JPH04234376A - トリフルオロ−及びクロロジフルオロ−メトキシ−1、3、5−トリアジン及びその製法 - Google Patents

トリフルオロ−及びクロロジフルオロ−メトキシ−1、3、5−トリアジン及びその製法

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JPH04234376A
JPH04234376A JP3191546A JP19154691A JPH04234376A JP H04234376 A JPH04234376 A JP H04234376A JP 3191546 A JP3191546 A JP 3191546A JP 19154691 A JP19154691 A JP 19154691A JP H04234376 A JPH04234376 A JP H04234376A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は式I
【0002】
【化5】 (式中R1 及びR2はそれぞれ、互いに独立に、水素
、ハロゲンまたはハロアルキルであり、R1 はまたト
リフルオロ−またはクロロジフルオロメトキシでもあり
、nは0または1である)で表され、その若干のものは
新規である、置換されたトリフルオロ−またはクロロジ
フルオロメトキシ−1、3、5−トリアジンの製法及び
2、4−ジクロロ−6−フルオロメトキシ−1、3、5
−トリアジン以外の式Iの新規生成物に関する。
【0003】本発明はまた式IIの化合物及びそれらの
製法にも関する。
【0004】式I及びIIの化合物は医薬、染料及び農
薬の、とくに除草用スルホニル尿素誘導体の製造用中間
体として用いられる。
【0005】
【従来の技術】極端に反応性で非選択性かつ毒性の弗素
の取り扱いが困難なので今日までアルコキシ−1、3、
5−トリアジンの直接弗素化法は公表されていない。米
国特許3525745はアセトニトリル中での毒性の弗
化カルボニルと弗化カリウムとの反応及び後続のシアヌ
ル酸塩化物との反応による2、4−ジクロロ−6−トリ
フルオロメトキシ−1、3、5−トリアジンの調製を記
述している。この公知の方法は低収率(理論値の6.1
%)、オートクレーブの使用、各反応段階で20時間を
超える長い反応時間、複雑な仕上げ処理及び副製品の処
分のため不経済である。欧州特許公開70804は2−
アミノ−4−メルカプト−6−メトキシ−1、3、5−
トリアジンとクロロジフルオロメタンとの反応で対応の
6−ジフルオロメチルチオ化合物を得ることを記述して
いる。この場合もまた収率24%で不満足でありそのう
え、ヒドロキシル基に比べてメルカプト基は求核性が高
くなっているための、この方法はフルオロアルキルチオ
−1、3、5−トリアジンの調製にのみ用いられており
、フルオロアルコキシ−1、3、5−トリアジンには適
用できない。最後に、有害なクロロジフルオロメタンを
取り扱うときには大気中へ逃さないよう特殊安全措置が
必要である。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的の一つは、本発明によるフ
ルオロメトキシ−1、3、5−トリアジンを、以前の技
法に比べて、より直截に、より短い反応時間で、より良
い収率、より高い選択性をもっていくつもの核ハロゲン
原子交換を伴わないで調製することである。
【0007】
【発明の構成】我々はこの目的が、新規の、式I
【00
08】
【化6】 (式中R1 及びR2 は上記の意味のものである)の
トリフルオロ−及びクロロジフルオロメトキシ−1、3
、5−トリアジンを式II
【0009】
【化7】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ、互いに独立に、水
素、弗素またはC1 −C4 −ハロアルキルであり、
R1 はまたトリクロロメトキシでもある)のトリクロ
ロメトキシ−1、3、5−トリアジンにおいてハロゲン
置換を実施することにより調製して、達成されることを
見出した。
【0010】ハロゲン置換に適しているものは、触媒量
のアンチモン(V)塩例えば塩化アンチモン(V)の存
在または不存在における三弗化アンチモンまたは弗化水
素である。
【0011】2、4−ジフルオロ−6−トリクロロメト
キシ−1、3、5−トリアジンと三弗化アンチモン及び
触媒量の五塩化アンチモンとのまたは弗化水素との反応
は下記のとおり表現できる;
【0012】
【化8】 三弗化アンチモンまたは弗化水素及びより大きな触媒量
の五塩化アンチモンとの反応は下記のとおり表現できる
【0013】
【化9】 2、4−ジクロロ−6−トリクロロメトキシ−1、3、
5−トリアジンの反応は下記のとおり表現できる;
【0
014】
【化10】 この方法は直截かつ経済的に、新規のトリフルオロメト
キシ−及びクロロジフルオロメトキシ−1、3、5−ト
リアジンを高収率かつ高純度で提供する、核についてい
る塩素原子はこの反応では置換されない、従前の技法を
考慮するとこれら有利な諸特性すべてが意外である。
【0015】さらに加工処理して除草用スルホニル尿素
誘導体を作るために望ましい式Iの生成物、従ってまた
望ましい式IIの原料は、nが0または1であり、R1
 およびR2 がそれぞれ、互いに独立に、水素、弗素
、塩素、臭素、トリクロロメチル、ジクロロフルオロメ
チル、クロロジフルオロメチル、トリフルオロメチル、
1、1−ジクロロ−2、2、2−トリフルオロエチル、
1、1、2、2、2−ペンタフルオロエチル及び1、1
、2、2、2−ペンタクロロエチルであるもの及び付加
的に、式IIの原料中R1 がトリクロロメトキシであ
るときR1 が付加的にトリフルオロメトキシまたはク
ロロジフルオロメトキシである式Iの生成物である。
【0016】当量のトリクロロメチルあたり1乃至20
0、望ましくは5乃至25モル%の過剰の三弗化アンチ
モンを用いるのが得策である。アンチモン(V)塩の触
媒量とは当量のトリクロロメチルあたり1乃至20、望
ましくは5乃至18モル%である。式IIの原料は望ま
しくは90乃至130℃においてハロゲン置換剤含有の
混合物中へ計量添加し、次ぎにその混合物を10乃至2
40分間、110乃至180℃に加熱する。その後の仕
上げ処理は蒸留による。
【0017】しかし反応は、式IIの原料を10乃至2
40分間の時間にわたって添加し同時に低弗点の式Iの
生成物を減圧蒸留により排出しながら、連続的にも実施
できる。随伴して来るアンチモン塩は濃塩酸を用いる抽
出により除去できる。
【0018】アンチモン(V)塩を触媒に用いないと、
または少量たとえばトリクロロメチル当量あたり0.5
乃至5モル%のみを用いかつ三弗化アンチモンの量を同
じく60乃至90モル%に低減するとハロゲン置換はク
ロロジフルオロメトキシの段階にとどまる。
【0019】ハロゲン置換に三弗化アンチモンの代わり
に弗化水素を用い0乃至150℃望ましくは40乃至1
20℃において実施することもできる。この目的のため
、トリクロロメチル当量あたり弗化水素300乃至40
0モル%の過剰をオートクレーブ内の式IIの原料に加
え、その混合物を次に10分乃至約10時間撹拌する。 反応速度は、三弗化アンチモンの使用について記述した
ものと同様にしてすなわち五塩化アンチモンなどの触媒
の添加により増大できる。一般に4時間までの反応時間
で足りる。減圧及び揮発性成分の除去後に仕上げ処理を
上記のとおり実施する。
【0020】除草用スルホニル尿素誘導体を作るためさ
らに処理する目的から望ましい式Iの生成物はたとえば
2−フルオロ−4−トリフルオロメトキシ−1、3、5
−トリアジン、4−クロロ−2−トリフルオロメトキシ
−1、3、5−トリアジン、2、4−ビス−トリフルオ
ロメトキシ−1、3、5−トリアジン、2、4−ジフル
オロ−6−トリフルオロ−1、3、5−トリアジン、6
−クロロジフルオロメトキシ−2、4、−ジフルオロ−
1、3、5−トリアジン、2、4−ジクロロ−6−トリ
フルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン、6−クロ
ロジフルオロメトキシ−2、4−ジクロロ−1、3、5
−トリアジン、2−クロロ−4、6−ビス−クロロジフ
ルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン、2、4−ビ
ス−トリフルオロメトキシ−6−クロロ−1、3、5−
トリアジン、2−クロロ−4−トリフルオロメトキシ−
6−トリフルオロメチル−1、3、5−トリアジン、2
−フルオロ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフル
オロメチル−1、3、5−トリアジン4−クロロジフル
オロメトキシ−2−フルオロ−6−トリフルオロメチル
−1、3、5−トリアジン及び2、4−ビス−トリフル
オロメトキキシ−6−トリフルオロメチル−1、3、5
−トリアジンである。
【0021】式Iの弗素含有1、3、5−トリアジン調
製に必要な式II
【0022】
【化11】 (式中R1 及びR2 は第1節に記載したものと同じ
意味のものである)のトリクロロメトキシ−1、3、5
−トリアジンは有利に、式III
【0023】
【化12】 (式中R1  及びR2 はそれぞれ、互いに独立に、
水素、弗素またはC1 −C4 −ハロアルキルであり
、R1 はまたメトキシでもある)のメトキシ−1、3
、5−トリアジンを塩素化して得られる。
【0024】その塩素化は日本国公開特許出願第170
39号(1963):Chemi−cal  Abst
racts  60、2986dに記載の比較的古い方
法に従って実施でき、この場合は溶媒としてテトラクロ
ロメタンを用いる必要がある。後者は極めて毒性の溶媒
であり現在の作業者安全の観点からは使用すべきでない
(Merkbiatter  gefahrliche
  Arbeitsstof−fe,Verlag  
Moderne  Industtrie,W.Dum
m−ert  Co.,Munchen  1977)
。テトラクロロメタンはまた発癌性もある(Roth+
Daunderer,Giftliste,8thSu
pplement  12/80;1979,ecom
ed  Verlag−sgesellschaft,
Landberg)、そのうえこの公知の方法は極めて
骨の折れる手段と精製段階(複数)を要する。こうして
たとえば第1段階においては、2、4−ジクロロ−6−
メトキシ−1、3、5−トリアジンを塩素化して2−ク
ロロメトキシ−4、6−ジクロロ−1、3、5−トリア
ジンとし、これは蒸留及び再結晶により精製しなくては
ならない(実施例1)。次ぎに別の段階において塩素化
を実施してトリクロロメトキシ化合物を作るが、このも
の自体蒸留及び再結晶により精製しなくてはならない(
実施例6)。他方では、2、4−ジクロロ−6−メチル
−1、3、6−トリアジンの塩素化から類推して、高温
での塩素化は、副製品テトラクロロエタンが生成しこれ
を骨の折れる一連の抽出、蒸留、結晶及び昇華諸過程に
より除去しなくてはならないので、不満足な生成物収率
をもたらすと予期されることとなる(J.Amer.C
hem.Soc.81(1959)3769)。
【0025】
【化13】 我々は、意外なことに、塩素化を高温たとえば100乃
至180℃において実施するとき、妨害となる副反応な
しに、直截の仕上げ処理をもって一段階において高収率
で2、4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシ−1、
3、5−トリアジンを作り得ることを見出した。
【0026】塩素を用いての2、4−ジフルオロ−6−
メトキシ−1、3、5−トリアジンの塩素化は下記のと
おり表現できる;
【0027】
【化14】 この方法は直截かつ経済的に、高い収率、純度において
新規のトリクロロメトキシトリアジンをもたらす。
【0028】望ましい式IIの中間体、従ってまた望ま
しい式III の原料は、R1 及びR2 がそれぞれ
、互いに独立に、水素、弗素、トリクロロメチル、ジク
ロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、トリフ
ルオロメチル、1、1−ジクロロ−2、2、2−トリフ
ルオロエチル、1、1、2、2、2−ペンタフルオロエ
チル及び1、1、2、2、2−ペンタクロロエチルであ
るものであり、また付加的に、対応の原料中のR1 が
メトキシであるときR1 が付加的にトリクロロメトキ
シである式IIの生成物である。
【0029】塩素化に適したものは単体の塩素、または
塩素放出物質、塩化スルフリルまたは五塩化燐などであ
る。塩素はまたたとえば過酸化水素を用いての塩化水素
の酸化によってその場で作ることもできる。
【0030】反応は不活性高沸点溶媒たとえば塩素化炭
化水素、クロロベンゼン、1、2−、1、3−または1
、4−ジクロロベンゼンなど、ニトロ化合物、ニトロベ
ンゼンなど、カルボン酸・酢酸、プロピオン酸など、無
水物・無水酢酸など、酸クロリド・クロル酢酸クロリド
、α−クロロプロピオン酸クロリドまたはα、α−ジク
ロロプロピオン酸クロリドなど、無機酸ハロゲン化物・
三塩化燐またはオキシ塩化燐などの存在においてまたは
、望ましく・溶媒なしに式IIIの原料の溶融物中にお
いて実施できる。
【0031】反応速度はラジカル開始剤の使用により増
大させることができ、適当なものは光線望ましくは紫外
線の照射または便宜に式III の原料に対して0.2
乃至7モル%の量のα、α′−アゾイソブチロニトリル
の添加である。また反応速度は触媒添加によっても増大
させられ得る。このために適しているのは便宜に式II
I の原料に対して0.5乃至7モル%の量の五塩化燐
である。 この場合には原料と触媒とを混合してから塩素化を開始
する。五塩化燐の代わりにこのものを反応条件下で生成
する原料成分たとえば三塩化燐または黄燐を添加してか
ら塩素化を開始させることも可能である。
【0032】式III の原料はほぼ化学当量の、また
は望ましくは過剰の、有利に式III の原料中のメト
キシ当量あたり3.1乃至5モルの塩素と反応させるこ
とができる。反応は100乃至180℃有利には120
乃至150℃、大気圧または過圧下において連続的にま
たは回分ごとに実施できる。
【0033】塩素化が1バールにおいて行なわれるとき
は、式III の原料中のメトキシ当量あたり3.3乃
至5モルの塩素ガスを用いるのが便宜でありこれは塩素
転化91乃至60%に相当する。塩素転化は便宜の手段
たとえば適度の圧、便宜には1乃至10バールの使用ま
たは包鐘塔の使用により増大できる。塩素ガスを有機相
と、たとえば後者を強く撹拌してまたは厚い層の有機相
中に塩素を強制通過させて、できるだけ長く接触させて
おくのが有利である。
【0034】反応は一般に0.5乃至12時間かかる。
【0035】本方法は望ましい実施形式における手順は
所要量の塩素ガスを、強力に撹拌されている式III 
の原料中に、0.5乃至12時間望ましくは1乃至10
時間の時間にわたって、120乃至130℃から始めて
、便宜に反応の発熱性を利用して、温度を連続的に、反
応の終わりごろには135乃至150℃になるまで、上
昇させながら、通過させることである。回分が大量とな
ると反応の発熱性を考慮に入れて外部から冷却するか塩
素を適切に計量しなくてはならないのは自明である:反
応が弱くなれば冷却浴を外し、それが適切なら、加熱す
る。
【0036】生成物は在来のしかたで仕上げ処理し単離
する。たとえば残留する塩化水素、塩素または触媒は不
活性ガスを用いて高温の有機相から追い出すことができ
る:これで後に高収率の、すでにかなり純な粗生成物が
残る。さらに蒸留またはクロマトグラフィーによって精
製できるしただちに別の反応に使用することもできる。
【0037】望ましい式IIの生成物の例は、2−フル
オロ−4−トリクロロメトキシ−1、3、5−トリアジ
ン、4−クロロ−2−トリクロロメトキシ−1、3、5
−トリアジン、2、4−ビス−トリクロロメトキシ−1
、3、5−トリアジン、2、4−ジフルオロ−6−トリ
クロロメトキシ−1、3、5−トリアジン、2−フルオ
ロ−4、6−ビス−トリクロロメトキシ−1、3、5−
トリアジン、2、4−ジクロロ−6−トリクロロメトキ
シ−1、3、5−トリアジン、2−クロロ−4、6−ビ
ス−トリクロロメトキシ−1、3、5−トリアジン、2
−クロロ−4−トリクロロメトキシ−6−トリクロロメ
チル−1、3、5−トリアジン、2−クロロ−4−トリ
クロロ−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1、3、
5−トリアジン、2、4−ビス−トリクロロメトキシ−
6−トリクロロメチル−1、3、5−トリアジン、2、
4−ビス−トリクロロメトキシ−6−トリフルオロメチ
ル−1、3、5−トリアジン、2−フルオロ−4−トリ
クロロメトキシ−6−トリクロロメチル−1、3、5−
トリアジン及び2−フルオロ−4−トリクロロメトキシ
−6−トリフルオロメチル−1、3、5−トリアジンで
ある。
【0038】新規の式IIのトリクロロメトキシ−1、
3、5−トリアジン及び新規の式Iのトリフルオロ−及
びクロロジフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン
はたとえば農薬製造の貴重な中間体である。たとえば2
、4−ジクロロ−または2、4−ジフルオロ−6−トリ
フルオロメトキシ−1、3、5−トリアジンはアンモニ
ア及びメタノールと反応させて2−アミノ−6−メトキ
シ−4−トリフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジ
ンを作ることができ、後者は2−カルボメトキシベンゼ
ンスルホニル・イソシアナートと反応して除草剤スルホ
ニル尿素誘導体を作る。この型の後続の反応はドイツ国
特許出願2件P4024761及びP4024754に
記載してある。
【0039】
【実施例】(I)前駆体の調製例 実施例I.1 2,4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシ−1、3
、5−トリアジン 塩素ガス流を130℃、紫外線照射下において2、4−
ジフルオロ−6−メトキシ−1、3、5−トリアジン3
00g(2.041モル)及びα、α′−アゾイソブチ
ロニトリル0.3gの混合物に通して2時間以内に温度
が140乃至145℃に達するようにした。反応の進行
をNMR−分光により検査し、次ぎに135−140℃
において(外部加熱)さらに3時間塩素を通した。沈殿
を吸引濾過により除去し、濾液を減圧下に蒸留して表題
の、沸点40−46℃/0.3ミリバールの化合物が4
44g(理論値の87%)得られた。
【0040】(II) 式Iの最終生成物を作る反応実
施例I.2 2、4−ジフルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1、
3、5−トリアジン 2、4−ジフルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1、
3、5−トリアジン210g(0.838モル)の半分
を、三弗化アンチモン187.4モル)と五塩化アンチ
モン35.2g(0.117モル)との混合物に撹拌を
行ないながら添加して初期温度110℃から125℃に
上るようにした。還流冷却終了後には反応を継続するた
めの外部加熱が必要であった。混合物を125−130
℃において1時間撹拌し、沸点100−105℃のフラ
クションを25cm充填塔を通す蒸留により除去した。 反応が低調となった後に残り半分のトリクロロメトキシ
化合物を30分間内に滴下し、沸点100−105℃の
フラクションを連続的に溜去した。全反応時間は3時間
であった。表題化合物134.4g(理論値の79.8
%)が得られ
【0041】
【外1】
【0042】実施例II. 2 6−クロロジフルオロメトキシ−2、4−ジフルオロ−
1、3、5−トリアジン 2、4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキシ−1、3
、5−トリアジン210g(0.838モル)を三弗化
アンチモン110g(0.614モル)に、撹拌を行な
いながら、110℃において10分間以内に添加した。 五塩化アンチモン9.38g(0.0313モル)の3
/4を加えた後に混合物を145℃に加熱し1時間撹拌
した。残りの触媒を加えて、混合物をさらに2時間撹拌
しその間に沸点95−105℃のフラクションが30c
m充填塔を通して得られた:2、4−ジフルオロ−6−
トリフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン20g
(理論値の11.8%)。残留物を充填塔なしで蒸留し
て表題の化合物94.8g(理論値の52%)が得られ
た:沸点125−130℃:
【0043】
【外2】
【0044】実施例II.3 2、4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシ−1、3
、5−トリアジン 2、4−ジクロロ−6−トリクロロメトキシ−1、3、
5−トリアジン52g(0.183モル)を90℃の三
弗化アンチモン40.9g(0.229モル)と五塩化
アンチモン7.03g(0.0234モル)との混合物
に行ないながら5分間以内に添加し、その間温度は18
0℃に上昇した。次ぎに170−180℃において混合
物を20分間撹拌した後に粗生成物を90−103℃/
70ミリバールにおいて溜出させた。もう1回蒸留して
、沸点165−173℃の表題の化合物32.3g(理
論値の76.5%)が得られた。
【0045】(III)除草剤スルホニル尿素誘導体を
作る式Iの化合物の反応 実施例III.1 2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ
−1、3、5−トリアジン アンモニア−ガス4.4g(0.259モル)を−70
乃至−65℃において2、4−ジフルオロ−6−トリフ
ルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン26.0g(
0.1293モル)とテトラヒドロフラン100mlと
の混合物に撹拌を行ないながら45分間にわたって通す
。次ぎに混合物を−70℃において2時間、また22℃
まで昇温させながら一夜間撹拌した。減圧下で濃縮して
、残留物を水と撹拌し吸引濾別し洗浄した。乾燥後に表
題の化合物22g(理論値の85.9%)。融点138
−139℃。
【0046】実施例III.2 2、4−ビスメチルアミノ−6−トリフルオロメトキシ
−1、3、5−トリアジン及び2−メチルアミノ−4−
フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1、3、5−ト
リアジン メチルアミン5.9g(0.189モル)を、−70℃
において2、4−ジフルオロ−6−トリフルオロメトキ
シ−1、3、5−トリアジン19.0g(0.0945
モル)とジエチルエーテル100mlとの混合物に撹拌
を行ないながら通した。混合物を−70℃において2時
間、また22℃まで昇温させながら一夜間撹拌した。減
圧下で濃縮して、残留物をメチレン・クロリドにとり水
洗した。溶液を乾燥させ、シリカゲル・カラムに通して
クロマトグラフィーにかけた。最初の2フラクションは
融点68−72℃の2−メチルアミノ−4−フルオロ−
6−トリフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン5
.0g(理論値の25%)を、第4乃至7フラクション
は融点150−152℃の溶解性の劣る2、4−ビス−
メチルアミノ−6−トリフルオロメトキシ−1、3、5
−トリアジン10.7g(理論値の51%)を含んでい
た。
【0047】実施例III.3 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−フル
オロ−1、3、5−トリアジン及び2、4−ジアミノ−
6−クロロジフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジ
ン アンモニア7.8g(0.46モル)を−70℃におい
て2、4−ジフルオロ−6−クロロジフルオロメトキシ
−1、3、5−トリアジン50.0gとテトラヒドロフ
ラン150mlとの混合物に撹拌を行ないながら45分
間にわたって通した。混合物を−70℃において2時間
、また22℃まで昇温させながら一夜間撹拌した。減圧
下で濃縮し、水洗し乾燥させた。次ぎに生成物をメチレ
ンクロリドでシリカゲルカラムへ移し同じ溶媒で溶出し
た。第1乃至8フラクションは融点131−133℃の
2−アミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオロメト
キシ−1、3、5−トリアジン21.5g(理論値の4
3.6%)をもたらした。次ぎに酢酸エチルで溶出して
第9乃至14フラクション中において溶解性の劣る融点
114℃の2、4−ジアミノ−6−クロロジフルオロメ
トキシ−1、3、5−11.2g(理論値の23℃)が
得られた。
【0048】実施例III .4 2−クロロジフルオロメトキシ−4−フルオロ−6−メ
チルアミノ−1、3、5−トリアジン及び2、4−ビス
−メチルアミノ−6−クロロジフルオロメトキシ−1、
3、5−トリアジン メチルアミン5.2g(0.166モル)を−70℃に
おいて4−ジフルオロクロロメトキシ−2、6−ジフル
オロ−1、3、5−トリアジン18.1g(0.083
モル)の撹拌混合物中に20分間にわたり通した。混合
物を−70℃において2時間、また22℃まで昇温させ
ながら一夜間撹拌した。減圧下で濃縮しメチレンクロリ
ドにとり水洗し乾燥させた。シリカゲルでのクロマトグ
ラフィーにより初めの数フラクション中で融点62−6
4℃の2−クロロジフルオロメトキシ−4−フルオロ−
6−メチルアミノ−1、3、5−トリアジン5.5g(
理論値の29%)が得られた。後続の数フラクション中
で融点118−120℃の2、4−ビス−メチルアミノ
−6−クロロジフルオロメトキシ−1、3、5−トリア
ジン8.7g(理論値の44%)が得られた。
【0049】実施例III .5 2−アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ
−1、3、5−トリアジン 濃度30%のナトリウム−メチラート9.1g(0.0
5モル)を0℃において2−アミノ−4−フルオロ−6
−トリフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン10
g(0.05モル)とメタノール100mlとの混合物
に撹拌を行ないながら15分間にわたって添加した。混
合物を0℃において1時間撹拌し次ぎに減圧下で濃縮し
メチレンクロリドにとり水で抽出する。乾燥、濃縮して
融点96−101℃の表題の化合物10.5g(理論値
の99%)が得られた。
【0050】実施例III .6 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−メト
キシ−1、3、5−トリアジン 濃縮30%のナトリウム−メチラート8.4g(0.0
47モル)を℃において2−アミノ−4−クロロジフル
オロメトキシ−6−フルオロ−1、3、5−トリアジン
10g(0.047モル)とメタノール100mlとの
混合物に撹拌を行ないながら15分間にわたって添加し
た。混合物を0℃において1時間撹拌し、次ぎに減圧下
で濃縮しメチレンクロリドにとり水で抽出する。乾燥、
濃縮して融点109−110℃の表題の化合物10.4
g(理論値の98.5%)が得られた。
【0051】実施例III .7 2−アミノ−4−エトキシ−6−トリフルオロメトキシ
−1、3、5−トリアジン 97%水素化ナトリウム2.3g(0.093ムル)を
20−35℃においてエタノール300mlに少量ずつ
加え、15分間撹拌して溶解させた。次ぎに0℃におい
て撹拌しながら2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフ
ルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン18.5g(
0.093モル)を10分間にわたって添加し、混合物
を0℃において1時間、22℃において一夜間撹拌した
。減圧下で濃縮して残留物をメチレンクロリドにとり、
水で抽出し乾燥させた。濃縮して69−71℃の表題の
化合物17.9g(理論値の85.9&)が得られた。
【0052】実施例III .8 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−エト
キシ−1、3、5−トリアジン 97%水素化ナトリウム1.2g(0.047モル)を
少量ずつ20−35℃においてエタノール150mlに
添加し、15分間撹拌して溶解させた。次ぎに、0℃に
おいて撹拌しながら、2−アミノ−4−クロロジフルオ
ロメトキシ−6−フルオロ−1、3、5−トリアジン1
0.0g(0.047モル)を添加し、混合物を0℃に
おいて1時間、22℃において一夜間撹拌した。減圧下
で濃縮して、残留物をメチレンクロリドにとり水で抽出
し乾燥させた。濃縮して融点63−65℃の表題の化合
物10.6g(理論値の94.6%)が得られた。
【0053】実施例III .9 2−アミノ−4−メチルアミノ−6−トリフルオロメト
キシ−1、3、5−トリアジン メチルアミン3.5g(0.111モル)を0℃におい
てテトラヒドロフラン150ml中の2−アミノ−4−
フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1、3、5−ト
リアジン11g(0.055モル)の溶液に撹拌を行な
いながら20分間にわたって通した。混合物を0℃にお
いて1時間、22℃において一夜間撹拌した。次ぎに減
圧下で濃縮し、水と撹拌し、乾燥させた。融点155−
157℃(分解)の表題の化合物10.8g(理論値の
93.1%)が得られた。
【0054】実施例III .10 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−メチ
ルアミノ−1、3、5−トリアジン メチルアミン2.9g(0.093モル)0℃において
ジエチルエーテル150ml中の2−アミノ−4−クロ
ロジフルオロメトキシ−6−フルオロ−1、3、5−ト
リアジン10g(0.047モル)の溶液に撹拌を行な
いながら20分間にわたって通した。混合物を0℃にお
いて1時間、22℃において一夜間撹拌した。水洗、乾
燥及び濃縮して融点143℃(分解)の表題の化合物9
.4g(理論値の89.5%)が得られた。
【0055】実施例III .11 2−アミノ−4−ジメチルアミノ−6−トリフルオロメ
トキシ−1、3、5−トリアジン ジメチルアミン5.0g(0.111モル)を0℃にお
いてテトラヒドロフラン150ml中の2−アミノ−4
−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1、3、5−
トリアジン11g(0.055モル)の溶液に撹拌を行
ないながら20分間にわたって通した。混合物を0℃に
おいて1時間、22℃において一夜間撹拌した。濃縮、
水洗及び乾燥により融点114−118℃(分解)の表
題の化合物9.9g(理論値の80.7%)が得られた
【0056】実施例III .12 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−ジメ
チルアミノ−1、3、5−トリアジン ジメチルアミン4.2g(0.093モル)を0℃にお
いてジエチルエーテル150ml中の2−アミノ−4−
クロロジフルオロメトキシ−6−フルオロ−1、3、5
−トリアジン10g(0.047モル)の溶液に撹拌を
行ないながら20分間にわたって通した。混合物を0℃
において1時間、22℃において一夜間撹拌した。水洗
、乾燥及び濃縮して融点130−133℃(分解)の表
題の化合物9.8g(理論値の87.8%)が得られた
【0057】実施例III .13 2(4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ−1,3
,5−トリアジン−2−イルアミノカルボニルアミノス
ルホニル)安息香酸メチル 1、2−ジクロロエタン4ml中の2−カルボメトキシ
ベンゼンスルホニル−イソシアナート3.6g(0.0
15モル)を22℃において2−アミノ−4−メトキシ
−6−トリフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン
3.15g(0.0015モル)と1、2−ジクロロエ
タン150mlとの混合物に撹拌を行ないながら5分間
にわたって添加し、混合物を22℃において12時間撹
拌した。次ぎに減圧下で濃縮し、1:1のメチル−te
rt−ブチルエーテル/石油エーテルを用いて結晶化さ
せ、生成物を吸引濾別し石油エーテルで洗って融点14
9℃(分解)の表題の化合物5.1g(理論値の75.
4%)が得られた。
【0058】実施例III .14 2−(4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ−1、
3、5−トリアジン−2−イルアミノカルボニルアミノ
スルホニル)安息香酸メチル−ナトリウム塩実施例II
I.13の化合物1.8g(0.004モル)をメタノ
ール30ml中に懸濁させ、10−15℃において撹拌
しながら、ナトリウム−メチラート30%溶液0.72
g(0.004モル)を添加した。澄明な溶液を10分
間撹拌し、次ぎに減圧下で濃縮して融点118℃(分解
)の表題の化合物1.9g(理論値の100%)が得ら
れた。
【0059】実施例III .15 2−(4−メチルアミノ−6−トリフルオロメトキシ−
1、3、5−トリアジン−2−イルアミノカルボニルア
ミノスルホニル)安息香酸エチル メチレンクロリド3ml中の2−カルボエトキシベンゼ
ンスルホニル−イソシアナート3.1g(0.012モ
ル)を22℃において2−アミノ−4−メチルアミノ−
6−トリフルオロメトキシ−1、3、5−トリアジン2
.5g(0.012モル)とメチレン−クロリド150
mlとの混合物に撹拌を行ないながら10分間にわたっ
て添加し、混合物を22℃において30分間撹拌した。 次ぎに減圧下で濃縮し、メチル−tert−ブチルエー
テルとともに撹拌し、吸引濾別した。さらにメタノール
で洗い乾燥させて融点182−184℃(分解)の表題
の化合物3.8g(理論値の67.4%)が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I 【化1】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ、互いに独立に、水
    素、ハロゲンまたはC1 −C4 −ハロアルキルであ
    り、R1 はまたトリフルオロ−またはクロロジフルオ
    ロ−メトキシでもあり、nは0または1である)で表さ
    れ、2、4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシ−1
    、3、5−トリアジン以外の、置換されたトリフルオロ
    −またはクロロジフルオロ−メトキシ−1、3、5−ト
    リアジン。
  2. 【請求項2】  2、4−ジクロロ−6−トリフルオロ
    メトキシ−1、3、5−トリアジンを含めて、請求項1
    記載の式Iのトリフルオロ−またはクロロジフルオロメ
    トキシ−1、3、5−トリアジンの製法であって、式I
    I【化2】 (式中R1 及びR2はそれぞれ、互いに独立に、水素
    、ハロゲンまたはC1 −C4−ハロアルキルであり、
    R1 はまたトリクロロメトキシでもある)で表される
    トリクロロメトキシ−1、3、5−トリアジンにハロゲ
    ン置換を行なうことからなる製法。
  3. 【請求項3】 【化3】 (式中R1 およびR2 はそれぞれ、互いに独立に、
    水素、弗素またはC1 −C4−ハロアルキルであり、
    R1 はまたトリクロロメトキシでもある)で表され、
    2、4−ジクロロ−6−トリクロロメトキシ−1、3、
    5−トリアジンを除いた置換トリクロロメトキシ−1、
    3、5−トリアジン。
  4. 【請求項4】請求項3記載の式IIのトリクロロメトキ
    シ−1、3、5−トリアジンの製法であって、式III
    【化4】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ、互いに独立に、水
    素、弗素またはC1 −C4 −ハロアルキルであり、
    R1 はまたメトキシでもある)で表されるメトキシ−
    1、3、5−トリアジンを100℃を超える温度で塩素
    化することからなる製法。
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