JPH04234760A - 写真感光材の細片面の液を拭き取る装置 - Google Patents

写真感光材の細片面の液を拭き取る装置

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JPH04234760A
JPH04234760A JP3238482A JP23848291A JPH04234760A JP H04234760 A JPH04234760 A JP H04234760A JP 3238482 A JP3238482 A JP 3238482A JP 23848291 A JP23848291 A JP 23848291A JP H04234760 A JPH04234760 A JP H04234760A
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JP
Japan
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strip
wiping
ring
wiping member
running
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Pending
Application number
JP3238482A
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English (en)
Inventor
Dieter Weidlich
ディーター ヴァイトリッヒ
Lutz Beckmann
ルッツ ベックマン
Juergen Brunner
ブルンナー ユルゲン
Ernst Schweiger
エルンスト シュヴァイガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert AG
Original Assignee
Agfa Gevaert AG
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D15/00Apparatus for treating processed material
    • G03D15/02Drying; Glazing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行細片面から汚れ(
特に液)を除去する装置、更に詳細には写真感光材ある
いは他の湿式処理された写真感光材の走行細片の一面あ
るいは両面に付着した汚れを拭き取る装置の改良に関す
る。また、本発明は、米国特許第4793073号に記
載されたタイプの装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常露光された写真プリントの細片は一
連の槽を通過し、そこで走行細片面は種々の液体に接触
する。例えば、写真印画紙の細片は、通常現像槽を通過
し、続いて定着槽、洗浄槽を経て一つあるいは複数の乾
燥室に進む。細片が先行する槽から次の槽にあるいは最
後の槽から乾燥室に多量の液を持ち込んでしまうのを防
止するために、細片の両面を拭き取れるように構成され
た装置に細片を通過させること、すなわち連続する2つ
の槽間あるいは前の処理ステーションと次の処理ステー
ション間でかなりの分量の液を除去することが行なわれ
ている。このような処置を施さないと、定着槽は徐々に
増加する現像液と急速に混合してしまい、また洗浄槽は
徐々に増加する定着液と混合してしまう。更に細片は、
多量の洗浄液(例えば水)を隣接する乾燥ステーション
に運んでしまう。これらにより種々の問題が発生し、現
像機をやむを得ず停止させたり、正常に露光現像された
写真プリント細片が分断されることにより依頼者のプリ
ントの品質を劣化させてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドイツ特許公開公報第
2048902号には、ゴムあるいは他の適当な弾性材
からできた一つあるいは複数の対になった拭き取り舌片
を用いた液除去装置が記載されている。このような装置
の欠点は、走行する細片の比較的端部の鋭い部分が接触
する舌片からかなり多量の材料を削り取ってしまうこと
であり、そのために対になった舌片には切り目が形成さ
れ、それによって液条が拭き取り装置をバイパスし次の
槽あるいは前の槽に続く乾燥ステーションに入ってしま
うことである。比較的幅の狭い細片の後に広い細片が続
くと状況は一層悪くなる。というのは前の幅の狭い細片
の端部により形成された切り目が続く幅の広い細片の画
像を有する部分に隣接し、後の槽の種々の物質の濃度を
変化させてしまうことにより画像の品質を顕著に劣化さ
せるかあるいは液条が乾燥室において画像を有する部分
に付着してしまうからである。
【0004】さらにすでに比較的狭い細片により切り目
がつけられた舌片を用いて同じ細片から余分の液を拭き
取るようにする場合、その前に細片が走行路を側部に替
えたときには状況が同じようになり、画像を有する部分
が液条を運んでしまう。最後の槽を通過し乾燥ステーシ
ョンに入った現像写真プリントの細片部分に余分の液が
ある場合には依頼者のプリントの品質を著しく劣化させ
てしまう。
【0005】本発明の課題は、走行細片の一面あるいは
両面から汚れをかなり減少させることができ又長期間に
渡って使用することができる装置を提供することである
【0006】本発明の他の課題は、細片と接触する拭き
取り部材の寿命が従来のものよりかなり長くなるように
配置し動作させることができる装置を提供することであ
る。
【0007】本発明のさらに他の課題は、細片と接触す
る拭き取り部材の寿命を延ばすことができる手段を備え
た装置を提供することである。
【0008】本発明のさらに他の課題は、単一の拭き取
り部材で走行細片の両面から余分の液を除去することが
できる装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するために、所定の通路に沿って所定の方向に進む走
行細片の少なくとも一面の汚れ、特に写真感光材の細片
の少なくとも一面の液を拭き取る装置において、前記通
路で走行する細片の少なくとも一面に接触しかつ前記所
定の方向に対してほぼ横方向に延びる変形可能な少なく
とも一つの拭き取り部材を有する細片係合装置と、前記
所定方向に対して横方向に延びる成分をもつ動きを前記
少なくとも一つの拭き取り部材に付与する手段とからな
る構成を採用した。
【0010】
【作用】動きを付与する手段は、走行細片の通路をほぼ
横方向に延びる拭き取り部材、例えば弾性羽根あるいは
弾性舌片を往復移動させる手段から構成される。その場
合少なくとも一つの拭き取り部材が所定の方向に対して
ほぼ直角に移動するように構成されている。拭き取り部
材の長さ(すなわち細片が所定の通路に沿って進み少な
くとも一つの拭き取り部材がその通路に対してほぼ横方
向に移動する間実際に細片と接触する拭き取り部材部分
の長さ)は少なくとも走行細片の幅の2倍とされる。往
復移動手段は走行細片の幅にほぼ等しい振幅で拭き取り
部材を移動できるように構成されている。このような往
復移動手段は、クランク駆動機構、カムフォロワ駆動機
構あるいは少なくとも一つの拭き取り部材を所定の周波
数及び/あるいは振幅で移動させる適当な手段から構成
されている。
【0011】拭き取り部材は変形可能な弾性材からでき
た輪環、例えばリングから構成される。リング状の拭き
取り部材に動きを付与する手段は輪環を駆動させる少な
くとも二つのプーリを有する。すなわち輪環は二つある
いはそれ以上のプーリを周回して駆動される。少なくと
も二つのプーリの各々は走行細片の側端部に隣接して配
置される。装置にはさらに所定に通路を走行する細片の
一面に向けて輪環を付勢する手段(例えば堅固なあるい
は柔軟な背面支持部)が設けられる。輪環の拭き取り区
間は少なくとも二つのプーリ間に渡って延びており走行
細片の一面と係合する。付勢手段は輪環の拭き取り区間
に接触しその区間を付勢して細片の一つの面に当接させ
る。輪環の拭き取り区間は所定方向に対してほぼ直角に
延びており、動きを付与する手段は少なくとも二つのプ
ーリのうち一つを回転させる手段を有する。あるいは通
路に沿って細片が進む方向に対してプーリと輪環を有す
る機構を横方向に往復移動させることもできる。
【0012】装置を走行細片の両面から汚れを拭き取る
ように構成する場合には、複数のリング状拭き取り部材
が、例えば走行細片の各面に少なくとも一つ(好ましく
は少なくとも二つ)が配置される。拭き取り部材はその
場合互いに互い違いにされそれにより通路の隣接する部
分にほぼ波型の形状を付与することができる。
【0013】走行細片の各面に一つあるいは複数の個別
なリング状の拭き取り部材を用いる場合、細片をリング
状の拭き取り部材を通過させ単独のリング状の拭き取り
部材あるいは二つあるいはそれ以上のリング状の拭き取
り部材の各々が走行細片の両面と接触できるようにする
ことも可能である。従って各リング状の拭き取り部材の
一つの拭き取り区間は少なくとも細片の一つの面と係合
し、又各リング状の拭き取り部材の他方の拭き取り区間
は拭き取り部材の他方の面と接触する。各リング状の拭
き取り部材の二つの拭き取り区間を付勢し拭き取り部材
の各面に当接させる手段を設けることができる。
【0014】動きを付与する手段は、細片がその通路に
沿って移動する速度よりも小さな速度で各拭き取り部材
を移動させるように構成される。例えば、拭き取り部材
の速度は走行細片の前方移動速度の1〜5%の範囲に設
定される。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明を詳細に説明する
【0016】図1及び図2には印画紙あるいは他の柔軟
性のある細片状の写真材の走行細片の両側から液を除去
するように構成された拭き取り装置の第1の実施例が図
示されている。細片1は図1の面に垂直な方向で矢印A
の方向あるいは逆方向に弾性的に変形可能な一対のリン
グ状の拭き取り部材4(以下単にリングという)間を移
動する。この拭き取り装置は現像槽と定着槽の間、定着
槽と洗浄槽の間あるいは洗浄槽と写真現像機の乾燥室の
間に配置することができる。尚これに関して米国特許第
4837593号を参照すること。この特許には、現像
液を供給するタンクと、定着槽を含むタンクを有する現
像機の一部が説明され又図示されている。この特許の現
像機における改良の目的は現像液が定着槽に入るのを防
止することである。
【0017】図1及び図2の装置には、細片を移動させ
るプーリPにより形成される通路において走行細片の両
側に個別なあるいは堅固にまたは移動可能に互いに連結
された二つの拭き取りユニット2、3が設けられる。細
片1が矢印A方向あるいは逆方向に拭き取りユニット2
、3間を所定の速度でどのように移動するかは本発明に
関係する部分ではない。例えば細片1の先端部は米国特
許第4773580号に記載されたタイプのクリップに
固定される。クリップはベルトコンベアで移動され細片
1の先端部を引き、最初現像槽を通過させ、その後本発
明の第1の拭き取り装置を通過させ、続いて定着槽を通
過させ、その後図1、図2に示された第2の拭き取り装
置を通過させ、その後洗浄槽を通過させ、必要ならば第
3の拭き取り装置を通過させてその後一つあるいは複数
の乾燥室に移動させる。
【0018】本発明の拭き取り装置は現像機に次のよう
に配置される。すなわち拭き取りユニット2は連続する
二つの槽間あるいは前の最後の槽と乾燥ステーション間
において細片が移動する通路の一方の側に、又拭き取り
ユニット3はその他方の側に配置される。各拭き取りユ
ニット2、3は各リング4に対して一対で、二つの対に
なったプーリを支持するほぼブロック状の支持部5を有
する。各対になったプーリのうち少なくとも一つのプー
リ6は不図示のモータから得られる動力により軸7を介
して駆動される。
【0019】ブロック状の2つの支持部5の位置は対に
なった4つのリング4が一つのプーリPの周囲から他の
プーリPのプーリ間で引いた直線に対して横方向に互い
違いになるようにずらされ、それにより4つのリング4
がほぼ起伏したあるいは波状の部分を細片1の通路に形
成するように配置される。リング4の拭き取り区間4a
に直接接する支持部5の部分は各リング4の拭き取り区
間4aを付勢して走行細片1の隣接する面に当接する機
能を果たす背面支持部となる。これにより区間4aは細
片1の各面から全てのあるいはほとんど全ての液を除去
し、その後新たに拭き取られた細片部が現像機における
本発明の拭き取り装置の位置に従って次の槽あるいは乾
燥室に入ることが可能になる。
【0020】支持部5の付勢部には、各リング4の内部
区間4aを収納する溝8が形成される。この溝8は本発
明装置が実際に使用されたとき内部の区間4aが走行細
片1により引きずられてしまう可能性を減少させる。背
面支持部すなわち支持部5の付勢部と接触するリング4
の内部区間4a間の摩擦は溝8を取り巻く面に摩擦減少
材(例えばポリテトラフルオルエチレン)をコーティン
グすることにより顕著に減少させることができる。一方
リングと各対になったプーリ6間の摩擦を高めるのが好
ましい。このためにプーリ6の周面には凹部あるいはノ
ッチ9が形成され、これらはほぼ三角形の断面形状を有
し、各リング4の部分がそれぞれのノッチあるいは凹部
9にくさびを入れたような状態にされる。これによりリ
ング4が少し応力のかかった状態あるいは緩んだ状態で
各プーリの対を回るときに信頼性のある摩擦係合が得ら
れる。
【0021】プーリ6が駆動されると各リング4に動き
が伝わり、リングが駆動されることによりアイドルプー
リ6に動きが伝達される。凹部あるいはノッチ9と接す
る表面は摩擦発生あるいは促進材の薄膜で被膜され、そ
れによりプーリが各リング4に対してあるいはその逆関
係でスリップするのを減少させることができる。
【0022】リング4の内部区間4aが走行細片1の各
面に作用する力は拭き取りユニット2、3の少なくとも
一方を他方のユニットから近付けたりあるいは遠ざけた
りすることにより(これによりプーリP間の波状となっ
た通路の振幅を増減させることができる)あるいは例え
ば上述したクリップを用いて走行細片1に作用する引っ
張り応力を増減させることによりあるいはその両方によ
り調節することができる。
【0023】細片1の移動方向(矢印A)とほぼ直角に
延びる区間4a(図1と図2の実施例において)の作用
により細片1がその通路により横方向に移動するのを防
止するために、拭き取りユニット2のプーリ6上のリン
グ4は好ましくは第1の方向B(例えば第1図でみて時
計方向)に駆動され、一方拭き取りユニット3のプーリ
6上のリング4aは反時計方向C(第1図でみて)に駆
動される。これにより走行細片を案内するリール状の回
動部材の中心として機能させるフランジがプーリPに形
成されていない場合でも細片1は(第2図の観察者から
離れたりあるいはそれに向かったり移動することにより
)波打った通路を離脱する傾向をなくすことが可能にな
る。
【0024】図1と図2の実施例では、任意の区間4a
に付与される運動成分が細片1の移動方向に垂直になっ
ている。そのような運動により走行細片1は各リングの
同じ部分を連続的に摩擦することはなくなる。一方、各
4つのリングに発生する摩耗は、少なくとも本発明装置
を用いた現像機が実際に使用されている間はリングが均
一に移動することにより均一になるので、リング4の有
効寿命は長くなり、細片が一つあるいは複数の静止した
拭き取り部材を通過していた従来の拭き取り装置が使用
されたとき発生した切り目や他の窪みは発生しなくなる
。リングの露光面に切り目が発生すると、リング4を通
過する走行細片の部分に液条が発生し、この運び込まれ
た液条により後続の槽が汚染され、上述した乾燥室の乾
燥効果に悪影響がでてしまう。
【0025】リング4を0.2から0.5m/分の速度
で駆動し、一方、細片1を少なくとも12m/分の速度
で移動させると、極めて好ましい結果が得られる。従っ
て、リング4の速度は細片の速度よりかなり遅くし、リ
ング4の速度は細片1の速度の1から5%にするのが好
ましい。
【0026】図1では、拭き取り区間4aの長さが走行
細片1のよりはかなり大きくなっている。各対になった
プーリの各プーリ6は細片1の各側端部から外側に出て
いる。区間4aは、細片の両側端部間で各細片の面に接
触していれば、細片1の移動方向(矢印A)に正確に直
角である必要はない。更に、細片1の各面に単一のリン
グ4を用いるだけで十分であるが、細片の片側あるいは
両側に3個あるいはそれ以上のリングを配置することも
可能である。リング4の区間4aにより拭きとられた液
は吸引により吸い取るかあるいは重力により排出するこ
とができる。
【0027】図3、図4、及び図5には、単一のリング
状拭き取り部材すなわちリングを用い走行細片(図3の
仮想線で図示)の両側の液を拭き取る第2の実施例が図
示されている。細片1は矢印A方向あるいは逆方向に移
動することができる。走行細片の各部分は単一のリング
4の平行になった2つの拭き取り区間4a、4bの間を
通過する。このリング4は走行細片1の各側端部1a、
1bの外側に位置した2つのプーリを周回する。プーリ
6の少なくとも一つは各軸7により駆動されるので、各
区間4a、4bは矢印Aにより示した方向に対して横方
向に、例えば矢印Aと正確に直角となる方向に移動する
【0028】プーリ6の軸7は、各プーリを取り付けた
2つの端部14を有する枠ないしハウジング12に取り
付けられる。端部14は、細片1並びにリング4の区間
4a、4bに対して空隙(図4)を形成する平行な2つ
の部分により互いに結合される。更に、ハウジング部1
6は、各区間4a、4bを付勢し走行細片1の対応する
側に当接させる背面支持部を構成する。更に図4には、
2つの結合部すなわち背面支持部16が区間4a、4b
間の通過部に隣接しているが、走行細片1に実際には接
触していない状態が示されている。互いに隣接し各区間
4a、4bを付勢する結合部16の端面にはリングを導
くガイド溝17が形成される。これにより、区間4a、
4bは走行細片1の接触する側に対して最適な位置から
ずれることがなくなる。リング4は市販されている柔軟
な弾性材からできたOリングから構成される。
【0029】新しい細片1の先端部をハウジング12の
結合部あるいは背面支持部16間の空隙に簡単に挿入で
きるようにするために、好ましくはハウジング12の端
部14にはハウジング12の回動軸になる共軸なシャフ
ト18が設けられる。ハウジング12が図4で見て時計
方向に回動されると、区間4a、4b間の空隙は細片1
の面に対してほぼ直角になるので、細片1は区間4a、
4b間の通路部を通過することができる。ハウジング1
2は図4の位置に再び戻すことができるので、走行細片
1は区間4a、4bと係合するようになり、各面から液
が除去されるようになる。
【0030】細片1を図3、図4、図5に示した型の装
置を2つあるいはそれ以上連続させそこを通過させるよ
うにすることもできる。これにより全てあるいは殆ど全
ての液を確実に除去することができ、その後液が除去さ
れた細片が次ぎの槽あるいは一つあるいは複数の乾燥ス
テーションに進むことになる。
【0031】結合部16によりリング4は、リング4が
プーリ6を周回するところで端部が丸く拡大した細く長
く延びた矩形の形状を有するようになる。図3、図4、
図5の装置では、一つあるいは2つの軸7を駆動するこ
とができる。すなわち、プーリ6の一つだけを駆動する
(他のプーリはリング4により駆動される)こともある
いは各プーリを駆動することもできる。
【0032】図3、図4、図5の装置を変形し、細片1
が区間4a、4b間を通過するのではなくこれらの区間
の一方に外側を通過させるようにすることもできる。走
行細片の両側を拭き取る必要がある場合には、図3、図
4、図5の変形装置に細片の他の面と係合する第2のリ
ング4を備えた第2の支持部12を設けるようにする。
【0033】図6、図7には、拭き取り部材の一方が長
く延びた細片状の弾性変形可能な舌片20で、また他の
拭き取り部材が急速には摩耗しない堅固なプラスチック
材からなる静止したあるいは軸方向に往復移動するロー
ラ21で構成される第3の実施例が図示されている。舌
片20の長手方向に延びる自由端は走行細片1の一方の
面に係合し、ローラ21は舌片20の自由端と反対側の
細片面と接触する。舌片20の他の端部は、静止ガイド
23において往復移動するホルダ22に着脱可能に保持
される(例えばクランプされる)。静止ガイドは、例え
ば異る液を収納した隣接する2つの槽(現像槽と定着槽
、あるいは定着槽と洗浄槽)間で現像機に取り付けられ
る。
【0034】ローラ21は2つの重要で好ましい機能を
実行する。すなわち、ローラは細片1のー面を付勢し舌
片20の自由端に当接する背面支持部となるとともに、
細片の他の面から少なくともいくらかの液を除去する機
能を有する。更に、ローラ21により舌片20は堅さを
有するようになる。すなわち、舌片の自由端はある力で
細片1の他の面に当接することができる。この場合舌片
20により拭きとられる細片部分はローラにより支持さ
れるので、その部分が不本意に変形する危険性はない。
【0035】細片1の前進移動方向(矢印A)に対して
横方向の往復移動あるいは振動を舌片20に付与する手
段は、回転偏心板24と偏心板をホルダ22に結合する
リンク25を有するクランク駆動機構から構成される。
【0036】細片1の幅は舌片20の自由端部の長さの
半分以下とすることができる。舌片20がクランク駆動
機構24、25により往復移動される(矢印D)と、舌
片の自由端部の各点は、図7で見て細片を2分し垂直に
延びる中央の対称面の各側だけで細片1と接触する。舌
片20の自由端部の全体の長さ(細片の幅の約2倍の長
さ)に渡って均一な摩耗となるようにするために、偏心
板24の直径は細片の幅にほぼ等しくする。尚、この場
合リンク25を偏心板24に結合するピン26は偏心板
の周囲あるいはこの近辺に配置されているものとする。
【0037】所望ならば、図6のクランク駆動機構をカ
ムフォロワー駆動機構に置き換えることができる。この
機構の一部が図8に図示されている。カム124は、リ
ンク125の端部のフォロワー126を収納するエンド
レスのカム溝127を有するカムである。更に舌片20
を往復移動させる他の型の手段も同様な機能で用いるこ
とができる。
【0038】本発明装置の重要な特徴は、拭き取り部材
が走行細片の片面あるいは両面から液を除去する間に移
動することである。従って、拭き取り部材の摩耗は均一
となり、その有効寿命が従来の装置に比較してかなり長
くなる。このように、写真感光材細片の比較的尖った側
端部が連続的に接触することによりかなり局地的に摩耗
する結果切り目が拭き取り部材の細片に接触する部分に
発生することがなくなる。その理由は、走行細片の側端
部が拭き取り部材の同じ一箇所の部分にいつも接触する
ことがなくなるからである。従って、走行細片の移動方
向に対して横方向に移動する拭き取り部材の速度が、例
えば細片の前進移動方向の1から5%のようにかなり低
速であっても、摩耗を好ましい分布にすることができる
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、拭き
取り部材が走行細片の片面あるいは両面から液を除去す
る間に移動するので、拭き取り部材の摩耗は均一となり
、その有効寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行細片の通路の各面に複数のリング状の拭き
取り部材を用いた本発明の第1の実施例を示す装置の平
面図である。
【図2】図1のIIーII線に沿った断面図である。
【図3】図4のIIIーIII線に沿って見た図であり
、走行細片の両側から汚れを除去する単一のリング状拭
き取り部材を設けた第2の実施例を示す装置の平面図で
ある。
【図4】図3のIVaーIVa線に沿って見た断面図で
ある。
【図5】図3のIVbーIVb線に沿って見た断面図で
ある。
【図6】図7のVーV線に沿って見た断面図であり、往
復移動可能な単一の棒状拭き取り部材を有する第3の実
施例を示す装置の断面図である。
【図7】図6の矢印VIの方向から見た平面図である。
【図8】図6及び図7の装置の舌片を往復移動させる異
なる機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  細片 2、3  拭き取りユニット 4  リング 5  支持部 6  プーリ 7  軸 8  溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の通路に沿って所定の方向に進む
    走行細片の少なくとも一面の汚れ、特に写真感光材の細
    片の少なくとも一面の液を拭き取る装置において、前記
    通路で走行する細片の少なくとも一面に接触しかつ前記
    所定の方向に対してほぼ横方向に延びる変形可能な少な
    くとも一つの拭き取り部材を有する細片係合装置と、前
    記所定方向に対して横方向に延びる成分をもつ動きを前
    記少なくとも一つの拭き取り部材に付与する手段とから
    なることを特徴とする走行細片面の汚れを拭き取る装置
  2. 【請求項2】  前記動きを付与する手段は少なくとも
    一つの拭き取り部材を往復移動させる手段から構成され
    る請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】  前記少なくとも一つの拭き取り部材が
    輪環を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
JP3238482A 1990-09-22 1991-09-19 写真感光材の細片面の液を拭き取る装置 Pending JPH04234760A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4030060.9 1990-09-22
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