JPH0447591Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0447591Y2 JPH0447591Y2 JP1986186419U JP18641986U JPH0447591Y2 JP H0447591 Y2 JPH0447591 Y2 JP H0447591Y2 JP 1986186419 U JP1986186419 U JP 1986186419U JP 18641986 U JP18641986 U JP 18641986U JP H0447591 Y2 JPH0447591 Y2 JP H0447591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- refrigerator
- drain pipe
- valve
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 24
- 238000010257 thawing Methods 0.000 claims description 18
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 11
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 4
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
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- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、冷蔵庫本体に排水パイプを貫設し、
この排水パイプにて庫内の除霜水を庫外の蒸発皿
に排出する冷蔵庫の除霜水排出装置に関する。
この排水パイプにて庫内の除霜水を庫外の蒸発皿
に排出する冷蔵庫の除霜水排出装置に関する。
(ロ) 従来の技術
本考案に先行する実公昭56−47497号公報に記
載された従来の技術では、排水パイプの下端部
に、底面の閉塞された筒体を設けて除霜水を溜め
て、この溜まり水によつて前記排水パイプを気密
的にシールしているが、溜まり水が次回の除霜前
に蒸発してしまつた場合には、前記排水パイプを
介して庫内と庫外が連通し、その結果、庫外から
侵入する高温高湿空気によつて冷却器の着霜量が
増大すること等のために冷却性能が悪化し消費電
力量がアツプすると共に、微少ながらも前記排水
パイプ内を流通する空気によつて空気中の塵埃が
前記筒体に集積し経年使用時にヘドロ状となつて
前記排水パイプが詰まつてしまう等の欠点があ
る。
載された従来の技術では、排水パイプの下端部
に、底面の閉塞された筒体を設けて除霜水を溜め
て、この溜まり水によつて前記排水パイプを気密
的にシールしているが、溜まり水が次回の除霜前
に蒸発してしまつた場合には、前記排水パイプを
介して庫内と庫外が連通し、その結果、庫外から
侵入する高温高湿空気によつて冷却器の着霜量が
増大すること等のために冷却性能が悪化し消費電
力量がアツプすると共に、微少ながらも前記排水
パイプ内を流通する空気によつて空気中の塵埃が
前記筒体に集積し経年使用時にヘドロ状となつて
前記排水パイプが詰まつてしまう等の欠点があ
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
本考案は前述の欠点を解消し、除霜水の排水以
外のときは排水パイプを確実に閉塞するものであ
る。
外のときは排水パイプを確実に閉塞するものであ
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は、冷蔵庫本体に固定された筒状の取付
具の上端部に下端部が挿入され前記冷蔵庫本体に
貫通して設けた排水パイプと、冷蔵庫外に設けら
れこの排水パイプから排出される冷蔵庫内の除霜
水を受ける蒸発皿とを備えた冷蔵庫において、前
記取付具の下端部に取り付けられこの下端開口を
開閉する弁部を有した弁体と、前記排水パイプの
下端とこの弁部との間に設けられこの弁部を開成
方向に付勢する第1スプリングと、前記排水パイ
プの内部に設けられ常には前記第1スプリングよ
りも大きい応力で前記弁部を閉成方向に付勢し、
かつ、除霜水で所定の温度以下に冷却されたとき
に前記応力が第1スプリングよりも弱小化する形
状記憶合金で形成された第2スプリングとを備え
た除霜水排水装置を提供すのものである。
具の上端部に下端部が挿入され前記冷蔵庫本体に
貫通して設けた排水パイプと、冷蔵庫外に設けら
れこの排水パイプから排出される冷蔵庫内の除霜
水を受ける蒸発皿とを備えた冷蔵庫において、前
記取付具の下端部に取り付けられこの下端開口を
開閉する弁部を有した弁体と、前記排水パイプの
下端とこの弁部との間に設けられこの弁部を開成
方向に付勢する第1スプリングと、前記排水パイ
プの内部に設けられ常には前記第1スプリングよ
りも大きい応力で前記弁部を閉成方向に付勢し、
かつ、除霜水で所定の温度以下に冷却されたとき
に前記応力が第1スプリングよりも弱小化する形
状記憶合金で形成された第2スプリングとを備え
た除霜水排水装置を提供すのものである。
(ホ) 作用
本考案によれば、除霜水が排水パイプの下端部
に到達するとこの除霜水により第2スプリングが
冷却されて、この第2スプリングの応力が第1ス
プリングよりも小さくなり、従つて第1スプリン
グの付勢力が優先して弁体は開成する。排水パイ
プから蒸発皿への排水が終了すると、前記第2ス
プリングの温度が上昇しその応力が前記第1スプ
リングよりも増大し、従つて第2スプリングの付
勢力が優先して弁体は閉成する。
に到達するとこの除霜水により第2スプリングが
冷却されて、この第2スプリングの応力が第1ス
プリングよりも小さくなり、従つて第1スプリン
グの付勢力が優先して弁体は開成する。排水パイ
プから蒸発皿への排水が終了すると、前記第2ス
プリングの温度が上昇しその応力が前記第1スプ
リングよりも増大し、従つて第2スプリングの付
勢力が優先して弁体は閉成する。
(ヘ) 実施例
次に本考案の一実施例について説明する。
第1図において、1は冷蔵庫本体で、外箱2と
内箱3との間に断熱材4を発泡充填してなる。5
は中仕切部で、庫内を上部の冷凍室6と下部の冷
蔵室7に区画形成している。8,9はそれぞれ冷
凍室6及び冷蔵室7を閉塞するドアで、冷蔵庫本
体1の一側部に枢支されている。10は庫内冷気
循環フアンで、冷凍庫6に対して吹出しグリル1
1及び吸込みグリル12を経て冷気を循環させて
いる。13は冷気循環路14に設置した冷却器
で、螺旋状に巻回した冷媒流通管15の外側に熱
交換フイン16を添設し、該熱交換フイン16の
螺旋の中心部に除霜ヒータ17を嵌入してなる。
内箱3との間に断熱材4を発泡充填してなる。5
は中仕切部で、庫内を上部の冷凍室6と下部の冷
蔵室7に区画形成している。8,9はそれぞれ冷
凍室6及び冷蔵室7を閉塞するドアで、冷蔵庫本
体1の一側部に枢支されている。10は庫内冷気
循環フアンで、冷凍庫6に対して吹出しグリル1
1及び吸込みグリル12を経て冷気を循環させて
いる。13は冷気循環路14に設置した冷却器
で、螺旋状に巻回した冷媒流通管15の外側に熱
交換フイン16を添設し、該熱交換フイン16の
螺旋の中心部に除霜ヒータ17を嵌入してなる。
18は前記冷却器13の除霜水の排水パイプ
で、除霜水を収集管19の下部で受け止めるロー
ト部18aと、該ロート部18aに接続した延長
パイプ部18bとからなる。排水パイプ18で
は、前記断熱材4等からなる冷蔵庫本体の外壁2
0に貫設され、庫内の除霜水を庫外の蒸発皿21
に排出する。蒸発皿21は差し込み部21aを有
して冷蔵庫本体1に着脱自在に設けられ、その装
着時にはコンプレツサ22の上端近傍に1してこ
のコンプレツサ22から蒸発熱が供給される。ま
た、コンプレツサ22で加熱された高温空気は機
械室23に停滞するため、この機械室23に突出
した前記排出パイプ18の下端部は前述の高温空
気で包囲されることになり、従つて前記排出パイ
プ18の下端部は外気温度が0℃以下に低下した
場合でもプラス温度に維持される。
で、除霜水を収集管19の下部で受け止めるロー
ト部18aと、該ロート部18aに接続した延長
パイプ部18bとからなる。排水パイプ18で
は、前記断熱材4等からなる冷蔵庫本体の外壁2
0に貫設され、庫内の除霜水を庫外の蒸発皿21
に排出する。蒸発皿21は差し込み部21aを有
して冷蔵庫本体1に着脱自在に設けられ、その装
着時にはコンプレツサ22の上端近傍に1してこ
のコンプレツサ22から蒸発熱が供給される。ま
た、コンプレツサ22で加熱された高温空気は機
械室23に停滞するため、この機械室23に突出
した前記排出パイプ18の下端部は前述の高温空
気で包囲されることになり、従つて前記排出パイ
プ18の下端部は外気温度が0℃以下に低下した
場合でもプラス温度に維持される。
第2図及び第3図において、24は前記排水パ
イプ18の取付具で、略筒状に形成され前記排水
パイプ18の下端部に嵌合すると共にこの取付具
24の外周の係止縁部24aで前記外箱2の裏面
に係止している。25は前記排水パイプ18の下
端部を開閉する弁体で、具体的には、前記取付具
24の下端部24bを弁座としてこれを開閉する
円盤状の弁部25aと、該弁部25aの中心から
前記排水パイプ18の内部へ延長したロツド部2
5bと、該ロツド部25bの上端に形成した係止
縁部25cとを有している。26は前記弁体25
を開成方向に付勢する第1スプリングで、具体的
にはコイル状の圧縮スプリングにて形成され、前
記弁部25aと前記取付具24の内周の係止縁部
24cとの間に介設されている。27は前記第1
スプリング26より大きい応力で前記弁体25を
閉成方向に付勢する第2スプリングで、除霜水に
より冷却されるように前記排水パイプ18の内部
に配設され前記両係止縁部24c,25cの間に
介設されている。第2スプリング27は除霜水に
よる冷却時にその応力が前記第1スプリング26
よりも弱小化する形状記憶合金にて形成されてい
る。第2スプリング27では、その応力が急激に
弱小化する変化点を除霜水温度に対応させて略0
℃に設定し、この温度まで冷却した場合にはその
応力が前記第1スプリング26に比べて急激に弱
まり、従つて、第3図に示すように第1スプリン
グ26の伸長力が優先して前記弁体25が開成す
るように機能する。また前記第2スプリング27
では、前記排水パイプ18から前記蒸発皿21へ
の排水が終了すると、雰囲気から吸熱して温度上
昇し、その応力が通常状態となつて前記第1スプ
リング26よりも増大し、従つて、第2図に示す
ようにこの第2スプリング27の伸長力が優先し
て前記弁体25が閉成するように機能する。
イプ18の取付具で、略筒状に形成され前記排水
パイプ18の下端部に嵌合すると共にこの取付具
24の外周の係止縁部24aで前記外箱2の裏面
に係止している。25は前記排水パイプ18の下
端部を開閉する弁体で、具体的には、前記取付具
24の下端部24bを弁座としてこれを開閉する
円盤状の弁部25aと、該弁部25aの中心から
前記排水パイプ18の内部へ延長したロツド部2
5bと、該ロツド部25bの上端に形成した係止
縁部25cとを有している。26は前記弁体25
を開成方向に付勢する第1スプリングで、具体的
にはコイル状の圧縮スプリングにて形成され、前
記弁部25aと前記取付具24の内周の係止縁部
24cとの間に介設されている。27は前記第1
スプリング26より大きい応力で前記弁体25を
閉成方向に付勢する第2スプリングで、除霜水に
より冷却されるように前記排水パイプ18の内部
に配設され前記両係止縁部24c,25cの間に
介設されている。第2スプリング27は除霜水に
よる冷却時にその応力が前記第1スプリング26
よりも弱小化する形状記憶合金にて形成されてい
る。第2スプリング27では、その応力が急激に
弱小化する変化点を除霜水温度に対応させて略0
℃に設定し、この温度まで冷却した場合にはその
応力が前記第1スプリング26に比べて急激に弱
まり、従つて、第3図に示すように第1スプリン
グ26の伸長力が優先して前記弁体25が開成す
るように機能する。また前記第2スプリング27
では、前記排水パイプ18から前記蒸発皿21へ
の排水が終了すると、雰囲気から吸熱して温度上
昇し、その応力が通常状態となつて前記第1スプ
リング26よりも増大し、従つて、第2図に示す
ようにこの第2スプリング27の伸長力が優先し
て前記弁体25が閉成するように機能する。
(ト) 考案の効果
以上のように本考案によれば、弁部は排水パイ
プ及び取付具の外側に位置しているため、取付具
の下端開口がスライム(ヘドロや汚泥、軟泥等)
で閉塞される危惧はなく、弁部と取付具との間に
摩擦が生じることはなく、弁部を無理なく開閉動
作させることができ、第1及び第2スプリングの
小型化及び排水パイプや取付具の管径を小さくす
る等排水装置の小型化に対応しやすい。また、排
水パイプで導かれた除霜水により第2スプリング
が所定の温度以下に冷却されたときには、形状記
憶合金で形成した第2スプリングの状態変化で応
力が第1スプリングより小さくなるため、第1ス
プリングの付勢力により弁体の弁部が開成方向に
付勢され取付具の下端開口が開放されて除霜水を
蒸発皿に排出することができる。そして、除霜水
の排出後第2スプリングが冷蔵庫外の熱で暖めら
れて通常の温度に復帰すれば、この第2スプリン
グの付勢力により弁部が閉成方向に付勢されて取
付具の下端開口が閉塞され、除霜水を排水パイプ
及び取付具内に留めることができる。
プ及び取付具の外側に位置しているため、取付具
の下端開口がスライム(ヘドロや汚泥、軟泥等)
で閉塞される危惧はなく、弁部と取付具との間に
摩擦が生じることはなく、弁部を無理なく開閉動
作させることができ、第1及び第2スプリングの
小型化及び排水パイプや取付具の管径を小さくす
る等排水装置の小型化に対応しやすい。また、排
水パイプで導かれた除霜水により第2スプリング
が所定の温度以下に冷却されたときには、形状記
憶合金で形成した第2スプリングの状態変化で応
力が第1スプリングより小さくなるため、第1ス
プリングの付勢力により弁体の弁部が開成方向に
付勢され取付具の下端開口が開放されて除霜水を
蒸発皿に排出することができる。そして、除霜水
の排出後第2スプリングが冷蔵庫外の熱で暖めら
れて通常の温度に復帰すれば、この第2スプリン
グの付勢力により弁部が閉成方向に付勢されて取
付具の下端開口が閉塞され、除霜水を排水パイプ
及び取付具内に留めることができる。
第1図は本考案の一実施例を備えた冷蔵庫の縦
断面図、第2図は本考案の一実施例の縦断面図、
第3図は同実施例の除霜水の排出時の動作説明図
である。 1……冷蔵庫本体、18……排水パイプ、21
……蒸発皿、25……弁体、26……第1スプリ
ング、27……第2スプリング。
断面図、第2図は本考案の一実施例の縦断面図、
第3図は同実施例の除霜水の排出時の動作説明図
である。 1……冷蔵庫本体、18……排水パイプ、21
……蒸発皿、25……弁体、26……第1スプリ
ング、27……第2スプリング。
Claims (1)
- 冷蔵庫本体に固定された筒状の取付具の上端部
に下端部が挿入され前記冷蔵庫本体に貫通して設
けた排水パイプと、冷蔵庫外に設けられこの排水
パイプから排出される冷蔵庫内の除霜水を受ける
蒸発皿とを備えた冷蔵庫において、前記取付具の
下端部に取り付けられこの下端開口を開閉する弁
部を有した弁体と、前記排水パイプの下端とこの
弁部との間に設けられこの弁部を開成方向に付勢
する第1スプリングと、前記排水パイプの内部に
設けられ常には前記第1スプリングよりも大きい
応力で前記弁部を閉成方向に付勢し、かつ、除霜
水で所定の温度以下に冷却されたときに前記応力
が第1スプリングよりも弱小化する形状記憶合金
で形成された第2スプリングとを備えたことを特
徴とする冷蔵庫の除霜水排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986186419U JPH0447591Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986186419U JPH0447591Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6392187U JPS6392187U (ja) | 1988-06-15 |
JPH0447591Y2 true JPH0447591Y2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=31135959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986186419U Expired JPH0447591Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0447591Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5998275U (ja) * | 1982-12-22 | 1984-07-03 | 株式会社日立製作所 | 冷蔵庫 |
-
1986
- 1986-12-03 JP JP1986186419U patent/JPH0447591Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6392187U (ja) | 1988-06-15 |
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