JPH042433B2 - - Google Patents

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JPH042433B2
JPH042433B2 JP60297528A JP29752885A JPH042433B2 JP H042433 B2 JPH042433 B2 JP H042433B2 JP 60297528 A JP60297528 A JP 60297528A JP 29752885 A JP29752885 A JP 29752885A JP H042433 B2 JPH042433 B2 JP H042433B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は印字装置に関し、特に誤印字した文字
列を自動的に消去し得るようにしたものに関す
る。
(従来技術) 従来、英文タイプライタなどの印字装置におい
ては、誤つたスペルで誤印字した場合などに誤印
字のワードを修正リボンを用いて自動的に消去す
る機構が設けられている。
例えば、特開昭60−210482号公報にも記載され
ているように、従来の印字装置の自動式ワード修
正装置は、一般にデイジイホイールなどの単一活
字で印字することを前提としたもので、印字リボ
ン以外に修正リボンを印字機構に設け、誤印字の
ワードを修正するときには修正リボンを印字位置
へ揺動させ、誤印字のワードの末尾文字から順々
に先頭文字まで消去するようになつている。
このように、誤印字のワードの末尾文字から先
頭文字へ向つて(印字方向と反対方向へ向つて)
消去するのは、消去終了時点において印字ヘツド
をワードの先頭文字の位置に位置させ、直ちに正
しいワードを印字し直すことが出来るようにする
ためである。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の印字装置の自動式ワード修正装置
は、デイジイホイールなどの単一活字を備えた印
字装置に適用するには好適なものである。
ところで、最近では英文タイプライタなどの印
字装置に、小形で機構的に単純化したサーマルヘ
ツドも広く適用されつつある。そして、本願の出
願人はサーマルヘツドで印字するのに使用する熱
転写リボンの物性的構造に改良を加えることによ
り、印字の為の熱転写リボンを熱融着により印字
部分を剥離する方式の修正リボンとして兼用し得
るような印字兼修正リボンを実用化した。(特願
昭60−249762号、特願昭60−249763号参照) サーマルヘツドにおいては、ヘツドを印字方向
へ移動させ乍らドツト列の組合せで文字等を印字
するようになつている関係上、熱転写リボンを用
いて印字するサーマルプリンタ場合には、サーマ
ルヘツドを印字方向へ移動させるときにのみ熱転
写リボンが供給スプールから巻取りスプールへ巻
取られるようになつている。尚、サーマルヘツド
を印字方向と反対方向へ移動させ乍らリボンを供
給することも可能ではあるが、機構的に複雑にな
る。
従つて、従来の自動式ワード修正装置をサーマ
ルプリンタに適用して誤印字のワードの末尾文字
から順々に先頭文字まで消去しようとすると、サ
ーマルヘツドを印字方向へ移動させ乍ら各文字を
消去し、次にサーマルヘツドを印字方向と反対方
向へ移動させてその上位側の文字の位置へ移し、
再びサーマルヘツドを印字方向へ移動させて消去
するという非合理的な制御を繰返えすことにな
る。
従つて、従来の自動式ワード修正装置は、サー
マルプリンタに適用し難いものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る文字消去可能な印字装置は、第1
図の機能ブロツク図に示すように、多数の文字キ
ー及び機能キーを含むキーボードを有し、印字用
紙に印字した複数の一連の文字からなる文字列を
消去可能な印字装置において、入力データに対応
する文字や記号を印字用紙に印字する印字ヘツド
と印字ヘツドを印字行に沿つて移動させるヘツド
移動機構とを含む印字手段と、前記入力データを
印字位置と対応させて記憶する入力データメモリ
と、前記印字ヘツドの現在位置を印字位置と対応
させて記憶する現在位置メモリと、修正リボンと
印字ヘツドが印字方向へ移動するときのみ修正リ
ボンを送るリボン送り機構であつてヘツド移動機
構と共通の駆動モータで駆動されるリボン送り機
構とを有し、消去指令キーの操作に応じて文字列
を消去する消去手段と、前記消去指令キーの操作
に応じて、入力データメモリと現在位置メモリの
データに基いて、現在の印字ヘツドに対応する文
字列の先頭文字の印字位置へ印字ヘツドを移動さ
せるようにヘツド移動機構を制御する制御手段
と、前記印字ヘツドの移動後、入力データメモリ
と現在位置メモリのデータに基いて、前記文字列
を先頭文字から順々に消去させるように消去手段
とヘツド移動機構を制御する消去制御手段とを備
えたことを特徴とするものである。
(作用) 本発明に係る文字消去可能な印字装置において
は、印字手段は、印字ヘツドとこれを印字行に沿
つて移動させるヘツド移動機構とを有し、消去手
段は、修正リボンと、ヘツド移動機構と共通の駆
動モータで駆動され且つ修正リボンを送るリボン
送り機構とを有し、印字データメモリは、入力デ
ータを印字位置と対応させて記憶し、現在位置メ
モリは、印字ヘツドの現在位置を印字位置と対応
させて記憶する。
消去指令キーが操作されると、制御手段は、入
力データメモリと現在位置メモリのデータに基い
て、印字ヘツドに対応する一連の文字列の先頭文
字位置の印字位置へ印字ヘツドを移動させるよう
にヘツド移動機構を制御し、消去制御手段は、前
記印字ヘツドの移動後、入力データメモリと現在
位置メモリのデータに基いて、前記文字列を先頭
文字から順々に消去させるように消去手段とヘツ
ド移動機構を制御する。
このように、例えば、サーマルプリンタ又は印
字ヘツドの印字方向への移動に連動させて修正リ
ボンを送るように構成したドツトプリンタなど、
消去手段の修正リボンを送るリボン送り機構が、
ヘツド移動機構と共通の駆動モータで駆動され且
つ印字ヘツドが印字方向へ移動されるときのみ修
正リボンを送るように構成した場合であつても、
前記制御手段と消去制御手段とを設けたことによ
り、文字列の消去時に、最初に印字ヘツドに対応
する文字列の先頭文字の印字位置へ印字ヘツドを
移動させ、その後文字消去と印字ヘツドの送り及
びこれと連動した修正リボンの送りとを繰り返す
ことで、先頭文字から末尾文字まで順々に消去す
ることが出来、印字ヘツドの移動に無駄が生じる
ことがない。
(発明の効果) 本発明に係る文字消去可能な印字装置によれ
ば、前記作用の項で説明したように、例えば、サ
ーマルプリンタ又は印字ヘツド印字方向への移動
に連動させて修正リボンを送るように構成したド
ツトプリンタなど、消去手段の修正リボンを送る
リボン送り機構が、ヘツド移動機構と共通の駆動
モータで駆動され且つ印字ヘツドが印字方向へ移
動されるときのみ修正リボンを送る構成とした場
合であつても、前記制御手段と消去制御手段とを
設けたことにより、文字列の消去時に、印字ヘツ
ドを印字ヘツドに対応する文字列の先頭文字の印
字位置へ移動させ、その後文字消去と印字ヘツド
の送り及びこれと連動した修正リボンの送りとを
繰り返すことで、先頭文字から末尾文字まで順々
に消去することが出来、印字ヘツドの移動に無駄
が生じることがなく、消去制御が簡単化し、処理
時間も短縮し、能率的に文字消去を行うことが出
来る。
(実施例) 以下、本発明を電子タイプライタに適用した場
合の実施例について図面に基いて説明する。
第2図に示すように、タイプライタの本体ケー
ス1の後側部にはプラテン2が支持され、その前
方にはプラテン2と平行に延びるガイドロツド4
が配設されている。このガイドロツド4にはキヤ
リツジ3が紙送りローラ6の前側のプラテン2に
沿つて左右に移動可能に支持されている。前記キ
ヤリツジ3のヘツドキヤリツジ部3aにはサーマ
ルヘツド5が装着され、このサーマルヘツド5が
プラテン2の前面の印字用紙Pに押し付けられる
印字位置と、印字用紙Pから前方へ離間する非印
字位置との間で位置切換えされるようになつてい
る。
本体ケース1の側面には電源スイツチ7が設け
られている。また、前記本体ケース1の前部には
キーボード10が設けられ、そのキーボード10
には1行より短い15桁の液晶デイスプレイ
(LCD)11が設けられている。
さらに、キーボード10上にはタイプライタを
操作するための各種キー、切換スイツチなど次の
ような操作部材が配設されている。すなわち、ア
ルフアベツトの各文字を入力するためのアルフア
ベツトキー12と0〜9の数字を入力するための
数字キー13とスペースキー14とを含む文字記
号キー、バツクスペースキー15、キヤリツジリ
ターンキー16、シフトキー17、セカンドシフ
トキー18、左マージンセツトキー19、右マー
ジンセツトキー20、タブセツトキー21、タブ
クリアキー22、タブキー23、印字用紙Pを紙
送りする紙送りキー24、印字用紙Pを紙戻しす
る紙戻しキー25、リピートキー26、コードキ
ー27、第1・第2モード選択スイツチ28,2
9、インサートキー30、デリートキー31、デ
イスプレイ11上においてデータ入力位置を示す
カーソル33を移動させるためのカーソル移動キ
ー32a,32b、消去信号を出力する消去指令
キー40などである。
これらの各キー及びスイツチのうち、コードキ
ー27は他のキーすなわち、オートキヤリツジリ
ターンモード、ライトマージンフラツシユモー
ド、センタリングモード、ラインバイラインモー
ド、アンダーラインモードの各種の印字フアンク
シヨンに夫々対応する数字キー34〜39などの
うちのいずれかとともに操作された時、それらの
キーが単独で操作された場合に発生するコードデ
ータとは異なるコードデータを発生させて、各印
字フアンクシヨンを選択するためのものである。
第1モード選択スイツチ28は、タイプライタ
モード及びターミナルモードのモードのいずれか
を選択するための二位置スライド式のスイツチで
ある。このタイプライタモードとはこのタイプラ
イタを通常のタイプライタとして使用するモード
であり、ターミナルモードとはタイプライタをデ
ータターミナル装置として使用するモードであ
る。
第2モード選択スイツチ29は、ノンプリント
モード、コレクシヨンプリントモード及びダイレ
クトプリントモードの3モードのいずれかを選択
するための三位置スライド式のスイツチである。
このノンプリントモードとはサーマルヘツド5に
よる印字を伴わないで、キー入力された文字など
を液晶デイスプレイ11に表示させるモードであ
り、コレクシヨンプリントモードとはキー入力さ
れた文字などを液晶デイスプレイ11に表示し、
かつそのデイスプレイ11からオーバーフローし
たデータから順次サーマルヘツド5により印字用
紙Pに印字させるモードであり、ダイレクトプリ
ントモードとはキー入力された文字などを液晶デ
イスプレイ11に表示させると同時にサーマルヘ
ツド5により印字用紙P上に印字させるモードで
ある。
尚、その他のキーについては通常のタイプライ
タに備えられているものであるため説明を省略す
る。
次に、サーマルヘツド5を有するキヤリツジ3
を左右に往復移動させるキヤリツジ送り機構とキ
ヤリツジ3に組込まれたリボン送り機構について
第4図〜第6図に基いて簡単に説明する。
前記キヤリツジ3はガイドロツド4に摺動自在
に支持され、ヘツドキヤリツジ部3aは上下に位
置切換されるリリースレバー41によつて第4図
に実線で図示した印字位置と仮想線で図示した非
印字位置とに切換えられる。
前記本体ケース1内の右端部と左端部とに夫々
キヤリツジ駆動モータで駆動される駆動プーリ4
2とアイドルプーリ43とが配設され、両プーリ
42,43間に亙つてタイミングベルト44が掛
装され、タイミングベルト44はキヤリツジ3内
を平行に貫通して延び、後方側のタイミングベル
ト44の一部がキヤリツジ3に固着され、前方側
のタイミングベルト44が駆動歯車45に噛合わ
されている。
前記サーマルヘツド5が印字位置にあるときに
は第5図のように揺動レバー46が支軸46aの
回りに反時計方向へ回動して駆動歯車45の上方
に設けられた第1ギヤ47と揺動レバー46上に
設けられた第2ギヤ48とが噛み合い、前記サー
マルヘツド5が非印字位置にあるときには第6図
のように揺動レバー46が支軸46aの回りに時
計方向へ回動して第1ギヤ47から第2ギヤ48
が外れるようになつている。また、揺動レバー4
6上には支軸46aを回転中心とし第2ギヤ48
に噛み合う第3ギヤ49が設けられ、キヤリツジ
3には第3ギヤ49に噛み合う第4ギヤ50が設
けられている。
第4ギヤ50の上側には巻取り用の連結筒51
aが設けられ、また前記連結筒51aの右方には
供給用の連結筒51bが設けられ、前記キヤリツ
ジ3上にリボンカセツト52が装着され、その巻
取りスプール53aと供給スプール53bとが
夫々連結筒51aと連結筒51bとに外嵌され、
熱転写リボンRは供給スプール53bから延びサ
ーマルヘツド5のヘツド面を経由して巻取りスプ
ール53aへ巻き取られるようになつている。
前記サーマルヘツド5を印字位置に起し、駆動
プーリ42を時計方向へ回転させてキヤリツジ3
を右方へ移動させ乍ら印字用紙Pに印字するとき
には、駆動ギヤ45によつて第1ギヤ47と第2
ギヤ48の第3ギヤ49と第4ギヤ50とを介し
て連結筒51aつまり巻取りスプール53aが反
時計方向へ回転駆動され、リボンRが供給スプー
ル53bから巻取りスプール53aへ巻取られる
ことになる(第5図参照)。
これに対して、サーマルヘツド5を非印字位置
に揺動させ、駆動プーリ42を反時計方向へ回転
させてキヤリツジ3を左方へ移動させるときに
は、第1ギヤ47と第2ギヤ48との噛み合いが
外れるので、連結筒51aつまり巻取りスプール
53aは回転駆動されず、リボンRは板バネ54
によりリボンカセツト52内へ引き戻された状態
となる。
ここで、前記熱転写リボンRは、印字リボンと
して使用し得るばかりか修正リボンとしても使用
し得るものであり、次のように構成されている。
(特願昭60−249762号参照) 第7図に示すように熱転写リボンRはポリエス
テルフイルム製の支持体54上に剥離層55を形
成し、その上にインク層56が形成されており、
その上面にはトツプコート層57が形成されてい
る。また、支持体54にはインク層56の塗布面
と反対面にシリコン樹脂のような耐熱性樹脂から
なるステイツキング防止層58が設けられてい
る。
前記インク層56は、着色材とバインダ剤とか
ら構成され、着色材としてはカーボンブラツク等
の顔料が使用される。そのバインダ剤は、溶融粘
度を高めるとともに転写段階での熱溶融性インク
自体の凝集力を大きくするために、150℃前後で
の溶融粘度が102〜105CP(センチポアズ)程度
で、且つ後述するトツプコート層57の構成成分
と相溶しないポリアミド、ポリエステル等の熱可
塑性樹脂の一種を主成分としている。
また、剥離層55は、適度な融点(80〜120℃)
でフイルム状の支持体54との密着力に乏しいポ
リエチレンワツクス及びエステル系ワツクスによ
り構成されている。
トツプコート層57は、溶融粘度が高く且つ印
字用紙Pへの付着力が比較的弱いエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂を主成分とし、さらに印字用紙
Pへの浸透を防止し、且つ転写性をあまり低下さ
せることなく誤印字文字消去時における剥離性を
向上させるために、金属石けん、アエロジル、ベ
ントナイト等の増粘剤及びゲル化剤の一種類また
は二種類以上を混合させたものでもよい。
ここで、第8図および第9図に基いて、熱転写
リボンRを使用して平滑度の低い印字用紙Pに文
字印字を行なつた場合における熱溶融性インクの
印字用紙Pへの転写について説明する。
前記サーマルヘツド5により熱転写リボンRを
プラテン2上の印字用紙Pに圧接して、サーマル
ヘツド5が発熱すると、熱がステイツキング防止
層58及び支持体54を通して剥離層55及びイ
ンク層56に伝導されてトツプコート層57まで
伝わる。すると、剥離層55、インク層56及び
トツプコート層57が溶融し、印字用紙Pの凸部
に接触しているトツプコート層57インク層56
とともにその凸部に付着(一部浸透)する。そし
て、サーマルヘツド5が発熱しなくなると、トツ
プコート層57及びインク層56が冷却され、印
字用紙Pに固着する。
このとき、剥離層55の加熱された部分はまだ
溶融状態を保つており、この文字の部分に対応す
るインク層56は、その内部での凝集力が強いの
に比べて剥離層55との密着力が極めて乏しく、
(非加熱部分のインク層と剥離層との密着力に比
べて著しく小さい)熱転写リボンの剥離時には、
支持体54と剥離層55或いは剥離層55とイン
ク層56との間の密着力に比べて、印字用紙Pと
トツプコート層57或いはトツプコート層57と
インク層56との間の密着力の方が大きく、且つ
トツプコート層57自体の凝集力も大きい。
このため、加熱部分のインク層56即ち印字文
字の部分は第9図に示すようにトツプコート層5
7側に引き取られて、印字用紙Pと接触していな
い部分(凹部)を含めて容易に印字用紙P側へ転
写することが出来る。
次に、第10図及び第11図に基いて熱転写リ
ボンRにより誤印字文字の消去を行なう場合につ
いて説明する。
サーマルヘツド5により熱転写リボンRをプラ
テン2上に載置された印字用紙P上の誤印字文字
のインク59に圧接する。この状態で、サーマル
ヘツド5が発熱すると、熱がステイツキング防止
層58及び支持体54を通して剥離層55、イン
ク層56、トツプコート層57及び誤印字文字の
インク59に伝導され、四者が溶融する。そし
て、サーマルヘツド5への通電が停止されると、
四者は冷却され、所定の微小時間経過後、誤印字
文字のインク59とトツプコート層57が密着し
た状態で固まる。
このとき印字用紙Pと誤印字文字のインク59
との密着力は、支持体54−剥離層55間、剥離
層55−インク層56間、インク層56−トツプ
コート層57間、及びトツプコート層57−誤印
字文字のインク59間の密着力に比べて小さく、
この状態で熱転写リボンRを、第10図に示すよ
うに印字用紙Pから離れる方向へ引つ張ることに
より、印字用紙P上の誤印字文字のインク59は
その印字用紙Pから剥ぎ取られ、熱転写リボンR
側に転移させることになり、誤印字の文字が消去
されることになる。
次に、前記電子タイプライタの制御装置につい
て第12図のブロツク図により説明する。
CPU(中央演算装置)60には、印字機構61
と、表示機構62と、外部インターフエイス63
に接続された外部インターフエイス用ドライバ・
レシーバ63aと、キーボード10と、ROM
(リード・オンリ・メモリ)64と、RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)65とが図示のように
接続されている。
上記印字機構61は、前記紙送りローラ6を駆
動する紙送りモータ66及び紙送りモータドライ
バ66aと、前記駆動プーリ42を駆動するキヤ
リツジ送りモータ67及びキヤリツジ送りモータ
ドライバ67aと、前記リリーフレバー41を上
下に切換えるリリーフレバー切換ソレノイド68
及びソレノイドドライバ68aと、サーマルヘツ
ド5及びサーマルヘツドドライバ5aなどを備え
ている。
前記表示機構62は、前記デイスプレイ(液晶
表示器)11及びデイスプレイコントローラ11
aとで構成されている。
また前記ROM64には、各文字や記号などの
パターンデータが記憶されているパターンメモリ
100と、印字機構61及び表示機構62を制御
する制御プログラム及び後述の文字消去のための
制御プログラム等が記憶されているプログラムメ
モリ102とを備えている。
前記RAM65には、少なくともサーマルヘツ
ド5の現在位置を印字用紙Pに印字する印字位置
と対応させて記憶する現在位置メモリ(印字位置
ポインタ)104と、後述のワード消去制御にお
いてワードの先頭文字の印字位置を記憶するワー
ド先頭位置メモリ106と、キーボード10から
入力されたコードデータを印字位置と対応させて
記憶する入力データメモリ108と、印字機構6
1や表示機構62を制御するのに必要な各種一時
記憶メモリなどが設けられている。
前記CPU60は、キーボードの文字記号キー
から入力されるアルフアベツト、数字、スペー
ス、演算記号、その他の記号などの各文字や記号
に対応するコードデータをRAM65の入力デー
タメモリ108に順次記憶させるとともに、これ
らのコードデータに対応するパターンデータを
ROM64のパターンメモリ100から順々に読
出してデイスプレイコントローラ11a及び印字
機構61のサーマルヘツドドライバ5a及びキヤ
リツジ送りモータドライバ67aへ出力する。
更に、CPU60は、キーボード10の各種機
能キーから入力されるコードデータをROM64
のプログラムメモリ102か読出した制御プログ
ラムで処理することにより入力コードデータに対
応する制御信号を印字機構61の紙送りモータド
ライバ66a、キヤリツジ送りモータドライバ6
7a、ソレノイドトライバ68a及びデイスプレ
イコントローラ11aへ出力する。
ところで、本発明は誤つたスペルで印字したワ
ードを自動的に消去する自動的ワード消去制御に
特徴を有するものであり、先ずフローチヤートに
基く説明を理解し易くするためにこの自動的ワー
ド消去制御の概要について説明する。
第13図は、一例として「THE EXANPLE」
と誤つたスペルで印字した文字列と入力データメ
モリ内のデータを図示したものである。
前記リボン送り機構について説明したように、
サーマルヘツド5で印字方向へ印字していく場合
には、熱転写リボンRは巻取りスプール53aで
確実に巻取られることになるが、印字方向と反対
方向へサーマルヘツド5を移動させる場合にはサ
ーマルヘツド5を非印字位置に切換え、巻取りス
プール53a及び供給スプール53bを回転させ
ずに移動するようになつている。
従つて、前記熱転写リボンRの消去機能を活用
して、誤印字のワード(単語)「EXANPLE」を
消去する場合にもサーマルヘツド5を印字方向へ
移動させ且つ巻取りスプール53aでリボンRを
巻取り乍ら消去する必要がある。
前記誤印字のワード「EXANPLE」を消去す
る場合、サーマルヘツド5を第13桁のHoの位置
若しくは第6桁〜第12桁の何れかの印字位置に位
置させた状態において、前記消去指令キー40を
操作して消去信号をCPU60へ出力する。
CPU60においては、ROM64のプログラム
メモリ102に格納されている消去制御プログラ
ムに基いてRAM65の現在位置メモリ104と
入力データメモリ108からのデータを用いて前
記誤印字のワード「EXANPLE」の先頭文字の
印字位置(図中、第6桁の印字位置)を検出し、
この先頭文字位置サーマルヘツド5を移動させて
から、誤印字のワード「EXANPLE」上に重ね
て「EXANPLE」と印字することによりこの誤
印字のワードを順々に消去する。これと同時に、
CPU60においては前記「EXANPLE」の各印
字文字を消去する毎に消去された各文字に対応す
る入力データメモリ108内のデータを消去す
る。
このように、誤印字のワード「EXANPLE」
が消去されるのと並行して、入力データメモリ1
08内の「EXANPLE」のデータも消去される
ことになる。
そして、前記誤印字のワード「EXANPLE」
の消去後には、サーマルヘツド5は再び誤印字の
ワードの先頭文字位置へ移動され、修正したスペ
ルで印字し直すことが可能となる。
次に、前記電子タイプライタの制御装置で行な
われる自動的ワード消去制御のフローチヤートに
ついて、第14図により説明する。
前記消去指令キー40が操作され、消去信号が
CPU60へ出力されると制御が開始され、ステ
ツプS1(以下、単にS1で表す。他のステツプにつ
いても同様に扱う)へ移行する。S1においては、
現在位置メモリ104のデータと入力データメモ
リ102のデータとに基いてサーマルヘツド5の
現在位置に文字があるか否か(印字されているか
否か)が判定され、現在位置に文字があるときに
はS4へ移行しまた文字がないときにはS2へ移行
する。
S2においては、1つ上位側(印字方向と反対
方向側)印字位置に文字があるか否かが判定さ
れ、文字があるときにはS3へ移行しまた文字が
ないときにはS12へ移行する。
例えば、現在位置及びその1つ上位側印字位置
に文字がない場合とは、第12図においてサーマ
ルヘツド5が第13桁のスペースの後の第14桁の印
字位置にある場合、或いはサーマルヘツド5が第
1桁のスペースに対応しその上位側が左マージン
であるような場合である。そして、これらの場合
にはS12においてブザーやアラームランプなどに
アラームが表示されて終了する。
S2における判定の結果、1つ上位側印字装置
に文字がある場合には、S3へ移行しS3において
1つ上位側印字位置(この位置はワードの末尾文
字の印字位置に相当する)へサーマルヘツド5が
移動される。
次に、S4においては、再びその印字位置の1
つ上位側印字位置に文字があるか否かが判定さ
れ、文字があるときつまり複数文字からなる文字
列の場合にはS3へ戻り、S3とS4とを繰返すこと
によりサーマルヘツド5が順々に上位側へ移動さ
れていつてワードの先頭文字の印字位置へ達した
ときにS5へ移行することになる。この場合、1
つのワードが2行の印字行に亙つているときに
は、紙送りローラ6を紙戻し方向へ1行分回転さ
れ印字用紙Pが1行分巻戻しされるこになる。ま
た、文字がないときつまり1文字からなるワード
の場合或いは現在位置がワード先頭位置である場
合にはすぐにS5へ移行する。
S5においては、サーマルヘツド5の現在位置
つまりワードの先頭位置がRAM65のワード先
頭位置メモリ106に記憶される。次に、S6に
おいては、現在のサーマルヘツド5に対応する印
字位置にある印字文字に重ねて同一の文字を印字
することによりその印字文字が消去処理される。
この場合、CPU60においては現在位置メモリ
104のデータとこの現在位置に対応する入力デ
ータメモリ108のデータとに基いて、印字機構
61のサーマルヘツドドライバ5aへ制御信号を
出力することになる。更に、S7においては、S6
において消去した印字文字に対応する入力データ
メモリ108のデータが消去される。
次に、S8においては、サーマルヘツド5の現
在位置の1つ下位側印字位置に文字があるか否か
が判定され、文字があるときにはS9へ移行し、
また文字がないときにはS10へ移行する。S9にお
いては、次の印字文字の位置つまり1つ下位側印
字位置へサーマルヘツド5が移動され、S9から
S6へ移行してS6以降が繰返えされ、ワードの先
頭文字に連続する印字文字が順々に消去される。
そして、ワードの末尾文字まで消去されると、
S8において1つ下位側印字位置に文字がないと
判定され、S8からS10へ移行する。
次のS10とS11は、サーマルヘツド5を前記の
ようにして消去したワードの先頭文字位置へ移動
させる為のステツプであり、S10においては現在
位置メモリ104のデータとワード先頭位置メモ
リ106のデータとを用いてサーマルヘツド5の
現在位置がワード先頭位置か否かが判定される。
上記判定の結果、ワード先頭位置でないときには
S11へ移行し、S11においてサーマルヘツド5が
1つ上位側印字位置へ移動され、S11からS10へ
移行してS10とS11とが繰返えされてサーマルヘ
ツド5がワード先頭位置に達するとS10において
現在位置がワード先頭位置であると判断してワー
ド消去制御が終了することになる。
以上のように、誤つたスペルで印字したワード
等の所定長の文字列を消去する場合には、そのワ
ードを構成する何れかの文字の印字位置若しくは
そのワードの下位側の最初のスペースの印字位置
へサーマルヘツド5を移動させた状態で、消去指
令キー40を操作すると、印字用紙上に印字され
たワードがその先頭文字から順々に自動的に消去
されると同時に、入力データメモリ108内のそ
のワードに対応するデータも自動的に消去される
ことになる。
そして、前記消去後にはサーマルヘツド5が消
去されたワードの先頭位置へ自動的に移動し、正
しいスペル印字し直すことが出来る状態となる。
本実施例では、前記第7図〜第11図に示すよ
うな印字兼消去機能を備えた熱転写リボンRを用
いた場合について説明したが、これ以外にリボン
の半幅部分が印字用の熱転写リボンで、他の半幅
部分が消去用の修正リボンであるようなリボンを
用い、ソレノイドなどで自動的に熱転写リボンと
修正リボンとを上下に切換えるように構成するこ
とも考えられる。
また、印字用紙Pとして感熱紙を用いる場合に
は、熱転写リボンを用いる必要がないので、白色
に熱転写する構造の修正リボンをリボンカセツト
に設け、リボンカセツトを上下に揺動させること
により文字消去時にのみ修正リボンをサーマルヘ
ツド5のヘツド面に位置させるようにしてもよ
い。
尚、前記実施例では、所定長の文字列がワード
(単語)である場合について説明したが、複数の
ワードを含む1印字行を所定長の文字列としても
よく、この場合キーボード10に例えば行消去指
令キーを設けてこのキーを操作したときには1印
字行単位で消去するように構成する。そして、所
定長の文字列の最短のものとして文字単位のもの
も考えられる。
また、前記実施例では、サーマルヘツド5を備
えた印字装置について説明したが、活字ホイール
等の単一活字をキヤリツジに搭載し、キヤリツジ
の移動に連動させて修正リボンを巻取るようにし
た印字装置にも本発明を適用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロツク図、
第2図〜第14図は本発明の実施例を示すもの
で、第2図は電子タイプライタの斜視図、第3図
はキーボードの平面図、第4図はサーマルヘツド
とプラテンと紙送りローラとの位置関係を示す要
部縦断面図、第5図は印字状態におけるリボン送
り機構の横断平面図、第6図は非印字状態におけ
るリボン送り機構の横断平面図、第7図は熱転写
リボンの断面図、第8図及び第9図は夫々印字時
と印字終了時における印字用紙と熱転写リボン横
断面図、第10図及び第11図は夫々文字消去時
と消去終了時における印字用紙と熱転写リボンの
横断面図、第12図はタイプライタの制御系のブ
ロツク図、第13図は印字されたワードと印字位
置と入力データメモリ内のデータとの関係を例示
した図、第14図は文字消去制御に関するフロー
チヤートである。 5……サーマルヘツド、10……キーボード、
12,13……文字キー、14〜31,32a,
32b,40……機能キー、60……CPU(中央
演算装置)、61……印字機構、64……ROM、
65……RAM、P……印字用紙、R……熱転写
リボン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の文字キー及び機能キーを含むキーボー
    ドを有し、印字用紙に印字した複数の一連の文字
    からなる文字列を消去可能な印字装置において、 入力データに対応する文字や記号を印字用紙に
    印字する印字ヘツドと、印字ヘツドを印字行に沿
    つて移動させるヘツド移動機構とを含む印字手段
    と、 前記入力データ印字位置と対応させて記憶する
    入力データメモリと、 前記印字ヘツドの現在位置を印字位置と対応さ
    せて記憶する現在位置メモリと、 修正リボンと、印字ヘツドが印字方向へ移動す
    るときのみ修正リボンを送るリボン送り機構であ
    つてヘツド移動機構と共通の駆動モータで駆動さ
    れるリボン送り機構とを有し、消去指令キーの操
    作に応じて文字列を消去する消去手段と、 前記消去指令キーの操作に応じて、入力データ
    メモリと現在位置メモリのデータに基いて、現在
    の印字ヘツドに対応する文字列の先頭文字の印字
    位置へ印字ヘツドを移動させるようにヘツド移動
    機構を制御する制御手段と、 前記印字ヘツドの移動後、入力データメモリと
    現在位置メモリのデータに基いて、前記文字列を
    先頭文字から順々に消去させるように消去手段と
    ヘツド移動機構を制御する消去制御手段と、 を備えたことを特徴とする文字消去可能な印字装
    置。
JP29752885A 1985-12-28 1985-12-28 文字消去可能な印字装置 Granted JPS62156977A (ja)

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JP29752885A JPS62156977A (ja) 1985-12-28 1985-12-28 文字消去可能な印字装置
EP86310148A EP0228292B1 (en) 1985-12-28 1986-12-24 A character-erasable printing apparatus
DE8686310148T DE3678548D1 (de) 1985-12-28 1986-12-24 Ein schriftzeichen-loeschdruckgeraet.
US06/947,406 US4834567A (en) 1985-12-28 1986-12-29 Character-erasable printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JPS62156977A JPS62156977A (ja) 1987-07-11
JPH042433B2 true JPH042433B2 (ja) 1992-01-17

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ID=17847694

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131076A (ja) * 1981-08-13 1983-08-04 インタ−ナシヨナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−シヨン サ−マル・プリンタ
JPS6031991A (ja) * 1983-07-29 1985-02-18 Sharp Corp サ−マル転写プリンタの記録消去装置
JPS60210482A (ja) * 1984-03-09 1985-10-22 エス・シ−・エム・コ−ポレ−シヨン 自動式語修正装置と方法

Patent Citations (3)

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