JP3627157B2 - 育苗箱 - Google Patents
育苗箱Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の苗を育てる際に使用する育苗箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の育苗箱は、一般に、合成樹脂等により箱形に形成され、比較的深さの浅い箱本体の底面に多数の孔を略均等に穿設して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような育苗箱に小さい苗を植えてその苗を育てる場合、先ず、育苗箱に用土を入れ、次に、その入れた用土に適当な間隔で穴を開け、その穴に苗を入れてそこに土を被せて穴を埋めるようにして植付けていた。
【0004】
しかし、用土に開けた穴に苗の根部を傷めないように慎重に入れ、その根部の殆ど覆うように用土を被せる作業は、煩雑であって、非常に手間がかかり、多くの人手と時間を必要とする問題があった。また、用土に開ける穴は、通常、人手により開けるため、穴の間隔が一定せずに広過ぎたり狭過ぎたりする問題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、多数の小さな苗を効率良く簡単に、また一定の間隔で植付けることができる育苗箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の育苗箱は、箱本体の底部に多数の孔又はスリットを穿設してなる育苗箱において、箱本体内に入れる苗を自立させておくための支持ピンが、箱本体の底部上に立設されていることを特徴とする。
【0007】
ここで、箱本体内には苗の植付け位置が一定間隔で多数設けられ、各々の植付け位置に複数本の支持ピンが植付け位置を囲うように立設することができる。
【0008】
【作用・効果】
このような構成の育苗箱では、先ず、苗を箱内の各植付け位置における支持ピンで囲む範囲内に、各苗を入れていく。この場合、苗の根部を支持ピンで囲む範囲内に挿入するようにして、苗を入れていくが、用土につくった穴に根部を入れる場合に比べ、根を自然な状態で傷付けず入れることができ、それらの苗は支持ピンによりその立った姿勢が良好に保持される。
【0009】
そして、全ての植付け位置に苗を置いた状態で、育苗箱内に用土が適当な深さになるように入れられ、植付けは完了する。用土を箱内に入れる際、各苗は支持ピンにより支持されるため、倒れることはなく、苗の根部を良好に用土内に埋めることができる。
【0010】
このように、植付ける苗は、育苗箱内の各植付け位置の支持ピンで囲む範囲内に置いていけばよいため、多数の苗を簡単に効率良く簡単に植付けることができる。また、苗は支持ピンにより決定された各植付け位置に配置されるため、多数の苗の間隔を一定にして植付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は育苗箱の平面図を示し、図2はその部分拡大斜視図を示している。この育苗箱の箱本体1は、硬質合成樹脂(例えばポリプロピレン)により比較的深さの浅い箱形に成形され、平面を長方形とする箱本体1の上面は完全に開口している。
【0013】
さらに、箱本体1の底部(底板)1bには、多数の孔2が所定の間隔で穿設される。多数の孔2の位置は千鳥状でも格子状でもよく、例えば孔2の径は約4mm、孔と孔の間隔は約5mmである。なお、孔2は角形でも、スリットのような孔でもよい。
【0014】
この箱本体1内には、苗の植付け位置3が一定の間隔で設定され、それらの植付け位置3には、3本の支持ピン4が植付ける苗の周囲を囲むように、つまり正三角形の頂点位置に立設される。支持ピン4の平均直径は約3mm、支持ピン4と支持ピン4の間隔は約7mmである。また、支持ピン4は円柱状でもよいが、元部を太くし上方を細くした略円錐状とすることにより、その強度を上げることができる。
【0015】
箱本体1の平面の大きさが、例えば30cm×60cmの場合、苗の植付け位置3は、例えば約6cm間隔で設定し、1列に5個の植付け位置3を10列形成すると、全体で50個の植付け位置3が形成できる。
【0016】
さらに、支持ピン4の高さは、箱本体1の側壁1aの高さより少し低い程度とすればよい。これにより、育苗箱に植える苗を良好に支持できると共に、育苗箱を重ねる際にも支持ピン4が邪魔になることがない。
【0017】
このように構成された育苗箱は、苗を育成する際、以下のように苗を植付けて使用される。
【0018】
先ず、苗を箱内の各植付け位置3における3本の支持ピン4で囲む範囲内に、各苗を入れていく(図3)。この場合、苗の根部を3本の支持ピン4で囲む範囲内に挿入するようにして、苗を入れていくが、用土につくった穴に根部を入れる場合に比べ、根を自然な状態で傷付けず入れることができ、それらの苗は3本の支持ピン4によりその立った姿勢が良好に保持される。
【0019】
そして、全ての植付け位置3に苗を置いた状態で、育苗箱内に用土が適当な深さになるように入れられ、植付けは完了する。用土を箱内に入れる際、各苗は支持ピン4により支持されるため、倒れることはなく、苗の根部を良好に用土内に埋めることができる。
【0020】
なお、育苗箱内に用土を少し入れ(例えば支持ピン4の高さの1/3程度の深さ)、その状態で各植付け位置3に苗を置き、最後に用土を所定の深さまで入れるようにしてもよい。
【0021】
このように、植付ける苗は、育苗箱内の各植付け位置3の支持ピン4で囲む範囲内に置いていけばよいため、多数の苗を簡単に効率良く、また苗の間隔を一定にして植付けることができる。また、各苗をピンで支持するだけであるため、成長した苗を取り出す際には簡単に苗を取り出すことができる。
【0022】
なお、上記実施例では、植付け位置3に3本の支持ピン4を立設したが、4本又は5本の支持ピンを、植付け位置を囲うように立設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す育苗箱の平面図である。
【図2】育苗箱に部分拡大斜視図である。
【図3】苗を箱内に配置した状態の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1−箱本体、
2−孔、
3−植付け位置、
4−支持ピン。
Claims (3)
- 箱本体の底部に多数の孔又はスリットを穿設してなる育苗箱において、該箱本体内に入れる苗を自立させておくための支持ピンが、該箱本体の底部上に立設されていることを特徴とする育苗箱。
- 前記箱本体内には苗の植付け位置が一定間隔で多数設けられ、各々の植付け位置に複数本の前記支持ピンが植付け位置を囲うように立設された請求項1記載の育苗箱。
- 前記支持ピンが箱本体の側壁部の高さより低く形成されている請求項1又は2記載の育苗箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26408295A JP3627157B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 育苗箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26408295A JP3627157B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 育苗箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09103199A JPH09103199A (ja) | 1997-04-22 |
JP3627157B2 true JP3627157B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=17398274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26408295A Expired - Fee Related JP3627157B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 育苗箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3627157B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007167044A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Meiwa Kk | 鉢用トレー |
CN114600668B (zh) * | 2022-03-25 | 2023-03-31 | 台州市盛尔达塑业有限公司 | 一种高强度分体式花盆 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26408295A patent/JP3627157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09103199A (ja) | 1997-04-22 |
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