JPH04231920A - マイクロ波処理可能な容器と方法 - Google Patents

マイクロ波処理可能な容器と方法

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JPH04231920A
JPH04231920A JP3146212A JP14621291A JPH04231920A JP H04231920 A JPH04231920 A JP H04231920A JP 3146212 A JP3146212 A JP 3146212A JP 14621291 A JP14621291 A JP 14621291A JP H04231920 A JPH04231920 A JP H04231920A
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JP
Japan
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container
polyethylene terephthalate
sealed
sealing
layer
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JP3146212A
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English (en)
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Panagiotis Kinigakis
パナギオチス・キニガキス
Terry L Taylor
テリー・エル・テイラー
John S Witzeman
ジョン・エス・ウイツェマン
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Mondelez International Inc
Original Assignee
Kraft General Foods Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3446Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
    • B65D81/3453Rigid containers, e.g. trays, bottles, boxes, cups
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
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    • B65D77/225Pressure relief-valves incorporated in a container wall, e.g. valves comprising at least one elastic element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取り扱い中や貯蔵中に
食品を保護するのに適しており、しかも、内容物を最大
限に保護したまま消費者にとって簡単な方法で加熱して
使用するのに適したマイクロ波照射可能な容器に関する
【0002】
【従来の技術】マイクロ波による調理法は、少量の食品
を迅速に加熱することができるため極めて有用である。 消費者にとって便利であることは重要であり、しかも調
理方法が簡単だとできる食品の味の良さをより堪能でき
ることになる。しかし、残念なことに、安全性、包装面
、美的観点、便利さなどのさまざまな面からの要求や制
約があるために、棚から取り出して電子レンジで簡単に
再加熱するだけで消費できる安定なレトルト加工食品の
開発が阻まれていた。
【0003】マイクロ波調理することができる加工食品
のほとんどは、単にそれをオーブンに入れるだけでなく
、さらに1以上のおいしさを左右するような調理操作を
行わなくてはならない。このため、消費者は、特種なや
り方でオーブンを操作したり、種々の加熱操作を行なっ
たり、特殊な調理用容器や器具を用いたり、容器の蓋を
とって調理用蓋に代えたり、通気口を設けたり、加熱を
中断したり、特定の向きにして容器をオーブンにいれな
くてはならないことに気付いて落胆することが多い。 また、消費者がこのような必要性に気付いたときには、
すでに手遅れであることもある。また、消費者の中には
、調理に失敗した原因を突き詰めずに2度とその製品を
買わなくなる人や、同じような失敗をすることを恐れて
同種の製品を買わなくなる人もいる。
【0004】したがって、消費者がマイクロ波加熱すれ
ば簡単、安全、迅速かつ効率的に調理することができる
食品容器や調理法を開発することが求められていた。そ
して、レトルト加工することができて保存性のある食品
を提供することができるようになっている容器が提供さ
れれば理想的である。
【0005】マイクロ波加熱することができる食品(同
時に通常のオーブンで加熱することもできるものもある
)を加工、貯蔵するための容器を開発する試みが数多く
なされてきた。例えば、カーン(Kane)の米国特許
第3,865,302号には、ポリエチレンテレフタレ
ートのトレイと、そのトレイにエチレン共重合体とワッ
クスからなる混合接着剤で結合したポリエチレンテレフ
タレートの蓋を有する容器が開示されている。このトレ
イは、結晶化の速度を速めるためにタルクと二酸化チタ
ニウム(不透明剤)を用いた単一層フィルムからなって
いる。蓋はトレイに似た性質を有する材料から構成され
ていて、感熱接着剤によってトレイのフランジに接着し
ている。この接着剤は、400°Fに加熱後であっても
流動したり漏れたりすることはない。しかしながら、4
00°Fに加熱したときに密封すると容器内の蒸気圧は
かなり高くなる。
【0006】マイクロ波加熱中に蒸気が発生することは
、加熱に伴う基本的な自然現象であることからかなり重
大な問題である。実際にマイクロ波加熱すると、食品全
体が暖まる前に熱くなった場所から蒸気が出てくるのが
普通である。熱い場所から蒸気が出続けられにその蒸気
が加熱され続けると、制御できないほど圧力が高まって
しまう。ミッチェル(Mitchell)の米国特許第
4,210,674号には、小さな金属ストリップを蓋
につけ、加熱中にその通気口が溶けるようになっている
技術が開示されている。同様に、ヒルシュ(Hirsc
h)とシュピーゲル(Spiegel)の米国特許第3
,997,677号には、圧力を緩和するために柔らか
い密閉部を設けた覆い付きトレイ状パッケージが開示さ
れている。また、加熱したときに自然に通気するオーブ
ン加熱可能な高分子被覆厚紙容器が、数種類の特許に開
示されている。例えば、ゴードン(Gordon)とシ
ーゲル(Siegele)の米国特許第3,863,8
32号には、トレイと蓋がポリエチレンまたはポリプロ
ピレンでコーティングされていて、あらかじめ決められ
た温度で密封状態が破れるようになっている容器が開示
されている。同様に、コーワン(Cowan)の米国特
許第4,261,504号には、高分子でコーティング
した厚紙でできた上部と下部からなる自然に通気するパ
ッケージが開示されている。この容器は、熱可塑性ポリ
エステルでコーティングされたものと、熱硬化性ポリエ
ステルでコーティングされたものとがあり、調理サイク
ルが終了する直前に発生する蒸気によって通気するよう
になっていると言われている。
【0007】上で紹介した特許が目指していたものとは
異なる開発分野として、室温で保存することができるレ
トルト食品用として用い得る容器の開発がある。例えば
、ボンティンク(Bontinck)、ヤコブ(Jac
obs)およびホント(D’Hondt)の米国特許第
4,367,312号では、レトルト条件に耐えること
ができて、しかも剥離可能なシールを形成する能力が重
要な事項として論じられている。レトルト加工すること
ができてしかも、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミドやポリアクリロニトリルなどのパッケージ用フィ
ルムと剥離可能な状態で接着するようにすることを目的
として、この特許には、エチレンポリマ−とポリスチレ
ンなどの他の成分との混合物を用いることが開示されて
いる。さらに、共重合体の適合性を高めるために他のポ
リマーを用いること、不透明度または硬度調節のために
充填剤を使用することや、機能性改善のために補助剤な
どを使用することも開示されている。熱封可能なフィル
ムは、あらかじめコロナ放電処理しておいてから押出し
処理することによって調製される。
【0008】非硬質の容器を用いたレトルト処理では、
その容器を水または蒸気中において特定の温度に加熱し
、内容物全体を加熱するのに十分な時間その温度に維持
して冷却することが要求される。容器内の圧力は外部温
度の変化に対応して変化する。部材として適当な材料を
使用していなかったり、外圧を適当にかけることによっ
て圧力が相殺されなかったりすると、さまざまな欠陥が
生じてくる。例えば、容器の材料が破裂したり、柔軟な
フィルムのとくにコーナーに皺がよったり、継目にそっ
て接着が部分的に剥がれたり、プリントされたものが歪
んできたりする。
【0009】市場に出ている容器の中には、室温で保存
できてレトルト可能な加工食品を提供するために共同し
て作用する3つの部分から構成されるものがある。この
食品はマイクロ波や従来のオーブン加熱によって調理す
ることができるものである。この容器は、底が浅い皿状
になっており、その皿の上の上部フランジに多層構造を
した蓋が熱封されている。さらに穴あきドームが皿の上
にカチッととまっている。蓋に程よい強度と熱安定性を
与えるために、トレイは着色していないポリエチレンテ
レフタレートの2つの層からなっている。固さや遮断性
をよくするために外側の層は部分的に結晶化してあるが
、内側の層は熱封性をよりよくするためにかなり非晶質
になっている。多重構造をした蓋は、内側のアルミホイ
ルの芯に着けたポリエチレンテレフタレートフィルムの
サンドウィッチになっている。トレイフランジと剥離可
能な接着をさせるために、蓋の一面は接着剤でコーティ
ングされている。使用に際しては、トレイを加工食品で
満たし、フィルムをトレイに熱封し、内圧とバランスを
保つように外圧を調製しながら所望に従い熱封したトレ
イをレトルト加熱する。電子レンジで調理するためには
、熱封した蓋を取り外して廃棄し、穴あきドームをトレ
イの上にカチッととめる。また、食品を従来のオーブン
では加熱するときには、穴あきドームを廃棄して、熱封
蓋をすこし剥がしかえす。
【0010】容器の材料として熱封蓋とそれとは別にあ
る穴あきドームをともに用いるのは非効率的であり、不
便である。しかも調理時に事故の起こる危険性がある。 このため、本業界では、最終的にマイクロ波加熱して調
製することができる簡単で効率的な容器を開発すること
が望まれていた。室温で保存性を持たせるためにレトル
ト加工せねばならない食品を入れるための容器の開発が
望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単で効率
的な操作によって電子レンジで加熱して調理することが
できる食品容器を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、自動穴あき機構を備えた
容器を用いて所望の時間加熱するだけの一段階調製法に
よってマイクロ間に加熱しうる食品容器の使用法を簡便
化することをも目的としている。
【0013】さらに、本発明は、レトルト処理すること
ができるマイクロ波加熱可能な自動穴あき容器を提供す
ることをも目的とする。
【0014】本発明の目的をさらに詳しく述べると、長
時間室温において食品を貯蔵することができて、しかも
、電子レンジ内で手短に加熱するだけで一段階調製する
ことができる自動穴あき容器を提供することを目的とす
る。
【0015】また、本発明は、蒸気の容器を使用して食
品をパッケージングし貯蔵し加熱する工程を提供するこ
とをも目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】これらをはじめとする目
的は、かなり簡単にパッケージされた食品を調製するこ
とができる容器、その調製および使用法を提供する本発
明によって達成された。
【0017】すなわち、本発明は、密封リムで囲まれて
たくぼみを有する成形した収容部(この収容部はポリエ
チレンテレフタレートの多重層から形成されており、外
側層が結晶化しうる材料で、内側層は実質的に非晶質で
ある。収容部はレトルト処理中寸法安定性を示し得る)
;および、酸素と水を実質的に透過しない遮断部、およ
び密封リムの実質的に非晶質のポリエチレンテレフタレ
ート表面と密封することができる熱封可能な層からなる
非延伸性の柔軟な蓋(密封はレトルト処理中安定であり
、マイクロ波加熱している間容器に穴が開くのに十分な
程度に剥がれる)からなる食品容器を提供する。また、
本発明は、密封リムで囲まれたくぼみを有する成形した
収容部内に食品を入れ(この収容部はポリエチレンテレ
フタレートの多重層から形成されており、外側層が結晶
化しうる材料で、内側層は実質的に非晶質である。 収容部はレトルト処理中寸法安定性を示し得る);酸素
と水を実質的に透過しない遮断部、および密封リムの実
質的に非晶質のポリエチレンテレフタレート表面と密封
することができる熱封可能な層からなる非延伸性の柔軟
な蓋(密封はレトルト処理中安定であり、マイクロ波加
熱している間に自動的に穴があく)を密封リムに密封し
;そして、密封した容器をレトルト処理する各工程から
なる食品をパッケージングする方法を提供する。さらに
本発明は、密封リムで囲まれたくぼみを有する収容部内
に食品を入れ(この収容部はポリエチレンテレフタレー
トの多重層シートから形成されており、外側層が結晶化
しうる材料で、内側層は実質的に非晶質である。収容部
はレトルト処理中寸法安定性を示し得る);酸素と水を
実質的に透過しない遮断部、および密封リムの実質的に
非結晶のポリエチレンテレフタレート表面と密封するこ
とができる熱封可能な層からなる非延伸性の柔軟な蓋(
密封はレトルト処理中安定であり、マイクロ波加熱して
いる間容器に穴が開くのに十分な程度に剥がれる)を密
封リムに密封し;密封した容器をレトルト処理し;そし
て、電子レンジ内でその容器内の食品を加熱する各工程
からなる食品を保存して再加熱する方法も提供する。
【0018】本発明の容器は、周辺の密封リムによって
囲まれているくぼみとその密封リムに熱封された柔軟蓋
からなる容器下部からなる。その容器は、外側層は結晶
化しており、内側層は実質的に非晶質である、ポリエチ
レンテレフタレートの多重層(好ましくは2重層)から
なっている。密封容器は、容器内容物を滅菌するのに必
要なレトルト中、寸法安定性である。柔軟な蓋は使用時
には非延伸性であり、酸素と水を実質的に透過しない遮
断層からなっており、しかも、レトルト中は安定でマイ
クロ波による容器加熱中は自動的に穴があく密封リムの
実質的に非晶質の表面と密封することができる熱封可能
な層からなる。
【0019】本発明は、さらに食品のパッケージング法
も提供する。このパッケージング法は、密封リムで囲ま
れた多重ポリエチレンテレフタレート容器のくぼみに食
品を充填して、非延伸性の柔軟な蓋を密封リムに密封し
、容器をレトルト処理する工程からなる。
【0020】本発明は、本発明の容器を用いて加熱調製
後、長時間室温で保存する方法をも提供する。この方法
は、密封リムに囲まれた多重ポリエチレンテレフタレー
ト容器のくぼみに食品を入れ、密封リムに非延伸性蓋を
密封し、できた容器をレトルト処理し、室温で長時間保
存し、その食品を所望の調製温度になるのに十分な時間
マイクロ波加熱して、リムと蓋との間の接着を部分的に
剥して穴を形成する工程からなる。
【0021】本発明はさまざまな面において、消費者に
とって本当に簡便であるなど種々の利点を有している。 本発明は、加熱後、冷凍も冷蔵もすることなく安定に保
存することができる。したがって、本発明の容器を用い
れば、解凍の必要がなく、加熱時間も短くて済む。電子
レンジを用いる場合は引き続いて特に加熱する必要なな
い。しかも、加熱時間が短いために、部分的に加熱した
後に向きを変えて再加熱したりする必要もない。また、
保護密封フィルムをトレイから除去して特別な調理用穴
あきカバーをとつける必要もないし、さらに、マイクロ
波加熱している間に自動的に穴があくために、特に穴を
あける操作も必要ない。
【0022】これらの利点の他に、本発明には、全体的
に効率的にエネルギーを使用し、再使用可能な材料を使
用しうるという利点もある。
【0023】本発明の利点を好ましい材料と数値を紹介
しながら、図面を参照しつつ説明する。第1図は、下部
20とそれに密封した蓋30からなる本発明の密封容器
10を示した図である。第2図および第3図は、容器の
主要部をさらに詳しく示した図面である。
【0024】第2図は、食品を入れるための中心部にく
ぼみ22を有する容器下部20を示した図である。くぼ
み22は上向きの壁24とわずかに底上げした底部26
によって画定されている。側壁24は、鉛直軸から12
度以上、好ましくは13〜25度外側に開いているのが
望ましい。このような構造上の特徴は、好ましい容器が
有する寸法安定性をつくりだすのに貢献すると考えられ
ており、これによって、容器に損傷を与えることなくレ
トルト処理し、マイクロ波加熱中に自動的に穴を開ける
ことができることになる。
【0025】底部パネル26と側壁24との間にある円
形状のくぼみ27は、容器20全体にわたって巡らされ
ている。また、リムはハンドル29と29’を反対側に
形成するように巡らされている。周辺の密閉リム28は
中心のくぼみ22を取り囲んでいる。第3図は、柔軟な
蓋30との密封性を高めるために密封リム28にわずか
にクラウンが付されている例を示したものである。
【0026】容器20は高分子のシート素材の多重層か
らなる。第3図に示すとおり、容器のシート素材は、実
質的に非晶質のポリエチレンテレフタレートの内側層1
20と結晶化しうるポリエチレンテレフタレートの外側
層220からなる。内側層120は十分に非晶質である
ため、柔軟な蓋30と効果的に熱封することができる。 また、外側層220は十分に結晶化しているために、レ
トルト処理とそれに続くオーブン加熱(電子レンジによ
るときと従来のオーブンによるときの両方を含む)の間
、寸法安定性を示し、遮断機能を発揮することができる
。形成後レトルト前の内側層120の結晶率は10%未
満であり(好ましくは5%未満)、良好な熱封を行い得
るようにしてある。外側層220の結晶化率は10%以
上であるのが典型的であり、通常は約12〜25%であ
る。2つの層の平均結晶率はこの時点で9〜19%であ
るのが好ましい。このような平均値を得るためには、内
側層をできる限り非晶質にしておき、外側層の結晶化率
を比較的高くしておくことが必要である。
【0027】容器を形成するのに使用する多重層は、当
業者に周知の方法によって適切な2種類の層を一緒に押
出すことによって調製するのが好ましい。内側層120
を形成するのに使用する層は、均一な密封表面を容器上
に形成することができる程度の厚さを有することが必要
であろう。内側層120は、多重層全体の厚さの20〜
40%の厚さを占めるのが一般的である。外側層220
は多重層の厚さの60〜80%を占めるのが一般的であ
る。これらの複数のシート素材は、厚さ約0.04イン
チのひとつのシートにするのが好ましい。正確な厚さは
、その容器の特定の用途と最終的な容器の大きさとその
後の成形時の膨張の程度に依存して決定することは言う
までもない。層120と220はともに、ポリエチレン
テレフタレートであり、同一の出発樹脂からとるのが好
ましい。内側層の材料には使用に供されていない樹脂を
用いるのが好ましい。そうすることによって良好な熱封
性を付与する上、食品と接触する面が添加物をまったく
含んでいないという利点が生まれる。一方、外側層の材
料はスクラップ再生シート材料を含んでもよく、顔料、
着色剤などの添加物である核剤や剛化剤をも含むのが好
ましい。典型的には有機物の着色添加剤用キャリヤーと
してかまたは単独でケイ酸マグネシウム、二酸化チタン
、炭酸カルシウムなどの乾燥した無機粒子材料を剛化剤
として使用することができる。所望の色を適用するだけ
でなく、二酸化チタンなどの剛化剤は外側層の材料の密
度や結晶化の程度を高める点でも重要である。このこと
は、レトルト処理やそれに続く加熱時に容器に寸法安定
性を持たせる点でも重要であると考えられる。レトルト
時の寸法安定性が付与されると密封上の応力が高まり不
利であるようにも思われるが、添加剤によって寸法安定
性を高めれば、後に容器中の食品のマイクロ波加熱調製
をしたときにより確実に自動的に穴を開けることができ
るようになる。
【0028】結晶化可能な外側層の樹脂成分として用い
得る再生材料の量は、試行錯誤で試験してみることによ
って簡単に決定することができる。一般に、容器の機能
を損ねない限り最大量使用することができる。
【0029】シート材料は当業者に公知の方法によって
成形して容器にすることができる。例えば、シート材料
を約115〜140℃に加熱し、シート材料を伸ばして
最終容器中で壁の厚さが均一になるようにするプラグか
らの空気によってアシストした真空成形型に上向きに力
を加えて入れる。内側成形表面を約140〜170℃に
加熱する。密封リム28は容器内の他の壁よりも厚いで
あろうから、密封表面における結晶性はわずかに低くな
る傾向にある。第3図は、密封リム28と柔軟な蓋30
との間の密封部分を詳しく示した図である。柔軟な蓋の
詳細は好ましい実施態様を示すためにやや誇張して描い
てある。蓋30は柔軟で実質的に非延伸性である。ここ
で、非延伸性とは、蓋がレトルト処理やマイクロ加熱の
間に応力を受けて各方面に実質的に伸長しないことをい
う。例えば、1%伸長するために10ポンド/インチ(
例えば12〜15ポンド/インチ)の力を要する材料で
あるのが好ましい。重要なのは、レトルト処理の間に蓋
が伸びて外見が悪くなったり密封性が落ちたりすること
がないようにすることである。また、マイクロ波加熱の
間に伸長して容器に効果的に穴を開けるのに必要な密封
上の力を逃がすことがないようにすることも重要である
【0030】蓋30は、酸素や水分に対する遮断性を有
するものでなくてはならない。食品は窒素置換した後に
容器内に密閉し、とくに室温で保存する製品の劣化を引
き起こす酸素を吸引するのが好ましい。この遮断層は酸
素が容器内に透過するのを妨げるものであるのが適切で
あり、また望ましい。逆に、湿気は、食品が完全に乾燥
してしまわないようにするために、容器内に保持してお
かねばならない。好ましい遮断層は、アルミニウムホイ
ル層32を有するものである。また、接着層36および
36’でサンドウィッチすることによってホイル層32
に接着したポリエチレンテレフタレート層34と34’
を使用するのが好ましい。
【0031】構成要素である多重層30は、密封リム2
8に熱封される。具体的には、非晶質のポリエチレンテ
レフタレート容器内側層120と、蓋30上のシーラン
ト層38との間が密封される。シーラントは、非晶質の
ポリエチレンテレフタレートと効果的な密封をすること
ができるもので、レトルト処理中にクリープしにくく、
使用時に剥がしやすい当業者に公知の材料を使用するの
が好ましい。レトルト後の望ましい剥離抵抗力は、21
℃で約3〜約10ポンド/インチである。本発明で使用
するのに適したシーラントとして、1以上の共重合体樹
脂と無機充填剤との混合物を挙げることもできる。シー
ラントは蓋の層に、トルエンやメチルエチルケトンのよ
うなキャリヤー内に固体のサスペンジョンとして適用す
ることができる。固形分を25〜40%(典型的には3
2%)含むサスペンジョンを使用し、加熱乾燥して厚さ
を約0.7〜2(例えば1.4ポンド/1000平方フ
ィート)にするのが典型的である。あるいは、共重合樹
脂を層34の高分子と一緒に押出して2層フィルムにす
ることもできる。
【0032】ポリエチレンテレフタレート層34と34
’は互いに同一にしたり、容器のシート材料と同一にす
ることができる。外側層34’の場合は、その1以上の
層は2方向に延伸するのが好ましい。ホイル32に接着
したシーリング層34および34’はポリウレタンであ
ってもよい。接着層36および36’は必要に応じて0
.7〜1.8ポンド/1000平方フィート(好ましく
は約1.3ポンド/1000平方フィート)とすること
ができる。ポリウレタンを使用した場合は、例えば55
℃で1週間といったように、必要に応じて硬化を行う。
【0033】食品をパッケージングして室温で長時間保
護しうるようにし、所望の時間電子レンジ内に入れるこ
とによって簡単に調製することができる点に本発明の利
点がある。本発明の容器は、調製温度になると自動的に
穴があくようになっている。食品は容器20のくぼみ2
2に入れられる。その後、蓋30を、密封すべき部分に
温度と圧力を同時にかけることによって密封リム28と
密封する。
【0034】次いで密封した容器は、室温での保存性を
確保するのに十分な熱をかけてレトルト処理する。レト
ルト処理は、外圧を内圧とほぼ同じにしつつ、水または
蒸気内において行うのが好ましい。肉製品の場合は、温
度を約115〜140℃(好ましくは120〜130℃
)内の適切な温度に上げ、その温度に維持して冷却する
のが普通である。加熱は、容器内の圧力に室内の圧力を
合わせるようにした圧力室の中で行う。圧力のバランス
は正確には達成できないとしても、圧力は密封がクリー
プせず、部分的に剥離したり、容器20または蓋30が
変形しない程度にバランスさせるべきである。所定の温
度におけるレトルト処理の時間は、20〜60分とする
のが典型的である。その温度に達するまでの時間と、そ
の温度から冷却する時間も同様に設定するのが典型的で
ある。レトルト処理後、2層の平均値としての容器の結
晶率は33〜52%に上昇する。
【0035】パッケージングされた食品は十分に水分を
有する食品である。例えば、水分量は40重量%以上で
あり、とくに、肉、野菜またはパスタやソースが入って
いるときは65〜約85重量%にすることができる。本
発明の容器が水活性0.85以上のかなり湿った食品を
室温で長期間保存することができるであろうため、水分
量と水活性は本発明にとって重要ではない。商業的な流
通場面を考えると1カ月以上にわたる保存性が要求され
るのが普通であり、少なくとも2〜3ヵ月は保存性があ
るのが望ましい。好ましいのは18カ月保存性がある場
合である。実際上は、本発明の製品はそれより長い期間
にわたる安定性が期待される。
【0036】本発明の容器内に入った食品を使用するに
は、所望の調理温度になるまで電子レンジ内で暖めるだ
けでよい。容器には自動的に穴があく。電子レンジで加
熱している間、容器内の蒸気圧力が高まる。この圧力は
、非延伸性の蓋に密封した寸法安定性の部分からなる容
器内で、密封状態が破裂するまで高まる。通常は第2図
の40に示すように一箇所が破裂し、それはリムのコー
ナーであるのが典型的である。密封の残りの部分は剥が
れやすくなっており、容器を電子レンジから取り出した
後に容器から蓋を容易に剥がすことができる。剥離抵抗
力は室温で3〜10ポンド/インチであり、食品調製温
度である140〜200°Fにおいては2ポンド未満で
あり、200°Fにおいては好ましくは1.5ポンド未
満である。
【0037】本発明には数々の利点がある。消費者にと
ってかなり便利であることに加え、本発明は、使用した
材料を再使用することができ、全体のエネルギー効率が
よい点にも利点がある。本発明は、加熱のときのみ使用
するプラスチックドームのような特別の通気用部材を必
要としない。また、冷凍状態に維持したり、解凍したり
する必要がないので、それに要するエネルギーの節約に
なる。本発明によれば、室温で保存していたものを電子
レンジに入れるだけで調製温度にすることができる。ま
た、本発明によれば、新しい樹脂容器表面にだけ食品が
接触するため、長期間保存がきく。蓋は壊す必要がなく
、部分的にまたは完全に除去、置き換えなどの処理を行
うことができる。また、電子レンジによる加熱に先立っ
て特別の処理操作を要したり、電子レンジのプログラミ
ングを要することがない。
【0038】さらに、ハンドル29および29’はマイ
クロ波から遮蔽することができるので、ホイルを蓋の中
に入れてその蓋がハンドルを覆うようにすれば冷たいま
ま保つことができる。
【0039】以上、本発明の内容を説明してきたが、本
発明の範囲には少なくとも以下の態様が含まれることを
明示する。
【0040】本発明の容器については、[1]密封リム
と柔軟な蓋との間の密封が3〜10ポンド/線インチで
あるもの、[2]遮断部がアルミニウムホイルであるも
の、[3]遮断部がポリエチレンテレフタレートの外側
層に接着したアルミニウムホイル層を有する多重層から
なるもの(1以上の外側層は2方向延伸性である)、[
4]熱封しうる樹脂が1以上の共重合エステル樹脂を含
み、厚さ0.7〜2ポンド/1000平方フィートで1
以上の蓋のポリエチレンテレフタレート層に適用したも
の、[5]収容部の外側層が結晶化を促進する剛化剤か
らなるもの、[6]剛化剤が、炭酸カルシウム、二酸化
チタン、ケイ酸マグネシウムおよびこれらの混合物から
なる群より選択される乾燥無機材料粒子を含有するもの
、[7]密封リムを互いに逆方向に伸長したハンドルを
有するもの、[8]蓋が、マイクロ波加熱からハンドル
を保護するアルミニウムホイル層を有するもの、[9]
くぼみが上向きの壁と底上げした底部パネルから画定さ
れているもの、および[10]側壁が上外向きに開いて
いて、鉛直軸との角度が12度以上であるものが、少な
くともその範囲内に含まれる。
【0041】本発明の食品をパッケージングする方法に
ついては、[1]容器の遮断層が、ポリエチレンテレフ
タレートの外側層に接着しているアルミニウムホイルを
有する多重層からなるもの、および、[2]容器の密封
リムと柔軟な蓋との間の密封強度が、21℃において3
〜10ポンド/線インチであり、熱封しうる層が1以上
の共重合エステル樹脂を含有し、厚さ0.7〜2ポンド
/1000平方フィートで1以上の蓋のポリエチレンテ
レフタレート層に適用したものが、少なくともその範囲
内に含まれる。
【0042】本発明の食品を保存して再加熱する方法に
ついては、[1]容器のくぼみが、鉛直軸との角度が1
2度以上である上向きの側壁と底上げした底部パネルに
よって画定されているもの、[2]レトルト処理後の容
器の2つの層の平均結晶率が33〜52%であるもの、
[3]容器の遮断層が、ポリエチレンテレフタレートの
外側層に接着したアルミニウムホイル層からなる多重層
を有するもの、[4]容器の密封リムと柔軟な蓋との間
の密封強度が、21℃において3〜10ポンド/線イン
チであり、熱封しうる層が1以上の共重合エステル樹脂
を含有し、厚さ1〜2ポンド/1000平方フィートで
蓋のポリエチレンテレフタレート層の1つに適用したも
の、および[5]ハンドルが密封リムから逆方向に伸長
しており、加熱中にマイクロ波から保護されているもの
が、少なくともその範囲内に含まれる。
【0043】以下に実施例を挙げて本発明の好ましい実
施態様を説明するが、この実施例は本発明をなんら制限
するものではない。他に指示のない限り、すべての部お
よび割合は重量に基づく。
【0044】
【実施例】2層の容器用シート材料と6層の蓋用シート
材料を用いて、図面に描かれた容器を調製した。卵型容
器には、頂部約6.2インチ、幅約4.25インチ、深
さ約1インチのくぼみをつけた。底部は約3/32イン
チ底上げし、鉛直軸からの側壁の角度は約15度にした
。 密封リム(約0.2インチ)がくぼみを取り囲むように
し、長軸上に互いに逆方向にハンドルをつけた。
【0045】2層の容器用シート材料を、乾燥した結晶
化しうる非晶質ポリエチレンテレフタレート層を残存水
分量50ppm未満の添加剤と一緒に押出すことによっ
て調製した。非晶質層の樹脂は未使用のポリエチレンテ
レフタレートとした(I.V.0.95、平均分子量6
5,000、結晶の融点[ピーク値]245℃)。結晶
化しうる層の樹脂は同一であるが、ポリプロピレン核剤
、容器用シート再生材料と着色細粒二酸化チタンを含む
着色剤の混合物を約5%含有させた。これらの樹脂は溶
融して別個に押出し染料に供給し、そこから約560°
Fで押出し、冷却して厚さ約0.04インチ、結晶化し
うる部分約0.028インチ、非晶質部分約0.012
インチのシートを形成した。
【0046】容器用のシート材料は、真空形成型の内部
に最も近く着色し結晶化することができる層とともに設
置し、約125℃に加熱し、プラクアシストからの空気
流の助けをかりて真空にすることによって型へ向けて上
向きに引いた。その後、形成したシートを冷却型へ移し
、迅速に冷却して内側層のための熱密封性を維持し、外
側層内の脆性を防いだ。
【0047】蓋用のシート材料は、厚さ0.00048
インチの延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムでサ
ンドウィッチした厚さ1ミルのアルミニウムホイル層を
有するように調製した。これらの層は、厚さ1ポンド/
1000平方フィートで適用したポリウレタン接着剤で
接着した。この積層体の一面はコロナ処理し、熱密封コ
ーティングをサスペンジョンとして適用し、乾燥したと
きの厚さ1.4ポンド/1000平方フィートとした。 蓋用のシート材料は55℃において約7日間硬化した。 サスペンジョンは、トルエン中32%の固形分を有して
いた(モルトンケミカルから入手しうるX17−3:無
機充填剤と共重合樹脂との混合物)。
【0048】トマトソース付きラザーニアを容器のくぼ
みに入れ、容器の空いたところに窒素をふかして吸引し
た。蓋用のシート材料を、シートからリムに向かって圧
力をかけ短時間加熱することによって容器のリムに密封
した。密封した容器を温度を30分以上かけて120℃
にし、その温度に約45分間維持し、約35℃に30分
かけて冷却してレトルト処理した。加熱と冷却の間、密
封した容器は水下に維持し、蒸気で加熱して、外圧力は
容器内で上昇する圧力とバランスするようにした。蓋密
閉の剥離抵抗力は約5ポンド/インチであった。
【0049】冷却し保存した後、容器を500ワットの
電子レンジに入れて2分間加熱した。その間、密封部分
の一部がコーナーで剥離した。蓋は剥がすことによって
容易に除去し、すぐに使用しうる状態で食品が提供され
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器を示した図である。
【図2】第1図の2−2にそって切った本発明の容器の
断面図である。
【図3】容器のリムと蓋との密封状態を示した図である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密封リムで囲まれてたくぼみを有する成形
    した収容部(この収容部はポリエチレンテレフタレート
    の多重層から形成されており、外側層が結晶化しうる材
    料で、内側層は実質的に非晶質である。収容部はレトル
    ト処理中寸法安定性を示し得る)、および酸素と水を実
    質的に透過しない遮断部、および密封リムの実質的に非
    晶質のポリエチレンテレフタレート表面と密封すること
    ができる熱封可能な層からなる非延伸性の柔軟な蓋(密
    封はレトルト処理中安定であり、マイクロ波加熱してい
    る間容器に穴が開くのに十分な程度に剥がれる)からな
    る食品容器。
  2. 【請求項2】密封リムで囲まれたくぼみを有する成形し
    た収容部内に食品を入れ(この収容部はポリエチレンテ
    レフタレートの多重層から形成されており、外側層が結
    晶化しうる材料で、内側層は実質的に非晶質である。収
    容部はレトルト処理中寸法安定性を示し得る)、酸素と
    水を実質的に透過しない遮断部、および密封リムの実質
    的に非晶質のポリエチレンテレフタレート表面と密封す
    ることができる熱封可能な層からなる非延伸性の柔軟な
    蓋(密封はレトルト処理中安定であり、マイクロ波加熱
    している間に自動的に穴があく)を密封リムに密封し、
    そして密封した容器をレトルト処理する各工程からなる
    食品をパッケージングする方法。
  3. 【請求項3】密封リムで囲まれたくぼみを有する収容部
    内に食品を入れ(この収容部はポリエチレンテレフタレ
    ートの多重層シートから形成されており、外側層が結晶
    化しうる材料で、内側層は実質的に非晶質である。収容
    部はレトルト処理中寸法安定性を示し得る)、酸素と水
    を実質的に透過しない遮断部、および密封リムの実質的
    に非結晶のポリエチレンテレフタレート表面と密封する
    ことができる熱封可能な層からなる非延伸性の柔軟な蓋
    (密封はレトルト処理中安定であり、マイクロ波加熱し
    ている間容器に穴が開くのに十分な程度に剥がれる)を
    密封リムに密封し、密封した容器をレトルト処理し、そ
    して電子レンジ内でその容器内の食品を加熱する各工程
    からなる食品を保存して再加熱する方法。
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