JPH0423550B2 - - Google Patents

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JPH0423550B2
JPH0423550B2 JP61197372A JP19737286A JPH0423550B2 JP H0423550 B2 JPH0423550 B2 JP H0423550B2 JP 61197372 A JP61197372 A JP 61197372A JP 19737286 A JP19737286 A JP 19737286A JP H0423550 B2 JPH0423550 B2 JP H0423550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
golf ball
inner core
golf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61197372A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6354181A (ja
Inventor
Shunji Izumi
Takashige Yagi
Hiroshi Kenbishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP61197372A priority Critical patent/JPS6354181A/ja
Publication of JPS6354181A publication Critical patent/JPS6354181A/ja
Publication of JPH0423550B2 publication Critical patent/JPH0423550B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、ゴルフボールに関し、さらに詳しく
は、現在ゴルフコースで使用されている競技用ゴ
ルフボールの打撃感覚、飛球感覚を損なわずに、
飛距離のみを大巾に短縮したゴルフボールに関す
るものである。 従来の技術 現在、競技用ゴルフボールとしては下記の3種
がある。 (i) 硬質高弾性ゴム製の内芯(さらに内芯の中心
部に硬質プラスチツクの小球、あるいは液体の
小球を封入したものもある)を、糸ゴムで巻
き、外皮を被覆した糸巻きゴルフボール (ii) 硬質高弾性で構成された内芯を外皮で被覆し
た2ビース構造のゴルフボール (iii) ゴム組成物から成る1ピース構造のゴルフボ
ール 一方、競技用ボール以外にも練習ボールがあ
り、これは概ね軟質、軽量で、飛距離を抑えて小
空間、小面積のインドアで打撃練習のみを目的と
したものである。 ゴルフ競技に使用するゴルフボールについて
は、古くから主としてより遠くへ飛ばばすことが
多くのゴルフフアーの楽しみとして受け入れら
れ、ひたすら飛距離の増大を目的としてゴルフボ
ール及びクラブの改良が図られ、現在に至つてい
る。しかしながら、近年、これまで以上に飛距離
の増大を図ることは、ゴルフコース、ゴルフ練習
場及びその附帯設備等の用地確保、建設費その他
の点で反論が唱えられ始めている。殊に、国土面
積の狭い我国においては、小面積、小空間のゴル
フコースで現行の競技用ゴルフボールと同質のプ
レー内容を楽しめることが望まれる。 このような社会状勢下において、最近、飛距離
の出ないゴルフボールの開発が行なわれている。
例えば、特開昭60−194967号公報には、半径方向
に沿つてその中心から表面にかけて増大する密度
勾配を有するようにし、通常のゴルフボールの重
量約45gに対して約15〜30gと軽量にした1ピー
スの短距離用ゴルフボールが開示されている。 発明が解決しようとする問題点 上記特開昭60−194967号公報に記載されている
ゴルフボールのように、飛距離を短縮しながら通
常の競技用ボールと同等の特性を目標にして開発
されているゴルフボールは、一般にかなり軽量で
ある。従つて、このようなボールは当然に飛距離
は落ちるものの、概して軽質、軽量のため爽やか
な打撃音、衝撃が極めて少なく、打球感やパツテ
イング感等が現行の競技用ボールに比べて好まし
くない。 従つて、本発明の目的は、現行の競技用ボール
の打撃感覚、飛球感覚等の性能特性を損なわず、
飛距離のみを大巾に短縮することによつて、小面
積、小空間のゴルフコースで、現行の競技用ボー
ルと同質のプレー内容を楽しめるゴルフボールを
提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明のゴルフボールは、上記目的を達成する
ため、反撥弾性(JIS K 6301による)が40%以
下で、0゜〜40℃の範囲において内部損失係数tanδ
の値が最大値0.3以上を示す粘弾性体によつて構
成された内芯を有することを特徴とするものであ
る。 発明の作用及び態様 本発明のゴルフボールは、前記した糸巻きゴル
フボール、あるいは2ピース構造、3ピース構造
のゴルフボールの内芯に、反撥弾性が小さくしか
も内部損失係数の大きな粘弾性体を使用すること
により、ボール自体の重量は現行の競技用ゴルフ
のそれと殆んど変わることなく、現在のウツドシ
ヨツト、アイアンシヨツト及びパツテイングのゴ
ルフ競技の全プレーにおける打撃感覚、飛球感覚
を損なわずに、飛距離のみを短縮したものであ
る。 すなわち、本発明のゴルフボールは、上記のよ
うなゴルフボールの内芯材料に反撥弾性の小さい
内部損失係数の大きい粘弾性組成物を用いること
により、打撃による衝撃力を吸収して飛距離を落
し、しかもボールの重量を現行のものと殆んど同
じにして打撃感覚、飛球感覚を損なわないように
したものであり、本発明者らの研究によると、こ
のような特性を発揮させるためには、内芯を、反
撥弾性(JIS K 6301による)が40%以下で、内
部損失係数tanδの値が0゜〜40℃の範囲(すなわち
通常のプレー環境温度)において最大値0.3以上
の粘弾性体により構成する必要があることが見い
出された。反撥弾性が40%を越えた場合には飛距
離をそれぞれ短縮することができず、また内部損
失係数tanδの最大値が0.3未満の場合には打撃感
覚が現行の競技用ボールに比べてかなり劣ること
になるのが好ましくない。 本発明のゴルフボールの内芯に使用する反発弾
性の小さい内部損失係数の大きい粘弾性組成物を
得るには、反発弾性の小さい原料ゴム、例えば、
IIR、EPDM、EPM、NBR、ハイスチレンゴム、
或いは高油展のノルボルネン重合体に、更に充填
剤、石油樹脂及び可塑剤等を大量に高充填する必
要がある。或いは架橋したEVA共重合体も反発
弾性が小さいことが知られている。 しかしながら、従来では反発弾性を低下させる
には、可塑剤、充填剤、或いは樹脂類等の非ゴム
成分の増量に依つて達成されるが、この様な成分
を大量に添加した組成物は、通常、低硬度で変形
し易く、一般的に強度が劣り、高い耐衝撃性が必
要とされるゴルフボール用途には著しく不適当で
あり、特に爽やかな打撃音、及び打撃感触は到底
望む可くもない。 この為、本発明者らは、前記原料ゴム、或るい
は、EVA共重合体に、通常の可塑剤、充填剤の
大量添加ではなく、多官能アクリルエステル、セ
ルロース粉末、或いはポリプテン配合することに
よつて高硬度で低反発弾性の堅牢なボール芯材と
して最適な材料を見出したものである。 前記各成分の配合割合は、得られる粘弾性体の
性質が、反発弾性40%以下、内部損失係数Lanδ
の値が、0〜40℃の範囲において最大値0.3以上
と成るような範囲で選定すれば良く、特に特定の
割合に限定されるものではない。 上記各組成物を加硫成形あるいは発泡成形して
得られた内芯1に、第1図に示すように硬質高弾
性組成の外皮2を被覆した2ピース構造、さらに
好ましくは第2図に示すように内芯1と外皮2と
の間に適当な低反撥弾性で内部損失係数の比較的
大きい組成の中間層3を設けた3ピース構造のゴ
ルフボール等を成形することにより、飛距離のみ
は現行競技用ボールに比べて30〜45%減少する
が、打撃感覚、飛球感覚は殆殆んど変わらない性
能を有するゴルフボールが得られる。 実施例 以下、実施例を示して本発明について具体的に
説明する。 実施例 1 表−1に示す組成物(1−1)をφ37mmの内芯
として金型で加圧加硫成形し、この内芯の外皮と
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 上記表−2に示す結果から明らかなように、本
発明のゴルフボールはいずれも現行競技用ボール
の58〜70%の飛距離が得られ、しかも、特開昭60
−194967号で提案されている軽量ボールに比べ打
撃感に優れていた。 発明の効果 以上のように、本発明に係るゴルフボールは、
内芯を反撥弾性(JIS K 6301による)が40%以
下で、0゜〜40℃の範囲において内部損失係数tanδ
の値が最大値0.3以上を示す吸収性粘弾性体によ
つて構成したことにより、ボール自体の重量は現
行の競技用ボールのそれと殆んど変わることな
く、現在のウツドシヨツト、アイアンシヨツト及
びパツテイングのゴルフ競技の全プレーにおける
打撃感覚、飛球感覚を損なわずに、飛距離のみを
短縮することができる。従つて、小面積、小空間
のゴルフコースで、現行の競技用ボールと同質の
プレー内容を楽しめる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に従つて製造された2ピース
構造のゴルフボールの部分破断図、第2図は実施
例2及び3に従つて製造された3ピース構造のゴ
ルフボールの部分破断図である。 1…内芯、2…外皮、3…中間層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外皮を硬質高弾性の材料で構成すること、 内芯をスチレン含量20〜45重量部のスチレン・
    ブタジエンゴムに多官能アクリルエステル2.5〜
    7.5重量部、セルロース粉末10〜30重量部、及び
    無水珪酸25〜35重量部を混合したゴム組成物によ
    つて、反発弾性(JIS K 6301による)が40%以
    下で、0゜〜40℃の範囲において内部損失係数tanδ
    の値が最大値0.3以上を示す粘弾性体によつて構
    成すること、及び、 全体を44.0〜45.6grの重量とすること、を特徴
    とするゴルフボール。 2 外側を硬質高弾性の材料で構成すること、 内芯をブチルゴム50重量部、SBR50重量部の
    混合ゴム100重量部に、多官能アクリルエステル
    5〜15重量部、セルロース粉末10〜30重量部、及
    び無水けい酸5〜15重量部を混合した組成物によ
    つて、反発弾性(JIS K 6301による)が40%以
    下で、0゜〜40℃の範囲において内部損失係数tanδ
    の値が最大値0.3以上を示す粘弾性体によつて構
    成すること、及び、 全体を44.0〜45.6grの重量とすること、を特徴
    とするゴルフボール。 3 外皮を硬質高弾性の材料で構成すること、 内芯をノルボルネン重合体100重量部に、100〜
    200重量部の石油系プロセス油、50〜100重量部の
    石油樹脂、及び100〜500重量部の充填剤を混合し
    したゴム組成物によつて、反発弾性(JIS K
    6301による)が40%以下で、0゜〜40℃の範囲にお
    いて内部損失係数tanδの値が最大値0.3以上を示
    す粘弾性体によつて構成すること、及び、 全体を44.0〜45.6grの重量とすること、を特徴
    とするゴルフボール。 4 外皮を硬質高弾性の材料で構成すること、 内芯をエチレン酢酸ビニル共重合体に、多官能
    アクリルエステル5〜15重量部、セルロース粉末
    10〜30重量部、及びポリブデン15〜25重量部を混
    合した組成物によつて反発弾性(JIS K 6301に
    よる)が40%以下で、0゜〜40℃の範囲において内
    部損失係数tanδの値が最大値0.3以上を示す粘弾
    性体によつて構成すること、及び、 全体を44.0〜45.6grの重量とすること、を特徴
    とするゴルフボール。
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