JPH0424471B2 - - Google Patents

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JPH0424471B2
JPH0424471B2 JP58110940A JP11094083A JPH0424471B2 JP H0424471 B2 JPH0424471 B2 JP H0424471B2 JP 58110940 A JP58110940 A JP 58110940A JP 11094083 A JP11094083 A JP 11094083A JP H0424471 B2 JPH0424471 B2 JP H0424471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
pattern
paper pattern
mount
backing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58110940A
Other languages
English (en)
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JPS609905A (ja
Inventor
Yukitsugu Katsura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Publication date
Application filed by Dynic Corp filed Critical Dynic Corp
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Publication of JPS609905A publication Critical patent/JPS609905A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は和服用等の型紙手彫り製作工程の省力
化を可能としたものであり、従来の製作工程数を
大幅に減少させることにより、乾燥等に要してい
た時間をも大幅に短縮させる型紙の作成方法に関
する。
従来、和服用型紙等の製作には、その合理化を
目的として写真整版方式が導入されている。しか
し、和服を一着仕上げる為には、高級服の一作品
に対して300〜600の型紙のパターンが必要なの
で、版の数が多数必要となつてコスト高となるば
かりでなく、型紙の保管も大変である。従つて型
紙の作成にはパターンの数が少なくてすむ手彫り
方式が今尚主流を占めている。
この手彫り方式に使用する型紙シート体にかん
しては、強度、寸法安定性、彫刻時の打ち抜き性
(切抜性)、耐・防水性等が要求され、これらの要
求を満たすために、実公昭58−6703号、実開昭55
−511号、実公昭54−19427号、特公昭50−40190
号その他多数の提案がなされている。
しかし、これらの提案は、型紙自体の改善にす
ぎないものであつて型紙作成の大幅な省力化に繋
がるものではなく、この手彫り方式は多数の工程
を必要するのみならず、非常に神経を使つて面倒
な彫刻を必要とすることには変りなかつた。本発
明は型紙作製の工程をを大幅に合理化することに
成功したものである。以下に本発明を詳細に説明
する。
本発明に於ける原画の型紙への転写方法は従来
行つてきた方法と同様の手段で実施するが、使用
する型紙で最も適するものは、伸縮性、打ち抜き
性その他から、第1図に示す如く寸法安定性の良
いポリエステル繊維からなる布、不織布、紙等の
基材シート1の表面に、後工程で接着するテトロ
ン紗との接着性を良くし、且つ別の後工程で使用
する上塗り塗料の溶剤の浸透を防止するために飽
和ポリエステル樹脂の5μ以下の塗布層2を設け
ると共に染料洩れを防止する為に裏面には厚さ
3μ〜20μの硝化綿塗料の塗布層3を設けたものを
用いる。
次にこの型紙を台紙に接着するが、本発明で使
用する台紙は第2図に示す如く市販の厚さ1.5〜
3mmの厚手の紙等よりなる基材4に溶剤タイプの
合成樹脂ゴム系接着剤層5を設けたもので、この
台紙上に前記型紙を載置し、熱プレス機にて温度
条件80〜110℃、圧力0.3〜0.5Kg/m2、時間7〜
30秒の条件で台紙と型紙を仮接着させる。台紙は
各種加工時の収縮防止だけではなく、本発明の特
徴である手彫り時に吊りを残さずに打ち抜いたと
きに模様をそのままの状態に保つために、欠くこ
とのできないものである。又、この台紙は、使用
後には剥離して、繰り返して幾度でも使用するこ
とが出来る。本台紙に設ける接着剤層に用いる溶
剤タイプの合成樹脂ゴム系接着剤は、スチレン・
ブタジエン共重合体、アクリル酸・ブタジエン共
重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体
その他一般に用いられている接着剤が使用でき
る。
しかし、水溶性樹脂(エマルジヨンタイプ)接
着剤の場合は台紙がカールし易い等の欠点があ
り、粘着タイプの接着剤では作業性に問題があ
る。
台紙と仮接着した型紙に手彫りをする際、従来
の方法では中の模様が抜けてしまうような場合
(例えば第3図Aに示すように型紙6から斜線部
分の模様7を切り抜く場合等)は、中の模様8を
残す為には第3図Bに示す如く吊り9を残す必要
があつたが、本発明を用いれば吊り9を残す必要
がなく、第3図Aのように模様どうりそのまま彫
つて打ち抜けば良いので、特に複雑な模様の場合
には手彫り作業の効率が大幅に改善され、又うつ
かり吊りを残し損なうと云つたミスも防止出来
る。
次いでテトロン紗貼りを行うが、型紙層の表面
との接着力を強化する為には、テトロン紗をその
まま用いることもできるが、用いるテトロン紗に
予めポリエステル系接着剤を含浸させたり、型紙
とテトロン紗との間に型紙とテトロン紗間の接着
力の強いホツトメルト樹脂フイルムを挾む等の処
理をした後に熱プレスするほうがより好ましい。
熱プレスの条件は台紙と型紙の仮接着時と同程度
で十分である。
次に仮接着されていた台紙を型紙から剥離した
後、型紙の表面に従来と同様にして合成漆を1〜
2回塗つて型紙が完成する。この剥離した台紙を
繰り返し使用する場合に粘着力が落ちてきたら、
溶剤タイプの合成ゴム系接着剤を刷毛等で台紙表
面に塗布して粘着力を上げることが好ましい。
本発明と従来の方法との相違点を更に示すと、
その要部は、従来の工程は第4図Aに、本発明に
よる工程は第4図Bに示す通りであり、従来行わ
れている方法は、まず原画を型紙に転写した後、
吊りを残すように型彫りを行い、和紙に糊等の接
着剤をつけて型紙に裏打ち後一旦乾燥させる。乾
燥後には吊りを取つた後にテトロンとの接着性の
良い接着剤を塗布してテトロン紗を添付して接着
剤を乾燥させる。更に合成漆で表面を上塗して再
度乾燥させて完成するという工程が必要である
為、本発明と比較すると、乾燥工程が多く、又手
彫り時の繁雑さは非常に大変なものであつた。即
ち本発明は、手彫り時に吊りを残す必要が無
い。手彫り後に扱いずらい和紙等で裏打ちする
必要が無い為、作業が簡単であり長時間かかつて
いた乾燥時間が全く不要である。紗貼りの為の
下塗りと乾燥を省略している。吊り取り作業を
必要としない。
等の本発明は長所があり、当初に熱プレス機を設
置するだけで、その効果は非常に大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる型紙の断面図、第2図
は本発明に用いる台紙の断面図、第3図は手彫り
で切抜く模様の一例を示す平面図、第4図Aは従
来の型紙作成工程図、第4図Bは本発明の型紙作
成工程図を示す。 1……基材シート、2……飽和ポリエステル樹
脂層、3……硝化綿層、4……基材、5……接着
剤層、6……型紙、7……吊り。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1工程としてポリエステル繊維を使用した
    布、不織布、紙等の基材シートを挾んで表面に飽
    和ポリエステル樹脂コート層を、裏面に硝化綿コ
    ート層を設けてなる型紙に原画を転写する工程。 2 原画を転写した型紙を、溶剤タイプの合成ゴ
    ム系接着材を表面層に有する台紙に熱プレスにて
    仮接着をする工程。 3 転写された図柄に従つて型紙に手彫りを施す
    工程。 4 台紙と接着したままの型紙上にテトロン紗を
    載置して、型紙とテトロン紗とを接着させる工
    程。 5 台紙を型紙から剥がす工程。 6 台紙を剥がした型紙に、合成漆を上塗りする
    工程。 以上1〜6に記載の各工程を順次実施して完成
    させることを特徴とする型紙作成方法。
JP58110940A 1983-06-22 1983-06-22 型紙作成方法 Granted JPS609905A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58110940A JPS609905A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 型紙作成方法

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JP58110940A JPS609905A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 型紙作成方法

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Publication Number Publication Date
JPS609905A JPS609905A (ja) 1985-01-19
JPH0424471B2 true JPH0424471B2 (ja) 1992-04-27

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JPS609905A (ja) 1985-01-19

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