JPH0424307Y2 - - Google Patents

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JPH0424307Y2
JPH0424307Y2 JP1985097061U JP9706185U JPH0424307Y2 JP H0424307 Y2 JPH0424307 Y2 JP H0424307Y2 JP 1985097061 U JP1985097061 U JP 1985097061U JP 9706185 U JP9706185 U JP 9706185U JP H0424307 Y2 JPH0424307 Y2 JP H0424307Y2
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sintered body
ceramic sintered
dense
temperature
coarse
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、デイーゼルエンジンに装着される急
速昇温−温度飽和型グロープラグに関するもので
ある。
「従来の技術および考案が解決しようとする問
題点」 グロープラグでは、急速な昇温立ち上がりを得
るため通電初期に大電流を投入し、高温下でのグ
ロープラグのクラツク発生による破損を防止する
ために、着火可能な温度に到達した後、電流を少
なく流れるように制御することにより安定な温度
を維持する急速昇温−温度飽和型グロープラグが
一般に採用されている。
そのために、第2図に示すように正の抵抗温度
係数を有するブレーキングコイル101を経て発
熱体102に通電するグロープラグがある。ブレ
ーキングコイル101は、温度が上昇すると共
に、抵抗が上昇するため高温になると抵抗が増大
し、発熱体102への電流が減少して発熱量が減
少するものである。
このブレーキングコイル101が発熱焼結体1
02の外部にあたると、酸化を受けやすく耐久性
に問題が生じる。また、ブレーキングコイル10
1は、抵抗温度係数の高いニクロム線を使用して
いるが、ニクロム線は融点が低いため使用中の熱
により、軟化しやすくそのため粉体中に埋設した
り、モールドしたりしているため、構成が複雑と
なりコスト高となつている。
また、先行技術として特開昭58−190628号「デ
イーゼルエンジン用グロープラグ」がある。その
第4b図を第3図に示す。図において、符号43
は抵抗温度係数の小さな導電材料により形成され
た第1の発熱体、44a,44bにはこの第1の
発熱体の両端と各リード線41,42とを接続す
る抵抗温度係数の大きな導電材料により形成され
た第2の発熱体が記載されている。ここで、例え
ば第2の発熱体44a側を(+)、44b側を
(−)として通電すると、ブレーキングコイルは
44aのみとなる。この場合、第2の発熱体の4
4bは第1の発熱体43と同様に発熱するので、
第1の発熱体43を発熱するための電力が第2の
発熱体の44bに食われ、第1の発熱体43の発
熱量が低下し急速昇温特性が十分得られないもの
と考えられる。
また、第1の発熱体43と第2の発熱体44
a,44bとを材質が異なり別体の部材により構
成させているが、焼結体中ではできるだけ異質の
部材を連結しないほうがよい。なぜなら、それぞ
れの熱膨張差のために焼結体にクラツク等を生じ
させることとなり、その上、構成が複雑となるか
らである。
「実施例」 第1の本考案の具体的実施例に基づいて本考案
を詳細に説明する。
棒状セラミツク焼結体1中に、コイル状でタン
グステンの発熱抵抗線2を埋設し、その一端に陽
電極取り出し線3を接続し、他端に陰電極取出し
線4を接続する。陽電極取出し線3および陰電極
取出し線4のそれぞれの端部をセラミツク焼結体
1の基端および中間外周面に露出させ、露出部に
はメタライズを施しセラミツク焼結体1の基端を
陽電極取出し金具5で覆わせて陽電極取出し線3
とリード線6とを接続し、陰電極取出し線4の露
出部を金属環7で覆うようにして取付金具8に固
定する。
発熱抵抗線2は、セラミツク焼結体1中に概略
U字状に配置されている。
このグロープラグは、急速昇温−温度飽和型と
すべく発熱抵抗線2において、セラミツク焼結体
1の先端側にコイル巻線ピツチが密な部分を設け
て急速昇温させるようにし、セラミツク焼結体1
の中間部で金属環7および基端の電極部分に形成
されメタライズ部との間にコイル巻線ピツチは、
前記の発熱部分と同様であるが巻数や長さを小さ
くしてブレーキングコイルの機能を果たす部分を
設けて、急速昇温後の温度飽和をなさしめるもの
である。
セラミツク焼結体1の先端の発熱抵抗線2にコ
イル巻線ピツチが第1の密な部分2S1を設ける。
この第1の密な部分2S1から陽電極取出し金具5
側へコイル巻線ピツチが第1の粗な部分2L1
設ける。さらに、この第1の粗な部分2L1に第
1の粗な部分2L1よりコイル巻線ピツチが大き
な第1および第2の大粗な部分2LL1,2LL2
設ける。この第1と第2の大粗な部分に挟まれ、
セラミツク焼結体1を保持する金属環7とセラミ
ツク焼結体1基端の陽電極取出し線3を陽電極取
出し金具5と接合するメタライズ部との間に、第
2の密な部分2S2を設けて陽電極取出し線3に接
続する。
発熱の中心となる第1の密な部分2S1よりもブ
レーキングコイルの機能を果たす第2の密な部分
2S2のコイル巻数や長さを小さく設定する。
この発熱抵抗線2は、第1、第2の密な部分2
S1,2S2および第1の粗な部分2L1、第1およ
び第2の大粗な部分2LL1、2LL2をタングステ
ンなどの全て同材質の1本の線材で形成する。
「考案の効果」 本考案は、上述のように、棒状セラミツク焼結
体内にコイル状発熱抵抗線を埋設し、セラミツク
焼結体基端に陽電極取出し金具を設け、エンジン
始動時に急速昇温させ、その後一定温度に飽和さ
せるようにした急速昇温−温度飽和型グロープラ
グであつて、セラミツク焼結体の先端の発熱抵抗
線にコイル巻線ピツチが密な第1の密な部分を設
け、第1の密な部分から陽電極取出し金具側へコ
イル巻線ピツチが粗な第1の粗な部分を設け、さ
らにこの第1の粗な部分に第1の粗な部分よりコ
イル巻線ピツチが大きな第1および第2の大粗な
部分を設け、第1および第2の大粗な部分に挟ま
れ、セラミツク焼結体を保持する金属環とセラミ
ツク焼結体基端の電極部分に形成される陽電極取
出し金具を接合するためのメタライズ部との間
に、第1の密な部分よりもコイル巻数や長さを小
さくした第2の密な部分を配設して陽電極取出し
金具に接続し、発熱抵抗線を全て同材質の1本の
線材で形成した急速昇温−温度飽和型グロープラ
グであつて、ブレーキングコイルの機能を果たす
第2の密な部分は、大粗な部分に挟まれていてそ
の近傍の発熱が抑制されている。発熱部である第
1の密な部分よりもブレーキングコイルの機能を
果たす第2の密な部分の巻数や長さを小さくし、
かつ第2の密な部分をセラミツク焼結体を保持す
る金属環と陽電極取出し金具を接合するためのメ
タライズ部との間に配設しているので、熱伝導に
よる熱引けが少ないため、速やかに昇温して高温
となり、前記第2の密な部分の抵抗が増大して急
速昇温後温度飽和の自己温度飽和特性を有するよ
うにできる。さらに従来の別個の部材を接続して
急速昇温−温度飽和型のグロープラグは、それぞ
れの熱膨張差のために焼結体にクラツクを生じさ
せたりするなどの不具合があり、また、構成が複
雑であるが、本考案の発熱抵抗線は同一材質の1
本の線材により構成させたために、セラミツク焼
結体にクラツクを生じさせることは皆無であり、
しかもその構成が至極簡単になりグロープラグを
安価に提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的実施例を示す縦断面
図、第2図は従来のブレーキングコイルを発熱体
外部に設けたグロープラグの縦断面図、第3図は
先行技術のグロープラグの縦断面図である。 1……セラミツク焼結体、2……発熱抵抗線、
5……陽電極取出し金具、2S1……第1の密な部
分、2L1……第1の粗な部分、2LL1……第1の
大粗な部分、2LL2……第2の大粗な部分、2S2
……第2の密な部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状セラミツク焼結体内にコイル状発熱抵抗線
    を埋設し、セラミツク焼結体基端に陽電極取出し
    金具を設け、エンジン始動時に急速昇温させ、そ
    の後一定温度に飽和させるようにした急速昇温−
    温度飽和型グロープラグであつて、セラミツク焼
    結体の先端の発熱抵抗線にコイル巻線ピツチが密
    な第1の密な部分を設け、第1の密な部分から陽
    電極取出し金具側へコイル巻線ピツチが粗な第1
    の粗な部分を設け、さらにこの第1の粗な部分に
    第1の粗な部分よりコイル巻線ピツチが大きな第
    1および第2の大粗な部分を設け、第1および第
    2の大粗な部分に挟まれ、セラミツク焼結体を保
    持する金属環とセラミツク焼結体基端の電極部分
    に形成される陽電極取り出し金具を接合するため
    のメタライズ部との間に、第1の密な部分よりも
    コイル巻数や長さを小さくした第2の密な部分を
    配設して陽電極取出し金具に接続し、発熱抵抗線
    を全て同材質の1本の線材で形成したことを特徴
    とする急速昇温−温度飽和型グロープラグ。
JP1985097061U 1985-06-26 1985-06-26 Expired JPH0424307Y2 (ja)

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JP1985097061U JPH0424307Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JP1985097061U JPH0424307Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JPS628555U JPS628555U (ja) 1987-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2720033B2 (ja) * 1987-10-28 1998-02-25 京セラ株式会社 自己制御型セラミックグロープラグ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190628A (ja) * 1982-04-28 1983-11-07 Jidosha Kiki Co Ltd デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ

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