JPH04240766A - 光電子記憶装置 - Google Patents
光電子記憶装置Info
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- JPH04240766A JPH04240766A JP3007507A JP750791A JPH04240766A JP H04240766 A JPH04240766 A JP H04240766A JP 3007507 A JP3007507 A JP 3007507A JP 750791 A JP750791 A JP 750791A JP H04240766 A JPH04240766 A JP H04240766A
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- phototransistor
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- memory cells
- bipolar transistors
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- 230000005693 optoelectronics Effects 0.000 claims description 16
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号だけではなく電
気信号によっても書込みが可能な光電子記憶装置の回路
構成に関する。
気信号によっても書込みが可能な光電子記憶装置の回路
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】発光素子とフォトトランジスタが直列に
接続された光双安定素子を含む光電子記憶装置の構造と
しては、例えば特願昭60−151578号公報に示さ
れている図5の構造がある。同図の構造では、n型In
P半導体基板1上にn型InP第1コレクタ層2、p型
InGaAsP第1ベース層3、n型InPエミッタ層
4、p型InGaAsP第2ベース層5、n型InP第
2コレクタ層6、n型InGaAsP活性層7、p型I
nPクラッド層8が順次積層されている。このうち第1
コレクタ層2、第1ベース層3、エミッタ層4が第2の
フォトトランジスタ9を構成しており、エミッタ層4、
第2ベース層5、第2コレクタ層6が第1のフォトトラ
ンジスタ10を構成している。さらに第2コレクタ層6
、活性層7、クラッド層8が発光素子11を構成してい
る。
接続された光双安定素子を含む光電子記憶装置の構造と
しては、例えば特願昭60−151578号公報に示さ
れている図5の構造がある。同図の構造では、n型In
P半導体基板1上にn型InP第1コレクタ層2、p型
InGaAsP第1ベース層3、n型InPエミッタ層
4、p型InGaAsP第2ベース層5、n型InP第
2コレクタ層6、n型InGaAsP活性層7、p型I
nPクラッド層8が順次積層されている。このうち第1
コレクタ層2、第1ベース層3、エミッタ層4が第2の
フォトトランジスタ9を構成しており、エミッタ層4、
第2ベース層5、第2コレクタ層6が第1のフォトトラ
ンジスタ10を構成している。さらに第2コレクタ層6
、活性層7、クラッド層8が発光素子11を構成してい
る。
【0003】図5の構造の等価回路を図6に示す。すな
わち、発光素子11と第1のフォトトランジスタ10が
直列に接続されて光双安定素子を構成しており、これと
並列に第2のフォトトランジスタ9が接続されている。 ここで図5の第1、第2、第3の電極12、13、14
が等価回路の第1、第2、第3の端子15、16、17
に対応している。外部回路としては、第1、第3の端子
15、17が結線され、外部抵抗18を介して電源に接
続されており、第2の端子16は接地されている。本回
路は、光入力によってオン状態となって自ら発光し、入
力光を止めてもオン状態を維持して出力光を出し続ける
という光双安定素子の特性を用いたものであり、第1の
フォトトランジスタ10に光を入力すると電流が流れ発
光素子が発光11し、入力光を止めても発光素子11の
光が第1のフォトトランジスタ10に入力されるため光
双安定素子はオン状態を維持し続ける。続いて、第2の
フォトトランジスタ9に光を入力すると第2のフォトト
ランジスタ9に電流が流れ、外部抵抗18による電圧降
下のため光双安定素子はオフすることになる。このよう
に第1のフォトトランジスタによってオンし、第2のフ
ォトトランジスタによってオフし、オン時には出力光を
出力する記憶セルとなっている。
わち、発光素子11と第1のフォトトランジスタ10が
直列に接続されて光双安定素子を構成しており、これと
並列に第2のフォトトランジスタ9が接続されている。 ここで図5の第1、第2、第3の電極12、13、14
が等価回路の第1、第2、第3の端子15、16、17
に対応している。外部回路としては、第1、第3の端子
15、17が結線され、外部抵抗18を介して電源に接
続されており、第2の端子16は接地されている。本回
路は、光入力によってオン状態となって自ら発光し、入
力光を止めてもオン状態を維持して出力光を出し続ける
という光双安定素子の特性を用いたものであり、第1の
フォトトランジスタ10に光を入力すると電流が流れ発
光素子が発光11し、入力光を止めても発光素子11の
光が第1のフォトトランジスタ10に入力されるため光
双安定素子はオン状態を維持し続ける。続いて、第2の
フォトトランジスタ9に光を入力すると第2のフォトト
ランジスタ9に電流が流れ、外部抵抗18による電圧降
下のため光双安定素子はオフすることになる。このよう
に第1のフォトトランジスタによってオンし、第2のフ
ォトトランジスタによってオフし、オン時には出力光を
出力する記憶セルとなっている。
【0004】また、上記光双安定素子を二次元アレイ状
に集積化した例としては、例えば特願昭60−1840
47号公報に示されている画像記憶装置がある。これを
図7に示す。また本装置は図8にような発光素子86と
発光素子からの発光を受光可能なフォトトランジスタ8
7とが直列に接続された光双安定素子88を基板上にア
レイ状に並べたものであり、電極73,74に電圧を印
加すれば光信号によって入力光92がフォトトランジス
タ87に入力しフォトトランジスタ87がオンする。そ
れによって、発光素子86がオンしてそのフィードバッ
ク光94がフォトトランジスタ87に入力し、光安定素
子88が動作して出力光93が光信号として出力する光
入出力記憶装置として機能する。本装置を光信号が基板
面に垂直に入出力できるよう縦続接続して用いれば非常
に高速の並列データ転送が可能である。しかし、この二
次元アレイを縦続接続したものは入力光92、出力光9
3だけによるもので システム全体に対する入出力を
考えた場合、電気信号と二次元光信号の変換が必要にな
ってくる。
に集積化した例としては、例えば特願昭60−1840
47号公報に示されている画像記憶装置がある。これを
図7に示す。また本装置は図8にような発光素子86と
発光素子からの発光を受光可能なフォトトランジスタ8
7とが直列に接続された光双安定素子88を基板上にア
レイ状に並べたものであり、電極73,74に電圧を印
加すれば光信号によって入力光92がフォトトランジス
タ87に入力しフォトトランジスタ87がオンする。そ
れによって、発光素子86がオンしてそのフィードバッ
ク光94がフォトトランジスタ87に入力し、光安定素
子88が動作して出力光93が光信号として出力する光
入出力記憶装置として機能する。本装置を光信号が基板
面に垂直に入出力できるよう縦続接続して用いれば非常
に高速の並列データ転送が可能である。しかし、この二
次元アレイを縦続接続したものは入力光92、出力光9
3だけによるもので システム全体に対する入出力を
考えた場合、電気信号と二次元光信号の変換が必要にな
ってくる。
【0005】この変換を行うための、電気信号によって
も書込みが可能な光電子記憶装置は例えば特願平1−1
53368号公報に示されている。それを図9に示す。 光双安定素子101のアノードとカソードをそれぞれワ
ード線104とビット線105に接続し、光双安定素子
の降伏特性を利用して書込みを行っている。すなわち、
ワード線とビット線を選択した光双安定素子にのみ降伏
電圧以上の電圧を印加し、光双安定素子をブレークダウ
ンさせフォトトランジスタのベースに光を入力せずに素
子を動作させるものである。電気信号によって動作させ
たあとは、図8と同様に発光素子からのフィードバック
光(帰還光)によりフォトトランジスタを動作させ書込
みを行う。
も書込みが可能な光電子記憶装置は例えば特願平1−1
53368号公報に示されている。それを図9に示す。 光双安定素子101のアノードとカソードをそれぞれワ
ード線104とビット線105に接続し、光双安定素子
の降伏特性を利用して書込みを行っている。すなわち、
ワード線とビット線を選択した光双安定素子にのみ降伏
電圧以上の電圧を印加し、光双安定素子をブレークダウ
ンさせフォトトランジスタのベースに光を入力せずに素
子を動作させるものである。電気信号によって動作させ
たあとは、図8と同様に発光素子からのフィードバック
光(帰還光)によりフォトトランジスタを動作させ書込
みを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平1−153
368号公報に示されている回路構成によれば、二次元
アレイ中の光双安定素子を電気信号によってワード線と
ビット線により選択的にオンさせることが可能である。 しかし、発光素子とフォトトランジスタを直列に接続し
た光双安定素子の降伏電圧は、発光素子からフォトトラ
ンジスタへの光学的な正帰還作用に依存するために素子
ごとのばらつきが大きく、アレイの規模を大きくした場
合には安定な書込み動作が困難になる。
368号公報に示されている回路構成によれば、二次元
アレイ中の光双安定素子を電気信号によってワード線と
ビット線により選択的にオンさせることが可能である。 しかし、発光素子とフォトトランジスタを直列に接続し
た光双安定素子の降伏電圧は、発光素子からフォトトラ
ンジスタへの光学的な正帰還作用に依存するために素子
ごとのばらつきが大きく、アレイの規模を大きくした場
合には安定な書込み動作が困難になる。
【0007】そこで本発明では、光双安定素子の降伏特
性を用いずに電気信号による書込みを行い、アレイの規
模を大きくした場合にも安定な書込み動作が可能な光電
子記憶装置を提供することを目的とする。
性を用いずに電気信号による書込みを行い、アレイの規
模を大きくした場合にも安定な書込み動作が可能な光電
子記憶装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、発光素子と前記発光素子からの発光を受
光可能なフォトトランジスタが直列に接続された光双安
定素子と、前記フォトトランジスタに並列に接続された
バイポーラトランジスタとを含む記憶セルが半導体基板
上に二次元アレイ状に配列され、横方向に隣接する前記
記憶セルに含まれる前記光双安定素子のアノードがワー
ド線によって接続され、縦方向に隣接する前記記憶セル
に含まれる前記バイポーラトランジスタのベースがビッ
ト線によって接続された回路、もしくは発光素子と前記
発光素子からの発光を受光可能なフォトトランジスタが
直列に接続された光双安定素子と、前記発光素子と前記
フォトトランジスタの接続点にコレクタが接続されたバ
イポーラトランジスタとを含む記憶セルが半導体基板上
に二次元アレイ状に配列され、横方向に隣接する前記記
憶セルに含まれる前記バイポーラトランジスタのベース
がワード線によって接続され、縦方向に隣接する前記記
憶セルに含まれる前記バイポーラトランジスタのエミッ
タがビット線によって接続された回路によって光電子記
憶装置を構成する。
決するために、発光素子と前記発光素子からの発光を受
光可能なフォトトランジスタが直列に接続された光双安
定素子と、前記フォトトランジスタに並列に接続された
バイポーラトランジスタとを含む記憶セルが半導体基板
上に二次元アレイ状に配列され、横方向に隣接する前記
記憶セルに含まれる前記光双安定素子のアノードがワー
ド線によって接続され、縦方向に隣接する前記記憶セル
に含まれる前記バイポーラトランジスタのベースがビッ
ト線によって接続された回路、もしくは発光素子と前記
発光素子からの発光を受光可能なフォトトランジスタが
直列に接続された光双安定素子と、前記発光素子と前記
フォトトランジスタの接続点にコレクタが接続されたバ
イポーラトランジスタとを含む記憶セルが半導体基板上
に二次元アレイ状に配列され、横方向に隣接する前記記
憶セルに含まれる前記バイポーラトランジスタのベース
がワード線によって接続され、縦方向に隣接する前記記
憶セルに含まれる前記バイポーラトランジスタのエミッ
タがビット線によって接続された回路によって光電子記
憶装置を構成する。
【0009】
【作用】光双安定素子はオフ状態ではフォトトランジス
タに電流が流れず、発光素子も発光しない。一方、オン
状態ではフォトトランジスタに電流が流れ、発光素子が
発光するが、この発光自体がフォトトランジスタに入射
されてフォトトランジスタに電流が流れる。オフ状態を
オン状態に遷移させる書込みを行うためには、通常は光
信号をフォトトランジスタに入射することでオン状態の
正帰還を開始させる。これに対し、本発明では発光素子
とフォトトランジスタの接続点にバイポーラトランジス
タを接続し、このバイポーラトランジスタに電流を流す
ことで正帰還を開始させる。この際、ワード線およびビ
ット線によって、X・Y両方向からのアドレスを可能に
するためには、1つの光双安定素子に対して2か所の電
位を制御して正帰還を開始させる必要がある。
タに電流が流れず、発光素子も発光しない。一方、オン
状態ではフォトトランジスタに電流が流れ、発光素子が
発光するが、この発光自体がフォトトランジスタに入射
されてフォトトランジスタに電流が流れる。オフ状態を
オン状態に遷移させる書込みを行うためには、通常は光
信号をフォトトランジスタに入射することでオン状態の
正帰還を開始させる。これに対し、本発明では発光素子
とフォトトランジスタの接続点にバイポーラトランジス
タを接続し、このバイポーラトランジスタに電流を流す
ことで正帰還を開始させる。この際、ワード線およびビ
ット線によって、X・Y両方向からのアドレスを可能に
するためには、1つの光双安定素子に対して2か所の電
位を制御して正帰還を開始させる必要がある。
【0010】本光電子記憶装置の第1の構成では、フォ
トトランジスタに並列にバイポーラトランジスタを接続
し、そのベースの電位と光双安定素子のアノードの電位
を制御することで電気信号による書込みを行う。以下の
説明では、バイポーラトランジスタがnpnトランジス
タであるとして電位の関係を述べる。ベースの電位を上
昇させバイポーラトランジスタに電流を流すと発光素子
にも電流が流れ、正帰還が開始される。ただし、正帰還
によって光双安定素子がオンするためには、発光素子を
流れる電流がある閾値をこえる必要がある。この閾値は
光双安定素子のアノードの電位によって変化し、アノー
ドの電位が高いほど小さくなる。従って、アノードの電
位とベースの電位を共に上昇させた場合にのみ書込みが
行われ、X・Yアドレスによる書込みが可能である。
トトランジスタに並列にバイポーラトランジスタを接続
し、そのベースの電位と光双安定素子のアノードの電位
を制御することで電気信号による書込みを行う。以下の
説明では、バイポーラトランジスタがnpnトランジス
タであるとして電位の関係を述べる。ベースの電位を上
昇させバイポーラトランジスタに電流を流すと発光素子
にも電流が流れ、正帰還が開始される。ただし、正帰還
によって光双安定素子がオンするためには、発光素子を
流れる電流がある閾値をこえる必要がある。この閾値は
光双安定素子のアノードの電位によって変化し、アノー
ドの電位が高いほど小さくなる。従って、アノードの電
位とベースの電位を共に上昇させた場合にのみ書込みが
行われ、X・Yアドレスによる書込みが可能である。
【0011】本光電子記憶装置の第2の構成では、発光
素子とフォトトランジスタの接続点にバイポーラトラン
ジスタのコレクタを接続し、バイポーラトランジスタの
ベースの電位とエミッタの電位を制御することで電気信
号による書込みを行う。この場合は、ベース電位を上昇
させエミッタ電位を低下させた場合にのみバイポーラト
ランジスタに電流が流れ、正帰還が開始される。また、
バイポーラトランジスタがダブルヘテロ接合バイポーラ
トランジスタ等のエミッタとコレクタを逆に接続しても
動作するトランジスタである場合には、ベース電位、コ
レクタ電位を共に上昇させれば、逆方向の電流が流れる
ため、正帰還を停止させることも可能である。すなわち
、オフ状態からオン状態への遷移だけではなく、オン状
態からオフ状態への遷移も電気信号によって選択的に行
うことができる。
素子とフォトトランジスタの接続点にバイポーラトラン
ジスタのコレクタを接続し、バイポーラトランジスタの
ベースの電位とエミッタの電位を制御することで電気信
号による書込みを行う。この場合は、ベース電位を上昇
させエミッタ電位を低下させた場合にのみバイポーラト
ランジスタに電流が流れ、正帰還が開始される。また、
バイポーラトランジスタがダブルヘテロ接合バイポーラ
トランジスタ等のエミッタとコレクタを逆に接続しても
動作するトランジスタである場合には、ベース電位、コ
レクタ電位を共に上昇させれば、逆方向の電流が流れる
ため、正帰還を停止させることも可能である。すなわち
、オフ状態からオン状態への遷移だけではなく、オン状
態からオフ状態への遷移も電気信号によって選択的に行
うことができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例の光電子記憶装置の
回路図である。発光素子19とフォトトランジスタ20
が直列に接続された光双安定素子21と、フォトトラン
ジスタ20に並列に接続されたバイポーラトランジスタ
22とを含む記憶セル23が半導体基板上に二次元アレ
イ状に配列されている。横方向に隣接する記憶セル23
に含まれる光双安定素子21のアノードはワード線24
によって接続され、縦方向に隣接する記憶セル23に含
まれるバイポーラトランジスタ22のベースはビット線
25によって接続されている。
回路図である。発光素子19とフォトトランジスタ20
が直列に接続された光双安定素子21と、フォトトラン
ジスタ20に並列に接続されたバイポーラトランジスタ
22とを含む記憶セル23が半導体基板上に二次元アレ
イ状に配列されている。横方向に隣接する記憶セル23
に含まれる光双安定素子21のアノードはワード線24
によって接続され、縦方向に隣接する記憶セル23に含
まれるバイポーラトランジスタ22のベースはビット線
25によって接続されている。
【0013】本実施例に含まれる記憶セル23の具体的
構造の一例を図2に示す。n型InP半導体基板26上
に、p型InGaAsPベース層27、n型InPコレ
クタ層28、n型InGaAsP活性層29、p型In
Pクラッド層30が順次積層されている。エミッタの役
割をする半導体基板26とベース層27、コレクタ層2
8がフォトトランジスタ20およびバイポーラトランジ
スタ22を構成しており、コレクタ層28、活性層29
、クラッド層30が発光素子19を構成している。フォ
トトランジスタ20のコレクタ上に設けられた第1コレ
クタ電極31とバイポーラトランジスタのコレクタ上に
設けられた第2コレクタ電極32は、配線33によって
接続されている。また、フォトトランジスタ20とバイ
ポーラトランジスタ22は、ともに半導体基板26をエ
ミッタとして用いているので、両者のエミッタは等価的
に接続され、接地されている。発光素子19のアノード
電極34はワード線24に接続され、バイポーラトラン
ジスタ22のベース電極35はビット線25に接続され
ている。
構造の一例を図2に示す。n型InP半導体基板26上
に、p型InGaAsPベース層27、n型InPコレ
クタ層28、n型InGaAsP活性層29、p型In
Pクラッド層30が順次積層されている。エミッタの役
割をする半導体基板26とベース層27、コレクタ層2
8がフォトトランジスタ20およびバイポーラトランジ
スタ22を構成しており、コレクタ層28、活性層29
、クラッド層30が発光素子19を構成している。フォ
トトランジスタ20のコレクタ上に設けられた第1コレ
クタ電極31とバイポーラトランジスタのコレクタ上に
設けられた第2コレクタ電極32は、配線33によって
接続されている。また、フォトトランジスタ20とバイ
ポーラトランジスタ22は、ともに半導体基板26をエ
ミッタとして用いているので、両者のエミッタは等価的
に接続され、接地されている。発光素子19のアノード
電極34はワード線24に接続され、バイポーラトラン
ジスタ22のベース電極35はビット線25に接続され
ている。
【0014】次に本実施例の動作について説明する。光
双安定素子21はオフ状態ではフォトトランジスタ20
に電流が流れず、発光素子19も発光しない。一方、オ
ン状態ではフォトトランジスタ20に電流が流れ、発光
素子19が発光するが、この発光自体がフォトトランジ
スタ20に入射されてフォトトランジスタ20に電流が
流れる。本実施例では、フォトトランジスタ20に並列
にバイポーラトランジスタ22が接続されており、その
ベースの電位と光双安定素子のアノードの電位を制御す
ることで電気信号による書込みを行う。ベースの電位を
上昇させバイポーラトランジスタ22に電流を流すと発
光素子19にも電流が流れ、正帰還が開始される。ただ
し、正帰還によって光双安定素子21がオンするために
は、発光素子19を流れる電流がある閾値をこえる必要
がある。この閾値は光双安定素子21のアノードの電位
によって変化し、アノードの電位が高いほど小さくなる
。従って、アノードの電位とベースの電位を共に上昇さ
せた場合にのみ書込みが行われる。発光素子19のアノ
ード電極34はワード線24に接続され、バイポーラト
ランジスタ22のベース電極35はビット線25に接続
されているので、X・Yアドレスによる電気書込みが可
能である。
双安定素子21はオフ状態ではフォトトランジスタ20
に電流が流れず、発光素子19も発光しない。一方、オ
ン状態ではフォトトランジスタ20に電流が流れ、発光
素子19が発光するが、この発光自体がフォトトランジ
スタ20に入射されてフォトトランジスタ20に電流が
流れる。本実施例では、フォトトランジスタ20に並列
にバイポーラトランジスタ22が接続されており、その
ベースの電位と光双安定素子のアノードの電位を制御す
ることで電気信号による書込みを行う。ベースの電位を
上昇させバイポーラトランジスタ22に電流を流すと発
光素子19にも電流が流れ、正帰還が開始される。ただ
し、正帰還によって光双安定素子21がオンするために
は、発光素子19を流れる電流がある閾値をこえる必要
がある。この閾値は光双安定素子21のアノードの電位
によって変化し、アノードの電位が高いほど小さくなる
。従って、アノードの電位とベースの電位を共に上昇さ
せた場合にのみ書込みが行われる。発光素子19のアノ
ード電極34はワード線24に接続され、バイポーラト
ランジスタ22のベース電極35はビット線25に接続
されているので、X・Yアドレスによる電気書込みが可
能である。
【0015】図3は本発明の第2の実施例の光電子記憶
装置の回路図である。発光素子36とフォトトランジス
タ37が直列に接続された光双安定素子38と、発光素
子36とフォトトランジスタ37の接続点にコレクタが
接続されたバイポーラトランジスタ39とを含む記憶セ
ル40が半導体基板上に二次元アレイ状に配列されてい
る。横方向に隣接する記憶セル40に含まれるバイポー
ラトランジスタ39のベースがワード線41によって接
続され、縦方向に隣接する記憶セル40に含まれるバイ
ポーラトランジスタ39のエミッタがビット線42によ
って接続されたており、光双安定素子38のアノードは
電源線43に接続し、カソードは接地されている。
装置の回路図である。発光素子36とフォトトランジス
タ37が直列に接続された光双安定素子38と、発光素
子36とフォトトランジスタ37の接続点にコレクタが
接続されたバイポーラトランジスタ39とを含む記憶セ
ル40が半導体基板上に二次元アレイ状に配列されてい
る。横方向に隣接する記憶セル40に含まれるバイポー
ラトランジスタ39のベースがワード線41によって接
続され、縦方向に隣接する記憶セル40に含まれるバイ
ポーラトランジスタ39のエミッタがビット線42によ
って接続されたており、光双安定素子38のアノードは
電源線43に接続し、カソードは接地されている。
【0016】本実施例に含まれる記憶セル40の具体的
構造の一例を図4に示す。半絶縁性GaAs半導体基板
43上に、n型GaAs埋込み層44、n型AlGaA
sコレクタ層45、p型GaAsベース層46、n型A
lGaAsエミッタ層47が順次積層されている。コレ
クタ層45、ベース層46、エミッタ層47がフォトト
ランジスタ37およびバイポーラトランジスタ39を構
成している。また、同様の層構造に対して、ベース層4
6にアノード電極48を設け、エミッタ層45をカソー
ドとすることで、発光素子36を構成している。発光素
子36のカソード、フォトトランジスタ37のコレクタ
およびバイポーラトランジスタ39のコレクタは、埋込
み層44によって等価的に接続されている。発光素子3
6のアノード電極48およびフォトトランジスタ37の
第1のエミッタ電極49は第1および第2の電源配線5
0、51に接続され、バイポーラトランジスタ39のベ
ース電極52および第2のエミッタ電極53はワード線
54およびビット線55に接続されている。
構造の一例を図4に示す。半絶縁性GaAs半導体基板
43上に、n型GaAs埋込み層44、n型AlGaA
sコレクタ層45、p型GaAsベース層46、n型A
lGaAsエミッタ層47が順次積層されている。コレ
クタ層45、ベース層46、エミッタ層47がフォトト
ランジスタ37およびバイポーラトランジスタ39を構
成している。また、同様の層構造に対して、ベース層4
6にアノード電極48を設け、エミッタ層45をカソー
ドとすることで、発光素子36を構成している。発光素
子36のカソード、フォトトランジスタ37のコレクタ
およびバイポーラトランジスタ39のコレクタは、埋込
み層44によって等価的に接続されている。発光素子3
6のアノード電極48およびフォトトランジスタ37の
第1のエミッタ電極49は第1および第2の電源配線5
0、51に接続され、バイポーラトランジスタ39のベ
ース電極52および第2のエミッタ電極53はワード線
54およびビット線55に接続されている。
【0017】次に本実施例の動作について説明する。本
実施例では、発光素子36とフォトトランジスタ37の
接続点にバイポーラトランジスタ39のコレクタを接続
し、バイポーラトランジスタ39のベースの電位とエミ
ッタの電位を制御することで電気信号による書込みを行
う。この場合、ベース電位を上昇させエミッタ電位を低
下させた場合にのみバイポーラトランジスタ39に電流
が流れ、光双安定素子38の正帰還が開始される。また
、図4の構造ではバイポーラトランジスタ39がダブル
ヘテロ接合バイポーラトランジスタとなっているので、
エミッタとコレクタを逆に接続しても動作する。この場
合には、ベース電位、コレクタ電位を共に上昇させれば
、逆方向の電流が流れるため、正帰還を停止させること
も可能である。すなわち、オフ状態からオン状態への遷
移だけではなく、オン状態からオフ状態への遷移も電気
信号によって選択的に行うことができる。バイポーラト
ランジスタ39のベース電極52はワード線54に接続
されており、第2のエミッタ電極53はビット線55に
接続されているので、X・Yアドレスによる電気書込み
が可能である。
実施例では、発光素子36とフォトトランジスタ37の
接続点にバイポーラトランジスタ39のコレクタを接続
し、バイポーラトランジスタ39のベースの電位とエミ
ッタの電位を制御することで電気信号による書込みを行
う。この場合、ベース電位を上昇させエミッタ電位を低
下させた場合にのみバイポーラトランジスタ39に電流
が流れ、光双安定素子38の正帰還が開始される。また
、図4の構造ではバイポーラトランジスタ39がダブル
ヘテロ接合バイポーラトランジスタとなっているので、
エミッタとコレクタを逆に接続しても動作する。この場
合には、ベース電位、コレクタ電位を共に上昇させれば
、逆方向の電流が流れるため、正帰還を停止させること
も可能である。すなわち、オフ状態からオン状態への遷
移だけではなく、オン状態からオフ状態への遷移も電気
信号によって選択的に行うことができる。バイポーラト
ランジスタ39のベース電極52はワード線54に接続
されており、第2のエミッタ電極53はビット線55に
接続されているので、X・Yアドレスによる電気書込み
が可能である。
【0018】なお、以上の実施例においては、発光素子
が二重ヘテロ接合発光ダイオードとなっているが、レー
ザダイオードであってもよい。特に、多層の結晶構造を
分布ブラッグ反射器とする量子井戸面発光レーザとすれ
ば、二重ヘテロ接合発光ダイオードを用いた場合に比べ
て動作速度および量子効率が改善される。また、フォト
トランジスタはヘテロ接合フォトトランジスタとなって
いるが、受光機能と増幅機能を有する素子であれば他の
素子であってもよい。例えば、アバランシェフォトダイ
オードやFETのゲートを受光部とする素子を用いるこ
とで動作速度が改善される。
が二重ヘテロ接合発光ダイオードとなっているが、レー
ザダイオードであってもよい。特に、多層の結晶構造を
分布ブラッグ反射器とする量子井戸面発光レーザとすれ
ば、二重ヘテロ接合発光ダイオードを用いた場合に比べ
て動作速度および量子効率が改善される。また、フォト
トランジスタはヘテロ接合フォトトランジスタとなって
いるが、受光機能と増幅機能を有する素子であれば他の
素子であってもよい。例えば、アバランシェフォトダイ
オードやFETのゲートを受光部とする素子を用いるこ
とで動作速度が改善される。
【0019】
【発明の効果】本発明の光電子記憶装置では、光双安定
素子の降伏特性を用いるのではなく、光双安定素子を構
成する発光素子とフォトトランジスタの接続点に接続さ
れたバイポーラトランジスタに電流を流すことで電気信
号による書込みを行う。この結果、2次元アレイの規模
を大きくした場合にも安定な書込み動作が可能となる。 また、1つの光双安定素子に対して2か所の電位を制御
して正帰還を開始させる構成となっているので、ワード
線およびビット線によって、X・Y両方向からのアドレ
スが可能である。
素子の降伏特性を用いるのではなく、光双安定素子を構
成する発光素子とフォトトランジスタの接続点に接続さ
れたバイポーラトランジスタに電流を流すことで電気信
号による書込みを行う。この結果、2次元アレイの規模
を大きくした場合にも安定な書込み動作が可能となる。 また、1つの光双安定素子に対して2か所の電位を制御
して正帰還を開始させる構成となっているので、ワード
線およびビット線によって、X・Y両方向からのアドレ
スが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光電子記憶装置の回路図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す実施例に含まれる記憶セルの断面図
である。
である。
【図3】本発明の第2の実施例の光電子記憶装置の回路
図である。
図である。
【図4】図3に示す実施例に含まれる記憶セルの断面図
である。
である。
【図5】従来の光電子記憶装置の断面図である。
【図6】図5に示す従来の光電子記憶装置の等価回路図
である。
である。
【図7】従来の画像記憶装置の平面図である。
【図8】図7に示す画像記憶装置の光双安定素子の構成
断面図である。
断面図である。
【図9】従来の光電子記憶装置平面図である。
19 発光素子
20 フォトトランジスタ
21 光双安定素子
22 バイポーラトランジスタ
23 記憶セル
24 ワード線
25 ビット線
36 発光素子
37 フォトトランジスタ
38 光双安定素子
39 バイポーラトランジスタ
40 記憶セル
41 ワード線
42 ビット線
Claims (2)
- 【請求項1】 発光素子と前記発光素子からの発光を
受光可能なフォトトランジスタが直列に接続された光双
安定素子と、前記フォトトランジスタに並列に接続され
たバイポーラトランジスタとを含む記憶セルが半導体基
板上に二次元アレイ状に配列され、横方向に隣接する前
記記憶セルに含まれる前記光双安定素子のアノードがワ
ード線によって接続され、縦方向に隣接する前記記憶セ
ルに含まれる前記バイポーラトランジスタのベースがビ
ット線によって接続されたことを特徴とする光電子記憶
装置。 - 【請求項2】 発光素子と前記発光素子からの発光を
受光可能なフォトトランジスタが直列に接続された光双
安定素子と、前記発光素子と前記フォトトランジスタの
接続点にコレクタが接続されたバイポーラトランジスタ
とを含む記憶セルが半導体基板上に二次元アレイ状に配
列され、横方向に隣接する前記記憶セルに含まれる前記
バイポーラトランジスタのベースがワード線によって接
続され、縦方向に隣接する前記記憶セルに含まれる前記
バイポーラトランジスタのエミッタがビット線によって
接続されたことを特徴とする光電子記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3007507A JPH04240766A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 光電子記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3007507A JPH04240766A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 光電子記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04240766A true JPH04240766A (ja) | 1992-08-28 |
Family
ID=11667703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3007507A Pending JPH04240766A (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 光電子記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04240766A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06123908A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光双安定素子を有するシフトレジスタ |
WO2001057936A1 (fr) * | 2000-01-31 | 2001-08-09 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Matrice d'elements electroluminescents |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP3007507A patent/JPH04240766A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06123908A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光双安定素子を有するシフトレジスタ |
WO2001057936A1 (fr) * | 2000-01-31 | 2001-08-09 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Matrice d'elements electroluminescents |
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