JP2590816Y2 - 冷蔵装置における断熱箱体構造 - Google Patents

冷蔵装置における断熱箱体構造

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JP2590816Y2
JP2590816Y2 JP1996006777U JP677796U JP2590816Y2 JP 2590816 Y2 JP2590816 Y2 JP 2590816Y2 JP 1996006777 U JP1996006777 U JP 1996006777U JP 677796 U JP677796 U JP 677796U JP 2590816 Y2 JP2590816 Y2 JP 2590816Y2
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光幸 高岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、冷蔵装置等に使用
される断熱箱体の構造に関し、特に断熱箱体とその中に
設けられる冷蔵室との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】断熱箱体が冷蔵装置に用いられる例は枚
挙にいとまがない程多い。その理由は、冷蔵装置におい
ては、内部の空気を冷却して所要の温度まで下げ、低温
の状態で物を保存するものであるから、外部の雰囲気と
断熱状態に保つ必要があるためである。
【0003】例えば、本出願人の特開昭61ー1687
64号公報には、冷蔵装置によって内部が冷却される断
熱箱体の例である冷蔵庫が示されている。この先願の冷
蔵庫は、生鮮食品の保存を指向したもので、断熱箱体の
中に更に、別構造の冷蔵室を持っている。該公報には、
その詳細構造は示されていないが、一般には、断熱箱体
図5及び図6に示す構造のものが多い。図5及び図6
において、断熱箱体1の中には、食品等を収納する冷蔵
室18を画成する冷蔵箱2が設けられている。
【0004】冷媒圧縮機11で圧縮され、その後凝縮さ
れた冷媒が蒸発する蒸発器、即ち冷却器12は、断熱箱
体1の奥に設置され、冷却された空気は、庫内ファン1
3によって、冷蔵箱2へ外側から接触し、これを冷却す
る。冷却によって凝縮した空気の湿分は、排水孔16か
ら流出する。特に図6に示すように、断熱箱体1の内箱
3と外箱4とは、平板状の化粧枠10で連結されてい
る。内箱3は、前述の凝縮湿分が流出しないように、周
縁部で立ち上がって段差を形成し、外箱4は、後述する
冷蔵箱2のL形化粧枠14を受け入れるように凹部を形
成している。冷蔵箱2の開口縁に固定されたL形の化粧
枠14や、化粧枠10は、断熱箱体1に螺子等で固着さ
れるが樹脂製で、金属に比し、熱伝導率も低い。符号1
5は、接続部分の隙間を埋めるコーキングを示してい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述の従来構造におい
ては、冷蔵箱を固定する化粧枠に、大きな力が作用し、
変形や割れ等が生じていた。また、冷蔵室内の水滴が、
本体前面から外部へ流出する恐れがあった。更に、隙間
からの冷気洩れを防止するため、コーキング材を充填す
る必要があった。従って、本考案の主な目的は、少々の
力が作用しても変形や割れ等が生じない断熱箱体構造を
提供することである。また、本考案の別の目的は、上述
のような変形や割れが生じないだけでなく、冷蔵室内の
水滴が、本体前面から外部へ流出することがない断熱箱
体構造を提供することである本考案の更に別の目的
は、上述のような変形や割れが生じないだけでなく、隙
間からの冷気漏れがない断熱箱体構造を提供することで
ある
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成すべ
く、請求項1に記載の本考案の断熱箱体構造において
は、内箱、外箱及びそれ等の間に充填された断熱材から
なる断熱箱体と、該断熱箱体内に配置されて、前記内箱
と協働して外側に冷気空間を画成すると共に、内側に冷
蔵室を画成する冷蔵箱とを有する冷蔵装置において、前
記断熱箱体の開口縁に沿って該断熱箱体の内面に化粧枠
を配設して前記内箱と前記外箱とを断熱的に接続し、
記冷気空間から前記内箱を介して前記外箱に冷熱が伝わ
らないように、前記断熱箱体の内面側から前記冷蔵室側
に突出して形成した環状突起に前記冷蔵箱の開口端縁を
密接して固定している。また、請求項2に記載の本考案
の断熱箱体構造では、前記冷蔵箱の前記開口端縁は、前
記冷気空間の外側で前記環状突起に固定され、前記開口
端縁側に水溜め凹所を形成しており、請求項3に記載の
本考案によると、前記環状突起は緩衝材を介して前記開
口端縁に密接して固定されている。
【0007】前述した構成の断熱箱体においては、内側
に突出した環状突起と冷蔵箱の開口端縁を密接して固着
してなるので、冷蔵箱からの荷重も効果的に支持する。
好適な実施例においては、冷蔵箱の開口端縁が固定され
る環状突起の接合面(冷気空間の外側にある)軟質材や
パッキン等の緩衝材を配設すると共に、冷蔵箱の開口端
縁は、冷気空間の外側で環状突起に固定され、開口端縁
に水溜め凹所を形成しているため、冷蔵室からの水滴
は、環状小突起で流出を阻止されて一時的に溜められ、
また、緩衝材も冷気の洩れを防止する。
【0008】
【考案の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面を参照して詳細に説明するが、図中、同
一符号は同一又は対応部分を示すものとする。図1にお
いて、断熱箱体1の上部には、圧縮機11が設置され、
図示しない冷媒回路を介して断熱箱体1の中の蒸発器即
ち冷却器12に連絡している。断熱箱体1の中には、後
述する化粧枠を介して冷蔵箱2が支持され、これは内部
に冷蔵室18を画成する。2個の冷蔵室18の前部開口
は、ヒンジ等で開閉自在に設けられた断熱構造の扉19
により通常閉じられているが、食品の出入時には、図4
に示すように開けられる。図4は、構造を理解しやすく
するために1個の冷蔵箱2を前方に取り出した状態を示
す斜視図で、扉19は閉じると本体前面17に密着し、
冷気を内部に閉じ込める。
【0009】再び図1に戻ると、断熱箱体1の内部上部
に庫内ファン13が設置され、冷却器12で冷却された
冷気を循環させ、熱良導金属板よりなる冷蔵箱2は、外
部から好適に冷やされる。断熱箱体1の底部には、排水
孔16が設けられており、冷却により凝結した水分を排
出する。本実施形態においては、冷蔵室18は、2個設
けられているが、冷凍能力や大きさ、用途に応じ適宜な
数とすることができる。
【0010】図1の矢印IIで示す部分の拡大図である図
2において、従来の段差構造とは異なり平面状に形成さ
れた内箱3は、本体前面17(図4参照)に隣接した部
分で、従来構造のような凹部がなく、平坦な本体前面1
7を形成する。内箱3及び外箱4の間には断熱材20が
充填されている。外箱4及び内箱3にねじで固定された
化粧枠10は、相対的に低熱伝導材料である樹脂から構
成されて熱損失を防止しているが、逆T字形の断面をも
つ。その主突起(環状突起)5は、その全長にわたって
延び全体として環状をなすが、緩衝材である軟質材8を
介して冷蔵箱2のフランジ(開口端縁)7が固定されこ
れを支持している。
【0011】軟質材8に代えて、図3の分解図に示すよ
うに、緩衝材としてパッキン材6を使用してもよい。こ
のようにして、冷蔵箱2は、化粧枠10に密着され、冷
気洩れを遮断している。また、化粧枠10には、本体前
面17寄りに、低高の第2の突起即ち小突起9が形成さ
れ、同小突起9は、主突起5と同様にその全長にわたっ
て延びて環状をなし、上述のフランジ7に関して環状突
起5の反対側に水溜め凹所を形成しているこのよう
、主突起5と小突起9との間には、一種の溜まりが形
成され、冷蔵室18から流出した水滴は、この溜まりに
とどめられ、直接本体前面17へ流出することがない。
この水滴は、その性質上それ程の多量にはならず、適宜
払拭し掃除すればよい。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、断面箱体の内面側から
冷蔵室側に突出した環状突起に冷蔵箱の開口端縁を密接
して固定しているため、冷蔵箱からの荷重も効果的に支
持し、冷蔵箱の接合部の変形や割れの心配がなくなっ
た。更に、好適な実施形態では、冷蔵室からの水滴も、
環状小突起で流出を阻止されて一時的に溜められ、ま
た、緩衝材も冷気の洩れを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の好適な実施形態を示す立断面図であ
る。
【図2】 図1の矢印IIにおける要部を示す拡大部分断
面図である。
【図3】 別の実施形態の要部を示す部分分解図であ
る。
【図4】 図1の実施形態の一部分解斜視図である。
【図5】 従来のものを示す立断面図である。
【図6】 図5の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…断熱箱体、2…冷蔵箱、3…内箱、4…外箱、5…
主突起(環状突起)、6…パッキン材(緩衝材)、7…
フランジ(冷蔵箱の開口端縁)、8…軟質材(緩衝
材)、9…小突起(水溜め凹所を画成する環状小突
起)、10…化粧枠、18…冷蔵室、20…断熱材。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱、外箱及びそれ等の間に充填された
    断熱材からなる断熱箱体と、該断熱箱体内に配置され
    て、前記内箱と協働して外側に冷気空間を画成すると共
    に、内側に冷蔵室を画成する冷蔵箱とを有する冷蔵装置
    において、前記断熱箱体の開口縁に沿って該断熱箱体の
    内面に化粧枠を配設して前記内箱と前記外箱とを断熱的
    に接続し、前記冷気空間から前記内箱を介して前記外箱
    に冷熱が伝わらないように、前記断熱箱体の内面側から
    前記冷蔵室側に突出して形成した環状突起に前記冷蔵箱
    の開口端縁を密接して固定してなることを特徴とする冷
    蔵装置における断熱箱体構造。
  2. 【請求項2】 前記冷蔵箱の前記開口端縁は、前記冷気
    空間の外側で前記環状突起に固定され、前記開口端縁側
    に水溜め凹所を形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の断熱箱体構造。
  3. 【請求項3】 前記環状突起は緩衝材を介して前記開口
    端縁に密接して固定されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の断熱箱体構造。
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JPS5855285B2 (ja) * 1978-03-01 1983-12-09 大東興業株式会社 護岸工事の構築物に対する防蝕方法及びこれに用いる防蝕用カバ−
JPS61168764A (ja) * 1985-01-21 1986-07-30 星崎電機株式会社 冷蔵庫

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