JPH0424385Y2 - - Google Patents

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JPH0424385Y2
JPH0424385Y2 JP9894986U JP9894986U JPH0424385Y2 JP H0424385 Y2 JPH0424385 Y2 JP H0424385Y2 JP 9894986 U JP9894986 U JP 9894986U JP 9894986 U JP9894986 U JP 9894986U JP H0424385 Y2 JPH0424385 Y2 JP H0424385Y2
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storage water
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車室内等に設置される自動
車用冷蔵庫に関する。
(従来の技術) 自動車用冷蔵庫には、目的地到達までの間だけ
食品等を冷却し、目的地到達後は車両から取り外
して使用するトランクルーム設置式のもの(特開
昭54−108055号参照)がある。
しかし、この冷蔵庫は、封止したブラインの減
少を考慮したものではなく、また冷房サイクルの
一部を切り離すようにしたものであるため、冷媒
洩れの虞れとか冷蔵庫の着脱作業が面倒になる虞
れがある。
そこで、最近の車両には、通常走行時の余剰冷
力を蓄冷し、この蓄冷した冷力を停車時等に利用
する自動車用空気調和装置が開発されている(例
えば特開昭61−27467号公報又は、特開昭61−
96369号公報参照)。この自動車用空気調和装置は
その余剰冷力を利用してサブエバポレータにより
水等を冷却し、この水により、物品を冷却するよ
うにしたものである。
この自動車用空気調和装置の冷房サイクルの一
例を示すと第2図に示すようになつている。この
自動車用空気調和装置により通常の冷房運転を行
う場合には、電磁弁A,Cを閉じ、電磁弁Bのみ
を開放する。この場合、コンプレツサ1から吐出
された冷媒はコンデンサ2→リキツドタンク3→
電磁弁B→膨張弁4→エバポレータ5→コンプレ
ツサ1と流れる。
蓄冷運転の場合は、電磁弁A,Bを閉じ、電磁
弁Cのみを開放する。この場合の冷媒はコンプレ
ツサ1→コンデンサ2→リキツドタンク3→蓄冷
用膨張弁6→蓄冷器7→電磁弁Cと流れる。な
お、図中「8」は逆止弁、「9」は感熱管である。
このような順序で冷媒を流すと、蓄冷器7では
その冷却器の外周に注入した水が冷却されて氷と
なる。この氷を利用して種々の物品を冷却する
が、この蓄冷器7の設置場所は通常第3図に示す
ように前席相互間のコンソールボツクス部分等の
手の届き易い場所である。なお、場合によつては
インストルメントパネルの下部あるいはトランク
ルーム内(破線図示)に設置することもある。
この蓄冷器7の構造は、第4,5図に示すよう
に蓋体10aにより閉塞された断面U字状のケー
シング10(樹脂製の外板11、アルミニウム製
の内板12、内外両板間に設けられた断熱材13
から構成される)内を、アルミニウム製の仕切板
14により上下に仕切り、ジユース等の要冷却物
Pを収納する冷蔵室15にし、下方を蓄冷室16
にしている。
この蓄冷室16は、内部に熱交換器17及び蓄
冷水Wが封止され通常走行中に余つた冷力によつ
て蓄冷水Wを凍結して氷により仕切板14を介し
て冷蔵室15内を冷却するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) この蓄冷器7内の蓄冷水Wが凍結すると、体積
変化を起こすため、蓄冷器7内に注水する量を少
なくして前記仕切板14より下方に水面が位置す
るようにしている。
しかし、水位を下げると、仕切板14との間に
空間が生じ、このような空間が存在すれば、車両
が揺れた場合に蓄冷水が仕切板14に当り、ポチ
ヤポチヤという音が発生することになる。特に静
かな車室内において前述したような音が生じるこ
とは好ましくない。
本考案は、上述した従来技術に伴う欠点、問題
点を解決するためになされたもので、蓄冷水が凍
結時に膨張しても不都合を生じることなく、蓄冷
水のポチヤポチヤ音の発生を防止するようにした
自動車用冷蔵庫を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案ではケーシ
ング内を仕切板により冷蔵室と蓄冷室に仕切り、
この蓄冷室内に設置した熱交換器により該蓄冷室
内に注入した蓄冷水Wを冷却するようにした自動
車用冷蔵庫において、前記蓄冷水上に押え板を浮
かべ、この押え板と前記仕切板との間にばね部材
を介装したことを特徴とするものである。
(作用) 上述した手段によれば、蓄冷水が凍結して体積
膨脹すれば押え板が上昇してこれを吸収し、蓄冷
水が液状態の場合に車が揺れたとしてもポチヤポ
チヤ音が発生することはない。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図であ
り、第2〜5図に示す部材と同一部材には同一符
号を付してある。
この自動車用冷蔵庫20は、ケーシング10内
を仕切板14により、冷蔵室15と蓄冷室16に
仕切り、この蓄冷室16はさらに仕切壁24aに
より、注水室16aとバルブ室16bとに区画さ
れている。
この注水室16a内には熱交換器17が設けら
れ、バルブ室16bには前記熱交換器17への冷
媒を制御する蓄冷用膨張弁6及び電磁弁等が設け
られ、ヘツダパイプ22a,22bを介して熱交
換器17にパイプからの冷媒を導くようにしてい
る。
特に本実施例では、前記蓄冷室16の注水室1
6a内に注水した蓄冷水W上に例えば発泡プラス
チツク等からなる押え板21を浮かべ、この押え
板21と前記仕切板14との間にばね部材22を
介装している。
前記蓄冷水Wが氷結するとこの蓄冷水Wは体積
膨脹して水状態の体積の約1.1倍になるが、この
体積膨張分を考慮して所定量の蓄冷水Wを注水室
16a内に注入している。したがつてこの蓄冷水
Wの上面と仕切板14の下面との間には所定の空
間部23が生じることになる。
前記押え板21は、この空間部23を利用して
設けられたもので、この注水室16aのほぼ全面
にわたり設けられている。
したがつて、前記蓄冷水Wの上面は常に押え板
21により覆われた状態になるので、車が振れて
蓄冷水が注水室16a内で変動しても、この蓄冷
水が仕切板14あるいは側壁24に衝突してポチ
ヤポチヤ音を発生させるこはない。
また、長時間使用に伴いカビの発生とか細菌が
繁殖しないようにする必要があるため、この側壁
24には、防腐剤(抗菌剤、抗真菌剤)を塗布し
ている。この防腐剤を塗布するに当つては側壁2
4の壁面に所定の合成樹脂又は水ガラス等の無機
質をバインダーとする。
なお、前記蓄冷水W中に、防腐剤を混入されて
もよい。この場合防腐剤は微量で効果があるた
め、この蓄冷水Wの特性を損なう虞れはない。
次に作用を説明する。
蓄冷運転を行う場合には、第2図において電磁
弁A,Bを閉じ、電磁弁Cを開放すればよく、こ
れにより前述したように冷媒は流れ、蓄冷器7内
の熱交換器17により蓄冷水Wは冷却されて凍結
される。
この蓄冷水Wは凍結時に体積が約1.1倍に膨脹
するが、この膨張は空間部23によつて吸収され
ることになる。
逆に、電磁弁B,Cを閉じ、Aのみを開放する
と、比較的高温の冷媒が蓄冷器7内に流入し、デ
フロスト運転となる。これにより氷が溶けて水に
なる。
このように蓄冷水Wが液状態にあるときに車が
揺れたとしても、この蓄冷水Wは押え板21によ
り押圧されているため、大きく揺れて仕切り板1
4、側壁24等に衝突し音を発することはなくな
る。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案では蓄冷水を弾性的
に押圧する押え板を設けるため、蓄冷水が氷結す
る場合には上昇変化して水の体膨張に追従し、ま
た液状態の場合はその上面を押圧してポチヤポチ
ヤ音の発生を防止することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図、第
2図は、従来の自動車用冷蔵庫の回路図、第3図
は、同自動車用冷蔵庫の設置場所を示す概略図、
第4図は、同自動車用冷蔵庫の要部斜視図、第5
図は第4図の縦断面相当図である。 10……ケーシング、14……仕切板、15…
…冷蔵庫、16……蓄冷室、17……熱交換器、
W……蓄冷水、21……押え板、22……ばね部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング10内を仕切板14により冷蔵室1
    5と蓄冷室16に仕切り、この蓄冷室16内に設
    置した熱交換器17により該蓄冷室16内に注入
    した蓄冷水Wを冷却するようにした自動車用冷蔵
    庫において、前記蓄冷水W上に押え板21を浮か
    べ、この押え板21と前記仕切板14との間にば
    ね部材22を介装したことを特徴とする自動車用
    冷蔵庫。
JP9894986U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0424385Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9894986U JPH0424385Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9894986U JPH0424385Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS637762U JPS637762U (ja) 1988-01-19
JPH0424385Y2 true JPH0424385Y2 (ja) 1992-06-09

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ID=30967380

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JP9894986U Expired JPH0424385Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JPS637762U (ja) 1988-01-19

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