JPH04233964A - 高靱性の熱可塑性ポリオキシメチレン成形組成物及びその用途 - Google Patents

高靱性の熱可塑性ポリオキシメチレン成形組成物及びその用途

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JPH04233964A
JPH04233964A JP3200814A JP20081491A JPH04233964A JP H04233964 A JPH04233964 A JP H04233964A JP 3200814 A JP3200814 A JP 3200814A JP 20081491 A JP20081491 A JP 20081491A JP H04233964 A JPH04233964 A JP H04233964A
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Dietrich Fleischer
ディートリッヒ・フライシャー
Helmut Schlaf
ヘルムート・シュラーフ
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Hoechst AG
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L55/00Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高靱性の熱可塑性ポリ
オキシメチレン成形組成物及びその成形物を製造するた
めのそれらの用途に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアセタール類は、特に工業分野にお
いて、多目的に使用できる材料として長く用いられてき
た。高剛性、高硬度および高強度のような優れた機械的
特性の故に、また、狭い許容限度内でプレフォーム類お
よび成形物類を製造する可能性および多くの化学試薬に
対する良好な耐性の故に、それらは、しばしば金属の代
替品として適切なものである。しかし、その比較的高い
ガラス遷移温度の故に、ポリアセタール類は、いくつか
の適用において非常に低い衝撃強度、及び特に非常に低
い多軸衝撃強度を有している。この種の分野に適用する
ために、製品がそれらの良好な衝撃強度を低周囲温度に
おいてさえも有していることがさらに望ましい。
【0003】一部がまたグラフトエラストマーでもある
架橋または非架橋エラストマーとともに用いることによ
って部分結晶熱可塑性成形可能ポリマー類の靱性を向上
させるためのいくつかの方法が公知である。ポリオキシ
メチレンを用いた下記の改質物が記載されている;ポリ
ウレタン改質ポリオキシメチレン(DE−B  1  
193  240);ポリブタジエンおよびスチレン/
アクリロニトリル(ABS)の二相混合物で改質したポ
リオキシメチレン(DE−B  1  931392)
;アクリレート/ブタジエンを基剤として調製したグラ
フトコポリマーで改質したポリオキシメチレン(DE−
C  1  964  156);ポリジエン/ポリア
ルキレン酸化物ブロックポリマーで改質したポリオキシ
メチレン(DE−A  2408  487);および
更に、改質ポリシロキサンまたはシリコンゴムで最終仕
上げをしたポリオキシメチレン(DE−A  2  6
59  357)。さらに、特定のグラフト構造を有す
るグラフトジエンゴム類が、ポリオキシメチレンのため
に提案されている(EP−A  0  156  28
5)。前記混合物類は、一般に、室温において改良され
た靱性パラメータを有している。特に、冷温ノッチ付け
衝撃強さは、DE−A  2  659  357およ
びEP−A  0  156285の混合物の場合にお
いて、実質的に増大している。
【0004】しかし、この種の成形組成物が、高い変形
力を吸収しなければならないような重要な用途には、特
にもし−30℃またはさらに−40℃にまで低下した低
温下で用いるときには、必ずしも完全に満足のいく性能
を有しているわけではないことが見い出された。
【0005】EP−A  0  037  686は、
硬質熱可塑性物質、ゴム─弾性エラストマーおよびプラ
スティックマトリックス中においてエラストマーの分散
を促進する成分の耐衝撃性混合物を開示している。エラ
ストマー成分類は、コアーシエル構造を有するグラフト
共重合体であり、例えば、スチレンおよびメタクリル酸
メチル(MBS)またはスチレン/アクリロニトリル(
ABS)をグラフトしたポリブタジエンである。この参
考文献では、ポリオキシメチレンは、ポリマーマトリッ
クスとして言及されていない。同一のことが、EP−A
  0  079  477においても当てはまり、こ
れは、改良された低温衝撃強度を有しかつポリエステル
類および特にコアおよびシェル構造を有する耐衝撃性成
分類から得られた成形組成物に関する。耐衝撃性成分の
粒子類のシェルは、異なる材料組成の数層から作製する
ことができる。耐衝撃性成分は、特に必須成分としてポ
リカーボネートを含んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み、本
発明の目的は、約−40℃まで低下した温度において、
多軸衝撃針入度試験で公知の系に比べて実質的に改良さ
れた靱性パラメータを有する耐衝撃性改質ポリオキシメ
チレンを提供することにある。そして、耐候および老化
に対する良好な耐性、良好な表面性質、および有利な熱
可塑加工性のようなポリオキシメチレンが本来もつ有利
な性質が結果として実質的に損なわれていない。高価で
なくハロゲンを含まない耐衝撃性成分を使用することが
、また、所望されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、耐衝撃性成
分として、2モードの粒子径分布および硬質グラフトシ
ェル(コア−シェル構造)を有する、ポリジエンを基剤
としたゴム弾性単一相コアからなるグラフト共重合体を
用いることによって、達成できることが見い出された。
【0008】即ち本発明は、熱可塑性成形組成物であっ
て、(A)50〜95重量%のポリオキシメチレン、及
び(B)5〜50重量%のゴム弾性グラフト共重合体か
ら成り(それぞれ(A)及び(B)の総量を基準とする
)、更に適宜通常の添加物から成り、成分(B)が、0
.05〜1μmの粒子径を有する少なくとも一種類のポ
リジエンを基剤とする少なくとも部分的に架橋されたゴ
ム弾性コア、及びスチレン、(メタ)アクリロニトリル
及びメタクリル酸メチルから成る群から選択される少な
くとも一種類のビニルモノマーから成る、少なくとも一
種類の硬質グラフトシェル、から成り、そして、グラフ
ト生成物(B)が2モード粒子径分布を有することを特
徴とする。
【0009】先にも述べたように、グラフト共重合体(
B)の粒子は、ポリオキシメチレンマトリックス中にお
いて2モード分布している。
【0010】スチレン/アクリロニトリルまたはスチレ
ンおよびメタクリル酸メチルの組み合わせが、グラフト
シェルのために好適である。ポリジエンコアの粒子径範
囲は、一般に、0.05〜1μmであり、好ましくは0
.06〜0.8μmである。成分(B)は、以下のゴム
; (a)((a)と(b)との総量を基準として)平均粒
子径d50が0.05〜0.2μm、好ましくは0.0
8〜0.15μmである、15〜85重量%、好ましく
は30〜70重量%、特に好ましくは35〜60重量%
のゴムラテックス、及び (b)((a)と(b)との総量を基準として)平均粒
子径d50が0.2〜1μm、好ましくは0.25〜0
.8μm、特に好ましくは0.3〜0.6μmである、
85〜15重量%、好ましくは70〜30重量%、特に
好ましくは65〜35重量%のゴムラテックスであって
、(1)(ゴム(b)の)粒子径d50が(ゴム(a)
の)粒子径d50よりも1.5〜8倍、好ましくは2.
7〜5倍、特に好ましくは3〜4.5倍大きく、(2)
それぞれのゴムの係数Q=(d90−d10)/d50
が高々2、好ましくは高々1.8、特に好ましくは高々
0.8であり、そして(3)d10(b)−d90(a
)が0.01〜−0.10、好ましくは0〜−0.08
、特に好ましくは0〜−0.05であるものから成る。
【0011】ゴムラテックス(a)および(b)の重量
データは、それぞれの場合において固体に基づいている
【0012】グラフト生成物(B)を調製するためには
、(a)に対応するゴムラテックスと(b)に対応する
ゴムラテックスとを示された割合で混合し、この混合物
上にビニルモノマーをグラフト重合させること、または
、(a)に対応するゴムラテックスと(b)に対応する
ゴムラテックス上にそれぞれ別々に前記ビニルモノマー
をグラフト重合させ、(ラテックスの形態でその後通常
の沈澱を行うこと、または既に存在する固体の形態のい
づれかで)この2つのグラフト生成物類を混合すること
のいずれかが可能である。
【0013】本発明による成形組成物は、上述の適用に
おいて、公知の成形組成物よりもさらに適している。さ
らに、それらは、重大な欠点を全く有していない。
【0014】0.05〜1μmのゴム粒子径d50を有
しかつ“2モード”粒子径分布を有する少なくとも部分
的に架橋されたジエンゴムを使用することが、必須であ
る。このことは、実質的に改良された特性を有する成形
組成物が、特定の粗粒子ゴムとグラフトポリマー(B)
の形態の特定の微粒子ゴムとを混合することによって得
られることを意味している。この目的のために、成分(
B)の調製のために使用されるゴム粒子径分布は2モー
ドでなければならず、かつ2つの明確に異なる最大値を
有するべきである。しかし、これらの特定粒子径分布に
関する効果を得るために、特定パラメータに従う粒子径
分布を有するゴムを出発物質として使用することが必要
である。
【0015】該特定パラメータとしては、分布曲線の臨
界幅(係数Qとして表される)および分布曲線最大値間
の臨界間隔(差d10(b)−d90(a)として表さ
れる)が挙げられる。
【0016】本発明による成形組成物は、それらが改質
剤含量に応じて−20℃、ある場合には−30℃に至る
までも靱性破壊特性を保持していること、および靱性特
性の低下がこの温度以下でのみ起こるという事実によっ
て、特徴づけられる。
【0017】一般に微細粒子グラフトゴムが多軸応力下
においてポリオキシメチレンの衝撃靱性パラメータを中
程度にまでしか向上させず、かつ、粗粒子グラフトゴム
が温度低下とともに靱性パラメータの連続的損傷を起こ
すので、異なるポリジエンを混合する効果は、驚くべき
ものである。
【0018】粗粒子および微細粒子グラフトゴムをとも
に含有する公知のABSプラスチック(例えば、DE−
B  2  420  358)が温度低下とともに連
続的に靱性を低下させ、かつ、このことはポリオキシメ
チレンについて実際に予測できることであったので、出
現する相乗効果は予測可能ではなかった。
【0019】本発明による混合物に必須の特性は、成分
(B)すなわちゴム弾性グラフト共重合体の含量であり
、その使用量については既に記載されている。
【0020】本発明によれば、成分(B)は、また、好
適には70%を越える程度に、コア─シェル構造を有す
る粒子からなる。このコアは、ゴム弾性ポリマー相によ
って形成され、この上に数シェルから成ることが可能な
硬質シェルがグラフトされる。さらに本発明の特徴によ
れば、このコアは、好適には単一相であるべきであり、
このことは、それが、主にかつ好ましくは完全に、ゴム
弾性軟相から構成されており、シェルからの硬ポリマー
成分の混在物を低度までしか、かつ好ましくは全く含有
していないことを意味している。一般に、このコアは、
40〜95重量%、好ましくは60〜90重量%および
特に70〜80重量%の成分(B)の粒子から成る。し
たがって、シェルの割合は、5〜60重量%、好ましく
は10〜40重量%、および特に20〜30重量%であ
る。
【0021】成分(B)の場合においては、このコアは
、ポリブタジエンまたはポリイソプレンのようなポリジ
エンを基剤としたポリマーからなる。このコアポリマー
は、適宜30重量%、好ましくは15重量%までおよび
特に5重量%までのコモノマー単位を含有している。 このコモノマーは、例えば、スチレン、アクリロニトリ
ルまたはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル著しくは対応するメタクリレート類のような
1価C1〜C4アルコールとアクリル酸著しくはメタク
リル酸とのエステルのような他のエチレン的に不飽和の
モノマーである。このコアポリマーは少なくとも部分的
には架橋されており、ゲルの割合(トルエン中)は、一
般に>=70%および好ましくは>=80%、特に>=
90%である。ジエンゴム類のゲル含量は、トルエン中
において25℃で(M.Hoffman,H.Krom
erおよびR.Kuhn,ポリマーアナリティークIお
よびII(Polymer  Analysis  I
およびII),Georg  Thieme  Ver
lag、シユツットガルト1977)測定される。適切
な架橋剤は、例えば、ジビニルベンゼンである。
【0022】成分(B)の粒子のシェルは、コア、すな
わち、グラフト基質上にグラフトされたいわゆる硬ポリ
マーからなる。このシェルは、単一または複数シェルで
あり、複数シェルの場合における種々のシェルは、一般
に、異なるポリマーまたは共重合体からなる。
【0023】粒子シェルに適したポリマーを生成するモ
ノマーとして、メタクリロニトリル、アクリロニトリル
、メチルメタクリレートのようなアルコール成分が1個
乃至4個の炭素原子を有するメタクリレート、およびア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピルまたはアクリル酸
n−ブチルのような1個乃至6個の炭素原子を有するア
ルコールから由来するアクリレートがある。これらのモ
ノマーまたは1種以上のこれらのモノマーとスチレン、
α−メチルスチレンまたはビニルトルエンとの共重合体
は、シェルの構成に適切である。アクリロニトリルまた
はメタクリロニトリル20〜80重量%と前記アクリレ
ート、メタクリレート、またはビニル化合物との80〜
20重量%との混合物は、特に適切であることがわかっ
た。さらに、成分(B)として好ましいグラフトポリマ
ーはシェルが2つのシェルからできており、第1のシェ
ルがポリスチレンから構成されており、かつ第2のシェ
ル(外側シェル)がポリメタクリレートから構成されて
おり、これらが非架橋または好ましくは部分的に架橋さ
れることが可能である。使用可能な架橋モノマーとして
、例えば、エチレングリコールジメタクリレートまたは
ブチレングリコールジメタクリレートまたはトリアリル
シアヌレートのような多官能性モノマーがある。
【0024】本発明による成分(B)の上述のポリジエ
ンのガラス転移温度は、適宜−40℃〜−120℃の範
囲、好ましくは−60℃以下であり、および特に−80
℃〜−120℃との間の範囲にあるべきである。
【0025】本発明に従って成分(B)として使用され
るコアおよびシェル構造を有するグラフト共重合体の調
製方法は公知であり、単一相シェルの場合には1段階重
合または複数シェルの場合には多段階重合のいずれかで
行われる。後者の操作は、例えば、US−A  3  
985  704に記載されている。両方の場合におい
て、グラフト重合は、水溶性開始剤という手段、または
活性化開始剤という手段、または、その一成分が少なく
とも水溶性である活性化開始剤系という手段(この内容
について、C.B.Buchnall、“Toughe
ned  Plastics”、98頁、Applie
d  Science  Publishers社、1
977.ロンドンを参照)によって、実施される。
【0026】単一段階グラフト重合の場合及び多段階グ
ラフト重合の場合の双方において、出発物質は、0.0
5から1μmの範囲にある平均粒子径d50を有する水
性ラテックスの形態にあり、かつ少なくとも部分的に架
橋されているポリジエン類である。
【0027】示された平均粒子径は、W.Scholt
anおよびH.Lange、Kolloid  Z.u
nd  Z.Polymere250(1972)78
2から796頁の方法に従って分析用遠心分離機を用い
て決定された粒子径の重量平均である。遠心分離測定で
は、試料の粒子径の総体的分布を示す。ある大きさに等
しいか、またはそれよりも小さい直径を有する粒子の重
量百分率が、これから求められる。総体的分布のd50
値としても指定される平均粒子直径は、粒子の50重量
%がd50値に対応する直径に等しいか、またはそれよ
り小さい直径を有する粒子直径として定義される。d5
0値(平均粒子直径)に加えて、総体的分布から得られ
たd10およびd90値を用いて、ゴム粒子類の粒子分
布の幅を解析する。総体的分布のd10およびd90値
はd50値と同様に定義されるが、但し、それらがこの
粒子のそれぞれ10および90重量%に関連しているこ
とを除く。
【0028】係数Q=(d90−d10)/d50は、
粒子系の分布範囲の判定基準である。
【0029】差d10(b)−d90(a)は、曲線の
重なり部の判定基準である。もしこの差が正であるなら
ば、曲線の重なり部はまったくないか、または僅かであ
る。 もしこの差が負であるならば曲線重なり部が存在し、そ
の程度は、負の値の大きさによって表される。
【0030】成形組成物中のゴム粒子は、ゴムラテック
スの中に存在するゴム粒子(Bの調製のため)に比べて
、ゴム粒子径がグラフト化の結果として変化しグラフト
化された状態にある。しかし、本文に記載の特徴に従っ
たグラフト化およびグラフトシェル量は実質的にゴム粒
子径に全く影響を有さず、その結果、成形組成物につい
て求めた分布曲線は、ラテックスについて求めた分布曲
線に匹敵しかつ相当する。
【0031】示された粒子径を有するゴムは、適切なモ
ノマーの乳化重合によって得ることができる。この目的
のために公知である乳化重合工程において、このラテッ
クス粒子径は、例えば、乳化剤の性質および濃度、粒子
凝集、電解質、温度およびモノマー/ポリマー濃度とい
う手段によって、工程条件を選択することによって調節
できる。
【0032】成分(B)の調製のため、モノマーまたは
モノマー混合物を、ポリジエンラテックスの存在下に重
合し、このモノマーの主な部分は、ポリジエン粒子上に
グラフト化される。ポリジエンの量は、各場合において
総量に基づき、一般に40〜95重量%であり、そして
モノマー(混合物)の量は、5〜60重量%である。達
成されたグラフト化の程度は、60〜95%の間、好ま
しくは80〜90%の間で変化する。グラフト重合は溶
液またはエマルジョンで行われ、好ましくは、分散水溶
液中で行われる。この目的のため、微細に分割されたポ
リジエンラテックスは、最初に、乳化または懸濁補助手
段、フリーラジカル開始剤、制御因子などのような通常
の重合補助手段を添加することによって導入され、モノ
マーまたはモノマー混合物が添加され、結果として生成
した混合物は、30〜95℃の間の温度で、好ましくは
、50〜80℃までの温度で重合される。単一段階反応
の場合においては、例えば、水溶性過酸化物、パーカー
ボネート(percarbonate)パーボレート(
perborate)のような水溶性開始剤を使用する
ことが好都合である。多成分開始系(酸化還元系)の場
合においては、少なくとも1成分は水溶性でなければな
らない。乳化剤(分散剤)の例として、脂肪族および芳
香族硫酸塩およびスルホン酸塩、また、芳香族または芳
香族水素カルボン酸が挙げられる。
【0033】本発明に好適な多段階反応の場合において
、グラフト重合およびその加工(working  u
p)は、US−A  3  985  704に記載の
ように実施される。この操作によって複数シェルを形成
するため、例えばスチレンのような一種のモノマーが、
最初に、例えばブタジエン/スチレン共重合体のような
コアポリマー上にグラフト化され、そして、もうひとつ
のモノマーまたはモノマー混合物が次にグラフト化され
、グラフト化は、もし適当であれば架橋剤の存在下にお
いて行われる。
【0034】“2モード”グラフト生成物(B)は、種
々の工程によって調製できる。したがって、微細に分割
されたゴム粒子(aに対応)の分散液上にモノマーをグ
ラフトし、次にこのグラフトポリマー乳化液を別に調製
した粗粒子ゴム粒子のグラフトポリマー分散液(bに対
応)と混合すること、および次にこの混合物を加工する
ことが可能である。
【0035】ゴム粒子(ラテックス)の分散液を混合す
ること、およびこの混合物上にグラフトモノマーを特に
フリーラジカル形成剤を用いて水性乳化液中でグラフト
重合すること、そして公知の方法でこの生成物を加工す
ることが同様に可能である。グラフト生成物の別々のグ
ラフト化および通常の加工に関連した工程の場合並びに
微細粒子および粗粒子グラフト生成物の別々の調製の場
合の双方において、微細粒子および粗粒子成分の異なる
構造を有するグラフト生成物を得ることが可能である。
【0036】好ましい工程によれば、本発明の2モード
粒子分布を有するゴム分散液の混合物は、フリーラジカ
ル類形成系という手段によって、特に水性エルマジョン
中でグラフトモノマーによってグラフト化され、そして
、次に例えば乾燥噴霧によって公知の様式で加工される
【0037】しかし、微細粒子グラフトゴムおよび粗粒
子グラフトゴムを別々に調製すること、並びに、本発明
による成形組成物を製造するために本発明による組成物
a/bに対応する量でこれらを熱可塑性ポリオキシメチ
レンと混合することが可能である。
【0038】本発明によれば、使用した基剤ポリマー類
(成分A)は、例えばDE−A  2947  490
に記載のような公知のポリオキシメチレンである。これ
らは、原則として少なくとも80%および好ましくは9
0%のオキシメチレン単位(−CH2 O−)を含有す
る本質的に非分枝直鎖ポリマーである。用語ポリオキシ
メチレンは、ホルムアルデヒドのホモポリマーまたはト
リオキサン若しくはテトラオキサンのようなその環状オ
リゴマーおよび対応する共重合体からなる。
【0039】ホルムアルデヒドのホモポリマーまたはト
リオキサンは、末端水酸基が例えばエステル化またはエ
ーテル化のような公知の方法によって分解に対して化学
的に安定化されているポリマーである。
【0040】共重合体は、ホルムアルデヒドのポリマー
またはその環状オリゴマーであり、特に,トリオキサン
、および環状エーテル、環状アセタールおよび/または
直鎖ポリアセタールである。
【0041】適切なコモノマーは、(α)3、4、また
は5、好ましくは3員環を有する環状エーテル類、(β
)5〜11、好ましくは5、6、7または8員環を有す
るトリオキサン以外の環状アセタール、および(γ)直
鎖ポリアセタールであり、それぞれの場合において0.
1〜20および好ましくは0.5〜10重量%の量であ
る。トリオキサン95〜99.5重量%および上記共存
成分類の1種の0.5〜5重量%からなる共重合体が、
非常に適切である。
【0042】このポリオキシメチレンの低下した比粘度
(RSV値)の値は、一般に、0.3〜2.0dl・g
−1であり、好ましくは0.5〜1.5dl・g−1で
ある(ジフエニルアミン2重量%で安定化したブチロラ
クトン中で140℃で0.5g/100ml濃度で測定
した)。このメルトフローインデックスMFI  19
0/2.16は、通常0.02〜50g・min(DI
N53  735)の間にある。ポリオキシメチレンの
結晶溶融点は、140℃〜180℃の範囲にあり、好ま
しくは150℃〜170℃の間にある。その密度は、1
.38〜1.45g/mlの間にあり、および好ましく
は1.40〜1.43g/ml(DIN  53479
)の間にある。
【0043】本発明による混合物は、安定剤、核剤、帯
電防止剤、光線安定剤および耐防炎加工剤、スリップ剤
および潤滑剤、可塑剤、染料、色素類、蛍光増白剤、加
工助剤などのような添加剤を任意に含有することができ
、その量は、混合物総量を基準として50重量%までと
することができる。
【0044】熱の影響に対してポリアセタール相を安定
化するために適切な化合物は、特に、ポリアミド、ポリ
塩基カルボン酸のアミド、例えばジシアンアミドのよう
なアミジン、ヒドラジン、尿素、ポリ(N−ビニルラク
タム)および例えばステアリン酸カルシウム、リシノー
ル酸カルシウム、乳酸カルシウム、およびクエン酸カル
シウムのような炭素原子2〜20個を有しかつ好ましく
は水酸基を含有する脂肪族−塩基性から三塩基性までの
カルボン酸のアルカリ土類金属塩である。使用した酸化
安定剤は、特に、ビフェノール化合物、7〜13個、好
ましく7、8または9個の炭素原子を含有する一塩基4
−ヒドロキシフェニルアルカノール酸のジエステル類が
好適である。それぞれの場合において、通常のジフェノ
ール化合物に加えてβ、β′−チオジ(プロピオン酸ラ
ウリルエステル)のようなイオウ含有補助安定剤を添加
し、グラフトコポリマー(成分B)への酸化的攻撃に対
する増強された保護を提供する。ジフエニルアミン基剤
またはナフチルアミン基剤系が、また、卓越した酸化安
定剤類を提供することが分かった。フェノール性抗酸化
剤は、また、成分(B)の安定化のために適切である(
BE−A853844またはEP−A  0  044
  159)。
【0045】適切な光線安定剤は、例えば、α−ヒドロ
キシベンゾフェノン誘導体およびベンゾトリアゾール誘
導体である。
【0046】安定剤は、一般に、通常、総量で0.1〜
5重量%まで、および好ましくは0.5〜3重量%まで
の量で使用される(成形組成物総量を基準として)。
【0047】さらに、本発明による混合物は、また、例
えば、ガラス繊維または炭素繊維のような繊維補強剤、
ガラス粉末、グラファイト、カーボンブラック、金属粉
末、金属酸化物、けい酸塩、炭酸塩および硫化モリブデ
ン(IV)のような非繊維性充填剤のような通常の充填
剤を含有している。これらの充填剤は、接着促進剤また
は接着促進系を付与されることができる。充填剤の量は
、混合物総量に対して50重量%までであり、好ましく
は、5乃至40重量%である。しかし、本発明による混
合物は、好ましくはいかなる充填剤も含有していない。
【0048】本発明による混合物は、高温において、す
なわち、一般に成分Aの融点を越える温度において、す
なわち、約160℃〜250℃までおよび好ましくは1
80〜220℃までの範囲の温度で、混練機または押出
機、好ましくは二軸押出機のような十分に混合する装置
内においてまたはロールミル機によって成分を十分に混
合することによって調製される。通常、粉末成分は、最
初に室温で機械的に混合し、そして完全な均質化の為に
溶融する。本発明による成形組成物は、卓越した靱性を
特徴とする。すぐれた特徴のひとつは、低温においてさ
えも高い多軸変形力を吸収する能力である。
【0049】本発明による混合物は、例えば、細断また
は粉砕によって機械的に微細化し粒子、チップ、フレー
ク、または粉末を形成することができる。それらは熱可
塑性であり、したがって、熱可塑性組成物に典型的な全
ての加工方法に適している。したがって、それらは、射
出成形、押し出し、溶融紡糸または深絞り成形によって
加工でき、いかなる所望の成形物も提供し、かつ、例え
ば、ストリップ類、ロッド類、プレート類、フィルム類
、チューブ類およびホース類のような半完成製品および
完成部品、および、また、例えば、ケーシング、ギアホ
ィール、ベアリングおよび制御要素のような機械部品、
およびスポイラーなどのようなカーアクセサリーの製造
のための工業用材料として適切である。
【0050】
【実施例】本実施例で使用したグラフト共重合体類(成
分B)は、分散ポリブタジエンの存在下において表1に
名称を示した単量体または単量体混合物の水性エマルジ
ョン重合によって得られた。このようにして調製したグ
ラフト共重合体は、本発明によれば(実施例1から12
)コアおよびシェル構造を有しており、噴霧乾燥されか
つ種々の溶融粘度のポリオキシメチレンと種々の割合で
二軸押出機中で混合された。混合材料の全体における温
度は、約210〜230℃(ケーシング温度は、約19
0℃)であった。この乾燥された粒子を、通常の手段で
射出成形し、試験片を作製し、その値を測定し、下記の
表2(実施例13から25まで)および比較例1から3
までに示した。
【0051】使用した材料は、成分A I:トリオキサンと約2重量%のエチレンオキシドの共
重合体で、DIN53735によればMFI  190
/2.16における溶融粘度約9.0g/10分を有す
る。
【0052】II:MFI  190/2.16におけ
る溶融粘度約10.0g/10分を有するホルムアルデ
ヒドのホモポリマー。
【0053】成分B III:グラフトゴム III.1  スチレン/アクリロニトリル−グラフト
ポリブタジエン(ABS)の調製 平均粒子径d50=0.12(a)およびd50=0.
45(b)および表1に示した比率を有するポリブタジ
エンラテックス(ゲル含量約85%)の混合物1000
重量部を、不活性気体下にガラス反応炉に導入した。固
体含量は30重量%であり、かつ、pHは10.0であ
った。本混合物を70℃まで加熱した後、過硫酸カリウ
ム0.6重量部を水20重量部に溶解し、添加した。モ
ノマースチレン90gおよびアクリロニトリル38.5
gの混合物並びに乳化剤(ドレシネードTM(TMDr
esinate)731,製造業者;Hercule社
、Wilmington  DE,USA)5重量部と
水80重量部との溶液を均一速度でかつ3時間の期間内
に滴下した。このpHをモニターし、IN  NaOH
を用いて10.0に維持した。全てのグラフトモノマー
を滴下した後、温度を80℃まで上昇させ、そして、本
混合物の重合を3時間の期間内に完了した。結果として
生成したグラフト共重合体は、噴霧乾燥によって微細に
分割された粉末の形態で得られた。
【0054】III.2  スチレンおよびメチルメタ
クリレートグラフトポリブタジエン(MBS)の調製I
II.1に示した方法に従って、微細に分散させたポリ
ブタジエンラテックス(a)および(b)の1000重
量部を、不活性条件下の反応炉に導入した。希酢酸を用
いて、このpHを9.0に調節した。そして、必要量の
スチレンの10重量%を添加した。この混合物を70℃
まで加熱し、0.6重量部の過硫酸カリウムを添加後、
70℃に15分間維持した。重合開始後、残りのスチレ
ンを90分かけて滴下し、約1時間後、本混合物を80
℃とした。1重量%のエチレングリコールジメタクリレ
ートを添加したメタクリル酸メチルを、60分かけて測
定して入れ(metered  in)、そしてこの混
合物を次に約90分間80℃に維持した。このグラフト
共重合体は、実施例III.1のように噴霧乾燥によっ
て微細に分割された粉末の形態で得られた。
【0055】IV.成形組成物の製造および試験表2に
よる成分を溶融し、均一化しかつ連続稼働の2シャフト
押出機中で安定化した。シリンダー温度は、マス内部の
温度がおよそ210〜230℃の間にあるように設定し
た。押出機から出された溶融押出物を冷却、粒子化しか
つ不活性気体下で約100〜110℃で乾燥した。
【0056】粒子を射出成形機によって射出成形し試験
片を得、表2に示した温度において、DIN  53 
 453に従って測定値の電気的検出による針入度試験
で試験した。
【0057】これまで公知の系と比較して、本発明によ
る成形組成物による試験片は、マイナス40℃まで低下
した試験温度においても、実質的に改良された靱性パラ
メータを示し、例えば、耐候および老化に対する良好な
耐性、高い表面品質、優れたスリップおよび装着特性ま
たは好適な熱可塑性加工性などの本来ポリオキシメチレ
ンが有する有利な特性は、結果として実質的に減縮され
ていなかった。
【0058】
【0059】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱可塑性成形組成物であって、(A)
    50〜95重量%のポリオキシメチレン、及び(B)5
    〜50重量%のゴム弾性グラフト共重合体から成り(そ
    れぞれ(A)及び(B)の総量を基準とする)、更に適
    宜通常の添加物から成り、成分(B)が、0.05〜1
    μmの粒子径を有する少なくとも一種類のポリジエンを
    基剤とする少なくとも部分的に架橋されたゴム弾性コア
    、及びスチレン、(メタ)アクリロニトリル及びメタク
    リル酸メチルから成る群から選択される少なくとも一種
    類のビニルモノマーから成る、少なくとも一種類の硬質
    グラフトシェル、から成り、そして、グラフト生成物(
    B)が2モード粒子径分布を有する、前記組成物。
  2. 【請求項2】  成分(B)が、以下のゴム;(a)(
    (a)と(b)との総量を基準として)粒子径d50が
    0.05〜0.2μmである、15〜85重量%のゴム
    ラテックス、及び (b)((a)と(b)との総量を基準として)粒子径
    d50が0.2〜1μmである、85〜15重量%のゴ
    ムラテックスであって、(1)(ゴム(b)の)粒子径
    d50が(ゴム(a))の粒子径d50よりも1.5〜
    8倍大きく、(2)それぞれのゴムの係数Q=(d90
    −d10)/d50が高々2であり、そして(3)d1
    0(b)−d90(a)が0.01〜−0.10である
    ものを、基剤とする、請求項1に記載の成形組成物。
  3. 【請求項3】  成分(B)が、主に、好ましくは70
    %を超える程度に、コアーシェル構造を有する、請求項
    1又は2に記載の成形組成物。
  4. 【請求項4】  コアが、単一相である、請求項1〜3
    の一又はそれ以上の項に記載の成形組成物。
  5. 【請求項5】  コアが、成分(B)の粒子の40〜9
    5重量%を構成し、かつシェルの割合が5〜60重量%
    である、請求項1〜4の一又はそれ以上の項に記載の成
    形組成物。
  6. 【請求項6】  グラフト共重合体のゲル含量が70%
    又はそれ以上である、請求項1〜5の一又はそれ以上の
    項に記載の成形組成物。
  7. 【請求項7】  使用するポリジエンが、ポリブタジエ
    ン又はポリイソプレンであり、他のコモノマー単位を任
    意に30重量%まで含有する、請求項1〜6の一又はそ
    れ以上の項に記載の成形組成物。
  8. 【請求項8】  ポリジエンゴムのガラス転移温度が−
    40℃〜−120℃の範囲である、請求項1〜7の一又
    はそれ以上の項に記載の成形組成物。
  9. 【請求項9】  グラフト生成物のゴム含量が、50〜
    85重量%である、請求項1〜8の一又はそれ以上の項
    に記載の成形組成物。
  10. 【請求項10】  グラフトシェルが、ポリメチルメタ
    クリレートから成り、並びに/又は、20〜80重量%
    のアクリロニトリル若しくはメタクリロニトリル、及び
    、80〜20重量%のアクリレート類、メタクリレート
    類若しくはビニルモノマー類の混合物ポリマーから成る
    、請求項1〜9の一又はそれ以上の項に記載の成形組成
    物。
  11. 【請求項11】  成分(B)のグラフトシェルが、単
    一シェルとして形成され、且つスチレン/アクリロニト
    リル又はメタクリル酸メチルのポリマーから成る、請求
    項1〜10の一又はそれ以上の項に記載の成形組成物。
  12. 【請求項12】  グラフトシェルが、二以上のシェル
    として形成され、内側シェルが(架橋された)ポリスチ
    レンから成り、外側シェルがスチレン/メタクリル酸メ
    チル又はメタクリル酸メチルの(架橋された)ポリマー
    から成る、請求項1〜10の一又はそれ以上の項に記載
    の成形組成物。
  13. 【請求項13】  グラフト生成物(B)が、ゴムラテ
    ックスa及びゴムラテックスbを混合し、次いでビニル
    モノマー類とグラフト重合せしめて調整される、請求項
    1〜12の一又はそれ以上の項に記載の成形組成物。
  14. 【請求項14】  通常の添加物として酸化安定材を含
    有する、請求項1〜12の一又はそれ以上の項に記載の
    成形組成物。
  15. 【請求項15】  成形物製造のための請求項1に記載
    の成形組成物の用途。
  16. 【請求項16】  ロッド類、プレート類、フィルム類
    、チューブ類、機械部品及びカーアクセサリー類が製造
    される請求項15に記載の用途。
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