JPH0423365Y2 - - Google Patents

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JPH0423365Y2
JPH0423365Y2 JP1986179433U JP17943386U JPH0423365Y2 JP H0423365 Y2 JPH0423365 Y2 JP H0423365Y2 JP 1986179433 U JP1986179433 U JP 1986179433U JP 17943386 U JP17943386 U JP 17943386U JP H0423365 Y2 JPH0423365 Y2 JP H0423365Y2
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tape
seed
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seeds
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、種紐の製造に使用される種紐用テー
プの改良に関する。
(従来の技術) 従来、農作物の種子を水溶性PVAテープ、紙
テープ、不織布テープ等に一定間隔で、一定数ず
つ包み、2本の糸で絡めた種紐が広く用いられて
いた。
このような種紐では、播種後、テープや糸は圃
場の土中水分によつて、数日で分解される。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、水溶性樹脂テープを用いて製造された
種紐では、乾燥状態が続いて、圃場の土中水分が
不足したような場合に、前記テープが半溶解、不
溶解の状態になり、種子の発芽、生育が阻害され
るおそれがあつた。
例えば、テープにより種子が密閉状態になり、
水分や酸素の不足をきたし、発芽不良の原因にな
つてしまう。
また、発芽しても、子葉や根がテープによつて
包みこまれてしまうため、子葉の展開、根の伸張
が阻害されてしまう。
本考案の目的は、種紐製造用テープに適宜な孔
を穿設することにより、樹脂テープの半溶解、不
溶解状態をなくすとともに、発芽、発根をより確
実にする種紐用テープを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案による種紐用
テープは、テープに種子を略一定間隔に配置して
糸で巻き締めて製造する種紐用テープにおいて、
前記テープの全面に予め前記種子よりも小さい径
の孔を一定の密度で規則的に穿設して構成してあ
る。
前記テープは、水溶性樹脂フイルムに特に有用
であり、前記孔は、直径1〜2mm以下、1平方セ
ンチメートル当り20個を上限として穿設するのが
適当である。
この孔を穿設することにより、テープ材料の全
体量を減らして、溶解を容易にすることができる
とともに、発芽、発根をより確実にすることがで
きる。
(実施例) 以下、図面等を参照して、実施例について本考
案を詳細に説明する。
第1図は、本考案による種紐用テープの実施例
を示した図、第2図は、前記種紐用テープを用い
て製造した種紐の使用状態を示した図である。
テープ1は、種紐を製造するためのテープであ
り、水溶性樹脂フイルムを材料としている。水溶
性樹脂フイルムとしては、例えば、水溶性ポバー
ルスイルム(PVA)が主に使用されている。
このテープ1には、高周波等を用いて孔2が全
面に穿設されている。この孔2の大きさおよび密
度は、小粒の種子がこぼれない程度が最適であ
る。具体的には、直径が1〜2mm以下、1平方セ
ンチメートル当り20個程度を上限として、設けら
れる。なお、この孔2は、種子や圃場の状態によ
り、適宜選択できる。
この孔2を設ける理由は、一定の厚みを保つた
ままでテープ1の全体量を減らして、溶解を容易
にするためである。また、適宜な孔をあけて、発
芽、発根を促進するためである。さらには、種子
への酸素等の供給を容易にするためである。
種紐は、第2図に示すように、本考案による種
紐用テープ1を用いて、種子4を一定間隔で包
み、糸3,3で結束して製造されている。なお、
この糸3もレーヨン等の不撚糸を用いれば、糸3
の溶解も迅速に行われる。
このとき、前記孔2が設けられているので、子
葉5や根6がこの孔2から、無理なく伸張でき、
生育が極めて良好である。
以上説明した実施例に限らず、種々の変形が可
能である。
水溶性樹脂材料を例に説明したが、紙テープに
適用した場合でも、分解を速めることができる。
また、糸で結束した種紐に限らず、2枚のテープ
を張り合わせるタイプの種紐にも本考案を適用で
きる。
(考案の効果) 以上詳しく説明したように、本考案によれば、
種紐製造用のテープの全面に適宜な孔を設けたの
で、溶解する樹脂量がへり、水分不足の場合にも
半溶解状態を起こして、種子の発芽育成を阻害す
る心配はなくなつた。
また、種紐用テープに適宜な孔があるので、通
気性がよく、また、発芽、発根も確実にできると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による種紐用テープの実施例
を示した図である。第2図は、本考案による種紐
用テープを用いて製造した種紐の使用状態を示し
た図である。 1……テープ、2……孔、3……紐、4……種
子、5……子葉、6……根。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テープに種子を略一定間隔に配置して糸で巻
    き締めて製造する種紐用テープにおいて、 前記テープの全面に予め前記種子よりも小さ
    い径の孔を一定の密度で規則的に穿設して構成
    したことを特徴とする種紐用テープ。 (2) 前記孔は、直径1〜2mm以下、1平方センチ
    メートル当り20個を上限とすることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の種紐用
    テープ。
JP1986179433U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0423365Y2 (ja)

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JPS6385008U JPS6385008U (ja) 1988-06-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5306245B2 (ja) * 2010-01-22 2013-10-02 日本プラントシーダー株式会社 播種収穫兼用種紐

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419563Y1 (ja) * 1965-01-04 1969-08-21

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JPS4419563Y1 (ja) * 1965-01-04 1969-08-21

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JPS6385008U (ja) 1988-06-03

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