JPH0423140Y2 - - Google Patents

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JPH0423140Y2
JPH0423140Y2 JP1985144889U JP14488985U JPH0423140Y2 JP H0423140 Y2 JPH0423140 Y2 JP H0423140Y2 JP 1985144889 U JP1985144889 U JP 1985144889U JP 14488985 U JP14488985 U JP 14488985U JP H0423140 Y2 JPH0423140 Y2 JP H0423140Y2
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JP
Japan
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water
frame body
window frame
roof
groove
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JP1985144889U
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JPS6252618U (ja
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Publication of JPS6252618U publication Critical patent/JPS6252618U/ja
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Publication of JPH0423140Y2 publication Critical patent/JPH0423140Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、屋根に突設された採光窓の水上側か
ら採光窓内に水が浸入するのを防止する技術に関
する。
【背景技術】
従来にあつては、第5図に示すように、屋根1
の開口部2の周縁に木枠9を組み、木枠9の水上
側の屋根1に敷設された水切り板7の水下側端部
に立設された水切り片8を木枠9の側面10に沿
わせて釘12を打つて固定し、木枠9の上端部に
嵌着されたガラス枠11と木枠9との間に水切り
片8の上端部を挟み込んでいた。このため、ガラ
ス枠11と木枠9との間から水が浸入したり、水
切り片8の釘12を打たれた孔から水切り片8と
木枠9との間に水が浸入したりし、採光窓内に漏
水することがあつた。
【考案の目的】
本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところは水上側
から水が採光窓内に浸入することを確実に防止す
ると共に施工を簡略にすることにある。
【考案の開示】
本考案採光窓の防水構造は、屋根1の開口部2
の周縁より略筒状の窓枠体3を屋根1に対して略
直角に突出させると共に窓枠体3の下端外周にフ
ランジ部13を外方へ突出させて設け、窓枠体3
の水上側の側面4のやや上部にこの側面4の全幅
に亘つて断面略L字形の水返し部5を突出させて
水返し部5の下面に溝6を形成し、窓枠体3の水
上側において屋根1に敷設され水切り板7を上記
フランジ部13の上に載置すると共にこの水切り
板7の水下側端部から窓枠体3の側面に沿つて略
直角に立ち上げられた水切り片8の上端部におい
て水上側の斜め下方に向かつて屈曲して形成され
た折り返し片18を前記水返し部5の下面の溝6
内に嵌入して成ることを特徴とするものである。
しかして、水切り板7の敷設に際しては水下側に
おいては端の水切り片8を水返し部5の下面の溝
6内に嵌入するだけで良いので簡単に施工でき、
水切り片8に釘を打つ必要もないので釘の孔から
水が浸入するおそれもなく、水切り板7の上を流
下した水は端に立設された水切り片8により採光
窓内への浸水を防止され、窓枠体3の側面4を流
下した水は水返し部5の下端で水切りされるので
溝6内に水が浸入せず、確実に採光窓への漏水を
防止できるものである。 以下本考案の実施例を添付図に基いて詳述す
る。屋根1の採光用の開口部2の縁の上面には木
枠9が枠状に組まれており、木枠9の外周には略
筒状の窓枠体3が外嵌されて開口部2の周囲から
窓枠体3が突出させられている。窓枠体3の下端
外周にはフランジ部13が周設されていてフラン
ジ部13が屋根1の上に載置されており、窓枠体
3四周の下端よりもやや上方には断面が略L字形
の水返し部5が突設されていて水返し部5の下面
に溝6が形成されており、窓枠体3の上端部内周
にはガラス保持溝14が形成されていてガラス保
持溝14内にガラス15の縁が嵌合され窓枠体3
の開口がガラス15により塞がれている。また、
窓枠体3の両側にはフランジ部13の下に差し込
むようにして板金製の側板16が敷かれ、窓枠体
3の水上側にはフランジ部13の上に重ねるよう
にして板金製の上板17が敷かれており、更に第
3図に示すように上板17の下に差し込むように
して窓枠体3の水上側に水切り板7が敷設され、
水切り板7の水下側に立ちあげられた水切り片8
を窓枠体3の水上側の側面4に沿わせ、第2図に
示すように折り返し片18を設けられた水切り片
8の上端部を水返し部5の下面の溝6に嵌入して
水切り片8を固定する。なお、水切り片8の上部
を折り返し片18の弾性により溝6内に圧入する
ようにしても良い。この後、第4図に示すように
窓枠体3の周囲の側板16や上板17などの上に
瓦19を敷いて施工が完了される。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとく屋根の開口部の周縁よ
り略筒状の窓枠体を突出させ、窓枠体の水上側の
側面のやや上部にこの側面の全幅に亘つて断面略
L字形の水返し部を突出させて水返し部の下面に
溝を形成し、窓枠体の水上側において屋根に敷設
された水切り板の水下側端部から窓枠体の側面に
沿つて立ち上げられた水切り片の上端部を前記水
返し部の下面の溝内に嵌入しているから、水切り
板の敷設に際しては水下側において端の水切り片
を水返し部の下の溝内に嵌入するだけで良いので
簡単に施工できるものであり、水切り片に釘を打
つ必要もない内ので釘の孔から水が浸入するおそ
れもなく、水切り板の上を流下した水は端に立設
された水切り片により採光窓内への浸入を防止さ
れ、窓枠体の側面を流下した水は水返し部の下端
で水切りされるので溝内に水が浸入せず、確実に
採光窓への漏水を防止できるという利点がある。
しかも、窓枠体の下端外周にフランジ部を外方へ
突出させて設け、窓枠体の水上側において屋根に
敷設された水切り板を上記フランジ部の上に載置
するようにしたので、仮に水切り板の水切り片の
上端を雨水が越えて水切り板の内側に浸入して
も、この浸入した水はフランジ部の上を水下側へ
流れて排出されるものであり、採光窓内に水が浸
入することを確実に防ぐことができるという利点
がある。加えて、水切り板に水切り片が略直角に
立ち上げられていて、屋根に対して略直角に突出
されている窓枠体の側面に水切り片を沿わせせる
ことができ、立ち上げられた水切り片に雨水が衝
突することで水きり片を変形させることがなく、
かつ水切り片の高さを高くすることができ、屋根
上に敷設される水切り板を流下する雨水が水切り
片を越えて水切り片と窓枠体との間に浸入するの
を回避でき、かかる場合、水切り片の上端に形成
された折り返し片によつて水切り片を伝い登る雨
水を水切り片の裏面側に越えさせるのを阻止して
確実に水返しができ、しかも水切り片の変形が窓
枠体の側壁にて防止されて、折り返し片が溝から
不測に抜けることがなく、雨水が水切り片の裏面
側に廻り込むのを長期にわたつて充分に阻止する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同上のX部拡大図、第3図及び第4図は同上
の施工状態を示す斜視図、第5図は従来例の断面
図であり、1は屋根、2は開口部、3は窓枠体、
4は側面、5は水返し部、6は溝、7は水切り
板、8は水切り片、13はフランジ部、18は折
り返し片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根の開口部の周縁より略筒状の窓枠体を屋根
    に対して略直角に突出させると共に窓枠体の下端
    外周にフランジ部を外方へ突出させて設け、窓枠
    体の水上側の側面のやや上部にこの側面の全幅に
    亘つて断面略L字形の水返し部を突出させて水返
    し部の下面に溝を形成し、窓枠体の水上側におい
    て屋根に敷設された水切り板を上記フランジ部の
    上に載置すると共にこの水切り板の水下側端部か
    ら窓枠体の側面に沿つて略直角に立ち上げられた
    水切り片の上端部において水上側の斜め下方に向
    かつて屈曲して形成された折り返し片を前記水返
    し部の下面の溝内に嵌入して成る採光窓の防水構
    造。
JP1985144889U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH0423140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985144889U JPH0423140Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985144889U JPH0423140Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6252618U JPS6252618U (ja) 1987-04-01
JPH0423140Y2 true JPH0423140Y2 (ja) 1992-05-28

Family

ID=31055914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985144889U Expired JPH0423140Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Country Status (1)

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JP (1) JPH0423140Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726532B2 (ja) * 1973-07-09 1982-06-04
JPS57130662A (en) * 1981-01-31 1982-08-13 Matsushita Electric Works Ltd Lighting window

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132026Y2 (ja) * 1980-07-22 1986-09-18

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726532B2 (ja) * 1973-07-09 1982-06-04
JPS57130662A (en) * 1981-01-31 1982-08-13 Matsushita Electric Works Ltd Lighting window

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6252618U (ja) 1987-04-01

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