JPH04238627A - コイル先端誘導装置 - Google Patents

コイル先端誘導装置

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JPH04238627A
JPH04238627A JP12391A JP12391A JPH04238627A JP H04238627 A JPH04238627 A JP H04238627A JP 12391 A JP12391 A JP 12391A JP 12391 A JP12391 A JP 12391A JP H04238627 A JPH04238627 A JP H04238627A
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pinch roller
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誠 佐藤
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敬一 伊藤
Mikihiko Masaki
幹彦 正木
Yutaka Ono
豊 小野
Shozo Imanishi
詔三 今西
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンコイラーからレベ
ラーへコイル先端を自動誘導するコイル先端誘導装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】中心穴で保持されたコイル材を巻きほぐ
すアンコイラーから、千鳥配設された数組のワークロー
ル間を通して材料のひずみを取るレベラーへの通板作業
は、機器レイアウト,コイルの剛性,使用態様等の種々
条件によって左右され、非常に手間がかかる。
【0003】一般的には、図7に示す如く、巻回コイル
材5が装着されたアンコイラー1の下方とレベラー10
(ワークロール12)に前置されまたは一体に組込まれ
たピンチローラ39,42との間にガイドプレート7U
,7Dを配設し、アンコイラー1を回動させることによ
り、コイル先端をガイド7U,7D内を自走させて開放
されたピンチローラ39,42間に挿入する構成とされ
ている。しかし、この構造では、両ガイドプレート7U
,7D間の狭い通路内を通しかつ開放された両ピンチロ
ーラ39,42間に正確にコイル先端を挿入しなければ
ならないので、コイル材5の剛性等によっては途中で引
掛る等の問題がある。
【0004】そこで、図8に示すように上ピンチローラ
42を支軸8Sを中心に回動可能なレバー8に装着し、
ガイドプレート7Dおよび下ピンチローラ39の上方を
自由空間としかつ上ピンチローラ42を回動させてコイ
ル先端をクランプするように形成したものがある。この
類例としては特開昭62−156021号が挙げられる
【0005】これに対して、アンコイラー1とレベラー
10との間の自由状態での走行を除去しかつ自動化する
ために、図9に示す如く、レール14を往復移動するス
ライダー15に受ローラ18とシリンダ装置16で離隔
接近可能とされたクランパー17とを設け、ナイフエッ
ジ19で案内されたコイル先端を両者17,18で挟み
込み、その後スライダー15を移動させてコイル先端を
既に開放された両ピンチローラ42,39間に挿入する
構造が提案(特開昭62−161425号)されている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7〜図9に
示すいずれの型も正逆回転方向の繰出しができない。図
7、図8の型はコイル5を下方から繰出す場合に限られ
、図9の型は上方繰出しに限られる。
【0007】また、多様化要請を満たすことのできない
適用性の狭いものである。すなわち、材質,厚みから定
まる剛性が設計値より大きなコイル材5を用いると巻き
ぐせがついているために、特に図7、図8に示す型では
両ピンチローラ39,42間にコイル先端を導くことが
困難となる。一方、設計値より小さな軟弱コイル材であ
ると、両ピンチローラ42,39間に到達する前にいわ
ゆるジャムが発生し円滑通板を防げる。図9に示す型で
はコイル材5が受けローラ18と反対方向に垂下ってし
まうので正規運転ができなくなる。
【0008】さらに、究極的目標である通板完全自動化
が構造的に実現できない。いずれの型も例えば作業者が
コイル先端をガイドプレート7D等に載置し、かつその
後に巻回コイルの締めバンドを切断する等の付随作業を
補助しなければならないからである。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
、コイル材の正逆双方向繰出切替使用ができ、コイル材
の剛性、巻径の変化にも追従できる適用性が広くかつ完
全自動化が可能なコイル先端誘導装置を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイル材のア
ンコイラーからレベラーまでの自由走行を排除し、アン
コイラーから繰出されたコイル先端をその場で受けとる
、とともに両ピンチローラで直接クランプし、そのまま
コイル先端を強制的にレベラーの送り線高さまでクラン
プ移動させる構成とし、前記目的を達成する。すなわち
、本発明は、アンコイラーに装着された巻回コイルの先
端をレベラーに誘導するコイル先端誘導装置であって、
前記アンコイラーと前記レベラーとの間を往復移動可能
な台車と、下ピンチローラを有し該台車の支柱に昇降可
能に装着されたスライダーと、上ピンチローラを下ピン
チローラに対して離隔接近させるスライダーに取付けら
れた上ピンチローラ移動手段と、スライダーに回動可能
に支持されたブラケットとこのブラケットの先端に回転
支持された下押えローラとブラケットを傾斜回動させる
傾斜回動機構と下押えローラの回転機構とを含み形成さ
れたコイル押え手段と、を備えてなるコイル先端誘導装
置。
【0011】
【作用】本発明では、上ピンチローラ移動手段を開放動
作させ上ピンチローラをアンコイラーに装着された巻回
コイル表面に当接または接近させ、コイル押え手段の下
押えローラを下方側から巻回コイルに押付けて置く。こ
こで、正転繰出しの場合には、アンコイラーとともに下
押えローラを回動させると、コイル先端はコイル押え手
段のブラケットに案内され開放された上ピンチローラと
下ピンチローラとの間に、コイル材の剛性の大小に拘ら
ず、円滑に案内される。一方、逆転繰出しの場合にはア
ンコイラーを上記場合と反対方向に回動させると、コイ
ル先端は上ピンチローラを通過した時点で自然落下し下
ピンチローラ上に載置される。巻回コイルのバンドを予
め切断して置いてもよいから完全自動化が達成できる。 かくして、いずれの場合にも、上ピンチローラ移動手段
を閉鎖動作させ両ピンチローラでコイル先端をクランプ
する。その後、台車とスライダーとを所定動作させれば
、クランプしたままのコイル先端をレベラーの送り線高
さに自動誘導できる。したがって、下ピンチローラを回
転させることにより、直ちにレベラーへコイル材を供給
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は要部と動作説明をするための図、図2は
全体構成を示す図であって、本コイル先端誘導装置20
は、大別してアンコイラー1と、レベラー10との間を
往復移動可能な台車21と、この台車21の支柱22に
上下動可能に装着されたスライダー31と、このスライ
ダー31に回転支持された下ピンチローラ39に対して
上ピンチローラ42を離隔接近移動させる上ピンチロー
ラ移動手段41と、下押えローラ52を有するコイル押
え手段51とを含み、アンコイラー1に巻回されたコイ
ル5の先端5Aを自動クランプし、その後レベラー10
の送り線高さHに自動位置づけするつまり自動誘導する
ものと構成されている。
【0013】すなわち、台車21をアンコイラー1に移
動させかつスライダー31をアンコイラー1に巻回され
たコイル5の当該コイル径に応じた高さに位置づけした
状態で、正転繰出しの場合にはコイル押え手段51によ
りコイル先端5Aをガイドしつつ強制的に開放された上
・下ピンチローラ42,39に送ってクランプする。一
方、逆転繰出しの場合にはアンコイラー1を逆方向に回
動させることにより、コイル先端5を下ピンチローラ3
9に自動載置できる。その後、台車21をレベラー10
側に移動させかつスライダー31を上昇させてクランプ
されたコイル先端5Aをレベラー10の送り線高さHに
誘導するように形成されている。したがって、その後に
アンコイラー1と下ピンチローラ39を起動させれば、
直ちにアンコイラー1からレベラー10にコイルを自動
供給できる。
【0014】以下に、各構成要素を詳述する。まず、ア
ンコイラー1は、図2に示す如く、上押えローラ2(2
A,2Bの両頭式)を含み主軸3に巻回されたコイル5
の先端5Aをレベラー10(サイドガイド11,ワーク
ロール12,ロール13)へ繰出すものである。なお、
主軸3は時計回転方向にも反時計回転方向にも回動切替
できる。軟弱コイルにも対処できるように上押えローラ
2A,2Bも回動する。また、5Bは通常運転時におい
てアンコイラー1とレベラー10との間の速度整合性を
持たせるためのループ部である。つまり、レベラー10
が、例えば後置プレス機械へ間歇的にコイル5を供給す
るときのバッファー部を形成する。
【0015】ここに、台車21は、図1に示す如く全体
が車輪24,24で回転支持され、アンコイラー1とレ
ベラー10との間を往復移動可能である。その移動量は
、図1に実線で示した定位置と、点線および2点鎖線で
示した設定位置すなわちアンコイラー1に巻回されたコ
イル径に対応する位置であり、図示しない制御手段でコ
ントロールされる。立設された支柱22には、スライダ
ー31を上下動案内するガイド23が固着されている。 また、25,26はガイドで下ピンチローラ39で送ら
れたコイル先端5Aをレベラー10の所定位置(送り線
高さH)に確実に導く役目を持つ。スライダー31は、
複数のローラ32を介してガイド23に案内され、台車
21に装着されたシリンダ装置33で上下動される。ま
た、このスライダー31には、下ピンチローラ39の他
に上ピンチローラ移動手段41とコイル下押え手段51
とが装置され、これら全体を両者1,10間を左右方向
および上下方向に移動することができる。下ピンチロー
ラ39は、スライダー31自体の所定位置に回転支持さ
れ、スプロケット37,チェーン36を介しモータ35
によって第1図で時計回転方向(コイル送り方向)に回
転駆動される。
【0016】次に、上ピンチローラ移動手段41は、上
ピンチローラ42を下ピンチローラ39に離隔接近する
手段で、スライダー31にピン46で回転可能に支持さ
れたシリンダ装置45と、このシリンダ装置45のピス
トンロッドの先端にピン44で回転可能支持されたブラ
ケット43等とを含み形成されている。ブラケット43
は軸48に回動可能に支持され、ローラ47は軸48を
中心として回転する。したがって、シリンダ装置45を
、図1の実線で示すように、ピストンロッドを下方に突
出すと、上ピンチローラ42は下ピンチローラ39と協
働しコイル5(5A)をクランプできる。また、点線お
よび2点鎖線で示したようにピストンロッドを上方に引
上げると、上ピンチローラ42を下ピンチローラ39か
ら離隔させることができる。つまり、上ピンチローラ4
2を含むブラケット43をアンコイラー1側に開放でき
、コイル先端5Aを両ローラ39,42間に容易に導き
入れることができる。なお、ブラケット43を軸48を
中心に回動させて回転半径を一定としたので、コイル巻
径が変っても上ピンチローラ42が巻回コイル表面に引
掛ることがない。
【0017】ここに、開放された状態の上ピンチローラ
42は、逆転繰出し使用も可能とし、かつその全自動化
を図るための重要な役目を持つ。すなわち、図1に点線
で示した状態において、アンコイラ−1を時計回転方向
に回動させると、コイル先端5Aは上ピンチローラ42
を通過した直後に自然落下する。したがって、この際に
アンコイラー1の回動を止めれば、コイル先端5Aを直
接下ピンチローラ39上に自動セットできる。つまり、
コイル先端5Aの最先端Aを図6(A)に示す所定位置
Pになるようにして巻回コイル5を主軸3にセットしか
つ締めバンドを切断しておけば、アンコイラー1を図1
で時計回転方向に回動させるだけで、図6(C)に示す
ようにコイル先端5Aを下ピンチローラ39に自動セッ
トできるから、完全自動化ができる。
【0018】一方、コイル下押え手段51は、複合機能
(アンコイラー1に巻回されたコイル5の下側を押える
他、コイル先端5Aをガイドする、とともに下方繰出し
の場合にコイル先端5Aを両ピンチローラ39,42間
に積極的に送りこむ機能)を備え、下ピンチローラ39
と同芯に回転支持されたブラケット54とこのブラケッ
ト54を傾斜回動させる傾斜回動機構としてのシリンダ
装置55(スライダー31にピン56で回転支持されて
いる。)とを含み、下押えローラ52を上下動させるこ
とができる。この下押えローラ52は、スプロケット5
3,チェーン38を介して下ピンチローラ39と同期回
転される。ここに、モータ35は下押えローラ39の回
転機構を形成する。したがって、シリンダ装置55のピ
ストンロッドを引込めばコイル先端5Aを容易にガイド
でき、かつ下方繰出しの場合にこの状態で下押えローラ
52を回転させればコイル先端5Aを積極的に下ピンチ
ローラ39側に導き入れることができる。一方、ピスト
ンロッドを突出させれば、アンコイラー1に巻回された
コイル5をバラすことなく下方から押付けることができ
る。シリンダ装置55の空気圧を一定としておけば、巻
回されたコイル径の大小に拘らず所定圧で押圧できる。
【0019】なお、台車21(車輪24),スライダー
31(シリンダ装置33),モータ35,上ピンチロー
ラ移動手段41(シリンダ装置45),コイル下押え手
段51(シリンダ装置55),アンコイラー1等は、上
記制御手段(コンピュータ,ロジックシーケンス,リレ
ー回路等のいずれか又は組合せで形成される。)によっ
て、図3および図5に基づく手順プログラムで駆動制御
される。但し、手順プログラムは適宜に変更して実施で
きる。
【0020】次に、この実施例の作用を説明する。 (正転繰出し運転の場合)各シリンダ装置33,45,
55が各ピストンロッドを引込んだ状態つまりスライダ
ー31および下押えローラ52は下降限に、上ピンチロ
ーラ42は下ピンチローラ39から離隔された状態(初
期状態)にあり、アンコイラー1に装着されたコイル5
は図4(A)に示す状態にあるものとする。ここに、コ
イル先端5Aをレベラー10の送り線高さHに誘導すべ
き指令が入力されると、制御手段は図3に示す手順プロ
グラムに基づき、次の通り作動する。
【0021】まず、台車21を図1で左方向の設定位置
(図1で点線や2点鎖線で示した状態)に後退させる〔
図3のステップ(ST)10,12〕。次に、シリンダ
装置33によってスライダー31を設定高さまで上昇さ
せる(ST14,16)。続いて、シリンダ装置55に
よってブラケット54を図1で時計回転方向に傾斜回動
させ、下押えローラ52をアンコイラー1に装着された
コイル5の下方から押付ける(ST18)。これにより
、図4(B)に示すようにコイル先端5Aをブラケット
54上に案内できる。次に、モータ35を起動し下押え
ローラ52を回転駆動させる(ST20)。この実施例
では下ピンチローラ39も回転される。したがって、コ
イル先端5Aは図4(C)に示すようにブラケット54
上をガイドされつつ両ピンチローラ39,42間に強制
的,積極的に送り込まれる。コイル先端5Aが下ピンチ
ローラ39上に載置された状態(ST22)でモータ3
5が停止される。
【0022】ここにおいて、シリンダ装置45を働かせ
ブラケット43を軸48を中心に傾斜回動させて上ピン
チローラ42を下降させる。つまり、図4(D)に示し
たように両ローラ42,39でコイル先端5Aをクラン
プする(ST24)。引続き、今度は台車21を図1で
右方向の所定位置(図1で実線で示す状態)まで前進さ
せる(ST26,28)。所定位置に到達すると、シリ
ンダ装置33が働きスライダー31(詳しくは、両ロー
ラ39,42にクランプされたコイル先端5A)を送り
線高さHまで上昇させ(ST30,32)、その後にシ
リンダ装置55でブラケット54(下押えローラ52)
を下降させ(ST34)、コイル供給時におけるコイル
5のガイド準備姿勢とする。したがって、コイル先端5
Aは、送り線高さHに自動位置づけされ、かつ下降され
た下押えローラ52でガイドされる。そして、アンコイ
ラー1を所定時間Tだけ駆動し、ループ5Bを形成する
(ST36,38)。
【0023】かくして、スタンバイ状態が確立されたの
で、下ピンチローラ39(モータ35)を回転制御して
コイル5をローラ47、ガイド25,26を通してレベ
ラー10に供給する。この際、下押えローラ52も同期
回転されるので、一段とコイル5を円滑に供給できる。
【0024】(逆転繰出し運転の場合)巻回コイル5の
最先端Aを例えば図6(A)に示すように上押えローラ
2の上流側位置Pに合わせ主軸3にセットし、締めバン
ドを切断して置く。なお、必要によって補助ガイドロー
ラ2Xを所望数だけ配設しておくのが好ましい。ここで
、正転繰出し運転の場合(図3のST10〜18)と同
様に、図5のST10〜18の手順操作により上ピンチ
ローラ42と下押えローラ52とを図6(B)に示す状
態にセットする。しかる後に、アンコイラー1の主軸3
,上押えローラ2を回動させ巻回コイル5を時計回転方
向に所定角度θだけ回動し、最先端Aが図6(C)に示
すように上ピンチローラ42を通過したところで停止す
る(図5のST20,22)。すると、コイル先端5A
は自重及び剛性により落下し、下ピンチローラ39上に
載置される。
【0025】その後、同(D)に示すようにコイル先端
5Aを両ピンチローラ42,39でクランプ(ST24
)し、前記場合(図3のST26〜40)と同様にST
26〜40を実行すればよい。よって、巻回コイル5を
所定の姿勢で主軸3にセットするだけで、完全自動によ
りコイル先端5Aをレベラー10に自動誘導できる。
【0026】しかして、この実施例によれば、アンコイ
ラー1とレベラー10との間を往復移動する台車21と
、この台車21に上下動可能なスライダー31と、この
スライダー31に装着された上ピンチローラ移動手段4
1とコイル下押え手段51とを含み、アンコイラー1に
巻回されたコイル先端5Aを自動クランプしつつレベラ
ー10の送り線高さHまで自動誘導する構成であるから
、アンコイラー1に装着されたコイル5の径の大小に拘
らず人手も一掃し、安全・確実かつ迅速にコイル5を自
動通板することができる。
【0027】また、上ピンチローラ移動手段41は、ブ
ラケット43に上ピンチローラ42を回転自在に支持さ
せる他、軸48を中心にブラケット43を傾斜回動させ
る構成とされているので、両ピンチローラ42,39間
にコイル先端5Aを簡単に導入でき、かつ確実なクラン
プができる。コイル径の大小に拘らず巻回コイルの表面
に対し上ピンチローラ42を安定セットできるまた、ブ
ラケット43の駆動手段がシリンダ装置45から形成さ
れているので、コイル5の厚薄に拘らず所定圧でクラン
プできる。
【0028】また、上ピンチローラ42はコイル下押え
手段51のブラケット54、詳しくは下ピンチローラ3
9の上方において当該巻回コイル5の表面に接近位置づ
けされる構成であるから、巻回コイル5を時計回転させ
ればその先端5Aを下ピンチローラ39上に自動セット
できる。したがって、逆転繰出し運転に切替えられ、し
かも最先端Aを所定位置Pにセットし締めバンドを切断
する初期条件を確実にしておくだけで、完全自動通板が
できる。
【0029】さらに、コイル下押え手段51は、下ピン
チローラ39と同芯として傾斜回動できかつその先端に
自動回転される下押えピンチローラ52が装着された構
成であるから、アンコイラー1からの正転繰出しされた
コイル先端5Aを確実にガイドできかつ積極的に両ロー
ラ39,42間に導入できる。もとより、アンコイラー
1の巻回コイル5をバラさない。また、ブラケット54
はシリンダ装置55で傾斜され下押えローラ52を巻回
コイル5の下方から押付けるものであるから、巻回コイ
ル径に拘らず確実な誘導ができる。
【0030】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、台車とこ
の台車に装着されたスライダーとこのスライダーに装着
された上ピンチローラ移動手段およびコイル下押え手段
とを含み、アンコイラーの繰出しポイントでコイル先端
をクランプしたままレベラーの送り線高さに自動誘導す
る構成であるから、次の効果を奏する。 ■  巻回コイルの正転繰出し運転と逆転繰出し運転と
の双方を切替運転できる。しかも、完全自動通板が可能
となる。 ■  コイル材の幅寸法,材質,肉厚の大小に影響され
ずに自動誘導できる。また、巻回コイル径の変化にも自
動追従できる適用性が広いものとなる。 ■  コイル先端をクランプしたままレベラー側に自動
誘導するので、途中の自動走行がないからコイル先端の
無方向飛出しや垂下りが生じない。したがって、アンコ
イラーとレベラーとの間のレイアウトが楽で、コイルル
ープの形成も特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部と動作説明をするため
の図である。
【図2】同じく全体構成を示す図である。
【図3】正転繰出し運転を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】正転繰出し運転の場合の動作を説明するための
図である。
【図5】逆転繰出し運転を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】逆転繰出し運転の場合の動作を説明するための
図である。
【図7】第1従来例を説明するための図である。
【図8】第2従来例を説明するための図である。
【図9】第3従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1  アンコイラー 2  上押えローラ 3  主軸 5  コイル 5A  コイル先端 10  レベラー 20  コイル先端誘導装置 21  台車 22  支柱 23  ガイド 31  スライダー 33  シリンダ装置 35  モータ(回転機構) 39  下ピンチローラ 41  上ピンチローラ移動手段 42  上ピンチローラ 43  ブラケット 45  シリンダ装置 48  支軸 51  コイル下押え手段 52  下押えローラ 54  ブラケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アンコイラーに装着された巻回コイル
    の先端をレベラーに誘導するコイル先端誘導装置であっ
    て、前記アンコイラーと前記レベラーとの間を往復移動
    可能な台車と、下ピンチローラを有し該台車の支柱に昇
    降可能に装着されたスライダーと、上ピンチローラを下
    ピンチローラに対して離隔接近させるスライダーに取付
    けられた上ピンチローラ移動手段と、スライダーに回動
    可能に支持されたブラケットとこのブラケットの先端に
    回転支持された下押えローラとブラケットを傾斜回動さ
    せる傾斜回動機構と下押えローラの回転機構とを含み形
    成されたコイル押え手段と、を備えてなるコイル先端誘
    導装置。
JP3000123A 1991-01-07 1991-01-07 コイル先端誘導装置 Expired - Fee Related JP2543442B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101308037B1 (ko) * 2012-04-04 2013-09-12 에이앤피산업(주) 언코일러용 픽업 장치

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JP2543442B2 (ja) 1996-10-16

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