JPH042314Y2 - - Google Patents

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JPH042314Y2
JPH042314Y2 JP1986094393U JP9439386U JPH042314Y2 JP H042314 Y2 JPH042314 Y2 JP H042314Y2 JP 1986094393 U JP1986094393 U JP 1986094393U JP 9439386 U JP9439386 U JP 9439386U JP H042314 Y2 JPH042314 Y2 JP H042314Y2
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mounting groove
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JP1986094393U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は網戸に張設した網の周縁を網戸框の
網取付溝内へ固定するための網押えに関するもの
である。
従来技術 網の周縁を網戸框の網取付溝に固定するための
考案として第11図に示す考案が知られている。
該考案は網戸の框aに形成した網取付溝b内へ塩
化ビニールや合成ゴム等の軟質の熱可塑性合成樹
脂又は合成ゴムからなる網ロープcを押え込んで
網dの周縁部を溝b内へ巻込み、溝bからはみ出
した部分は切断して固定していた。しかしこのよ
うに固定すると網dの切断縁部が溝bから露出す
るため体裁が悪いとともに、切断縁部の網dのほ
つれが生じる。
これを防止するため実開昭52−112649号公報に
記載された考案が開示されている。第12図にそ
の概略図を示すが、ロープ状の軟質樹脂部材eと
板状の硬質樹脂部材fとにより網止部材gを形成
し、軟質樹脂部材eで網dの抜けを防ぐべく網取
付溝b内へ網dを押込んで保持し、硬質樹脂部材
fで網dの切断縁部を隠したものが考案されてい
る。しかしこのような考案にも以下の欠点があ
る。
この考案が解決すべき問題点 網戸の一方の框へ網の一側縁を固定した後、他
方の框aへ網dの他側線を固定する際には網dを
引張つているため、第12図の矢印h方向へ強い
張力が働いている。この状態で取付溝b内へ網止
部材gを押し込もうとしても軟質樹脂部材eが変
形して横に広がるため、押込み作業に苦労を要す
る。
また無理に押し込んだ場合には軟質樹脂部材e
が張力によつて取付溝b内でねじれ、これにつら
れて硬質樹脂部材fも傾倒するため、硬質樹脂部
材fの網d側部分が浮き上つてしまうことにな
る。(第13図) 問題点を解決するための手段 この考案にかかる網戸の網押えは、熱可塑性合
成樹脂材料よりなり、硬質又は半硬質の基板と該
基板から二股に分かれて突出する同じく硬質又は
半硬質の弾性を有する脚部を備え、両脚部間には
幅方向には脚部間に収まるとともに、高さ方向に
は脚部先端よりも張出す軟質の網当接部を一体に
設けると共に、該脚部の外表面には網戸の取付溝
開口と摺接して脚部を開口内へ導く案内面が形成
されている。
硬質又は半硬質の脚部が開口内へ押込む際の案
内となつて、容易に押込み作業が行える。
網が軟質の網当接部に当接してすべりが生じ
ず、網をゆるみなく張設できる。
実施例 以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳
細に説明する。
第14図に示すように網戸は上下框1,1及び
左右竪框2,2が方形状に框組まれ左右竪框2,
2の上下中間部間に水平に中棧3が掛け渡されて
いる。方形状に框組んだ各框1,2の内周側とな
る端縁部には室外側に開口する取付溝4が長手方
向に連続して形成されている。取付溝4の取付開
口には左右から係止突片5,5が互いに向き合う
方向に突設されている。係止突片5,5の先端部
外表面に先端に行くにつれて取付溝4底壁4a側
に近接するテーパ状面6,6が形成されている。
取付溝4の底壁4aと左右側壁4b,4bの各巾
方向中間部には長手方向に連続する突条7が突設
されている。
第1図において8は網押えであり、塩化ビニー
ル等の熱可塑性合成樹脂材料より形成されてい
る。9は硬質又は半硬質の帯状板体の基板であ
り、基板9の一表面の巾方向中間部に二股状に分
かれて突出する同じく硬質又は半硬質の弾性を有
する脚部10,10が長手方向に連続して突設さ
れている。両脚部10,10間には幅方向には脚
部10,10間に収まるとともに高さ方向には脚
部10,10先端よりも張り出す軟質の合成ゴム
等の熱可塑性合成樹脂材料よりなる網当接部11
が一体に設けられている。脚部10,10の先端
部の外表面には、先端へ行くにつれて他方の脚部
10側に近接する案内面12,12が形成されて
いる。
以上のような構成を有する網押え8によつて網
13を固定する作業につき第2図〜第6図に示
す。まず網13を方形状に框組んだ框1,2に合
わせて沿わせ、上下左右周端は各框1,2の取付
溝4を越えて外周端近くまで至らせておく。(第
2図) 網押え8の網当接部11を網13に当接して、
脚部10,10を框1,2の取付溝4内へ押込
む。このとき軟質の網当接部11に網13が当接
しており、網当接部11と網13との摩擦が大き
くなり、網13に張力が作用していてもスベるこ
とがない。(第3図) 脚部10,10を押込む場合、脚部10,10
外表面の案内面12,12が取付溝4開口の左右
係止突片5,5のテーパ状面6,6に摺接して、
脚部10,10を開口内へ導く。(第4図) 脚部10,10間の網当接部11は軟質である
ため、脚部10,10の案内面12,12が係止
突片5,5のテーパ状面6,6に摺接して両脚部
10,10をより狭い開口幅内に押込んでも、網
当接部11が容易に収縮して両脚部10,10が
互いに近寄る方向に弾性変形して押込み作業の支
障とならない。(第5図) 脚部10,10全体が取付溝4内に嵌合したと
き、脚部10,10は元の状態に復帰し、脚部1
0,10外表面及び網当接部11先端に巻付いた
網13が取付溝4の底壁4aと側壁4b,4bの
突条7に脚部10,10及び網当接部11の弾性
によつて圧着し、網13が突条7に係止する。従
つて網13周端を強固に固定することができる。
網押え8の基板9は框1,2の室外側面に当接し
て、基板9と框1,2表面との間に網13周端を
挟持する。網13周端の基板9よりもはみ出した
部分は切除する。(第6図) 網押え8は硬質若しくは半硬質の脚部10,1
0を取付溝4内に嵌合して網13を固定するた
め、網13に張力が作用していたとしても硬質若
しくは半硬質の脚部10,10にはねじれが生じ
難く、それにつられて基板9が変形するようなこ
とがない。すなわち基板9の内周側端部が張力に
よつて浮き上つたりすることがない。
この考案はその他以下のような実施例を考える
ことができる。
第7図に示す実施例は網押え8の網当接部11
先端に凹凸14を施して粗面にするとともに、基
板9の框1,2外表面と当接する面に軟質の合成
樹脂部15を設けたものである。網当接部11先
端と網13との摩擦が大きくなり、より網13の
ズレが防止される。また基板9の合成樹脂部15
に網13を圧着させて基板9と框1,2間に網1
3周端部を挟持するため、より強固に網13を固
定できる。
第8図に示すのは網押え8の脚部10,10外
表面と基板9の框1,2外表面と当接する面に凹
凸14を施して粗面にし、網13周端部との摩擦
を大きくして網13のズレを失くするものであ
る。
第9図に示すのは網押え8の両脚部10,10
間に中空部16を設けたものである。このような
構成であると、両脚部10,10を取付溝4に押
込める場合両脚部10,10の屈曲が容易とな
る。
第10図に示すのは網押え8の両脚部10,1
0間の網当接部11を、先端を軟質材料17によ
つて構成するとともに、基端部をやや硬質の軟質
材料18によつて構成するものである。このよう
な構成であると両脚部10,10の弾性が大きく
なり、網13をより強固に取付溝4内壁4a,4
bに圧着して固定することができる。
考案の効果 この考案にかかる網戸の網押えは以上のような
構成を有するため、以下のような効果を得ること
ができる。
○イ 網押えは取付溝へ押込む脚部と基板を有して
おり、基板によつて取付溝や網周端を隠すた
め、外観体裁が良好となる。
○ロ 取付溝内への網の縁部を押込む際、網押えは
先ずその硬質の脚部が取付溝開口に当接し、次
いで脚部間隔を挟めながら取付溝内へ嵌着され
る。つまり押込み作業中網押えは硬質の脚部に
案内されつつ取付溝内へ入るので、網押えが変
形したり傾いたりすることなく、網押えを正確
にかつ楽に取付けることができる。従つて基板
もつられてねじれたりすることがなく、内周側
が浮上ることもない。
○ハ 網は脚部間より張出した軟質部に当接しすべ
りを防止された状態で取付溝内へ押込まれるた
め網はゆるみなくきれいに張設することができ
る。また取付後網は軟質部に巻かかつているた
め網のたるみや外れは生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した網戸の一部斜視
図、第2図、第3図、第5図及び第6図は第14
図に示す網戸のA−A線断面における網の固定作
業の作業順序説明図、第4図は脚部と取付溝開口
の摺接状態の拡大断面図、第7図〜第10図は網
押えの他の実施例の断面図、第11図〜第13図
は従来技術を示す断面図、第14図は網戸の正面
図である。 1……上下框、2……竪框、3……中棧、4…
…取付溝、5……係止突片、6……テーパ状面、
7……突条、8……網押え、9……基板、10…
…脚部、11……網当接部、12……案内面、1
3……網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性合成樹脂材料よりなる網戸の網押え8
    であり、硬質または半硬質の基板9と該基板から
    二股に分かれて突出する同じく硬質または半硬質
    の弾性を有する脚部10,10を備え、両脚部1
    0,10間には幅方向には脚部10,10間に収
    まるとともに、高さ方向には脚部10,10先端
    よりも張出す軟質の網当接部11を一体に設ける
    と共に、該脚部10,10の外表面には網戸の取
    付溝開口と摺接して脚部を開口内へ導く案内面1
    2,12が形成されていることを特徴とする網戸
    の網押え。
JP1986094393U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH042314Y2 (ja)

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JPS631197U JPS631197U (ja) 1988-01-06
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