JPH04229264A - 反転駆動される円筒形印刷台を有するスクリーン印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、反転駆動される円筒形
印刷台と、枚葉紙の形の被印刷物に印刷する可動スクリ
ーン及び固定スキージとを有するスクリーン印刷装置に
関する。このいわゆる反転式円胴機械では印刷用紙は予
備紙差し部から印刷用紙前縁が円胴のくわえ装置の縁及
び／又はトンボの縁の方に自動的に送られ、その際円胴
は停止するのでなくむしろ枚葉紙とは逆に移動する。印
刷用紙前縁と円胴くわえ装置の縁及び／又は円胴トンボ
の縁とは逆向きに比較的高速で衝突することになる。印
刷用紙が固い材料からなる場合印刷用紙の前縁が円胴く
わえ装置の縁及び／又は円胴トンボの縁にめり込み又は
それにより突き返され、そのことによってスクリーンに
対してその所定の位置が変化する危険がある。それ故、
例えば予備紙差し部を変更し又は円胴のトンボを適宜に
ずらし又は機械の速度を変えることにより、枚葉紙の送
込みをを印刷用紙の性質に合わせて調整しなければなら
ない。これらの予備作業は時間を要し、経験的に実施し
なければならないので、操作員のきわめて豊富な経験を
必要とする。この調整はしばしばかなりの不良品を結果
として生じる。だがまた本質的欠点としてこの調整時装
置は速度に依存した、印刷品質にとって重要な起動挙動
が変化する。

【０００２】本発明の課題は、反転駆動される円筒形印
刷台を有し、印刷用紙をトンボに確実に合わせて衝撃な
しに紙差しすることができ、特に被印刷物の性質が変わ
り及び／又は機械速度が変動する場合でも調整作業を実
質的に省くことのできるスクリーン印刷装置を提供する
ことである。

【０００３】この課題が請求項１の特徴により解決され
る。本発明の有利な諸展開は従属請求項に明示される。 図面を基に以下本発明を詳しく例示する。

【０００４】スクリーン印刷機の部品のうち通常設けて
ある例えば機台、機枠、駆動集成装置、制御盤等は図面
には示していない。本発明によるスクリーン印刷装置の
駆動部は軸２を中心に二重矢印３の方向に揺動する垂直
に配置した周知のセグメント歯車１を有し、該歯車を運
動させる周知のクランク機構４が軸１０を中心に回転し
、クランク機構は一端がセグメント歯車１のピン５に作
用し、他端は機枠（図示省略）で支えられている。

【０００５】セグメント歯車は輪歯車部８が、円筒又は
円筒部分の形の印刷台６（以下圧胴６と呼ぶ）の歯車と
噛み合い、圧胴は二重矢印７の方向に軸９を中心に反転
駆動される。圧胴６より上に通常どおり二重矢印２１方
向に駆動されるスクリーン枠２２と固定スキージ２３が
配置してある。圧胴６の円胴外被範囲に、軸１８を中心
に回転可能な複数のくわえ装置１１が母線上に並べて配
置してあり、これは本発明の特別の実施態様によればカ
ム板１９により操作される。カム板１９は駆動歯車１２
により回転自在に圧胴６の軸９に取り付けてあり、駆動
歯車１２に連続駆動チェーン１３が巻き掛けられ、該チ
ェーンが他端ではクランク軸の歯車１４に巻き掛けてあ
り、後者はクランク機構４の軸１０に取り付けてあり、
クランク機構と一緒に回転する。

【０００６】カム板１９の曲線路上にカム１５が配設し
てあり、くわえレバー１７のローラ１６が回転軸１８に
配設した曲線路上を転動する。カム板１９は駆動チェー
ン１３により連続的に矢印２０方向に駆動される。カム
１５の高さ、長さ及び前縁はくわえ装置の比較的穏やか
で時間の長い又は行程の長い運動が帰結するよう構成し
てある。周知の反転式円胴機械ではくわえ装置の運動が
円胴の反転運動と連動しており、きわめて短くて急激な
くわえ装置の運動が生じ得るだけであり、くわえ装置は
被印刷紙を厳密にくわえることが困難なだけでなく枚葉
紙前縁に破損を生じることもある。周知の解決策ではこ
の範囲に強い摩耗が現れる。

【０００７】上述のくわえ装置操作機構は本発明による
印刷装置にとって格別望ましいだけでなく、一般に、上
記欠点を伴い反転運動と連動した周知の短行程くわえ装
置操作機構よりも、反転式圧胴を有するスクリーン印刷
装置に一層適している。本発明によるスクリーン印刷装
置は圧胴６に対し接線上で斜め上を向いた予備紙差し装
置２４を備えており、これが枚葉紙を自動的にくわえ装
置１１に引き渡す。この目的のため予備紙差し装置２４
は運動の点で圧胴６の反転運動と連動している。この運
動の連動は開いたくわえ装置が予備紙差し装置２４から
枚葉紙を引き取るようになっている。

【０００８】本発明によればこの引取りはくわえ装置１
１又は圧胴６と予備紙差し装置２４が同一方向に又は同
一向きに運動する間に行われる。本発明の特別の実施態
様によれば、圧胴６と予備紙差し装置２４との間でのこ
の同一方向の運動が機械的手段で保証される。図２に示
す例ではこの機械的手段が圧胴６に横から取り付けたロ
ーラブラケット２５を有し、これが円胴の外被面から張
り出し、圧胴の運動を一緒に行い、ローラ２６と予備紙
差し装置２４に配置した突き棒２７とを有し、突き棒は
予備紙差し装置に先行し又は予備紙差し装置２４から突
出し、前部衝突縁２８を有する。この機械的手段の配置
はローラ２６がくわえ装置１１の開口時及び予備紙差し
装置２４の停止時衝突縁２８に衝突し、しかも円胴６の
停止直前に衝突するよう選定してある。円胴６が矢印７
ｂ方向に更に回転すると予備紙差し装置２４は円胴６が
停止するまで突き戻される。円胴６と予備紙差し装置２
４とがこのように同一方向に運動する間に印刷用紙の前
縁は円胴６の例えばトンボ当接部の方に柔らかく、閉じ
るくわえ装置１１の下に達する。枚葉紙が円胴６のくわ
え装置１１及び／又はトンボ当接部の縁に、害のある形
で衝突することがこれでもって排除してある。円胴６に
より強制されて同一方向に運動する予備紙差し装置２４
の行程は数ｍｍ、例えば３ｍｍにすぎない。この行程の
間くわえ装置はカム１５の形状に基づき柔らかく閉じて
枚葉紙を挟み付けることができる。

【０００９】圧胴６により突き棒２７を介し強制された
運動は圧胴６の停止をもって終了し、その直後に圧胴は
矢印７ａ方向に回転運動を始め、印刷用紙を速行し、周
知の如く印刷過程を開始させる。本発明目的のための予
備紙差し装置２４は紙差し板として枚葉紙搬送車２９を
有し、その車輪３０は機械フレーム３２で支承したレー
ル３１上を転動する。車の下の止め腹材３３は車２９が
前端位置に達すると機械フレーム３２に配置したストッ
パ３４に衝突する。このストッパの方に車を引っ張る引
張ばね３５は一端が、車２９の下に配置した保持腹材３
６に、そして他端は機械フレーム３２に取り付けてある
。引張ばね３５は同一方向の運動が終了した後、車２９
を自動的にその前端位置に引き戻し、この位置で車の止
め腹材３３がストッパ３４に衝突する。車２９に手で印
刷用紙を載せ、後側トンボ３４の方に摺動させ、この位
置から圧胴のくわえ装置により引き取ることができる。 図３〜図５に示す予備紙差し装置２４は自動給紙器３８
と搬送ベルト４２とを有する。給紙器３８と車２９との
間に空隙３９が設けてあり、これが給紙器３８と車２９
との間の相対運動を可能とする。車２９の上面の少なく
とも一部の範囲は、駆動する連続搬送ベルト４１の横方
向で並置されたキャリヤ側４０により形成される。 搬送ベルト４２が枚葉紙を搬送ベルト４１上に運び、こ
れが枚葉紙を、車２９上に配置した押え板４４の、空隙
上で横方向に並置した紙差し腹材４３の方に送る。圧胴
６と車２９が同一方向に運動する間印刷用紙の前縁は、
腹材４３間に配置されやはり空隙上で横方向に設けられ
た円胴トンボ・当接腹材４５の方に進み、くわえ装置１
１の下に達する。枚葉紙引渡しの間押え板４４が矢印４
６方向に持ち上げられる一方、くわえ装置１１が閉じる
。従って本発明によれば、特別の調整作業を必要とせず
又特に枚葉紙の材料に殆ど左右されることのない枚葉紙
引渡しを保証することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるスクリーン印刷装置の概略側面図
である。

【図２】予備紙差し装置及び円筒形印刷台の概略側面図
である。

【図３】別の実施態様による予備紙差し装置及び円筒形
印刷台の概略側面図である。

【図４】円胴に設けたくわえ装置の概略側面図である。

【図５】図４に示すくわえ装置の概略平面図である。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　反転駆動される円筒形印刷台と、枚葉
   紙の形の被印刷物に印刷する可動スクリーン及び固定ス
   キージと、予備紙差し装置とを有するスクリーン印刷装
   置において、枚葉紙を引き取る間同一方向の運動を実施
   するため印刷台（６）が予備紙差し装置（２４）と機械
   的に結合してあることを特徴とするスクリーン印刷装置
   。
2. 【請求項２】　　印刷台（６）がその停止直前に予備紙
   差し装置（２４）に衝突することを特徴とする請求項１
   記載のスクリーン印刷装置。
3. 【請求項３】　　印刷台（６）の運動を一緒に行うロー
   ラブラケット（２５）が印刷台に横から取り付けてあり
   、該ブラケットが一端でローラ（２６）を担持し、該ロ
   ーラが円筒形印刷台（６）の外被面から張り出し、予備
   紙差し装置（２４）に配置された突き棒（２７）が予備
   紙差し装置に先行し又は予備紙差し装置（２４）から突
   出し、衝突縁（２８）を有し、印刷台（６）のくわえ装
   置（１１）が開口し且つ予備紙差し装置（２４）が停止
   しているとき印刷台（６）の停止直前にローラ（２６）
   が衝突縁（２８）に衝突するようにこの機械的手段の配
   置を選定したことを特徴とする請求項２記載のスクリー
   ン印刷装置。
4. 【請求項４】　　予備紙差し装置（２４）が紙差し板と
   して印刷用紙搬送車（２９）を有し、その車輪（３０）
   が機械フレーム（３２）で支承したレール（３１）上を
   転動し、車（２９）は車（２９）が前端位置にあるとき
   機械フレーム（３２）に配置したストッパ（３４）に衝
   突し、車が引張ばね（３５）により保持され、該ばねは
   一端が、車（２９）に配置した保持腹材（３６）に、そ
   して他端が機械フレーム（３２）に取り付けてあること
   を特徴とする請求項１〜３のいずれか１項又は複数項記
   載のスクリーン印刷装置。
5. 【請求項５】　　印刷用紙搬送車（２９）の前に給紙器
   （３８）を設けたことを特徴とする請求項４記載のスク
   リーン印刷装置。
6. 【請求項６】　　給紙器（３８）と搬送車（２９）との
   間に空隙（３９）が設けてあり、これが給紙器（３８）
   と搬送車（２９）との間の相対運動を可能とすることを
   特徴とする請求項５記載のスクリーン印刷装置。
7. 【請求項７】　　搬送車（２９）の上面の少なくとも一
   部の範囲が、駆動される連続搬送ベルト（４１）の横方
   向に並置したキャリヤ側（４０）により形成され、搬送
   車（２９）の前端範囲の上に、自動的に持上げ可能に配
   置された押え板（４４）の、空隙上で横方向で並置され
   た予備紙差し腹材（４３）が設けてあることを特徴とす
   る請求項５及び／又は請求項６記載のスクリーン印刷装
   置。
8. 【請求項８】　　カム板（１９）が印刷台（６）の軸（
   ９）上で回転自在であり、印刷台に駆動歯車（１２）が
   取り付けてあり、該歯車に連続駆動チェーン（１３）が
   巻き掛けられ、その他端はクランク機構（４）の軸（１
   ０）に取り付けたクランク軸歯車（１４）に巻き掛けら
   れ、クランク機構が印刷台（６）を反転駆動することを
   特徴とする特に請求項１〜７のいずれか１項又は複数項
   記載のスクリーン印刷装置。
9. 【請求項９】　　カム板（１９）の曲線路上にカム（１
   ５）が配設してあり、くわえレバー（１７）のローラ（
   １６）が回転軸（１８）に配設した曲線路上を転動し、
   該回転軸上に更に印刷台（６）のくわえ装置（１１）が
   配置してあることを特徴とする請求項８記載のスクリー
   ン印刷装置。