JPH04234320A - 抗hbv剤 - Google Patents

抗hbv剤

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JPH04234320A
JPH04234320A JP41548390A JP41548390A JPH04234320A JP H04234320 A JPH04234320 A JP H04234320A JP 41548390 A JP41548390 A JP 41548390A JP 41548390 A JP41548390 A JP 41548390A JP H04234320 A JPH04234320 A JP H04234320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hepatitis
quercetin
active ingredient
hbv agent
isoquercitrin
Prior art date
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Pending
Application number
JP41548390A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Matsumoto
正勝 松本
Takehiko Okuno
奥野 武彦
Atsushi Watanabe
篤志 渡辺
Yasuhito Kido
康仁 木戸
Osamu Yoshida
修 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujirebio Inc
Original Assignee
Fujirebio Inc
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Publication date
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Publication of JPH04234320A publication Critical patent/JPH04234320A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式
【化2】 (式中、Xは、水素原子又はグルコース残基である。)
で表される化合物を有効成分とする抗HBV剤に関する
【0002】
【従来の技術】B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが原因で
おこる疾患である。B型肝炎は、主に血液を介して伝染
することが判っており、感染者は、肝硬変や肝癌に移行
する確立が高いと言われている。我国のB型肝炎患者及
びキャリャーは、百数十万人とも言われており、深刻な
社会問題である。
【0003】B型肝炎を予防する方法として、近年、ワ
クチンが開発され、B型肝炎の予防ができる様になった
が、現実には、百数十万人が患者あるいはキャリャーで
あることから「病気」そのものの克服には至っていない
【0004】B型肝炎は、母子感染でも伝わることがよ
く知られている。近年、出生まもない乳児に免疫グロブ
リンを投与して効果をあげていると報じられている。
【0005】また、B型肝炎には「インターフェロン」
が効果をもつとも言われている。
【0006】
【発明が解決するための課題】社会的に深刻なB型肝炎
も前記した如く克服にむけ大きく前進したと思われるが
、いぜんとして、患者及びキャリャーの恐怖は、消し去
ることができない。免疫グロブリンは極めて限られた時
期の乳児のみ効果があるものであり、インターフェロン
に至っては、明確にB型肝炎に効くという確証も少ない
。また、インターフェロンを製造するには極めて難しい
操作等を経なければならず容易には入手できない。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、従来の
欠点を克服すべく検討した結果、前記一般式(I)で表
される化合物がB型肝炎に効果を有することを見出し本
発明を完成した。
【0008】本発明は、前記一般式(I)で表される化
合物を有効成分とする抗HBV剤である。
【0009】本発明に用いる前記一般式(I)で表され
る化合物で、Xが水素原子の化合物は、ケルセチンと呼
ばれ又、Xがグルコース残基を有する化合物はイソケル
シトリンと呼ばれている。これらの化合物は、ドクダミ
、ワタ等の植物より容易に単離精製することができる物
質である。
【0010】本発明の抗HBV剤は、前記一般式(I)
で表される化合物を必須成分とし、通常その薬理有効量
と共に適当な医薬製剤担体を配合することにより調製さ
れる。
【0011】製剤担体としては、使用形態に応じた製剤
を調製するのに通常慣用される充填剤、増量剤、保湿剤
、崩壊剤、表面活性剤等の賦形剤ないし希釈剤等のいず
れもが使用できる。製剤組成物の形態はこれが上記有効
成分を効果的に含有する状態であれば特に限定はなく、
例えば、錠剤、粉剤、顆粒剤、丸剤等の固剤や通常液剤
、懸濁剤、乳剤等の液剤であることができる。またこれ
を使用前に適当な担体の添加によって液状となし得る乾
燥品とすることもできる。上記製剤組成物には、必要に
応じて通常の各種添加剤、例えば溶解補助剤、緩衝剤、
無痛化剤、保存剤、着色剤等を添加することもでき、更
に他の医薬品を組み合せ配合することもできる。
【0012】本発明の抗HBV剤は、該製剤組成物の形
態に応じた適当な投与経路で投与される。投与方法も特
に限定はなく、内用、外用及び注射によることができる
。注射剤は、例えば静脈内、筋肉内、皮下、皮内、腹腔
内等に投与し得、外用剤には、坐剤等も包含される。
【0013】本発明の抗HBV剤の投与量は、その製剤
形態投与方法、使用目的及びこれを適用される患者の年
齢、体重、病状等に応じて適宜設定され、一定ではない
が一般には製剤中に含有される有効成分の量が一成人当
り、経口投与の場合0.01g〜10g程度、非経口投
与の場合0.1g〜1g程度とすることが好ましく、製
剤中の有効成分量は、この投与量に従って適宜設定され
る。なお、投与は必要に応じて1日数回に分けて行うこ
とも可能である。
【0014】
【実施例】〔試験例1〕ヒトB型肝炎患者より得た血清
はRobinsonの方法〔J.Virology, 
12:995−1005(1973)〕に準じてHBV
の粒子を分離精製した酵素溶液に試料を添加し、さらに
以下の組成の反応溶液に加え、37℃、3時間インキュ
ベーションした後氷冷により反応を停止した。その溶液
をWhatman DE 81 Paperdisc 
にスポットした後、5%Na2HPO4 、水、引き続
きエタノールにより洗浄を行なった。DE 81 pa
perdisc に吸着した放射活性を液体シンチレー
ションカウンターで測定することによりHBV−DNA
−ポリメラーゼ活性を求め阻害率を算出した。その結果
、ケルセチン及びイソケルシトリンは0.1mg/ml
の濃度でそれぞれ42%及び51%の阻害活性を示した
【0015】〔試験例2〕B型肝炎ウイルス産生肝細胞
株HB−611  (Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA.,84, 444(1987
))を10%子牛胎児血清、G418(200μ/ml
)、ペニシリン(100μ/ml)、ストレプトマイシ
ン(100μ/ml)添加 Dulbecco mod
ified Eagle培地を用いて6穴プレートに5
X104 細胞/穴接種し、37℃、5% CO2存在
下培養した。3日後、本化合物の一定量を加えて培養し
、3日毎に同濃度の薬剤を含む培地と交換しつつ15日
間培養した。培養後培地の遠心上清をHBsをELIS
A で測定し、細胞はプロナーゼ処理、溶解し、フェノ
ールクロロホルム処理後、エタノール沈殿しDNAを回
収した。次にDNAをサザン法によってB型肝炎ウイル
スDNAをプローブとしてDNAを分析した。その結果
、ケルセチンは下表に示されるような抗ウイルス活性を
示した。
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明の有効成分である前記一般式(I
)で表される化合物は、B型肝炎疾患の治療に有効に使
用し得る。前記一般式(I)で表される化合物は極めて
容易に入手し得る物質である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 で表される化合物を有効成分とする抗HBV剤(式中、
    Xは、水素原子又はグルコース残基である。)。
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Cited By (8)

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