JPH0424186Y2 - - Google Patents

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JPH0424186Y2
JPH0424186Y2 JP1986167228U JP16722886U JPH0424186Y2 JP H0424186 Y2 JPH0424186 Y2 JP H0424186Y2 JP 1986167228 U JP1986167228 U JP 1986167228U JP 16722886 U JP16722886 U JP 16722886U JP H0424186 Y2 JPH0424186 Y2 JP H0424186Y2
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lid
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stopper rubber
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door
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JP1986167228U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用ドア等の蓋物の強閉時のオー
バーストローク防止又は建付精度向上のために用
いられる蓋物用ストツパに関する。
[従来の技術] 自動車のドアには、強閉時のオーバーストロー
クの防止又は建付精度向上の目的からストツパゴ
ムが取り付けられている。(実開昭55−27197号、
実開昭60−175924号)。
第6図から第8図には、ラツゲージドア10へ
のストツパゴム12の取付に関する従来構造が示
されている。
ラツゲージドア10は第7図矢印A方向へ開閉
可能に取り付けられ、ドアインナパネル10Aに
はボデー14にドア開閉方向(第7図矢印A方
向)に対して垂直に形成されたストツパゴム12
の当り面16に対してドア閉止状態で平行になる
面20に取付孔18が形成されている。ストツパ
ゴム12は第8図に示される如く軸線廻りに対称
に形成され、軸線方向一端がドアインナパネル1
0Aの取付孔18に挿入係止されてラツゲージド
ア10へ取り付けられ、ラツゲージドア10の閉
止時に軸方向他端がボデー14の当り面16に当
接されてドア強閉時のオーバーストロークを防止
できるようになつている。また、ストツパコム1
2はラツゲージドア10の閉止状態で面20とボ
デー14の当り面16との間に介在されてラツゲ
ージドア10の建付精度を向上できるようになつ
ている。
ところで、ボデー14の当り面16は建付上ラ
ツゲージドア10の閉止方向に垂直に設けること
が好しく、このため取付孔18が形成される面2
0をドアインナパネル10Aの成形性上等(取付
孔18をワツクス注入孔として用いる場合等)の
理由によりドア閉止状態で当り面16に対して平
行に設定できない場合がある。このような場合、
従来では、第9図及び第10図に示される如く、
ストツパコム12の一端に軸線に対して傾斜する
斜面22を形成し、この斜面22を当り面16に
当接させるようにしていた。しかし、この場合、
ストツパゴム12が軸線廻りに非対称で、ラツゲ
ージドア10及びボデー14に対して方向性を持
つため、ストツパゴム12を取付時に位置決めす
る必要があり、ストツパゴム12の取付作業に手
間がかかるという問題があつた。
そこで、従来では、ラツゲージドア10への取
付を容易とするために第11図及び第12図に示
される如く、ストツパゴム12の一端に半球体2
4を形成し、この半球体24の曲面の一部を当り
面16に当接させることが考えられていた。しか
し、この場合には、第11図に示される如く、ス
トツパゴム12と当り面16との接点26と、ス
トツパゴム12の面20への取付中心点28とが
車体幅方向(第11図左右方向)にずれるため、
ラツゲージドア10の閉止時にストツパゴム12
に作用される圧縮力によつてストツパゴム12が
大きな曲げ力を受けることになる。このため、ラ
ツゲージドア10の強閉時にストツパゴム12が
倒れたり、外れたり、第11図B部が破損したり
する等の不具合が予想される。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、ラツゲージドア等
の蓋物の閉止状態で取付面が当り面に対して傾斜
して配置される場合であつても取付面へ位置決め
することなく簡単に取り付けることができ、且つ
蓋物の閉止時に、当り面からの反力によつて取付
面の取付部に大きな曲げ力を発生させることがな
い蓋物用ストツパを得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る蓋物用ストツパは、蓋物及び蓋物
が開閉自在に取り付けられる箱物のどちらか一方
へ設けられる当り面と、他方へ当り面に対して傾
斜して設けられる取付面との間に介在される弾性
体の蓋物用ストツパであつて、前記取付面に穿設
された取付孔の孔軸と軸線が一致するように配置
された本体部と、前記本体部の頂面に設けられ前
記取付孔と係合する軸部と、前記本体部の前記当
り面側に形成され、前記蓋物の閉止状態において
当り面と当接する外周面へ作用する反力の作用中
心線が前記軸部の中心点と交差するように本体部
の軸線を中心とした円形断面の円錐体部と、で構
成されていることを特徴としている。
[作用] 上記構成の蓋物用ストツパでは、錐体部が本体
部に同軸的であるため、本体部を軸線廻りに回転
しても錐体部の外周曲面の一部と当り面との当接
状態を維持される。したがつて、本体部を軸線廻
りに位置決めすることなく、取付面へ取り付ける
ことができる。
また、蓋物用ストツパには、蓋物の閉止時に当
り面から円錐体部の外周面へ反力が作用する。こ
の反力の作用中心線は、蓋物用ストツパの軸部の
中心点と交差する位置にある。従つて、軸部には
曲げ力が発生しないので、曲げ応力によつて破損
することはない。
[実施例] 第1図及び第2図には、本考案が適用されたス
トツパゴム30が示されている。この実施例で
は、ストツパゴム30は自動車に適用され、ボデ
ー32に取り付けられるラツゲージドア34の強
閉時のオーバーストローク防止用及びラツゲージ
ドア34の建付精度向上用として用いられるよう
になつている。なお、第1図では、紙面左右方向
が車体幅方向、紙面に直角な方向が車体前後方向
となつている。
ラツゲージドア34は図示しないヒンジによつ
て第1図上方へ開放可能にボデー32へ取り付け
られている。このラツゲージドア34はドアアウ
タパネル36の裏面にドアインナパネル38が一
体的に固着されている。ドアインナパネル38に
は、車体幅方向外側端部に(第1図左側の端部
に)ドア閉止状態で車体幅方向外側へ向けて斜め
上方に傾斜する斜面40が形成されている。斜面
40はボデー32にラツゲージドア閉止方向(第
1図矢印C方向)に垂直に形成されたストツパゴ
ム当接用の当り面42に対応されており、ストツ
パゴム30の取付面とされている。この斜面40
は当り面42に対してドア閉止状態で角度θ傾斜
されている。この斜面40には、ストツパゴム取
付用の孔44が穿設されている。
ストツパゴム30は第2図に示される如く、円
柱状の本体部46と、本体部46の軸方向一端か
ら同軸的に突出する円柱状の軸部48と、軸部4
8の先端から軸部半径方向へ広がるかさ部50
と、本体部46の軸方向他端から同軸的に突出す
る円錐体部52とが一体形成されている。
このストツパゴム30は軸部48が斜面40の
孔44を貫通してかさ部50と本体部46との間
にドアインナパネル38を挟持して斜面40へ取
り付けられており、斜面40に対して軸線30A
の向きを直角に配置されている。このストツパゴ
ム30では、斜面40(軸線に直角な面)に対す
る円錐体部52の母線の傾斜角度がドア閉止状態
での当り面42に対する斜面40の傾斜角度θと
同一とされており、ドア閉止状態で円錐体部52
の外周曲面の一部が当り面42に当接配置されて
いる。また、このストツパゴム30の軸部48の
中心点54は、斜面40に穿設された孔44の孔
芯と一致し、さらに、円錐体部52の外周面へ当
り面42から作用する反力の作用中心線58(換
言すればドア開閉方向と一致する線)が軸部48
の中心点54と交差するように、本体部46の軸
方向長さが設定されている。
なお、ストツパゴム30を第1図断面において
第1図に二点鎖線で示される如く切断した形状は
第3図に示される如く、従来考られていた第9図
に図示のストツパゴムの断面形状と類似するもの
であり、第3図断面を軸線30A回りに回転した
ものが本実施例のストツパゴム30の形状となつ
ている。
次に本実施例の作用を説明する。
ストツパゴム30はかさ部50が斜面40の孔
44に圧入されることで、かさ部50が孔44を
貫通して本体部46とでドアインナパネル38を
挟持し、これによつてラツゲージドア34へ取り
付けられる。
ラツゲージドア34へ取り付けられたストツパ
ゴム30はラツゲージドア34の閉止時に円錐体
部52の外周曲面の一部がボデー32の当り面4
2に当接されてラツゲージドア34の強閉時のオ
ーバーストロークを防止するとともにドア閉止状
態でラツゲージドア34とボデー32との間に介
在されてラツゲージドア34の建付精度を確保す
る。
ここで、ドア閉止状態においてストツパゴム3
0を軸線30A廻りに回転した場合、ストツパゴ
ム30は本体部46が軸線30A廻りに回転され
て円錐体部52も回転されることとなるが、円錐
体部52が本体部46と同軸的であるため、ラツ
ゲージドア34又はボデー32に対して円錐体部
52の配置が変わることがなく、円錐体部52の
外周曲面の一部の当り面42への接触状態も変わ
ることがない。したがつて、ストツパゴム30は
軸線30A廻りに位置決めすることなく、かさ部
50を斜面40の孔44へ圧入するだけでラツゲ
ージドア34へ取り付けることができる。
また、ドア閉止状態においてラツゲージドア3
4をドア閉止方向へ(第1図矢印C方向)押圧し
てストツパゴム30に圧縮力を作用させた場合、
ストツパゴム30の軸部48には、当り面42か
ら円錐体部52の外周面へ作用する反力が伝わ
る。この反力の作用中心線58は、ストツパゴム
30の軸部48の中心点54と交差する位置にあ
り、さらにドア開閉方向と一致している。このた
め、軸部48には圧縮力のみが作用し、曲げ力は
発生しない。したがつて、ストツパゴム30はラ
ツゲージドア34の閉止時に作用される圧縮力に
よつて大きな曲げ力を受けることがなく、ラツゲ
ージドア34の強閉時に倒れたり、ラツゲージド
ア34から外れたり、破損したりする等の不具合
が生ずることはない。
なお、ストツパゴム30の円錐体部52は第4
図及び第5図に示される如く、先端中央部に有底
のえぐり孔60を形成するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る蓋物用ストツ
パでは、蓋物及び蓋物が開閉自在に取り付けられ
る箱物のどちらか一方へ設けられる当り面と、他
方へ当り面に対して傾斜して設けられる取付面と
の間に介在される弾性体の蓋物用ストツパであつ
て、前記取付面に穿設された取付孔の孔軸と軸線
が一致するように配置された本体部と、前記本体
部の頂面に設けられ前記取付孔と係合する軸部
と、前記本体部の前記当り面側に形成され、前記
蓋物の閉止状態において当り面と当接する外周面
へ作用する反力の作用中心線が前記軸部の中心点
と交差するように本体部の軸線を中心とした円形
断面の円錐体部と、で構成されているので、蓋物
の閉止状態で取付面が当り面に対して傾斜して配
置される場合であつても取付面へ位置決めするこ
となく簡単に取り付けることができ、且つ蓋物の
閉止時に作用される圧縮力によつて大きな曲げ力
を受けることがない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたストツパゴムの取
付状態を示す断面図、第2図は第1図のストツパ
ゴムの斜視図、第3図は第1図のストツパゴムを
部分的に切断した場合の断面図、第4図及び第5
図は他の実施例を示し、第4図は第1図に対応し
て示した断面図、第5図は第2図に対応して示し
た斜視図、第6図から第8図は従来の一般的なス
トツパゴム構造を示し、第6図はストツパゴムが
適用されるラツゲージドアの車体への配置を示す
斜視図、第7図は第6図の−線に沿う断面
図、第8図は第7図のストツパゴムの斜視図、第
9図から第12図はストツパゴム取付面がストツ
パゴム当接面に対して傾斜する場合においての従
来のストツパゴムの構造を示し、第9図は第7図
に対応して示した断面図、第10図は第9図のス
トツパゴムの斜視図、第11図は第7図に対応し
て示した断面図、第12図は第11図のストツパ
ゴムの斜視図である。 30……ストツパゴム、32……ボデー、34
……ラツゲージドア、40……斜面、42……当
り面、46……本体部、52……円錐体部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋物及び蓋物が開閉自在に取り付けられる箱物
    のどちらか一方へ設けられる当り面と、他方へ当
    り面に対して傾斜して設けられる取付面との間に
    介在される弾性体の蓋物用ストツパであつて、前
    記取付面に穿設された取付孔の孔軸と軸線が一致
    するように配置された本体部と、前記本体部の頂
    面に設けられ前記取付孔と係合する軸部と、前記
    本体部の前記当り面側に形成され、前記蓋物の閉
    止状態において当り面と当接する外周面へ作用す
    る反力の作用中心線が前記軸部の中心点と交差す
    るように本体部の軸線を中心とした円形断面の円
    錐体部と、で構成されていることを特徴とする蓋
    物用ストツパ。
JP1986167228U 1986-10-30 1986-10-30 Expired JPH0424186Y2 (ja)

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JP1986167228U JPH0424186Y2 (ja) 1986-10-30 1986-10-30

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JPS6372335U JPS6372335U (ja) 1988-05-14
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