JPH04242802A - 作業用ロボットの作業制御方法 - Google Patents

作業用ロボットの作業制御方法

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JPH04242802A
JPH04242802A JP41848690A JP41848690A JPH04242802A JP H04242802 A JPH04242802 A JP H04242802A JP 41848690 A JP41848690 A JP 41848690A JP 41848690 A JP41848690 A JP 41848690A JP H04242802 A JPH04242802 A JP H04242802A
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村上 悦三
Kouji Masushiro
益城 浩司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、作業用ロボットと被作
業物とを相対移動させて、作業用ロボット(以下、ロボ
ットという)が相対移動後の一部又は全部の停止位置で
同じ作業を繰返す繰返し被作業物とロボットとの相対移
動及びロボットの作業制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】(図1の説明)図1は、従来技術及び本
発明の制御方法に適用する被作業物W1 乃至Wn と
、ロボットRBと、ロボット(又は被作業物)を移動さ
せるための相対移動装置TRと(総括制御装置NCと)
、ロボット制御装置RCとを示す図である。同図は、ロ
ボット(例えば、ア−ク溶接ロボット)RBが、被作業
物(例えば、被溶接物)の第1停止位置P1 で、1個
所又は複数個所の作業(例えば、水平隅肉溶接)をした
後、相対移動装置(例えば、Xスライダ及びYスライダ
)TRが、ロボットRBと被作業物W1 乃至Wn と
を相対移動させ、ロボットが被作業物の第2停止位置P
2 以後の一部又は全部の停止位置で、第1停止位置の
作業と同じ作業を繰返すことを説明する図である。 【0003】(図2の説明)図2は、図1に示した被作
業物W1 乃至Wn を、ロボット制御装置RCから出
力される相対移動信号S6 によって、相対移動装置T
Rが各停止位置P1 乃至Pn に、ロボットRBを移
動させて、各停止位置でロボットRBが、1乃至複数個
所の作業をする従来の制御方法のフロ−チャ−トを示し
、動作順序はつぎのとおりである。 N1 作業を開始するために、例えば、図示していないロボッ
ト制御装置RCの開始押ボタンスイッチを押して、ロボ
ット作業開始信号S1rが出力されたときに、作業が開
始する。 RP1 信号S1rが入力されたときに、ロボットRBを、第1
停止位置P1 に、移動させる相対移動装置TR例えば
Xスライダ及びYスライダに、相対移動信号S6 を出
力する。なお、TRとRBとは機械的に連動する。 RQ1 TRの第1停止位置P1 への移動が完了すると、ロボ
ットRBに、第1作業位置Q1 における作業指令をす
る。 RBはRCのプログラムによって作業を開始し、第1作
業位置Q1 の作業を完了すると作業完了信号Rf を
出力する。 N10 作業完了信号Rf がRCに入力されると、制御終了判
別をし、作業を継続するときは、制御継続信号S10を
出力する。 RP2 制御継続信号S10が入力されると、ロボットRBを第
2停止位置P2 に移動させる相対移動信号S6 を出
力する。 RQ2 TRの第2停止位置P2 への移動が完了すると、ロボ
ットRBに、第2作業位置Q2 における作業指令をす
る。 RBはRCのプログラムによって作業を開始し、第2作
業位置Q2 の作業を完了すると作業完了信号Rf を
出力する。 N10及び以後の動作 作業完了信号Rf がRCに入力されると、制御終了判
別をし、作業を継続するときは、制御継続信号S10を
出力し、作業が終了すると、制御終了信号S10s を
出力し、RC、RB及びTRの動作をすべて終了する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の繰返し被作業物
の作業制御方法は、図1に示した被作業物W1 乃至W
n を、図2で示すロボット制御装置RCが、相対移動
信号S6 を相対移動装置TRに出力し、TRがロボッ
トRB又は被作業物を各停止位置P1 乃至Pn に移
動させた後に、RBの各作業位置Q1 ,Q2 ,…で
作業を行わせるために、RCに予め記憶させた各作業位
置ごとのプログラムを順次に実行して終了する。このよ
うな従来の制御方法においては、図2に示すように作業
開始指令後の第1停止位置P1 への移動指令RP1,
第1作業位置Q1 における作業指令RQ1,第2停止
位置P2 への移動指令RP2,第2作業位置Q2 に
おける作業指令RQ2,以下、作業終了までのすべての
指令を出力するプログラムを、すべてロボット制御装置
RCにティ−ティングしていた。このように、従来の制
御方法は、各停止位置P1 ,P2 ,…における繰返
しの作業Q1 ,Q2 ,…の場合であっても、各作業
位置ごとに、すべてティ−ティングを繰返さなければな
らないために、各作業位置でのティ−ティングに、多大
の時間を要していた。また、従来の制御方法は、相対移
動装置TRを各停止位置まで移動させるプログラムと、
各停止位置において各作業位置の作業を行わせるプログ
ラムとは、一体のプログラムであるために、停止位置の
一部を変更したい場合又は作業位置における作業内容の
一部を変更したい場合でも、一体のプログラムを変更し
なければならないので、プログラムの変更作業に多大の
時間を要していた。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の制御方法は、
作業用ロボットRBが、被作業物の第1停止位置P1 
で、1個所又は複数個所の作業をした後、相対移動装置
TRが作業用ロボットと被作業物とを相対移動させ、作
業用ロボットが被作業物の第2停止位置P2 以後の一
部又は全部の停止位置で、上記作業と同じ作業を繰返す
繰返し被作業物の作業制御方法において、相対移動装置
及び作業用ロボットを制御する総括制御装置NCに予め
設定された第1相対移動信号S6 によって相対移動装
置が第1停止位置P1 に、作業用ロボットと被作業物
とを相対移動させて、総括制御装置NCからプログラム
指定信号S7 を入力して、作業用ロボットを制御する
ロボット制御装置RCに予め記憶されたプログラムによ
って作業用ロボットが被作業物の第1停止位置P1 で
作業をした後、総括制御装置NCの第2以後の相対移動
信号S6 によって、相対移動装置が第2停止位置P2
 以後の停止位置に順次に相対移動をさせて、作業用ロ
ボットが上記プログラム指定信号S7 によって被作業
物の第2停止位置以後の一部又は全部の停止位置で、上
記プログラム指定信号S7 と同じプログラム指定信号
S7 の作業を繰返す繰返し被作業物の作業制御方法で
ある。請求項2の制御方法は、請求項1の制御方法に、
途中停止指令信号S22を発生させてから作業完了信号
Rf が出力されるまで途中停止指令信号S22を一時
保持して途中停止を行うとともに、作業完了信号Rf 
を制御電源しゃ断後も保持し、再開始信号S31a を
発生させたとき、前記保持した作業完了信号によって作
業位置カウンタN2を、途中停止したときの次の作業位
置番号に設定して、途中停止後に完了した作業の次の作
業を開始する制御方法を追加した繰返し被作業物の作業
制御方法である。請求項3の制御方法は、請求項2の制
御方法に、作業の開始及び再開始する開始・再開始信号
S1 を同一回路で発生させ、開始・再開始信号S1 
を第1の信号と第2の信号との2つの信号に分割し、作
業完了信号Rf が出力されるまでは、第1の信号を開
始信号S31b とし、前記完了信号Rf が出力され
てから全作業終了までは、第2の信号を再開始信号S3
1a とする繰返し被作業物の作業制御方法である。 【0006】 【実施例1】(図3の説明)図3は、図1に示した被作
業物W1 乃至Wn 又はロボットRBを移動させる相
対移動装置TRとロボットRBとを制御する総括制御装
置例えばNC(以下、NCという)から出力される相対
移動信号S6 によって相対移動装置TRが各停止位置
P1 乃至Pn に、例えばロボットRBを移動させた
後に、各停止位置でNCからロボット制御装置RCに出
力されたプログラム指定信号S7 によってロボットR
Bが1乃至複数個所の作業を終了する毎に出力される作
業完了信号Rf によってNCが次の動作を指令する本
発明の制御方法のブロック図を示し、被作業物の作業制
御方法はつぎのとおりである。 N1(開始・再開始指令回路)開始・再開始指令回路N
1は、開始・再開始押ボタンスイッチPB1を押して、
NCの制御を開始する開始・再開始信号S1 を出力す
る。 N2(作業位置カウンタ)作業位置カウンタN2は、作
業完了ごとに、作業位置カウンタの完了作業位置番号n
に「1」を加算して、カウンタ信号S2 をNCに出力
する。 N6(移動位置指令回路)移動位置指令回路N6は、作
業位置カウンタN2から入力されたカウンタ信号S2 
からNCのメモリのアドレスに記憶されたロボットの停
止位置デ−タから、相対移動信号S6 を出力し、相対
移動装置によってロボットを各停止位置まで移動させる
。 N7(プログラム番号指定回路)プログラム番号指定回
路N7は、ロボットの作業位置から定まるNCに記憶さ
れたプログラム番号を読み出し、ロボット制御装置RC
に、プログラム指定信号S7 を出力する。 N9(完了位置保持回路)完了位置保持回路N9は、作
業完了信号Rf を入力として、完了作業位置番号nを
メモリに保持して、完了位置保持信号S9を出力する。 この回路N9は電源をしゃ断してもメモリ内容は保持さ
れる。 RC(ロボット制御装置)ロボット制御装置RCは、N
Cからのプログラム指定信号S7 で指定されたプログ
ラム番号であって、予めRCに記憶されたプログラムに
よってロボットRBに、1又は複数個所の作業を開始さ
せる。 N10(制御終了判別回路)制御終了判別回路N10は
、ロボットの完了作業位置番号nとNCのメモリに記憶
された終了作業位置番号mとを比較し、n<mのときは
、後述するN23及び前述した作業位置カウンタN2を
経由して前述したN6に戻り、同じ順序でn=mになる
まで作業を繰返し、n=mになったときに作業を終了す
る。 N22(途中停止指令回路)途中停止指令回路N22は
、被作業物の繰返し作業を全部終了させないで、途中停
止をしたいときに、途中停止指令信号S22を出力する
。 FF1(途中停止保持回路)途中停止保持回路FF1は
、N22から出力された途中停止指令信号S22を、N
23から停止信号S23s が出力されるまで保持して
停止保持信号S51を出力する回路である。 AND1(途中停止動作回路)途中停止動作回路AND
1は、停止保持信号S51と作業完了信号Rf とが同
時に入力されたときに途中停止動作信号S41を後述す
るN23に出力する。 N23(継続・停止判別回路)継続・停止判別回路N2
3は、N10から制御継続信号S10が入力されたとき
に、AND1から途中停止動作信号S41が入力されて
いないときは、カウンタアップ信号S23を出力し、信
号S41が入力されているときは、停止信号S23s 
を出力する。 SW1(開始・再開始切換回路)開始・再開始切換回路
SW1は、開始・再開始信号S1 を入力とし、後述す
る開始・再開始切換信号S52が入力されるまでは開始
信号S31b を出力し、信号S52が入力されたとき
は、再開始信号S31a を出力する。 FF2(開始・再開始切換指令回路)開始・再開始切換
指令回路FF2は、完了位置保持信号S9 が入力され
たときに開始・再開始切換信号S52を出力し、N10
から制御終了信号S10s が入力されたときに信号S
52を停止する。この回路FF2は、途中停止によって
電源をしゃ断した後に、再開始のために電源を再投入し
たとき、完了位置保持信号S9 が出力されているとき
は、信号S52を出力する。 SW3(再開始動作回路)再開始動作回路SW3は、S
W1から再開始信号S31a が入力されたときに、完
了位置保持信号S9 を作業位置カウンタN2に出力し
て、停止した完了作業位置番号に「1」が加算された番
号を設定する。 【0007】(図4の説明)図4は、両端が半分の枠W
S 及びWf と枠数20の枠組み(W1 ,W2 ,
…,W20)とから成る被作業物(以下、被溶接物とい
う)と、図示していないXスライダ及びYスライダから
成る相対移動装置TRによって移動するロボットRBの
各停止位置(停止位置番号Pr ,Ps ,P1 乃至
P4 ,P11乃至P14,…,P211 乃至P21
4 )と、停止位置における作業個所(Q1 乃至Q1
65 )との作業の制御方法の実施例を説明する図であ
る。同図において各符号は次のとおりである。Xはロボ
ットをX方向に移動するXスライダの移動方向、Yはロ
ボットをY方向に移動するYスライダの移動方向である
。まず最初にロボットは、原点位置Pr に退避してい
る。作業準備開始によって、ロボットはXスライダによ
って距離Aだけ移動して基準位置Ps に移動する。こ
の位置Ps で、例えば開始・再開始押ボタンスイッチ
PB1を押して開始・再開始信号S1 を発生させる。 最初の半分の枠Ws の作業制御方法について説明する
。開始・再開始信号S1 によって、Yスライダはロボ
ットを距離B1 だけY方向に移動して第1移動停止位
置P1 で停止させる。この位置P1 で、NCはロボ
ット起動信号を含むプログラム指定信号S7 をロボッ
ト制御装置RCに出力し、ロボットは、この停止位置P
1 で、ロボット制御装置RCに予めティーティングさ
れた第1プログラムを作業位置Q1 において実行して
、例えば水平隅肉溶接作業を行う。この溶接が終了する
とロボット制御装置RCは作業完了信号Rf をNCに
出力する。NCにこの信号Rf が入力されると、NC
内の作業位置カウンタN2を1から2に進めた後、再び
YスライダはロボットをマイナスY方向に距離B1 −
C1 だけ移動して第2停止位置P2 で停止させる。 この位置P2 でNCはプログラム指定信号S7をロボ
ット制御装置RCに出力し、ロボットは、この停止位置
P2 で、ロボット制御装置RCに予めティーティング
された前述の同一の第1プログラムを作業位置Q2 に
おいて実行して、水平隅肉溶接作業を行う。この溶接作
業終了によって前述したカウンタを3に進めた後、Yス
ライダは、ロボットをマイナスY方向に距離C1 +C
2 だけ移動させ、第3停止位置P3で停止させ、ロボ
ット制御装置に予めティーティングされた第2プログラ
ムを作業位置Q3 において実行する。次にYスライダ
は、ロボットをマイナスY方向に距離B2 −C2 だ
け移動させ、第4停止位置P4 で停止させ、同じ第2
プログラムを作業位置Q4 において実行する。以上で
半分の枠Ws の作業が完了する。次に、第1枠組みW
1 の作業制御方法について説明する。 上記の作業位置Q4 の実行終了後、Xスライダは、ロ
ボットをX方向に距離Dだけ移動させ、第1枠の第4停
止位置P14で停止させ、第3プログラムを作業位置Q
5 において実行する。次に、Yスライダはロボットを
Y方向に距離B2 −C2 だけ移動させ、第1枠の第
3停止位置P13で停止させ同じ第3プログラムを作業
位置Q6 において実行する。続いて、Yスライダはロ
ボットをY方向に距離C2 +C1 だけ移動させ、第
1枠の第2停止位置P12で停止させ、第4プログラム
を作業位置Q7 において実行する。さらにYスライダ
はロボットをY方向に距離B1 −C1 だけ移動させ
第1枠の第1停止位置P11で停止させ、上記と同じ第
4プログラムを作業位置Q8 で実行する。以下、前述
した半分の枠Ws において説明した順序の制御方法で
第1枠W1 の停止位置P11において作業位置Q9 
で作業を実行し、停止位置P12において作業位置Q1
0で作業を実行し、停止位置P13において作業位置Q
11で作業を実行し、停止位置P14において作業位置
Q12で作業を実行して、第1枠組みW1 の作業が完
了する。第2枠組みW2 の各停止位置P21乃至P2
4において作業位置Q13乃至Q20で作業を実行し、
第3枠組みW3 から第20枠組みW20についても同
様に実行する。最後に半分の枠Wf についても、第1
枠組みの各停止位置P14乃至P11において作業位置
Q5 乃至Q8 と同様に、停止位置P214 乃至P
211 において作業位置Q165 乃至Q168 で
作業を実行し、繰返し被作業物Ws 及びW1 乃至W
20及びWf の作業を全部完了する。以上のとおり、
この実施例においては、作業個所Q1 における第1プ
ログラム、作業個所Q3 における第2プログラム、作
業個所Q5 における第3プログラム及び作業個所Q7
 における第4プログラムの4つのプログラムを予めテ
ィーティング又はオフラインで作成してロボット制御装
置に記憶させておくだけで、NCから、各作業個所に応
じてこの4つのいずれのプログラムを実行するかのプロ
グラム指令信号S7 を入力されるだけで各作業個所の
作業を行うことができるので、ロボット制御装置のプロ
グラム作成が非常に短時間に行うことができ、ロボット
の稼動率が極めて向上し、全作業の時間短縮となる。な
お、上記において、第1プログラムを実行する作業位置
は、Q1 ,Q2 ,Q9 ,Q10,Q17,Q18
,…,Q161 ,Q162 であり、第2プログラム
を実行する作業位置は、Q3 ,Q4 ,Q11,Q1
2,Q19,Q20,…,Q163 及びQ164 で
あり、第3プログラムを実行する作業位置は、Q5 ,
Q6 ,Q13,Q14,Q21,Q22,,…,Q1
65 及びQ166 であり、第4プログラムを実行す
る作業位置は、Q7 ,Q8 ,Q15,Q16,Q2
3,Q24,…,Q167 及びQ168 である。 【0008】(図5の説明)図5は、半分の枠Ws 及
びWf と枠数2の枠組み(W1 ,W2 )とから成
る被作業物と、Xスライダ及びYスライダによって移動
するロボットRBの各停止位置Pr ,Ps 及びP1
 乃至P4 ,P11乃至P14,P21乃至P24及
びP31乃至P34と、作業個所Q1 乃至Q20との
作業の制御方法を説明する図である。同図において、符
号の説明は図4と同一である。また、同図においては、
例えば、アーク溶接ロボットで、まずX方向の枠用立板
とY方向の枠用立板との交叉部分すなわち、作業位置Q
1 乃至Q12を内側から立向隅肉溶接を周辺方向に行
い、次にY方向の枠用立板と補強板との交叉部分、すな
わち、作業位置Q13乃至Q20を千鳥形に水平隅肉溶
接する場合の作業の制御方法を示している。同図と図4
との作業制御方法の主な相違はつぎのとおりである。ま
ず第1に、両者は、XスライダとYスライダとの移動順
序が異なり、したがって、被作業物に対して実行する作
業位置の順序が異なっている。すなわち、図4において
は、作業位置Q1 乃至Q4 及びQ5 乃至Q8 等
がすべて、Y方向の順序になっているのに対して、図5
においては、作業位置Q1 乃至Q6 及びQ7 乃至
Q12がX方向の順序になっている。第2に、両者はプ
ログラムの数が異なっている。すなわち図4においては
、各作業位置では、例えばすべて水平隅肉溶接であった
ので、各隣接した作業位置Q1 とQ2 ,Q3 とQ
4 等は、Y方向のスライダを移動させれば、ロボット
の関節アームの動きが同一なので同一プログラムを使用
することができたため、第1乃至第4の4つのプログラ
ムがあれば被作業物の繰返し作業を行うことができた。 しかし、図5においては、各隣接した作業位置Q1 と
Q14,Q12とQ13等であっても、Q1 乃至Q1
2は立向隅肉溶接であり、Q13乃至Q20は水平隅肉
溶接であるので、ロボットの関節アームの動きが異なる
ので、第1乃至第8の8つのプログラムが必要となる。 しかし、図5においても、図4と同様に、図3に示すフ
ローチャートで説明したとおり、NCの相対移動信号S
6 によって被溶接物とロボットとの相対移動が行われ
るとともに、NCからのロボット制御装置RCに出力さ
れたプログラム指定信号S7 によってロボットが起動
して被作業物の作業が制御されている。       【0009】(図6の説明)図6は、図5の第1の枠組
みW1 の作業位置Q2 ,Q3 ,Q10,Q11,
Q15乃至Q18の8個所と、各作業位置に対応して、
プログラム番号001 乃至008の8つのプログラム
を適用した場合を示す説明図である。さらに、同図にお
いては、第1の枠組みW1 以外の各作業位置(例えば
Q4 及びQ6)と各プログラム番号(例えば002 
)との対応関係をも示している。このように作業位置が
きまれば、それに対応させてプログラム番号を1対1に
決定することができる。 【0010】(図7及び図8の説明)図7及び図8は、
図5に示す被作業物の作業個所を、図5に示す順序で作
業を実行したとき、各作業個所において図6で説明した
プログラム番号のプログラムを指令するメモリの設定を
示す図である。図7及び図8において、枠外の左の#0
00 乃至#047 は、メモリのアドレス番号を示し
、枠内は、枠外の右に記載した各項目に対するデータ又
はデータの番号である。アドレス番号#000 乃至#
005 は、図5に示す相対移動装置TRの移動距離(
単位[mm]A=5000,B1 =1400,B2 
=900 ,C1 =900 ,C2 =500 及び
D1 =0である。アドレス#006 は、作業を開始
する位置番号で、作業位置Q1 から開始するので、1
であり、アドレス#007 は、作業を終了する位置番
号で、作業位置Q20で終了するので、20である。ア
ドレス番号#008 及び#009は、それぞれ作業位
置Q1 におけるロボットの停止位置Pの番号及びプロ
グラム番号である。ロボットの停止位置Pの番号は、図
5の作業位置Q1 の作業を実行するときのロボットの
停止位置はP1 なので、1となる。またプログラム番
号は、作業位置Q1 の作業を実行するときのロボット
の関節アームの動きは、図6の作業位置Q3 と同じな
ので、そのプログラム番号001 と同じになる。同様
にして、アドレス#010 及び011 は、それぞれ
、作業位置Q2 におけるロボット停止位置が図5より
P11であるので「11」となり、プログラム番号が図
6より002 となる。以下同様にして、作業位置Q3
 乃至Q20のロボット停止位置とプログラム番号とが
、図5及び図6から定まる。 【0011】(図9の説明)ブロックの機能説明  図
9は、図5乃至図8の実施例において説明した繰返し被
作業物の作業制御方法のブロック図であり、各ブロック
の符号と機能はつぎのとおりである。 N1(開始・再開始指令回路)相対移動装置及び作業用
ロボットを制御する総括制御装置、例えばNCの開始・
再開始押ボタンスイッチPB1 を押して、NCの制御
を開始する開始・再開始信号S1 を出力する。 SW1(開始・再開始切換回路)開始・再開始信号S1
 を入力とし、後述する開始・再開始切換信号S52が
入力されるまでは、b 接点から開始信号S31b を
出力し、信号S52が入力されたときは、a接点から再
開始信号S31a を出力する。 N2(作業位置カウンタ)開始信号S31b が入力さ
れたときは、カウンタ番号n を1に設定し、また後述
するカウンタ設定信号S33が入力されたときは、カウ
ンタ番号nを前回の完了作業位置番号に「1」を加算し
た番号に設定してカウンタ信号S2 を出力する。また
、後述するN23からカウンタアップ信号S23が入力
されたときは、「1」を加算したカウンタ信号S2 を
出力する。 N3(基準位置移動指令回路)ロボットRBを基準位置
Ps に移動させるために、NCから相対移動装置TR
に基準位置移動信号S3 を出力する。TRは、例えば
ロボットをX方向に距離A=5000[mm]移動させ
る。 N4(作業開始位置指令回路)NCのメモリから、作業
を開始する作業位置(例えばQ1 )の番号(以下、作
業開始位置番号という)の「1」を、(例えばメモリの
アドレス#006 から)読み出し、作業開始位置信号
S4 を出力する。 N5(作業位置指令回路)N4からの作業開始位置信号
S4 及び作業位置カウンタN2 からのカウンタ信号
S2 が入力されたとき、NCのメモリから、アドレス
番号=作業開始位置番号×2 ×(n−1) +8のロ
ボットの停止位置番号(以下、停止位置番号という)を
読み出して、停止位置信号S5 を出力する。 (例)作業開始位置信号S4 の作業開始位置番号が1
で、カウンタ信号S2 がn=1のとき、アドレス番号
=1 ×2 ×(1−1) +8 =8 なので、図7
のアドレス#008 から停止位置番号「1」を読み出
して、停止位置番号「1」の停止位置信号S5 を出力
する。カウンタ信号S2 がn=2のときは、アドレス
番号=1 ×2(2−1)+8 =10なので#010
 の停止位置番号「11」を読み出し、停止位置信号S
5 を出力する 。  N6(移動位置指令回路)NCのメモリの停止位
置番号の下1桁の数を読み出し、 1のときは、YスライダをX軸に対して、1400[m
m]2のときは、YスライダをX軸に対して、 900
[mm]3のときは、YスライダをX軸に対して、−5
00[mm]4のときは、YスライダをX軸に対して、
−900[mm]移動させるY方向相対移動信号S6 
(y)を出力する。 (例)停止位置がP1 のとき、停止位置番号「1」の
下1桁は「1」なので、上記1が実行される。停止位置
がP14のとき、停止位置番号「14」の下1桁は「4
」なので、上記4が実行される。次にNCのメモリの停
止位置番号の上位2桁の数を読み、Xスライダを(停止
位置番号の上位2桁の値)×800 [mm]移動させ
るX方向相対移動信号S6(x)を出力する。 (例)停止位置がP1 のとき、停止位置番号「1」の
上位2桁は「0」なのでXスライダは移動しない。停止
位置がP24のとき、停止位置番号「24」の上位で2
桁は「02」なので、Xスライダを 2×800=16
00[mm]移動させるX方向相対移動信号S6(x)
を出力する。 TR(相対移動装置)NCから出力されたX及びYスラ
イダのX及びY方向相対移動信号S6(x,y)によっ
て、相対移動装置TRがロボットを信号S6 で定まる
停止位置まで移動させる。 N7(プログラム番号指定回路)前述したN5の作業位
置番号を読み出した次のアドレス番号に記憶されたプロ
グラム番号を読み出し、ロボット制御装置RCに、プロ
グラム指定信号S7 を出力する。 (例)N5の停止位置番号を読み出したアドレス#00
8 のときは、次のアドレス#009 のプログラム番
号001 を読み出す。N5の停止位置番号を読み出し
たアドレスが#010 のときは、次のアドレス#01
1 のプログラム番号002 を読み出す。 RC(ロボット制御装置)ロボット制御装置RCは、N
Cからのプログラム指定信号S7 で指定されたプログ
ラム番号であって、RCに予め記憶されたプログラムに
よってロボットRBに作業を開始させる。 (例)N5の#008 の停止位置P1 では、プログ
ラム信号S7で指示された#009 のプログラム番号
001 の作業を実行する。N5の#010 の停止位
置P17では、プログラム信号S7で指示された#01
1 のプログラム番号002 の作業を実行する。ロボ
ットRBが作業を終了すると、RCは作業完了信号Rf
 をNCに出力する。  SW2(完了作業位置出力回
路)作業完了信号Rf が入力されたとき、作業位置カ
ウンタN2 のカウンタ信号S2 を完了位置信号S3
2として出力する。 N9(完了位置保持回路)完了位置信号S32を入力と
して、完了作業位置番号をメモリに保持して、完了位置
保持信号S9 を出力する。このメモリは不揮発性で、
電源をしゃ断してもメモリ内容は保存される。 N10(制御終了判別回路)完了位置保持信号S9 の
完了作業位置番号n とNCのアドレス#007 に記
憶された終了作業位置番号m=20とを比較し、一致し
ないときは制御継続信号S10を出力し、番号が一致し
たときは制御終了信号S10s を出力する。 N21(作業終了回路)制御終了信号S10s により
、NC及びRCはすべての動作を終了する。 N22(途中停止指令回路)被作業物の繰返し作業を全
部終了させないで、溶接ワイヤの交換、昼食時、明日へ
の持越し等のために途中停止をしたいときは、途中停止
押ボタンスイッチPB2を押して途中停止指令信号S2
2を出力する。 FF1(途中停止保持回路)N22から出力された途中
停止指令信号S22をN23から停止信号S23s が
出力されるまで保持して停止保持信号S51を出力する
フリップフロップ回路であって、信号S22によってセ
ットされ停止信号S23s によってリセットされる。 AND1(途中停止動作回路)停止保持信号S51と作
業完了信号Rf とが同時に入力されたときに途中停止
動作信号S41を後述するN23に出力する。 N23(継続・停止判別回路)N10から制御継続信号
S10が入力されたとき、AND1から途中停止動作信
号S41が入力されていないときは、カウンタアップ信
号S23を出力し、信号S41が入力されているときは
、停止信号S23s を出力する。 N24(途中停止回路)N23から停止信号S23s 
が入力されたとき、被作業物の作業終了の途中の作業完
了で停止する。 AD(加算回路)N9の完了位置保持信号S9 が入力
された時に、「1」を加算して加算信号S61を出力す
る。 FF2(開始・再開始切換指令回路)完了位置保持信号
S9 が入力された時にセットされて開始・再開始切換
信号S52を出力して、開始・再開始切換回路SW1 
を接点a 側に切換える。また、N10から制御終了信
号S10s が入力されたとき、リセットされて信号S
52を停止するので、開始・再開始切換回路SW1 は
接点b 側に復帰する。なお、このFF2は、電源をし
ゃ断して再投入したとき、完了位置保持信号S9 が出
力されているときは、セットされて信号S52を出力す
る。 SW3(再開始動作回路)SW1がa接点に切換ってい
るときに、開始・再開始押ボタンスイッチPB1 を押
すと、SW1から再開始信号S31がSW3に入力され
て、ADの加算信号S61が作業位置カウンタN2に入
力されて停止した完了作業番号に「1」が加算された番
号が設定され、作業位置カウンタN2に設定され、N2
からカウンタ信号S2 が出力される。 【0012】第1停止位置P1 の動作説明  NCの
開始・再開始押ボタンスイッチPB1を押して、NCの
制御を開始する開始・再開始信号S1 を出力する。開
始・再開始切換回路SW1はb接点に接続されているの
で、SW1から開始信号S31b が出力される。 信号S31b は、作業位置カウンタN2のカウンタ番
号を1に設定する。また信号S31b は、基準位置移
動指令回路N3に出力され、ロボットRBを図5に示す
原点位置Pr から基準位置Ps に移動させるために
、相対移動装置TRに、基準位置移動信号S3 を出力
する。ロボットの移動中又は移動後に、NCのメモリか
ら作業を開始する作業位置(Q1 )番号の「1」を読
み出し、作業開始位置信号S4 を、作業位置指令回路
N5に出力する。回路N5は、この信号S4 の「1」
と作業位置カウンタN2からのカウンタ信号S2 のn
=1とが入力されると、アドレス番号=作業開始位置番
号×2 ×(n−1) +8 =8 なので、図7に示
すアドレス#008 から、ロボットの停止位置番号「
1」を読み出して、停止位置信号S5 を移動位置指令
回路N6に出力する。移動位置指令回路N6は、上記停
止位置番号「1」の下1桁の「1」を読み出して、予め
定めたとおり、YスライダをX軸に対して距離B1 =
1400[mm]移動させる相対移動信号S6 を、相
対移動装置TRに出力する。ロボットは、相対移動装置
TRによって図5の第1停止位置P1 に移動する。ロ
ボットの移動後に、NCのプログラム番号指定回路N7
は、図7に示すアドレス#008 の次のアドレス#0
09 に記憶されたプログラム番号「001 」を読み
出し、RCにプログラム指定信号S7 を出力する。R
Cは、プログラム指定信号S7 で指定されたプログラ
ム番号「001 」であって、RCに予めティーティン
グ又はオフラインで記憶されたプログラムによってロボ
ットRBに作業を開始させる。ロボットRBが作業位置
Q1 の作業を完了すると、RCは作業完了信号Rf 
をNCに出力する。NCの完了作業位置出力回路SW2
は、作業完了信号Rf が入力されたとき、作業位置カ
ウンタN2のカウンタ番号S2 を、完了位置信号S3
2として出力する。信号S32が完了位置保持回路N9
に入力されると、この回路のメモリに、完了作業位置番
号「1」を保持して、完了位置保持信号S9 を出力す
る。制御終了判別回路N10は、この完了位置保持信号
S9 の完了作業位置番号n=1とNCのアドレス#0
07 に記憶された終了作業位置番号m=20とを比較
して、n<mなので、制御継続信号S10を出力する。 継続・停止判別回路N23に、途中停止動作信号S41
が入力されていないときは、この回路N22は、作業位
置カウンタN2に、カウンタアップ信号S23を出力す
る。作業位置カウンタN2は、カウンタ番号1に1を加
算してカウンタ番号2のカウンタ信号S2 を、再び作
業位置指令回路N5に出力する。 【0013】第2停止位置P2 以後の動作説明  作
業位置指令回路N5は、前述した作業開始位置信号S4
 と作業開始位置信号S4 の「1」と作業位置カウン
タN2のカウンタ信号S2 のn=2とが入力されると
、アドレス番号=作業開始位置番号×2 ×(n−1)
 +8 =10なので、図7に示すアドレス#010 
から、停止位置番号「11」を読み出して、停止位置信
号S5 を移動位置指令回路N6に出力する。この回路
N6は、上記停止位置番号「11」の下1桁の「1」を
読み出して、予め定めたとおり、YスライダをX軸に対
して距離B1 =1400[mm]移動させる相対移動
信号S6 を、相対移動装置TRに出力する。このB1
 は、Y方向に対して第1停止位置P1 の位置と同じ
なので、TRはY方向には移動しない。しかし、停止位
置番号「11」の2桁目は「1」なので、Xスライダを
1 ×800 =800 [mm]移動させる相対移動
信号S6 を、相対移動装置TRに出力する。ロボット
は、相対移動装置TRによって図5の第2停止位置P2
 に移動する。ロボットの移動後に、NCのプログラム
番号指定回路N7は、図7に示すアドレス#010 の
次のアドレス#011 に記憶されたプログラム番号0
02 を読み出し、RCにプログラム指定信号S7 を
出力する。以下、第1停止位置P1 の動作説明と同様
にして、作業位置カウンタN2は、カウンタ番号2に1
を加算してカウンタ番号3のカウンタ信号S2 を、再
び作業位置指令回路N5に出力する。以下、第3停止位
置P3 の動作説明は、第2停止位置P2 の動作説明
と同様である。 【0014】途中停止の動作説明   被作業物の繰返し作業を全部終了させないで、途中
停止指令回路N22の途中停止押ボタンスイッチPB2
を押して途中停止指令信号S22を出力する。PB2を
押すと同時に作業を中断すると被作業物に欠陥を発生さ
せるおそれがあるので、ロボットの1つの停止位置の作
業を完了させてから途中停止をさせる必要がある。途中
停止信号保持回路FF1は、PB1を離しても信号S2
2を保持させる回路で、信号S22がセット端子Sに入
力されると、Q端子から停止保持信号S51が出力され
る。PB1を押した時に継続中の作業位置の作業が完了
して作業完了信号Rf が完了作業位置出力回路SW2
に入力する。 以下、第1停止位置P1 の動作説明と同様にして、継
続・停止判別回路N23に、制御継続信号S10が入力
される。この時、前述したFF1の停止保持信号S51
と作業完了信号Rf とが途中停止動作回路AND1に
入力されるので、このAND1は、途中停止動作信号S
41を継続・停止判別回路N23に出力している。した
がって、この回路N23は停止信号S23s を途中停
止回路N24に出力して、NC及びRCは途中停止をす
る。この状態で、制御電源をしゃ断してもよい。 【0015】再開始動作の説明   前述したように、被作業物の繰返し作業の途中で、
途中停止指令信号回路N22の途中停止押ボタンスイッ
チPB2を押して途中停止指令信号S22を出力し、1
つの停止位置作業を完了させて作業完了信号Rf が出
力され、継続・停止判別回路N23から、途中停止回路
N24に、停止信号S23s が入力されてから、制御
電源をしゃ断した状態にあるときから、再開始動作を説
明する。 制御電源を投入した後、開始・再開始指令回路N1の開
始・再開始押ボタンスイッチPB1を押して、NCの制
御を開始する開始・再開始信号S1を出力する。この状
態では、開始・再開始切換指令回路FF2は、前述した
ように、最初の完了位置保持信号S9 がセット端子S
に入力されたときに、出力端子Qに、開始・再開始切換
信号S52を出力している。この状態で、制御電源をし
ゃ断しても、この状態を保持しているため、信号S52
が開始・再開始切換回路SW1は接点a側に切換わって
いる。 したがって、信号S52がこの回路SW1に入力される
と、この回路SW1は再開始信号S31aを、再開始動
作回路SW3に出力する。他方、完了位置保持回路N9
の完了位置保持信号S9 が加算回路ADに入力され、
ADは、再開始動作回路SW3に制御電源しゃ断前の完
了作業位置番号に「1」を加算した番号の加算信号S6
1を出力する。この回路SW3は、作業位置カウンタN
2に、加算信号S61の作業位置番号を設定するカウン
タ設定信号S33を出力する。作業位置カウンタN2は
、カウンタ信号S2 を作業位置指令回路N5に出力し
て、制御電源のしゃ断直前の状態の作業から再開する。 【0016】作業終了動作の説明   被作業物の繰返し作業を全部終了させたときの終了
時の動作はつぎのとおりである。制御終了判別回路N1
0に、完了位置保持信号S9 が入力されたとき、この
回路N10は、この完了位置保持信号S9 の完了作業
位置番号n=20とNCのアドレス#007 に記憶さ
れた終了作業位置番号m=20とを比較して、n=mに
なっているので、制御終了信号S10s を、作業終了
回路N21及び開始・再開始切換指令回路FF2に出力
する。作業終了回路N21は、NC及びRCを終了状態
を維持させるか、開始直前の状態に復帰させる。また、
開始・再開始切換指令回路FF2は、リセット端子Rに
制御終了信号S10s が入力されるので、リセットさ
れて出力端子Qの出力信号すなわち開始・再開始切換信
号S52を停止する。したがって、開始・再開始切換回
路SW1は、接点b に復帰して、次の被作業物に対す
る作業開始が可能となる。 【0017】 【本発明の効果】請求項1の制御方法は、繰返し被作業
物の各停止位置まで、作業用ロボットRB又は被作業物
を移動させる相対移動装置TRの移動を制御するプログ
ラムと、作業用ロボットの作業を開始させて予め定めた
プログラムを繰返して実行させるプログラムの指定とを
、総括制御装置で行い、作業用ロボットが第2停止位置
以後の一部又は全部の停止位置で、繰返される1又は複
数の作業位置における実際の作業内容の実行は、作業用
ロボットを制御するロボット制御装置にティ−ティング
又はオフラインで入力させることによって、相対移動の
プログラムと作業内容のプログラムとを分離して別々に
したので、従来の制御方法のように、繰返し作業が含ま
れているにもかかわらず、各作業位置ごとに、ティ−テ
ィング又はオフラインでプログラムの作成を繰返す必要
がなく、さらに、従来の制御方法のように、相対移動の
プログラムと各作業位置の作業内容のプログラムとが一
体であるために、いずれかの一部を変更したい場合にお
いても、一体のプログラムを変更する必要がないので、
プログラム時間の短縮とプログラムのバグの発生防止と
に有利である。請求項2の制御方法は、請求項1の制御
方法の機能に加えて、大形の被作業物を作業するときに
、全部の作業が終了するまでに、途中停止の指令をした
とき、先の繰返し作業が完了して次の繰返し作業に入る
前に途中停止をさせ、さらに再開始を次の繰返し作業か
ら行うようにしたことによって、請求項1の効果に加え
て、途中停止による被作業物の作業内容の欠陥の発生を
防止したり、再開始後の煩雑なマニュアル操作を回避す
ることができる。請求項3の制御方法は、請求項1及び
請求項2の制御方法の機能に加えて、作業者が開始であ
るか再開始であるかの判断をしていずれかの押ボタンス
イッチを押す必要がなく、開始でも、再開始でも、同じ
押ボタンスイッチを押すことによって、繰返し被作業物
の作業を開始又は再開始することができ、操作の誤りが
発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来及び本発明の制御方法を適用する被作業物
W1 乃至Wn と、ロボットRBと、被作業物とロボ
ットとの相対移動装置TRと、(NCと、)ロボット制
御装置RCとを示す図である。
【図2】従来の繰返し被作業物の作業制御方法のフロ−
チャ−トである。
【図3】従来の繰返し被作業物の作業制御方法のブロッ
ク図である。
【図4】両端が半分の枠及び枠数20の枠から成る被作
業物と、X及びYスライダから成る相対移動装置によっ
て移動するロボットの停止位置と、各停止位置における
作業位置の作業との制御方法の実施例を説明する図であ
る。
【図5】両端が半分の枠及び枠数2の枠から成る被作業
物と、X及びYスライダから成る相対移動装置によって
移動するロボットの停止位置と、各停止位置における作
業個所の作業との制御方法の実施例を説明する図である
【図6】図6は、図5の第1の枠組みW1 の作業位置
(Q2 ,Q3 ,…)の8個所と、各作業位置に対応
して、プログラム番号001 乃至008 の8つのプ
ログラムを適用との関係を示す説明図である。
【図7】図5に示す被作業物の作業個所を、図5に示す
順序で作業を実行したとき、各作業個所において図6で
説明したプログラム番号のプログラムを指令するメモリ
の設定を示す図である。
【図8】図7の続きを示す図である。
【図9】図5乃至図8の実施例において説明した繰返し
被作業物の作業制御方法のブロック図である。
【符号の説明】
NC…総括制御装置 RB…(作業用)ロボット TR…相対移動装置(例えばXスライダ,Yスライダ)
RC…ロボット制御装置 Ws ,W1 乃至Wn ,Wf …被作業物Pr …
原点位置 Ps …基準位置 P1 乃至P4 ,P11乃至P14,…P211 乃
至P214 …停止位置 Q1 乃至Q165 …作業位置 対応出力信号 PB1…開始・再開始押ボタンスイッチPB2…途中停
止押ボタンスイッチ N1…開始・再開始指令回路            
                  S1 SW1…開始・再開始切換回路           
                 S31a ,S3
1b  N2…作業位置カウンタ              
                    S2 N3…基準位置移動指令回路            
                  S3 N4…作業開始位置指定回路            
                  S4 N5…作業位置指令回路              
                    S5 N6…移動(ロボット停止)位置指令回路      
            S6 N7…プログラム番号指定回路           
                 S7 SW2…完了作業位置出力回路           
                 S32 N9…完了位置保持回路              
                    S9 N10…制御終了判別回路             
                   S10,S1
0s FF1…途中停止保持回路             
                   S51 AND1…途中停止動作回路            
                  S41 N21…作業終了回路 N22…途中停止指令回路             
                   S22 N23…継続・停止判別回路            
                  S23,S23
s AD…加算回路                  
                        S
61 FF2…開始・再開始切換指令回路         
               S52 SW3…再開始動作回路              
                    S33 N24…途中停止回路 S1 …開始・再開始信号 S31b …開始信号 S31a …再開始信号 S2 …カウンタ信号 S3 …基準位置移動信号 S4 …作業開始位置信号 S5 …停止位置信号 S6 …相対移動信号 S6(x)…X方向相対移動信号 S6(y)…Y方向相対移動信号 S6(x,y)…X及びY方向相対移動信号S7 …プ
ログラム指定信号 Rf …作業完了信号 S32…完了位置信号 S9 …完了位置保持信号 S10…制御継続信号 S10s …制御終了信号 S22…途中停止指令信号 S51…停止保持信号 S41…途中停止動作信号 S23…カウンタアップ信号 S23s …停止信号 S61…加算信号 S52…開始・再開始切換信号 S33…カウンタ設定信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業用ロボットが、被作業物の第1停止位
    置で、1個所又は複数個所の作業をした後、相対移動装
    置が作業用ロボットと被作業物とを相対移動させ、作業
    用ロボットが前記被作業物の第2停止位置以後の一部又
    は全部の停止位置で、前記作業と同じ作業を繰返す繰返
    し被作業物の作業制御方法において、前記相対移動装置
    及び前記作業用ロボットを制御する総括制御装置に予め
    設定された第1相対移動信号によって前記相対移動装置
    が第1停止位置に、作業用ロボットと被作業物とを相対
    移動させて、前記総括制御装置からプログラム指定信号
    を入力して、前記作業用ロボットを制御するロボット制
    御装置に予め記憶されたプログラムによって作業用ロボ
    ットが被作業物の第1停止位置で作業をした後、前記総
    括制御装置の第2以後の相対移動信号によって、相対移
    動装置が第2停止位置以後の停止位置に順次に相対移動
    をさせて、前記作業用ロボットが前記プログラム指定信
    号によって被作業物の第2停止位置以後の一部又は全部
    の停止位置で、前記プログラム指定信号と同じプログラ
    ム指定信号の作業を繰返す繰返し被作業物の作業制御方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1の制御方法において、途中停止指
    令信号を発生させてから作業完了信号が出力されるまで
    前記途中停止指令信号を一時保持して途中停止を行うと
    ともに、前記作業完了信号を制御電源しゃ断後も保持し
    、再開始信号を発生させたとき、前記保持した作業完了
    信号によって作業位置カウンタを、途中停止したときの
    次の作業位置番号に設定して、途中停止後に完了した作
    業の次の作業を開始する繰返し被作業物の作業制御方法
  3. 【請求項3】請求項2の制御方法において、作業の開始
    及び再開始する開始・再開始信号を同一回路で発生させ
    、開始・再開始信号を第1の信号と第2の信号との2つ
    の信号に分割し、作業完了信号が出力されるまでは、前
    記第1の信号を開始信号とし、前記完了信号が出力され
    てから全作業終了までは、前記第2の信号を再開始信号
    とする繰返し被作業物の作業制御方法。
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