JP2004024612A - パチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置 - Google Patents

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西川 大作
Hiroaki Nishikawa
西川 裕昭
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Abstract

【課題】パチンコ玉磨き用の布ベルト10に生じた毛玉を生地を傷めることなく機械的且つ効率的に除去する。
【解決手段】周囲を壁面で囲まれた密閉室14を備え、この密閉室14内に被処理物11を展開水平状態で移送させるための水平移送経路17を形成し、この水平移送経路17の真上に、この水平移送経路17より数mm〜数cm高い位置に配置された下向きのブラシ面20aを具備したブラシ体20を縦軸26a、26b、27a、27b回りの回転駆動可能に設けた構成となす。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールには、遊技者により一群のパチンコ台内に打ち込まれたパチンコ玉を搬送始端に受け入れて研磨しながらパチンコ玉供給箱内へ向けて送り移動させるものとした還元機と称されるパチンコ玉研磨送り装置が設置されている。
【0003】
この還元機の概要を図6及び図7を参照して説明すると、駆動プーリ1と上部ローラ2とに無端状の皮ベルト3を掛け回すと共に、この皮ベルト3を緊張させるためのテンションローラ4を設けて本体部100を形成し、さらに前記皮ベルト3に対向させて縦長のガイドレール5を並設している。この際、100aは本体部フレーム、100bは皮ベルト案内部材である。
【0004】
前記ガイドレール5は縦長のケース部材6、圧縮スプリング7及びウレタン案内部材8を具備しており、ウレタン案内部材8は皮ベルト3側の一面を案内面8aとなされ、この案内面8aに複数(図示例では7つ)の縦向き案内溝9を並設されると共に、背面をケース部材6の底面部6aに支持された圧縮スプリング7の弾力で押圧されている。
【0005】
前記ガイドレール5の外周囲にはパチンコ玉磨き用の布ベルト10を密接させてあって、この布ベルト10を前記底面部6aの外面上にてベルト固定具11a、11bにより固定している。この際、布ベルト10は綿及び化繊からなる混紡糸で織成された帯状布で、例えば、巾を凡そ10cm〜20cm程度となされ、長さを凡そ20m程度となされている。そして、この布ベルト10はその裏面が前記ウレタン案内部材8の案内面8aに当接された状態となっている。
【0006】
前記駆動プーリ1の下半部にはパチンコ玉12を外部から受け入れて皮ベルト3と布ベルト10との間へ移送させるものとした玉受入れ部13が装設されており、この玉受入れ部13に矢印方向aからパチンコ玉12が供給される。
【0007】
上記還元機において、玉受入れ部13にパチンコ玉12が供給されると、このパチンコ玉12は駆動プーリ1の回転により回転移動される皮ベルト3から移送力を付与されて皮ベルト3と布ベルト10との間に移送され、ここに移送されたパチンコ玉12は圧縮スプリング7の弾力によりウレタン案内部材8を介して皮ベルト3と布ベルト10とに挟圧された状態となり、この後、皮ベルト3の移送力によりパチンコ玉12は布ベルト10上を縦向き案内溝9に案内されつつ転動され、その表面を布ベルト10で摺擦されてそれに付着した汚れを除去されつつ上昇変位され、最後には上部ローラ2の位置に達して皮ベルト3と布ベルト10との間から矢印方向bへ向かうように送り出されると共に図示しない搬送手段を経てパチンコ玉供給箱内に移送される。
【0008】
上記布ベルト10は1日間使用されると、パチンコ玉12の汚れが多く付着してその清掃能力が低下するため、通常では1日間使用する毎にその上下位置をずらして、その新しい部分を前記案内面8a上に位置させるようになされる。従って、還元機の上下方向全長が5m程度であれば、布ベルト10は凡そ4日間程度で使用し尽くされて新しいものと交換する必要が生じるのであり、この際、使用済みの布ベルト10は再生処理を実施された後、新しいものとして使用されるものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した使用済みの布ベルト10はその使用によりパチンコ玉12の汚れが付着することに加えて、その裏面が前記案内面8aの複数の縦向き案内溝9に繰り返して押圧されて擦られるために、多くの毛玉が生じた状態となるのであり、従ってその再生処理においては、単に洗濯するに止まらず、その裏面から毛玉を分離させる処理を行うことが必要となり、多大な手間を要するのである。
【0010】
本発明は、斯かる問題点に鑑みて創案されたもので、パチンコ玉磨き用の布ベルト10に生じた毛玉を生地を傷めることなく効率的に除去することを可能とした毛玉除去装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では請求項1に記載したように、周囲を壁面で囲まれた密閉室を備え、この密閉室内に被処理物を展開水平状態で移送させるための水平移送経路を形成し、この水平移送経路の真上にこの水平移送経路より数mm〜数cm高い位置に配置された下向きのブラシ面を具備したブラシ体を縦軸回りの回転可能に設けた構成となす。
【0012】
この発明において、前記ブラシ体はその回転により空気流を生じさせて前記ブラシ面へ向かう吸引力を発生させ、この吸引力が前記水平移送経路上で展開状態となされた被処理物を前記ブラシ面に適当力で当接させ、この当接中に、前記ブラシ面が被処理物の上面に生じている毛玉を掻き取って分離させる。そして前記密閉室はこの分離された毛玉の飛散を阻止する。
【0013】
上記発明は次のように具体化することができる。
即ち、請求項2に記載したように、ブラシ体を複数となし、これらを被処理物の巾方向及び前後方向へ特定間隔で配設し、前記複数のブラシ体のブラシ面が被処理物の全巾を摺擦する構成となす。これによれば、単一のブラシ体で被処理物の全巾を摺擦する場合に較べて、各ブラシ面の直径が小さくて済むものとなり、ブラシ体による被処理物の姿勢悪化現象(ブラシ体の回転方向への捩れ現象)作用が軽減される。
【0014】
また請求項3に記載したように、前記ブラシ体の回転速度が毎分凡そ数千回転程度以上である構成となす。これによれば、ブラシ面の回転による被処理物の吸引力や、ブラシ面による被処理物の摺擦力が適当な大きさとなる。
【0015】
また請求項4に記載したように、被処理物を前記水平移送経路上で特定方向へ送り移動させるための送り力付与装置を設けた構成となす。これによれば、被処理物が動力で的確に送り移動されるものとなり、被処理物の処理が省力的となる。
【0016】
また請求項5に記載したように、前記ブラシ面の摺擦作用により被処理物から分離されて付着した状態となっている毛玉を吸引空気流により被処理物から分離させるものとした付着物吸引分離装置を設けた構成となす。これによれば、被処理物に付着した毛玉が省力的且つ能率的に分離されるものとなる。
【0017】
さらには請求項6に記載したように、前記密閉室内の繊維浮遊物を除去する空気浄化装置を設けた構成となす。これによれば、密閉室内の繊維浮遊物が除去されて空気が浄化されるため、前記ブラシ面の摺擦により一旦、分離された微細な毛玉が再び密閉室内で被処理物に付着する現象が阻止されるようになる。
【0018】
【実施の形態】
図1は本発明に係る毛玉除去装置の一実施例を示す斜視図、図2前記毛玉除去装置のブラシ体周辺を示す作動説明図、図3は一つのブラシ体を示す斜視図、図4は前記ブラシ体の配列を示す平面図である。
図1及び図2において、14は周囲を上面部14a、下面部14b、前面部14c、後面部14d、左側面部14e及び右側面部14fなどの壁面で囲まれていて左側面部14e又は右側面部14fを開放可能となされた密閉室であり、前面部14c、後面部14d、左側面部14e及び右側面部14fは何れもその大部分をガラスなどの透視材料で形成されている。そして、15は付着物吸引分離装置、16は送り力付与装置である。
【0019】
前記密閉室14内には被処理物である布ベルト10を展開水平状態で移送させるための水平移送経路17が形成されている。この水平移送経路17は、下面部14b近傍高さの前面部14c箇所に形成された左右方向へ長い入口側案内孔18aと、下面部14c近傍高さの後面部14d箇所に形成された左右方向へ長い細長状の出口側案内孔18bと、前面部14cの外面で前記入口側案内孔18aに対応するように装着された入口側ローラ19aと、後面部14dの外面で前記出口側案内孔18bに対応するように装着された出口側ローラ19bとを前後方向f1へ配列したものとなされている。
【0020】
前記密閉室14の内方で前記水平移送経路17の真上には、この水平移送経路17より数mm〜数cm高くなるように位置された下向きブラシ面20a(図3参照)を具備した4個のブラシ体20が駆動装置21による回転駆動可能に配設されている。各ブラシ体20は図3に示すように円筒金具22の内面全周囲にナイロン材などからなるブラシ毛23を概ね回転中心線24向きに植設されたものとなされている。そして、4個のブラシ体20は図2及び図4に示すように、2つのブラシ体20が被処理物の異なる巾方向範囲を摺擦するように配置して効率的で均等な摺擦ができるものとなし、また4つのブラシ体20の摺擦範囲cが左右方向から見て相互に少し重なると共に相互の干渉の生じないように前後方向f1及び左右方向f2へ適当に離間された状態となるコンパクトな配列となして、布ベルト10の全巾を効率的且つ均等に摺擦できるものとなしている。
【0021】
前記駆動装置21は2つのモータ25a、25bと、これらのモータ25a、25bの回転速度を増大させるためのベルト伝動式増速機構26とを備えており、この増速機構26はそれぞれのモータ25a、25bの図示しない出力軸の回転速度を凡そ2倍程度(毎分5000回転〜6000回転程度)に増大させて一方のモータ25aに対応した2本の縦向き出力軸26a、27aと、他方のモータ25bに対応した2本の縦向き出力軸26b、27bとに伝達するものとなされている。そして、各縦向き出力軸26a、26b、27a、27bの下端に1つのブラシ体20が固定されており、各ブラシ体20はその対応する縦向き出力軸26a、26b、27a、27bと一体となって回転するものとなされている。
【0022】
前記密閉室14に関連して、この密閉室内の空気を浄化するための空気浄化装置28が装設されており、この空気浄化装置28は、下面部14bの左右各箇所に空気吸引口29aと空気送出口29bとを設けて、これら空気吸引口29aと空気送出口29bとを風路30で連通させ、この風路30の長さ途中箇所に塵埃を除去するためのフィルタ31と、前記空気吸引口29aから空気送出口29bへ密閉室14内の空気を循環させるためのファン32とを設けた構造となされている。
【0023】
前記付着物吸引分離装置15は2本の直状管33、34とこれらに負圧を付与するための空気吸引手段35とを設けたものとなされている。2本の直状管33、34は出口側ローラ18bに関連して配設され、各直状管33、34と布ベルト10との接触箇所の前後2箇所の左右方向部分に細長状の透孔33a、33b、34a、34bを形成したものとなされている。そして、空気吸引手段35は前記直状管33、34に連通された吸引管36とこの吸引管36に吸引力を付与するものとした図示しない空気吸引ポンプとからなり、この空気吸引ポンプの作動により前記透孔33a、33b、34a、34bを通じて大気を直状管33、34の内方へ吸引するように作動するものとなされている。
【0024】
前記送り力付与装置16は付着物吸引分離装置15の後側に配設されて近接離反自在となされた一対の駆動ローラ37a、37bと、これら駆動ローラ37a、37bを近接させる側へ付勢するための図示しない押圧手段とを備えてなり、これら駆動ローラ37a、37bが布ベルト10を挟圧した状態で回転駆動することにより布ベルト10を後方へ送り変位させるものとなされている。この際、各駆動ローラ37a、37bは周面を摩擦係数の大きい部材(ゴム材、樹脂材など)で形成される。
図中、38は各部を始動或いは停止させるためのスイッチである。
【0025】
次に上記のように構成した本発明装置の使用例及び作動について説明する。
還元機から取り外されて洗濯された後の多数の布ベルト10を密閉室14の前側に用意しておく。そして、その一つづつを本発明装置により処理する。
【0026】
任意な1つの布ベルト10を処理する場合について説明すると、作業者は左側面部14eを一時的に開放するなどして水平移送経路17上に布ベルト10を位置させるのであり、具体的には、布ベルト10の裏面を上側にした状態で、この布ベルト10の一端部を前面部14cの入口側ローラ19aに案内させ、次に入口側案内孔18aを挿通させて密閉室14内の下面部14b上に導き、次に出口側案内孔18bを挿通させて後面部14dの外側へ導き、次に出口側ローラ19bに案内させて斜め下方へ導き、次に下側の直状管33の下側を経て上方へ導き、次に上側の直状管34の上側を経て斜め下方へ導き、最後に一対の駆動ローラ37a、37bの間を通過させた状態とする。
【0027】
この際、入口側案内孔18a及び出口側案内孔18bは布ベルト10の上下面に強く当接せず或いは全く当接するものとならず、主に布ベルト10の左右方向位置を規制してその位置を水平移送経路17上に合致させるように作用する。
【0028】
この後、スイッチ38を操作して各部を作動状態とする。
これによりモータ25a、25bが始動し、駆動装置21の各縦向き出力軸26a、26b、27a、27b及びこれに固定されたブラシ体20が毎分5000〜6000回転程度の速度で回転され、この回転に伴ってブラシ毛23に付与される遠心力が各ブラシ体20のブラシ毛23を図2中の仮想線d1の状態から実線eで示すハ状態に弾性変形させる。そして、各ブラシ体20の実線eで示す状態のブラシ毛23群の下面が1つのブラシ体20の摺擦可能範囲となる。
【0029】
また各ブラシ体20の回転は各ブラシ体20のブラシ面20aと布ベルト10との間にある空気をブラシ体20と共に回転させるのであり、この回転により前記空気が遠心力を受けてブラシ体20の半径外方向へ向け流動するようになるのであり、この流動はブラシ面20aと布ベルト10との間に負圧を生成させ、この負圧が図2に示すように、ブラシ面20aより数mm〜数十mm程度下方に位置した下面部14b上の布ベルト10を浮上させて、その裏面をなす上面をブラシ面20aに適当力で当接させる。
【0030】
4つのブラシ体20のそれぞれは各ブラシ面20aで布ベルト10の上面の異なる範囲を摺擦し、これらブラシ体20の全体で布ベルト10の全巾を摺擦するものとなる。各ブラシ体20は本実施例では何れも同じ方向へ回転されるのであり、この際、ブラシ体20が複数であることが、各ブラシ体20の回転による布ベルト10の捩り変形を、ブラシ体20が1つしか設けられない場合のそれに較べて軽減させるものとなる。
【0031】
前記ブラシ面20aで摺擦された布ベルト10の裏部分はここに生成されて布ベルト10に結合状態となっている多数の毛玉や毛羽を掻き取られるのであり、掻き取られた毛玉などは密閉室14内の下面部14b上に落下したり密閉室14内の空気中に浮遊するほか、再び布ベルト10上に付着したりする。
【0032】
上記のように処理される布ベルト10はブラシ体20の回転作動中、送り力付与装置16の駆動ローラ37a、37bの回転による送り力を付与されて適当速度で前側から後側へ向け送り変位されるのであり、従って布ベルト10の裏面はその長手方向のほぼ全範囲をブラシ面20aにより過不足無く摺擦され布ベルト10に結合している毛玉などを効率的に布ベルト10から分離される。
【0033】
密閉室14内で布ベルト10から分離された毛玉のうち軽いものや毛羽などの軽い繊維はブラシ体20の回転中常に作動している空気浄化装置28のファン32により空気吸引口29aから空気と一緒に風路30内に連続的に吸引され、フィルタ31に分離除去されてフィルタ31より上流側の風路30内に漸次集積される。従って、密閉室14内の空気は常に浄化され、布ベルト10から分離された毛玉や毛羽などが再び布ベルト10に付着する現象は効果的に抑制されるのである。なお、フィルタ31箇所に集積された毛玉や毛羽などは作業者により適時に取り除かれる。
【0034】
上記のようにブラシ体20による摺擦処理を受けた後の布ベルト10は送り力付与装置16の送り作用によりやがて付着物吸引分離装置15に達する。そして、先ず下側の直状管33に達したときその布ベルト10の裏面部分はここに付着した毛玉などをその透孔33a、33bの内方へ流れ込む空気流で吸引除去され、次に上側の直状管34に達したときその布ベルト10の反対面部分はここに付着した毛玉などをその透孔34a、34bの内方へ流れ込む空気流で吸引除去される。
【0035】
以上のような処理により、1つの布ベルト10はそのほぼ全長に渡って自動的に、その裏面に生成された毛玉や毛羽などを分離除去された状態となる。なお、各布ベルト10の先端部と後端部との毛玉の処理は本発明装置では行えないため、人手で補完するようになされる。
【0036】
上記実施例は次のように変形することができる。
即ち、ブラシ体20の数は布ベルト10の巾や密閉室14内の前後長さやブラシ体20の直径などに関連して適宜変更して差し支えないのであり、またブラシ体20の形態も図3に示すものに限定するものではなく、例えば、図5に示すように円形板39の前面の全域にブラシ毛40を植設し、これらブラシ毛40群の先端面gを略平面状になしたようなものでも差し支えない。またブラシ体20の回転速度を可変となしたり、また各ブラシ体20の回転方向を適宜に変更することも差し支えない。
【0037】
また付着物吸引分離装置15も種々に変形して差し支えないのであり、この際、布ベルト10に作用する摩擦力は出来るだけ小さいものとなすことが好ましいのであって、例えば直状管33、34の周面に摩擦係数の少ない樹脂材などを被着することも有効である。
【0038】
また送り力付与装置16の一対の駆動ローラ37a、37bの回転速度を任意に変更できるようにして布ベルト10の送り速度を可変となすことも可能であり、また一対の駆動ローラ37a、37bの何れか一方を回転自在に軸支された非駆動のローラとなすことも差し支えない。
【0039】
さらには送り力付与装置16を省略して人手で布ベルト10を送り移動させることも差し支えない。また空気浄化装置28を省略することも可能であり、この場合には密閉室14内に堆積する毛玉などを頻繁に排除することが必要となる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように構成した本発明によれば、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1に記載したものによれば、被処理物である布ベルト10が水平移送経路17に沿って送り変位される過程でブラシ体20の駆動回転による吸引力によりブラシ体20のブラシ面20aに適当力で圧接され、この圧接状態でブラシ体20に摺擦されるようになるのであり、従って、布ベルト10を損傷させることなく、これに結合した毛玉などを能率的且つ省力的に分離させることができるものである。
【0041】
請求項2に記載したものによれば、単一のブラシ体20で布ベルト10の全巾を摺擦する場合に較べて、各ブラシ体20のブラシ面20aの直径を小さくなすことができるほかブラシ体20の回転によるその回転方向への布ベルト10の捩れ現象を軽減させることができる。
【0042】
請求項3に記載したものによれば、ブラシ面20aに近接する方向への布ベルト10の吸引力や、ブラシ面20aによる布ベルト10の摺擦力を適当な大きさとなすことができる。
【0043】
請求項4に記載したものによれば、布ベルト10を動力で的確に送り移動させることにより、その処理を省力的となすと共にブラシ体20による布ベルト10の摺擦斑を抑制してその処理結果を高品質化させることができる。
【0044】
請求項5に記載したものによれば、布ベルト10に非結合状態で付着している毛玉や毛羽などを省力的且つ能率的に除去することができる。
【0045】
請求項6に記載したものによれば、ブラシ体20の摺擦により布ベルト10から一旦、分離された微細な毛玉などが再び密閉室14内で布ベルト10に付着する現象を効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る毛玉除去装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】
前記ブラシ体の周辺を示す作動説明図である。
【図3】
前記毛玉除去装置の一つのブラシ体を示す斜視図である。
【図4】
前記ブラシ体の配列を示す平面図である。
【図5】
前記ブラシ体の変形例を示す斜視図である。
【図6】
パチンコ玉の還元機の概要を示す側面図である。
【図7】
前記還元機を示しAは側面視断面図でBはx−x部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 布ベルト(被処理物)
14 密閉室
14a 上面部(壁面)
14b 下面部(壁面)
14c 前面部(壁面)
14d 後面部(壁面)
14e 左側面部(壁面)
14f 右側面部(壁面)
15 付着物吸引分離装置
16 送り力付与装置
17 水平移送経路
20 ブラシ体
20a ブラシ面
26a 縦向き出力軸(縦軸)
26b 縦向き出力軸(縦軸)
27a 縦向き出力軸(縦軸)
27b 縦向き出力軸(縦軸)
28 空気浄化装置

Claims (6)

  1. 周囲を壁面で囲まれた密閉室を備え、この密閉室内に被処理物を展開水平状態で移送させるための水平移送経路を形成し、この水平移送経路の真上に、この水平移送経路より数mm〜数cm高い位置に配置された下向きのブラシ面を具備したブラシ体を縦軸回りの回転駆動可能に設けたことを特徴とするパチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置。
  2. ブラシ体を複数となして、これらを被処理物の巾方向及び前後方向へ特定間隔で配設し、前記複数のブラシ体のブラシ面が被処理物の全巾を摺擦することを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置。
  3. 前記ブラシ体の回転速度が毎分凡そ数千回転程度以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置。
  4. 被処理物を前記水平移送経路上で特定方向へ送り移動させるための送り力付与装置を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のパチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置。
  5. 前記ブラシ面の摺擦作用により被処理物から分離されて付着した状態となっている毛玉を吸引空気流により被処理物から分離させるものとした付着物吸引分離装置を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置。
  6. 前記密閉室内の繊維浮遊物を除去する空気浄化装置を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のパチンコ玉磨き用布ベルトの毛玉除去装置。
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