数を有する調整
素子R1へ導かれる。この調整素子R1の出力側には信
号St1が形成され、この信号は種々の時限素子Z1.
1、Z1.2、Z4の遅延時間に最適に作用を及ぼし、
さらに中央計算機ユニット10へ直接供給される。
【0039】経路1と4とを接続する中核部分として特
性フィールド素子50が設けられている。この素子は例
えば書き込み/読み出し可能なメモリとして構成するこ
とができ、これ自体を計算ユニット10内へ集積するこ
とができる。この特性フィールド素子内には値Rx お
よびCx に関して経験的に算出された出力特性フィー
ルドRが記憶されており、これは値me =f(Rx 
,Cx )に関するものである。特性フィールド素子5
0には測定された一対の値Rx 、Cx が導かれ、さ
らにこの特性フィールド素子50は出力信号として値m
e を送出する。 特性フィールドfRは作動中継続的に適合調整される。 この適合調整は経路1において行なわれる。この実施例
の場合、信号Rx 、Cx は相応の時限素子Z1.1
−Z2.2において遅延されて中央計算機ユニット10
内へ供給される。これらの時限素子Z1.1−Z2.2
は、搬入測定装置から搬出測定装置までの全遅延時間t
1+T2を考慮するために用いられる。濾波された値m
e(t1) は遅延時間t1を考慮して遅延され、除算
素子43において遅延の処理され、時限素子Z3を介し
て中央計算機ユニット10の別の入力側へ導かれる。測
定された値ma で表わされる搬出スライバ断面積mA
 に関する情報を有する信号Aout も有利には濾波
されてから、中央計算機ユニット10へ導かれる。その
際、経路1の相応のフィルタ46において低い周波数の
信号成分がカットされる。時限素子を用いる代わりに直
接中央計算機ユニット10により遅延時間t1を考慮す
ることもでき、このことは中央計算機ユニット10へ経
路2の出力信号St1を導くことにより行なわれる。
【0040】計算機ユニットに供給されるすべての信号
は、これ以降では、特性フィールド素子50の特性フィ
ールドRの補正処理のために用いられる。このことは特
性フィールド素子50への計算機ユニット10の出力と
して、測定データを評価することにより算出された(実
効)値me をそれぞれそ一対の値Cx Rx へ変換
することにより行なわれる。これにより調整プロセス内
における変動に対する特性フィールドRの永続的な適合
調整が保証される。このような特性フィールド適応化を
保証するために、中央計算機ユニット10が少なくとも
信号me、Rx、Cx およびma を評価する必要が
あることは自明である。しかし前述の付加的な測定デー
タIT 、I1−n は、所定の条件のもとで調整をさ
らに改善させることができる。
【0041】経路2の場合と類似して経路4において信
号Aout  の濾波が行なわれるが、この場合には高
域通過フィルタではなく帯域通過フィルタ48により行
なわれる。この帯域通過フィルタ48には、乗算部44
ならびに相応の信号を最小化する調整素子R2が後置接
続されている。この調整素子R2はその出力側に係数f
b を送出し、この係数は乗算部42において信号me
(t1) と結合される。この信号me(t1) はフ
ィルタ49の出力側に生じたものであって、このフィル
タ49には時限素子Z4を介して特性フィールド素子5
0からの信号me が導かれる。このフィルタ49は低
い周波数の信号成分をカットする。経路4にはさらに、
平均値の上方と下方の両方の側に対して設定調整可能な
プリセット値δを有する閾値スイッチ25が含まれてい
る。信号me(t1) が上記のプリセット値δを下回
っているときは、つまり平均値を中心とした許容範囲内
にあるときは、閾値スイッチ25は第1の位置p1にあ
る。信号me(t1) が一方の方向であるいは他方の
方向でプリセット値δを上回るとただちに、つまり平均
値を中心にしたme の大きな変動が生じるとただちに
、閾値スイッチ25は、信号me(t1) が直接経路
3へ向かってループを通過する位置p2へ切り換えられ
る。したがって上記の変動はメインドラフトに対して完
全に考慮される。
【0042】しかしme/t1に対する値が上記のプリ
セット値δを下回ると、経路4の最適化が行なわれる。 信号me(t1) は乗算部42において、調整素子R
2の最小化関数により決定された係数fB と乗算され
、この乗算部42の出力信号はスイッチ25を介して経
路3へ導かれる。閾値スイッチ25による切り換えおよ
び調整素子R2による最適化の考慮によって、小さいお
よび非常に小さい短期間の平均値変動の際、場合によっ
ては生じ得る例えば雑音に起因する障害作用が経路3へ
入り込むのが回避される。
【0043】同時にこの閾値スイッチは、調整素子R1
、R2による最適化の投入ないし遮断のためにも用いら
れる。me がプリセット値δを上回ると、調整素子R
1、R2の最適化が遮断され、他方の場合には最適化が
投入される。プリセット値δを上回ったときに調整素子
R1、R2により行なわれるその都度の最適化を必ずし
も遮断する必要はないが、相応の調整の経過を補償素子
によっても実現できる。しかしディジタル調整の枠内で
は、相応の調整の投入/遮断は最も簡単に実現可能であ
るので、この変形例は有利である。最適化R1の遮断後
、最後に設定調整された遅延時間t1は、最適化R1が
新たに投入されるまで変更されない。
【0044】閾値スイッチは非線形の素子により実現す
ることもできるし、あるいは特性フィールドRにおいて
積分を行なうこともできる。後者の場合、特性フィール
ド素子50は出力値me のほかに、調整素子R1、R
2の最適化を始動ないし終了させるために必要な信号な
いし振幅に依存するパラメータを供給する。
【0045】この実施例の場合、経路2の高域通過フィ
ルタは例えば100Hz以上の周波数を濾波通過させる
ことができ、帯域通過フィルタは10〜100Hzの範
囲内の周波数を濾波通過させることができる。この周波
数範囲はスライバの貫通速度に依存し、この速度は上記
のデータの場合には600m/Min付近の範囲である
。またこの周波数範囲を、供給速度に基づいて適合調整
させることもできる。
【0046】調整素子R1、R2の伝達関数は調整シス
テムの構成に応じて変化させることができることに注目
すべきである。本発明の有利な実施例の場合、経路2お
よび4のフィルタを省略することができそれらのフィル
タの代わりに伝達関数を、当該の周波数が要求されるよ
うに考慮されるように決定することができる。もちろん
、経路1のフィルタ46を省略することもでき、濾波動
作を中央計算機ユニット10の範囲内で実現することも
できる。しかも相応の伝達関数のパラメータを変更でき
ることにより、種々の作動条件(例えばスライバの可変
の通過速度)への適合調整を簡単に行なうことができる
、という利点を有する。
【0047】この意味で、特別な実施形態により調整パ
ラメータの適応化が行なわれる。調整素子R1、R2の
伝達関数のパラメータは、調整の経過中で変化するので
、設定調整量の変化が最小化される。伝達関数のパラメ
ータはこの種の実施形態では中央計算機ユニット10に
より測定値から求められる。適応化調整の際、大きな値
を安定させておく必要があり、このことは特性フィール
ドのコーナーデータの相応の設定により達成される。
【0048】中央計算機ユニット10は、有利には1つ
のディジタル計算素子により実現される。方法の原理を
説明するために明確に示された、図3の種々の経路1〜
4の機能を、部分的にまたはすべて、一体化された1つ
の計算内に集積可能であることは自明である。
【0049】me のための出力特性フィールドRを、
例えば測定コンデンサ21における静電的な測定により
算出することができ、さらに表形式で記憶することがで
きる。測定プロセスを変更する場合には別の測定フィー
ルドを設定することができることに注目すべきである。 したがって本発明による原理は、他の搬入/搬出測定装
置のための相応の特性フィールドによって実施すること
もできる。
【0050】本発明による調整原理により、たとえ作動
条件の予期しない変化があった場合でも、非常に良好な
均等化が保証される。さらに例えばこの調整の枠内で、
搬入側における測定エラーも補償される。短期間の障害
も緩慢な変化も、この調整の枠内で最適に補償すること
ができる。ドローフレームの主調整のための既述の方法
を独立した駆動群の補助調整と組み合わせて相応に混ぜ
合わせた調整を行なうと、とりわけ好適な条件が生じる
。したがって主調整により検出された設定調整量yは、
メインドラフトゾーン12のための駆動部の調整装置8
.2のための閾値として用いられる。
【0051】念のためにこここで言及しておくと、本発
明による方法は、ドラフトプロセスの調整を必要とする
繊維工業のあらゆる装置の制御に適しており、説明した
範囲内で言及したドローフレームに限定されるものでは
ない。
【0052】次に、図4およびそれに所属の図5と図6
をいっしょに参照しながら、図3による装置の種々の動
作についてさらに詳細に説明する。この場合、図4には
図3を簡略化した形式の図面が示されている。図4にも
搬入/搬出測定装置9.1および9.2、予備ドラフト
ゾーン11、メインドラフトゾーン12、ならびに信号
Rx 、Cx 、Asoll、Aout 、lT 、l
i−n のための入力側を備えた計算機10が示されて
いる。この図では、全ての調整動作が計算機のソフトウ
ェアにおいて実現されていることが強調されている。つ
まり図3の経路1〜4の”素子”は、計算機10のプロ
グラミングの概観を表わすものである。
【0053】次にさらに正確に説明する動作は、1.特
性フィールドの形成ないし適合調整、および2.測定装
置9.1からの出力信号の、その成分Rx 、Cx 、
への相応の分解、である。
【0054】値me は、搬入測定装置9.1の測定領
域に存在する繊維の質量に相応する。個々の信号成分R
x 、Cx はこの質量には相応しない。何故ならばそ
れらの信号成分は、少なくとも1つの別の変数(”パラ
メータ”)にも依存しているからである。しかしこの重
要なパラメータのために同種の”曲線”の”群”を設定
することもでき、これは両方の信号成分RおよびCを、
任意に選定されたパラメータの値に対する繊維質量の関
数として(つまりme の関数として)表わしている。 これはダイアグラム図5(信号成分Cx )および図6
(信号成分Rx )に示されている。それらの図では、
特性の正確な経過ではなく原理が表わされているだけで
ある。パラメータは繊維スライバ中の水分であり、これ
は例えば繊維質量中のパーセントで表わすことができる
。実例として図5および図6にはそれぞれ3つの特性が
示されている。即ち水分10%のときの特性と、水分2
0%のときの特性と、さらに水分30%のときの特性が
示されている。
【0055】重要なことは、信号成分Rは主として水分
によって変化するが繊維質量が変化しても実質的にー定
に保たれるということである(図6には水平な”曲線”
が示されており、このことは実践においては完全にはあ
てはまらないが、近似としてとらえることはできる)。
【0056】このことは、me の個々の任意の値(測
定領域における繊維質量)に対して、それぞれ1つの信
号成分対Rx 、Cx を一義的に割り当てることがで
きることを意味する。”実数部の”信号成分Rにより図
5の曲線のうちから”選択”を行なうことができるので
、繊維質量(値me )を求めるために該当する特性曲
線に基づき”虚数部の”信号成分を利用することができ
る。
【0057】特性フィールドを形成する場合これに応じ
て、経験的に算出された信号成分対Rx 、Cx の、
既知の繊維質量、ないし繊維質量および水の質量に対す
る個々の割り当てが(計算機10のメモリ内の)特性フ
ィールド内に書き込まれる。したがって理論的に算出さ
れた特性フィールドの”モデル”により、経験的に設定
される値の外挿が可能になり、これにより所望の作業領
域(繊維質量ないし水分)を所望の精度(即ち特性フィ
ールドの詳細度)でカバーする目的で、十分に広範囲な
詳細化された特性フィールドを(第1の近似として)形
成することができる。このように一部は理論的に一部は
経験的に算出された特性フィールドを用いて、(最適化
ではなく)システムを作動可能である。
【0058】後述する特性フィールドの補正の前に、シ
ステムを最適にではなく作動させる。何故ならば大部分
は理論的に形成された特性フィールドは実際の条件には
ほとんど相応していないからである。特性フィールドを
補正する際、実際の信号成分対Rx 、Cx をそれら
に該当する繊維質量に配属させて特性フィールドを相応
に補正する必要がある。このことは、搬出測定装置9.
2が搬入測定装置9.1とは異なる構造を有するように
し、繊維質量(ないしスライバの断面積)に直接応動す
るように構成することによって実現される。有利な搬出
測定装置は、例えば本出願人によるアメリカ合衆国特許
第4539729号によるフィーラローラである。
【0059】しかし補正を実施する場合(つまり信号成
分対Rx 、Cx を値me に新たに配属させる場合
)には、搬入測定装置における測定と搬出測定装置にお
ける測定の間の時間のずれについても、また(ドローフ
レーム内の)それらの測定装置間のスライバの処理につ
いても考慮する必要がある。この場合、機械の設定調整
として計算機10内に記されたー定の予備ドラフトK1
(図3)を出発点とすることができる。供給速度(供給
シリンダの回転数)がー定であれば、ドローフレームか
ら搬出測定装置9.2までのー定の走行所要時間T2 
を出発点とすることもできる。しかしスライバの長さ単
位ごとの繊維質量の所望の調整を行なうためには、メイ
ンドラフトおよび搬入測定装置9.1からメインドラフ
トゾーンまでの走行所要時間を首尾一貫して変化させる
ようにして、メインドラフトゾーンへの搬入までの搬入
ローラの回転数を制御して変化させる必要がある。
【0060】これに応じて図3による特性フィールドを
補正する場合、搬出測定装置9.2により検出される、
供給されたスライバにおける繊維質量に関する瞬時の値
が、所定の時間だけ前に搬入測定装置9.1により発生
された信号成分対 Rx 、Cxに割り当てられる。こ
の割り当ては時間のずれt1およびt2を考慮すること
により実現される。しかし特性フィールドを補正する場
合には、供給されたスライバにおける繊維質量ではなく
フィードスライバにおける相応の繊維質量が重要である
。これはフィードスライバに対して行なわれるドラフト
を考慮することにより再現することができる。このよう
なフィードスライバにおける繊維質量の再現された値は
(値me として)特性フィールドにおいて該当する信
号成分対に割り当てられ、その際、(理論的に)算出さ
れた変数me のもとの値はこの信号成分対のために消
去される。
【0061】上記のような”経験”のための所定の期間
の後、システムはこのようにして(システムに合わせて
調整された)固有の特性フィールドを形成し、相応に”
最適化されて”作動することができる。しかしこれによ
ってはただ1つの障害要因(フィードスライバ中の水分
)が考慮されただけである。実際にはさらにほかの予測
可能な障害、不測の障害が生じる。例えばこのような障
害には、繊維スライバの”ドラフト性能”に影響を及ぼ
す湿度の変動や、調整回路の動作に影響を及ぼす可能性
のある供給速度などがある。一層大きな変動が予期され
る場所では、変更可能な変数を”パラメータ”として定
め、種々の値に対してこのパラメータをそれぞれ1つの
特定の特性フィールドごとに形成すると有利である。 この場合、例えば入力側li−n における信号に依存
して、あるいは供給速度の設定調整に依存して、1つの
特性フィールドから他の特性フィールドへ切り換えられ
る。
【0062】しかし種々の障害によるあらゆる影響を予
想することはできない。搬入測定装置(あるいは搬出測
定装置)や延伸ローラの老化はシステムに影響を及ぼす
ので、システムの動作は時がたつにつれて変化する。処
理される原料形態の変化によってもシステムの動作が変
化する可能がある。しかしこのような変化は、特性フィ
ールドを継続的に適合調整することにより考慮すること
ができる。
【0063】この場合重要なことは、搬入測定装置が、
設定可能な1つの繊維質量に対し一対のものとして一義
的に配属可能な2つの信号成分を供給することと、搬出
測定装置により供給される信号と調整されるシステムの
既知のあるいは算出可能なパラメータに基いて設定を行
なうことができる、ということである。
【0064】搬入測定装置9.1の信号の分解は、その
実数部と虚数部においてこの方法の重要な視点である。 したがって図4には、この分解を行なう1つの構成が示
されている。
【0065】図4において測定装置9.1には、コンデ
ンサ9.1および増幅器100、ならびにそれぞれ1つ
の平滑素子106と1つの増幅器108とを備えた2つ
の整流器102、104が含まれている。交流電流源Q
は所定の周波数でコンデンサと整流器102、104に
エネルギーを供給し、その際、整流器102にはコンデ
ンサと同じ位相で、整流器104にはコンデンサに対し
て90゜ずれた位相で供給される。
【0066】整流器104は、1/Rx で表わされる
信号を供給し、整流器102はその信号を加算素子11
0へ供給し、この加算素子110おいて整流器102の
信号は、”何も入っていない”(即ち繊維スライバのな
い)場合のコンデンサの容量に相応する基準値Co と
結合される。加算素子110の出力線路は、基準値から
の偏差の形で信号Cx を伝送する。
【0067】これまでの説明では、スライバにおける障
害成分(水分)の混入に関して設けられた新しいシステ
ムの利点を中心に述べてきた。しかし検査されるべきス
ライバに繊維(および空気)だけしか含まれていない場
合であっても、この新しいシステムにより付加的な利点
が生じる。つまり搬入測定装置自体が絶対値ではなく比
較結果だけしか送出できない場合でも付加的な利点が生
じる。このことは例えば搬入測定装置が測定コンデンサ
(図2)として構成されている場合である。
【0068】この種の測定装置は、不織布の形態の繊維
原料を監視する必要があるところでは非常に便利である
。しかしこの形式の測定装置はこれまで、その装置が繊
維量自体を示すのではなく繊維量の変動だけしか示せな
かったという欠点を有していた。しかし搬出測定装置の
測定値に基づいて搬入測定装置を較正することにより、
繊維質量に対する絶対値を(値me の形で)搬入測定
装置からも得ることができる。このための前提条件はも
ちろん、特性フィールドを所定の状態に適合調整させる
ことである。
【0069】搬出測定装置9.2は、供給されるスライ
バの平均値をー定に維持するための調整(図3の経路3
)においても、また短期間の質量変動を保証調整するた
めの制御(図3の経路1、2、4)においても重要な役
割を果たす。搬入測定装置が”不織布”(図2)に対し
て応動する必要があるのに対し、搬出測定装置はその測
定場所において、ドラフトされた不織布をまとめた後で
(図1のファンネルTにおいて)1つのスライバにする
ことができる。
【0070】したがって搬出側に、供給されたスライバ
の断面積に対して応動するフィーラローラ対を設けるこ
とができる。フィーラローラ対は実際にスライバの水分
の影響を受けにくい。したがってこの種の測定変換器は
、湿気により引き起こされる搬入測定装置における測定
エラーを特性フィールドを介して抑圧するのに非常に適
している。しかしスライバ断面積に対して応動する測定
センサの場合には、やはり考慮されるべき固有の測定エ
ラーが生じる。スライバ断面積測定時の主なエラーは、
繊維によってスライバ内部へいっしょに引き込まれる空
気に起因する。
【0071】この場合、ー定の測定エラーは制御に対し
ても調整に対しても問題を引き起こさないということを
認識することが重要である。したがって測定エラーが、
制御/調整システムが誤って動作することになる予測不
可能な変動によるものである場合にだけ、困難が生じる
【0072】いっしょに引き込まれた空気の量の変動は
、スライバ中の繊維の充填密度における変動に起因する
。つまり繊維の間に存在する空間の変化に起因する。 測定時のスライバ内の空気量は、どの程度の空気がスラ
イバの圧縮時に押し出されたかにも依存する。充填密度
も空気の押し出しに抗する抵抗力も、実質的に繊維の平
行度に依存する。ドローフレームにより供給されるスラ
イバにおける繊維の平行度は、一方では供給原料の繊維
の平行度に依存し、他方ではドローフレームにおいて行
なわれるドラフトに依存する。調整ドローフレームにお
けるドラフトは常に変化するので、供給されるスライバ
の繊維の充填密度の変化を、したがってスライバ断面積
における空気成分の変化を考慮しなければならない。
【0073】さらに強い作用は、搬入時にスライバが破
損した際に検出される可能性がある。このことによって
ドラフト量が相応に減少し、したがって繊維平行度が減
少する。繊維構造中には空気が引き込まれる場所がさら
にたくさんあるが、フィーラローラ対は引き込まれた空
気を繊維構造から比較的僅かな分量しか押し出さない。 したがって(”繊維構造”の断面積に対して応動する)
フィーラローラ対における”繊維量”の測定はこれに応
じて過度に高い値になる。
【0074】それ故少なくともドラフト量が大きく変化
したときには搬出測定装置の出力信号の補正を行なうよ
うにする。これにより変化する可能性のあるドラフト量
の信号レベルへの作用を除去することができる。このこ
とは計算機10(図3および図4)により問題なく実行
することができる。何故ならばこの計算機は、(適切な
時間のずれ、図3の素子Z3をともなって)ドラフト量
に対する相応の情報を得ているからである。
【0075】この場合、信号Aout をその都度のド
ラフト量の小さな変化に適合調整する必要はほとんどな
い。 しかし供給原料が、例えば搬入時のスライバ破損後に著
しく大きなドラフトを受けている場合には、少なくとも
1つの適合調整を行なうことができる。図7には”ハー
ドウェアによる解決手段”が図示されているが、これは
計算機10をプログラミングしても実現可能である。こ
の解決手段には”信号発生器”120(例えば図3の素
子43)が含まれており、この信号発生器はドラフトに
依存する信号を遅延素子122へ供給する。時間のずら
された信号は閾値素子124へ転送され、所定のドラフ
ト量に相応する閾値を越えた場合には、増幅器126を
介して補正信号が加算部128へ転送される。
【0076】加算部128は搬出測定装置9.2の出力
信号Aout も受信し、補正信号が増幅器126によ
り受信されると、この加算器は出力信号Aout を補
正信号と加算する。この加算結果は出力側130を介し
て経路1、2、3および4へ評価の目的で転送される。 素子124により定められた閾値を越えなかったために
補正信号が発生しない場合、加算部128は補正信号な
しで信号Aout を出力側130を介して転送する。
【0077】既に述べたように、供給されたスライバの
繊維の平行度は、行なわれたドラフトに依存するだけで
なく、供給原料中の繊維の平行度にも依存する。この平
行度は、カードから最終紡績工程までの紡績ラインにお
いて定常的に増加する。したがって処理ライン中、自動
調整ドローフレームがより早期に投入されればされるほ
ど、搬出測定装置の出力信号の補正はいっそう重要とな
る。このため適切な補正はこのような”周囲要因”にも
依存する。したがって実践においては、増幅器126を
設定調整可能に構成すると有利であり、これにより補正
信号を処理ライン中のその位置で適合調整することがで
きる。
【0078】閾値スイッチ124を設けることは必ずし
も必要ではない。ドラフト量に依存する信号は連続的に
増幅器126へ供給されるので、信号Aout は常に
ドラフト量の関数として補正される。種々異なる補正を
行なわせる2つまたはそれ以上の閾値を設定することも
でき、この場合、補正量は既知の経験値である。
【0079】搬出測定装置からの出力信号を評価する際
のさらに別の問題は、測定過程そのものにおける既述の
空気の押し出しによって生じる。この作用は、供給速度
にも依存する。供給速度が速くなるにつれて、ローラ対
により押し出される空気はいっそう僅かになる。したが
って供給速度の増加により(繊維質量の)スライバ断面
積は見かけ上減少する。
【0080】それ故作動時に供給速度がー定に維持され
ればエラーは生じないが、ドローフレームの停止時ない
し始動時にはそれによって搬出測定装置の測定値が誤っ
たものになる。繊維質量の変動に対してドラフトを適合
調整するために可変の供給速度を有するドローフレーム
の場合、大きなドラフト量の変更時には通常作動時でも
誤った評価が引き起こされる。
【0081】このことは、搬出測定装置の出力信号を(
少なくとも制動中ないし始動中)瞬時の供給速度に依存
して補正することにより回避することができる。このよ
うな補正は図7には詳細には示されていない。何故なら
ばこの補正は実質的に、図示されているドラフト補正に
対するのと同じようにして実施可能であるからである。 この場合もちろん、補正信号はドラフト量からではなく
供給速度から導出されて、測定装置9.2からの出力信
号と結合するために適切な個所(例えば加算部128)
へ導かれる。
【0082】搬出測定装置に関していえば、測定結果を
再検査することによる自動的な最適化は不可能である。 何故ならば搬出測定装置自体が得られた結果に関する最
終コントロールを行なっているからである。したがって
この個所における信号の誤りを補償調整することはいっ
そう重要である。補正の最適化は経験的に操作員によっ
て実施することができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によって動作の基準尺度となる相
互作用を良好に考慮できる自動調整ドローフレームが提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】予備ドラフト部およびメインドラフト部を備え
たドローフレーム、および本出願人による1989年6
月31日のスイス連邦特許第2834/89号による基
本的な測定装置を示す図である。
【図2】搬入測定装置9.1のための測定変器換を示す
図である。
【図3】本出願人によるスイス連邦特許第2955/8
9号による方法の基本動作を示す図である。
【図4】図3による方法の簡略化された構成を示す図で
あって、計算機が強調されている図である。
【図5】搬入測定装置から供給される信号の評価を説明
するためのダイアグラムである。
【図6】搬入測定装置から供給される信号の評価を説明
するためのダイアグラムである。
【図7】搬出測定装置において発生し得る測定エラーを
考慮するためにシステムを適合調整する構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1〜6  ローラ装置 7.1〜7.3  モータ 9.1  搬入測定装置 9.2  搬出測定装置 10  計算機ユニット 11  予備ドラフトゾーン 12  メインドラフトゾーン 13  ケンス 15.1〜15.6  繊維スライバ 21  コンデンサ 25  閾値スイッチ 35  比較器 36、37  加算部 38  I素子 39、40、42、44  乗算部 43  除算素子 46、47、48、49  フィルタ 50  特性フィールド素子 100、108  増幅器 102、104  整流装置 106  平滑素子 110  加算素子 120  信号発生器 122  遅延素子 124  閾値素子 126  増幅器 128  加算部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  搬出測定装置、少なくとも1つのドラ
    フトゾーン、駆動装置、ならびに該駆動装置のための制
    御部ないし調整部を備えた、繊維スライバのための調整
    ドローフレームであって、フィード繊維スライバにおけ
    る質量の変動が補正されるように駆動装置を介して前記
    ドラフトゾーンにおけるドラフトを変化させるために、
    前記制御部ないし調整部は搬出測定装置から供給される
    測定信号に応動する形式の調整ドローフレームにおいて
    、作動条件により生じる測定結果への作用を補償調整す
    るために、前記搬出測定装置の測定信号を当該作動条件
    に依存して適合調整するようにしたことを特徴とする調
    整ドローフレーム。
  2. 【請求項2】  前記搬出測定装置の測定信号が、該測
    定信号を生じさせるスライバ部分に対して行なわれたド
    ラフト量に依存して適合調整されるようにした、請求項
    1記載のドローフレーム。
  3. 【請求項3】  前記搬出測定装置の測定信号が供給速
    度に依存して補正されるようにした請求項1または2記
    載のドローフレーム。
  4. 【請求項4】  前記搬出測定装置は、供給されるスラ
    イバの横断面の測定に適している、請求項1〜3のいず
    れか1項記載のドローフレーム。
  5. 【請求項5】  搬入側における測定装置、搬出側にお
    ける測定装置、駆動装置、少なくとも1つのドラフトゾ
    ーン、ならびに制御部ないし調整部を備えた調整ドロー
    フレームであって、前記搬入側における測定装置は、通
    過する繊維塊(マス)にも該繊維塊とともに搬送される
    物質材料の量にも応動し、さらに前記搬出側における測
    定装置は、ともに搬送される物質には応動せず、さらに
    前記制御部ないし調整部は、搬入測定装置を通過する繊
    維塊における変動をドラフトを変化させることによって
    搬出測定装置を通過するまでに減少させるために、前記
    測定装置に応動する形式の調整ドローフレームにおいて
    、搬入測定装置を介して測定信号を、ある1つの検出可
    能な繊維量に成分値の対を一義的に対応付け可能にして
    2つの成分で得るための手段が設けられており、さらに
    搬入測定装置と搬出測定装置の間の繊維塊へのドローフ
    レームの作用を考慮して、搬出測定装置により測定され
    た繊維量に成分値対を配属するための手段が設けられて
    いることを特徴とする調整ドローフレーム。
  6. 【請求項6】  搬出測定装置の出力信号の適合調整が
    行なわれてからはじめて、当該搬出測定装置により測定
    された繊維量が請求項1〜4の構成にしたがって算出さ
    れるようにした請求項5記載のドローフレーム。
  7. 【請求項7】  ドローフレームの搬出側において繊維
    量を検出する方法であって、前記繊維量は測定装置の出
    力信号に相応し、この場合、前記出力信号は測定装置に
    おける繊維量にも空気量にも依存するようにした、繊維
    量を検出する方法において、上記算出を行なう前に、前
    記出力信号をドローフレームの作動条件に適合調整させ
    るようにしたことを特徴とする、繊維量を検出する方法
  8. 【請求項8】  ドローフレームの搬入側で測定装置の
    出力信号を評価する方法であって、この場合、前記測定
    装置は、該測定装置内に存在する繊維量に応動するよう
    にした、測定装置の出力信号を評価する方法において、
    前記測定装置の出力信号を、設定可能な1つの繊維量に
    対し成分値の対を一義的に配属可能である2つの成分で
    得るようにし、さらに前記成分値対を繊維量に配属させ
    るようにし、該繊維量は、搬入測定装置と搬出測定装置
    の間の繊維塊へのドローフレームの作用を考慮して、ド
    ローフレームの搬出側における測定装置により測定され
    るようにしたことを特徴とする、測定装置の出力信号を
    評価する方法。
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