JPH0423399Y2 - - Google Patents

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JPH0423399Y2
JPH0423399Y2 JP15036387U JP15036387U JPH0423399Y2 JP H0423399 Y2 JPH0423399 Y2 JP H0423399Y2 JP 15036387 U JP15036387 U JP 15036387U JP 15036387 U JP15036387 U JP 15036387U JP H0423399 Y2 JPH0423399 Y2 JP H0423399Y2
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JP
Japan
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porous
holes
seedling
zone
seedlings
Prior art date
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JP15036387U
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JPS6456641U (ja
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、育苗箱の改良に関するものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
出願人らは実用新案登録第1429630号(実公昭
51−31282号)の育苗箱を長い間製造販売して来
たが、この育苗箱を使用して作る苗マツトは凹所
による水保有が良好な為発育良好であり、且つ孔
が凹所の底になく稜線交点の高い位置にある為根
がらみも良く秀れた苗マツトになるが、反面苗マ
ツト周辺ぎわの苗のみが背が伸びず、苗マツトの
周縁部のみ回りが低くなるという欠点のあること
を見い出した。
出願人らはこの原因を追求する研究を開始し、
色々な試作品をテストそ、この繰り返し改良によ
り秀れた本考案を完成させたのである。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
トレー状の育苗箱1の底板2に多数の凹所3を
縦横方向に並設し、これら凹所3の交点部6に孔
4を貫設してなる育苗箱1において、周壁ぎわの
一列四辺の孔4を閉塞して無孔周帯部5aを周壁
7内側に形成し、この無孔周帯部5aの内側に孔
4を適当等間隔を置いて閉塞して多孔帯部5bを
形成し、この多孔帯部5bの内側に多孔帯部5b
よりも孔4を疎に配した粗孔部5cを形成したこ
とを特徴とする育苗箱に係るものである。
〔作用〕
出願人らは、苗マツト周辺ぎわの苗のみが成長
不良であるのは、周壁ぎわの溜まり水が内側中央
部の凹所3の溜まり水より多く蒸発する為である
ことを突き止めた。
このことを確認する為、周壁ぎわに水を多く与
えたら、予想通り周壁ぎわの苗は良好に成長し、
苗マツトの苗は均一に成長した。
そこで何故、周壁ぎわの溜まり水が蒸発し易い
かを考察した結果、吸水性のない垂直壁(周壁
7)が存在すると、この垂直壁に沿つて水が蒸発
し易くなる為であるとの結論に達した。
このことから、周壁ぎわの一列4辺の孔4を閉
塞し、与えられた水が孔4を通つて直ちに育苗箱
1外へ排水されることを押さえることで、周壁ぎ
わに敷設されている土の含水量を常に多量に保
ち、周壁ぎわの苗を中央部の苗と同じ成長度にす
ることを可能にしたのである。
また孔4を閉塞することは苗の根がらみを弱め
ることになるが、反面、上述のように苗の成長度
を大きくするものであることを知得した出願人ら
は、苗マツトを造成するのに苗マツトの中央部は
周辺部に比して苗の根がらみの重要性は少ないこ
とから無孔周帯部5aの内側に多孔帯部5bを形
成し、必要十分な苗の根がらみを確保し、この多
孔帯部5bの内側に多孔帯部5bよりも孔4を疎
に配した粗孔部5cを形成することにより周壁7
の周辺寄りの含水量を中央部よりも多くして苗の
成長度を高め、全体を同じ成長度に調整した苗マ
ツトとなるのである。
〔実施例〕
図面は、トレー状の育苗箱1の底板2の表面に
多数の逆正四角錐形状の凹所3を隣接させて碁盤
目状に設け、隣接する逆正四角錐形状の凹所3,
3間の稜線8同志が交叉する交点部6に円座9を
設け、この円座9の中心に四角形状の孔4を穿設
した従来の育苗箱に対し、周壁ぎわの一列四辺の
孔4を閉塞して無孔周帯部5aを設ける。
この無孔周帯部5aの内側に多孔帯部5bを設
ける。
この多孔帯部5bは短辺周壁7′に直交する縦
方向の縦3列目の孔4を全て閉塞し、縦2列目と
横4列目との孔を適当間隔を置いて閉塞するが、
更に横1列置きに夫々の孔4を閉塞し、孔4の開
孔状態を長辺側を千鳥型に形成した場合を図示し
ている。
更に多孔帯部5bの内側に粗孔部5cを配す
る。
この粗孔部5cは、短辺周壁7′に直交する縦
方向の縦2列と縦4列に設けた多孔帯部5bから
縦2列を置いて且つ横1列置いて孔4を閉塞し、
即ち、短辺周壁7′に対する縦方向の縦7列目、
10列目、13列目、……により形成するが、更に横
1列おきに夫々の孔4を閉塞し、孔4の開孔状態
を長方形状に形成した場合を図示している。
このように無孔周帯部5a、多孔帯部5b、粗
孔部5cを形成すると育苗箱1に溜まる水の量
(土の含水量)が全体の苗を同成長させるのに最
適となり、苗マツトは周辺も中央と同じ高さに成
長する。
〔考案の効果〕
本考案は、周壁ぎわの一列四辺の孔を閉塞し、
無孔周帯部を周壁内側に形成したから、水の蒸発
が多過ぎて水が不足して発育が不良となり周壁ぎ
わの苗の丈が低くなつていた従来品と異なり、周
壁ぎわの苗も中央部の苗と同様に良好に成長し、
周壁ぎわの苗の丈だけが低いということのない、
均一な育苗マツトを作ることができる秀れた実用
上の効果を発揮する育苗箱となる。
また無孔周帯部の内側に多孔帯部を更にその内
側に開孔状態が疎である粗孔部を形成したから土
の含水量が凹所の交叉部に孔を穿設した従来品と
比べて増大し、苗の発育が極めて良好となり、且
つ、育苗マツトを作る場合中央部は周辺部に比べ
強固な苗の根がらみを必要としない部分であり、
周辺部においては多孔帯部により必要十分な根が
らみが確保さされるため、従来通りマツトくずれ
しない十分強固な育苗マツトを作ることができる
実用上極めて秀れた育苗箱となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本案品一部の平面図、第2図は孔の配置を示す
平面図、第3図は要部の断面図である。 1……育苗箱、2……底板、3……凹所、4…
…孔、5a……無孔周帯部、5b……多孔帯部、
5c……粗孔部、6……交点部、7……周壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トレー状の育苗箱1の底板2に多数の凹所3を
    縦横方向に並設し、これら凹所3の交点部6に孔
    4を貫設してなる育苗箱1において、周壁ぎわの
    一列四辺の孔4を閉塞して無孔周帯部5aを周壁
    7内側に形成し、この無孔周帯部5aの内側に孔
    4を適当等間隔を置いて閉塞して多孔帯部5bを
    形成し、この多孔帯部5bの内側に多孔帯部5b
    よりも孔4を疎に配した粗孔部5cを形成したこ
    とを特徴とする育苗箱。
JP15036387U 1987-09-30 1987-09-30 Expired JPH0423399Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15036387U JPH0423399Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15036387U JPH0423399Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6456641U JPS6456641U (ja) 1989-04-10
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JP15036387U Expired JPH0423399Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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KR100494271B1 (ko) * 2002-08-01 2005-06-13 임일용 육묘의 파종방법

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Publication number Publication date
JPS6456641U (ja) 1989-04-10

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