JPH0214124Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0214124Y2 JPH0214124Y2 JP18520981U JP18520981U JPH0214124Y2 JP H0214124 Y2 JPH0214124 Y2 JP H0214124Y2 JP 18520981 U JP18520981 U JP 18520981U JP 18520981 U JP18520981 U JP 18520981U JP H0214124 Y2 JPH0214124 Y2 JP H0214124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- packing
- sealing member
- hollow metal
- storage battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 25
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 21
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 21
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 14
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 9
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 9
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 4
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 4
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000000700 radioactive tracer Substances 0.000 description 4
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Filling, Topping-Up Batteries (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は人工衛星用蓄電池の如き密閉形蓄電池
の改良に関するものであり、特に突設した開孔部
より注液した後、該開孔部に封口部材を気密に螺
合し不活性ガス雰囲気中にて封口溶接するに際
し、優れた気密性を有する封口部を提供せんとす
るものである。
の改良に関するものであり、特に突設した開孔部
より注液した後、該開孔部に封口部材を気密に螺
合し不活性ガス雰囲気中にて封口溶接するに際
し、優れた気密性を有する封口部を提供せんとす
るものである。
一般に人工衛星等に使用する蓄電池としては気
密性が重要な因子をなすものであり、通常気密度
が1×10-6atmc.c./sec以下であることが要求さ
れている。
密性が重要な因子をなすものであり、通常気密度
が1×10-6atmc.c./sec以下であることが要求さ
れている。
従来この種蓄電池における封口部はゴム又はテ
フロン等のパツキングを介在せしめて封口部材を
螺着した後アルゴン等の不活性ガス雰囲気中にて
溶接して密封しているものである。即ちパツキン
グを使用する理由は蓄電池を製造した後ガス漏れ
検出器により蓄電池の気密度をチエツクするため
に密封に先立つて蓄電池内にヘリウムガス等のト
レーサーガスを導入し封口部材を溶接して密封す
るものであるがパツキングを使用しない場合はト
レーサーガスが逃散し気密度を十分にチエツクす
ることが出来ない。従つて気密性を向上せしめる
ことを必須条件とするものである。
フロン等のパツキングを介在せしめて封口部材を
螺着した後アルゴン等の不活性ガス雰囲気中にて
溶接して密封しているものである。即ちパツキン
グを使用する理由は蓄電池を製造した後ガス漏れ
検出器により蓄電池の気密度をチエツクするため
に密封に先立つて蓄電池内にヘリウムガス等のト
レーサーガスを導入し封口部材を溶接して密封す
るものであるがパツキングを使用しない場合はト
レーサーガスが逃散し気密度を十分にチエツクす
ることが出来ない。従つて気密性を向上せしめる
ことを必須条件とするものである。
然しながらパツキングの材質として上記の如き
有機物質を使用した場合には耐熱性が劣るため、
封口溶接に際しこれが溶接部に残存してピンホー
ルを生成せしめ気密不良化の原因をなすものであ
つた。
有機物質を使用した場合には耐熱性が劣るため、
封口溶接に際しこれが溶接部に残存してピンホー
ルを生成せしめ気密不良化の原因をなすものであ
つた。
本考案はかかる欠点を改善せんとして鋭意研究
を行つた結果、注液口を十分に密封しうる密閉形
蓄電池を見出したものである。即ち、本考案は金
属容器に、その外面に突設した中空金属受具を貫
通して該金属容器の内部を外部に開通する開孔を
設けると共に該中空金属受具の内部に段を設けて
開孔を段差状開孔とし該段部にパツキングを介し
て係合し且つ該開孔に螺合されて該開孔を封口す
る段部を有する金属製の封口部材を該中空金属受
具内部に取りつけて該封口部材の上部と該中空金
属受具の上部を互に溶接してなる封口部を備える
密閉形蓄電池において、前記パツキングを無機質
のパツキングにて形成したことを特徴とするもの
である。
を行つた結果、注液口を十分に密封しうる密閉形
蓄電池を見出したものである。即ち、本考案は金
属容器に、その外面に突設した中空金属受具を貫
通して該金属容器の内部を外部に開通する開孔を
設けると共に該中空金属受具の内部に段を設けて
開孔を段差状開孔とし該段部にパツキングを介し
て係合し且つ該開孔に螺合されて該開孔を封口す
る段部を有する金属製の封口部材を該中空金属受
具内部に取りつけて該封口部材の上部と該中空金
属受具の上部を互に溶接してなる封口部を備える
密閉形蓄電池において、前記パツキングを無機質
のパツキングにて形成したことを特徴とするもの
である。
本考案においてパツキングの材質としては無機
質物質であれば特に限定するものではなく、例え
ば焼鈍ニツケル箔、SiO2の如きシリカ系物質を
使用するものである。
質物質であれば特に限定するものではなく、例え
ば焼鈍ニツケル箔、SiO2の如きシリカ系物質を
使用するものである。
次に本考案の実施例について説明する。
実施例
第1図乃至第3図に示す如くニツケル鍍金を施
した軟鋼製の電池容器1に取付けた蓋体2に設け
た貫通口3内に中空金属受具4を挿着した。該中
空金属受具4は図示の如く小径で貫通口3内に挿
着され且つ内周に螺溝が設けてある下部と大径の
上部とからなり、下部と上部との間の内外面に段
部が形成されている。そして貫通口3内に挿着さ
れた該中空金属受具4は蓋体2の内面にて溶着さ
れて該蓋体2に取りつけられ、該中空金属受具4
の中空を上下に開口する開孔5に形成し、該開孔
5は同様に軟鋼製の段部を有する栓体からなり、
上部を大径とし下部を小径とし、該下部の外周に
螺溝を設けてなる段部を有する封口部材6を焼鈍
Ni箔(厚0.15mm)からなるパツキング7を介して
気密に螺合した。然る後封口部材6を中空金属受
具4に溶接する際に、該封口部材6をはずして蓄
電池を逆さにして開孔5を下方に向けその下部に
位置する開孔5から空気より軽いヘリウムガス等
のトレーサーガスを蓄電池内に導入して該蓄電池
内がトレーサーガスで充満したところで開孔5に
封口部材6を螺合した後、受具4と封口部材6に
アルゴンガスをあてながら溶接を行つて本考案密
閉形蓄電池をえた。
した軟鋼製の電池容器1に取付けた蓋体2に設け
た貫通口3内に中空金属受具4を挿着した。該中
空金属受具4は図示の如く小径で貫通口3内に挿
着され且つ内周に螺溝が設けてある下部と大径の
上部とからなり、下部と上部との間の内外面に段
部が形成されている。そして貫通口3内に挿着さ
れた該中空金属受具4は蓋体2の内面にて溶着さ
れて該蓋体2に取りつけられ、該中空金属受具4
の中空を上下に開口する開孔5に形成し、該開孔
5は同様に軟鋼製の段部を有する栓体からなり、
上部を大径とし下部を小径とし、該下部の外周に
螺溝を設けてなる段部を有する封口部材6を焼鈍
Ni箔(厚0.15mm)からなるパツキング7を介して
気密に螺合した。然る後封口部材6を中空金属受
具4に溶接する際に、該封口部材6をはずして蓄
電池を逆さにして開孔5を下方に向けその下部に
位置する開孔5から空気より軽いヘリウムガス等
のトレーサーガスを蓄電池内に導入して該蓄電池
内がトレーサーガスで充満したところで開孔5に
封口部材6を螺合した後、受具4と封口部材6に
アルゴンガスをあてながら溶接を行つて本考案密
閉形蓄電池をえた。
斯くしてえた本考案蓄電池の気密度を測定すべ
く、蓄電池を密閉容器に入れ該容器内の空気を吸
引してこれをヘリウムガス漏れ検出器に導き該空
気中のヘリウムカス量を測定した結果は1×
10-7atmc.c./secであつた。
く、蓄電池を密閉容器に入れ該容器内の空気を吸
引してこれをヘリウムガス漏れ検出器に導き該空
気中のヘリウムカス量を測定した結果は1×
10-7atmc.c./secであつた。
以上詳述した如く本考案によればパツキングと
して耐熱性に優れた材質をしようするため封口部
材の溶接に際し燃焼又は分解をおこすことがな
い。従つて溶接部を完全に気密化することが出来
るから人工衛星用蓄電池として極めて有用なもの
である。
して耐熱性に優れた材質をしようするため封口部
材の溶接に際し燃焼又は分解をおこすことがな
い。従つて溶接部を完全に気密化することが出来
るから人工衛星用蓄電池として極めて有用なもの
である。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の要部を示す断面図、第3図は本考案
における封口部材の溶融密封前の螺着状態を示す
要部断面図である。 1……容器、2……蓋、3……貫通口、4……
中空金属受具、5……開孔、6……封口部材、7
……パツキング、8……溶接部。
図は本考案の要部を示す断面図、第3図は本考案
における封口部材の溶融密封前の螺着状態を示す
要部断面図である。 1……容器、2……蓋、3……貫通口、4……
中空金属受具、5……開孔、6……封口部材、7
……パツキング、8……溶接部。
Claims (1)
- 金属容器に、その外面に突設した中空金属受具
を貫通して該金属容器の内部を外部に開通する開
孔を設けると共に該中空金属受具の内部に段を設
けて開孔を段差状開孔とし、該段部にパツキング
を介して係合し且つ該開孔に螺合されて該開孔を
封口する段部を有する金属製の封口部材を該中空
金属受具の内部にとりつけて、該封口部材の上部
と該中空金属受具の上部を互に溶接してなる封口
部を備える密閉形蓄電池において、前記パツキン
グを無機質のパツキングにて形成したことを特徴
とする密閉形蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18520981U JPS5888774U (ja) | 1981-12-12 | 1981-12-12 | 密閉形蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18520981U JPS5888774U (ja) | 1981-12-12 | 1981-12-12 | 密閉形蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5888774U JPS5888774U (ja) | 1983-06-16 |
JPH0214124Y2 true JPH0214124Y2 (ja) | 1990-04-18 |
Family
ID=29986052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18520981U Granted JPS5888774U (ja) | 1981-12-12 | 1981-12-12 | 密閉形蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5888774U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100898685B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2009-05-22 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차전지 |
JP5720449B2 (ja) * | 2011-07-11 | 2015-05-20 | トヨタ自動車株式会社 | ニッケル水素電池の再生方法及びニッケル水素電池 |
JP6436479B2 (ja) * | 2014-10-21 | 2018-12-12 | 古河電池株式会社 | リチウムイオン電池用注液部の密閉方法 |
-
1981
- 1981-12-12 JP JP18520981U patent/JPS5888774U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5888774U (ja) | 1983-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2478798A (en) | Primary cell vent and method of making | |
JPH0214124Y2 (ja) | ||
US4913986A (en) | Battery fill-post seal arrangement for hermeticity leakage testing | |
US4360573A (en) | Electrochemical cell construction | |
US4204035A (en) | Sodium insert container for a sodium-sulfur cell and its method of use | |
US4542080A (en) | Filling system for hermetically sealed batteries | |
US4695519A (en) | Electrochemical cell construction and fill method | |
JP2002100329A (ja) | 密閉型電池およびその製造方法 | |
US4611395A (en) | Filling system for hermetically sealed batteries | |
JPS59154747A (ja) | 密閉形電池の製造法 | |
JPS60165040A (ja) | 密閉形電池 | |
US3575724A (en) | Cylindrical primary dry cells | |
JPS61171061A (ja) | 円筒形電池の真空注液方法 | |
JPH0621172Y2 (ja) | 密閉型電池 | |
JPS61285655A (ja) | 薄形密閉電池の製造方法 | |
JPS5882475A (ja) | 密閉形電池 | |
JPH0516136B2 (ja) | ||
JPH087878A (ja) | 密閉型筒状電池 | |
JPS6027000B2 (ja) | 密封容器の製造方法 | |
US3615866A (en) | Method of sealing magnesium cells | |
JPS59146150A (ja) | 密閉形電池の製造法 | |
JPH0414714Y2 (ja) | ||
JPS5549857A (en) | Enclosed alkaline battery | |
JPS617564A (ja) | 蓄電池用防爆液口栓の製造方法 | |
JP2815880B2 (ja) | 含浸方法および装置 |