JPH05104940A - 車両用保冷装置 - Google Patents

車両用保冷装置

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JPH05104940A
JPH05104940A JP26956191A JP26956191A JPH05104940A JP H05104940 A JPH05104940 A JP H05104940A JP 26956191 A JP26956191 A JP 26956191A JP 26956191 A JP26956191 A JP 26956191A JP H05104940 A JPH05104940 A JP H05104940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condensed water
container
cooler
cold
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP26956191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Kai
靖人 甲斐
Takayuki Kamata
孝行 鎌田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室内の冷房性能を低下させることなく、し
かも専用の熱交換器を設けることもなく、飲料缶等の保
冷物を保冷する。 【構成】 空気調和装置2が冷房運転を開始すると、冷
媒蒸発器5の表面で生成される凝縮水をクールボックス
3の断熱箱12とこの断熱箱12内に配された容器13
との間に形成される筒状の貯溜室14に、ドレンホース
11を介して導入することによって、容器13内に納め
た飲料缶等の保冷物を凝縮水により冷やす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却器の表面で生成さ
れる凝縮水を飲料缶等の保冷物の冷却剤として有効利用
した車両用保冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用空気調和装置は、図
3に示したように、冷媒蒸発器101の表面で生成され
る凝縮水を、冷媒蒸発器101の下方で開口した排水管
102を介して単に外部に排出するか、図4に示したよ
うに、排水管102を通る凝縮水と冷媒蒸発器101の
上流側の送風ダクト104内の空気とを熱交換させる熱
交換器103を構成して、冷媒蒸発器101の補助冷却
装置として利用するもの(特開昭57−65525号公
報)があるが、凝縮水を飲料缶等の保冷物の冷却剤とし
て有効利用した保冷装置に利用したものはなかった。し
たがって、自動車用保冷装置としては、図5に示すよう
に、冷媒蒸発器105を通過した後の冷却風をクールボ
ックス106内に送り込んで、クールボックス106内
に納めた飲料缶等の保冷物を冷蔵するようにしたもの
(実開昭63−180412号公報)や、専用の熱交換
器を持つ冷温蔵庫が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車用保冷装置においては、冷却風をクールボックス10
6内に送り込んでいるため、その分空気調和装置として
の車室内の冷房性能を低下させてしまうという不具合が
あった。また、前述の冷温蔵庫においては、専用の熱交
換器を設ける必要があるので、部品点数が多く高コスト
となるという不具合があった。本発明は、車室内の冷房
性能を低下させることなく、しかも専用の熱交換器を設
けることもなく、飲料缶等の保冷物を保冷することが可
能な車両用保冷装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室内に空気
を送るための送風ダクト、およびこの送風ダクト内を流
れる空気を冷却する冷却器を有する空気調和装置と、こ
の冷却器の下方に設けられ、内部と外部とを断熱する断
熱箱、この断熱箱の内部に設けられ、飲料缶等の被保冷
物が収納可能な容器、および前記断熱箱と前記容器との
間に形成され、前記冷却器の表面で生成された前記凝縮
水を蓄える貯溜室を有するクールボックスとを備えた技
術手段を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、空気調和装置の冷却器の表面で生成
される凝縮水を断熱箱と容器との間に形成される貯溜室
で蓄えることによって、容器内に納められた飲料缶等の
保冷物を保冷する。すなわち、冷却器の表面で生成され
る凝縮水を飲料缶等の保冷物の冷却剤として有効利用し
ているので、車室内の冷房性能を低下させることはな
く、しかも専用の熱交換器を設ける必要もない。
【0006】
【実施例】本発明の車両用保冷装置を図1および図2に
示す一実施例に基づき説明する。図1は自動車用保冷装
置を示した図である。自動車用保冷装置1は、自動車の
車室内を冷房する空気調和装置2、および空気調和装置
2で生成される凝縮水を冷却剤として利用するクールボ
ックス3から構成されている。
【0007】空気調和装置2は、送風ダクト4および冷
媒蒸発器5等を備える。送風ダクト4は、内部に送風機
(図示せず)を納める送風ケーシング6、内部に冷媒蒸
発器5を納めるクーラケース7、および内部に暖房装置
のヒータコア(図示せず)を納めるヒータケース8等か
ら構成されている。冷媒蒸発器5は、本発明の冷却器で
あって、内部に減圧装置(図示せず)から送り込まれた
冷媒と送風ダクト4内を流れる空気とを熱交換させて空
気を冷却するものである。なお、冷媒蒸発器5の下方に
は、冷媒蒸発器5の表面で生成される凝縮水を受けるド
レンパン9が配されている。このドレンパン9の最も下
方となる位置には、ドレンポート10が形成されてお
り、そのドレンポート10にはゴム等の弾性体製のドレ
ンホース11が取り付けられている。
【0008】クールボックス3は、クーラケース7の下
方に配された断熱箱12、この断熱箱12の内部に配さ
れた容器13、および断熱箱12と容器13との間に形
成された貯溜室14を備える。断熱箱12は、外郭とな
る方形状の樹脂ケース15の内側面に外部と内部とを断
熱する断熱材16を設けたもので、クーラケース7およ
びヒータケース8にボルトやナット等の締結具17によ
り締結されている。なお、断熱材16の上部には、ドレ
ンホース11に接続して断熱材16の内部に凝縮水を導
入するための導入口部18が形成されており、下部には
断熱材16の内部から凝縮水を排出するための排出口部
19が形成されている。この排出口部19には、ゴム等
の弾性体製のドレンホース20を介して樹脂または金属
製のドレンパイプ21が接続されている。このドレンパ
イプ21は、凝縮水を自動車の外部に排水するもので、
途中に電磁式の止水弁22が取り付けられている。
【0009】図2はクールボックス3の前面側部分を示
した図である。また、断熱箱12の車室内側となる前面
には、断熱箱12の下部に回動可能に支持された蓋部2
3が形成されている。この蓋部23は、断熱箱12の上
部に形成された穴部24に嵌まる爪部25を有し、蓋部
23を閉じると爪部25が穴部24に嵌まり込んで固定
される。また、蓋部23を開く場合は、爪部25に連動
するレバー26を起こすことにより爪部25が穴部24
より解放されて蓋部23が開放する。
【0010】容器13は、方形状でアルミニウム等の熱
伝導性に優れた材料製で、内部に飲料缶等の保冷物を保
管できるようなスペースが確保されている。また、断熱
箱12の前面の容器13と樹脂ケース15と断熱材16
との接合部分27は、全周に渡ってシールされており、
貯溜室14から凝縮水が漏れないように構成されてい
る。貯溜室14は、容器13を囲むように角筒状を呈
し、ドレンホース11、20に連通している。また、貯
溜室14は、止水弁22でドレンパイプ21を閉弁する
ことにより、内部に凝縮水が蓄えられる。なお、ドレン
パイプ21に取り付けられた止水弁22は、制御回路2
8により開閉制御される。その制御回路28は、クール
ボックス3の上部、すなわち、断熱箱12の上部に組み
付けた2つのフロート式の水位レベルセンサ29、30
の出力信号に応じて止水弁22への通電および通電の停
止が制御される。
【0011】この自動車用保冷装置1の作用を図1およ
び図2に基づき説明する。空気調和装置2が冷房運転を
開始すると、送風機により空気が冷媒蒸発器5に吹き付
けられる。そして、空気が冷媒蒸発器5により露点温度
以下に冷却されると、空気の水分が凝縮して冷媒蒸発器
5の表面に付着する。冷媒蒸発器5の表面に付着した凝
縮水は、ドレンパン9上に滴下してドレンポート10よ
りドレンホース11を通ってクールボックス3内に流入
する。
【0012】なお、水位レベルセンサ29、30の出力
信号がともにローレベルのときには、クールボックス3
の貯溜室14内の凝縮水の水位が未だ所望の水位(水位
レベルセンサ29の取付位置)まで達していないので、
制御回路28により止水弁22が閉弁されており、ドレ
ンホース11を通って貯溜室14内に徐々に蓄えられ、
容器13の周囲に凝縮水が入り込む。このため、容器1
3内に入れられた飲料缶等の保冷物は、容器13の周囲
に存する凝縮水を冷却剤として保冷される。そして、貯
溜室14内の凝縮水の水位が所望の水位に達して水位レ
ベルセンサ29、30の出力信号がともにハイレベルと
なると、制御回路28により止水弁22が開かれ、貯溜
室14内の凝縮水がドレンホース20およびドレンパイ
プ21を通って自動車の外部に排出され、貯溜室14内
の凝縮水の水位が(水位レベルセンサ30の取付位置)
より低下すると、再び止水弁22が閉じられる。このた
め、貯溜室14内の凝縮水は常に所望の水位に維持され
る。なお、貯溜室14内の凝縮水の水位制御は、水位レ
ベルセンサ29、30の間でヒステリシスを持たせてい
るので、止水弁22の開閉頻度もそれ程多くなく、止水
弁22の長寿命化に役立つ。
【0013】以上により、この自動車用保冷装置1は、
今まで無駄に捨てられていた空気調和装置2の凝縮水を
冷却剤として有効利用することによって、空気調和装置
2の車室内の冷房性能を低下させることなく、クールボ
ックス内の飲料缶等の保冷物を保冷することができる。
また、自動車用保冷装置1に専用の熱交換器を必要とし
ないので、部品点数が少なく、低コストである。
【0014】なお、自動車を長時間駐車することより、
暖かくなってしまった凝縮水をクールボックス3から排
出させるようにするために、貯溜室14内等に水温セン
サを設けて、凝縮水が高温となったときに止水弁22を
開いて排出するようにしても良い。また、容器13の周
囲にフィンを取り付けて、凝縮水との熱交換性能をさら
に高めても良い。さらに、貯溜室14は、方形状の容器
13の1つ以上の側面に接していれば良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は、冷却器の表面で生成される凝
縮水を飲料缶等の保冷物の冷却剤として有効利用してい
るので、車室内の冷房性能を低下させることはない。し
かも、専用の熱交換器を設ける必要もないので、部品点
数が少なく、非常に低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動車用保冷装置を示した断面
図である。
【図2】本発明にかかるクールボックスの前面側部分を
示した断面図である。
【図3】従来の自動車用空気調和装置を示した断面図で
ある。
【図4】従来の自動車用空気調和装置を示した断面図で
ある。
【図5】従来の自動車用保冷装置を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動車用保冷装置 2 空気調和装置 3 クールボックス 12 断熱箱 13 容器 14 貯溜室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)車室内に空気を送るための送風ダ
    クト、およびこの送風ダクト内を流れる空気を冷却する
    冷却器を有する空気調和装置と、 (b)この冷却器の下方に設けられ、内部と外部とを断
    熱する断熱箱、この断熱箱の内部に設けられ、飲料缶等
    の被保冷物が収納可能な容器、および前記断熱箱と前記
    容器との間に形成され、前記冷却器の表面で生成された
    前記凝縮水を蓄える貯溜室を有するクールボックスとを
    備えた車両用保冷装置。
JP26956191A 1991-10-17 1991-10-17 車両用保冷装置 Pending JPH05104940A (ja)

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JP26956191A JPH05104940A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 車両用保冷装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101340477B1 (ko) * 2007-05-21 2013-12-13 한라비스테온공조 주식회사 자동차 공기조화장치의 쿨박스 성능 향상장치
CN110513856A (zh) * 2019-09-24 2019-11-29 惠州经济职业技术学院 一种空调冷凝水回收利用系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101340477B1 (ko) * 2007-05-21 2013-12-13 한라비스테온공조 주식회사 자동차 공기조화장치의 쿨박스 성능 향상장치
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