JPH04231796A - 真空熱絶縁体構造 - Google Patents

真空熱絶縁体構造

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JPH04231796A
JPH04231796A JP3141876A JP14187691A JPH04231796A JP H04231796 A JPH04231796 A JP H04231796A JP 3141876 A JP3141876 A JP 3141876A JP 14187691 A JP14187691 A JP 14187691A JP H04231796 A JPH04231796 A JP H04231796A
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JP
Japan
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container
insulating
vacuum
vacuum vessel
insulation
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JP3141876A
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Oskar Schatz
オスカー・シュアツ
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/06Arrangements using an air layer or vacuum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00492Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices comprising regenerative heating or cooling means, e.g. heat accumulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P2011/205Indicating devices; Other safety devices using heat-accumulators

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は、スラスト力の伝動に、かつ
さらに特定的に自動車における熱蓄積手段に適した真空
熱絶縁体に関し、排気された絶縁領域および気孔形成絶
縁材料からなる負荷に耐えるブレース部材を含む。
【0002】自動車における使用のために意図された熱
蓄積手段によって、満たされなければならないコスト、
重量、容積および効率性に関する苛酷な要求のために、
この発明は、その応用をこの目的に制限することなく、
かかる熱蓄積手段に関連して説明されるであろう。
【0003】これらの苛酷な要求は、一連の問題につな
がる。高い効率性に対する要求のために、この場合は許
容できる熱散逸に対して、真空絶縁体を使用することの
みが可能である。近代自動車において利用できる空間量
に制限があるので、とりわけ走行マイル数および排ガス
放出に関してのより高い期待のために、かかる熱蓄積手
段はできるだけ小さく、かつ軽量であり、外部構成は設
計者によって修正されることが可能であるので、熱蓄積
手段は小さな空間で収容できるかもしれない。
【0004】従来の絶縁技術は、2つの型式の真空絶縁
体を供給する、つまり約100年前から既知であるデュ
アー容器を基礎とした高真空絶縁体と、微小多孔性絶縁
体とである。この場合、熱流動は3つの主要経路−気体
対流、熱放射および熱伝導−によって、様々な異なる方
法によって遮られるが、外部構造は同一のままである、
つまり熱蓄積手段は、内部および外部コンテナによって
構成された二重壁の絶縁容器内に閉じ込められており、
かかる容器は、密封して封止され、かつ長い時間期間真
空を維持することが可能である。
【0005】高真空絶縁体という言葉は、熱絶縁体の型
式を表示するために使用され、その場合は、絶縁領域に
おける気体圧力は、10− 3 mbar以下であり、
全絶縁領域において、装置は熱放射を反射するように配
置される。
【0006】高真空絶縁体の場合、熱伝導および気体対
流は妨げられる、なぜなら空間は実質上気体がなくなる
まで排気され、かつかかる真空はたとえば10年という
延期された時間期間維持されることを確実にする手段が
とられるからであり、その目的のためにゲッターが使用
されるかもしれない。
【0007】高真空絶縁体の場合、圧力は10− 7 
mbarと10− 3 mbarとの間で変化し、気体
分子の自由な経路は、10mと1mmとの間に達する。 それゆえに、10− 3 mbarの圧力以下では、経
路長は気体の熱伝導を防ぐために、1mmの絶縁空間に
おける特性根以下であることが可能であり、これは製造
され得るものの限界である。気体伝導は低質量密度によ
って妨げられる。
【0008】熱放射は、たとえば絶縁空間の壁を、アル
ミニウム、銅または銀の膜のような反射材料で覆うこと
によって妨げられる。これらの方法は、実行するのに時
間がかかり、かつコスト集約的である。その結果は、最
小空間要求を持つ非常に強い熱絶縁体となる、なぜなら
絶縁効果は間隙の厚さに、つまり内部コンテナと外部コ
ンテナとの間の壁距離に依存しないからである。双方の
壁間の接触の可能性を排除しさえすればよい。絶縁体の
重量は、外部コンテナの重量のみに起因する。
【0009】2つの端部表面の間を延びる湾曲した周囲
表面を持つ絶縁容器、さらに特定的に環状に円筒の絶縁
容器の場合、真空空間と周囲との間の圧力差による圧縮
力としての力は、外部コンテナにおいて吸収され、壁は
座屈を防ぐための何らかの手段を必要とする。この予防
手段は、たとえば湾曲の結果として起こる環状に円筒の
波形の形をとることが可能であるので、寸法的に安定し
、かつ軽量の外部コンテナとなる。
【0010】他の容器構成、さらに特定的に平面状の表
面を持つ容器構成の場合、高真空絶縁体は、コスト、空
間要求および真空圧力に耐えるためのブレース手段の重
量のために、ほとんど利用されない。
【0011】微小多孔性真空絶縁体は、低熱伝導性を持
つ固体材料を含む。材料の空間的な分布は、排気できる
小さな気孔(微小気孔)のシステムにより全面的に広げ
られるようになっている。それは、一般的にファイバ、
粉末および泡沫の問題である。グラスファイバ絶縁体が
広く使用されているので、この材料は他の説明の基礎と
して取り上げられるであろう。
【0012】気孔の大きさは、ファイバの直径およびフ
ァイバ同士の距離として規定される。ファイバの距離は
、重量や容積密度(略して密度と呼ぶ)測定により、間
接的に容易につきとめることができる。ほとんど直接測
定できない気孔の大きさの代わりに、計算は、それゆえ
に容積密度およびファイバ直径に基づく。
【0013】最も一般的なファイバ直径は、約5ミクロ
ンである。200ないし300g/lの密度の場合、最
小熱伝導性は1mbarで得られる。もし、この圧力で
密度が増加すれば、絶縁体の熱伝導性も同様に増加する
であろう、なぜならファイバを介する伝導が増加するか
らである。もし、この圧力で密度が削減されれば、絶縁
体の熱伝導性はやはり増加するであろう、なぜなら気体
における伝導もまた増加するからである。それゆえに、
ファイバ直径および密度がこれらの値の場合、特徴的な
気孔の大きさは、気体分子の自由経路以下に過ぎず、そ
れは1mbarの圧力下で、約1ミクロンに等しいと結
論づけることは可能である。
【0014】気体分子を衝突させることによる熱の流れ
を削減させるために、「気孔の大きさ<自由経路」とい
う条件が満たされなければならない。さらに、気体分子
による対流は、妨げられなければならず、これもまたグ
ラスファイバによって影響を受けることである。
【0015】もし、他方で、密度が、たとえば250g
/lで一定に維持され、かつ圧力が1mbar以下に削
減されれば、遅くとも高真空範囲(10−3 以下)に
到達するときに、熱移転においてさらなる削減はないで
あろうし、高真空絶縁体に比較して高いレベルで維持す
るであろう。この量は、固体、つまりグラスファイバに
おける伝導に相当し、その値は、絶縁層の厚さとともに
減少する。
【0016】それゆえに、絶縁層の厚さは、所望の熱絶
縁効果に相当する値を有することが必要で、気孔を十分
に小さくするのに必要な高密度のために、微小気孔絶縁
構造は、大きな容積および重量を有する。さらに、絶縁
材料のコストは、これに依存する。
【0017】微小気孔グラスファイバ絶縁体の場合、熱
放射が、ファイバによってチェックされる。この効果は
、適当に着色したファイバの使用によって増加されるか
もしれない。
【0018】効率性、容量および重量に関して、高真空
は微小気孔絶縁より明らかに優れている。コスト比較に
ついては、しかしながら、専門家の考えは一致していな
い。絶縁対象構造の形状に関しては、微小気孔絶縁は、
明らかな優勢を有する、なぜならあらゆる異なる構成の
絶縁容器、平坦なコンテナ壁を持つ容器にさえ適合され
るからであり、またスラスト力を伝えることができるか
らである。
【0019】双方の形の絶縁体の利点を組み合わせる方
向へ向けて取られたステップは、たとえば、ドイツ特許
公開第3、725、167A号において説明される。こ
の場合、熱絶縁体は、微小気孔熱絶縁体を持つブレース
部材と高真空絶縁体を持つ隙間に分けられて、その結果
絶縁領域は、上述の従来の熱絶縁構造、つまり高真空絶
縁体および微小気孔絶縁体の一方または他方が、それぞ
れ利用される交代領域に細分される。
【0020】使用される支持絶縁材料の量を負荷に適合
させようとすることは可能であろう。しかしながら、相
互に分離した支持ブレース手段の製造および組立の複雑
さのために、絶縁領域の壁を補強することなく、絶縁材
料の機械負荷制限の利点を十分に利用するために、十分
小さな支持距離を得ることは不可能である。したがって
熱伝導、容量および重量は理論的に可能であると思われ
るより実際の応用の方が高くなる。実際のテストはそれ
ゆえに予測を満たして来なかった。
【0021】
【この発明の短い概要】したがって、この発明の1つの
目的は、スラストの伝動に関して低バルクおよび低重量
を持つ熱絶縁効果の十分な効率性があると最初に述べら
れた型式の熱絶縁構造を提供することである。
【0022】この発明のさらに他の目的は、かかる構造
を最小限の材料、組立および排気コストで提供すること
である。
【0023】これらの目的またはこの明細書、特許請求
の範囲および図面から明らかである他の目的を達成する
ために、絶縁領域における負荷に耐える気孔形成絶縁材
料は、少なくとも連続的に支持される必要性のある領域
に配置され、絶縁材料の質量密度は、伝動されるスラス
ト力を吸収するのにちょうど十分であるように削減され
、かつ気体圧力は、所望の絶縁効果に従って削減され、
さらに好ましくは排気された絶縁領域における真空は高
真空であり、かつ全絶縁領域において手段は熱放射を妨
げるために供給される。真空は好ましくは、熱絶縁の意
図された使用期間の終わりに予測される気体圧力が10
− 3 mbar以下であるように選択される。
【0024】例として与えられたかかるグラスファイバ
絶縁体の負荷支持容量は250g/lで約10barに
なるので、平坦な壁の完全真空圧力を支持する場合には
、25g/lの密度は十分であり、0.5barの気体
圧力を想定する環状に円筒の容器の座屈を防ぐ場合には
、12.5g/lという低い密度で十分である。
【0025】低質量密度に鑑みて、ファイバの固体伝導
は低いので、絶縁体の厚さは絶縁領域の厚さと近くなる
ように設計され、この厚さは実利的な価格で製造され得
る最低の厚さであり、約5mmになる。このことは、同
等の絶縁効果を得るためには、少なくとも15mmに等
しい厚さを有しなければならない従来の平坦壁の容器の
ためのグラスファイバ絶縁体と比べて重大な利点を構成
する。
【0026】絶縁材料の重量は、その低密度および絶縁
間隙のサイズが小さいために無視してよい。
【0027】環状に円筒の容器への応用については、必
要とされる空間は半分になるかもしれない、なぜなら固
まった波形は要求されないからである。
【0028】この発明に従う絶縁体の費用は、環状に円
筒の絶縁容器および平坦壁の絶縁容器における絶縁特性
、容量および重量に関する機能的改善にもかかわらず、
従来の絶縁体の場合より少ない。
【0029】この発明の他の可能な展開に従って、ブレ
ース手段は、絶縁領域の2つの限界を定める手段のうち
のどちらかとスラスト接触をすることを少なくとも妨げ
られ、これらの手段は異なる温度領域と関連する。湾曲
した壁を持つ熱絶縁体の場合の絶縁領域の限界を定める
手段は、自立特性を有するので、ブレース手段は、自立
特性の原因である湾曲が維持されれば、必要ではない。 たとえば、もし、局地的スラストやそれによる変形が限
界を定める手段の自立特性を損ないさえすれば、ブレー
ス手段は、2つの限界を定める手段と圧力伝動接触し、
絶縁領域を確実に維持するであろう。それゆえに、この
発明の有利な実施例に従って、ブレース手段は、絶縁領
域の外部壁から距離をおいて位置付けされるので、標準
の場合、つまり限界を定める手段がその自立特性を維持
する限りにおいて、絶縁領域を介する固体熱伝導はない
【0030】この発明の他の可能な特徴は、外部壁に面
する側面上で、ブレース手段は壁からのクリアランスを
もって配置された膜で覆われ、かかる膜は好ましくは、
ブレース手段を構成する絶縁材料を圧縮応力(pret
ensioning)効果で圧縮するので、もし、ブレ
ース手段が有効にならなければならないとすれば、その
抵抗は存在する圧縮応力によって予め定められる。
【0031】さらに特定的に、環状に円筒の熱による絶
縁配置の場合、ブレース手段は、自立部材を構成するこ
とが可能で、その外径は外部壁の内径より小さく、かつ
内径は絶縁領域の内部壁の外径より大きい。この点で、
部材は、その支持機能が使用されない限り、重力の作用
下で絶縁領域の限界を定める手段のうちの1つと直線状
の接触をすることが可能である。
【0032】この発明の他の可能な展開に従って、異な
る温度範囲に関連した2つの限界を定める手段のうちの
少なくとも1つとのブレース手段のスラスト接触は、2
、3の接触点に制限され、スラスト接触を制限するため
のこの発明の特に有利な実施例に従って、絶縁材料は、
少なくとも一方の側面上で、成形突起を持つ膜で覆われ
る。
【0033】膜を使用する場合の放射による熱伝導を妨
害するために、この発明の他の有利な展開は、少なくと
も膜の1つの表面が高い反射係数を有する金属から構成
される場合に可能である。
【0034】熱絶縁体の生産は、この発明の他の展開に
従って、絶縁材料が2つの限界を定める手段と直接接触
することを妨げられ、かつかかる接触を妨げる要素が、
組立式サブアセンブリとして絶縁材料と結合されれば、
容易になる。
【0035】この発明の他の可能な展開に従って、ブレ
ース手段は、隣接した層またはひだの各々の1対間に配
置された熱によって反射する膜を有する絶縁材料の少な
くとも2つの平行に配置された層からなる。
【0036】この発明の特に好ましい実施例に従って、
絶縁材料は寸法的に安定したグラスファイバからなる部
材の形式をとり、この部材は所望の必要密度に押圧され
、かつ焼結または溶融されるとともに絶縁領域に配置さ
れる。グラスファイバは、溶融作用によって前記ブレー
ス部材において成形的に変形されるので、押圧作用によ
って発生された構成および質量密度は維持される。
【0037】好ましくは、熱絶縁体は絶縁容器のケーシ
ングを構成するであろう。この発明の高真空絶縁構造を
持つ絶縁容器への有利な応用に従って、かつさらに特定
的に、自動車にとっての潜熱蓄積手段で、それに対して
距離を設けた関係にあることにより絶縁領域を形成する
内部コンテナとその内部コンテナを取り囲む外部コンテ
ナとを含み、各々のコンテナは、2つの反対側の端部の
間に延びる周囲表面、熱転送媒介の供給と除去のための
絶縁領域を通って延びるダクト、および内部コンテナと
外部コンテナとの間の支持気孔形成ブレース手段とを有
する場合に、絶縁容器は、内部コンテナの周囲表面を取
り囲み、負荷に耐える材料から製造されたブレース部材
、さらに特定的にはグラスファイバが内部コンテナの周
囲表面と接触するとともに、その2つの端部の壁に隣接
する部分において、外部コンテナの周囲表面と接触する
ように設計されており、その一方で外部コンテナの方に
曲げられた側面上の2つの部分の間で、グラスファイバ
は圧縮応力を与えられた膜によって取り囲まれ、かつそ
れと外部コンテナの周囲表面との間にクリアランスとと
もに維持される。
【0038】この発明の他の有益な展開に従って、コン
テナの一方の端部で、ブレース部材が存在し、内部およ
び外部コンテナの端部壁の中央で、負荷に耐える気孔形
成材料から作られ、内部および外部コンテナの端部壁間
、つまり外部コンテナのこの端部に位置付けられた端部
壁に押しつけられ、かつコンテナの他方の端部で、負荷
に耐える気孔形成材料からなる環状のブレース部材は、
周囲表面に隣接し、外部へ半径方向に広がる内部コンテ
ナおよび外部コンテナの相互に反対側の端部壁の部分の
間に押しつけられる。
【0039】この発明は実用的な実施例を示す添付の図
面に関連してさらに詳細に説明されるであろう。
【0040】
【この発明の実用的な実施例の詳細な説明】図面におい
て類似の部分は類似の参照符号によって表示される。
【0041】一般に10の参照符を付けられた潜熱蓄積
手段の、一般に既知の構造を有する熱蓄積領域は、詳細
に示されず、実際内部コンテナ12内に囲まれた蓄積コ
ア14のみが図示されている。内部コンテナ12は外部
コンテナ16によってクリアランスをもって取り囲まれ
ているので内部コンテナ12と外部コンテナ16との間
には絶縁領域18があり、これは各図において一定の比
例に縮小して図示されていないし、実際その厚さは実質
上誇張されている。絶縁領域を2本のダクトが横切って
おり、これは熱移転媒介を熱蓄積コア14内に導入する
ために、また熱移転媒介をコア14から戻すために機能
する。断面図においては、2本のダクトはお互いを不明
確にするので、1本のダクト20のみが見えている。
【0042】絶縁領域において好ましくは、気体による
熱の流れおよび熱伝導を妨げるための高真空がある一方
で、熱放射は絶縁領域の限界を定める手段上の反射する
上塗りによって妨げられる。
【0043】内部コンテナ12と外部コンテナ16との
間に配置されたブレース手段は、周囲圧力と絶縁領域に
おける真空との間の圧力差による負荷を吸収するととも
に、さらにもし必要なら、外部コンテナ16に関して内
部コンテナ12をブレースすることによる、機械力と、
また自動車の動作中に内部コンテナ12の重量によって
、もしくは振動によって、または制動あるいは加速効果
によって生じる慣性力の場合の力にも耐えるように適合
される。
【0044】熱蓄積手段10の1つの可能な設計は、内
部コンテナおよび外部コンテナ16は、同軸上に配置さ
れ環状の円筒の形状をとることである。熱蓄積手段10
のかかる構成は、図2において想定される。この発明の
応用の好ましい分野は、たとえば正六面体または平行六
面体の形状のような平面状の外部表面を有する熱蓄積手
段によって表わされる。図5の断面図から推測される形
状は、図1に想定される。
【0045】図1のこの発明の実施例の場合に、内部コ
ンテナ12および外部コンテナ16のたとえば24と2
6のような互いに反対側の平面状の表面は、コーナー領
域28を除いて、連続的なブレース部材30によってお
互い上で各々支持される。ブレース部材は、グラスファ
イバからなり、前記材料の密度が、ありそうなまたは予
想される圧力またはスラスト負荷を吸収するのにちょう
ど十分であるように選択される。
【0046】平面状の壁を持つ正六面体の熱蓄積手段の
場合に、ブレース部材上の1barの負荷が予想され得
る。そしてすでに述べられたように、現在かかる平坦壁
絶縁容器は、絶縁材料が、250g/lの密度と約5−
 3 mmのファイバの厚さを有する従来のグラスファ
イバ絶縁体とともに使用され、10barの負荷支持容
量を有し、かつ15mmの絶縁の厚さをもって配置され
る。この発明の例証された実施例における発明に従った
教えに続いて、1barの吸収できる最大負荷を適当に
考慮に入れると、ブレース部材の密度は25g/lに削
減できるかもしれない。それゆえに、固体伝導性は10
分の1に削減され、たとえば2ワットから0.2ワット
へ下がるであろう。さらに0.6ワットでさえもまた、
許容できるので、絶縁の厚さを3分の1、つまり5mm
に削減する可能性があり、絶縁領域の容積は、同様に実
質上削減される。同時に、使用される絶縁材料の重量は
削減される、つまりこれは一方では10分の1に減少さ
れた密度のために、また他方では絶縁の厚さは3分の1
に削減されたためであり、その結果全体の削減は従来の
グラスファイバ絶縁配置における値の30分の1になる
【0047】図2および図3に例証されるように、環状
に円筒の内部および外部コンテナ12とそれぞれ16と
を持つ絶縁容器の場合に、円筒状の壁の寸法上の安定の
ために、0.5barのブレース部材の負荷支持容量は
十分であり、そのために絶縁材料の密度が、12.5g
/lに削減されるかもしれない。ブレース部材の負荷に
耐える容量は、たとえば座屈またはへこみによるような
局地的な変形により、円筒状の壁の寸法上の安定が損な
われる場合にのみ要求される。
【0048】それゆえに、図2の例証された実用的な実
施例において、ブレース部材34は、内部コンテナ14
の円筒状周囲表面55を取り囲み、膜36によって内部
コンテナ14の大部分の全長の上に持ち上げられ、この
膜は緊張してそれを取り囲み、絶縁効果を改善する絶縁
間隙17を形成して、高い反射効果を有し、かつブレー
ス部材34は外部コンテナ16の円周表面56から内方
向に放射状に引かれるので、内部コンテナ14の2つの
端部壁51および55に関連した部分57および58に
おいてのみ、内部コンテナ14を支持する橋がある。外
部コンテナ16が絶縁間隙17に隣接した内方向に座屈
され、自立円筒状構成を緩めるときにのみ、ブレース部
材34もまた、このへこんだ領域においてそのブレース
作用を、同様に行なう。
【0049】ダクト20から離れた内部コンテナ14の
側面上で、側壁51はブレース部材59を介して、外部
コンテナ16の関連した端部壁53上で支持され、それ
は2つの端部壁51および53に対して、中央に配置さ
れる、その一方で、絶縁容器10の他の端部で、環状の
ブレース部材60は以下のように配置される、つまり、
半径方向に外に広がり、内部コンテナ14の周囲表面5
5と、外部コンテナ16の周囲表面56にそれぞれ隣接
した内部コンテナと外部コンテナの相互に反対側の端部
壁52と54のそれぞれの部分61と62それぞれにお
いて、環状ブレース部材は、外部コンテナに関して軸方
向に内部コンテナ14を支持する固定ベアリングを構成
するように配列されている。絶縁容器10の他方の端部
に位置する外部コンテナ16の端部壁53は、弾性ダイ
ヤフラムの形状で作られるので、ブレース部材59は、
軸可動ベアリングとして機能し、これは熱膨張による長
さの変化を吸収する際に、弾性端部壁43と協働するよ
うに適合される。
【0050】他の可能性が図4に示される。ブレース部
材34は自立外皮によって構成され、その内径は内部コ
ンテナ12の外径より大きく、同時にその外径は外部コ
ンテナ16の内径より小さい。したがって、外部コンテ
ナ16が変形されない限り、ブレース部材34は、たと
えば例証された態様において、重力の影響下で内部コン
テナ14を連動させ、直線状の接触だけがあり、もし、
ブレース部材が外部コンテナ16と同時に直線状の接触
をするとすれば、固体伝導それ自体は非常に低い。図5
は、ブレース部材の設計の他の可能な修正を示すが、今
度は平面表面を持つ図1において例証された熱蓄積手段
10の例として示す。ブレース部材30は、グラスファ
イバ材料からなる2つの平行なひだまたは層40および
42によって構成され、これらの間には熱反射膜44が
ある。内部コンテナ12と外部コンテナ16それぞれに
面するブレース部材30の表面は、反射膜46と48で
それぞれ覆われ、これらの膜は、ノブのような突起50
を有するので、結果としてブレース部材30の内部コン
テナおよび外部コンテナとの接触は、突起によって規定
された、2、3の接触点に制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】潜熱蓄積手段の概略の断面図である。
【図2】潜熱蓄積手段の多少修正された実施例の概略の
断面図である。
【図3】図2の線III−IIIで切り取られた断面図
である。
【図4】図3に相当するこの発明の他の実施例の断面図
である。
【図5】図1の線V−Vで切り取られた図1とは異なる
この発明の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
10  熱蓄積手段 12  内部コンテナ 14  内部コンテナ 16  外部コンテナ 30  ブレース部材 34  ブレース部材

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  スラスト力の伝動に、そしてより特定
    的に自動車における熱蓄積手段に適した真空熱絶縁体構
    造であって、排気された絶縁領域と気孔形成絶縁材料か
    らなる負荷に耐えるブレース部材とを含み、絶縁領域に
    おける負荷に耐える気孔形成絶縁材料は、少なくとも連
    続的に支持される必要性のある領域に配置され、絶縁材
    料の質量密度は伝動されるスラスト力を吸収するのにち
    ょうど十分であるように削減され、かつ気体圧力は所望
    の絶縁効果に従って削減される、真空熱絶縁体構造。
  2. 【請求項2】  排気された絶縁領域における真空は高
    真空であり、かつ全絶縁領域において熱放射をチェック
    するための手段が配置される、請求項1に請求された真
    空容器。
  3. 【請求項3】  ブレース手段は、絶縁領域の2つの異
    なる温度領域に関連した限界を定める手段のうちの1つ
    とスラスト接触をすることを妨げられる、請求項1に請
    求された真空容器。
  4. 【請求項4】  壁は湾曲し、かつブレース手段はそれ
    と絶縁領域の凹状の限界を定める手段との間のクリアラ
    ンスを維持する、請求項1に請求された真空容器。
  5. 【請求項5】  壁は湾曲し、かつ膜は凹状の絶縁領域
    の限界に面する側面とのクリアランスを持つブレース手
    段を覆って包む、請求項3に請求された真空容器。
  6. 【請求項6】  膜は、ブレース手段を構成する絶縁材
    料に対して圧縮効果を及ぼす、請求項5に請求された真
    空容器。
  7. 【請求項7】  ブレース手段は自立部材の形状で、そ
    の外径は外部壁の内径より小さく、かつその内径は絶縁
    領域の内部壁の外径より大きい、請求項4に請求された
    真空容器。
  8. 【請求項8】  絶縁領域の2つの異なる温度領域に関
    連した限界を定める手段のうちの、少なくとも1つとの
    ブレース手段のスラスト接触は、2、3の接触点に制限
    される、請求項1に請求された真空容器。
  9. 【請求項9】  ブレース手段のスラスト接触を制限す
    る手段は、少なくとも1つの側面上で成形突起を持つ膜
    によって覆われる、請求項8に請求された真空容器。
  10. 【請求項10】  膜に対する基礎材料は低い熱伝導性
    係数を有する、請求項5に請求された真空容器。
  11. 【請求項11】  膜の少なくとも1つの表面は熱放射
    に対する高い反射効果を持つ金属からなる、請求項5に
    請求された真空容器。
  12. 【請求項12】  絶縁材料は、2つの限界を定める手
    段に直接接触することを妨げられ、かつ接触を妨げる要
    素は、組立式サブアセンブリとして絶縁材料と結合され
    る、請求項1に請求された真空容器。
  13. 【請求項13】  ブレース手段は負荷に耐える絶縁材
    料の少なくとも2つの平行なひだからなり、かつかかる
    ひだの各対の間には熱を反射する膜が配置される、請求
    項1に請求された真空容器。
  14. 【請求項14】  前記負荷に耐える絶縁材料は、絶縁
    領域においてブレース部材の形状であり、予荷重で所望
    の質量密度に押圧され、次に寸法的安定のために焼結さ
    れ、かかる部材はグラスファイバから製造される、請求
    項1に請求された真空容器。
  15. 【請求項15】  絶縁容器のためのケーシングの形状
    をとる、請求項1に請求された真空容器。
  16. 【請求項16】  請求項1に請求された真空絶縁構造
    を有する絶縁容器で、さらに特定的に、自動車のための
    潜熱蓄積手段であって、内部コンテナと、絶縁領域を構
    成するようにクリアランスをもって内部コンテナを取り
    囲むように配置された外部コンテナとを含み、各々のコ
    ンテナは、2つの反対側の端部壁の間に延びる周囲表面
    、熱移転媒介の供給および除去のためのコンテナを通っ
    て延びるダクト、および内部コンテナと外部コンテナと
    の間の支持気孔形成ブレース手段とを有し、かかるブレ
    ース部材は、内部コンテナの周囲表面を取り囲むように
    供給され、負荷に耐える気孔形成材料、さらに特定的に
    グラスファイバからなり、かつ2の端部壁に隣接した2
    つの部分における内部コンテナの周囲表面に、また外部
    コンナテの周囲表面にも接触すると同時に、2つの部分
    の間で、外部コンテナに面する側面上で膜によって覆い
    包まれ、かつ外部コンテナの周囲表面から距離をおいて
    維持される、絶縁容器。
  17. 【請求項17】  コンテナの1つの端部で、かかるブ
    レース部材は内部コンテナおよび外部コンテナの端部壁
    の中央で、かつその両者の間において、負荷に耐える気
    孔形成材料から作られ、かつ外部コンテナのこの端部に
    位置する端部壁は、弾性ダイヤフラムの形状で製造され
    るとともに、コンテナの他方の端部で負荷に耐える気孔
    形成材料からなる環状ブレース部材は、周囲表面に隣接
    し、かつ半径方向に外に広がる内部コンテナと外部コン
    テナの互いに反対側の端部壁の部分の間に押しつけられ
    る、請求項16に請求された真空容器。
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