JPH0647018Y2 - 紡機における清掃装置 - Google Patents

紡機における清掃装置

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JPH0647018Y2
JPH0647018Y2 JP1987070008U JP7000887U JPH0647018Y2 JP H0647018 Y2 JPH0647018 Y2 JP H0647018Y2 JP 1987070008 U JP1987070008 U JP 1987070008U JP 7000887 U JP7000887 U JP 7000887U JP H0647018 Y2 JPH0647018 Y2 JP H0647018Y2
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suction
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義雄 川崎
健滋 根岸
正夫 若井
朝弘 田中
勉 宮崎
正志 丑野
賢二 木下
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Nisshinbo Holdings Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はリング精紡機、リング撚糸機等の紡機におけ
る清掃装置に係り、特にドラフトパート部あるいはスピ
ンドルパート部付近への風綿、繊維屑等の堆積を防止す
る清掃装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、この種の紡機においてはドラフト装置のローラ
パート等で風綿が発生し、これらの風綿がドラフトパー
トを構成する各部材上あるいは機台フレーム上に堆積
し、この風綿が塊りとなって糸に連込まれ紡出糸の品質
を低下させることになる。そのため、精紡機においては
各ローラパート出口部にニューマ装置を配設し、正常紡
出時には紡出糸に付着した風綿を除去し、糸切れ時には
連続供給されるフリースを吸引除去している。又、紡機
機台に沿って走行するトラベリングクリーナも清掃装置
として広く使用されている。
ところが、トラベリングクリーナを使用した場合にはト
ラベリングクリーナからの吹出し気流により機台上から
吹飛ばされた風綿等が再び機台上に堆積したり、風綿を
まき散らして作業環境を悪くするという問題がある。
又、ニューマ装置においては各紡機機台端にフィルタボ
ックスを設けて吸引した風綿等をフィルタ上に集積する
構成のため、フィルタの定期的な清掃を必要とし、しか
もその清掃周期が短いという問題があるばかりでなく、
フィルタボックスから遠い側の吸引作用が低下するとい
う問題もある。
前記の問題点を解消するため本願出願人は先に第5図に
示すように、紡機機台41の全長にわたって駆動モータM
により回転駆動される回転羽根車42を備えた吸引気流発
生装置を配設し、その吸引用開口部を覆う状態で機台長
手方向に沿って移動する吸着ネット43を設け、吸着ネッ
ト43上で吸着された風綿等を所定位置に配設された吸引
除去装置44で除去する装置を提案した。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記従来装置においてはスピンドルの高速回
転に伴う随伴気流の存在に対しては全く考慮がなされて
いなかった。紡出糸にはS撚り(右撚り)とZ撚り(左
撚り)とがあり、S撚りとZ撚りの糸を紡出する時では
スピンドルの回転方向が逆になる。そして、第6図に示
すように吸着ネット43の移行方向がスピンドル45の回転
方向と逆方向になる場合には、スピンドル45の高速回転
による随伴気流Aの移動方向が吸着ネット43の移行方向
と反対になる。一方、回転羽根車42により生じる吸引気
流の強さは回転羽根車42の断絶間隔Lと対応する位置に
おいて弱くなる。
そのため、吸着ネット43に吸着された状態で吸引除去装
置44へ向かって搬送される途中の風綿fが吸引作用の弱
くなる部分において随伴気流Aの作用により吸着ネット
43から離脱して後方へ移動した後、再び吸着ネット43に
吸着されるという現象が繰り返され、次第に風綿の量が
多くなり吸着ネット43上から脱落し易くなるという問題
があった。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの考案においては、機台
内長手方向全長にわたってダクトを設け、該ダクトには
機台長手方向に沿って多数設けられたスピンドルに対向
する吸気用開口部を設け、かつ該ダクト内には前記開口
部からの吸引気流を発生させる回転羽根車を機台長手方
向全長にわたって多数配設し、無端状の吸着ネットを前
記開口部を覆う状態で機台長手方向に沿って周回移動可
能に駆動プーリと被動プーリ間に巻掛けるとともに、該
吸着ネットのスピンドルと対面する側の移動方向がスピ
ンドルのS撚り回転とZ撚り回転に応じてスピンドルの
回転方向と同方向になるよう前記駆動プーリを回転駆動
させる正逆回転可能な駆動手段を紡機における他の駆動
手段とは別に設け、前記吸着ネット上に吸着された風綿
等を除去する除去手段を設けた。
(作用) この考案においては、ダクト内に配設された回転羽根車
が回転駆動されると、ダクトの外部からダクトの吸気用
開口部へ向かう吸引気流が発生する。この吸引気流によ
りローラパート、スピンドルパートで発生する風綿、糸
切れ時にフロントボトムローラから連続供給されるフリ
ース、空気中の浮遊風綿等が開口部を覆う吸着ネット上
に吸着される。吸着ネットは機台長手方向に沿って周回
移動され、所定位置に配設された除去手段により吸着ネ
ット上に吸着された風綿等が除去される。吸着ネットは
スピンドルの回転方向と同方向へ移行するため、回転羽
根車の吸引作用が弱い部分においてスピンドルの高速回
転に伴う随伴気流の作用により吸着ネット上から一時的
に離脱した風綿は吸着ネットの移行方向に移動した後再
び吸着ネット上に吸着され、所定位置に配設された除去
手段と対応する位置まで搬送されて除去手段により確実
に除去される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1〜第3図に
従って説明する。
精紡機機台1の左右両側に配設されたローラビーム2上
にそれぞれ設置されたドラフト装置3の後方下部機台中
央には機台長手方向全長にわたってダクト4が配設され
ている。ダクト4はその左右両側部に吸気用開口部5が
機台長手方向全長にわたって形成されている。ダクト4
内には前記吸気用開口部5からの吸引気流F1を発生させ
る回転羽根車6が機台長手方向全長にわたって多数配設
されている。回転羽根車6は第3図に示すように一対の
取付円板6a間に多数の湾曲板6bを固定することにより形
成され、取付円板6に突設された回転軸7が両頭の駆動
モータ8の出力軸に固定されたユニットとして多数組配
設されている。又、ダクト4には吹出気流F2が機台下方
へ向かって吹出すように形成された案内板4aが配設され
ている。
精紡機機台1の両端機台ヘッド9には回転軸10がそれぞ
れ2箇所に垂直に配設されている。回転軸10のうち1本
の回転軸10にはその上下両端にピン付きプーリからなる
駆動プーリ11が一体回転可能に嵌着固定され、他の回転
軸10にはピン付きプーリからなる被動プーリ12がそれぞ
れの上下両端に嵌着固定されている。そして、前記駆動
プーリ11と被動プーリ12との間に無端状の吸着ネット13
が前記吸気用開口部5を覆う状態で機台長手方向に沿っ
て移動可能に巻掛けられている。駆動プーリ11が嵌着固
定された回転軸10の上端にはプーリ14が嵌着固定され、
該プーリ14と機台ヘッド9上に固定された正逆回転可能
なモータ15の出力軸に嵌着されたプーリ16間にベルト17
が巻掛けられている。モータ15は駆動プーリ11の回転方
向がスピンドル18の回転方向と逆になるように駆動され
る。これにより吸着ネット13はスピンドルと対面する側
ではスピンドル回転方向と同方向へ移行する。
又、前記機台ヘッド9上には吸着ネット13上に吸着され
た風綿等を除去する除去手段として、吸気源に連結され
たサクションマウス19が配設されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
機台の運転時に駆動モータ8が駆動されて回転羽根車6
が第2図の矢印方向に回転駆動される。回転羽根車6が
回転すると、精紡機機台1の上部にはドラフト装置3の
ローラパート3a及びスピンドルパート20から吸着ネット
13へ向かう吸引気流F1が発生する。この吸引気流F1によ
りローラパート3aから発生する風綿や糸切れ時にフロン
トボトムローラから連続的に供給されるフリースあるい
は空気中に浮遊する繊維屑等が吸着ネット3上に吸着さ
れる。又、回転羽根車6の回転により機台下方へ向かっ
て吹出す吹出気流F2が発生し、この吹出気流F2の作用に
より機台中央に配設されたチンプーリ等に堆積した風綿
が吹飛ばされて吹出気流F2とともに機台下方から機台外
へ吹出される。機台下方から吹出された風綿等はトラベ
リングクリーナにより除去される。
一方、モータ15の駆動により駆動プーリ11がスピンドル
18の回転方向と逆方向に回転駆動され、吸着ネット13が
第1図の矢印方向へ移行する。そして、吸着ネット13上
に吸着された風綿等はサクションマウス19と対応する位
置において吸着ネット13上から吸引除去される。吸着ネ
ット13上に吸着された風綿等はスピンドル18の高速回転
により生じる随伴気流Aの作用を受け、回転羽根車6の
吸引作用が弱くなる部分すなわち回転羽根車6の断絶間
隔Lと対向する部分においては吸着ネット13上から一時
的に離脱して随伴気流Aの進行方向へと移動された後、
再び吸引気流F1により吸着ネット13上に吸着される。吸
着ネット13はスピンドル18の随伴気流Aと同方向へ移行
するため、吸引気流F1の作用が弱い部分において随伴気
流Aの作用により吸着ネット13上から剥離されて随伴気
流Aとともに吸着ネット13に沿って移動する風綿は、吸
着ネット13の移行方向すなわち風綿搬送方向へ随伴気流
Aにより搬送されることになり、従来装置と異なり随伴
気流Aが吸着ネット13による風綿等の搬送に支障を来す
ことがない。従って、吸着ネット13上に吸着された風綿
は途中で脱落することなくサクションマウス19と対応す
る位置まで確実に搬送されてサクションマウス19により
吸引除去される。
第1図でスピンドル18が右回りすなわちZ撚りの紡出糸
を製造する場合が図示されているが、S撚りの紡出糸を
製造する場合すなわちスピンドル18の回転が左回転の場
合にはモータ15の回転方向を逆方向にして駆動プーリ11
の回転方向すなわち吸着ネット13の移行方向を逆方向に
する。
なお、この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、回転羽根車6を両頭の駆動モータ8に取付
ける構成に代えて第4図に示すように機台長手方向に沿
って延設され、図示しない駆動手段により回転駆動され
るラインシャフト21に対して取付けてもよい。このよう
に構成した場合には回転羽根車6間の断絶間隔Lが駆動
モータ8を用いた場合より狭くなるため吸引気流F1の作
用が低下する割合が少なくなり、吸着ネット13上に吸着
された風綿が吸着ネット13上で移動し難くなる。又、精
紡機以外に撚糸機等に適用してもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば風綿の発生源で
あるローラパート及びスピンドルパートに対して機台長
手方向のどの位置においても充分な強さの吸引気流が作
用して風綿等の堆積を防止することができ、しかも吸着
ネット上に吸着された風綿等を機台の所定位置に配設さ
れた除去装置と対応する位置まで搬送する際、スピンド
ルの高速回転により生じる随伴気流がその搬送に対して
悪影響を及ぼすことがなく風綿等を所定位置まで確実に
搬送することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案を具体化した一実施例を示すもの
であって、第1図はドラフト装置を省略した概略平面
図、第2図は側断面図、第3図は回転羽根車の斜視図、
第4図は変更例の概略部分平面図、第5図は従来装置の
概略平面図、第6図はスピンドルの随伴気流の影響を示
す概略部分平面図である。 ドラフト装置3、ダクト4、吸気用開口部5、回転羽根
車6、駆動プーリ11、被動プーリ12、吸着ネット13、駆
動手段としてのモータ15、スピンドル18、除去手段とし
てのサクションマウス19、随伴気流A、吸引気流F1。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 根岸 健滋 静岡県藤枝市善左エ門1433番地 (72)考案者 若井 正夫 静岡県島田市東町13番地16 (72)考案者 田中 朝弘 愛知県名古屋市東区東桜1丁目10番37号 ジャパンルーワ株式会社内 (72)考案者 宮崎 勉 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)考案者 丑野 正志 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)考案者 木下 賢二 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−62936(JP,A) 特開 昭62−62935(JP,A) 特開 昭51−130340(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台内長手方向全長にわたってダクトを設
    け、該ダクトには機台長手方向に沿って多数設けられた
    スピンドルに対向する吸気用開口部を設け、かつ該ダク
    ト内には前記開口部からの吸引気流を発生させる回転羽
    根車を機台長手方向全長にわたって多数配設し、無端状
    の吸着ネットを前記開口部を覆う状態で機台長手方向に
    沿って周回移動可能に駆動プーリと被動プーリ間に巻掛
    けるとともに、該吸着ネットのスピンドルと対面する側
    の移動方向がスピンドルのS撚り回転とZ撚り回転に応
    じてスピンドルの回転方向と同方向になるよう前記駆動
    プーリを回転駆動させる正逆回転可能な駆動手段を紡機
    における他の駆動手段とは別に設け、前記吸着ネット上
    に吸着された風綿等を除去する除去手段を設けた紡機に
    おける清掃装置。
JP1987070008U 1987-05-11 1987-05-11 紡機における清掃装置 Expired - Lifetime JPH0647018Y2 (ja)

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JPS63177965U JPS63177965U (ja) 1988-11-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0240772B2 (ja) * 1985-09-13 1990-09-13 Nitsushin Boseki Kk Bokiniokeruseisosochi

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