JPH04238292A - 沸騰水型原子炉 - Google Patents

沸騰水型原子炉

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JPH04238292A
JPH04238292A JP3006355A JP635591A JPH04238292A JP H04238292 A JPH04238292 A JP H04238292A JP 3006355 A JP3006355 A JP 3006355A JP 635591 A JP635591 A JP 635591A JP H04238292 A JPH04238292 A JP H04238292A
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uranium
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mox
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Atsuji Hirukawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はウラン・プルトニウム燃
料集合体が装荷された沸騰水型原子炉に関する。
【0003】
【従来の技術】沸騰水型原子炉の炉心部には燃料集合体
が多数装荷されている。図7は炉心部に装荷される燃料
集合体を一部切欠いて示す斜視図である。この燃料集合
体1は細長い円筒状の燃料棒2が多数本結束され、この
結束体の上部が上部タイプレート3により、下部が下部
タイプレート4によりそれぞれ支持されている。この結
束体はスペーサ5によって各燃料棒2が等間隔に間隔保
持される。結束体内には燃料棒2の他にウォータロッド
(図示せず)が組込まれている。この結束体の外周はチ
ャンネルボックス6で包囲され、このチャンネルボック
ス6は上部が上部タイプレート3に、下部が下部タイプ
レート4にそれぞれ接合されている。
【0004】原子炉の炉心部に装荷される燃料集合体1
にはウラン燃料集合体の他に、ウラン・プルトニウム燃
料集合体(以下、MOX燃料集合体と言う。)がある。 図8はMOX燃料集合体1aを示し、このMOX燃料集
合体1aは3本のウラン燃料棒7(U1 ,U2 印)
と、11本のガドリニア(Gd)等の可燃性毒物入り燃
料棒8(G印)(以下、Gdロッドと言う。)と、46
本のウラン・プルトニウム燃料棒9(P1 ,P2 ,
P3 ,P4 印)(以下、MOX燃料棒と言う。)と
、1本のウォータロッド10(W印)とが8行8列に正
方形配列された例である。
【0005】ウラン燃料棒7は、図9(A)に示すよう
にジルカロイ製の燃料被覆管2a内にウラン235 を
濃縮した二酸化ウラン(UO2 )を焼き固めてペレッ
ト状にした二酸化ウランペレット2bを軸方向に複数個
装填して上下両端に上、下端栓(図示せず)を設けて形
成されている。また、燃料集合体内には出力を平均化す
るウォータロッド10と、出力を平均化し燃焼初期の余
剰反応度を抑制するGdロッド8とがそれぞれ組込まれ
ており、ウォータロッド10は冷却材が下方から上方に
向けて流通するようにジルカロイ製の管で形成されてい
る。
【0006】Gdロッド8は図9(B)に示すようにジ
ルカロイ製の燃料被覆管2a内に、ペレット状にしたガ
ドリニア混入ペレット2cを軸方向に複数個装填して形
成される。ガドリニア混入ペレット2cは二酸化ウラン
にガドリニア等の可燃性毒物を数重量%の濃度で混入さ
せて焼き固めたものである。MOX燃料棒9は図9(C
)に示すようにジルカロイ製の燃料被覆管2a内に、二
酸化ウランとプルトニウムを混ぜたウラン・プルトニウ
ム混合酸化物を焼き固め、ペレット2dにしたものを軸
方向に複数個装填したものである。プルトニウムは使用
済燃料を再処理して取り出したものでウラン資源を節約
するようになっている。
【0007】図10はウラン燃料集合体1bを示し、4
8本のウラン燃料棒7(無印)と、12本のGdロッド
(G印)8と、1本のウォータロッド10(W印)が8
行8列に正方形配列された例である。
【0008】以上のように構成された燃料集合体1a,
1bは図11に示すように断面十字形状の制御棒11に
沿って炉心12内に装備されている。なお、図11は通
常炉心が対称に構成されているので、炉心全体の3/4
 を省略している。そして、図11において、正方形内
の数字1,2はウラン燃料集合体1bの1運転サイクル
(燃料装荷サイクル)目,2運転サイクル目を示し、正
方形内の丸付き数字■,■はMOX燃料集合体1aの1
運転サイクル目,2運転サイクル目をそれぞれ示してい
る。
【0009】図12はウラン燃料集合体の取出し燃焼度
とほぼ同等の取出し燃焼度を目標としたMOX燃料集合
体を設計する場合の一般例を示し、この例では3運転サ
イクルで燃料が平均して炉心から取出される場合である
が、MOX燃料集合体1aの燃焼度と無限増倍率K∞の
関係(曲線a)と、ウラン燃料集合体1bの燃焼度とK
∞の関係(曲線b)は運転サイクル末期において炉心に
存在する燃料の平均K∞が曲線aとbとでほぼ同じにす
る必要がある。つまり、運転サイクル末期の炉心には図
12に示すように、燃焼度(2),(3),(4) の
ものが、それぞれ1/3ずつ存在しているわけで、燃焼
度(2),(3),(4) のK∞の平均値が曲線a,
bでほぼ同じであればよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MOX燃料
集合体はウラン燃料のみを使用しているウラン燃料集合
体に比して中性子エネルギスペクトルが硬く、燃料集合
体を構成している一部の燃料棒の燃料に余剰反応度制御
の目的で添加する可燃性毒物、例えばガドリニアの反応
度抑制効果は小さい。
【0011】したがって、ウラン燃料集合体とMOX燃
料集合体に同一本数のガドリニア入り燃料棒を使用した
場合、図12に示すように燃焼初期では曲線aで示すM
OX燃料集合体の方が曲線bで示すウラン燃料集合体よ
りK∞が高くなる。燃焼が進むと可燃性毒物が燃焼して
反応度抑制効果が減少し、曲線a,bともK∞は増加す
る。この時、MOX燃料集合体では中性子エネルギスペ
クトルが硬いのでウラン燃料集合体よりもガドリニウム
の減少率が小さい。
【0012】このように、MOX燃料集合体がウラン燃
料集合体の場合と同一の可燃性毒物(ガドリニア)添加
量とすると、可燃性毒物(ガドリニア)の反応度抑制期
間が長くなるので、燃料装荷運転サイクル中に可燃性毒
物が燃え尽きず、可燃性毒物(ガドリニア)添加濃度を
ウラン燃料集合体より減少させる必要がある。可燃性毒
物含有量を減少させた場合、さらに燃焼初期のMOX燃
料集合体のK∞が増加することとなる(曲線a1)。そ
の結果、運転サイクル初期のK∞の平均値(燃焼度(1
),(2),(3) における曲線a1,bのK∞の平
均値)はMOX燃料集合体の方が大きくなる。
【0013】また、図11に示すようにMOX燃料集合
体1aおよびウラン燃料集合体1bが1本の制御棒周囲
に混合されて装荷することを考慮し、MOX燃料集合体
(燃焼度(1))1体、ウラン燃料集合体(燃焼度(2
) )1体、MOX燃料集合体(燃焼度(3))1体、
ウラン燃料集合体(燃焼度(3))1体が配置される場
合と、ウラン燃料集合体だけで1本の制御棒周囲に燃焼
度(1) 1体、燃焼度(2) 1体、燃焼度(3) 
2体が配置される場合を比較すると、前者のK∞の平均
値の方が大きくなる。これらの結果、運転サイクル初期
に炉心の設計条件である炉停止余裕の確保がウラン燃料
集合体だけの炉心の場合より難しくなる。
【0014】この問題を解決するため、燃焼初期のMO
X燃料集合体のK∞を低下させるようMOX燃料集合体
のガドリニア入り燃料棒の本数をウラン燃料集合体の場
合より増加させることが考えられる。しかし、その場合
、ガドリニア入り燃料棒の本数が増すと、燃料集合体の
横断面出力分布を示すパラメータ、局所出力ピーキング
係数が増加し、MOX燃料集合体の線出力密度を増加さ
せることになるので、これを緩和するため、MOX燃料
集合体の横断面のウラン濃縮度およびプルトニウム・フ
ィッサイル(以下Pu・fisという)の濃度分布を図
8のMOX燃料集合体1aより多くし、局所出力ピーキ
ング係数を低下させる必要がある。
【0015】ところで、MOX燃料集合体のMOX燃料
棒はPuO2 ・UO2 を扱うためウラン燃料棒の製
造工程とは別個の製造工程を用い、Puの利用量もウラ
ンに比べて規模が小さいので、MOX燃料棒のPu・f
isの種類は可及的に少ない方が製造管理、コスト面か
ら有利である。また、MOX燃料集合体の1つの炉心に
おける装荷割合は、当面全炉心の1/4 〜1/2 と
考えられる。
【0016】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、MOX燃料集合体の濃縮度およびPu・fisの濃
度分布を簡略化し、炉停止余裕を満たし、中性子経済性
を良好にした沸騰水型原子炉を提供することを目的とす
る。 〔発明の構成〕
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る沸騰水型原子炉にあっては、内部に
ウラン酸化物を充填したウラン燃料棒および可燃性毒物
入り燃料棒を含有するウラン燃料集合体と、内部にウラ
ン酸化物を充填したウラン燃料棒,ウラン・プルトニウ
ム混合酸化物を充填したウラン・プルトニウム燃料棒お
よび可燃性毒物入り燃料棒を含有するMOX燃料集合体
とを多数体整列配置した沸騰水型原子炉において、上記
MOX燃料集合体はウラン燃料集合体と比較して可燃性
毒物入り燃料棒の本数が少なく、且つ炉心外周部に装荷
したことを特徴とする。
【0018】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、MOX
燃料集合体の濃縮度、Pu・fisの濃度分布およびガ
ドリニア分布設計が比較的簡単なMOX燃料となり、製
造工数が低減できる。
【0019】MOX燃料集合体のK∞は燃料装荷第1運
転サイクルの初期にウラン燃料集合体より大きいため、
運転上の制限因子である最小限界出力比(MCPR)、
線出力密度が運転制限値に対して余裕が小さくなる傾向
にあるが、炉心の周辺部の出力が炉心平均の0.7 〜
0.9 倍の位置に装荷するので、運転制限値に対して
余裕が確保される。また、MOX燃料集合体を原則的に
燃料装荷第1運転サイクル,第2運転サイクル間に配置
する炉心周辺部の1つの制御棒セル(制御棒周囲4体の
燃料集合体セル)の中では、燃料装荷第運転サイクル1
,第2運転サイクルのMOX燃料と燃料装荷第1運転サ
イクル,第2運転サイクルのウラン燃料集合体を組み合
わせて配置することはないので、炉停止余裕も十分確保
される。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る沸騰水型原子炉の一実施
例を図1から図5に基づいて説明する。
【0021】なお、従来の構成と同一または対応する部
分には図7から図12と同一の符号を用いて説明する。
【0022】図1は本実施例におけるMOX燃料集合体
を示す。このMOX燃料集合体13は例えば57本のM
OX燃料棒9(P1 ,P2 ,P3 印)を含んでお
り、P1 ,P2 ,P3 のプルトニウム・フィッサ
イルの富化度はそれぞれ順に約5.5wt%(重量パー
セント),約3.5wt %,約1.0wt %と設定
されている。この燃料集合体13の運転状態における無
限増倍率K∞の燃焼度変化は図2の曲線cに示すように
なっている。曲線bは同時に混合装荷されるウラン燃料
集合体14のK∞の燃焼度変化である。
【0023】ここで、本発明の第1実施例におけるMO
X燃料集合体13とウラン燃料集合体14の炉心15へ
の装荷方法を説明する。MOX燃料集合体13は、全炉
心15に装荷される燃料集合体の1/4〜1/2を占め
る一方、炉心15に装荷されるMOX燃料集合体13の
可燃性毒物入り燃料棒は、ウラン燃料集合体14の可燃
性毒物入り燃料棒より2本以上少ない本数とする。そし
て、MOX燃料集合体13の燃焼度による無限増倍率K
∞の変化は、燃焼初期でウラン燃料集合体14より高く
、逆にK∞のピーク値はウラン燃料集合体14のK∞よ
り低く、さらに燃料装荷第1運転サイクルの始めから第
2運転サイクルの末期までのMOX燃料集合体13のK
∞の平均値が、ウラン燃料集合体14の同一期間のK∞
の平均値の例えば0.95〜0.98倍であるような濃
縮度、Pu・fis濃度を有する。
【0024】このMOX燃料集合体13を原子炉炉心1
5の周辺部に原則として燃料装荷第1運転サイクル、第
2運転サイクルに亘って装荷する。炉心周辺部の1つの
制御棒セル(制御棒周囲4体の燃料集合体セル)の中で
は、燃料装荷第1、第2運転サイクルのMOX燃料集合
体13と燃料装荷第2運転サイクルのウラン燃料集合体
14を組み合せることをしない。
【0025】図3に示す沸騰水型原子炉の炉心15は、
各運転サイクル毎に燃料集合体13,14を例えば1/
3ずつ取り換える取換炉心の例を示し、図中斜線領域は
1運転サイクル目と2運転サイクル目のMOX燃料集合
体13を原則的に配置するMOX燃料領域を示す。また
、正方形内の丸付き数字■はMOX燃料集合体の新燃料
を、■はMOX燃料集合体13bの2運転サイクル目の
燃料をそれぞれ示し、同様に正方形内の数字1はウラン
燃料集合体14aの新燃料を、2はウラン燃料集合体1
4bの2運転サイクル目の燃料をそれぞれ示し、空白部
分は2サイクル以上に亘って燃焼したMOX燃料集合体
13cおよびウラン燃料集合体14cの位置を示す。 そして、図中、太い黒枠で囲まれた制御棒11周囲の4
本の制御棒セル(以下、コントロールセルという)16
は運転中の出力制御のために用いるセルで、ここへは2
サイクル以上燃焼した燃料集合体の中でも比較的燃焼度
の進んだ燃料集合体を配置している。
【0026】この炉心15から、さらにMOX燃料集合
体13を若干増加させる場合は、コントロールセル16
に接する位置に図4に示すように配置させることにより
増加することができる。本実施例ではMOX燃料集合体
を計画的に炉心の外周から1〜2層目の制御棒セルすな
わち炉心の外周部に配している。この領域は中性子もれ
により出力が炉心平均出力の0.7 〜0.9 倍にな
る傾向にある。このようにMOX燃料集合体13は燃料
装荷の第1運転サイクル、第2運転サイクルに亘って炉
心外周から1〜2層目の制御棒セルに原則的に配置され
る。
【0027】したがって、MOX燃料集合体13とウラ
ン燃料集合体14を混合装荷する炉心では、斜線で示す
炉心外周部のMOX燃料領域に新しい燃料として燃焼初
期のK∞がウラン燃料集合体14より大きいMOX燃料
集合体13を配する方が、炉心の径方向出力分布を平坦
化し、最小限界出力比(MCPR)線出力密度の運転制
限値に対する余裕を確保する上で有利である。また、炉
心外周部のMOX燃料領域にはMOX燃料集合体13の
1運転サイクル目、2運転サイクル目燃料13a,13
bと、少数の3運転サイクル目燃料(これはMOX燃料
集合体13c,ウラン燃料集合体14cのいずれでもよ
い。)が配されることになるのに対し、このMOX燃料
領域より内側の領域では3運転サイクル目燃料の配置割
合が多いので、各領域のK∞平均を比較すると、K∞は
MOX燃料領域の方が内側領域より若干高くなる。炉心
15の領域の平均K∞分布は図5に示すようになり、中
性子のもれを低減し、中性子束分布を平坦化した経済的
な炉心を形成することができる。
【0028】また、MOX燃料集合体13はK∞の燃焼
変化が第1運転サイクル目、第2運転サイクル目の間で
、ウラン燃料集合体14に比較して小さい(図2参照)
ので、取替体数の変動に対しても安定して斜線部のMO
X燃料領域の平均K∞を内側より若干高く、または同等
に保て径方向出力分布の平坦化に寄与できる。さらに、
MOX燃料集合体13の体数が増減する場合は斜線部の
MOX燃料領域の制御棒セルを変更すればよい。
【0029】斜線部のMOX燃料領域内でMOX燃料集
合体13の新燃料13a、2サイクル目燃料13bが配
されている制御棒セルの中には、ウラン燃料集合体14
の1運転サイクル目、2運転サイクル目燃料14a,1
4bを配しないことにより、炉停止余裕が確保される。 なお、炉心15の径方向出力分布の平坦化の効果は、炉
心15の径が小さい50万Kwe、80Kwe級の沸騰
水型原子炉では特に有利である。炉心15に装荷される
新燃料集合体のうち、MOX燃料集合体13が占める割
合は1/2以下である。
【0030】本実施例の炉心において、MOX燃料集合
体のK∞の第1運転サイクル目、第2運転サイクル目の
間の平均値がウラン燃料集合体の0.95〜0.98倍
に制御されているので、斜線のMOX燃料領域とその内
側領域の境界でMOX燃料集合体13にウラン燃料集合
体14が接してしてもMOX燃料集合体13の出力を抑
制することができる。
【0031】図6は本発明の第2実施例を示し、前記第
1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明する
。この実施例のMOX燃料集合体13はC格子タイプの
原子炉においてウラン燃料集合体の10本のGdロッド
と混合装荷する場合の例であり、炉心への装荷方法等は
前記第1実施例と同一であるのでその説明を省略する。
【0032】なお、前記第1、第2実施例のMOX燃料
集合体13では、製造本数の少ないコーナ部の燃料棒、
すなわち図1および図6中U,U1 ,U2 で示した
燃料棒は本数が少ないことから、工程数およびコスト削
減の観点からウラン燃料棒にしてあるが、MOX燃料棒
でもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る沸騰
水型原子炉によれば、ウラン燃料集合体と混合装荷する
MOX燃料集合体の設計は、Gdロッドの本数がウラン
燃料集合体より少ないことにより、MOX燃料棒の種類
を1種類以上削減可能である。また、MOX燃料棒を炉
心外周部へ装荷することにより、MCPR、最大線出力
密度、炉停止余裕の制限を余裕をもって満足し、且つ中
性子経済性の良い炉心を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る沸騰水型原子炉の第1実施例を示
す横断面図。
【図2】図1の燃料集合体の運転状態におけるK∞の燃
焼度変化を示すグラフ図。
【図3】図1の沸騰水型原子炉の炉心燃料を示す配置図
【図4】図3の炉心燃料の変更例を示す配置図。
【図5】炉心の径方向におけるK∞分布を示す説明図。
【図6】図1のMOX燃料集合体をC格子タイプに適用
した第1実施例を示す横断面図。
【図7】従来の燃料集合体を一部切欠いて示す斜視図。
【図8】図7のMOX燃料集合体の断面図。
【図9】(A),(B)および(C)はウラン燃料棒、
GdロッドおよびMOX燃料棒をそれぞれ示す断面図。
【図10】図7のウラン燃料集合体の断面図。
【図11】従来のMOX燃料集合体とウラン燃料集合体
の炉心の燃料配置図。
【図12】MOX燃料集合体のK∞変化特性を取出燃焼
度がウラン燃料と同等にするために調整する比較図。
【符号の説明】
1a  MOX燃料集合体 1b  ウラン燃料集合体 7  ウラン燃料棒 8  可燃性毒物入り燃料棒(Gdロッド)9  ウラ
ン・プルトニウム燃料棒(MOX燃料棒)13  MO
X燃料集合体 14  ウラン燃料集合体 15  炉心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部にウラン酸化物を充填したウラン
    燃料棒および可燃性毒物入り燃料棒を有するウラン燃料
    集合体と、内部にウラン酸化物を充填したウラン燃料棒
    ,ウラン・プルトニウム混合酸化物を充填したウラン・
    プルトニウム燃料棒および可燃性毒物入り燃料棒を有す
    るMOX燃料集合体とを多数体整列配置した沸騰水型原
    子炉において、上記MOX燃料集合体はウラン燃料集合
    体と比較して可燃性毒物入り燃料棒の本数が少なく、且
    つ炉心外周部に装荷したことを特徴とする沸騰水型原子
    炉。
JP03006355A 1991-01-23 1991-01-23 沸騰水型原子炉 Expired - Lifetime JP3075749B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5781604A (en) * 1995-10-11 1998-07-14 Hitachi, Ltd. Initial core and fuel assembly
JP2008145286A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 沸騰水型原子炉炉心及び沸騰水型原子炉炉心の構成方法

Cited By (2)

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JP2008145286A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 沸騰水型原子炉炉心及び沸騰水型原子炉炉心の構成方法

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