JPH0424202Y2 - - Google Patents

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JPH0424202Y2
JPH0424202Y2 JP1990068058U JP6805890U JPH0424202Y2 JP H0424202 Y2 JPH0424202 Y2 JP H0424202Y2 JP 1990068058 U JP1990068058 U JP 1990068058U JP 6805890 U JP6805890 U JP 6805890U JP H0424202 Y2 JPH0424202 Y2 JP H0424202Y2
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operating ring
spring
tooth row
ratchet tooth
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JP1990068058U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として自動二輪車等に使用される懸
架装置に関し、特にその初期設定荷重の調整装置
に係るものである。
この種の調整装置は、同一出願人が提出した昭
和54年特許願第3760号に既に開示した所であり、
第1図に示す如く、懸架スプリング1の下端を操
作環2によつて支受けすると共に上縁にラチエツ
ト歯列3aを有し、下縁に段階的に傾斜する前記
歯列3aと逆方向のラチエツト歯列3bを有する
スペーサ3を筒状体4を介してダンパー本体5に
遊嵌し、ダンパー本体5の突起5aに前記ラチエ
ツト歯列3bを噛合せしめてある。従つて、車体
の荷重は操作環2とスペーサ3とを介して突起5
aに直接的に加えられるもので、把手2bを以つ
て操作環2をダンパー本体5の中心に時計方向に
回動するときは、ラチエツト歯列3aを介してス
ペーサ3も同体的に回動されるが、逆方向のラチ
エツト歯列3bは突起5aを乗り越えて回動さ
れ、その噛合位置を段階的に変化する。
かくして、所望の位置にスペーサ3を調停した
後、把手2aを復帰方向に回動すれば、スペーサ
3は突起5aによつて係止されるが、操作環2の
突起2aは、ラチエツト歯列3aを乗り越えて回
動されることとなる。
従つて前述の調整位置が変動されることはな
い。然し乍ら、操作環2の回動動作は往動時も復
動時も車体の荷重下に行われるため、その操作は
復動時にも重いものとなり、操作が厄介となるの
みならず、遠隔操作等には極めて不向きであつ
た。
本考案は上述の如き現況に鑑み、前述の把手2
aの復帰を軽快に行い得るように構成し、操作を
容易ならしめると共に復帰操作の円滑化によつて
スプリングワイヤ等による遠隔操作をも可能なら
しめたものである。
このため、本考案においては、操作環2に懸架
スプリング1からの荷重を直接受けないようにす
ると共に、スペーサ3の所望の回転を実施し得る
ようにしたものである。
以下図面に示した実施例に基づいて本考案の要
旨を説明する。
第2図は本考案装置を施した懸架装置の要部を
示す一部縦断面図で、第1図の部品と同様の部品
には同一符号を付してある。
本考案においては、スペーサ3は、上縁を外方
に屈曲した内筒7と、該内筒7に嵌合した外筒
7′と、上縁を外方に屈曲し、該上縁に複数箇の
係合溝8を配設し、更に下縁に階段状に傾斜する
ラチエツト歯列7″aを有する下部筒体7″とから
なり、これら三者は一体整形してもよいが、製作
工程上互いに独立的に成形し、互いに対向せしめ
てある。
而して、操作環2は前述の外筒7′に遊嵌し、
スプリング9によつて図上下方に弾圧されてい
る。
10は調定カムで前記操作環2と下部筒体7″
との間に設けてあり、操作環2の係止用の突起2
aに対向するラチエツト歯列10aを備えると共
に下部筒体7″の係合溝8にスプライン嵌合する
複数箇の突子10bを設けてある。
また、第1図においては、懸架スプリング1の
下端を直接操作環2に当接せしめたが、本考案で
はスプリングガイド11に支受けさせ、該スプリ
ングガイド11の下面を内筒7の屈曲上縁7aに
当接せしめて相互の摺動を円滑にしてある。
以上のような構成からなる本考案装置において
は、懸架スプリング1の荷重は、先ずスプリング
ガイド11、次に内筒7、下部筒体7″を経てダ
ンパー本体5の突起5aに負荷されることとなる
が、操作環2は、この負荷系列から除外されてい
るため、スプリング9の弾力を除いては何等の負
荷もない。
従つて、操作環2をダンパー本体5を中心に図
上時計方向に回動するときは、その突起2aがラ
チエツト歯列10aに係合して調定カム10を回
動し、更に突子10b、係合溝8を介して下部筒
体7″を一体的に回動することとなる。
この結果、傾斜状に設けられたラチエツト歯列
7″aが突起5aを乗り越えて回動されることと
なる。
そこで所望の歯列に至るまで回動を行つた後、
今度は、操作環2を原位置又は所望位置まで復動
するもので、この場合には突起2aはラチエツト
歯列10aの傾斜縁を乗り越えるのであるが、ス
プリング9の弾力による摩擦抵抗のみであるか
ら、極めて楽に復動せしめることができる。
この復動を更に軽快に実施するために、ブラケ
ツト2cと車体フレーム12との間に復帰ばね1
3を設ければ、操作環2の復動動作は前述の如く
容易であるから、復帰が自動的に行われるもので
調整操作を更に容易に為し得るものとなる。
この際、ラチエツト歯列7″aと突起5aとの
係合により、下部筒体7″は先の調整位置に係止
されていることはいうまでもない。
以上述べた如く、本考案装置においては、操作
環2を荷重系列外に配置し、ラチエツト機構によ
り所要の回動方向にのみスペーサ3の回動を行
い、復動時には空転するようにしてあるから、操
作を極めて軽快に行なうことが可能となつたもの
である。
そこで第3図及び第4図示の実施例において明
らかなように、把手2bを取り外して、そのブラ
ケツト2cにスプリングワイヤ14の先端を連結
すれば、遠隔操作レバー15を牽引することによ
つて前記操作環2を比較的楽に往動させ、レバー
15を緩めることにより、操作環2を自動的に復
帰せしめる遠隔操作機構を設けたもので、ダンパ
ー本体5が二輪車後輪の支持用として車体の中央
付近にあつて手が届かず、操作が困難な場合等の
遠隔操作用として好適である。
以上述べた如く、本考案によれば、荷重の調整
を行なう操作環2を懸架スプリング1の荷重系列
から除外して、而もスペーサ3の必要な回動をラ
チエツト機構を介して行なわせるようにし、操作
環2の復動を軽快ならしめることによつて遠隔操
作を容易にし、手の届かない位置の調整を楽に行
ないうる優れた特徴を具有し、その利とするとこ
ろ極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は懸架装置における従来の初期設定荷重
の調整装置の一例を示す一部切欠側面図、第2図
は本考案調整装置の要部を示す一部縦断拡大側面
図、第3図は遠隔操作機構を付設した実施例を示
す要部の一部切欠側面図、第4図はその操作環部
分の平面図である。 1……懸架スプリング、2……操作環、2a…
…突起、2c……ブラケツト、3……スペーサ、
3a……ラチエツト歯列、3b……傾斜するラチ
エツト歯列、4……筒状体、5……ダンパー本
体、5a……突起、7……内筒、7′……下部筒
体、8……係合溝、7″a……ラチエツト歯列、
9……スプリング、10……調定カム、10a…
…ラチエツト歯列、11……スプリングガイド、
12……車体フレーム、13……復帰ばね、14
……スプリングワイヤ、15……遠隔操作レバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 懸架スプリング1の一端を支持するスプリング
    ガイド11とダンパー本体5に付設した突起5a
    との間に前記ダンパー本体5に遊嵌するスペーサ
    3を配設し、該スペーサ3の下部周縁に段階的に
    傾斜するラチエツト歯列10aを形成して該スペ
    ーサ3に操作環2を遊嵌させる一方、前記操作環
    2と前記スペーサ3の内筒7間にスプリング9を
    介装すると共に、前記操作環2と前記スペーサ3
    との間に、前記操作環2の一方向の回動に対して
    は前記スペーサ3を随動せしめ、逆方向に対して
    は空転するラチエツト機構を介在させ、さらに前
    記操作環2にスプリングワイヤ等の遠隔操作機構
    を連繋せしめたことを特徴とする懸架装置の初期
    設定荷重調整装置。
JP1990068058U 1990-06-27 1990-06-27 Expired JPH0424202Y2 (ja)

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JP1990068058U JPH0424202Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27

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JP1990068058U JPH0424202Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27

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JPH0312035U JPH0312035U (ja) 1991-02-07
JPH0424202Y2 true JPH0424202Y2 (ja) 1992-06-08

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ID=31602175

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826228U (ja) * 1981-08-13 1983-02-19 クラリオン株式会社 ラジオ同調表示装置におけるベルト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826228U (ja) * 1981-08-13 1983-02-19 クラリオン株式会社 ラジオ同調表示装置におけるベルト

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Publication number Publication date
JPH0312035U (ja) 1991-02-07

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