JPH04236232A - 加硫成形体の製造方法 - Google Patents

加硫成形体の製造方法

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JPH04236232A
JPH04236232A JP389591A JP389591A JPH04236232A JP H04236232 A JPH04236232 A JP H04236232A JP 389591 A JP389591 A JP 389591A JP 389591 A JP389591 A JP 389591A JP H04236232 A JPH04236232 A JP H04236232A
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正和 栗原
Mikio Ebisawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面改質含フッ素エラス
トマー加硫成形体の新規な製造方法に関するものである
。さらに詳しくいえば、本発明は、表面から内部に向っ
て漸減した架橋密度を有し、長期間にわたって安定した
非粘着性及び低摩擦性を示す含フッ素エラストマー加硫
成形体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、含フッ素エラストマー加硫成形体
は、例えば自動車、工業機械、化学プラントなどの分野
において広く用いられている。この含フッ素エラストマ
ー加硫成形体を特に自動車の吸排気系統、燃料系統の制
御バルプ、その他の機械バルブやOリング、ガスケット
、ケーブルや複写機の定着ロールなど他物体と接触する
部材に用いる場合、その表面が非粘着性であることが必
要である。
【0003】このようなゴム弾性体の表面改質方法とし
ては、これまでに例えばフッ素ガスやアミンを用いる方
法、あるいは液体アンモニア中において金属ナトリウム
で処理することにより表面を非粘着性及び低摩擦性にす
る方法が知られている(特開昭61−247744号公
報)。しかしながら、前者の方法においては、成形品の
表面が硬化して、ゴムとしての性質がそこなわれること
が多いし、また、後者の方法においては、危険性が高い
液体アンモニアと金属ナトリウムを使用する上に、−7
0〜−35℃という超低温雰囲気で作業する必要がある
ために、装置及び取扱いの点で実用的でない。
【0004】一方、物理的表面処理方法として、例えば
フッ素樹脂コーティング法、高エネルギーによるエッチ
ング法、デポジット法などが知られている。しかしなが
ら、これらの方法のうち高エネルギーによるエッチング
法やデポジット法は、いずれも表面の非粘着化や低摩擦
性についてはまだ十分に満足しうる結果が得られていな
い。また、フッ素樹脂コーティング法においては、非粘
着化や低摩擦化はある程度達成されるものの、得られる
処理表面が、長期間にわたって使用すると、剥離を生じ
るという欠点がある上、処理コストが上昇するのを免れ
ない。
【0005】他方、含フッ素エラストマー加硫成形体の
表面に、ポリヒドロキシ化合物と所望に応じて用いられ
るオルガノ四級アンモニウムハライド、オルガノホスホ
ニウムハライド、ビス〔オルガノホスフイン〕イミニウ
ムハライドなどの加硫促進剤とを含浸させ、再度加硫す
ることにより、該成形体の表面を改質する方法が提案さ
れている(特開昭63−291930号公報)。
【0006】この方法は、ゴム弾性をそこなうことなく
、非粘着化と低摩擦化をある程度達成しうるので好まし
い方法といえる。しかしながら、最近、より過激な使用
条件下においても、優れた非粘着性を示す含フッ素エラ
ストマー成形体に対する要求が強まってきており、この
ような要求を満たすには、この方法においては、該含浸
処理をより過激な条件下で行うことが必要であるが、こ
の場合、硬度の上昇と引張物性の低下をもたらすおそれ
があるなど、新たに問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
従来方法における欠点を改良し、一層優れた非粘着性及
び低摩擦性を付与し、かつ、硬度の上昇と引張物性の低
下をより小さくし、しかもそれらが長期間にわたって安
定して維持される含フッ素エラストマー加硫成形体を提
供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の好ま
しい性質を有する表面改質含フッ素エラストマー加硫成
形体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明は、 (1)含フッ素エラストマー加硫成形体の表面から、架
橋剤であるポリヒドロキシ化合物及び架橋促進剤である
塩基性窒素化合物を含浸させたのち、架橋させることを
特徴とする表面改質含フッ素エラストマー加硫成形体の
製造方法 (2)塩基性窒素化合物が第三級塩基性窒素化合物であ
る前項(1)に記載の製造方法 (3)塩基性窒素化合物が1,8−ジアザビシクロ〔5
,4,0〕−7−ウンデセンである前項(1)記載の製
造方法である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明方
法において用いられる含フッ素エラストマー加硫成形体
は、含フッ素エラストマーに、加硫剤及び加硫促進剤を
配合し、さらに必要に応じて加硫促進活性剤、カーボン
ブラック、金属酸化物、金属水酸化物、老化防止剤、滑
剤などを配合して加硫成形したものであって、一次加硫
成形体であってもよいし、二次加硫成形体であってもよ
い。また、含フッ素エラストマーについてはポリヒドロ
キシ加硫可能なものであればよく、特に制限はない。
【0010】このような含フッ素エラストマーとしては
、例えばフッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合
体、フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体、
フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン−四フッ化エチ
レン三元共重合体及びこれらの臭素又はヨウ素含有共重
合体などか挙げられる。これらの含フッ素エラストマー
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上組み合わ
せて用いてもよい。
【0011】該含フッ素エラストマーの主な加硫方式と
しては、ポリヒドロキシ加硫方式、ジアミン加硫方式、
パーオキサイド加硫方式などが挙げられ、また、使用す
る加硫剤、加硫促進剤、加硫促進活性剤、加硫助剤など
は、それぞれ加硫方式に応じて異なる。例えばポリヒド
ロキシ加硫方式においては、加硫剤として、ビスフェノ
ールAF、ビスフェノールA、ヒドロキノンなどのポリ
ヒドロキシ化合物が用いられる。
【0012】また、加硫促進剤としては、オルガノ四級
アンモニウムハライド、オルガノホスホニウムハライド
、ビス(オルガノホスフィン)イミニウムハライドなど
が用いられ、その代表的なものとしては、8−ベンジル
−1,8−ジアザ−ビシクロ〔5,4,0〕−7−ウン
デセニウムクロリド、ベンジルトリフェニルホスホニウ
ムクロリド、ビス(ベンジルジフェニルホスフィン)イ
ミニウムクロリドなどが挙げられる。
【0013】さらに必要に応じて加えられる加硫促進活
性剤としては、スルホン類やスルホキシド類などが用い
られ、その代表的なものとしては、ジメチルスルホン、
4,4′−ジクロロジフェニルスルホン、ジメチルスル
ホキシドなどが挙げられる。また、ジアミン加硫方式に
おいては、加硫剤として、例えばN,N′−ジシンナミ
リデン−1,6−ヘキサンジアミン、トリエチレンテト
ラミン、エチレンジアミンカーバメートなどが用いられ
る。一方、パーオキサイド加硫方式における加硫剤とし
ては、例えばジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ベ
ンゾイルパーオキシドなどが挙げられ、これらは通常ト
リアリルイソシアヌレート、多官能性メタクリレート、
N, N′−m−フェニレンジマレイミドなどのモノマ
ーと併用される。
【0014】また、必要に応じて加えられるカーボンブ
ラックについては特に制限はないが、一般にMT、SR
F、FEF、FTなどのカーボンが用いられる。さらに
、金属酸化物としては、例えば酸化マグネシウム、酸化
カルシウム、酸化鉛などが用いられ、金属水酸化物とし
ては、例えば水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムな
どか用いられる。さらに必要に応じて加えられる滑剤に
ついては、含フッ素エラストマーコンパウンド中にミク
ロ分散しやすく、かつ後述する表面処理の際に、処理液
をはじくことのないものであれば特に制限はない。
【0015】本発明方法においては、前記含フッ素エラ
ストマー加硫成形体の表面から、架橋剤であるポリヒド
ロキシ化合物と架橋促進剤である塩基性窒素化合物とを
含浸させたのち、架橋処理が施される。該ポリヒドロキ
シ化合物としては、例えばビスフェノールAF、ビスフ
ェノールA、ヒドロキノンなどが挙げられ、これらは1
種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0016】また、該塩基性窒素化合物としては、例え
ばn−オクチルアミン、n−ブチルアミン、アニリン、
1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノデカン、ヘキ
サメチレンジアミンなどの第一級塩基性窒素化合物、ジ
−n−オクチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、N−メ
チルアニリン、ピロールなどの第二級塩基性窒素化合物
、トリ−n−オクチルアミン、2,2′−ジピリジル、
1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセ
ン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕−5−ノナ
ン、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタンな
どの第三級塩基性窒素化合物が挙げられる。
【0017】本発明で用いる塩基性窒素化合物は、一級
アミノ基、二級アミノ基及び三級アミノ基が2種以上共
存していてもよいし、それぞれ2種以上を含有していて
もよく、また、異なる塩基性窒素化合物を2種以上組み
合わせて用いてもよい。これらの塩基性窒素化合物の中
で塩基性の高い第三級塩基性窒素化合物が浸漬、架橋処
理したあとの表面の非粘着化にすぐれると同時にクラッ
クが発生しにくく、かつ、引張物性の保持率の点でもす
ぐれるのが大きな特徴であり、その中でも1,8−ジア
ザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセンが最もすぐ
れている。
【0018】次に、本発明の好適な実施態様の1例につ
いて説明すると、まず、ポリヒドロキシ化合物と塩基性
窒素化合物と必要に応じて用いられるジメチルスルホン
などの加硫促進活性剤を適当な有機溶剤に溶解して成る
表面処理液中に、含フッ素エラストマー加硫成形体浸漬
し、表面からこれらの薬剤を含浸させたのち、取出して
乾燥し、次いで架橋させるか、又は、取り出して、別の
溶剤中で洗浄し、乾燥させ、次いで架橋させるかいずれ
の方法でもよい。洗浄工程を入れる場合は処理液中のポ
リヒドロキシ化合物、塩基性窒素化合物の濃度が大巾に
大きい時である。
【0019】前記表面処理液に用いられる有機溶剤につ
いては、ポリヒドロキシ化合物と塩基性窒素化合物を溶
解し、かつ含フッ素エラストマー加硫成形体を膨潤させ
るとともに、取出し時に表面処理液をはじくことのない
ものであればよく、特に制限はない。好ましい溶剤とし
ては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メタノー
ル、エタノール、エチレングリコールなどが挙げられ、
これらは1種用いてもよいし、2種以上を混合して用い
てもよい。また、該表面処理液中には若干の水が含まれ
ていてもよい。
【0020】本発明の架橋剤であるポリヒドロキシ化合
物と架橋促進剤である塩基性窒素化合物の混合溶液に浸
漬、熱処理することによって、樹脂化させずにクラック
の発生を押えてゴム弾性を保持しながら高い架橋密度を
有する表面を作り、物性をあまり損なうことなく表面の
非粘着化を達成出来る点で特にすぐれる。該処理液中の
ポリヒドロキシ化合物と塩基性窒素化合物の濃度につい
ては、表層部の架橋密度を大きくして、非粘着性及び低
摩擦性を高くするには、その濃度を高くするのがよい。 さらに浸漬の温度や時間は、該溶剤の膨潤性や濃度によ
り適宜選ばれるが、浸漬時間が長すぎると、内部まで架
橋密度が高くなって、ゴム弾性が損なわれるため、好ま
しくない。したがって高温、高濃度、短時間の含浸処理
が望ましい。
【0021】具体的には処理液におけるポリヒドロキシ
化合物の濃度は通常1〜50重量%、塩基性窒素化合物
の濃度は塩基性が強い場合は低く、弱い場合は高くし、
通常0.03〜20重量%の範囲で選ばれ、浸漬温度は
0〜180℃の範囲が好ましく、浸漬時間は含フッ素エ
ラストマーのフッ素含有率が小さい場合、膨潤速度が速
いので短時間の浸漬処理でよいが、フッ素含有率が大き
い場合、逆に膨潤速度が遅いので長時間の浸漬処理が望
ましく、通常1分ないし24時間の範囲で選ばれ。また
、浸漬後、溶剤洗浄せずに乾燥する場合は、表面に処理
剤を均一に付着させることも、非粘着性をもたらすため
に重要である。
【0022】次にこのようにして浸漬後、乾燥又は洗浄
−乾燥を施された成形体を架橋処理する。この架橋処理
については特に制限はないが、含フッ素加硫成形体に於
ける含フッ素エラストマー、加硫剤、加硫促進剤などの
種類に応じて、架橋処理の温度、時間を適宜選び、架橋
反応と同時に、過剰の架橋剤であるポリヒドロキシ化合
物と架橋促進剤である塩基性窒素化合物を揮発、分解さ
せて、150℃以上の高温に於ける圧縮永久歪や熱老化
特性を悪化させないようにする。
【0023】このような方法によって、該加硫成形体の
表層部は大きな架橋密度を有し、かつ内部に向って漸減
した架橋密度をもつ表面改質含フッ素エラストマー加硫
成形体が得られる。表層部の架橋密度が内部のそれより
もあまり大きすぎると、該表層部は硬くなりすぎて、伸
びがなくなり、エラストマーとしての性能が十分に発揮
されないおそれがある。また、該架橋密度の減少状態は
連続的であることが好ましく、これが不連続になると長
期間使用しているうちに剥離しやすくなる。
【0024】本発明方法で得られる表面改質含フッ素エ
ラストマー加硫成形体の硬度については特に制限はない
が、JIS  A硬度50〜95の範囲にあることが望
ましい。この硬度が低すぎると非粘着性が不十分である
し、また高すぎるとシール性が悪くなり、かつ伸びがな
く、もろくなるので好ましくない。このような条件を満
足する表面改質含フッ素エラストマー加硫成形体は、表
層部の剥離や引張時の亀裂もない上に、ゴム弾性に優れ
、かつ引張強さ、伸び、圧縮永久歪の低下もなく、極め
て優れた非粘着性と低摩擦性が付与されたものとなる。
【0025】このものは前記性能が要求される用途、例
えば制御バルブ、オイルシール、ダイヤフラム、ガスケ
ット、Oリング、ブレードケーブルなどのほか、トナー
のオフセット防止性が要求される複写機の定着ロールな
どのロール類にも好適に用いられる。
【0026】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、粘着力は次の方法に従って測定し
た。すなわち、ゴムシート(35×35×2mm)を平
滑な台の上に耐熱性の両面テープで貼り、その上に錘り
受け部及び吊り具を供えた半鋼(JIS  S−45C
)製の平面リングをゴムシートと接触するように置く(
なお、リングのサイズは外径25mm、内径19mmで
あり、ゴムシートと接触する面は000研磨紙で研磨し
てある)。次いで、リングの錘り受け部にゴムシートへ
の全荷重が60g/cm2 になるように錘りを乗せる
。その全体を120℃のオーブン中に入れて20時間放
置後、取り出して約4時間放冷する。23℃まで温度が
下がったところで錘りをはずし、ゴムシートにリングが
粘着状態で上記吊り具を利用したロードセルを含む引張
試験機に取付け、50mm/minの引張り速度で引張
り粘着力を測定する。
【0027】
【実施例1〜7】表1に示す配合割合で6インチロール
にて混練したのち、熱プレスを用いて、表2に示す条件
で、一次加硫を行い、90×160×2mmのシートを
作成した。次に、表2に示す組成のビスフェノールAF
と各種塩基性窒素化合物を含有するアセトン/メタノー
ル=1/1(容量比)溶液を調整し、これに前記のフッ
素ゴム加硫シートを所定時間浸漬したのち、一夜風乾又
はメタノール中で洗浄後風乾を行ない、さらに、120
℃で90分間乾燥した。次いでオーブン中にて表3に示
す条件にて二次加硫を行い、粘着力及びその他物性を測
定した。その結果を表3に示す。
【0028】
【比較例1〜3】表1に示す配合組成を用い、実施例1
〜7と同様にして加硫シートを作成した。次いで表3に
示す条件でオーブン加硫を行ない無処理の時の、粘着力
及び物性を測定した。その結果を表3に示す。比較例1
と実施例1,2,4,6,7との比較、比較例2と実施
例3の比較、比較例3と実施例5の比較から明らかなよ
うに硬度の上昇と物性低下を小さく押え、かつ、クラッ
クの発生もほとんどない優れた非粘着化が達成されてい
ることがわかる。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【発明の効果】本発明方法によると、含フッ素エラスト
マーとして本来有する物性をそこなうことなく、優れた
非粘着性と低摩擦性が付与された成形体を容易に与える
ことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  含フッ素エラストマー加硫成形体の表
    面から架橋剤であるポリヒドロキシ化合物と架橋促進剤
    である塩基性窒素化合物を含浸させたのち、架橋させる
    ことを特徴とする表面改質含フッ素エラストマー加硫成
    形体の製造方法。
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