JPH0423746Y2 - - Google Patents

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JPH0423746Y2
JPH0423746Y2 JP1986158348U JP15834886U JPH0423746Y2 JP H0423746 Y2 JPH0423746 Y2 JP H0423746Y2 JP 1986158348 U JP1986158348 U JP 1986158348U JP 15834886 U JP15834886 U JP 15834886U JP H0423746 Y2 JPH0423746 Y2 JP H0423746Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のボンネツトあるいはトラン
クリツド等のリツドの端部に配設するガーニツシ
ユの水抜き構造に関するものである。
(従来技術) 最近、装飾を主な目的として、例えば実開昭60
−131449号公報に示されるような一般のボンネツ
ト(ここではリツドの一例としてボンネツトを挙
げる)の後端部、すなわちフロントガラス側の端
部上面にガーニツシユを配設することが考えられ
ている。
ところが、一般にボンネツトは後部が前部より
も高くなるように傾斜しているため、雨水等が上
記ガーニツシユの後方から侵入すると、ガーニツ
シユ前端の内側の部分に水が溜まつてしまい、こ
れによつてボンネツトに錆が発生する等の難点が
あつた。これに対する策として、ガーニツシユ前
端とボンネツトの上面との間に〓間を設けること
が考えられるが、このように〓間を設けると走行
時に風切り音が発生してしまい、また空気力学の
面においても好ましい構造とは言えなかつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、ボンネツト等のリツ
ドにおいて、ガーニツシユで覆われている部分に
雨等による水が溜まるのを防止することができる
自動車のリツドガーニツシユの水抜き構造を提供
することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、前端が後端よりも低くなる向きに傾
斜するアウタパネルとインナパネルにより閉断面
を形成し、上記アウタパネルにおけるウインドガ
ラス側の端部上面にガーニツシユを配設した自動
車のリツドにおいて、上記閉断面を車両の前端側
から後端側に向けて放射状の延びる複数本の領域
に形成するとともに、上記アウタパネルにおいて
ガーニツシユで覆われた部分に上記閉断面内部と
連通する排水孔を車両の幅方向に複数個並べて設
け、上記インナパネルにおいて上記閉断面の形成
領域が集まる部分に排水孔を設けたものである。
このような構成によれば、上記ガーニツシユの
後方から侵入した雨等による水は、上記アウタパ
ネルに設けた複数の排水孔から、リツドにおいて
放射状に広がる領域に形成された閉断面を通つて
上記インナパネルに設けられた排水孔より外方に
排出される。従つて、上記ガーニツシユとリツド
の間に水が溜まることがない。
(実施例) 本考案の実施例を図面により説明する。第1図
はボンネツト1を有する自動車の前部を示した図
であり、同図において2はフロントガラスであ
る。上記ボンネツト1において、フロントガラス
2側の端部上面にリツドガーニツシユ3を配設し
ており、フエンダ部5の上部にフエンダガーニツ
シユ4を配設している。上記リツドガーニツシユ
3およびフエンダガーニツシユ4はいずれも樹脂
製であり、黒色に着色している。
第2図は上記ボンネツト1およびリツドガーニ
ツシユ3の平面図である。この図における−
線上の構造を第3図により説明する。
上記ボンネツト1は前下がりに傾斜するように
車体に取付けている。ボンネツト1はアウタパネ
ル11およびインナパネル12を一体に形成した
ものであり、これらのアウタパネル11およびイ
ンナパネル12により閉断面Aを形成している。
インナパネル12の平面形状は、第2図に破線で
示されるように空洞の部分が4箇所あり、この空
洞の周辺では、インナパネル12を直接アウタパ
ネル11に接合している。従つて、この空洞部分
においてボンネツト1はアウタパネル11のみの
構成となつている。
ボンネツト1の端部は閉状態でカウルパネル6
の上方に位置するようになつており、この端部に
ほぼ合致するようにしてリツドガーニツシユ3を
配設している。このリツドガーニツシユ3は、ガ
ーニツシユアウタ31とガーニツシユインナ32
とを一体に形成したものであり、その前端にはゴ
ム製の装飾用のモール33を取付けている。
ガーニツシユインナ32には、リツドガーニツ
シユ3の外形に沿うようにして、下方に膨出する
膨出部32a,32bを設けている。これら膨出
部32a,32bの略中央に孔を設け、この孔の
直下方に位置するアウタパネル11にも同径の孔
を設けている。これらの孔のうち、膨出部32a
の孔には、プラスチツク等の弾性を有する材料で
形成した、係止部7aを有するフアスナー7を下
方に突出させた状態で取付けており、この直下方
のアウタパネル11の孔に上記係止部7aを上方
から差込むことにより固定させている。また膨出
部32bの孔およびその直下方のアウタパネル1
1の孔には位置決めピン8を貫通させている。
なお、第2図の−線上以外の部分において
も、第4図に示されるように、フアスナー7ある
いはボルト9およびナツト10を用いて、膨出部
32bおよび膨出部32bをアウタパネル11の
上面に固定させている。また、このリツドガーニ
ツシユ3と同じ要領で、左右両側のフエンダ部5
(第1図)の上部にフエンダガーニツシユ4を取
付けている。
これに加えて本考案では、上記リツドガーニツ
シユ3で覆われた部分のアウタパネル11に、リ
ツドガーニツシユ3の前端に沿つてその内側に複
数個の排水孔(開口部)11aを設けている。さ
らに、この排水孔11aの下流側にあるインナパ
ネル12の前端部に、同様にして排水孔12aを
複数個設けている。
このような構成によれば、ボンネツト1は前下
がりに傾斜しているため、リツドガーニツシユ3
の後端より上記ボンネツト1とリツドガーニツシ
ユ3の間に侵入してきた雨等による水は、アウタ
パネル11の排水孔11aから閉断面A内に入
り、第2図および第3図に矢印で示されるように
ボンネツト1の下方に向かつて流れ、インナパネ
ル12の排水孔12aから外方に流れ出る。従つ
て、リツドガーニツシユ3とボンネツト1との間
に水が溜ることはなく、この部分で錆が発生する
ことも防止することができる。
なお、本考案においてアウタパネル11の開口
部11aの位置は、上記のようにリツドガーニツ
シユ3の前端の直ぐ内側に設けることがのぞまし
い。同様にインナパネル12の開口部12aもな
るべく下方の位置に設けて、ボンネツト1の閉断
面A内に水が溜らないように形成することが必要
である。
また、本考案はボンネツトに限らず、例えばト
ランクリツドにガーニツシユを配設した場合にも
十分適用できるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案は、前下がりに傾斜するリ
ツドにおいて前端側から後端側に向かつて放射状
に延びる領域に閉断面を形成し、この閉断面の上
辺をなすアウタパネルにおいてガーニツシユで覆
われた部分に排水孔を設けるとともに、上記閉断
面の下辺をなすインナパネルにおいて上記閉断面
の形成領域が集まる部分に排水孔を設けているた
め、リツドとガーニツシユの間に侵入する雨等に
よる水は、アウタパネルに設けられた複数の排水
孔から、リツドにおいて放射状に広がる領域に形
成された閉断面を通つてインナパネルの排水孔よ
り外方に逃がされる。このため、リツドの端部付
近に水が溜ることがなく、錆の発生等従来の問題
点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における自動車の前
部の斜視図、第2図は同実施例におけるボンネツ
トおよびガーニツシユの平面図、第3図は第2図
の−線断面図、第4図は上記ガーニツシユの
平面図である。 1……ボンネツト(リツド)、2……フロント
ガラス、3……リツドガーニツシユ、11……ア
ウタパネル、12……インナパネル、11a,1
2a……開口部、A……閉断面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端が後端よりも低くなる向きに傾斜するアウ
    タパネルとインナパネルにより閉断面を形成し、
    上記アウタパネルにおけるウインドガラス側の端
    部上面にガーニツシユを配設した自動車のリツド
    において、上記閉断面を車両の前端側から後端側
    に向けて放射状に延びる複数本の領域に形成する
    とともに、上記アウタパネルにおいてガーニツシ
    ユで覆われた部分に上記閉断面内部と連通する排
    水孔を車両の幅方向に複数個並べて設け、上記イ
    ンナパネルにおいて上記閉断面の形成領域が集ま
    る部分に排水孔を設けたことを特徴とする自動車
    のリツドガーニツシユの水抜き構造。
JP1986158348U 1986-10-16 1986-10-16 Expired JPH0423746Y2 (ja)

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JP1986158348U JPH0423746Y2 (ja) 1986-10-16 1986-10-16

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JPS6365577U JPS6365577U (ja) 1988-04-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS494404U (ja) * 1972-04-11 1974-01-16

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