JPH04235132A - 曩胞性線維症治療剤 - Google Patents

曩胞性線維症治療剤

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JPH04235132A
JPH04235132A JP3120290A JP12029091A JPH04235132A JP H04235132 A JPH04235132 A JP H04235132A JP 3120290 A JP3120290 A JP 3120290A JP 12029091 A JP12029091 A JP 12029091A JP H04235132 A JPH04235132 A JP H04235132A
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JP
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cystic fibrosis
pharmaceutically acceptable
treatment
salts
valyl
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JP3120290A
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Mitchell Glass
ミッチェル・グラス
Joseph Campbell Williams
ジョセフ・キャンベル・ウィリアムズ
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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    • A61K38/05Dipeptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な治療剤、更に詳しくは、
4−(4−クロロフェニルスルホニルカルバモイル)ベ
ンゾイル−L−バリル−L−プロリン−1(RS)−(
1−トリフルオロアセチル−2−メチルプロピル)アミ
ドまたはそれらの薬学的に容認可能な塩の、嚢胞性線維
症の対症治療での使用に関する。(治療剤を本明細書で
は1(RS)と呼ぶが、本明細書中に記載される発明に
は前記で呼ばれる化合物の1(R)−異性体および1(
S)−異性体、またはそれらの薬学的に容認可能な塩が
任意の比率で含まれる。)嚢胞性線維症は、粘液分泌過
多を伴う慢性気管支炎の遺伝形質であり、一般的に、気
道分泌物の不十分なクリアランス、気流の閉塞および、
通常、緑膿菌(Pseudomonas  aerug
inosa)による気道の慢性的細菌性感染を伴なう。 嚢胞性線維症の患者からの痰および気管支肺胞洗浄液が
、緑膿菌を取り込み且つ死滅させる好中球の能力を低下
させることが知られている。
【0002】したがって、本発明は、哺乳動物、特にヒ
トにおいて嚢胞性線維症の治療を必要とする場合に用い
るための治療剤であって、4−(4−クロロフェニルス
ルホニルカルバモイル)ベンゾイル−L−バリル−L−
プロリン−1(RS)−(1−トリフルオロアセチル−
2−メチルプロピル)アミドまたはそれらの薬学的に容
認可能な塩を含む新規な嚢胞性線維症治療剤を提供する
【0003】本発明のもう一つの態様として、4−(4
−クロロフェニルスルホニルカルバモイル)ベンゾイル
−L−バリル−L−プロリン−1(RS)−(1−トリ
フルオロアセチル−2−メチルプロピル)アミドまたは
それらの薬学的に容認可能な塩の、嚢胞性線維症の治療
用薬剤の製造のための使用を提供する。
【0004】本発明の別の態様として、哺乳動物の嚢胞
性線維症の治療を必要とする場合の、4−(4−クロロ
フェニルスルホニルカルバモイル)ベンゾイル−L−バ
リル−L−プロリン−1(RS)−(1−トリフルオロ
アセチル−2−メチルプロピル)アミドまたはそれらの
薬学的に容認可能な塩を用いる治療法を提供する。
【0005】本発明の更に別の態様として、4−(4−
クロロフェニルスルホニルカルバモイル)ベンゾイル−
L−バリル−L−プロリン−1(RS)−(1−トリフ
ルオロアセチル−2−メチルプロピル)アミドまたはそ
れらの薬学的に容認可能な塩と嚢胞性線維症の治療用に
指示される1種類以上の他の物質とを併用する嚢胞性線
維症の対症治療法を提供する。このような物質として、
制限されないが、抗生物質、気管支拡張薬、コルチコス
テロイド、酸素、粘液溶解薬、およびエーロゾル投与さ
れるアミロライド(amiloride)などの粘液流
動薬(mucorheologic  agents)
が挙げられる。
【0006】4−(4−クロロフェニルスルホニルカル
バモイル)ベンゾイル−L−バリル−L−プロリン−1
(RS)−(1−トリフルオロアセチル−2−メチルプ
ロピル)アミド(本明細書中下記で「化合物」と呼ばれ
る)の適当な薬学的に容認可能な塩として、例えば、米
国特許第4,910,190号明細書で記載されたもの
、例えば、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩(ナ
トリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩またはマグネシ
ウム塩など)、アンモニウム塩、および薬学的に容認可
能な陽イオンを与える有機塩基との塩が挙げられる。嚢
胞性線維症の治療に用いるための化合物の好ましい塩は
、例えば、ナトリウム塩またはカリウム塩である。
【0007】化合物およびその製造は、米国特許第4,
910,190号明細書に記載されており、それは3(
RS)−[4−[(4−クロロフェニル)スルホニルア
ミノカルボニル]フェニルカルボニル]−L−バリル−
N−[3−(1,1,1−トリフルオロ−4−メチル−
2−オキソペンチル)]−L−プロリンアミドと呼ばれ
たが、現在は、本明細書中前記で与えられた名称が好ま
しい。好ましい酸化体として記載され且つ実施例104
および121での化合物の製造の最終段階で用いられる
デス・マーチン(Dess−Martin)のペリオデ
ィナン(periodinane)は、ある種の状況で
爆発の危険を引き起こすことがあると認められる。した
がって、ケトンをその対応するアルコールから調製する
ための別の酸化体を用いるのが好ましいことがある。 有用であることができる別の方法として、塩化オキサリ
ル、ジメチルスルホキシドおよび第三アミンの利用(最
もよい結果が酸化剤10〜20当量で得られる);無水
酢酸およびジメチルスルホキシドの利用;塩化メチレン
中の三酸化クロム−ピリジン錯体の利用;およびアルカ
リ性過マンガン酸カリウム溶液の利用が挙げられる。例
えば、化合物は、最後に挙げた酸化体2当量を用いて、
対応するアルコールから収率約60%で得ることができ
る。
【0008】使用において、化合物は、一般的には、嚢
胞性線維症の対症治療用に通常の薬剤組成物の形態で、
例えば、米国特許第4,910,190号明細書に概括
的に記載されたように、好ましくはエーロゾルとして投
与される。濃度10mg/mLの化合物を含み且つネブ
ライザで用いるのにまたは注射可能な溶液として適当な
溶液を与える処方を、下記の実施例1に記載する。用い
るのに適当なネブライザは、例えば、RETEC(商標
)ネブライザであり、溶液を圧縮空気によって噴霧する
ものである。
【0009】概して、治療剤は、ヒトに対して、例えば
、エーロゾルによって化合物5〜100mgまたは静脈
注射で50〜1000mgの範囲の日用量で、または二
者を併用して投与される。しかしながら、投与される治
療剤の用量を、同時療法である治療下の嚢胞性線維症の
状態および苛酷さ、および治療を受ける患者の年齢、体
重および性別を考慮する周知の医療行為に従って変更す
る必要があるということは容易に理解される。同様に、
その化合物のおよそ当量の薬学的に容認可能な塩も用い
ることができるということは理解される。
【0010】化合物またはそれらの薬学的に容認可能な
塩の、嚢胞性線維症の対症治療での有用性は、例えば、
下記の研究Aおよび研究Bに記載のように、臨床的また
は生化学的パラメータの向上を測定することができる標
準的な臨床研究プロトコルを用いて実証することができ
る。
【0011】嚢胞性線維症の研究Aは、成人患者10〜
20人が化合物または賦形剤(プラシーボ)35mg/
日を与えられるように割り当てられてエーロゾル吸入に
よって2〜3週間投与される、無作為でダブルブライン
ドの対比研究である。実施例1に記載の処方を処置群に
用いることができ、化合物なしの同様の処方は、賦形剤
(対照)群用である。RETEC(商標)ネブライザを
適当な研究対象薬剤または賦形剤(対照)約3.5mL
で満たす。ネブライザ中の溶液を圧縮空気によって噴霧
する。患者はネブライザをその口に用いて、普通に(1
回換気量)8分間呼吸する。臨床的な終点としては、ア
メリカ胸部学会(American  Thoraci
c  Society)基準による標準的な臨床法を用
いる、痰の発生、肺活量測定および最大流量が挙げられ
る。臨床的変数、例えば、(日記カードを用いる)症状
、痰の発生、FEV1(1秒量)およびFVC(努力性
肺活量)の向上は、統計分析の標準法によって測定され
る。
【0012】嚢胞性線維症の研究Bは、成人患者10〜
20人が、350mg/日(例えば、実施例1の処方剤
35mL)で投与される化合物または対応する量の賦形
剤(プラシーボ)を静脈内注射によって3〜4日間与え
られた後、(研究Aに記載のように)35mg/日での
エーロゾル吸入を2〜3週間行なうように割り当てられ
る、無作為でダブルブラインドの対比研究である。気管
支肺胞洗浄を研究の開始時および静脈注射およびエーロ
ゾルの段階の完了時に行なう。試験される臨床的変数と
して、症状、痰の発生、肺活量測定および最大流量が挙
げられ、研究Aに記載のように測定され且つ分析される
。生化学的研究として、好中球が緑膿菌を貪食し且つ死
滅させることについての気管支肺胞洗浄液活性の測定が
挙げられ、標準法によって分析される。
【0013】下記の非制限実施例に、本発明によって提
供される治療法で用いるための化合物の典型的な処方を
例示する。
【0014】
【実施例1】この実施例では、治療剤として記載され、
リン酸緩衝溶液中の強度10mg/mLを与え且つネブ
ライザ用溶液または注射可能溶液に適当である4−(4
−クロロフェニルスルホニルカルバモイル)ベンゾイル
−L−バリル−L−プロリン−1(RS)−(1−トリ
フルオロアセチル−2−メチルプロピル)アミドの処方
を提供する。対応するプラシーボ処方も提供する。調製
された溶液は、好都合な寸法、例えば、5mLのアンプ
ルに密封し且つ使用まで冷却貯蔵するのが好ましい。
【0015】     成分                   
                         
重量/mL                    
                    10.0m
g      プラシーボ治療剤(1)       
                     10.0
mg        −二塩基性リン酸ナトリウム・五
水和物、    11.97mg  10.74mgU
SP 一塩基性リン酸ナトリウム・一水和物、      0
.74mg    1.25mgUSP 塩化ナトリウム、USP              
      4.50mg    5.48mg1N−
水酸化ナトリウム溶液または            
適量            適量0.005モル一塩
基性リン酸ナト リウム溶液(2) 注射用蒸留水、USP、適量加える         
 1.0mL        1.0mL      
                         
         (1.01g)    (1.01
g)(1)この処方での治療剤の名目濃度は10mg/
mLである。製造調整を薬剤物質の純度について行なう
【0016】(2)pHを7.0〜7.5に調整するの
に加えられる。
【0017】製造法:治療剤 1.  注射用蒸留水(USP)の必要量の約90%を
、適当な撹拌装置を備え且つ加熱器/冷却器循環槽に連
結された容器に入れる。
【0018】2.  循環槽の温度を30℃に調整する
【0019】3.  撹拌を続けながら、必要量の二塩
基性リン酸ナトリウム・五水和物(USP)を加え且つ
溶解するまで撹拌を続ける。
【0020】4.  必要量の治療剤を撹拌を続けなが
ら極めて徐々に加える。
【0021】5.  溶解するまで約30分間撹拌を続
けた後、循環槽の温度を25℃まで下げる。
【0022】6.  必要量の一塩基性リン酸ナトリウ
ム・一水和物(USP)を撹拌を続けながら加え且つ溶
解するまで撹拌を続ける。
【0023】7.  必要量の塩化ナトリウム(USP
)を撹拌を続けながら加え且つ溶解するまで撹拌を続け
る。
【0024】8.  pHを測定し、必要ならば、1N
−水酸化ナトリウム溶液または0.005モル一塩基性
リン酸ナトリウム溶液を用いて7.0〜7.5に調整す
る。
【0025】9.  バッチを、注射用蒸留水(USP
)を用いて(比重1.01から計算される)最終重量に
する。
【0026】10.  大部分の溶液を適当な滅菌充填
用容器中に無菌的に濾過する。無菌的にアンプルに充填
し且つ密封する。
【0027】11.  アンプルを漏れ試験し且つ粒状
物質および他の欠陥について目視検査を行なう。
【0028】製造法:プラシーボ 前記に記載された方法を、段階2、4および5を省略し
且つ温度制御を必要とせずに行なう。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  4−(4−クロロフェニルスルホニル
    カルバモイル)ベンゾイル−L−バリル−L−プロリン
    −1(RS)−(1−トリフルオロアセチル−2−メチ
    ルプロピル)アミドまたはそれらの薬学的に容認可能な
    塩を含む嚢胞性線維症治療剤。
  2. 【請求項2】  薬学的に容認可能な塩が、アルカリ金
    属およびアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、および
    薬学的に容認可能な陽イオンを与える有機塩基との塩か
    ら選択される請求項1記載の嚢胞性線維症治療剤。
  3. 【請求項3】  4−(4−クロロフェニルスルホニル
    カルバモイル)ベンゾイル−L−バリル−L−プロリン
    −1(RS)−(1−トリフルオロアセチル−2−メチ
    ルプロピル)アミドのナトリウム塩またはカリウム塩で
    ある請求項1記載の嚢胞性線維症治療剤。
  4. 【請求項4】  ヒト以外の哺乳動物に有効量の4−(
    4−クロロフェニルスルホニルカルバモイル)ベンゾイ
    ル−L−バリル−L−プロリン−1(RS)−(1−ト
    リフルオロアセチル−2−メチルプロピル)アミドまた
    はそれらの薬学的に容認可能な塩を投与することを特徴
    とするヒト以外の哺乳動物の嚢胞性線維症の治療方法。
  5. 【請求項5】  酸の薬学的に容認可能な塩が、アルカ
    リ金属およびアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、お
    よび薬学的に容認可能な陽イオンを与える有機塩基との
    塩から選択される請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】  更に、嚢胞性線維症の治療用に指示さ
    れる別の薬理物質を前記の哺乳動物に投与する請求項4
    または5に記載の方法。
  7. 【請求項7】  別の薬理物質が、抗生物質、気管支拡
    張薬、コルチコステロイド、酸素、粘液溶解薬および粘
    液流動薬から選択される請求項6記載の方法。
JP3120290A 1990-05-24 1991-05-24 曩胞性線維症治療剤 Pending JPH04235132A (ja)

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