JPH04243296A - 楽音形成パラメータ設定装置 - Google Patents

楽音形成パラメータ設定装置

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JPH04243296A
JPH04243296A JP3016785A JP1678591A JPH04243296A JP H04243296 A JPH04243296 A JP H04243296A JP 3016785 A JP3016785 A JP 3016785A JP 1678591 A JP1678591 A JP 1678591A JP H04243296 A JPH04243296 A JP H04243296A
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慎一 大田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音形成のための複数
のパラメータ情報から所望のパラメータを選択して修正
可能な電子楽器のパラメータ設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子楽器においては、楽
音のピッチ,音色,音量などの各種の楽音要素を制御す
るため、各種のパラメータ情報を設定する多数の操作子
を備えたパラメータ設定装置が設けられている。そして
、これらの操作子によって設定された各パラメータ情報
は、パラメータメモリ装置に記憶された後、選択的に読
み出して音源へ転送し、楽音形成用のパラメータとして
使用されるようになっている。
【0003】ところで、実際の演奏に際しては、予めパ
ラメータメモリ装置に記憶させておいたパラメータ情報
を若干修正して演奏したい場合がしばしば起こる。この
ような場合に、パラメータ情報を修正しながら、修正後
の新しいパラメータ情報と修正前の古いパラメータ情報
による楽音とがどの程度異なるかを実際に発音させて聴
き比べたいことがある。従来、このような要望を満たす
ために、パラメータ情報の修正時に、修正前の楽音と修
正後の楽音を交互に聴き比べることができるようにした
いわゆるコンペアと呼ばれる機能が備えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパラメ
ータ設定装置では、コンペア機能により新旧2つの楽音
を交互に切り替えて聴き比べる際に、パラメータ情報中
のどのパラメータ要素を修正したのかがよく分からない
という問題があった。このような問題は、パラメータ情
報量が多くなればなるほど顕著となる。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、コンペア
時に、パラメータ情報中の修正されたパラメータ要素を
修正されていない他のパラメータ要素とは異なる表示形
態で表示するようにした電子楽器のパラメータ設定装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、楽音形成のための複数のパラメータ情報か
ら所望のパラメータを選択して修正可能な電子楽器のパ
ラメータ設定装置において、前記複数のパラメータ情報
を表示する表示器と、前記選択修正したパラメータを検
出する修正パラメータ検出手段と、該検出された修正パ
ラメータと他のパラメータとを異なる表示形態で表示す
るように前記表示器を制御するパラメータ表示制御手段
とを備えることにより構成した。
【0007】
【作用】コンペア操作により修正前の古いパラメータ情
報と修正後の新しいパラメータ情報が交互に選択して音
源へ出力されると、修正パラメータ検出手段は、この修
正前後の2つのパラメータ情報について対応する各パラ
メータ要素をその要素毎に比較し、修正されたパラメー
タ要素を検出する。
【0008】パラメータ表示制御手段は、修正パラメー
タ検出手段で検出された修正パラメータ要素を、修正さ
れていない他のパラメータ要素とは異なる表示形式(例
えば反転表示、表示色変更、ブリンク表示など)で表示
器画面上に表示する。したがって、この表示画面を見る
ことによって、何らの努力を要することなく、複数の表
示されているパラメータ要素のうち、現在どのパラメー
タ要素が修正されているかを一目で知ることができる。
【0009】なお、表示器におけるパラメータ情報の表
示方法としては、例えば、パラメータ情報の選択に同期
して修正前のパラメータ情報と修正後のパラメータ情報
を交互に画面表示する方法、修正前のパラメータ情報と
修正後のパラメータ情報の両者を同時並列に画面表示す
る方法などを採用することができる。
【0010】また、修正パラメータ要素の表示形式とし
ても、例えば、修正前の古いパラメータ情報画面または
修正後の新しいパラメータ情報画面のいずれか一方、ま
たは両方の画面において修正パラメータ要素を他のパラ
メータ要素とは異なる形式で表示するなど、システムの
仕様に応じて種々の表示形式を採用することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0012】図1は、本発明のパラメータ設定装置の1
実施例を示す。図において、1はピッチ,音色,音量,
効果などの種々のパラメータを設定する複数の設定操作
子を備えた操作子回路、2は操作子回路1の各操作子状
態を検出し、この操作子状態に対応したパラメータ情報
をバッファメモリ装置3に記憶させる操作子制御回路、
3は操作子制御回路2の制御によって操作子回路1の各
操作子状態に対応したパラメータ情報を記憶するバッフ
ァメモリ装置、4は操作子回路1で設定された複数組の
パラメータ情報を記憶するパラメータメモリ装置、5は
パラメータメモリ装置4に記憶された複数組のパラメー
タ情報のうちの1組を選択するための複数のセレクトス
イッチを備えたセレクトスイッチ回路、6はセレクトス
イッチ回路5のセレクトスイッチで指定された1組のパ
ラメータ情報をパラメータメモリ装置4から読み出すた
めの制御を行う読み出し制御回路である。
【0013】7はバッファメモリ装置3とパラメータメ
モリ装置4から読み出されたパラメータ情報を電子楽器
の音源(トーンジェネレータ)へ選択的に出力するセレ
クタ、8は修正前後のパラメータ情報による楽音を比較
するためのコンペアスイッチであって、このスイッチ8
の出力はセレクタ7の選択端子SAとSB、後述する修
正パラメータ検出回路9およびパラメータ表示制御回路
10へそれぞれ与えられている。セレクタ7は、バッフ
ァメモリ装置3から送られてくるパラメータ情報とパラ
メータメモリ装置4から送られてくるパラメータ情報を
交互に選択して出力する回路である。
【0014】9はバッファメモリ装置3とパラメータメ
モリ装置4から読み出される新旧2つのパラメータ情報
を各パラメータ要素毎に比較して修正されたパラメータ
要素を検出する修正パラメータ検出回路、10はセレク
タ7から出力されるパラメータ情報および修正パラメー
タ検出回路9で検出された修正パラメータ要素に基づい
て、所要のパラメータ情報の表示制御を行うパラメータ
表示制御回路、11はパラメータ表示制御回路10の制
御の下に所要のパラメータ情報を画面表示する液晶(L
CD)ディスプレイなどの表示器である。
【0015】なお、前記パラメータメモリ装置4には、
予め、図示を略したストアスイッチと書き込み制御回路
を用いて、セレクトスイッチ回路5のセレクトスイッチ
と1:1に対応させて複数組のパラメータ情報が書き込
まれている。
【0016】前記構成において、いまセレクトスイッチ
回路5の所定のセレクトスイッチを操作すると、パラメ
ータメモリ装置4に記憶された複数組のパラメータ情報
のうち、該セレクトスイッチに対応する位置のパラメー
タ情報が読み出し制御回路6によって読み出される。そ
して、この読み出されたパラメータ情報は、読み出し制
御回路6から発生される書き込み信号Wによってバッフ
ァメモリ装置3に記憶される。
【0017】バッファメモリ装置3に転送記憶されたパ
ラメータ情報は、書き込み信号Wが停止してバッファメ
モリ装置3が読み出しモードになると読み出され、セレ
クタ7の入力端子Aと修正パラメータ検出回路9へ出力
される。
【0018】セレクタ7は、コンペアスイッチ8のON
操作毎に入力端子AまたはBを交互に選択して出力する
ものであるが、通常は入力端子A側を選択している。し
たがって、コンペアスイッチ8をまったくON操作して
いない初期時には、前記パラメータメモリ装置4から読
み出されてバッファメモリ装置3に格納されたパラメー
タ情報が楽音形成用のパラメータ情報として音源(トー
ンジェネレータ)およびパラメータ表示制御回路10へ
出力される。この結果、音源からはこのパラメータ情報
に対応した楽音が生成出力されるとともに、表示器11
の表示画面上には、パラメータ表示制御回路10の制御
の下に当該パラメータ情報がディジタル数値などによっ
て表示される。
【0019】なお、セレクタ7の他方の入力端子Bには
、パラメータメモリ装置4から読み出されたパラメータ
情報が入力されている。この入力端子Bは、後述するよ
うに、修正前の古いパラメータ情報を与えるものである
。また、パラメータメモリ装置4から読み出されたパラ
メータ情報は、修正パラメータ検出回路9にも入力され
、修正されたパラメータ要素の検出に備えられている。
【0020】前記のようにして、バッファメモリ装置3
に記憶されたパラメータ情報が楽音形成用のパラメータ
情報として音源へ出力されている状態において、このパ
ラメータ情報を修正する場合の動作について以下に述べ
る。
【0021】まず、図示を略したエディットスイッチを
ONし、電子楽器の動作モードをパラメータ修正のため
のエディットモードに切り替える。このエディットモー
ドにおいて、操作子回路1の所望の操作子を操作し、パ
ラメータ情報中の所望の位置のパラメータ要素を所望の
値に修正すると、この修正されたパラメータ要素は操作
子制御回路2によりバッファメモリ装置3に転送され、
バッファメモリ装置3に記憶されているパラメータ情報
中の対応するパラメータ要素に替えて、該修正した新し
いパラメータ要素が書き込まれる。
【0022】したがって、バッファメモリ装置3には操
作子回路1によって修正された新しいパラメータ情報が
記憶され、この修正された後の新しいパラメータ情報は
セレクタ7の入力端子Aと修正パラメータ検出回路9へ
それぞれ転送される。この結果、修正された後の新しい
パラメータ情報が音源へ送出され、音源はこの新たなパ
ラメータ情報に基づいた楽音を生成する。
【0023】一方、修正パラメータ検出回路9は、パラ
メータメモリ装置4から送られてきている修正前の古い
パラメータ情報と、バッファメモリ装置3から送られて
くる修正後の新しいパラメータ情報とについて対応する
パラメータ要素毎にその値を比較し、どのパラメータ要
素が修正されたか否かを検出し、その検出結果をパラメ
ータ表示制御回路10へ送る。
【0024】ここにおいて、修正前と後の楽音を聴き比
べるために、コンペアスイッチ8をON操作すると、セ
レクタ7はそのON操作の度に入力端子AとBとを交互
に選択し、バッファメモリ装置3から送られてくる修正
後の新しいパラメータ情報と、パラメータメモリ装置3
から送られてくる修正前の古いパラメータ情報とを交互
に送出する。これにより、音源26からは、コンペアス
イッチ8のON操作の度に、修正後の新しいパラメータ
情報による楽音と、修正前の古いパラメータ情報による
楽音とが交互に生成出力され、修正前後の楽音を聴き比
べることができる。
【0025】そして、これと同時に、パラメータ表示制
御回路10は、修正パラメータ検出回路9から送られて
くる修正パラメータ要素の検出結果を用い、表示器11
に表示されているパラメータ情報中の修正されたパラメ
ータ要素を他のパラメータ要素とは異なる表示形式で表
示する。この表示器11における具体的な表示例を図2
〜図7により説明する。
【0026】図2は、予めパラメータメモリ装置4に記
憶された複数組のパラメータ情報をその音色番号VN(
セレクトスイッチに対応)とともに示したものである。 この図2中の各パラメータ要素R1〜R4,L1〜L4
は、図3に示すエンベロープ波形における各部分の値を
それぞれ規定したもので、R1はアタックレート、R2
はディケィレート、R3はサスティンレート、R4はリ
リースレート、L1はアタックレベル、L2はディケィ
レベル、L3はサスティンレベル、L4はリリースレベ
ルである。
【0027】いま、セレクトスイッチ回路5の第3番目
のセレクトスイッチが押されたものとすると、この第3
番目のセレクトスイッチに対応した図4に示す音色番号
VN=3の位置のパラメータ情報がパラメータメモリ装
置4から読み出され、バッファメモリ装置3に記憶され
るとともに修正パラメータ検出回路9へ送られる。そし
て、バッファメモリ装置3に記憶された図4で示すパラ
メータ情報を操作子回路1で修正した後の新しいパラメ
ータ情報が図5であるものとすると、修正後においては
この図5のパラメータ情報がバッファメモリ装置3に記
憶され、音源へ出力される。
【0028】修正パラメータ検出回路9は、この図4と
図5の新旧2つのパラメータ情報を各パラメータ要素毎
に比較し、修正されたパラメータ要素を検出する。図4
と図5の例の場合、R1,R3,L1の各パラメータ要
素が修正されていることを検出する。
【0029】パラメータ表示制御回路10は、この修正
パラメータ要素の検出結果と、コンペアスイッチ8のO
N操作の度にセレクタ7から交互に送られてくる新旧2
つのパラメータ情報を用い、例えば、図6に示すように
、修正前の古いパラメータ情報の表示画面において、修
正されたパラメータ要素(ハッチングして示した部分)
を他の要素とは異なる表示形式(例えば、反転表示、表
示色変更、ブリンク表示など)で表示し、あるいは、図
7に示すように、修正後の新しいパラメータ情報の表示
画面において、修正されたパラメータ要素を他の要素と
は異なる表示形式で表示する。さらに、表示器11の表
示画面容量が大きい場合には、図4および図5の2つの
画面の両者を同時並列に表示し、いずれか一方の画面あ
るいは両方の画面において、図6または図7のように表
示する。
【0030】以上のように、修正されたパラメータ要素
が修正されていない他のパラメータ要素とは異なる表示
形式で表示される結果、電子楽器のオペレータは表示器
11の表示画面を見るだけで、パラメータ情報中のどの
パラメータ要素が変更されたかを一目で知ることができ
、修正したパラメータ要素を覚えておく必要がなくなり
、操作性を向上することができる。
【0031】図8は、本発明を適用して構成した電子楽
器の1実施例の全体構成を示すブロック図である。この
図8の電子楽器は、前記説明した各処理をソフトウェア
的に実現したものである。
【0032】図において、20は鍵盤、21は図1にお
ける操作子回路1、セレクトスイッチ回路5およびコン
ペアスイッチ8などに相当する所要のスイッチやキー類
を備えたスイッチパネル、22は前述したパラメータ情
報やその他の種々の演奏情報を表示する液晶ディスプレ
イ、  23は後述する図10〜図16のフローチャー
トで示すような種々の制御プログラムを格納したプログ
ラムメモリ、24はプログラムメモリ24に格納された
制御プログラムに従って後述する種々の処理を実行する
中央処理装置(CPU)、25は修正前後のパラメータ
情報などを記憶するワーキングメモリ、26は与えれる
パラメータ情報に基づいて楽音を生成する音源(トーン
ジェネレータ)、27は発音用のサウンドシステムであ
る。
【0033】ワーキングメモリ25内には、図9にその
メモリマップを示すように、図1のパラメータメモリ装
置4に相当するn個のパラメータ情報を記憶するパラメ
ータ記憶位置VMEM(1)〜VMEM(n)、セレク
トスイッチにより選択されたパラメータ情報を記憶する
選択パラメータ用バッファOBUF、図1のバッファメ
モリ装置3に相当する修正パラメータ情報を記憶するエ
ディット用バッファEBUF、図1のセレクタ7に相当
する音源26への送出パラメータ情報を格納する発音用
バッファVBUF、現在エディットモードであるか否か
を示すエディットフラグEF、液晶ディスプレイ22の
表示画面モードを指定するための画面番号フラグGN、
現在コンペアが行われているか否かを示すコンペアフラ
グCFなどが設けられている。
【0034】エディットフラグEFは、エディットモー
ドに設定された時にEF=1となる。また、コンペアフ
ラグCFは、音源26に対して修正前の古いパラメータ
情報が送出されている時に“1”(コンペア中)、修正
後の新しいパラメータ情報が送出されている時に“0”
(コンペア解除中)となる。
【0035】また、パラメータ記憶位置VMEM(1)
〜VMEM(n)、選択パラメータ用バッファOBUF
、エディット用バッファEBUF、発音用バッファVB
UFは、それぞれその内部に、例えば、図3に示したパ
ラメータ要素R1〜R4,L1〜L4および複数のパラ
メータ情報の個々を識別のために付与された音色番号V
Nなどを格納するエリアが確保されている。
【0036】図10は、前記電子楽器全体の処理動作を
示すフローチャートである。処理が開始されると、まず
ステップS1において初期設定が行われ行われた後、ス
テップS2において鍵盤21の鍵イベント処理が実行さ
れ、キーオンされた鍵に応じた楽音の生成と発音が行わ
れる。
【0037】次いで、ステップS3においてスイッチパ
ネル21の画面選択スイッチのイベント処理が実行され
、ステップS4においてこの選択した画面番号GN=0
,1,…,nへの切り替え処理、例えば、ステップS5
のプレイ処理、ステップS6の第1のエディット処理、
ステップS7の第2のエディット処理、ステップS8の
その他の処理などへの切り替えを行う。CPU24は、
前記各処理を高速で繰り返し実行する。
【0038】図11は、図10中のステップS5のプレ
イ処理ルーチンの詳細を示すフローチャートである。処
理が開始されると、ステップS501においてワーキン
グメモリ25中のコンペアフラグCFを調べる。CF≠
0場合には、現在コンペア中であってプレイモードへの
移行は不可能であると判定して処理を終了し、メインル
ーチンへ戻る。一方、CF=0の場合には、現在コンペ
アを行っておらずプレイモードへの移行が可能であると
判定し、ステップS502へ進む。
【0039】ステップS502において、ワーキングメ
モリ25中のエディットフラグEFを0にセットし、シ
ステムをプレイモードに設定するとともに、ステップS
503において、画面番号GNをプレイ画面を与えるG
N=0(図10ステップS4参照)に設定する。これに
より、ステップS504において液晶ディスプレイ22
の表示がプレイ画面に切り替わる。
【0040】ステップS505,S506において、ス
イッチパネル21から入力した音色番号VNをCPU内
部のバッファレジスタBUFに取り込む。次いで、ステ
ップS506において、このバッファレジスタBUFに
取り込んだ音色番号VNに対応するワーキングメモリ2
5中のパラメータ記憶位置VMEM(VN)のパラメー
タ情報を読み出し、このパラメータ情報をワーキングメ
モリ25中の選択パラメータ用バッファOBUF、エデ
ィット用バッファEBUFおよび発音用バッファVBU
Fに転送記憶する。これにより、発音用バッファVBU
FからVMEM(VN)位置のパラメータ情報が音源2
6へ送出され、音源26はこのVMEM(VN)のパラ
メータ情報に基づいた楽音を生成するように設定される
【0041】そして、ステップS508において、液晶
ディスプレイ21の画面上に前記選択されたVMEM(
VN)のパラメータ情報およびその音色番号VNなどを
表示し、現在の演奏パラメータの設定状態を奏者に知ら
せる。この処理が終了すると、メインルーチンへ戻り、
鍵イベント処理(ステップS2)において、前記設定さ
れたVMEM(VN)のパラメータ情報に基づいた楽音
をサウンドシステム27から発音する。
【0042】図12は、図10中のステップS6または
S7のエディット処理ルーチンの詳細を示すフローチャ
ートである。処理が開始されると、まずステップS60
1においてワーキングメモリ25中のエディットフラグ
EFが0か否か、すなわち既にエディットモードに設定
されているか否かが判定される。
【0043】EF≠0の場合、既にエディットモードに
設定されていることを示すから、処理はステップS60
2へ進み、コンペアフラグCFが0か否かが判定される
。CF≠0の場合には、現在コンペア中であるから処理
を終了し、メインルーチンへ戻る。CF=0の場合には
、エディット処理の画面への切り替え可能であるとして
ステップS606へ進む。
【0044】一方、前記ステップS601において、E
F=0の場合、現在エディットモードではないと判定し
、エディットモードへの切り替え処理のためにステップ
S603へ進む。ステップS603において、選択され
たパラメータ情報を選択パラメータ用バッファOBUF
、エディット用バッファEBUFおよび発音用バッファ
VBUFにそれぞれ転送記憶する。
【0045】次いで、ステップS604において、発音
用バッファVBUFに記憶されたパラメータ情報を楽音
生成用のパラメータ情報として音源26へ送出するとと
もに、ステップS605でエディットフラグEFをエデ
ィットモードに設定されたことを示すEF=1にセット
する。これにより、音源26は発音用バッファVBUF
から送られてくるパラメータ情報に基づいた楽音を生成
するように設定される。
【0046】さらに、ステップS606において、液晶
ディスプレイ22の画面番号GNをその時のエディット
処理画面を与える画面番号に設定し、ステップS607
において、液晶ディスプレイ22の画面をこの設定され
た画面番号GNの処理画面(図10ステップS4参照)
に切り替える。
【0047】図13は、前記エディット処理中において
修正パラメータ要素の位置を指定するためのカーソルキ
ーのイベント処理のフローチャートである。スイッチパ
ネル21上のカーソルキーが操作され、そのオンイベン
トが検出されると、まずステップS621において、ワ
ーキングメモリ25中のコンペアフラグCFが0である
か否かが調べられる。CF≠0の場合、現在コンペア中
であるとして処理を終了し、メインルーチンへ戻る。C
F=0の場合、パラメータ修正可能と判定し、ステップ
S622へ進む。
【0048】ステップS622において、カーソルキー
によって液晶ディスプレイ22の表示画面中のカーソル
を移動し、画面中に表示されたパラメータ情報中から修
正したいパラメータ要素を選択する。そして、ステップ
S623において、移動後のカーソル位置のパラメータ
要素を修正パラメータ要素として設定する。
【0049】図14は、前記のようにして選択されたパ
ラメータ要素の値を修正するための数値入力キーのイベ
ント処理のフローチャートである。スイッチパネル21
上の数値入力キー(例えば、テンキー)が押されると、
まずステップS641において、ワーキングメモリ25
中のコンペアフラグCFが0であるか否かが調べられる
。CF≠0の場合、現在コンペア中であるとして処理を
終了し、メインルーチンへ戻る。CF=0の場合、パラ
メータ修正可能と判定され、ステップS642へ進む。
【0050】ステップS642において、数値入力キー
から入力された修正値をCPU内部のバッファレジスタ
BUFに読み込み、ステップS643において、この修
正数値を、ワーキングメモリ25中のエディットバッフ
ァEBFおよび発音用バッファVBFに記憶されている
パラメータ情報中の対応するパラメータ要素の位置に書
き込み、パラメータ要素の修正を行う。また、ステップ
S644において、画面中に表示されているパラメータ
情報中の対応するパラメータ要素の値を前記修正した値
に更新する。
【0051】これにより、発音用バッファVBUFから
修正後の新たなパラメータ情報が送出され、音源26は
この修正された新たなパラメータ情報による楽音を生成
するように設定され、以後、この修正後の新たなパラメ
ータ情報による楽音がサウンドシステム27から発音さ
れる。
【0052】図15は、前記エディット処理中における
修正前後の楽音を聴き比べるためのコンペアスイッチの
イベント処理のフローチャートである。スイッチパネル
21上のコンペアスイッチがONされると、まずステッ
プS661において、ワーキングメモリ25中のエディ
ットフラグEFが1であるか否かを調べる。EF≠1の
場合、現在エディットモードではないからコンペアの実
施は不可能であるとして処理を終了し、メインルーチン
へ戻る。EF=1の場合、現在エディットモードであり
、コンペアの実施が可能であるとしてステップS662
へ進む。
【0053】次いで、ステップS662において、ワー
キングメモリ25中のコンペアフラグCFが0か否かを
調べる。CF=0の場合、発音用バッファVBUFから
は修正後の新しいパラメータ情報が音源26へ送出され
ていることを示す。したがって、CF=0の場合には、
修正前の古いパラメータ情報に切り替えるためにステッ
プS663へ進む。
【0054】そして、ステップS663において、コン
ペアフラグCFを修正前の古いパラメータ情報が送出さ
れていることを示すCF=1にセットした後、ステップ
S664において、ワーキングメモリ25中の選択パラ
メータ用バッファOBUFに記憶されている修正前の古
いパラメータ情報を発音用バッファVBUFに転送記憶
する。これにより、発音用バッファVBUFからは、そ
れまでの修正後の新しいパラメータ情報に替えて、修正
前の古いパラメータ情報が音源26へ送出される。した
がって、以後、音源26はこの修正前の古いパラメータ
情報による楽音を生成し、サウンドシステム26から発
音する。
【0055】また、ステップS665において、液晶デ
ィスプレイ22に現在コンペア中であることを示す“C
ompare”の文字を表示するとともに、ステップS
666において、修正後の新しいパラメータ情報(図5
)に替えて、修正前の古いパラメータ情報(図4)を表
示する。
【0056】さらに、ステップS667において、ワー
キングメモリ25中の選択パラメータ用バッファOBU
Fに記憶されている修正前の古いパラメータ情報と、エ
ディット用バッファBUFに記憶されている修正後の新
しいパラメータ情報とを各パラメータ要素毎にその値が
一致するか否かを比較(排他的論理和;EXOR)し、
修正されたパラメータ要素の位置を抽出する。そして、
この抽出された修正パラメータ要素の位置に対応するパ
ラメータ要素については、図6にハッチングして示した
ように、修正されていない他のパラメータ要素と異なる
表示形式でその値を表示する。これにより、コンペアに
よる新旧2つの楽音の聴き比べに際して、どのパラメー
タ要素が修正されたパラメータ要素であるか否かを簡単
かつ確実に知ることができる。
【0057】一方、ステップS662において、CF≠
0の場合には、現在コンペア中であって発音用バッファ
VBUFからは修正前の古いパラメータ情報が音源26
へ創出されていることを示す。したがって、CF=1の
場合には、修正前の古いパラメータ情報から修正後の新
しいパラメータ情報に切り替えるためにステップS66
8へ進む。
【0058】そして、ステップS668において、コン
ペアフラグCFを修正後の新しいパラメータ情報が送出
されていることを示すCF=1にセットした後、ステッ
プS669において、ワーキングメモリ25中のエディ
ット用バッファEBUFに記憶されている修正後の新し
いパラメータ情報を発音用バッファVBUFに転送記憶
する。これにより、発音用バッファVBUFからは、そ
れまでの修正前の古いパラメータ情報に替えて、修正後
の新しいパラメータ情報が音源26へ送出される。した
がって、以後、音源26はこの修正後の新しいパラメー
タ情報による楽音を生成し、サウンドシステム26から
発音する。
【0059】さらに、ステップS670において、液晶
ディスプレイ22の表示をエディット中であることを示
す“Edit”に切り替えるとともに、ステップS67
1において、表示中の修正前の古いパラメータ情報から
修正後の新しいパラメータ情報に変える。
【0060】以上のような処理の結果、コンペアスイッ
チをON操作する度に、修正前の古いパラメータ情報に
よる楽音と、修正後の新しいパラメータ情報による楽音
がサウンドシステム27から交互に発音され、パラメー
タ情報を修正しながら、修正前後の楽音を実際に聴き比
べることができる。しかも、本発明においては、このコ
ンペアによる新旧2つの楽音の聴き比べの際に、液晶デ
ィスプレイ22に修正されたパラメータ要素と修正され
ていない他のパラメータ要素とを異なる表示形式で表示
し、どのパラメータ要素が修正されたものであるか否か
を簡単かつ確実に知ることができる。
【0061】なお、前記実施例においては、図6に示す
ように、修正前の古いパラメータ情報の表示画面におい
て修正されたパラメータ要素の位置を表示する場合につ
いて述べたが、図7に示すように、修正後の新しいパラ
メータ情報の表示画面において修正されたパラメータ要
素の位置を表示するようにしてもよい。また、液晶ディ
スプレイ22の表示画面容量が許すならば、図4および
図5の修正前後の二つのパラメータ情報を同時並列に画
面表示し、この2つの画面中のいずれか一方または両方
において図6および図7に示すように修正されたパラメ
ータ要素の位置を表示するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明のパラメータ設定装置によるときは、パラメータ
情報中のどのパラメータ要素が修正されたパラメータ要
素であるか否かを一目で知ることができ、電子楽器の操
作性をさらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパラメータ設定装置の1実施例のブロ
ック図である。
【図2】図1中のパラメータメモリ装置に格納された複
数組のパラメータ情報の具体例を示す図である。
【図3】エンベロープ波形におけるパラメータ情報のた
めのパラメータ要素の例を示す図である。
【図4】図2中のパラメータ情報中から選択された修正
前の古いパラメータ情報の例を示す図である。
【図5】図4のパラメータ情報に対して修正を行った後
の新たなパラメータ情報の例を示す図である。
【図6】修正前の古いパラメータ情報画面において修正
されたパラメータ要素を他のパラメータ要素と異なる表
示形式で表示した場合の例を示す図である。
【図7】修正後の新しいパラメータ情報画面において修
正されたパラメータ要素を他のパラメータ要素と異なる
表示形式で表示した場合の例を示す図である。
【図8】本発明を適用して構成した電子楽器の1実施例
の全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8中のワーキングメモリのメモリマップの例
を示す図である。
【図10】電子楽器全体の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図11】プレイ処理ルーチンの詳細を示すフローチャ
ートである。
【図12】エディット処理ルーチンの詳細を示すフロー
チャートである。
【図13】修正を行うパラメータ要素の位置を指定する
ためのカーソルキーのイベント処理のフローチャートで
ある。
【図14】パラメータ要素の値を修正するための数値入
力キーのイベント処理のフローチャートである。
【図15】修正前後の楽音の聴き比べのためのコンペア
スイッチのイベント処理のフローチャートである。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  楽音形成のための複数のパラメータ情
    報から所望のパラメータを選択して修正可能な電子楽器
    のパラメータ設定装置において、前記複数のパラメータ
    情報を表示する表示器と、前記選択修正したパラメータ
    を検出する修正パラメータ検出手段と、該検出された修
    正パラメータと他のパラメータとを異なる表示形態で表
    示するように前記表示器を制御するパラメータ表示制御
    手段とを備えたことを特徴とする電子楽器のパラメータ
    設定装置。
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