JPS6338726Y2 - - Google Patents

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JPS6338726Y2
JPS6338726Y2 JP1982090950U JP9095082U JPS6338726Y2 JP S6338726 Y2 JPS6338726 Y2 JP S6338726Y2 JP 1982090950 U JP1982090950 U JP 1982090950U JP 9095082 U JP9095082 U JP 9095082U JP S6338726 Y2 JPS6338726 Y2 JP S6338726Y2
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JP
Japan
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seeds
water
polyethylene oxide
grass
soil
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JP1982090950U
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JPS58192523U (ja
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Publication date
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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、従来の張芝帯の改良と共に、ベント
グリーンにも使用できる張芝帯の考案に係るもの
である。
盛土法面においては、従来より各種の張芝帯が
使用されているが、最近の盛土法面はランマー仕
上げの為土壌の硬度が高く硬度25程度までつき固
められている。
その為に、そのような法面に張芝帯を張つたな
らば、根の活着が十分でなく、かつ発芽初期に降
雨があると種子が流亡するといつた欠点があつ
た。
一方ゴルフ場におけるベントグリーンは播種に
よる施工方法がとられている為に、特有の問題点
が発生するのである。
すなわち、播種を均一に行なうこと自体高度な
技術を要することと、仮に均一に播種できても、
種子の発芽初期における散水により、種子が播種
地の低いところに集まり、むら生えがあることが
最も大きな問題点である。
又、ベントグラスそのものが乾燥に弱く、かつ
湿潤にも弱い非常にデリケートな草種であるか
ら、多量の散水を行なわなければならないと同時
に排水も良好にせしめる必要がある。
ところが散水を重ねると土そのものは締つてゆ
くために、発芽床として必要な通気、通水性の失
なわれた土壌構造となり、生育の妨げとなつてし
まうという欠点がある。
以上のように、ベントグリーンの造成にあつて
は散水養生によるむら生え及び土の締りすぎによ
る播種床の悪化という2つの問題点があつたので
ある。
本考案者等は、法面における従来の張芝帯にお
ける問題点及びベントグリーンにおける問題点を
種々研究した結果、どちらの問題点も克服できる
張芝帯を完成し、本考案に到着した。
すなわち本考案は、帯状の水溶性紙2枚の間
に、ポリエチレンオキサイドを熱加工して造られ
た帯状フイルム及び種子及び肥料を挟着してなる
張芝帯である。
以下本考案の構成につき説明する。
まず張芝帯を構成する材料につき説明すると、
グリーンにも使用することから材料はすべて水溶
性でいずれは土壌に還元されるものではならず、
そういう意味でまず水溶性の紙帯及び綿糸を格子
状に編織したカヤジといわれる帯ネツトを主材料
として用いる。
次に種子は、牧草種、野草種どのようなもので
も使用できるが、グリーン用の張芝帯に使用する
には、ランナー繁植の旺盛なペンクロスベントグ
ラスの単品を用いる。
肥料は、通常使用される高度化成肥料のみでも
よいが、緩効性肥料であるアイビーチツソ、
CDU(いずれも商品名)や、遅効性肥料であるハ
イコントロール(商品名)を使用すれば良い。
次に最も重要である土壌改良剤としては、糊剤
としての役目と、土壌改良剤としての効果の両方
あるポリエチレンオキサイドの分子量100万〜
1000万のものが最も使用に適しており、このポリ
エチレンオキサイドの粉体を熱加工してフイルム
状にして用いる。
以上の材料を使用して製造する張芝帯の製造方
法につき説明すると、水溶性紙1であるクレープ
紙と帯ネツト2を圧着させて下紙とし、その上に
種子3、肥料4、ポリエチレンオキサイドのフイ
ルム5、糊剤を混合して播種機により均一に散布
し、水を霧状にして散布しながら上紙のクレープ
紙と挟着接着せしめて乾燥させて張芝帯とする製
造方法が最も一般的な製造方法である。
他の製造方法としては、ポリプロピレン入りの
水溶性紙2枚の間に種子、肥料、ポリエチレンオ
キサイドのフイルムを播種機により均一に散布
し、これをヒートシールすることにより上紙と下
紙を溶着せしめて張芝帯とする製造方法もある。
以上の如くして製造された張芝帯の巾は50〜
100cmとし、長さは5m以上で荷姿はロール巻き
である。
以上のように本考案は、帯状の水溶性紙2枚の
間に、ポリエチレンオキサイドを熱加工して造ら
れた帯状フイルム及び種子及び肥料を挟着してな
る張芝帯であるから、これを法面及びグリーンに
張り付け若干の覆土をするだけで施工は完了す
る。
そして法面に張り付けたものは降雨があると、
種子は発芽活動を開始し、水溶性紙と帯ネツト及
びポリエチレンオキサイドのフイルムが溶解して
ゆく。
この溶解したポリエチレンオキサイドは、糊剤
の役目を果すので、種子、肥料は降雨により流亡
しないと同時に、土壌改良剤の役目も果すので、
硬質になつた土壌も土壌構造が団粒化されて、通
気、通水性が良くなり植生物の根の活着が良好で
ある。
一方グリーンにおいては、散水を繰り返すと、
種子は発芽活動を開始し、水溶性紙、帯ネツト、
ポリエチレンオキサイドのフイルムは溶解、溶出
し、溶液となつたポリエチレンオキサイドは、糊
剤としての役目を果たして、散水による種子の移
動を防止すると共に、土壌を団粒化させるので、
グリーンは通気、通水性にすぐれた土壌構造に改
良され、種子の発芽、成育は極めて順調に行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の張芝帯の断面図。 図中1は水溶性紙、2は帯ネツト、3は種子、
4はポリエチレンオキサイドのフイルムである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状の水溶性紙2枚の間に、ポリエチレンオキ
    サイドを熱加工して造られた帯状フイルム及び種
    子及び肥料を挟着してなる張芝帯。
JP9095082U 1982-06-16 1982-06-16 張芝帯 Granted JPS58192523U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9095082U JPS58192523U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 張芝帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9095082U JPS58192523U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 張芝帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58192523U JPS58192523U (ja) 1983-12-21
JPS6338726Y2 true JPS6338726Y2 (ja) 1988-10-12

Family

ID=30099387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9095082U Granted JPS58192523U (ja) 1982-06-16 1982-06-16 張芝帯

Country Status (1)

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JP (1) JPS58192523U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328739U (ja) * 1976-08-18 1978-03-11
JPS5515687U (ja) * 1978-07-17 1980-01-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328739U (ja) * 1976-08-18 1978-03-11
JPS5515687U (ja) * 1978-07-17 1980-01-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58192523U (ja) 1983-12-21

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