JPH07149696A - ヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾール− 誘導体の製造方法 - Google Patents

ヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾール− 誘導体の製造方法

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JPH07149696A
JPH07149696A JP6210066A JP21006694A JPH07149696A JP H07149696 A JPH07149696 A JP H07149696A JP 6210066 A JP6210066 A JP 6210066A JP 21006694 A JP21006694 A JP 21006694A JP H07149696 A JPH07149696 A JP H07149696A
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compound
general formula
group
formula
aprotic solvent
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JP6210066A
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Wolfgang Bauer
ウオルフガング・バウエル
Klaus Dr Delpy
クラウス・デルピー
Andreas Bittner
アンドレアス・ビットナー
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Sanofi Aventis Deutschland GmbH
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Cassella AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾール
誘導体の製造 【構成】 一般式II 【化1】 なる化合物と一般式III 【化2】 なる化合物と不活性非プロトン性溶剤中で塩基の存在下
に反応させ、次いで得られた中間体を水酸化アルカリで
転位させることによって、一般式I 【化3】 なる化合物を製造するにあたり、中間体を単離しないこ
とを特徴とする、上記一般式(I)の化合物の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトロアニリン誘導体
とクロルアルキルクロルホルマートとを反応させ、得ら
れたカルバマートを転位して目的化合物とすることによ
ってヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾール誘導体
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾ
ール誘導体は毛髪及び毛皮の染色のための特別な染料を
製造するのに重要な中間体である。
【0003】その製造のために、すでに一連の製造法が
公表されているが、これは経済的及び生態学的観点から
見ても満足のいくものではない。たとえばニトロアニリ
ン誘導体とクロルアルキルクロルホルマートとを反応さ
せ、対応するカルバマートとし、これを単離し、場合に
より精製し、次いで塩基処理によって転位し、対応する
オキサゾリジノンを経て目的化合物とすることは、すで
に知られている。(J. Am. Chem. Soc. 45、785
(1923)、Farmaco Ed. Sci.24,179(119
69)、ドイツ特許出願第3806237号明細書、ド
イツ特許出願第3844517号明細書、ドイツ特許出
願第3917113号明細書、ドイツ特許出願第334
8135号明細書及びドイツ特許出願第2717766
号明細書)。
【0004】その際カルバマートへの反応を、一般に不
活性の、非プロトン性溶剤(たとえばベンゾール、アセ
トン、ジオキサン、ピリジン、モノエチレングリコール
ジメチルエーテル)中で又は溶剤を添加することなく過
剰の芳香族アミン又は塩基、たとえば炭酸カルシウム又
はトリエチルアミンの存在下に実施することができる。
引き続いて単離及び場合により再結晶による精製が行わ
れる。
【0005】溶剤を使用しない処理方法では、出発化合
物を130℃までの温度に加熱する。このことは技術上
の安全性の理由から問題となる。溶剤を用いる処理法で
は、生成物の単離後に濾液及び廃水が生じ、これらから
使用された溶剤を費用のかかる方法で再生することによ
って、環境汚染を避けねばならない。
【0006】公知技術によれば、この様にして製造され
たカルバマートを他の溶剤、たとえばメタノール又はエ
タノールの使用下に強塩基、たとえば水酸化- ナトリウ
ム又は -カリウム又はナトリウムメチラートを用いて転
位する。この場合米国特許第4,910,341号明細
書によればその更にオキサゾリジノン- 中間体を単離す
る。
【0007】この様に、アルコールの使用下に製造され
る生成物は、不純物をカルバマートの望まれない加水分
解によって生じるアミノニトロベンゾール誘導体の形で
含有することは驚くべきことである。したがって高い純
度の生成物を製造するためには、複雑な及び費用のかか
る精製操作、たとえば数回の再結晶が不可欠である。更
にこのことは収量損失、高い環境汚染及び処理コストの
著しい上昇を伴なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,経済
的及び生態学上観点から有利な、ヒドロキシアルキルア
ミノニトロベンゾール誘導体の製造方法を調製すること
にある。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明者は、驚くべきこ
とにカルバマート中間体を単離することなく、すなわち
第二溶剤をも使用せずに反応させることができ、この際
高純度の精製物が得られることを見い出した。
【0010】したがって本発明は、一般式II
【0011】
【化6】
【0012】(式中Rは水素原子、ヒドロキシ基、ハロ
ゲン原子、(C1-C4)アルキル基、(C1-C4)アルコキ
シ基、アミノ基、モノ-(C1-C4)アルキルアミノ基、ジ
-(C1-C4)アルキルアミノ基又は(C1-C4)アルキル
カルボニルアミノ基を示す。)なる化合物と一般式II
【0013】
【化7】
【0014】(式中nは2又は3である。)なる化合物
と不活性非プロトン性溶剤中で塩基の存在下に反応させ
て、一般式IV
【0015】
【化8】
【0016】(式中R及びnは上述の意味を有する。)
なる化合物とし、次いで一般式IVの化合物を水酸化ア
ルカリで転位させることによって、一般式I
【0017】
【化9】
【0018】(式中R及びnは上述の意味を有する。)
なるヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾール誘導体
を製造するにあたり、一般式IVの化合物を中間単離し
ないことを特徴とする、上記一般式Iの化合物の製造方
法に関する。
【0019】一般式Iに於て、ヒドロキシアルキルアミ
ノ基は、ニトロ基に対してオルト-又はメタ- 位にある
のが好ましい。置換基Rはベンゾール核の4つの置換さ
れていない位置のいずれかにあることができる。
【0020】一般式Ia
【0021】
【化10】
【0022】(式中n及びRは上述の意味を有する。)
なる化合物が特に好ましい。同様にこのことは一般式I
I及びIVの化合物に対しても夫々適用できる。
【0023】Rが意味する(C1-C4)アルキル基は、直
鎖状又は分枝状であってよく、メチル基、エチル基、n
- プロピル基、i- プロピル基、n- ブチル基、i- ブ
チル基、sec.- ブチル基又はt- ブチル基を示す。同様
なことがRが意味するアルコキシ- 、モノアルキルアミ
ン- 、ジアルキルアミン- 及びアルキルカルボニルアミ
ノ基に対しても適用される。ハロゲン原子は特にフルオ
ル- 、クロル- 、ブロム- 又はヨード原子を意味する。
好ましい残基Rは水素原子、メチル基、メトキシ基、エ
トキシ基、ヒドロキシ基及びクロル原子である。
【0024】本発明により使用されうる不活性非プロト
ン性溶剤は、ジエトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジオキサン及びテトラヒドロフランである。特
に好ましくはモノエチレングリコールジエチルエーテル
であり、更に好ましくはモノエチレングリコールジメチ
ルエーテル及びメチル -t- ブチルエーテルである。
【0025】不活性非プロトン性溶剤は、水を0〜30
重量%の量で含有することもできる。この際1〜10重
量%が特に好ましい。一般式II及びIIIの化合物の
反応に必要な塩基として、アルカリ土類金属の炭酸塩、
たとえば炭酸- カルシウム及び -マグネシウムが好まし
い。アルカリ土類金属の水酸化物、たとえば水酸化- カ
ルシウム及び -マグネシウム、並びにアルカリ土類金属
の酸化物、たとえば酸化- カルシウム及び -マグネシウ
ムが特に好ましい。
【0026】上記塩基は、一般式IIの化合物1モルに
つき好ましくは0.5〜0.7モル、特に好ましくは
0.5〜0.6モルの量で使用する。一般式IIIの化
合物を一般式IIの化合物1モルにつき好ましくは1〜
1.4モル、特に好ましくは1〜1.2モルを使用す
る。
【0027】一般式II及びIIIの化合物の反応の際
に、通常20〜120℃の温度範囲を保つ。この場合5
0〜90℃が好ましい。pH- 値はこの反応で好ましく
は3〜10、特に4〜8である。
【0028】一般式IVの化合物の転位に必要な水酸化
アルカリは、水酸化- リチウム、 -ナトリウム及び -カ
リウムであり、これは相互の混合物として使用すること
もできる。
【0029】上記水酸化アルカリを、一般式IVの化合
物1モルにつき、好ましくは2.5〜4.5モル、特に
好ましくは3.0〜4.0モル、更に好ましくは3.3
〜3.7モルの量で使用する。
【0030】上記水酸化アルカリを、固形で、しかし好
ましくは水性溶液の形で、たとえば50%水性溶液の形
で使用することができる。転位反応を、好ましくは10
〜120℃、更に好ましくは40〜90℃の温度範囲で
実施する。
【0031】本発明による方法をアニオン、カチオン又
は非イオン界面活性剤又は相間移動触媒の存在下に実施
することもできる。この様な化合物の例は、第四級アン
モニウム化合物、たとえばオクタデシルトリメチルアン
モニウムクロリド、ジデシルジメチルアンモニウムクロ
リド又はトリオクチルメチルアンモニウムクロリド、第
四級ホスホニウム化合物、たとえばトリブチルヘキサデ
シルホスホニウムブロミド、ポリエチレングリコールエ
ーテル、たとえばペンタエチレングリコールジメチルエ
ーテル又は分子量500、1000又は2000のポリ
エチレングリコールジメチルエーテル、クラウンエーテ
ル、たとえば18- クラウン- 6又はトリス-(3,6-
ジオキサヘプチル)-アミンである。
【0032】上記種類の化合物を、使用される一般式I
Iのアミンに対して0.01〜5、好ましくは0.1〜
2重量%の量で添加する。本発明による方法をたとえば
次の様に実施する。すなわち一般式IIの化合物を不活
性非プロトン性溶剤中に溶解し、上述の様に一般式II
Iの化合物と反応させる。反応を行った後に、場合によ
り水を加え、得られた二相混合物から塩含有水相を特に
0〜7、好ましくは1〜3のpH- 値で分離する。有機
相をそのまま更に反応させ、最終生成物とする。通常、
この有機相は、0〜15重量%、好ましくは1〜10重
量%の水含有量を有する。
【0033】一般式Iの化合物への転位を行った後に、
得られた溶液を常法で場合により水の添加後アルカリ性
塩含有水相から分離し、通常の後処理法によって、たと
えば使用される不活性溶剤の再蒸留及び水の添加によっ
て単離する。あるいは生成物の単離を先ず得られた2相
混合物から水性相の分離せずに行うことができる。その
際使用される溶剤の再蒸留を好ましくは4〜10、特に
好ましくは6〜9のpH- 範囲で行う。
【0034】本発明による方法によれば、一般式IVの
中間体も最終生成物も再結晶法などによって精製されな
いにもかかわらず、一般式Iの化合物が極めて良好な収
率で及び極めて高い純度で得られる、公知方法に比べて
本発明による方法の他の利点は、2種の溶剤代りに1種
の溶剤しか使用しないという事実からも生じる。したが
って改良された空時収量を有する一般式Iの生成物が、
明らかに減少された廃水処理量と共に得ることができ
る。
【0035】
〔例1〕
2- ヒドロキシエチルアミノ- ニトロベンゾールの製造 モノエチレングリコールジメチルエーテル360g及び
水60g中に2- ニトロアニリン138.1gを含有す
る溶液に、炭酸カルシウム60.1gを加える。次いで
80℃で2- クロルエチルクロルホルマート150.0
gを配量添加し、80℃で撹拌して反応を完了する。次
いで水100g及び35%塩酸8.7gを加えpH- 値
1にして下方の水相を分離する。上方の有機相をモノエ
チレングリコールジメチルエーテル90gで希釈し、1
5℃で50%水酸化カリウム溶液370.6gを加え
る。次いで反応混合物を85℃に加熱し、4時間85℃
で撹拌する。その後水250gを加え、下方の塩含有水
相を分離する。黄赤色有機相を先ず水500g、次いで
10%硫酸9gを加えてpH- 値8.5とする。モノエ
チレングリコールジメチルエーテルの蒸留及び10℃に
冷却後、生成物が黄赤色結晶の形で得られる。 収量:173.4g 純度:99.8% 収率(2- ニトロアニリンに対して、理論値の%):9
5% 2- ニトロアニリン含有率:0.2% 融点:70−72℃ 比較:ドイツ特許出願第3806237号明細書による
方法 工程1:2- ニトロフエニル -2- クロルエチルカルバ
マートの製造 モノエチレングリコールジメチルエーテル1020g及
び水150gの混合物中に2- ニトロアニリン345.
3gを含有する溶液を、炭酸カルシウム135gを加
え、78℃に加熱する。次いで3時間かけて2- クロル
- エチルクロルホルマート375gを加える。1.5時
間還流温度で撹拌し、反応を完了させ、35℃に冷却
し、生成物を水と氷で沈殿させる。生成物を濾過し、水
洗し、乾燥する。 収量:淡い黄色結晶556.5g 収率(2- ニトロアニリンに対して、理論値の%):9
1% 融点:64−67℃ 工程2:2- ヒドロキシエチルアミノ- ニトロベンゾー
ルの製造。
【0036】工程1で得られたカルバマート244.6
gを水900g及びエタノール236g中に入れ、60
℃に加熱し、1.5時間かけて50%水酸化カリウム溶
液340.4gを加える。2.5時間60℃で撹拌し、
反応混合物を氷酢酸でpH8.0に調整し、放冷する。
沈殿した生成物を吸引濾取し、水洗し、50℃で減圧乾
燥する。 収量:黄赤色粒状物168.8g 純度:95% 収率(カルバマートに対して、理論値の%):88% 収率(2- ニトロアニリンに対して、理論値の%):8
0.1% 2- ニトロアニリンの含有率:1.3% 融点:68−70℃ 〔例2〕 4-(2- ヒドロキシエチルアミノ)-2- ニトロアニソー
ル 水性モノエチレングリコールジメチルエーテル1500
g中に4- アミノ -2- ニトロアニソール168.2
g、水酸化カルシウム42.8g及びテトラエチレング
リコールジメチルエーテル5gを含有する混合物を、例
1の記載に従って2- クロルエチルクロルホルミアート
150gと、相分離後50%水酸化カリウム370.6
gと反応させる。例1と同様に後処理した後、黄赤色結
晶が得られる。 収量:183.3g 純度:99.9% 収率(理論値の%):86.3% 4- アミノ -2- ニトロアニソールの含有量:480p
pm 融点:82−84℃ 比較:ドイツ特許出願第3806237号明細書による
方法 工程1:2- クロルフエニル−(3- ニトロ -4- メト
キシフエニル)-カルバマート ジエチレングリコールジメチルエーテル1275g及び
水150g中に4- アミノ -2- ニトロアニソール42
0.5gを溶解し、炭酸カルシウム135gを加え、7
8℃に加熱する。次いでこの混合物に3時間かけて2-
クロル- エチルクロルホルマート375gを、反応温度
が78−80℃に保たれる様に加える。1.5時間撹拌
し、反応を完了させ、35℃に冷却し、水と氷を加え
る。沈殿した生成物を濾過し、水洗し、乾燥する。 収量:663g 収率(4- アミノ -2- ニトロアニソールに対して、理
論値の%):96.5% 融点:82−84℃ 工程2:4- ヒドロキシエチルアミノ -2- ニトロアニ
ソールの製造 工程1で得られたカルバマート618gを水2025m
l及びエタノール675ml中に入れ、60℃に加熱
し、1.5時間かけて50%水酸化カリウム溶液766
gを加える。2.5時間60℃で撹拌し、氷酢酸でpH
8.0に調整し、放冷する。沈殿した生成物を吸引濾取
し、水洗し、50℃で減圧乾燥する。 収量:褐色粒状物423.9g 純度:93.2% 収率(4- アミノ -2- ニトロアニリンに対して、理論
値の%):82.7% 4- アミノ -2- ニトロアソールの含有量:2500p
pm 融点:79℃ 純度>99%及び4- アミノ -2- ニトロアニソール含
有量<600ppmの生成物を得るために、生成物を数
回水性メタノールから再結晶しなければならない。 1.再結晶 上記比較例3に従って得られた生成物188.4gをメ
タノール270g及び水590gから成る混合物中に6
5℃で溶解し、活性炭4.3gを加える。次いで濾過
し、残留物をメタノール5.5g及び水12gから混合
物で洗滌する。濾過された溶液を結晶化するために10
℃に冷却する。濾過及び乾燥後、黄赤色結晶が得られ
る。 収量:162.1g 純度:97.5% 収率(使用される4- アミノ -2- ニトロアニソールに
対して、理論値の%):97.5% 4- アミノ -2- ニトロアニソールの含有量:1100
ppm 融点:80−81℃ 2.再結晶 1.結晶に従って得られた生成物162.1gを、水5
31gとメタノール243gの混合物から活性炭3.9
gの添加下に再結晶する。濾過及び乾燥後、黄赤色結晶
が得られる。 収量:142.9g 純度:99.5% 収率(使用される4- アミノ -2- ニトロアニリンに対
して、理論値の%):67% 4- アミノ -2- ニトロアニリンの含有量:550pp
m 融点:81−83℃ 次の表は他の本発明による例を示す:
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、1種類の溶剤だけで転
位反応を行って、高収率かつ高純度でヒドロキシアルキ
ルアミノニトロベンゾール誘導体を製造することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス・ビットナー ドイツ連邦共和国、63071 オッフエンバ ッハ/マイン、ゲッシユウイスター− ス コール− ストラーセ、21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式II 【化1】 (式中Rは水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、
    (C1-C4)アルキル基、 (C1-C4)アルコキシ基、アミノ基、モノ-(C1-C4)ア
    ルキルアミノ基、ジ-(C1-C4)アルキルアミノ基又は
    (C1-C4)アルキルカルボニルアミノ基を示す。)ある
    化合物と一般式III 【化2】 (式中nは2又は3である。)なる化合物と不活性非プ
    ロトン性溶剤中で塩基の存在下に反応させて、一般式I
    V 【化3】 (式中R及びnは上述の意味を有する。)なる化合物と
    し、次いで一般式IVの化合物を水酸化アルカリで転位
    させることによって、一般式I 【化4】 (式中R及びnは上述の意味を有する。)なるヒドロキ
    シアルキルアミノニトロベンゾール誘導体を製造するに
    あたり、一般式IVの化合物を中間単離しないことを特
    徴とする、上記一般式Iの化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式Ia 【化5】 (式中R及びnは請求項1記載の意味を有する。)なる
    化合物を製造する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rは水素原子、メチル基、メトキシ基、
    エトキシ基、ヒドロキシ基又はクロル原子である、請求
    項1又は3記載の方法。
  4. 【請求項4】 不活性非プロトン性溶剤としてジエトキ
    シエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ト
    リエチレングリコールジメチルエーテル、ジオキサン、
    テトラヒドロフラン、モノエチレングリコールジエチル
    エーテル、モノエチレングリコールジメチルエーテル又
    はメチル -t.-ブチルエーテルを使用する、請求項1な
    いし3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 不活性非プロトン性溶剤は水0〜30重
    量%を含有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 不活性非プロトン性溶剤は水1〜10重
    量%を含有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 塩基としてアルカリ金属- 炭酸塩又は -
    重炭酸塩、アルカリ土類金属- 炭酸塩又は -重炭酸塩、
    アルカリ金属- 又はアルカリ土類金属- 水酸化物、アル
    カリ土類金属- 酸化物あるいは第三アミンを使用する、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 水酸化アルカリとして水酸化- リチウ
    ム、 -ナトリウム又は-カリウムあるいはその相互の混
    合物を使用する、請求項1ないし7のいずれかに記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 アニオン、カチオン又は非イオン界面活
    性剤又は相間移動触媒の存在下に実施する、請求項1な
    いし8のいずれかに記載の方法。
JP6210066A 1993-09-03 1994-09-02 ヒドロキシアルキルアミノニトロベンゾール− 誘導体の製造方法 Withdrawn JPH07149696A (ja)

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