JPH0424317Y2 - - Google Patents

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JPH0424317Y2
JPH0424317Y2 JP1985053838U JP5383885U JPH0424317Y2 JP H0424317 Y2 JPH0424317 Y2 JP H0424317Y2 JP 1985053838 U JP1985053838 U JP 1985053838U JP 5383885 U JP5383885 U JP 5383885U JP H0424317 Y2 JPH0424317 Y2 JP H0424317Y2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、内部に潜熱蓄熱材を充填した蓄熱カ
プセルに関する。
〈従来技術〉 本出願人は実願昭60−9753号(実開昭61−
125999号公報参照)で潜熱蓄熱材をカプセル内に
充填する溶液充填装置を提案したが本考案はその
改良である。
以下実願昭60−9753号(実開昭61−125999号公
報参照)の装置について説明する。
第6図は、上記溶液充填装置の縦断面図を示す
ものであつて、充填されるための溶液状の潜熱蓄
熱材6を収容する密閉型容器7は、その上部開口
を開閉蓋8により閉止されている。上記密閉型容
器7はその開口縁にフランジ部9を有し、このフ
ランジ部9の上面に形成された環溝10にはOリ
ング11が嵌装され、このOリング11を介して
フランジ部9と前記開閉蓋8とが気密状に接面す
るように構成されている。
前記開閉蓋8は、密閉型容器7のフランジ部9
の周縁の一部に丁番12を介して開閉可能に枢着
され、フランジ部9の他の周辺部に突設された固
定ねじ部13に螺合するナツト14で開閉蓋8を
フランジ部9に締め付けることにより、密閉型容
器7の開口を封止するように構成されている。
前記密閉型容器7には、溶液充填用の小容器1
5を収容された溶液状の潜熱蓄熱材 6中に浸
漬する浸漬治具として、金網などからなるカゴ1
6が収容される。
又、密閉型容器7の上部周壁には、この容器7
と真空ポンプ17とを連結する排気管18が接続
され、上記真空ポンプ17、排気管18および排
気管18の途中を開閉する開閉バルブ19等によ
り、密閉型容器7内の空気を真空引きするための
排気機構が構成されている。
なお、前記開閉蓋8には通気管20が接続され
ており、この通気管20の途中に設けられた開閉
バルブ21の開閉操作により、前記密閉型容器7
内を気密にしたり大気に開放したり出来るように
構成されている。又、開閉蓋8には、その閉止時
にフランジ部9の固定ねじ部13を挿通するねじ
挿通孔22が形成されている。
上記装置において、溶液状の潜熱蓄熱材6の充
填が行なわれる小容器15は樹脂などを素材とし
て成形され、その概形は第7図a,bにそれぞれ
斜視図および縦断面図で示すように、溶液充填空
間に対して注入口15aの口径が比較的小さく形
成されたものである。したがつて、この小容器1
5を、通常の大気中で溶液6中に浸漬しても、小
容器15内の空気が抜けないため溶液6は充填さ
れない。
前記溶液充填装置を用いて、第7図a,bに示
す小容器15へ溶液6を充填する手順について以
下に説明する。
(1) 先ず、密閉型容器7の開閉蓋8を開き、充填
する溶液6を注入する。
(2) 次に溶液6の充填される小容器15を多数、
カゴ16に収納し、このカゴ16を密閉型容器
7内に収容する。この時点では、カゴ16内の
小容器15は、溶液6に浸漬していても、或い
は浸漬されずに密閉型容器7内の上層空間部2
3に露出していても良い。
(3) 開閉蓋8を閉じ、固定ねじ部13のナツト1
4で開閉蓋8を密閉型容器7のフランジ部9に
締め付け、フランジ部9の気密をはかる。
(4) 次に開閉蓋8側の開閉バルブ21を閉じ、密
閉型容器7側の開閉バルブ19を開いて、真空
ポンプ17を駆動する。これにより、密閉型容
器7および小容器15内の空気が外気側に排除
される。又、溶液6中に浸漬している小容器1
5についても、密閉型容器7内の上層空間部2
3の減圧によつて、小容器15内の空気が膨張
し、その大部分が排除される。
(5) この後、排気機構の開閉バルブ19を閉じ、
カゴ16内の小容器15のすべてが溶液6中に
浸漬するようにカゴ16の位置または密閉型容
器7の姿勢を調整する。しかる後、開閉蓋8側
の開閉バルブ21を開き、密閉型容器7内を元
の大気圧の状態に戻す。これにより溶液6の液
面に大気圧が掛かり、その圧力により各小容器
15……内に溶液6が一気に充填される。
(6) 次いで開閉蓋8を開き、密閉型容器7内から
カゴ16を取り出し、溶液6充填済みの各小容
器15……の注入口15aを、それぞれ熱融着
などの処理によつて封止する。しかし、上記装
置による充填方法では以下のような問題があ
る。
(1) 溶液状の潜熱蓄熱材6充填後の小容器15の
注入口を封着するために熱融着を行うが、その
時特に注入口内面に付着した蓄熱材6を取り除
かなければならない。
つまり、それは蓄熱材6が注入口内面に付着
している状態で注入口部分に熱を加えて溶着す
ると、第8図に示すようにこの溶着部分に溝状
を成す巣のようなもの24が形成されるのであ
る。この巣のようなもの24が形成されると、
容器15内外が連通してしまつたり、加熱時の
圧力上昇によつてこの巣部分より蓄熱材6が噴
出したりという不都合を生じる。
(2) 上記容器15は溶液浸漬中に方向がさまざま
となり、容器15に対する充填率が悪くなる。
(3) 容器15内に液状の蓄熱材6が充填されるた
め、注入口を溶着する際に容器15のみなら
ず、蓄熱材6も加熱され、この加熱により蓄熱
材6の一部が気化し、容器15内圧力が上昇し
て容器15の強度の弱い部分(例えば上述のよ
うな巣部分)から破壊が起こる。
〈目 的〉 本考案は上記の点に鑑み、密閉が簡単で破壊等
の問題が生じない蓄熱カプセルを提供することを
目的とする。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図は本考案実施例の斜視図である。
この第1図において、25は蓄熱カプセルであ
つて、この蓄熱カプセル25は略球形状を成し、
水平方向に突出した鍔状部26を備えている。
この蓄熱カプセル25内には一部断面図である
ように、例えば酢酸ナトリウム等の潜熱蓄熱材2
7が充填されており、この潜熱蓄熱材27が固相
から液相へ変化する際の潜熱を以つて蓄熱される
ようになつている。
上記カプセル25は第3図にも示すように上部
容器25aと下部容器25bとから成る。この
上、下部容器25a,25bは共に、半球上を成
す凹部を形成すると共にこの凹部の外周縁の全周
に鍔状部26aを形成したものであつて、この
上、下部容器25a,25bを対向して接合する
ことにより内部に球状空間が形成される。
この上、下部容器25a,25bの接合に当つ
ては、鍔状部分26aの外周部分のみを溶着し鍔
状部分全面にわたつて溶着しないようにしてお
く。
上記球状空間に充填される蓄熱材27は充填時
には固相状であつて、上記球状空間に合致する球
上に形成されており、充填に当つては一方の容器
25a又は25bに固相状の蓄熱材27を嵌め込
んだ状態で他方容器25a又は25bを一方の容
器に対向して被せ、鍔状部分26aの外周部分に
熱を加えて溶着する。
従つて、上記容器25内の球状空間には、ほと
んど隙間なく蓄熱材27が充填されることにな
り、わざわざ減圧等の方法を用いなくても容器2
5内より空気を排除することができる。
この蓄熱カプセルは加熱(受熱)することによ
り固相の蓄熱材27が融解して蓄熱し、この液相
の蓄熱材27が固相に凝固する時熱を放出するも
のであり、この蓄熱材27は固相から液相への変
化時体積膨張する性質をもつているが、上記容器
25が鍔状部26の外周のみで溶着されているの
で、第4図に示すように上、下部容器25a,2
5bが互いに離れようとする方向に力が働いて
も、第4図のA部断面図である第5図に示すよう
に鍔状部26の溶着部分28を中止として鍔状部
分26aがたわみ、即ち溶着部分がいわばヒンジ
作用を成し、この鍔状部分26a間に形成された
空間部分29で体積膨張分を吸収できるようにな
つている。
尚、上記カプセルは球形でなくとも種々形状の
ものでも良い。
〈効 果〉 以上本考案によれば、容器の接合部にヒンジ部
を形成して内部に空間形状に合致する固相の潜熱
蓄熱材を充填したので、溶液状蓄熱材を充填する
が故に生じていた問題を皆無としながら、減圧等
の作業なく容器内空気を追い出した状態で蓄熱材
をカプセル内に充填することができると共に、こ
の蓄熱材の相変化に基く体積膨張分を上記ヒンジ
部で吸収してカプセルの破壊を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の斜視図、第2図は同上
一部破断側面図、第3図は同上分解側面図、第4
図は同上側面図、第5図は第4図のA部断面図、
第6図は従来の充填装置の断面図、第7図は従来
のカプセルの斜視図、第8図は従来のカプセルの
断面図。 25……容器、26……鍔状部、27……蓄熱
材、28……ヒンジ部、29……空間部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも2以上の容器を接合することで密閉
    容器を形成するカプセルにおいて、 上記容器の接合部分に鍔状部を設けると共にこ
    の鍔状部の外周部分のみを溶着することでこの外
    周部分にヒンジ部を形成し、容器内部に容器内形
    に合致する固相の潜熱蓄熱材を充填したことを特
    徴とする蓄熱カプセル。
JP1985053838U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0424317Y2 (ja)

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JPS61170883U JPS61170883U (ja) 1986-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS597888A (ja) * 1982-07-02 1984-01-17 Kubota Ltd 蓄熱材容器とその製造方法

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