JPH029Y2 - - Google Patents

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JPH029Y2
JPH029Y2 JP13294985U JP13294985U JPH029Y2 JP H029 Y2 JPH029 Y2 JP H029Y2 JP 13294985 U JP13294985 U JP 13294985U JP 13294985 U JP13294985 U JP 13294985U JP H029 Y2 JPH029 Y2 JP H029Y2
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tape
thread
seed
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rayon
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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、野菜の種子等の播種に用いられる種
紐に関する。 (従来の技術) 農作物の種子を紙テープ、水溶性PVAテープ、
不織布テープ等に一定の間隔で、ほぼ一定数宛て
包み、通常2本の糸で絡めた種紐が広く用いられ
ている。 まず、従来の種紐とその製造過程を簡単に説明
する。 第4図は種紐製造装置による種紐の製造過程を
示す斜視図である。 種紐製造装置の種供給部(図示せず)により、
テープ1の表面に一定個数、一定間隔に配置され
た種子2は、案内樋保持板5の孔を通過するとき
テープ1に巻き込まれる短繊維のより糸の結束糸
3,4によつて結束される。 第5図は第4図のA,B,Cの各点におけるテ
ープの状態を示す断面図である。 図aはA点に、図bはB点に、図cはC点にそ
れぞれ対応する。 B点ではテープ1は案内樋保持板5に添つてV
字形になり、C点ではU字形となり糸3,4によ
り結束され易い状態となつている。 このようにして製造された種紐を土中に埋設す
ると種子が発芽するので自動的に理想的な播種が
行われる。 そして、テープ1と結束3,4は、土壌の微生
物により分解される。 (考案が解決しようとする問題点) 前述した種紐の紙テープ、水溶性PVAテープ、
不織布テープ等のテープ1は薄いものであり、土
壌に触れる面積も大きいから、比較的速く(数
日)で分解される。 従来も結束用糸3,4として分解しやすい短繊
維のより糸を用いているが、分解には25〜40日を
要している。野菜の種類により、播種後15〜20日
程度で間引をする必要があるものについては、前
記結束用糸3,4の分解が遅すぎて、間引の対象
以外のものまで連なつて抜けてしまい、間引し難
いという問題がある。 本考案の目的は前記結束糸に関連する問題を解
決したレーヨン糸を用いた種紐を製造することに
ある。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案によるレー
ヨン糸を用いた種紐は、テープで一定個数の種子
を定間隔に支持して結束用の糸で結束する種紐に
おいて、前記結束用の糸としてフイラメントレー
ヨンの不燃糸を用いている。 (実施例) 以下図面等を参照して、本考案による種紐をさ
らに詳しく説明する。 第1図は本考案によるレーヨン糸を用いた種紐
の実施例を示す図である。 前述したようにテープ1に一定の間隔で、種2
がほぼ一定数宛て包まれ、2本の結束糸3,4に
より絡められている。 本考案による種紐は、この結束糸3,4とし
て、ビスコース法により製造された再生セルロー
ズを主成分とする長繊維のレーヨンフイラメント
を使用する。レーヨンはセルローズ繊維で、組成
的には天然の藁や草木と同一であり、土壌中に存
在するバクテリヤにより、それ等と同様に分解さ
れる。この分解を促進するために、本考案では、
結束用の糸として多数本のフイラメントレーヨン
の不燃糸を用いている。第3図に結束糸3の一部
を拡大して示してある。 結束糸としてフイラメント(単糸)本数50で
300デニールのものを使用して種紐を製造し日本
各地の実験農場で播種と同じ条件で土壌に埋設し
結束糸が土壌微生物で完全に分解される迄の日時
のデータを得た。
【表】
【表】 温度や湿度の正確なデータを省略してあるが、
どの実験においても、略10日程度で結束糸が完全
に消減していることが確認できた。 なお、一本の薄いフイラメント形状のレーヨン
糸を用いて同様の実験を行つたが、これにおいて
も従来の結束糸よりも早く消減することを確認す
ることができた。 (考案の効果) 以上詳しく説明したように、本考案による種紐
は、テープで一定個数の種子を定間隔に支持して
結束用の糸で結束する種紐において、前記結束用
の糸を多数本のフイラメントレーヨンの不燃糸に
して構成してある。 したがつて、結束糸はよられていないので、土
壌中の各種バクテリヤに接触する面積が大きく逸
早く分解される。 したがつて、従来問題とされていた間引の際の
不都合は完全に解決される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるレーヨン糸を用いた種紐
の実施例を示す図である。第2図は前記種紐の断
面図である。第3図は前記種紐の結束糸の一部を
示す拡大図である。第4図は種紐製造装置の一例
を示す斜視図である。第5図は第4図のA,B,
Cの各点におけるテープの状態を示す断面図であ
る。 1……テープ、2……種、3,4……結束糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テープで一定個数の種子を定間隔に支持して結
    束用の糸で結束する種紐において、前記結束用の
    糸をフイラメントレーヨンの不燃糸にして構成し
    たことを特徴とするレーヨン糸を用いた種紐。
JP13294985U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH029Y2 (ja)

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JPS6242709U JPS6242709U (ja) 1987-03-14
JPH029Y2 true JPH029Y2 (ja) 1990-01-05

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JPS6242709U (ja) 1987-03-14

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