JPH04244844A - カーペットの製造方法 - Google Patents

カーペットの製造方法

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JPH04244844A
JPH04244844A JP3027810A JP2781091A JPH04244844A JP H04244844 A JPH04244844 A JP H04244844A JP 3027810 A JP3027810 A JP 3027810A JP 2781091 A JP2781091 A JP 2781091A JP H04244844 A JPH04244844 A JP H04244844A
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acid
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Akio Kajikawa
梶川晃男
Toshio Yoshino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性組成物を裏打
ちしたカーペットの抜糸強度、剥離強度および耐毛羽立
ち性を向上させたカーペットに関する。より詳しくは、
公知の目止め剤のカルボキシル変性スチレン・ブタジエ
ン共重合体系ラテックス(以下、必要に応じC−SBR
ラテックスと略す)の欠点を改良した目止め剤を用いて
カーペットの抜糸強度、剥離強度および耐毛羽立ち性を
向上させたカーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カーペットの抜糸強度、剥離強度
および耐毛羽立ち性を改良するために、カーペット基布
の裏面に目止め剤として、固形分濃度約50%のC−S
BRラテックスを200〜1000g/m2 塗布、乾
燥した後、熱可塑性組成物を裏打ちしてなるカーペット
は広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記カーペット
が種々の用途に使用されるようになると、従来の性能で
は不十分になり、より改善された抜糸強度、剥離強度お
よび耐毛羽立ち性が要求され、そしてより苛酷な条件で
の使用に耐えるカーペットが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述の事情
に鑑み一般に用いられしかも安価なC−SBRラテック
スをベースに改善する方法を鋭意研究した結果、カルボ
キシル変性スチレン・ブタジエン共重合体ラテックスに
、テルペン・フェノール系樹脂エマルションおよび/ま
たはロジン系樹脂エマルションを特定量配合した目止め
剤を用いることにより抜糸強度、剥離強度および耐毛羽
立ち性等が著しく改善されることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の第1の発明は、カーペ
ット基布の裏面に目止め剤として、C−SBRラテック
スに、テルペン・フェノール系樹脂エマルションおよび
/またはロジン系樹脂エマルションを固形物換算で2〜
50重量%配合したものを塗布、乾燥した後、熱可塑性
組成物を裏打ちしてなるカーペットの製造方法である。 カーペット基布の裏面に目止め剤として、C−SBRラ
テックスに、テルペン・フェノール系樹脂エマルション
および/またはロジン系樹脂エマルションを固形物換算
で2〜50重量%配合したものを塗布、乾燥した状態で
も抜糸強度、剥離強度および耐毛羽立ち性等が改善され
るが、更にその上に熱可塑性組成物を裏打ち材として積
層すると上記目止め剤との接着性が良好であるため、抜
糸強度、剥離強度および耐毛羽立ち性等がより一層改善
される。
【0006】本発明の第2の発明は、カーペットがタイ
ルカーペットである請求項1に記載のカーペットの製造
方法である。タイルカーペットは例えば長尺のカーペッ
トを適当な大きさおよび正方形、長方形、変形などの適
当な形状にカットして作ることができる。このカットは
、カーペット基布の段階で行っても、本発明に係わる工
程の任意の段階で行っても、あるいは裏打ちを行った後
において行ってもよい。本発明の第3の発明は、カーペ
ットがタフテッドカーペットおよびニードルパンチカー
ペットである請求項1に記載のカーペットの製造方法で
ある。本発明の第4の発明は、熱可塑性組成物がアスフ
ァルトおよび/または軟質ポリオレフィンを主成分とす
る熱可塑性組成物である請求項1に記載のカーペットの
製造方法である。本発明の第5の発明は、軟質ポリオレ
フィンが、a1:カルボン酸基、カルボン酸エステル基
または酸無水基、a2:エポキシ基、a3:ヒドロキシ
ル基、a4:アミノ基、a5:アルケニル環状イミノエ
ーテル基、a6 :多官能基、a7:反応性シラン基、
a8:ビニルエステル基から選ばれた少なくとも1種の
官能基を含む軟質ポリオレフィンである請求項4に記載
のカーペットの製造方法である。本発明の第6の発明は
、軟質ポリオレフィンがオレフィン系エラストマーであ
る請求項4に記載のカーペットの製造方法である。
【0007】本発明で用いるカーペット基布は、基材に
は特に限定はなく、羊毛、綿、麻などの天然繊維、およ
びポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリア
クリレート、ポリ塩化ビニリデンなどの合成繊維および
扁平糸の繊維素材から形成される織カーペット、編カー
ペット、タフテッドカーペット、ニードルパンチカーペ
ットなどであり、特にタフテッドカーペットおよびニー
ドルパンチカーペットが好ましく使用できる。抜糸強度
、剥離強度および耐毛羽立ち性等をより一層改善するた
めに、これらのカーペットの裏面に目止め剤として塗布
される本発明で用いるC−SBRラテックスは反応性に
富んだカルボキシル基をポリマー鎖中に持っているので
、各種の材料に対して優れた接着性を示し、また充填剤
に対する結合力やフィルム強度も優れている。そしてポ
リマー分子中にカルボキシル基を有するために、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、カーボンブラッ
クなどの無機充填剤や、メラミン樹脂などの有機物によ
り架橋され、イオウなどの架橋剤や架橋助剤を加えなく
ても優れた物性が得られる特徴があることは既に知られ
ている。
【0008】C−SBRラテックスの固形分濃度は通常
20〜80重量%、好ましくは40〜60重量%位であ
り、そのモノマー組成は一般にスチレン/ブタジエン比
が80/20〜20/80、好ましくは60/40〜4
0/60であり、これに第3成分として0.1〜10%
、好ましくは1〜2%の不飽和カルボン酸が共重合され
る。不飽和カルボン酸としては、一塩基酸および二塩基
酸のいずれでもよく、例えばアクリル酸、メタクリル酸
、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸半エステル,マ
レイン酸、マレイン酸半エステルなどが挙げられる。 これらのC−SBRラテックスは市販されており、本発
明では市販品を使用することもできる。C−SBRラテ
ックスをカーペットの目止め剤として使用する場合は炭
酸カルシウムなどの無機充填剤をC−SBRラテックス
に対して20〜300重量%および必要に応じて酸化防
止剤などの添加剤を配合する。C−SBRラテックスに
炭酸カルシウムなどの無機充填剤をあまり多量に配合す
ると配合物が脆くなり亀裂が入るなどの欠点がでるので
、適当な配合量を選択する必要がある。
【0009】本発明でC−SBRラテックスに添加して
用いるテルペンフェノール系樹脂エマルションはテルペ
ン類とフェノール類との共重合体、あるいはテルペン樹
脂をフェノール類により変性してなる樹脂などを適宜の
界面活性剤などを用いて水に分散し、固形分40〜60
重量%としたものである。テルペン類としては鎖式、単
環式、二環式、三環式あるいは芳香族系のモノテルペン
、セスキテルペンあるいはジテルペンがあり、特に限定
されるものではない。α−ピネン、β−ピネン、ジペン
テン、リモネン、テルピネン、テルピノーレンなどの単
環または二環のモノテルペン、あるいはこれらを含有す
るテレビン油、松根油などは好ましく使用できる。フェ
ノール類としては、フェノール、クレゾールなどのアル
キルフェノール、ハロゲン化フェノール、ニトロフェノ
ールあるいはナフトールなどのオキシ芳香族化合物、レ
ゾルシンなどのジオキシ芳香族化合物あるいは多オキシ
芳香族化合物のいずれも使用でき、特に限定されるもの
ではない。テルペンフェノール系樹脂エマルションの市
販品としては、ハーキュレス社のPicco fine
 A、 Schenectady 社のSP553、S
P559、SP560(いずれも商品名)などがある。
【0010】本発明でC−SBRラテックスに添加して
用いるロジン系樹脂エマルションはガムロジン、ウッド
ロジン、トール油ロジンおよびこれらをベースとした水
素添加ロジン、重合ロジン、不均化ロジン、異性化ロジ
ン、硬化ロジン、ロジンエステル、ロジンアルコール、
ロジンニトリル、ロジンアミン、ロジンフェノールある
いはアルデヒド変性ロジンなどの変性ロジンなどのロジ
ンの少なくとも一種を適当な界面活性剤などを用いて水
に固形分換算で30〜80重量%分散したものであり、
特に限定されるものではない。ハーキュレス社のSty
belite(商品名)、Polypale+Steb
elite( 商品名)、70%Dymerex+30
%Picco(6140) ( 商品名)、理化ハーキ
ュレス社のD−188(商品名)などの市販品があり、
これらを用いてもよい。カーペット基布の裏面に本発明
で用いる目止め剤を塗布、乾燥する方法は特に限定され
るものではなく公知の方法を用いることができる。例え
ば、ロールコーティング法、ドクターナイフによるコー
ティング法、ブレードコーターによる方法などいずれを
用いてもよい。カーペットに塗布された目止め剤は、室
温あるいは昇温などの加熱下で乾燥する。乾燥する方法
も公知の方法を用いることができる。乾燥することによ
って前記のような自己架橋反応が起こり強度が発揮され
る。目止め剤の塗布量は固形分換算で200〜1000
g/m2 、好ましくは400〜600g/m2 であ
る。
【0011】本発明で裏打ち材として用いる熱可塑性組
成物は、溶融裏打ち可能な公知の熱可塑性組成物からな
る裏打ち材が使用できるが、好ましくは、天然アスファ
ルト、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト
およびプロパン脱れきアスファルト、石油アスファルト
などのアスファルト、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エステル共重合体などのオレフィ
ン系共重合体およびエチレン−プロピレンエラストマー
、エチレン−プロピレン−ジエンエラストマーなどのオ
レフィン系エラストマーなどの軟質ポリオレフィンが主
成分として用いられる。本発明においてアスファルトを
熱可塑性組成物の主成分として用いる場合は、アスファ
ルト50〜90重量%に対してポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブ
テン共重合体などのポリオレフィン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体
などのオレフィン系共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体(ランダム、ブロックいずれでもよい)、スチレ
ン−イソプレン共重合体(ランダム、ブロックいずれで
もよい)、ブチルゴム、イソプレンゴム、クロロプレン
ゴムなどの合成ゴムを10〜50重量%配合し、更に必
要に応じて炭酸カルシウムなどの無機充填剤を任意に配
合することができる。
【0012】本発明に用いられる軟質ポリオレフィンと
しては、超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−ビニルエステル
共重合体、エチレン−α,β−カルボン酸またはその誘
導体との共重合体、エチレン−プロピレンランダム共重
合体エラストマー、エチレン−プロピレン−ジエンラン
ダム共重合体エラストマーなどのオレフィン系エラスト
マー、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピ
レン−ブテン−1ランダム共重合体などのα−オレフィ
ン相互共重合体およびこれ等の混合物からなる群から選
択された少なくとも1種の軟質ポリオレフィンを挙げる
ことができる。
【0013】これらの軟質ポリオレフィンの中でも下記
の官能基を含む軟質ポリオレフィン、エチレン−プロピ
レンランダム共重合体エラストマー、エチレン−プロピ
レン−ジエンランダム共重合体エラストマーなどのオレ
フィン系エラストマーは好ましく用いることができる。 官能基としては、a1:カルボン酸基、カルボン酸エス
テル基または酸無水基、a2:エポキシ基、a3:ヒド
ロキシル基、a4:アミノ基、a5:アルケニル環状イ
ミノエーテル基、a6 :多官能基、a7:反応性シラ
ン基、a8 :ビニルエステル基から選ばれた少なくと
も1種の官能基を挙げることができる。
【0014】上記官能基a1に記載したカルボン酸基、
カルボン酸エステル基または酸無水基は、マレイン酸、
フマール酸、シトラコン酸、イタコン酸等のα,β−不
飽和ジカルボン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フラン
酸、クロトン酸、ビニル酢酸、ペンテン酸等の不飽和モ
ノカルボン酸、あるいはこれらα,β−不飽和ジカルボ
ン酸または不飽和モノカルボン酸のエステル、またはこ
れらα,β−不飽和ジカルボン酸の無水物をモノマーと
して用い共重合して導入する。官能基a1を含む軟質ポ
リオレフィンの例としては、高圧ラジカル重合法で製造
されるエチレン50〜99.5重量%、α,β−不飽和
カルボン酸もしくはエステル0.5〜50重量%、およ
び他の共重合可能な不飽和単量体0〜49.5重量%か
らなる共重合体、あるいはこれらのナトリウム塩、カリ
ウム塩、カルシウム塩、リチウム塩、アルミニウム塩、
マグネシウム塩、亜鉛塩等を挙げることができる。これ
らの具体例としては、エチレン−アクリル酸共重合体、
エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸−アクリル酸
エチル共重合体、あるいはこれらの上記金属塩等を挙げ
ることができる。
【0015】a2:エポキシ基は、アクリル酸グリシジ
ル、メタクリル酸グリシジル、イタコン酸モノグリシジ
ルエステル、ブテントリカルボン酸モノグリシジルエス
テル、ブテントリカルボン酸ジグリシジルエステル、ブ
テントリカルボン酸トリグリシジルエステルおよびα−
クロロアリル、マレイン酸、クロトン酸、フマ−ル酸等
のグリシジルエステル類またはビニルグリシジルエ−テ
ル、アリルグリシジルエ−テル、グリシジルオキシエチ
ルビニルエ−テル、スチレン−p−グリシジルエ−テル
などのグリシジルエ−テル類、p−グリシジルスチレン
など、特に好ましいものとしてはメタクリル酸グリシジ
ル、アリルグリシジルエ−テルなどをモノマーとして用
い共重合して導入する。官能基a2を含む軟質ポリオレ
フィンの例としては、高圧ラジカル重合法で製造される
エチレン50〜99.5重量%、エポキシ基を含む上記
モノマー0.5〜50重量%、および他の共重合可能な
不飽和単量体0〜49.5重量%からなる共重合体を挙
げることができる。これらの具体例としては、エチレン
−メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン−メタク
リル酸グリシジル−アクリル酸エチル共重合体等を挙げ
ることができる。
【0016】a3:ヒドロキシル基は、1−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートなどをモノマーとして用い共重合して導入す
る。 a4:アミノ基は、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート
、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等の3級
アミノ基含有モノマーなどをモノマーとして用い共重合
して導入する。 a5:アルケニル環状イミノエーテル基は、2−ビニル
及び/または2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、
2−ビニル及び/または2−イソプロペニル−5,6−
ジヒドロ−4H−1,3−オキサジンなど、特に好まし
くは2−ビニル及び/または2−イソプロペニル−2−
オキサゾリンなどをモノマーとして用い共重合して導入
する。
【0017】a6:多官能基は、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート等に代
表される多官能性メタクリレートモノマー類、ジビニル
ベンゼン、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタ
レート、ビニルブチラート等に代表される多官能性ビニ
ルモノマー類、N,N’−m−フェニレンビスマレイミ
ド、N,N’−エチレンビスマレイミドに代表されるビ
スマレイミド類、P−キノンジオキシム等のジオキシム
類などをモノマーとして用い共重合して導入する。 a7:反応性シラン基は、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセチルシラン
、ビニルトリクロロシランなどをモノマーとして用い共
重合して導入する。 a8:ビニルエステル基は、アクリル酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、酢酸ビニル、クロル酢酸ビニル、酪酸ビ
ニル、カプロン酸ビニル、クロトン酸ビニル、カプリル
酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ト
リフルオル酢酸ビニルなどのビニルエステルをモノマー
として用い共重合して導入する。官能基a8 を含む軟
質ポリオレフィンの例としては、高圧ラジカル重合法で
製造される、エチレン50〜99.5重量%、ビニルエ
ステル0.5〜50重量%、他の共重合可能な不飽和単
量体0〜49.5重量%からなる共重合体を挙げること
ができる。これらの具体例としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸エチ
ル共重合体等を挙げることができる。上記官能基の反応
量は、樹脂成分に対して0.01〜50重量%、好まし
くは0.1〜40重量%、更に好ましくは0.5〜30
重量%の範囲で用いられる。
【0018】本発明でいう前記超低密度ポリエチレン(
VLDPE)とは、通常の直鎖状低密度ポリエチレンよ
り低密度であり例えば密度0.860 〜0.910 
g/cm3 、示差走査熱量測定法(DSC)による最
大ピーク温度(Tm )60℃以上、かつ好ましくは沸
騰n−ヘキサン不溶分10重量%以上の性状を有する特
定のエチレン−α−オレフィン共重合体であり、少なく
ともチタンおよび/またはバナジウムを含有する固体触
媒成分と有機アルミニウム化合物とからなる触媒を用い
て重合される。該VLDPEは、物性的には直鎖状低密
度ポリエチレンとエチレン−α−オレフィン共重合体ゴ
ムとの中間の性状を示すポリエチレンを指す。直鎖状低
密度ポリエチレンが示す高結晶部分とエチレン−αオレ
フィン共重合体ゴムが示す非晶部分とを合わせ持つ樹脂
である。該α−オレフィンとしてはプロピレン、ブテン
−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテ
ン−1、デセン−1、ドデセン−1等を挙げることがで
きる。
【0019】低密度ポリエチレンは高圧ラジカル重合法
により製造される密度0.91〜0.94g/cm3の
ポリエチレンである。直鎖状低密度ポリエチレンはチー
グラー系触媒を用いて低圧法あるいは高圧法で製造され
る密度0.91〜0.94g/cm3 のエチレン−α
−オレフィン共重合体であり、α−オレフィンとしては
前記のものを挙げることができる。
【0020】上記軟質ポリオレフィン系樹脂は一種また
は二種以上混合して用いることができ、またこれらに対
して、イソブテンゴム、ブタジエンゴム、1、2−ポリ
ブタジエンゴム、スチレン−ブタジンランダム共重合体
ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体ゴムなどを添加
して使用しても良い。
【0021】本発明で裏打ち材としての熱可塑性組成物
に配合され得る無機充填剤としては、粉粒体、平板状、
針状、球状または中空状および繊維状等が挙げられ、具
体的には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カ
ルシウム、珪酸カルシウム、クレー、珪藻土、タルク、
アルミナ、珪砂、ガラス粉、酸化鉄、金属粉、三酸化ア
ンチモン、グラファィト、炭化珪素、窒化珪素、シリカ
、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、カーボンブラックな
どの粉粒状充填剤、雲母、ガラス板、セリサイト、パイ
ロフィライト、アルミフレークなどの金属箔、黒鉛など
の平板状もしくは鱗片状充填剤、シラスバルーン、軽石
などの中空状充填剤、ガラス繊維、炭素繊維、グラファ
ィト繊維、ウィスカー、金属繊維、シリコーンカーバイ
ト繊維、アスベスト、ウォラストナイトなどの鉱物繊維
状充填剤等の例を挙げることができる。これらの中でも
炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水和アルミナ、および
これらの混合物は好ましく用いることができる。無機充
填剤等を使用する場合、その表面をステアリン酸、オレ
イン酸、パルミチン酸等の脂肪酸またはその金属塩、パ
ラフィンワックス、ポリエチレンワックスまたはそれら
の変性物、有機シラン、有機ボラン、有機チタネート等
で被覆するなどの表面処理を施すのが好ましい。
【0022】本発明に用いる熱可塑性組成物には本発明
の効果を損なわない限り、石油系軟化剤、フタル酸エス
テル類、ポリエステル類等の可塑剤、加工助剤を併用す
ることができる。可塑剤、軟化剤あるいは加工助剤とし
ては、例えばフタル酸誘導体、イソフタル酸誘導体、テ
トラヒドロフタル酸誘導体、アジピン酸誘導体、アゼラ
イン酸誘導体、セバシン酸誘導体、マレイン酸誘導体、
フマル酸誘導体、トリメリット酸誘導体、くえん酸誘導
体、オレイン酸およびその誘導体、ステアリン酸および
その誘導体、リシノール酸およびその誘導体、グリセリ
ン誘導体、エポキシ誘導体、重合型可塑剤、鉱物油、植
物油などを挙げることができる。本発明に用いる熱可塑
性組成物には本発明の効果を損なわない範囲でワックス
類、低分子量ポリオレフィン、石油樹脂、酸化防止剤、
滑剤、顔料、紫外線防止剤、分散剤、中和剤、核剤、粘
着付与剤などの公知の添加剤を加えることができる。
【0023】例えば、本発明に用いる熱可塑性組成物が
前記官能基を含まない軟質ポリオレフィン主体である場
合は、軟質ポリオレフィン50〜95重量%に対して、
ワックス類、低分子量ポリオレフィン、石油樹脂および
無機充填剤を5〜50重量%程度配合することができる
。また、本発明に用いる熱可塑性組成物が前記官能基を
含む軟質ポリオレフィンあるいはオレフィン系エラスト
マー主体である場合は、前記官能基を含む軟質ポリオレ
フィンあるいはオレフィン系エラストマー10〜90重
量%に対して、常温で液状の軟化剤、可塑剤を0〜20
重量%、ワックス類、低分子量ポリオレフィン、石油樹
脂および無機充填剤を10〜85重量%程度配合するこ
とができる。
【0024】カーペットの裏打ち方法としては、熱可塑
性組成物の各成分、無機充填剤、他の添加剤などをドラ
イブレンドして、そのまま用いるかあるいはそれをバン
バリミキサーおよびインテンシブミキサー等を用いて混
練したり、あるいは一軸または二軸押出機を用いて混練
して、ペレット化し、次にそれをTダイ付き押出機でシ
ート状に押出し、カーペット基布裏面に目止め剤を塗布
、乾燥した面に圧着ロールにより積層して裏打ちする公
知の方法を使用することができる。また、Tダイ付き異
方向2軸押出機を用いるなどして、混練しながらペレッ
ト化することなく一段でシート状に押出し前記カーペッ
トに裏打ちする公知の方法を用いてもよい。裏打ちする
際、線膨張係数の小さい網目状の基布として、例えばガ
ラス繊維の織布、不織布、メッシュなどを前記カーペッ
トの裏に全面に接触させてその上から熱可塑性組成物を
裏打ちしてもよい。
【0025】第一裏打ち材を裏打ちした後、第二裏打ち
材を更に裏打ちしてもよい。しかし、裏打ちした量の合
計が1.0〜8.0kg/m2 、好ましくは2.0〜
6.0kg/m2 となるようにする。裏打ちした量の
合計が1.0kg/m2 よりも小さいと、自重による
置き敷き安定性が悪くなるので好ましくない。また逆に
8.0kg/m2 より大きくなると、敷き込む際の施
工が困難となり、かつ経済的にも不利となる。溶融押出
しシートの温度は熱可塑性組成物の種類、無機充填剤の
添加量およびカーペットの材質などによって変えること
ができるが、加工の比エネルギー、カーペットの物性等
の面から100〜250℃、好ましくは120〜200
℃である。裏打ちする厚さは押出しの条件で自由に変え
ることができるが、通常は0.1〜10mmであり、好
ましくは0.2〜8mm程度である。粘着付与剤、可塑
剤などの液体は定量ポンプにより押出機の任意の場所か
ら注入してもよい。
【0026】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。C−
SBRラテックスは、市販品の日本合成ゴム(株)製の
JSRラテックスXSBR0590(商品名)[固形分
47重量%、pH8.5、粘度300cP(25℃)、
比重1.00]を用いた。テルペンフェノール系樹脂エ
マルションとして、ハ−キュレス(Hercules)
社のPiccofinA135(商品名)[固形分45
重量%、pH10.5、粘度270cP(25℃)]を
用いた。ロジン系樹脂エマルションとしては、理化ハー
キュレス(Hercules)社のD−188(商品名
)[主成分:ペンタリンC−J(重合ロジンのペンタエ
リスリトールエステル、固形分50重量%、pH6.6
、粘度50cP(25℃)]を用いた。本実施例におい
て用いたラテックスあるいはエマルションについての使
用量は特に断らない限りいずれも固形分換算である。
【0027】テスト方法(敷物試験方法  JIS  
L  1021に準拠した)抜糸強度(パイル糸抜き強
さ):縦、横方向にそれぞれ10×10cmの試験片2
枚を採取し、パイル糸抜き試験機で、パイルが抜ける時
の最大荷重(Kgf/2本)を測定し、その平均値で表
す。剥離強度(裏打ち材の剥離強さ):縦、横方向にそ
れぞれ5×15cmの試験片5枚を採取し、長辺の一端
から5cmだけ裏張り材を剥離しておく。剥離した裏張
り材と他方のカーペット基布とを適当な性能を有する引
っ張り試験機のつかみに挟んで一定速度(100mm/
min)で引っ張り、5cm間を剥離するときに示す最
大荷重(Kgf/5cm)を測定し、その平均値で表す
。耐毛羽立ち性試験:縦、横方向にそれぞれ40×40
cmの試験片を1枚ずつ採取し、この試験片より直径1
9cmの円形試験片を4枚採取する。この試験片を試料
ホルダー上に取り付け、ファズ試験機を用いて所定の摩
擦子、荷重をかけ、約14rpmで5分間ごとに試験ホ
ルダーを反転させ、20分間摩擦した後、判定基準表に
より、5級から1級の等級を判定する。 判定基準表 5級:パイル形態が試験前とほとんど変化のないもの。 4級:毛羽がわずかに認められるもの。 3級:毛羽が試料の同一円周上に認められるもの。 2級:毛羽が繊維束状に発生しパイル形態に変化が認め
られるもの。 1級:パイルの原形を留めないもの。
【0028】[実施例1〜8]および[比較例1〜7]
目止め剤の種類による効果: C−SBRラテックスに、表1に示す割合でテルペンフ
ェノール系樹脂エマルションまたはロジン系樹脂エマル
ションを添加したエマルション100重量部(エマルシ
ョン換算)に炭酸カルシウム250重量部、分散剤0.
5重量部、ZnO3重量部、老化防止剤(BHT)1重
量部配合したものを目止め剤として、表1に示すカーペ
ット基布の裏面に塗布し、乾燥した後、表1に示す熱可
塑性組成物を主成分とする裏打ち材をTダイ付き異方向
2軸押出機により積層した。その性能評価結果を表1に
示した。比較例として、上記実施例と同様に行ったが、
目止め剤としてC−SBRラテックスのみを用いた場合
(比較例1)、同C−SBRラテックスにEVAエマル
ションを添加した場合(比較例2〜4)、同C−SBR
ラテックスにアクリルエマルションを添加したものを用
いた場合(比較例5〜7)の性能評価結果を表1に併記
した。なお、目止め剤はいずれも500g/m2 (固
形物換算)塗布し、また裏打ち材はいずれも3、000
g/m2 裏打ちした。
【表1】
【0029】[実施例9〜14] 熱可塑性組成物の種類による効果: 表2に示す熱可塑性組成物を主成分とする裏打ち材を積
層した以外は上記実施例と同様に行った場合の性能評価
結果を表2に示した。
【表2】 これらの結果から、C−SBRラテックスにテルペンフ
ェノール系樹脂エマルション、あるいはロジン系樹脂エ
マルションを添加した目止め剤を用いると、抜糸強度、
剥離強度および耐毛羽立ち性を大幅に向上させることが
できることが判る。また、テルペンフェノール系樹脂エ
マルションやロジン系樹脂エマルションの添加量が2重
量%未満では効果が少なく、50重量%を越えると添加
量を増やしても添加効果はわずかしか上がらない。好ま
しい添加量は10〜50重量%であり、特に好ましくは
10〜15重量%である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、カーペット基布の裏面に目止
め剤を塗布、乾燥した後、熱可塑性組成物を裏打ちして
なるカーペットの製造方法において、一般に用いられし
かも安価なC−SBRラテックスをベースとし、それに
テルペン・フェノール系樹脂エマルションおよび/また
はロジン系樹脂エマルションを特定量配合した目止め剤
エマルションを用いるカーペットの製造方法を提供する
ものであり、カーペットの抜糸強度、剥離強度および耐
毛羽立ち性等を著しく改善することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  カーペット基布の裏面に目止め剤とし
    て、カルボキシル変性スチレン・ブタジエン共重合体ラ
    テックスに、テルペン・フェノール系樹脂エマルション
    および/またはロジン系樹脂エマルションを固形物換算
    で2〜50重量%配合したものを塗布、乾燥した後、熱
    可塑性組成物を裏打ちすることを特徴とするカーペット
    の製造方法。
  2. 【請求項2】  カーペットがタイルカーペットである
    請求項1に記載のカーペットの製造方法。
  3. 【請求項3】  カーペットがタフテッドカーペットお
    よびニードルパンチカーペットである請求項1に記載の
    カーペットの製造方法。
  4. 【請求項4】  熱可塑性組成物がアスファルトおよび
    /または軟質ポリオレフィンを主成分とする熱可塑性組
    成物である請求項1に記載のカーペットの製造方法。
  5. 【請求項5】  軟質ポリオレフィンが、a1:カルボ
    ン酸基、カルボン酸エステル基または酸無水基、a2:
    エポキシ基、a3:ヒドロキシル基、a4:アミノ基、
    a5:アルケニル環状イミノエーテル基、a6 :多官
    能基、a7:反応性シラン基、a8:ビニルエステル基
    から選ばれた少なくとも1種の官能基を含む軟質ポリオ
    レフィンである請求項4に記載のカーペットの製造方法
  6. 【請求項6】  軟質ポリオレフィンがオレフィン系エ
    ラストマーである請求項4に記載のカーペットの製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030001048A (ko) * 2001-06-28 2003-01-06 주식회사 효성 방충가공법 및 방충성 카페트
JP2006097166A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Suminoe Textile Co Ltd カーペット用バッキング剤及び生分解性繊維使用カーペット

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